資料 5 本日の討議事項 : 主要な生活道路 等の整備方針について 1. 検討テーマ 本日の班別討議では 交通の整備方針 ( 案 ) で示した 主要な生活道路 等の整備方針について検討を進めます 対象とする 主要な生活道路 等は 以下の 4 路線とします 1 住工共存地区内の主要な生活道路 ( 路線 A): 班 2 住宅地内の主要な生活道路 ( 路線 C): 班 3 商業地内の主要な生活道路 ( 路線 D): 班 4 商店街地区のモール整備について : 班 2. 主要な生活道路 等についての検討手順 主要な生活道路 等についての検討は 以下の手順で検討します 検討フロー 1 道路イメージの検討 標準幅員のパターンを参考として各路線の幅員構成イメージを検討します 2 道路幅員の確保方策の検 討 現状の道路幅員と照らし合わせ イメージした道路幅員確保の検討を行います 3 ふりかえり どうしても標準幅員が確保できない場合 別の幅員パターンの選択 妥協案の検討を続けます 4 整備にあたって留意すべ き事項の整理 最終的に設定した標準幅員確保のために必要な措置 方策を整理してください 1
3. 道路幅員にかかわる基礎資料 車道幅員について 道路構造令 での 1 車線の標準幅員は 3m です 大型車両の進入が頻繁にある場合などは 4m として計画しますので 双方向通行の場合の車線幅員合計は最低 6m~ 理想 8m が必要となります 歩道幅員について 歩行者空間としては 歩行者がすれ違える ためには 1.5m 歩行者と自転車や車椅子がすれ違えられる ためには 1.75m の幅員が必要です ( 参考資料 : 標準的な歩道幅員のパターン ) 路肩 植樹帯など 車道と歩道の間にゆとりを設ける ( 路肩を設ける ) 場合はさらに 0.5m の確保が必要になります 歩道上に植樹帯を設ける場合はさらに 0.5m の確保が必要になります 2
4. 道路イメージ 幅員確保方策の検討 (1) 住工共存地区内の主要な生活道路 ( 路線 A) について 1 道路イメージの検討 主要な生活道路の計画幅員は 9m~12m としていますが 下記の資料 地域事情を踏まえて路線 A の整備すべき道路幅員とその幅員構成を設定していただきます 設定した幅員構成は模造紙の 1 私たちが考えた幅員構成イメージ に書き込んでください 道路幅員のイメージ 道路幅員にかかわり基礎資料から 路線 A の幅員構成イメージは 以下のパターンが考えられます 最低限の車線幅員と歩行者がすり違えられる歩道確保 9m(3 2+1.5 2) 最低限の車線幅員と歩行者がすり違えられる歩道確保とゆとり 10m(3 2+0.5 2+1.5 2) 最低限の車線幅員と歩行者がすり違えられる歩道確保とゆとりと植栽帯 11m(3 2+0.5 2+0.5 2+1.5 2) 最低限の車線幅員と歩行者と自転車等がすり違えられる歩道確保 9.5m(3 2+1.75 2) 大型車進入を考慮した車線幅員と歩行者がすり違えられる歩道確保 11.0m(4 2+1.5 2) 大型車進入を考慮した車線幅員と歩行者と自転車がすり違えられる歩道確保 11.5m(4 2+1.75 2) 2 標準幅員の確保方策の検討 路線 A の現況幅員は 8.2m~9.5 m です 路線 A について 以下のポイントを踏まえながらイメージした道路幅員の確保方策について協議し 設定した方策 提言については付箋に記入し 模造紙の所定欄に貼り付けてください 道路の幅員イメージを 10m( 車道 + 路肩 + 歩道 ) 程度で捉えた場合 宅地側に片側 0.5m 程度のセットバックで建築してもらうことにより必要な道路空間が確保できます セットバックは建物全体ではなく 1F 部分のみの後退でも歩道空間の確保ができます また セットバックのルールは今後の建替え時に行っていただくようにすれば 幅員確保に時間はかかりますが可能性は高まると考えます セットバックが不可能な狭小宅地が集中する場合は共同化を促進する必要が生じます 3
車両交通について一方通行化を実施して車線幅員を狭め その分宅地側への道路空間拡大を押さえることも考えられます 一方通行の場合の車線の幅員は 4mとることが必要になりますが 1 車線で住みますので 車道 6m 4mで 2m 削減できます 一方通行化を検討する場合 車の動線がスムーズに設定できるか等を検討することが必要になります ( 模造紙イメージ ) 検討テーマ : 住工共存地区内の主要な生活道路の確保方策 班 ( 現況図 ) 1 私たちが考えた幅員構成イメージ ( 手書き ) 路線 A 2 幅員確保のための方策 ( 宅地側に関すること ) 9.7m 9.4 m 8.7 m 8.2 m 2 幅員確保のための方策 ( 車両交通に関すること ) 2 幅員確保のための方策 ( その他の留意事項 ) 4
(2) 住宅地内の主要な生活道路 ( 路線 C) について 1 道路イメージの検討 路線 A の検討と同様の手順で路線 C の整備すべき道路幅員とその幅員構成を設定してください 2 標準幅員の確保方策の検討 路線 A の検討と同様の手順で路線 C のイメージした幅員の確保方策を検討してください なお 路線 C の現況幅員はほとんどが 8.0m ですが 一部 9m 以上の幅員部分もあります 交差点ごとの区間で幅員を変化させることも考えられます ( 模造紙イメージ ) 検討テーマ : 住宅地内の主要な生活道路の確保方策 班 ( 現況図 ) 1 私たちが考えた幅員構成イメージ ( 手書き ) 2 幅員確保方策 ( 車両交通に関すること ) 9.6m 8.0 m 3 幅員確保方策 ( 宅地側に関すること ) 4 その他の留意事項 5
(3) 商業地内の主要な生活道路 ( 路線 D) について 3 道路イメージの検討 路線 D 沿道全体は商業地域の指定がなされており 賑わいのある商店街の形成が必要と考えます 路線 D の北端はハッピーロード大山商店街入口になりますので 考え方として 1 路線 D の駅周辺区間は車両進入を規制したモールとし車両交通はその手前で東西に振り分ける 2 路線 D の川越街道部分から上記のモール部分までを一方通行 1 車線 ( 幅員 4m) とし 片側 2m 程度の歩道を確保する幅員構成とする 3 片側 2mの歩道は人 2 人のすれ違いと自転車 2 台のすれ違いが可能な空間です の案が考えられます この案を基本としながら以下の討議を進めてください 上記の一方通行案の幅員構成でいいかどうかを議論してください 例えば 車道 2 車線とって双方向通行が可能なほうがいいのではないか その場合歩道は片側 1m 程度になるが我慢できるか やはり我慢できないから宅地側で何とか確保しようか? など 意見を出し合いながら 班の幅員構成をまとめてみてください 例えば 以下のパターンがあります 一方通行案で 自転車専用路 1m をとって歩道幅員を 3m 確保する 1m 分は宅地側のセットバックで確保する 車両の双方向通行は確保する 歩道は歩行者 1 人と自転車 1 台がすれ違える程度 (1.7m) を確保し不足分は宅地側で確保する 車両の双方向通行は確保する 歩道は片側 1m で自転車通行を規制する 4 標準幅員の確保方策の検討 1の検討で不足分が発生した場合宅地側での確保となります 基本的な方策は建物のセットバックになります 具体的には 建物の 1 回部分を必要分だけ後退して建てて 2 階部分以上が張り出す形の建物になります このようなルールづくりを進める場合に必要な手立てを提言してください 例えば次のような方策が考えられます ( あくまでも例です ) 1m 程度なら理解を得られるのではないか? 後退した土地を買い上げる 後退した土地を歩行者空間として利用するのだから 後退した部分の路面工事は区の負担 さらに 利用料として固定資産税の免除を行う 5 その他の留意事項 6
その他 留意すべき事項があれば提示してください ( 模造紙イメージ ) 検討テーマ : 商業地内の主要な生活道路の確保方策 班 ( 現況図 ) 1 私たちが考えた幅員構成イメージ ( 手書き ) 2 幅員確保方策 7.2m 8.2m 4 その他の留意事項 7
(4) 商業地区のモール整備について 鉄道立体化によりハッピーロード大山商店街と遊座大山商店街とが連続したモールとなることが考えられます 連続したモール のイメージについて討議し 下記の項目についての意見をまとめてください 一体化後の拠点の配置について 2つの商店街の結節点には駅前広場や駅ビルの整備が提言されており 拠点 として位置づけられますが 一体化後の 長い 商店街全体が活性化するためには 拠点 を追加すべきと考えます これまでの検討では 都住公社跡地を拠点として活用する 都事務所を板橋区税務所に統合し 跡地を拠点として活用する の提案がありました それぞれの拠点をどのように活用するかについて提言してください 例えば 商店街にないレジャー施設 商業以外の集客施設 子育て施設 保育園 幼稚園 文化施設 区民の交流施設 さらに追加する拠点を検討し その位置 内容を提言してください 例えば 補助 26 号線整備により三角地となる川越街道部分の商業施設を共同化 して集客施設とする など 8
( 模造紙イメージ ) 検討テーマ : 商業地区のモール整備について 班 ( 現況図 ) 都住公社跡 都税事務所 9