第7回DIレポート

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目次 調査結果の要点 ( 沖縄県全体の不動産市場動向 )... 2 ⅰ トピック ( 中古住宅の需要 流通増加の傾向 )... 2 ⅱ 県内の地価動向... 3 ⅲ 県内の不動産取引における取扱件数の動向... 4 ⅳ 賃貸市場の動向... 5 Ⅰ 調査の概要... 6 ⅰ 調査の目的 内容...

目 次 調査結果について 1 1. 調査実施の概要 3 2. 回答者の属性 3 (1) 主な事業地域 3 (2) 主な事業内容 3 3. 回答内容 4 (1) 地価動向の集計 4 1 岐阜県全域の集計 4 2 地域毎の集計 5 (2) 不動産取引 ( 取引件数 ) の動向 8 1 岐阜県全域の集計

目 次 [Ⅰ] 調査方法 2 [Ⅱ] 地域区分図 3 [Ⅲ] アンケート調査票 4~5 [Ⅳ] 第 2 回不動産市況 DI 調査結果の概要 6 [Ⅴ] 設問ごとの回答内訳 [-1] 設問 2,3( 住宅地価格 ) 7~9 [-2] 設問 2,3( 商業地価格 ) 10~12 [-3] 設問 2,3(

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 27 年 4 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所定

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 29 年 4 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所定

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 29 年 10 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 26 年 10 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 30 年 4 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所定

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 27 年 10 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所

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Microsoft Word - 第15回不動産DI調査報告書 (最終)

 

Microsoft Word - DIレポート_第2回)HP掲載用

山口県における不動産の景気動向に関するアンケート調査 ~ 山口県不動産市況 DⅠ 調査第 6 回 ~ ( 基準日 : 平成 29 年 10 月 1 日 ) 平成 29 年 12 月 一般社団法人山口県宅地建物取引業協会 公益社団法人山口県不動産鑑定士協会 後援山口県

Microsoft Word - 第16回不動産DI調査報告書  v2

0表紎.xlsx

Microsoft Word - DIレポート_第3回)HP掲載用

山口県における不動産の景気動向に関するアンケート調査 ~ 山口県不動産市況 DⅠ 調査第 2 回 ~ ( 基準日 : 平成 27 年 10 月 1 日 ) 平成 27 年 12 月 一般社団法人山口県宅地建物取引業協会 公益社団法人山口県不動産鑑定士協会

目 次 [1] 山口県不動産市況 DI 調査の概要 アンケート調査の概要 01 2.DI について 調査結果の概要 地価の動向と将来予測 取引件数の動向と将来予測 賃料水準の動向と推移 空室率の動向と推移 08 [2] アンケー

平成 31 年地価公示動向 沖縄県 公益社団法人沖縄県不動産鑑定士協会 ニライカナイ アセッツ コンサルティング株式会社 髙平光一 1. 県内景気動向日本銀行那覇支店によると 県内景気は 全体として拡大している 個人消費は堅調に推移している 観光は好調に推移している 公共投資は底堅く推移している 設

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平成 22 年 11 月 12 日 問い合わせ先 国土交通省土地 水資源局土地市場課課長補佐小酒井淑乃 係長塩野進代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 (*) ( 平成 22 年 9 月調査 ) の結果について 1. 調査目

平成 22 年 5 月 7 日 問い合わせ先 国土交通省土地 水資源局土地市場課課長補佐小酒井淑乃 係長塩野進代表 : ( 内線 :30-214, ) 直通 : 土地取引動向調査 (*) ( 平成 22 年 3 月調査 ) の結果について

Microsoft Word - DIレポート_第7回、HP掲載用)

目 次 [Ⅰ] 調査方法 2 [Ⅱ] 地域区分図 3 [Ⅲ] アンケート調査票 4~5 [Ⅳ] 第 5 回不動産市況 DI 調査結果の概要 6 [Ⅴ] 設問ごとの回答内訳 [-1] 設問 2,3( 住宅地価格 ) 7~9 [-2] 設問 2,3( 商業地価格 ) 10~12 [-3] 設問 2,3(

平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

社団法人日本生産技能労務協会

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ニュースリリース 農業景況調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 1 8 日 株式会社日本政策金融公庫 平成 30 年農業景況 DI 天候不順響き大幅大幅低下 < 農業景況調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業は 融資先の担い手農業者

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平成 23 年 11 月 17 日 問い合わせ先 国土交通省土地 建設産業局土地市場課課長補佐松本浩 係長塩野進代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 ( 平成 23 年 9 月調査 ) の結果について 1. 調査目的 本調査

211 年 2 月 25 日発行 TVI( タス空室インデックス )( 過去 2 年推移 ) ポイント 全域 23 区市部神奈川県埼玉県千葉県 年月 東京都全域 23 区市部 神奈川県 埼玉県 千葉県 29 年 1 月

平成 24 年 5 月 1 日 問い合わせ先 国土交通省土地 建設産業局土地市場課課長補佐松本浩 係長長瀨裕太代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 ( 平成 24 年 3 月調査 ) の結果について 1. 調査目的 本調査は

プレスリリース                        2011年9月27日

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年 2 月期関西圏 中京圏 福岡県賃貸住宅指標 大阪府 京都府 兵庫県 愛知県 静岡県 福岡県 空室率 TVI( ポイント ) 募集期間 ( ヶ月 ) 更新

I. 調査結果概況 景気判断 DI( 現状判断 ) は小幅に上昇し最高値を更新 仕入原価高止まりも客単価が上昇 10 月スーパーマーケット中核店舗における景気判断 49.1 と小幅に上昇し 2010 年 4 月の調査開始以降最高値を記録した 経営動向調査によると売上高 DI が 1.1 とはじめてプ

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Microsoft Word - 01.表紙

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( 公社 ) 近畿圏不動産流通機構市況レポート市況トレンド /1 年 7~9 月期の近畿圏市場 1. 中古マンション市場の動き 成約価格は前年比で 3 期連続上昇 1 年 7~9 月期の近畿レインズへの成約報告件数は,9 件と 前年同期比で 1.% 増加した (P1 図表 1) 新規登録件数は 15

岡山県不動産市況 DI 調査の公表によせて この度 公益社団法人岡山県不動産鑑定士協会 以下 当士協会といいます では 友好団体である一般社団法人岡山県宅地建物取引業協会様 一般社団法人岡山県不動産協会様との共同事業の一環として 岡山県における不動産の景気動向に関するアンケート調査 以下 岡山県不動

中古マンション概況 首都圏における 214 年 1~3 月の中古マンション成約は 9,993 件 ( 前年同期比 3.4% 増 ) で 1 期連続で前年同期を上回っています 都県 地域別に見ると埼玉県および横浜川崎地域を除く各都県 地域で前年同期を上回っています の 1 m2当たり単価は首都圏平均で

[2] 千葉県内不動産市場動向アンケートの結果 (H 時点 ) 営業地域の全般的傾向について教えてください 問 1 あなたの営業地域で未だに震災の影響が残っていますか?(1 ヶ所回答 ) 県全体 : 昨年は半数以上が 影響が残っている と回答していたが 今年は 影響が大きく残っている

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第 70 回経営 経済動向調査 公益社団法人関西経済連合会 大阪商工会議所 < 目次 > 1. 国内景気 2 2. 自社業況総合判断 3 3. 自社業況個別判断 4 4. 現在の製 商品およびサービスの販売価格について 8 参考 (BSI 値の推移 ) 11 参考 ( 国内景気判断と自社業況判断の推

2011年12月21日

ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日

平成10年7月8日

6 月調査 (5 月実績 ) 結果概況 景気判断 DI は現状 見通し共に小幅に下降も 50 を上回る高水準を維持 5 月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断 DI 現状判断は前月から-0.3 の 54.8 見通し判断前月から-0.9 の 51.0 となり 共に小幅な下降となったが 引き続き

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP・報道機関用)

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Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

企業物流短期動向調査 ( 日通総研短観 ) 調査結果 ( 抜粋 ) (2008 年 9 月調査 ) 2008 年 10 月 株式会社日通総合研究所 ホームページはこちら

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中古マンションの平均成約価格は 2,661 万円 前比.4 上昇 前年同比は 5 か連続下落 価格指数は で前比.6 ポイント上昇 ( 詳細は 8~12 ページ ) 中古マンションの成約価格 前比 前年同比 成約価格の登録価格比 成約価格 前比 前年同比 登録価格比 東京 23 区 3,

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中古マンション概況 首都圏における 213 年 1~3 月の中古マンション成約は 9,663 件 ( 前年同期比 12.2% 増 ) で 6 期連続で前年同期を上回り 増加率は 2 ケタに拡大しています すべての都県 地域で前年同期を上回っています の 1 m2当たり単価は首都圏平均で

目 次 [Ⅰ] 調査概要 2 [Ⅱ] 地域区分図 3 [Ⅲ] アンケート調査票 4~6 [Ⅳ] アンケート結果集計表 7~8 [Ⅴ] 設問ごとの回答内訳 [-1] 設問 2,3( 住宅地価格 ) 9~12 [-2] 設問 2,3( 商業地価格 ) 13~16 [-3] 設問 2,3( 中古住宅価格

北陸 短観(2019年6月調査)

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調査結果の概要 1. 自社チャンネルの加入者動向については消極的な見通しが大勢を占めた自社チャンネルの全体的な加入者動向としては 現状 では 減少 (50.6%) が最も多く 続いて 横ばい (33.7%) 増加 (13.5%) の順となっている 1 年後 についても 減少 (53.9%) 横ばい

北陸 短観(2016年12月調査)

北陸 短観(2019年3月調査)

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成

1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ

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不動産経済 表紙OL

年 4 月期関西圏 中京圏賃貸住宅指標 大阪府京都府兵庫県愛知県静岡県 空室率 TVI( ポイント ) 募集期間 ( ヶ月 ) 更新確率 (%)

21 年 1 月 29 日発行 TVI( タス空室インデックス )( 過去 2 年推移 ) ポイント 1 都 3 県 TVI 推移 ( 過去 2 年間 ) 全域 23 区市部神奈川県埼玉県千葉県 年月 東京都全域 23 区市部 神奈川県 埼玉県 千葉県 28 年

第6回 国際不動産価格賃料指数(2016年4月現在)

Microsoft Word - 季報サマリーレポート(2018年07~09月).doc

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中古マンションの平均成約価格は 2,783 万円 前年比 7.3 上昇し 4 年連続でプラス 価格指数は で前年比 9.5 ポイント上昇 ( 詳細は 8~12 ページ ) 中古マンションの成約価格 前年比 成約価格の登録価格比 成約価格 前年比 登録価格比 =( 成約価格 登録価格 -1

第 60 回法人企業景気予測調査 ( 平成 31 年 1-3 月期調査 ) 福島県の概要 平成 31 年 3 月 12 日財務省東北財務局福島財務事務所 調査要領 1. 調査の目的と根拠我が国経済活動の主要部分を占める企業活動を把握することにより 経済の現状及び今後の見通しに関する基礎資料を得ること

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Microsoft Word - 第8回「国際不動産価格賃料指数」(2017年4月現在)

目次 調査の目的... 1 Ⅰ 部新築戸建住宅及びマンションの取引調査... 1 A 新築戸建住宅... 1 B マンション ( 新築及び中古 )... 4 Ⅱ 部年収倍率等調査... 5 A 調査方法... 5 B 結果及び特徴... 6 Ⅲ 部総括... 8 調査の目的 本調査は ( 公社 )

中古マンションの平均成約価格は 2,547 万円 前比 4. 下落 前年同比は 2 か連続下落 価格指数は で前比 5.3 ポイント低下 ( 詳細は 8~12 ページ ) 中古マンションの成約価格 前比 前年同比 成約価格の登録価格比 成約価格 前比 登録価格比 =( 成約価格 登録価格

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ニュースリリース 農業景況 : 景況 平成 27 年 3 月 26 日 株式会社日本政策金融公庫 農業の景況 DI 稲作をはじめ多くの業種で悪化 ~ 改善したのは養豚 ブロイラーなどの一部の業種に留まる ~ < 日本公庫 平成 26 年下半期農業景況調査 > 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫

景気見通し調査 ( 平成 25 年 3 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 25 年 3 月 13 日 (

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1. 各都市の不動産市場トレンド 1-1. オフィス価格指数 対前回変動率 (2016 年 4 月から 2016 年 10 月まで ) 図表 1-1は オフィス価格指数の各都市 対前回変動率 今回 (2016 年 10 月現在 ) 対前回変動率が最も高かったのは 東京 の +3.4% 次いで 大阪

報道関係者各位 2019 年 1 月 30 日 アットホーム株式会社 市場動向 - 首都圏の新築戸建 中古マンション価格 (12 月 )- 新築戸建の平均成約価格は 3,557 万円 前月比 1.1% 下落 前年同月比は 6 か月連続上昇 価格指数は で前月比 1.1 ポイント低下 (

2. 利益剰余金 ( 内部留保 ) 中部の 1 企業当たりの利益剰余金を見ると 製造業 非製造業ともに平成 24 年度以降増加傾向となっており 平成 27 年度は 過去 10 年間で最高額となっている 全国と比較すると 全産業及び製造業は 過去 10 年間全国を上回った状況が続いているものの 非製造

中古マンション概況 212 における首都圏中古マンションの成約は 31,397 件 ( 前比 8.7% 増 ) 3 ぶりに前を上回り 過去最高のとなっています 都県 地域別に見ても すべての都県 地域で増加となっています の 1 m2当たり単価は首都圏平均で 万円 ( 前比 1.9% 下

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第5回 企業の取引リスクに対する意識調査

平成13年度地価調査の概要

北陸地方管内分~地価LOOKレポート~(令和元年第2四半期)

栃木県不動産市場動向調査 (DI) 第 11 回調査結果の公表について このたび 公益社団法人栃木県宅地建物取引業協会及び公益社団法人栃木県不動産鑑定士協会で共同実施している 栃木県不動産市場動向調査 (DI) が 11 回目を迎え 公表する運びとなりました DI とは 現況や先行きの見通し等につい

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第 7 回 沖縄県不動産市場 DI レホ ート ~ 地価と不動産取引の動向に関するアンケート調査結果 ~ 平成 29 年 11 月 公益社団法人沖縄県不動産鑑定士協会作成 後援 : 沖縄県

目次 調査結果の要点 ( 沖縄県全体の不動産市場動向 )... 2 ⅰ トピック ( アパートの空室率と収益性 )... 2 ⅱ 県内の地価動向... 5 ⅲ 県内の不動産取引における取扱件数の動向... 6 ⅳ 賃貸市場の動向... 7 Ⅰ 調査の概要... 8 ⅰ 調査の目的 内容... 8 ⅱ DI 指数... 8 ⅲ 地域区分... 9 ⅳ 今回調査の概要... 10 Ⅱ 調査結果の概要... 11 1 地価動向... 11 2 取扱件数の推移... 14 3 賃料水準 稼働率の動向... 18 1

調査結果の要点 ( 沖縄県全体の不動産市場動向 ) ⅰ トピック ( アパートの空室率と収益性 ) 今回 調査時点 (H29.11.1) にて県民の関心が高いであろうトピック ( 相続対策等 で建築されたアパートの空室率と収益性 ) ついて 最前線にいる不動産業者の意見を調査 した 1 空室率 県内全体で 空室率 5% 以下 が 48.9% であった 那覇市小禄地区では 60% 超 離島部では 80% 超が 空室率 5% 以下 となっている一方で 本島中部では 空室率 10% 以上 の回答が 20% を超えており 地域毎に需給ギャップが異なる 県内全体では 空室率が 5% 以下 との回答が 48.9% 5~10% が 39.7% 10% 以上 が 11.5% であった 空室率が低い地域は 那覇市小禄地区で 5% 以下 64.3% 5~10% 35.7% 10% 以上 0% 離島部で 5% 以下 83.3% 5~10% 16.7% 10% 以上 0% であった 2

空室率が高い地域は 本島中部で 5% 以下 41.5% 5~10% 35.8% 10% 以上 22.6% であった 2 収益性 県内全体では計画通りに収益を得られているとの回答がおよそ半数を占める 計画を上回る収益が得られている回答が約 1 割に対し 計画を下回る収益しか得られていないという回答が約 4 割みられた 特に本島中部では収益性が計画を下回っている割合が 50% を超えており 今後のアパート建築 運営の動向が注目される 県内全体では 収益性が 計画以上 との回答が 10.9% 計画通り が 51.9% 計画以下 が 37.2% であった 収益性が高い地域は 那覇市東部で 計画以上 26.3% 計画通り 47.4% 計画以下 26.3% 離島部で 計画通り との回答が 100% であった 収益性が低い地域は 本島中部で 計画以上 12.0% 計画通り 34.0% 計画以下 54.0% であった 那覇市やその周辺では 安定した稼働率と収益性が見込まれるとの意見もある中 古い物件は入居率が低いとのコメントも見られた 3

本島中部では 新築物件でも入居率が落ちている や 需要が分譲マンションに移行している など供給が過剰であるとの意見が多くみられた また 本島北部においても供給過剰であるとの意見がみられた 一方 離島部ではまだまだ賃貸物件の供給が不足していて 今後もアパート建築は続くであろうとの意見がでている 供給過剰な地域では 民泊等の従来のアパート経営と異なる収益性を求めていく必要があるとのコメントがあった 4

ⅱ 県内の地価動向 実感値はいずれも半年前よりも上昇 半年後は上昇感が和らぐと予測 調査時点の過去半年間 (H29.5.1~H29.11.1) の地価動向に関する実感値は 住宅地 商業地 軍用地のいずれもプラスで 前回よりも DI 指数が上昇しており 地価上昇を実感している回答者が増加した 特に商業地は +67P と住宅地や軍用地よりも高い DI 指数となっている また 今後半年間 (H29.11.1~H30.5.1) の地価の動向に対する予測は住宅地 商業地 軍用地のいずれもプラスが続きながらも上昇感が和らぐ傾向がみられる 住宅地と商業地に比べ 軍用地上昇感が特に和らいでおり 今後の動向に注視する必要がある なお 前回調査時点 (H29.5.1) での半年後 (H29.11.1) の予測値は 住宅地 +35.4P 商業地 +38.0P 軍用地 +32.5P であったが いずれも今回調査の実感値が半年前の予測値を大きく上回った 5

ⅲ 県内の不動産取引における取扱件数の動向 実感値は 宅地と戸建住宅が増加した一方 マンションと軍用地は半年前よりも DI 値が減少した 半年後はいずれも現在と同様の傾向が続くと予測 調査時点の過去半年間 (H29.5.1~H29.11.1) の取扱件数の動向に関する実感値は 宅地 マンション 戸建がプラスであるものの マンションと軍用地の DI 値が減少 軍用地は調査開始 (H26.11.1) 以来 継続してマイナスで推移している 今後半年間 (H29.11.1~H30.5.1) の取扱件数の動向に関する予測は 軍用地以外の類型で増加すると見られている 軍用地は依然として取引件数の減少を予測している なお 前回調査時点 (H29.5.1) での半年後 (H29.11.1) の予測値は 宅地 +12.6P マンション +13.2P 戸建住宅 +16.8P 軍用地-3.0P であり いずれも実感値が半年前の予測値を下回った 6

ⅳ 賃貸市場の動向 実感値は共同住宅の賃料が減少 共同住宅の稼働率 店舗等の賃料 稼働率が上昇 半年後はいずれも若干の落ち着きをみせると予測 調査時点の過去半年間 (H29.5.1~H29.11.1) の賃貸市場の動向に関する実感値は 共同住宅 店舗等ともに賃料 稼働率がプラスとなっており 県全体の賃貸市場が活性化している結果が現れた しかし 共同住宅の賃料は DI 値が減少しており 今後の動向が注目される 今後半年間 (H29.11.1~H30.5.1) の賃貸市場の動向に関する予測値はいずれもプラスであり 賃料は上昇 稼働率は向上を続けると期待されている しかし いずれも予測値が減少しており 落ち着きを見せる可能性がある なお 前回調査時点 (H29.5.1) での半年後 (H29.11.1) 予測値は 共同住宅賃料 +7.2P 共同住宅稼働率 +0.7P 店舗等賃料 +10.3P 店舗等稼働率 +3.3P であり 今回調査の実感値はすべて半年前の予測値を上回った 7

Ⅰ 調査の概要 ⅰ 調査の目的 内容 本調査は 沖縄県の経済に大きな影響を及ぼす県内不動産価格や賃料の近時の動向や今後の見通しなどについて 県内不動産関連業者の意識を把握することにより 不動産市場の動向判断に関する基礎資料を得ること 及び本調査結果公表により 市場関係者の意思決定 市場環境の改善に資することを目的とする 調査時点における過去半年間の不動産市場の推移に関する実感と その後の半年間の予測について 県内不動産業者 ( 公益社団法人沖縄県宅地建物取引業協会 公益社団法人全日本不動産協会沖縄県本部いずれかの登録会員 ) にアンケート調査を郵送にて実施し その結果を DI として県全体ほか 地域区分別に集計した 調査事項は 地価動向 ( 住宅地 商業地 軍用地 ) 取扱件数の動向( 宅地 マンション 戸建住宅 軍用地 ) 賃貸物件の賃料水準 稼働率の動向( 共同住宅 店舗 事務所 ) である ( 詳細は参考資料の 調査票 を参照 ) ⅱ DI 指数 DI とは Diffusion Index( ディフュージョン インデックス ) の略で 現況や先行きの見通し 等において 定性的な判断を指標として集約加工した指数である 本調査における DI は 各判断項目について 5 個の選択肢を用意し 選択肢毎の回答数に基 づき 次式で算出する 例 ) 地価動向 上昇 やや上昇 横ばい やや下落 下落 不明 回答数 A B C D E F DI=(2A + B - D -2E) 2(A + B + C + D + E) 100 例えば 地価動向の DI がゼロを超えていれば 回答者は地価動向について前向き ( 上昇傾 向 ) に考えているといえる 理論上の DI の幅は ±100 の範囲となる 8

DI は 日銀短観等 製商品 サービス需給や在庫 価格 設備 雇用人員 資金繰り等様々 な項目についても作成されている ⅲ 地域区分 本調査では 沖縄県を 8 地域へと区分したが それぞれに含まれる字名 市町村等は以下のと おりである 9

ⅳ 今回調査の概要 調査時点: 平成 29 年 11 月 1 日実感に対応する期間 (H29.5.1~H29.11.1) 予測に対応する期間 (H29.11.1~H30.5.1) 発送数:1483 有効回収数:291 回収率:19.62% 回答者の主な営業地域 回答者の主たる業種 10

Ⅱ 調査結果の概要 本項では 地価動向 取扱件数の動向 賃貸物件の賃料水準 稼働率の動向のアンケート結果について DI 指数化したものをグラフ化した なお 以下の1から3で示したグラフにおいて横軸の H26.11 ~ H29.11 は実感値 H30.5 は H29 年 11 月時点における予測値を示している 1 地価動向 1 住宅地 11

2 商業地 3 軍用地 12

4 小括 住宅地 商業地 軍用地別のエリア別地価動向 DI は以下の通りである 住宅地調査時点における過去半年間 (H29.5.1~H29.11.1) の地価動向に関する実感値は いずれのエリアでもプラス 県内全域で地価上昇が実感されているが 那覇市小禄地区 那覇市周辺部ではやや一服感が見られた 今後半年間 (H29.11.1~H30.5.1) でもすべてのエリアで地価の上昇傾向が継続すると予測された ただし 全てのエリアで一服感が予測された 商業地いずれのエリアでも調査時点における過去半年間 (H29.5.1~H29.11.1) の地価動向に関する実感値はプラス 県内全域で地価上昇が実感され すべての地域で上昇感が拡大した 今後半年間 (H29.11.1~H30.5.1) でもすべてのエリアで地価の上昇傾向が継続すると予測された ただし 全てのエリアで一服感が予測されており 住宅地と概ね同様の結果となった 軍用地離島部を含むすべてのエリアで調査時点における過去半年間 (H29.5.1~H29.11.1) の地価動向に関する実感値はプラス 軍用地を多く擁する那覇市小禄地区 本島中部 本島北部では前回よりも DI 値が増加した 今後半年間 (H29.11.1~H30.5.1) でもすべてのエリアで地価の上昇傾向が継続すると予測された ただし これまでの調査とほぼ同様 全てのエリアで DI 指数は大きく減少しており 上昇傾向が和らぐと予測された 13

2 取扱件数の推移 1 宅地 2 マンション 14

3 戸建住宅 4 軍用地 15

5 小括 宅地 マンション 戸建住宅 軍用地別のエリア別取引件数動向 DI は以下の通りである 宅地調査時点の過去半年間 (H29.5.1~H29.11.1) の取扱件数動向に関する実感値はすべてのエリアでプラスとなっているが 那覇市西部 那覇市東部 那覇市周辺部以外では DI 値が減少しており やや一服感がみられる 今後半年間 (H29.11.1~H30.5.1) では離島以外のエリアで増加すると予測されているが 那覇市周辺部と本島北部以外は DI 値が低めとなっており 取引件数は緩やかな増加にとどまると予測された マンション調査時点の過去半年間 (H29.5.1~H29.11.1) の取扱件数動向に関する実感値は 本島中部以外のエリアでプラスとなり 全体的に増加傾向であったものの 那覇市東部と離島部以外は DI 値が半年前よりも低下しており 落ち着きがみられ始めている 今後半年間 (H29.11.1~H30.5.1) では 離島部以外の地域でプラスの DI 値となっており 取引が増加すると見込まれる 今回の実感値が +10P 以下のエリアでは上昇 +10P 超のエリアでは減少しており いずれのエリアも同様の DI 値に収斂している 戸建住宅調査時点の過去半年間 (H29.5.1~H29.11.1) の取扱件数動向に関する実感値は 本島南部以外のエリアで DI 値が増加した 本島南部では前回 +11.3P から-1.3P とマイナスに転じた 今後半年間 (H29.11.1~H30.5.1) では 離島部を除くすべてのエリアでプラスとなっている 予測値はマンション取引件数の予測と同様に 実績値が高いエリアは落ち着きをみせ 同程度の DI 値に収斂していくと予測されている 16

軍用地調査時点の過去半年間 (H29.5.1~H29.11.1) の取扱件数動向に関する実感値は本島北部以外のエリアではマイナスを示しており 取扱件数はやや減少傾向となった 那覇市小禄地区 那覇市周辺部では前回のプラスからマイナスに転じている 他のエリアは概ね前回と同様の DI 値であった ( 離島部を除く ) 今後半年間 (H29.11.1~H30.5.1) では 本島北部 那覇市周辺部でプラス 他のエリアでは引き続きマイナスと取扱件数の減少傾向を予測した 特に那覇市周辺部ではマイナスからプラスに転じると予測された 17

3 賃料水準 稼働率の動向 1 共同住宅の賃料 2 共同住宅の稼働率 18

3 店舗 事務所の賃料 4 店舗 事務所の稼働率 19

5 小括 共同住宅賃料 共同住宅稼働率 店舗 事務所賃料 店舗 事務所稼働率毎のエリア別動向 DI は以下の通りである 共同住宅賃料調査時点の過去半年間 (H29.5.1~H29.11.1) の賃料動向に関する実感値はすべてのエリアでプラスとなっており 賃料が上昇していると示された ただし DI 値は概ね横這い~ 減少しており また 離島部以外では +10P 前後と上昇の実感値としては高くなく 横這い との回答が 72.7% を占めた 今後半年間 (H29.11.1~H30.5.1) では 本島中部が今回実感値プラスからマイナスに転じると予測された そのほかのエリアではほぼ横這い~やや減少でプラスを維持すると予測されている 共同住宅稼働率調査時点の過去半年間 (H29.5.1~H29.11.1) の稼働率動向に関する実感値は那覇市東部 那覇市小禄地区がマイナスからプラスに転じ 本島中部以外のエリアでプラスとなった 本島中部はマイナスの前回と同様の DI 値で推移している 今後半年間 (H29.11.1~H30.5.1) では 離島部の DI 値が落ち着きをみせる以外は いずれのエリアも現在と同様の傾向で推移すると予測されており 本島中部ではマイナスが継続するとの予測が示されている 店舗 事務所賃料調査時点の過去半年間 (H29.5.1~H29.11.1) の賃料動向に関する実感値は 全エリアでプラスとなった 本島中部も前回よりも上昇しており 堅調に推移しているとみられる 離島部と本島北部では DI 値がやや減少した 今後半年間 (H29.11.1~H30.5.1) では エリアによって多少の増減があるものの すべてのエリアでプラスが継続すると予測されており 商業不動産の賃貸市場が好調であることを示している 20

店舗 事務所稼働率調査時点の過去半年間 (H29.5.1~H29.11.1) の稼働率動向に関する実感値は那覇市周辺部 本島南部 本島北部が前回 ±0P からプラスとなったことから 全てのエリアで稼働率が改善しているとの結果が示された 今後半年間 (H29.11.1~H30.5.1) の予測では 那覇市東部で DI 値が上昇しているほかは ほぼ横這い~ 減少となっている ただし 全てのエリアでプラスを維持すると予測されていることから 引き続き稼働率の改善が見込まれる 21