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ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

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301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

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2012 年 2 月 29 日放送 CLSI ブレイクポイント改訂の方向性 東邦大学微生物 感染症学講師石井良和はじめに薬剤感受性試験成績を基に誰でも適切な抗菌薬を選択できるように考案されたのがブレイクポイントです 様々な国の機関がブレイクポイントを提唱しています この中でも 日本化学療法学会やアメ

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R A D - A R 使用成績調査データベースの 利用について 薬剤疫学部会 N E W S PE研究会 PE pharmacoepidemiology 研究会は 会員 を進めてきました 現 在 の 規 定 * 2 では 本デ ータ 企業が保有している使用成績調査のデータを利用 ベースを幅広く利用していただくために 会員企業 して医薬品の市販後評価のために利用可能な薬効 に加え 教育機関および公的な研究機関並びにデー 群ごとのデータベースを試行的に順次構築し 医薬 タを提供した非会員企業の利用も可能にしていま 品の適正使用に役立つ情報を創出することを目的 す 今年度は既に 3件の利用申込みがきています として1999年に発足しました また 管理規定において特徴的なことは 協議会 使用成績調査データは 各社 調査時期ごとにそ による事前審査の実施および研究結果を原則公表 の構成が様々であることから 当初はデータベース することであり 守るべき事項としては 必要とする の構築の手順を確立するのにかなりの時間と労力 情報に限定して使用する 個々の薬剤別の検討は行 がかかりましたが データの標準化などデータベー わない すべての情報についての機密保持および個 ス化の方法論を確立することができました *1 人情報保護法の遵守を盛り込んでいます 2000年より具体的な作業を開始し 2007年に 今までに公表された使用成績調査データベース は143,509例まで降圧剤データベースを拡張 表 を利用した研究により 使用成績調査データベース 1 同様に91,797例の抗菌剤の使用成績調査 が 比較的高い頻度で発現する有害事象の要因解析 データベースを構築しました 表2 本年度は 降圧 に有用であることが示されました 剤データベースに臨床検査値データの追加を計画 ①非ステロイド性消炎鎮痛薬併用に伴う降圧効果の しています 減弱*3 PE研究会では データベースの構築と並行して ②CYP-3A4を阻害する医薬品との併用によるCa 使用成績調査などのデータベース管理規定の整備 拮抗剤での副作用増加の可能性*4 ③ACE阻害剤による咳嗽発生の関連要因の検討*5 データベースの今後については 現在高脂血症薬 表1 降圧剤使用成績データベース データベースの構築を計画しています 再審査終了 21製剤の143,509症例 降圧剤の種類 使用成績調査の数 症例数 後に提供されるデータであるため情報が古い コー ACE阻害薬 7 55,483 ド体系が異なるため統合データベース作成が困難な Ca拮抗薬 5 28,607 どの問題点はあるものの 薬剤疫学に基づいた定量 α遮断薬 2 10,167 β遮断薬 6 41,602 利尿薬 1 7,650 総計 21 的 相対的な市販後医薬品の評価を行い 引き続き くすりの適正使用を推進するために使用成績調査 データベースを活用していきます 143,509 参考文献 1.Fujita,T.,Miura,Y.and Mayama,T. Pharmacoepidemiology and Drug Safety,2005:14(1):41-46 表2 経口抗菌剤使用成績調査データベース 2.使用成績調査等データベース管理規定 http://www.rad-ar.or.jp/01/05_datebase/kitei+form/ PE_DB_kanri20090827.pdf 7製剤の91,797症例 番号 抗菌剤の種類 人数 1 ニューキノロン 16,117 2 ニューキノロン 29,561 3 セフェム 10,888 4 セフェム 8,730 5 セフェム 8,608 6 セフェム 11,149 39,375 7 マクロライド 6,744 6,744 合 小計 3.Ishiguro,C.,Fujita,T.,Omori,T.,Mayama,T.and Sato,T. Journal of Epidemiology,2008:18(3):119-124 45,678 4.Yoshida,M.,Matsumoto,T.,Suzuki,T.,Kitamura,S.,Mayama,T. Pharmacoepidemiology and Drug Safety,2008:17(1):70-75 5.藤田利治 真山武志 日本統計学会誌 第36巻 第2号 2007年3月 p205-217 執筆 キッセイ薬品工業株式会社 第一三共株式会社 エーザイ株式会社 91,797 計 R A D - A R N E W S 9 v o l. 2 0 中野 泰志 児玉 浩子 大道寺 香澄 N o. 3 Oct.2009

第25回 国際薬剤疫学会 ICPE の報告 万有製薬株式会社 下寺 稔 エーザイ株式会社 薬剤疫学部会 大道寺 香澄 始めに この学会は 大学や研究機関 企業だけでなく規 は 副作用用語としてMedDRAとWHOARTがよ 制当局 学生が積極的に参加していることが特徴で く使用されるが MedDRAのほうがWHOARTに ある 参加人数は約千人と決して多くはないが ポス 比べて基本用語数が多いので 約8倍 シグナル ター発表を含む演題が約600と 半数以上の参加 検出に影響する可能性がある との説明があった 者が発表しており 参加者主体の自主的な学会であ また Regulatory Epidemiology / Public るといえる Health Decision Making では 企業や規制当 開催場所は 米国ロードアイランド州の州都であ 局に求められる役割や ベネフィットとリスクは明確 るプロビ デンス で あった ロ ードアイランド州 は に分離できず グレーゾーンの解釈が難しいなどの ニューイングランド地方にあり ボストンの少し南に 説明があった 位置する米国で最も小さい州とのこと 観光地でな Journal Club いため人が少なく 落ち着いた印象を受けた 学 会 の 理 事 会 が 注 目した 論 文 A t y p i c a l 教育セッション Antipsychotic Drugs and Risk of Sudden 例年通り Introduction to Pharmacoepidemiology Cardiac Death 定型抗精神薬と非定型抗精神薬 と題して 薬剤疫学を学ぶうえで基礎となる自発報 の心臓突然死について が紹介された 診療データ 告やスタディデザイン 交絡 バイアスなどの説明が ベースから抽出したデータを三つの方法で検討した あった また Introduction to Drug Utilization/Health 結果 両薬剤において投与量と心臓突然死の関連が Services では WHOが提唱するDefined 見られたとしている しかし 特殊なマッチング方法 Daily Dose DDD Methodologyの紹介があった を用いていることやよく使われている疾患を除外す Early Detection in Pharmacovigilance で R A D - A R N E W S るなど 結果に疑問点が多いことが指摘されていた 10 v o l. 2 0 N o. 3 Oct.2009

R A D - A R N E W S Automated Data Sources for Pharmacoepidemiology in Asia-Pacific Region Poster Session R A D - A R N E W S 11 v o l. 2 0 N o. 3

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