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目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

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租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

Microsoft Word - 最新版租特法.docx

収益事業開始届出 ( 法人税法第 150 条第 1 項 第 2 項 第 3 項 ) 1 収益事業の概要を記載した書類 2 収益事業開始の日又は国内源泉所得のうち収益事業から生ずるものを有することとなった時における収益事業についての貸借対照表 3 定款 寄附行為 規則若しくは規約又はこれらに準ずるもの

( 相続時精算課税適用者の死亡後に特定贈与者が死亡した場合 ) (6) 相続時精算課税適用者 ( 相続税法第 21 条の9 第 5 項に規定する 相続時精算課税適用者 をいう 以下 (6) において同じ ) の死亡後に当該相続時精算課税適用者に係る特定贈与者 ( 同条第 5 項に規定する 特定贈与者

上場株式等の配当等に対する課税

改正 ( 事業年度の中途において中小企業者等に該当しなくなった場合等の適用 ) 42 の 6-1 法人が各事業年度の中途において措置法第 42 条の6 第 1 項に規定する中小企業者等 ( 以下 中小企業者等 という ) に該当しないこととなった場合においても その該当しないこととなった日前に取得又

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税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

1 繰越控除適用事業年度の申告書提出の時点で判定して 連続して 提出していることが要件である その時点で提出されていない事業年度があれば事後的に提出しても要件は満たさない 2 確定申告書を提出 とは白色申告でも可 4. 欠損金の繰越控除期間に誤りはないか青色欠損金の繰越期間は 最近でも図表 1 のよ

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

第11 源泉徴収票及び支払調書の提出

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第一法基通改正7

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24年度税制改正(案)の解説

第4期電子公告(東京)

【表紙】

( 二 ) その年中に支払った社会保険料 ( 給与等から控除されるものを除く ) の金額 小規模企業共済等掛金 ( 給与等から控除されるものを除く ) の額及び次に掲げる事項イその年中に支払った種類別の社会保険料の金額 ( 給与等から控除されるものを除く ) 及びその支払の相手方の名称ロ社会保険料の

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

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営業報告書

別表六 ( 一 ) 所得税額の控除に関する明細書 1 この明細書の用途この明細書は 法人が当期中に支払を受ける利子及び配当等並びに懸賞金等及び償還差益について課された所得税の額について 法第 68 条第 1 項 (( 所得税額の控除 ))( 復興財源確保法第 33 条第 2 項 (( 復興特別所得税

平成 29 年度連結計算書類 計算書類 ( 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで ) 連結計算書類 連結財政状態計算書 53 連結損益計算書 54 連結包括利益計算書 ( ご参考 ) 55 連結持分変動計算書 56 計算書類 貸借対照表 57 損益計算書 58 株主

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CONTENTS 第 1 章法人税における純資産の部の取扱い Q1-1 法人税における純資産の部の区分... 2 Q1-2 純資産の部の区分 ( 法人税と会計の違い )... 4 Q1-3 別表調整... 7 Q1-4 資本金等の額についての政令の規定 Q1-5 利益積立金額についての政

に限る ) は その追徴すべき不足税額 ( 当該減額更正前に賦課した税額から当該減額更正に基因して変更した税額を控除した金額 ( 還付金の額に相当する税額を含む ) に達するまでの部分に相当する税額に限る 以下この項において同じ ) については 次に掲げる期間 ( 令第 4 8 条の9の9 第 4

第 2 号に規定する存続厚生年金基金 同項第 3 号に規定する外国の年金基金 13 外国法人 14 投資性金融資産 1 億円以上であると見込まれる個人で 有価証券又はデリバティブ取引の経験が1 年を経過している者 15 投資性金融資産 1 億円以上の法人及び業務執行組合員等 ( 金商業等府令第 23

CC2: 連結貸借対照表の科目と自己資本の構成に関する開示項目の対応関係 株式会社三井住友フィナンシャルグループ ( 連結 ) 項目 資産の部 イロハ 公表連結貸借対照表 (2019 年 3 月末 ) 現金預け金 57,411,276 コールローン及び買入手形 2,465,744 買現先勘定 6,4

新設 ( 大法人により発行済株式等の全部を保有される場合の適用対象金額の計算 ) 66 の 6-10 の 2 措置法令第 39 条の 15 第 1 項第 1 号の規定により特定外国子会社等の適用対象金額につき本邦法令の規定の例に準じて計算するに当たり 特定外国子会社等の発行済株式等の全部を直接又は間

49 年 12 月 31 日までの間 源泉徴収される配当等の額に係るの額に対して 2.1% の税率により復興 特別が源泉徴収されます b. 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 分割型分割及び株式分配並びに組織変更による場合を除く 以下本 1において同じ

< C8E3493FA8F4390B395AA817A836F815B835B838B87568EA98CC88E91967B94E497A68C768E5A B C8B816A E398C8E A2E786

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( 資産の部 ) ( 負債の部 ) Ⅰ 特定資産の部 1. 流動負債 366,211,036 1 年内返済予定 1. 流動資産 580,621,275 特定社債 302,000,000 信託預金 580,621,275 事業未払金 2,363, 固定資産 6,029,788,716 未払

投資主が受け取る配当等の額については 原則どおり配当等の額を受け取る際に20%( 所得税 )( 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までは復興特別所得税とあわせて20.42%) の税率により源泉徴収された後 総合課税の対象となります ( ロ ) 出資等減少分配に係る税

Microsoft Word - メルマガQ&A(23.8.1問2)利益剰余金の資本組入(父確認中)

【修正】07_別表五~.indd

22 特定項目に係る十五パーセント基準超過額 うち その他金融機関等に係る対象資本調達手段のうち普通株式に該当するものに関連するものの額 うち 無形固定資産 ( モーゲージ サービシング ライツに係るものに限る ) に関連するものの額 うち 繰延税金資産 ( 一時差異に係るものに限

二法人税法施行規則第六十一条の三第一号ロ及びハ並びに第二号ロ及びハ並びに第六十一条の五第一号ハ及びヘ並びに第二号ハ及びヘに掲げる勘定科目内訳明細書ホ別表に掲げる明細書 ( 当該明細書に記載されている事項又は記載すべき事項の内訳に係る部分に限る ) 四省令第五条第二項の規定により同項に規定する添付書面

実務特集1. 寄附修正 Ⅰ はじめに グループ法人税制 100% グループ内の法人間での譲渡損益の繰り延べ 100% グループ内の法人間の寄附 ( 以上 2010 年 11 月号 ) 100% グループ内の法人間の寄附 ( 寄附修正 ) 支配関係 完全支配関係の判定 100% グループ内の法人のステ

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3. 改正の内容 法人税における収益認識等について 収益認識時の価額及び収益の認識時期について法令上明確化される 返品調整引当金制度及び延払基準 ( 長期割賦販売等 ) が廃止となる 内容改正前改正後 収益認識時の価額をそれぞれ以下とする ( 資産の販売若しくは譲渡時の価額 ) 原則として資産の引渡

. 減価償却の仕組みを理解する 60 定率法 定額法など減価償却の方法を理解しましょう. 有価証券の整理をする 68 有価証券一覧表に 購入売却のつど その取引内容を記載していくと 決算業務の際に便利です. 受取配当金を集計する 78 有価証券の整理後 受取配当金と源泉所得税を集計し 申告書作成の準

( ロ ) 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る出資等減少分配 ( 所得税法第 24 条に定めるものをいいます 以下 本 ( ロ ) 出資等減少分配に係る税務 において同じです ) のうち本投資法人の税務上の資本金等の額に相当する金額を超える金額がある場合には みなし配当 ( 計

コア資本に係る調整項目 無形固定資産 ( モーゲージ サービシング ライツに係るものを除く ) の額の合計額 うち のれんに係るもの ( のれん相当差額を含む ) の額 うち のれん及びモーゲージ サービシング ライツに係るもの以外の額 繰延税金資産 ( 一時差異に係るものを除く ) の額 適格引当

新規文書1

TAC2017.indb

会社法施行規則及び会社計算規則による株式会社の各種書類のひな型(計算書類及び連結計算書類)新旧対照表

15 共済事業を行う農業協同組合の締結した建物更生共済契約又は火災共済契約その他これに類する共済に関する契約 ( 注 )1 確定給付企業年金法の規定による承認の取消しを受けた規約型企業年金に係る規約に基づきその取消しを受けた時以後に支払われる年金等についても 上記と同様に源泉徴収を行うこととなります

作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘

【問】適格現物分配に係る会計処理と税務処理の相違

試験研究費 9,, 7,, Check7 14,, 14,, Check8 7,, 2,, 14,, 6,, 6,, 税務弘報

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計算書類等

第28期貸借対照表

9 試験研究費の額に係る法人税額の特別控除額 2 10 還付法人税額等の控除額 3 11 退職年金等積立金に係る法人税額 4 12 課税標準となる法人税額又は個別帰属法人税額及びその法人税割額 の5の欄 ) リース特別控除取戻税額( 別表 1(2) の5の欄又は別表 1(3)

東京電力エナジーパートナー

日本基準基礎講座 資本会計

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

Microsoft Word - NO.2 株式の譲渡 2.docx

き一 修正申告 1 から同 ( 四 ) まで又は同 2 から同 ( 四 ) までの事由が生じた場合には 当該居住者 ( その相続人を含む ) は それぞれ次の 及び に定める日から4 月以内に 当該譲渡の日の属する年分の所得税についての修正申告書を提出し かつ 当該期限内に当該申告書の提出により納付

10 第 1 章 1 株式会社の設立 会社法 445 条 1 項 [ 株式会社の資本金の額 ] 株式会社の資本金の額は この法律 [ 会社法 ] に別段の定めがある場合を除き ( memo. ) 設立又は株式の発行に際して株主となる者が当該株式会社に対して払込み又は給付をした財産の額とする 株式会社

2. 改正の趣旨 背景 (1) 問題となっていたケース < 親族図 > 前提条件 1. 父 母 ( 死亡 ) 父の財産 :50 億円 ( すべて現金 ) 財産は 父 子 孫の順に相続する ( 各相続時の法定相続人は 1 名 ) 2. 子 子の妻 ( 死亡 ) 父及び子の相続における相次相続控除は考慮

Taro-法人2018b.jtd

リリース

Invincible

Microsoft Word 【公表】HP_T-BS・PL-H30年度

第4期 決算報告書

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連結貸借対照表の科目が自己資本の構成に関する開示項目のいずれに相当するかについての説明 ( 付表 ) (2018 年 9 月末自己資本比率 ) 自己資本の構成に関する開示事項の金額 については 経過措置勘案前の数値を記載しているため 経過措置により自己資本に算入されている項目については本表には含まれ

連結貸借対照表の科目が自己資本の構成に関する開示項目のいずれに相当するかについての説明 ( 付表 ) (2018 年 3 月末自己資本比率 ) 自己資本の構成に関する開示事項の金額 については 経過措置勘案前の数値を記載しているため 経過措置により自己資本に算入されている項目については本表には含まれ

<TAC> 無断複写 複製を禁じます ( 税 18) 相上 (8)C10-1 相続税法 上級 演習 8 テキスト 2 第 8 回 - 解答 点 - 第一問 問 1 持分の定めのない法人に対し財産の贈与又は遺贈があった場合において 税負担の不当減少を防 止

「図解 外形標準課税」(仮称)基本構想

貸借対照表 平成 28 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 千円 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 資産の部 負債の部 流動資産 (63,628,517) 流動負債 (72,772,267) 現金及び預金 33,016,731 買掛金 379,893 売掛金 426,495 未払金 38,59

て 次に掲げる要件が定められているものに限る 以下この条において 特定新株予約権等 という ) を当該契約に従つて行使することにより当該特定新株予約権等に係る株式の取得をした場合には 当該株式の取得に係る経済的利益については 所得税を課さない ただし 当該取締役等又は権利承継相続人 ( 以下この項及

株 主 各 位                          平成19年6月1日

平成23年度税制改正の主要項目

連結貸借対照表の科目が 自己資本の構成に関する開示項目 のいずれに相当するかについての説明 ( 付表 ) 1. 株主資本 資本金 33,076 1a 資本剰余金 24,536 1b 利益剰余金 204,730 1c 自己株式 3,450 1d 株主資本合計 258,893 普通株式等 Tier1 資

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連結貸借対照表 ( 単位 : 百万円 ) 当連結会計年度 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476

d. 少額上場株式等の非課税口座制度 ( 通称 NISA) 少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した非課税口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 26 年から平成 35 年までの 10 年間 新規投資額で毎年 100 万円を上限

その他 Tier1 資本に係る基礎項目 31a その他 Tier1 資本調達手段に係る株主資本の及びその内訳 30 31b その他 Tier1 資本調達手段に係る新株予約権の 32 その他 Tier1 資本調達手段に係る負債の 特別目的会社等の発行するその他 Tier1 資本調達手段の

損金経理と積立金経理の違い ( 圧縮超過額がない場合の基本構造 ) 例 A 社は 50の国庫補助金を得て 100で機械を取得した なお A 社の経常利益は 100 である * 仕訳の違い ( 単位 : 百万円 ) 損金経理積立金経理 補助金受贈と機械取得時の仕訳 ( 両者とも同じ ) 現金預金 50

平成 30 年 3 月末 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額 退職給付に係る資産の額 15,162 3,790 5,815 3,877 自己保有普通株式等 ( 純資産の部に計上されるものを除く ) の額 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本

時価で譲渡したものとみなされ所得税が課税され かつ その所得税は相続税の課税価格の計算上被相続人の債務として控除されていることにより 所得税と相続税の負担の調整は済んでいますので この特例の適用は受けられません 2 取得費に加算される金額平成 26 年度の改正前は 相続財産である土地等の一部を譲渡し

回答作成様式

経営 V iewpoint 相 談自己株式の取得に係る会計と税務について 宮澤正彦相談部東京相談室 自己株式の取得については 平成 18 年に資産の取得から資本の控除項目へと会計基準が変更されました この改正に伴い 税法も取扱いが変更されました 自己株式の取得についての手続きや留意

# 05 マエストロの解説 マエストロの解説 複雑になりすぎた 法人税をもう 一度勉強しよう グループ関連企業に対する過大な支払利息を 計上することによる租税回避を防止する措置と して これまでの移転価格税制及び過少資本税 制に加え 平成 24 年度改正で 過大支払利子 税制が設けられた 主要先進国

企業会計の利益 法人税法上の所得金額 売上原価販売費一般管理費営業外費用特別損失 売上 営業外収益特別利益 損金の額原価費用損失の額 益金の額 ( 収益の額 ) 当期純利益所得の金額 2 益金の額に算入すべき金額とは何か益金の額に算入すべき金額とは 法人税法の規定や他の法令で 益金の額に算入する 又

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第三十一款国外支配株主等に係る負債の利子等の課税の特例 過少資本税制 一国外支配株主等に係る負債の利子等の損金不算入 1 負債利子等の損金不算入額の計算内国法人が 平成 4 年 4 月 1 日以後に開始する各事業年度において 当該内国法人に係る国外支配株主等又は資金供与者等に負債の利子等を支払う場合において 当該事業年度の当該内国法人に係る国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債に係る平均負債残高が当該事業年度の当該内国法人に係る国外支配株主等の資本持分の3 倍に相当する金額を超えるときは 当該内国法人が当該事業年度において当該国外支配株主等及び資金供与者等に支払う負債の利子等の額のうち その超える部分に対応する金額 ( 次の表の左欄に掲げる場合の区分に応じそれぞれ同表の右欄に掲げる金額をいう ) は 当該内国法人の当該事業年度の所得の金額の計算上 損金の額に算入しない ただし 当該内国法人の当該事業年度の総負債 ( 負債の利子等の支払の基因となるものに限る 一において同じ ) に係る平均負債残高が当該内国法人の自己資本の額の3 倍に相当する金額以下となる場合は この限りでない ( 措法 66の51 措令 39の131) 1 イに掲げる金額からロに掲げる金額を控除した残額がハに掲げる金額以下である場合 当該内国法人が当該事業年度において当該内国法人に係る国外支配株主等及び資金供与者等に支払う二の3 負債の利子等 の1 又はに掲げる費用 ( 二のの 又は3に掲げる場合において これらの資金に係る負債の利子が当該利子の支払を受ける者の課税対象所得に含まれるときに 支払うものに限る ) の金額 (において 課税対象所得に係る保証料等の金額 という ) に イに掲げる金額からハに掲げる金額を控除した残額 (1において 平均負債残高超過額 という ) をロに掲げる金額で除して得た割合を乗じて計算した金額当該内国法人の当該事業年度の当該国外支配株主等及び資金供与者等に対するイ負債に係る平均負債残高資金供与者等に対する二の4 国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債 ロに掲げる負債 ( 当該負債の利子が当該利子の支払を受ける者の課税対象所得に含まれるものに係るものに限る ) に係る平均負債残高 ハ 当該内国法人の当該事業年度に係る国外支配株主等の資本持分に 3( 当該内国法人が3 類似内国法人の比率の適用 の適用を受ける場合には3に掲げる倍数 注 において同じ ) を乗じて計算した金額 次に掲げる金額の合計額 1のイに掲げる金額から 1のロに掲げる金額を控除した残額が1のハに掲げる金額を超える場合 イ 当該内国法人が当該事業年度において当該国外支配株主等及び資金供与者等に支払う負債の利子等の額から課税対象所得に係る保証料等の金額を控除した残額に 平均負債残高超過額から1のロに掲げる金額を控除した残額を1のイに掲げる金額から1のロに掲げる金額を控除した残額で除して得た割合を乗じて計算した金額 ロ 課税対象所得に係る保証料等の金額 注 1 平成 年 9 月 30 日以前に1に掲げる内国法人の解散 ( 合併による解散を除く ) が行われた場合における当該内国法人の清算所得に対する法人税 ( 清算所得に対する法人税を課される法人の清算中の事業年度の所得に係る法人税を含む ) については 所得の金額 とあるのは 所得の金額 ( 第四章第二節の二の1 清算中の所得に係る予納申告 の表の1に掲げる所得の金額を含む ) とする ( 平 改法附 1Ⅲ 89) 注 当該内国法人の当該事業年度の総負債に係る平均負債残高から当該内国法人の当該事業年度に係る自己資本の額に3を乗じて得た金額を控除した残額が 当該内国法人の当該事業年度に係る平均負債残高超過額よりも少ない場合における1の表については 次による ( 措法 66の5 10 措令 39の13) 1 当該内国法人の当該事業年度の総負債に係る平均負債残高から当該 当該内国法人が当該事業年度において当該内国法人に係る国外支配株主等及び資金供与者等に支払う二の3 負債の利子等 の1 又はに掲げる費用 ( 二のの 又は3に掲げる場合において -1376-

内国法人の当該事業年度に係る自己資本の額に3を乗じて得た金額を控除した残額 ( 以下 総負債平均負債残高超過額 という ) がロに掲げる金額以下である場合 これらの資金に係る負債の利子が当該利子の支払を受ける者の課税対象所得に含まれるときに 支払うものに限る ) の金額 (において 課税対象所得に係る保証料等の金額 という ) に 総負債平均負債残高超過額をロに掲げる金額で除して得た割合を乗じて計算した金額 当該内国法人の当該事業年度の当該国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債に係イる平均負債残高 ロ 資金供与者等に対する二の4 国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債 に掲げる負債 ( 当該負債の利子が当該利子の支払を受ける者の課税対象所得に含まれるものに係るものに限る ) に係る平均負債残高 次に掲げる金額の合計額 当該内国法人が当該事業年度において当該国外支配株主等及び資金供与者等に支払う負 総負債平均負債残額超過額が1のロに掲げる金額を超える場合 イ 債の利子等の額から課税対象所得に係る保証料等の金額を控除した残額に 総負債平均負債残高超過額から1のロに掲げる金額を控除した残額を1のイに掲げる金額から1のロに掲げる金額を控除した残額で除して得た割合を乗じて計算した金額 ロ 課税対象所得に係る保証料等の金額 注 3 1を適用する場合において 当該事業年度において当該国外支配株主等及び資金供与者等に支払う負債の利子等の額は 当該事業年度において費用として計上される金額によるものとする ( 措法 66の510 措令 39の133) 注 4 当該内国法人に係る国外支配株主等が 以上ある場合における1の適用については 国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債に係る平均負債残高 国外支配株主等の資本持分又は国外支配株主等及び資金供与者等に支払う負債の利子等の額は それぞれ国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債に係る平均負債残高 国外支配株主等の資本持分又は国外支配株主等及び資金供与者等に支払う負債の利子等の額を合計した金額によるものとする ( 措法 66の510 措令 39の134) ( 社債発行差金等 ) (1) 法人が その発行した社債のうち国外支配株主等又は資金供与者等の有するものにつき 第二十七款の三の1 金銭債務に係る債務者の償還差益又は償還差損の益金又は損金算入 に掲げる満たない部分の金額につき損金の額に算入した額は 1に掲げる 当該事業年度において当該国外支配株主等及び資金供与者等に支払う負債の利子等の額 に含まれることに留意する ( 措通 66の5-5 編者補正 ) ( 短期の前払利息 ) () 法人が 各事業年度において 国外支配株主等又は資金供与者等に支払った支払利息のうち第一款の四の10の (11) 短期の前払費用 によりその支払った日を含む事業年度の損金の額に算入された前払利息の額は 1に掲げる 当該事業年度において当該国外支配株主等及び資金供与者等に支払う負債の利子等の額 に含まれることに留意する ( 措通 66の5-6) ( 原価に算入した負債の利子等 ) (3) 法人が 国外支配株主等又は資金供与者等に支払う負債の利子等の額につき固定資産その他の資産の取得価額に算入した場合又は繰延資産として経理した場合であっても 当該事業年度において当該国外支配株主等又は資金供与者等に支払うものは 1に掲げる 当該事業年度において当該国外支配株主等及び資金供与者等に支払う負債の利子等の額 に含まれることに留意する ( 措通 66の5-8) ( 原価に算入した負債の利子等の調整 ) (4) 法人が 国外支配株主等又は資金供与者等に支払う負債の利子等の額のうちに固定資産その他の資産の取得価額又は繰延資産の金額 ( 以下 (4) において 固定資産の取得価額等 という ) に含めたため直接当該事業年度の損金の額に算入されていない部分の金額 ( 以下 (4) において 原価算入額 という ) がある場合において 当該負債の利子等の額のうちに1により損金の額に算入されないこととなった金額 ( 以下 (4) において 損金不算入額 という ) があるときは 当該事業年度の確定申告書において 当該原価算入額のうち損金不算入額から成る部分の金額を限度として 当該事業年度終了の時における固定資産の取得価額等を減額することができるものとする この場合において 当該原価算入額のうち損金不算入額から成る部分の金額は 当該損金不算入額に 当該事業年度において当該国外支配株主等又は資金供与者等に支払う負債の利子等の額のうちに当該固定資産の取得価額等に含まれている負債の利子等の額の占める割合を乗じた金額とすることができる ( 措通 66の5-9) 注この取扱いの適用を受けた場合には その減額した金額につき翌事業年度において決算上調整するものとする -1377-

特定債券現先取引等に係る負債がある場合の負債利子の損金不算入 1 負債利子等の損金不算入額の計算 を適用する場合において 当該内国法人は 当該内国法人に係る国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債のうちに特定債券現先取引等に係る負債があるときは 当該国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債に係る平均負債残高から特定債券現先取引等に係る平均負債残高 ((1) により計算した金額をいう ) を控除して計算した平均負債残高又は当該事業年度の総負債に係る平均負債残高から特定債券現先取引等に係る平均負債残高 (() により計算した金額をいう ) を控除して計算した平均負債残高を基礎として国外支配株主等の資本持分又は自己資本の額に係る各倍数 ((3) 又は (4) に掲げる倍数をいう ) を当該内国法人に係る国外支配株主等の資本持分又は当該内国法人の自己資本の額に係る各倍数とし 当該内国法人に係る国外支配株主等及び資金供与者等に支払う負債の利子等の額から特定債券現先取引等に係る負債の利子等の額 ((5) により計算した金額をいう ) を控除した金額を当該内国法人に係る国外支配株主等及び資金供与者等に支払う負債の利子等の額とすることができる この場合において 1 中 3 倍 とあるのは 倍 とする ( 措法 66の5) 注 の適用を受ける場合における1の適用については 1の表の1 中 ) の金額 とあるのは ) の金額から 当該金額のうち特定債券現先取引等に係るものに 当該金額に係る負債に係る調整後平均負債残高 (の(1) に掲げる調整後平均負債残高をいう 以下 1において同じ ) を当該金額に係る負債のうち特定債券現先取引等に係るものに係る平均負債残高で除して得た割合を乗じて計算した金額を控除した残額 と 同 1 のイ中 平均負債残高 とあるのは 平均負債残高から調整後平均負債残高を控除した残額 と 同 1のロ中 平均負債残高 とあるのは 平均負債残高から当該負債に係る調整後平均負債残高を控除した残額 と 同 1のハ中 3( とあるのは ( と 1の表ののイ中 課税対象所得に係る保証料等の金額を控除した残額 とあるのは に掲げる特定債券現先取引等に係る負債の利子等の額及び課税対象所得に係る保証料等の金額の合計額を控除した残額 と 1の注 中 平均負債残高から とあるのは 平均負債残高からの () に掲げる特定債券現先取引等に係るものに係る平均負債残高及び と 3を乗じて得た金額 とあるのは を乗じて得た金額の合計額 とする ( 措法 66の510 措令 39の139) ( 国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債に係る平均負債残高から控除する特定債券現先取引等に係る平均負債残高の計算 ) (1) に掲げる国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債に係る平均負債残高から控除する特定債券現先取引等に係る平均負債残高は 当該内国法人に係る国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債のうち 特定債券現先取引等に係るものに係る平均負債残高 ( 当該平均負債残高が当該特定債券現先取引等に係る資産に係る平均資産残高 当該事業年度の当該資産の帳簿価額の平均的な残高として合理的な方法により計算した金額をいう () において同じ を超える場合には 当該平均資産残高 (5) において 調整後平均負債残高 という ) とする ( 措法 66の5 措令 39の135) 注 (1) の帳簿価額は 当該内国法人がその会計帳簿に記載した資産又は負債の金額によるものとする ( 措法 66の510 措令 39の13 ) ( 総負債に係る平均負債残高から控除する特定債券現先取引等に係る平均負債残高の計算 ) () に掲げる当該事業年度の総負債に係る平均負債残高から控除する特定債券現先取引等に係る平均負債残高は 当該事業年度の総負債 ( 負債の利子等の支払の基因となるものに限る ) のうち 特定債券現先取引等に係るものに係る平均負債残高 ( 当該平均負債残高が当該特定債券現先取引等に係る資産に係る平均資産残高を超える場合には 当該平均資産残高 ) とする ( 措法 66の5 措令 39の136) ( 国外支配株主等の資本持分に係る倍数 ) (3) に掲げる国外支配株主等の資本持分に係る倍数は (1) に掲げる国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債に係る平均負債残高から (1) に掲げる特定債券現先取引等に係る平均負債残高を控除して計算した平均負債残高を当該内国法人に係る国外支配株主等の資本持分で除して計算した倍数とする ( 措法 66の5 措令 39の137 前段 ) ( 自己資本の額に係る倍数 ) (4) に掲げる自己資本の額に係る倍数は () に掲げる当該事業年度の総負債に係る平均負債残高から () に掲げる特定債券現先取引等に係る平均負債残高を控除して計算した平均負債残高を当該内国法人の自己資本の額で除して計算した倍数とする ( 措法 66の5 措令 39の137 後段 ) ( 負債の利子等の額から控除する特定債券現先取引等に係る負債の利子等の額の計算 ) (5) に掲げる国外支配株主等及び資金供与者等に支払う負債の利子等の額から控除する特定債券現先取引等に係る負債の利子等の額は 当該内国法人に係る国外支配株主等及び資金供与者等に支払う負債の利子等の額のうち特定債券現先取引等に係るものに 調整後平均負債残高を当該特定債券現先取引等に係る負債に係る平均負債残高で除して -1378-

得た割合を乗じて計算した金額とする ( 措法 66 の 5 措令 39 の 138) ( 特定債券現先取引等に係る資産の帳簿価額の平均的な残高の意義 ) (6) (1) に掲げる 当該事業年度の当該資産の帳簿価額の平均的な残高として合理的な方法により計算した金額 とは 例えば 特定債券現先取引等に係る資産の帳簿価額の日々の平均残高又は各月末の平均残高等 その事業年度を通じた資産の帳簿価額の平均的な残高をいうものとする ( 措通 66の5-11) 注その事業年度の開始の時及び終了の時における特定債券現先取引等に係る資産の帳簿価額の平均額は 当該平均的な残高として合理的な方法により計算した金額に該当しない ( 特定債券現先取引等に係る平均負債残高の計算方法 ) (7) に掲げる特定債券現先取引等に係る負債は 現金担保付債券貸借取引により借り入れた債券又は債券現先取引により購入した債券のいずれかを 現金担保付債券貸借取引により貸し付ける場合又は債券現先取引により譲渡する場合のこれらの取引に係る借入金をいうのであるが その負債を計算するに当たっての平均負債残高は 例えば 同一銘柄毎に債券を区分し 現金担保付債券貸借取引及び債券現先取引に係る借入金又は貸付金の月末残高のうちいずれか少ない金額をもって特定債券現先取引等に係る負債の月末残高とし その事業年度における平均残高を特定債券現先取引等に係る平均負債残高としても差し支えないものとする ( 措通 66の5-1) 注 () に掲げる 当該事業年度の総負債 ( 負債の利子等の支払の基因となるものに限る ) のうち 特定債券現先取引等に係るものに係る平均負債残高 を計算する場合についても 同様とする 3 類似内国法人の比率の適用 1 負債利子等の損金不算入額の計算 を適用する場合において 当該内国法人は 当該内国法人に係る国外支配株主等の資本持分及び当該内国法人の自己資本の額に係る各倍数に代えて 当該内国法人と同種の事業を営む内国法人で事業規模その他の状況が類似するものの総負債の額の純資産の額に対する比率 ((1) に掲げる比率をいう ) に照らし妥当と認められる倍数を用いることができる ( 措法 66の53) ( 事業規模その他の状況が類似するものの総負債の額の純資産の額に対する比率 ) (1) 3に掲げる事業規模その他の状況が類似するものの総負債の額の純資産の額に対する比率は 3の適用を受けようとする内国法人 ( 以下 適用法人 という ) の当該事業年度終了の日以前 3 年内に終了した3の事業規模その他の状況が類似する内国法人の各事業年度のうちいずれかの事業年度終了の日における総負債の額 ( 当該適用法人がの適用を受ける場合にあっては () に掲げる金額を控除した残額 ) の同日における資本金 法定準備金及び剰余金の合計額に対する比率とする この場合において 当該比率に小数点以下 位未満の端数があるときは これを切り上げるものとする ( 措法 66の53 措令 39の1310) ( 国外支配株主等に係る負債の利子等の課税の特例の類似法人の総負債の額から控除する金額 ) () (1) に掲げる国外支配株主等に係る負債の利子等の課税の特例の類似法人の総負債の額から控除する金額は (1) の総負債の額に係る事業年度終了の日における貸借対照表に計上されている次に掲げる金額のうちいずれか少ない金額とする ( 措法 66の53 措令 39の1310 措規 の10の3) ( 一 ) ( 二 ) 債券現先取引等 ( 租税特別措置法第 4 条の 第 1 項 外国金融機関等の債券現先取引等に係る利子の課税の特例 に規定する債券現先取引及び二の8 特定債券現先取引等 に掲げる現金担保付債券貸借取引をいう 以下同じ ) に係る借入金 ( 利子の支払の基因となるものに限る 以下 ( 一 ) において同じ ) の金額 ( 当該債券現先取引等に係る借入金の金額が他の借入金の金額と区分されていない場合には 当該債券現先取引等に係る借入金の金額を含む勘定科目に計上されている金額 ) 債券現先取引等に係る貸付金 ( 利子の受取の基因となるものに限る 以下 ( 二 ) において同じ ) の金額 ( 当該債券現先取引等に係る貸付金の金額が他の貸付金の金額と区分されていない場合には 当該債券現先取引等に係る貸付金の金額を含む勘定科目に計上されている金額 ) 二用語の意義 次の表の左欄に掲げる用語の意義は それぞれ同表の右欄に掲げるところによる ( 措法 66の54) 1 国外支配株主等 所得税法第 条第 1 項第 5 号に規定する非居住者 ( 以下 非居住者 という ) 又は外国法人 -1379-

で 内国法人との間に 当該非居住者又は外国法人が特殊の関係のあるものをいう ( 特殊の関係のあるものの意義 ) (1) 上記に掲げる特殊の関係は 次に掲げる関係とする ( 措法 66の54Ⅰ 措令 39の1311) ( 一 ) 当該内国法人がその発行済株式又は出資 ( その有する自己の株式又は出資を除く ) の総数又は総額 ( 以下 発行済株式等 という ) の 50 以上の株式又は出資の数又は金額 100 ( 以下 1において 株式等 という ) を直接又は間接に保有される関係 ( 二 ) 当該内国法人と外国法人が同一の者 ( 当該者が個人である場合には 当該個人と第二章第一節の二の表の10の (1) 同族関係者の範囲 の表の( 一 ) に掲げる特殊の関係のある個人を含む ) によってそれぞれその発行済株式等の 50 以上の株式等を直接又は間接に保 100 有される場合における当該内国法人と当該外国法人の関係 (( 一 ) に掲げる関係に該当するものを除く ) ( 三 ) 当該内国法人と非居住者又は外国法人 (( 三 ) において 非居住者等 という ) との間に次に掲げる事実その他これに類する事実が存在することにより 当該非居住者等が当該内国法人の事業の方針の全部又は一部につき実質的に決定できる関係 (( 一 ) 又は ( 二 ) に掲げる関係に該当するものを除く ) イ ロ ハ 当該内国法人がその事業活動の相当部分を当該非居住者等との取引に依存して行っていること 当該内国法人がその事業活動に必要とされる資金の相当部分を当該非居住者等からの借入れにより 又は当該非居住者等の保証を受けて調達していること 当該内国法人の役員の 1 以上又は代表する権限を有する役員が 当該外国法人の役 員若しくは使用人を兼務している者又は当該外国法人の役員若しくは使用人であった者であること ( 名義株がある場合の直接又は間接保有の株式 ) () 1に掲げる特殊の関係の有無の判定において 名義株は その実際の権利者が保有するものとしてその判定を行うことに留意する ( 措通 66の5-3) ( 実質的支配関係があるかどうかの判定 ) (3) (1) の ( 三 ) に掲げる その他これに類する事実 とは 例えば 次の表に掲げるような事実をいう ( 措通 66の5-4) ( 一 ) ( 二 ) 法人が非居住者又は外国法人 ( 当該法人が外国法人の場合には 他の外国法人 ) から提供される事業活動の基本となる工業所有権 ( 特許権 実用新案権 意匠権及び商標権をいう ) ノーハウ等に依存してその事業活動を行っていること 法人の役員の 1 以上又は代表する権限を有する役員が非居住者又は外国法人 ( 当該 法人が外国法人の場合には 他の外国法人 ) によって実質的に決定されていると認められる事実があること ( 保有割合の計算の準用 ) (4) 第三十款の一の1の (4) 直接又は間接保有の株式等の保有割合の計算 及び同 1の (5) 間接保有の株式等の保有割合の意義 は (1) の ( 一 ) 及び ( 二 ) の発行済株式等の 50 100 以上の株式等を直接又は間接に保有されるかどうかの判定について準用する ( 措法 66の5 10 措令 39の131) 資金供与者等 内国法人に資金を供与する者及び当該資金の供与に関係のある者として次に掲げる者をいう ( 措法 66の54Ⅱ 措令 39の1313) 1 当該内国法人に係る国外支配株主等が第三者を通じて当該内国法人に対して資金を供与したと認められる場合における当該第三者 -1380-

3 当該内国法人に係る国外支配株主等が第三者に対して当該内国法人の債務の保証をすることにより 当該第三者が当該内国法人に対して資金を供与したと認められる場合における当該第三者当該内国法人に係る国外支配株主等から当該内国法人に貸し付けられた債券 ( 当該国外支配株主等が当該内国法人の債務の保証をすることにより 第三者から当該内国法人に貸し付けられた債券を含む ) が 他の第三者に 担保として提供され 債券現先取引で譲渡され 又は現金担保付債券貸借取引で貸し付けられることにより 当該他の第三者が当該内国法人に対して資金を供与したと認められる場合における当該第三者及び他の第三者 3 負債の利子等 負債の利子 ( 手形の割引料 第二十七款の三の1 金銭債務に係る債務者の償還差益又は償還差損の益金又は損金算入 に掲げる満たない部分の金額その他経済的な性質が利子に準ずるものを含む 以下 3において同じ ) 及び次に掲げる費用 ( 当該負債の利子及び次に掲げる費用で これらの支払を受ける者の課税対象所得に含まれるもの及び公共法人又は公益法人等に支払う負債の利子等を除く ) をいう ( 措法 66の54Ⅲ 措令 39の13141516) 1 のに掲げる場合において 同 の内国法人が当該内国法人に係る国外支配株主等に支払う同 の債務の保証料 の3に掲げる場合において 同 3の内国法人が当該内国法人に係る国外支配株主等に支払う同 3の債券の使用料若しくは同 3の債務の保証料又は同 3の第三者に支払う同 3の債券の使用料 ( 負債の利子の範囲 ) 3に掲げる 負債の利子 には 次に掲げるようなものを含むことに留意する ( 措通 66 の5-7) ( 一 ) 買掛金を手形によって支払った場合において 国外支配株主等又は資金供与者等に対して当該手形の割引料を負担したときにおけるその負担した割引料相当額 ( 二 ) 営業保証金 敷金その他これらに類する預り金の利子 ( 三 ) 金融機関の預金利息及び給付補てん備金繰入額 ( 給付補てん備金繰入額に準ずる繰入額を含む ) 4 国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債 国外支配株主等に対する負債 ( 負債の利子等の支払の基因となるものに限る ) 及び資金供与者等に対するの表の1から3までに掲げる場合における当該 1から3までの資金に係る負債 ( 負債の利子等の支払の基因となるものに限る ) をいう ( 措法 66の54Ⅳ 措令 39の1317) ( 国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債 ) 4に掲げる 国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債 は 負債の利子等の支払の基因となるものに限られるのであるから 例えば 利子を付する預り敷金の額は 利子を付する期間に限り4に掲げる 国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債 に含まれることに留意する ( 措通 66の5-10) 5 平均負債残高 負債の額の平均額 ( 当該事業年度の負債の帳簿価額の平均的な残高として合理的な方法により計算した金額 ) をいう ( 措法 66の54Ⅴ 措令 39の1318) ( 帳簿価額 ) (1) 5の帳簿価額は 当該内国法人がその会計帳簿に記載した資産又は負債の金額によるものとする ( 措法 66の510 措令 39の13 ) ( 負債の帳簿価額の平均的な残高の意義 ) () 5に掲げる 当該事業年度の負債の帳簿価額の平均的な残高として合理的な方法により計算した金額 とは 例えば 負債の帳簿価額の日々の平均残高又は各月末の平均残高等 -1381-

6 国外支配株主等の資本持分 その事業年度を通じた負債の帳簿価額の平均的な残高をいうものとする ( 措通 66の5-13) 注その事業年度の開始の時及び終了の時における負債の帳簿価額の平均額は 当該平均的な残高として合理的な方法により計算した金額に該当しない 各事業年度の国外支配株主等の内国法人の純資産に対する持分 ( 当該内国法人の当該事業年度に係る自己資本の額に 当該事業年度終了の日において国外支配株主等の有する当該内国法人に係る直接及び間接保有の株式等が当該内国法人の発行済株式等のうちに占める割合を乗じて計算した金額 ) をいう ( 措法 66の54Ⅵ 措令 39の1319) ( 直接及び間接保有の株式等の意義 ) (1) 6に掲げる直接及び間接保有の株式等とは 当該内国法人に係る国外支配株主等が直接に保有する当該内国法人の株式等及び当該国外支配株主等が間接に保有する当該内国法人の株式等 ( 当該内国法人の発行済株式等に 次の表の左欄に掲げる場合の区分に応じそれぞれ同表の右欄に掲げる割合 同表の左欄に掲げる場合のいずれにも該当する場合には 同表の右欄に掲げる割合の合計割合 を乗じて計算した株式等をいう ) の総数又は合計額をいう ( 措法 66の510 措令 39の130) ( 一 ) ( 二 ) 当該内国法人の株主等である他の内国法人の発行済株式等の全部又は一部が当該内国法人に係る国外支配株主等により保有されている場合当該内国法人と当該内国法人に係る国外支配株主等によりその発行済株式等の全部又は一部が保有されている他の内国法人との間に介在する1 又は 以上の内国法人 ( 以下 6において 出資関連内国法人 という ) がいる場合であって 当該国外支配株主等 当該他の内国法人 出資関連内国法人及び当該内国法人が株式等の保有を通じて連鎖関係にある場合 当該国外支配株主等の当該他の内国法人に係る持株割合 ( 株主等の有する株式等がその発行済株式等のうちに占める 割合をいう 以下 (1) 及び 7 の (3) にお いて同じ ) に当該他の内国法人の当該 内国法人に係る持株割合を乗じて計算 した割合 ( 当該他の内国法人が 以上あ る場合には 当該 以上の他の内国法人 につきそれぞれ計算した割合の合計割 合 ) 当該国外支配株主等の当該他の内国法 人に係る持株割合 当該他の内国法人の 出資関連内国法人に係る持株割合 出資 関連内国法人の他の出資関連内国法人 に係る持株割合及び出資関連内国法人 の当該内国法人に係る持株割合を順次 乗じて計算した割合 ( 当該連鎖関係が 以上ある場合には 当該 以上の連鎖関 係につきそれぞれ計算した割合の合計 割合 ) ( 特殊の関係がある場合の国外支配株主等のみなし規定 ) () 当該内国法人と当該内国法人に係る国外支配株主等とが1の (1) 特殊の関係のあるものの意義 の ( 二 ) に掲げる関係にある場合において 同 ( 二 ) に掲げる同一の者が所得税法第 条第 1 項第 3 号に規定する居住者又は他の内国法人であるときは 当該同一の者を当該内国法人に係る国外支配株主等とみなして 6 及び (1) を適用するものとする ( 措法 66の5 10 措令 39の13 ) 7 自己資本の額 各事業年度の純資産の額 ((1) により計算した金額 ) をいう ( 措法 66の54Ⅶ) ( 純資産の額 ) (1) 7に掲げる純資産の額は 次の ( 一 ) に掲げる金額から ( 二 ) に掲げる金額を控除した残額 ( 当該残額が当該内国法人の当該事業年度終了の日における資本金等の額 当該資本金等の額が資本金の額又は出資金の額に満たない場合には 当該資本金の額又は出資金の額 以下 -138-

(1) 及び (3) において 資本金等の額 という に満たない場合には 当該資本金等の額 ) とする ( 措令 39 の 13 ) ( 一 ) ( 二 ) 当該内国法人の当該事業年度の総資産の帳簿価額 ( 固定資産の帳簿価額を損金経理により減額することに代えて剰余金の処分により積立金として積み立てている金額及び第七款の二十七の1 特別償却準備金方式による特別償却 により特別償却準備金として積み立てている金額 剰余金の処分により積立金として積み立てている金額に限る を控除した残額 ) の平均的な残高として合理的な方法により計算した金額当該内国法人の当該事業年度の総負債の帳簿価額の平均的な残高として合理的な方法により計算した金額 ( 帳簿価額 ) () (1) の帳簿価額は 当該内国法人がその会計帳簿に記載した資産又は負債の金額によるものとする ( 措法 66の510 措令 39の13 ) ( 自己資本の額を計算する場合の資本等の金額 ) (3) 当該内国法人と当該内国法人に係る国外支配株主等との間に当該内国法人の株主等である他の内国法人又は出資関連内国法人 ( 当該内国法人と当該他の内国法人との間にこれらの者と株式等の保有を通じて連鎖関係にある1 又は 以上の内国法人をいう 以下同じ ) が介在している場合において 当該内国法人の当該事業年度終了の日における資本金等の額に当該他の内国法人又は出資関連内国法人の当該内国法人に係る持株割合を乗じて計算した金額が当該他の内国法人又は出資関連内国法人の同日における資本金等の額を超えるときは 当該内国法人に係る自己資本の額は 当該自己資本の額から その超える金額と当該他の内国法人又は出資関連内国法人の同日における当該内国法人に係る国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債の額とのいずれか少ない金額 ( 以下 控除対象金額 という ) を控除した残額とする ( 措法 66の510 措令 39の13 ) 注 (3) に掲げる場合において 出資関連内国法人が (3) に掲げる当該内国法人であるとした場合に当該出資関連内国法人に係る控除対象金額があるときは 当該出資関連内国法人の資本金等の額は 当該資本金等の額から当該控除対象金額を控除した残額とし 当該出資関連内国法人の国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債の額は 当該国外支配株主等及び資金供与者等に対する負債の額に当該控除対象金額を加算した金額とする ( 措法 66の510 措令 39の13 ) ( 総負債の範囲 ) (4) (1) の表の ( 二 ) に掲げる総負債とは 外部負債たると内部負債たるとを問わないのであるから 貸倒引当金等だけではなく 税務計算上損金の額に算入されないものであっても 法人が損金経理により計上した税金未払金 各種引当金等も含むことに留意する ( 措通 66 の5-14) ( 保険会社の総負債 ) (5) 保険会社に係る (1) の表の ( 二 ) に掲げる総負債の額には 支払備金 責任準備金及び配当準備金 ( 相互会社にあっては社員配当準備金 株式会社にあっては契約者配当準備金をいう ) の額は含まれるが 価格変動準備金は含まれないものとする ( 措通 66の5-15) ( 自己資本の額を計算する場合の総資産の帳簿価額及び総負債の帳簿価額 ) (6) (1) に掲げる 総資産の帳簿価額 及び 総負債の帳簿価額 は その会計帳簿に記載されているこれらの金額によるのであるから 税務計算上の否認金があっても 当該否認金の額は これらの額に関係させないことに留意する ( 措通 66の5-16) ( 総資産の帳簿価額の平均的な残高及び総負債の帳簿価額の平均的な残高の意義 ) (7) (1) の表の ( 一 ) に掲げる 当該事業年度の総資産の帳簿価額の平均的な残高として合理的な方法により計算した金額 とは 例えば 総資産の帳簿価額の日々の平均残高又は各月 -1383-

末の平均残高等 その事業年度を通じた総資産の帳簿価額の平均的な残高をいうものとする (1) の表の ( 二 ) に掲げる 当該事業年度の総負債の帳簿価額の平均的な残高として合理的な方法により計算した金額 についても 同様とする ( 措通 66の5-17) 注その事業年度の開始の時及び終了の時における総資産の帳簿価額の平均額及び総負債の帳簿価額の平均額は 当該平均的な残高として合理的な方法により計算した金額に該当しない ( 自己資本の額を計算する場合の資本金等の金額 ) (8) (1) に掲げる 資本金等の額 は 税務計算上の金額によるのであるから 例えば 税務計算上の払込否認金額がある場合には 当該払込否認金額を控除した金額によることに留意する ( 措通 66の5-18) 8 特定債券現先取引等 債券現先取引及び現金担保付債券貸借取引 ( 現金を担保として債券の借入れ又は貸付けを行う取引をいう ) で 次に掲げるいずれかの債券を 現金担保付債券貸借取引で貸し付ける場合又は債券現先取引で譲渡する場合の当該現金担保付債券貸借取引又は債券現先取引をいう ( 措法 66の54Ⅷ 措令 39の13 ) イ ロ 現金担保付債券貸借取引で借り入れた債券 債券現先取引で購入した債券 9 課税対象所得 内国法人にあっては各事業年度の所得をいう ( 措法 66の54Ⅸ) 注 1 平成 年 9 月 30 日以前に解散が行われた場合の9の適用については 本書平成 年版を参照 ( 編者 ) 注 居住者 外国法人及び連結納税に関することは省略した ( 編者 ) ( 公益法人等又は人格のない社団等の自己資本の額及び国外支配株主等の資本持分 ) 当該内国法人が公益法人等又は人格のない社団等である場合における6に掲げる資本持分及び7に掲げる自己資本の額は 6 及び7にかかわらず 当該内国法人の当該事業年度に係る自己資本の額に 当該事業年度終了の日における総資産の価額のうちに占めるその営む収益事業に係る資産の価額の割合を乗じて計算した金額とする ( 措法 66の5 10 措令 39の13 ) 三確定申告書等への添付 1 特定債券現先取引等に係る負債がある場合の負債利子の損金不算入に係る申告一の 特定債券現先取引等に係る負債がある場合の負債利子の損金不算入 は 確定申告書等に同 の適用を受ける旨を記載した書面並びに同 により控除する特定債券現先取引等に係る負債に係る平均負債残高及び負債の利子等の額の計算に関する明細書 別表十七 ( 一 ) 同付表 の添付があり かつ その計算に関する書類を保存している場合に限り 適用する ( 措法 66の55) ( 申告記載等がない場合のゆうじょ規定 ) 税務署長は 1の書面若しくは明細書の添付のない確定申告書等の提出があり 又は1の書類を保存していなかった場合においても その添付又は保存がなかったことについてやむを得ない事情があると認めるときは 当該書面及び明細書並びに書類の提出があった場合に限り 一のを適用することができる ( 措法 66の56) 類似内国法人の比率の適用に係る申告一の3 類似内国法人の比率の適用 は 確定申告書等に同 3の適用を受ける旨を記載した書面を添付し かつ その用いる倍数が妥当なものであることを明らかにする書類その他の資料 ( 以下 資料等 という ) を保存している場合に限り 適用する ( 措法 66の57) ( 申告記載等がない場合のゆうじょ規定 ) 税務署長は 一の3の適用を受ける旨を記載した書面の添付のない確定申告書等の提出があり 又はその用いる倍数が妥当なものであることを明らかにする資料等を保存していなかった場合においても その添付又は保存がなかったことについてやむを得ない事情があると認めるときは 当該記載をした書面及び当該資料等の提出があった場合に -1384-

限り 同 3 を適用することができる ( 措法 66 の 58) 四関連規定の読替え 一の1 負債利子等の損金不算入額の計算 の適用がある場合には 次に掲げるところによる ( 措法 66の510 措令 39 の13 ) 法人税法施行令第 条第 1 項及び第 項中 の額の合計額 とあるのは の額の合計額 ( 租税特別措置法第 66 条の5 第 1 項 国外支配株主等に係る負債の利子等の課税の特例 の規定により損金の額に算入されない金額がある場合には 当該金額を控除した残額 ) と 第 1 号に掲げる金額の とあるのは 第 1 号に掲げる金額 ( 租税特別措置法第 66 条の 5 第 1 項の規定により損金の額に算入されない金額がある場合には 租税特別措置法施行令第 39 条の13 第 1 項第 1 号 国外支配株主等に支払う負債の利子等の損金不算入額の計算 同条第 9 項の規定により読み替えて適用する場合を含む に規定する平均負債残高超過額に相当する金額 同条第 項の規定により同条第 1 項の規定を読み替えて適用する場合にあっては 同条第 項の規定により読み替えて適用する同号に規定する総負債平均負債残高超過額に相当する金額 を控除した残額 ) の と 同条第 5 項中 合計額 ( 以下 とあるのは 合計額 ( 租税特別措置法第 66 条の5 第 1 項の規定により損金の額に算入されない金額がある場合には 当該金額を控除した残額 以下 と の同条第 6 項 とあるのは の法第 3 条第 6 項 とする 注上記の読替え規定については 本書においてすべて表現している ( 編者 ) -1385-