Microsoft PowerPoint - ★0314【文部科学省】プレゼン資料(set)

Similar documents
第 1 部 施策編 4

平成23年9月29日WG後修正

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

女性の活躍推進の意義と課題 意 義 課題 少子高齢化で生産年齢人口が減少 労働力人口の増加 海外を含む企業間競争の中で 性別に関わらず優秀な人材の確保が必要 埋もれている優秀な人材の確保 少子化と生産年齢人口の減少が進む中で 女性の活躍の推進は喫緊の課題 女性の労働力率は 第 1 子出産を機に 6

<4D F736F F D F81798E9197BF94D48D A95CA8E B8CA782CC8EE691678FF38BB581698B6096B18B4C8DDA92F990B38CE3816A2E646

女性が働きやすい環境を整え社会に活力を取り戻す

我が国の女性の活躍推進に向けて

地域子育て支援拠点事業について

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

本年度の調査結果を更に詳しく分析するため 本道の課題となっている質問紙の項目について 継続して成果を上げている福井県 秋田県 広島県と比較した結果を示しています ( 全国を 100 とした場合の全道及び他県の状況をレーダーチャートで示したもの ) 1 福井県との比較 (~P51) 継続的に成果を上げ

調査結果の概要

政策評価書3-3(4)

スライド 1

参考資料 障害者の生涯を通じた多様な学習活動の充実について(1/2)

資料3-3.文部科学省における子供の貧困対策の総合的な推進

PowerPoint プレゼンテーション

ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

第2節 茨木市の現況

平成28年度企業主導型保育事業の助成決定について(第1回)

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

平成25~27年度間

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

①CSの概要

新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について(答申のポイント等)

0-1表紙

厚生労働省(職業能力開発行政)におけるキャリア教育の捉え方と関連する取組について

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

スライド 1

Microsoft Word - H29 結果概要

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

<4D F736F F D2091E BC6945C97CD8A4A94AD82CC CC90A7>

PowerPoint プレゼンテーション

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

<4D F736F F D DE97C78CA78F418BC B28DB895F18D908F DC58F49817A2E646F63>

.T.v...ec6

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

第 2 節キャリア コンサルティングの理解 (4) キャリア コンサルタントの能力 Ⅰ キャリア コンサルティングの社会的意義に対する理解 1 社会 経済的動向とキャリア形成支援の必要性の認識 2 キャリア コンサルティングの役割の理解 3 キャリア コンサルティングを担う者の活動範囲と義務 ( 活

<4D F736F F D208F9790AB82AA8A8896F482B782E996A C98CFC82AF82C B E88E682F082AF82F188F882B782E98E7792E893738E7382CC92F18CBE81602E646F6378>

56_16133_ハーモニー表1

第3節 重点的な取り組み

基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

2

もっと女性が活躍できる建設業 推進パッケージ 建設業における女性活躍は 官民挙げた もっと女性が活躍できる建設業行動計画 ( 昨年 8 月策定 ) を受け 5 年以内に女性倍増 を目指して官民で様々な取組がスタート 昂じている機運を業界全体で持続 浸透させ取組を加速化するためには 地域ぐるみの活動の

TSRマネジメントレポート2014表紙

<30315F8A A E917D93FC8CE3816A2E786C7378>

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

平成 31 年度予算案 の概要について 平成 30 年 12 月 人材開発統括官

男女共同参画に関する意識調査


図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

求職者と企業を繋ぐ支援ツールであるジョブ カードが 在職者 学生にも使いやすくなりました ジョブ カードは キャリア プランシート 職務経歴シート 職業能力証明シート で構成されており キャリアコンサルティング ( P23) 等の相談のもと生涯を通じた キャリア プランニング ( 職業生活設計 )

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

p 札幌市小学校).xls

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値


1

1-澤田-インクル.indd

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

資料1 第1回会議のポイントについて

学校体育と幼児期運動指針の概要について

希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ


国立女性教育会館の機能と取り組み

学力向上のための取り組み


平成18年度標準調査票

子ども・子育て会議(第7回) 次世代育成支援対策推進法の延長等の検討について

十和田市 事業別に利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.%) 以 上 (.) - (.%) の順となっています 問. 一時預かり ( 年間 ) n= 人 以上. 幼稚園の預かり保育は 年間 0 (.%) 以上 (.%) (.%) の順となっています ファミリー サポー

[ 中学校男子 ] 1 運動やスポーツをすることが好き 中学校を卒業した後 自主的に運動やスポーツをする時間を持ちたい 自分の体力 運動能力に自信がある 部活動やスポーツクラブに所属している 3 運動やスポーツは大切 [ 中学校女子

4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出

< B689BB81458C7C8F70816A2E786C73>

農山漁村での宿泊体験活動の教育効果について

求職者と企業を繋ぐ支援ツールであるジョブ カードが 在職者 学生に も使いやすくなりました ジョブ カードは キャリア プランシート 職 務経歴シート 職業能力証明シート で構成されており キャリアコンサルティング ( P19) 等の相談の もと生涯を通じた キャリア プランニング ( 職業生活設計

6 市町村と連携した就職促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 就職活動の進め方 履歴書の書き方 面接対策 等をテーマにしたセミナーを市町村等実施地区の関係者と協力 連携して実施 ( 県内 15 地区 ) 7 新入社員向け職場定着促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 概ね入社後 1 年の若

主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

PowerPoint プレゼンテーション

2-3(2) 学校の教育力の向上 1. 学習環境の整備 子どもに質の高い教育を提供していくために 学びの森 を設置 運営する 学びの森 では専門的な指導員を配置し 1 教職員の研修体制の充実 2 学校と地域の連携協力の推進 3 児童生徒 保護者との教育相談を進める ティームティーチングによる学習支援

Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

報告事項 女性の職業生活における活躍の推進に関する秋田県教育委員会特定事業主行動計画 ( 第 1 期計画 ) の策定について 教育庁総務課 義務教育課 高校教育課 特別支援教育課 1 趣旨女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) 第 15 条第 1 項の規

Ⅰ その他 教育委員会所管予算の概要 予算総括表 項 施策体系別事業一覧 3 平成 30 年度主要施策の概要 目 Ⅱ 平成 30 年度主要施策の概要希望をかなえるための後押し すべての子供が夢をはぐくむことのできる社会づくり 社会で活躍する人材の育成 学びのセーフティネット構築事業 重点事業 ( 一

第1章 計画の目指すもの

0-15_

Taro-平成27年度の取り組み(資料:1)

事務連絡 平成 26 年 4 月 23 日 各実施機関実施責任者殿 各実施機関事務連絡担当者殿 文部科学省科学技術 学術政策局 人材政策課 科学技術人材育成費補助金により雇用する研究者等に係る人件費の取扱いについて 旧科学技術振興調整費 ( 以下 旧調整費 という ) の課題を実施する研究者等の人件

平成 22 年 4 月 9 日新しい公共円卓会議資料 平成 2 2 年 4 月 9 日第 5 回 新しい公共 円卓会議谷口委員提出資料 ソーシャルビジネスの振興について 1. 新しい公共とソーシャルビジネスの関係 2. ソーシャルビジネスの課題とこれまでの取り組み 3. 事業者及び支援者が集う 場

平成26年版子ども・若者白書(概要)

平成29年版子供・若者白書(全体版)

Microsoft PowerPoint 記者発表資料別添(セット)

教育 学びのイノベーション事業 ( 平成 23~25 年度 ) 総務省と連携し 一人一台の情報端末や電子黒板 無線 LAN 等が整備された環境の下で 教科指導や特別支援教育において ICT を効果的に活用して 子供たちが主体的に学習する 新たな学び を創造する実証研究を実施 小学校 (10 校 )

平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

スライド 1

基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

持続可能な自治会活動に向けた男女共同参画の推進について(概要)

山口県教育庁社会教育・文化財課

Transcription:

女性活躍推進に関する 文部科学省の取組について 平成 26 年 3 月 14 日 文部科学省提出資料

コンセプト 人材育成 NPO ( 学校教育段階 ) 支援団体 国立女性教育会館 女性が活躍できる社会を目指して 働き方を支える基盤整備 人材育成と活躍推進の取組応援を通じて女性の力を最大限発揮 人材育成の充実 ( キャリア教育 進路指導等 ) 進路指導の充実 教員研修の充実や各学校 保護者への情報提供 ロールモデルの提示 出前授業 ( 外部人材活用 ) 女子中高生の理系進路選択支援 大学におけるキャリア教育の充実支援 理工系人材の戦略的な育成 職場体験活動 インターンシップの効果的活用 登用促進 教育界における女性の登用促進 < 小中高等学校教員 > 管理職 主幹教諭等への女性登用の促進 < 大学教授等 > 意思決定層や教授等における女性の登用を促進 ( 社会人段階 ) ( 独 ) 国立女性教育会館等を中心として 高等教育機関 産業界 国際機関等のネットワーク同士をつなげる ( ウィメン サポート ネットワーク (WSN)( 仮称 ) の構築 ) 等 学校教育をはじめとして生涯を通じて女性が活躍できる機会を拡大 関係機関のネットワーク化と活躍状況の見える化 女性が輝く日本を構築 トップレベルの活躍支援と裾野の拡大 女性研究者 技術者の活躍推進 研究者のワーク ライフ バランスに配慮した研究費等システム改革 研究活動を主導する女性リーダーの活躍推進 スポジョ支援 幼児期から成人期までスポーツ活動を総合的に支援 ( アクションプラン ) 女性活躍推進に取り組む機関を応援 ( 子育てによる離職後の復職段階 ) 男女共同参画の推進状況や学び直し等のキャリア形成支援の取組等に関する情報の集約と見える化サイトの構築等により情報を発信 女性の働く環境整備や積極登用等について先進的な取組を表彰 女性の活躍を支える社会基盤整備 放課後子どもプランの更なる充実 放課後子供教室の利用しやすさの向上 学校施設の活用促進等 子育て世代 から文化力 子育てと文化芸術の両立へ向けた環境整備 関係機関のネットワーク化 再チャレンジ学び直し ( 復職 ) 支援 教育機関と男女共同参画センター等の連携強化による女性が学びやすい教育プログラムの効果的な開発 実証 成果の全国提供 社会的ニーズの高い分野 ( 医療分野等 ) における女性の学び直しの推進 企業 大学 専修学校 1

具体的施策目次案 子育て支援 P3 学び直し ( 復職 ) 支援 P4 女性研究者の活躍推進による研究環境改革等 P6 各教育段階を通じた人材育成 P8 青少年期からのスポーツを通じた女性支援 P9 女性支援ネットワークの形成 P10 2

現状と課題 文部科学省による 女性が活躍できる社会を目指して 子育て支援 ~ 放課後子どもプランの更なる充実 ~ 完全学校週 5 日制の実施 ( 平成 14 年 ) 核家族化の進展や 兄弟姉妹の少ない家庭の増加 すべての子供を対象として 安全 安心な子供の居場所を設け 地域の方々の参画を得て 学習やスポーツ 文化活動等の機会を提供する取組として 放課後子供教室 を推進 放課後子供教室 ( 文部科学省 ) 連携 一体化 放課後児童クラブ ( 厚生労働省 ) 平成 19 年より 放課後子どもプラン として推進 放課後子供教室の実施状況 ( 平成 25 年度 ) 箇所数 :10,376カ所( 公立小学校の51%) 放課後児童クラブ :21,482カ所 開設日数 :111 日 ( 全国平均 ) 開設場所 : 小学校 71% 公民館 13% 等 学校の余裕教室について 放課後児童クラブ等への転用の財産処分手続を簡素化 弾力化 課題 小学校入学で これまで勤めてきた仕事を辞めざるを得ない状況 ( いわゆる 小 1 の壁 ) が存在 * 放課後児童クラブを希望しても利用できなかった児童 : 約 8,700 人 放課後児童クラブと連携した放課後子供教室について その連携 一体化の進展は十分ではなく プログラムの質向上など取組の充実や 活動を支える大学生や高齢者等のさらなる参画が必要 今後の取組の方向性 放課後児童クラブの待機児童の解消のため 地域ニーズの把握 学校の余裕教室等について 放課後児童クラブや放課後子供教室への活用促進 放課後子供教室での学習支援などプログラムの 質の向上や量の拡大 土曜日の教育活動の充実 コーテ ィネーターとしての活躍など女性の社会参加促進 * 厚生労働省との連携 教育と福祉の連携を一層充実 厚生労働省と連携 協力して 放課後子どもプランを一層促進 ~ 全ての子供に多様な体験機会を拡大 3

現状と課題 文部科学省による 女性が活躍できる社会を目指して 学び直し ( 復職 ) 支援 我が国では 第一子出産を機に約 6 割の女性が離職し 女性の労働力率は M 字カーブ を描いており かつ復職後に当たる M 字の右側の山は 左側よりも低く 非正規雇用割合も高い 女性の教育別年齢階級別労働力の就業形態別内訳 ( 平成 24 年 ) さらに 女性の雇用形態別内訳を教育別に見ると 特に大学 大学院卒等の高学歴な女性は M 字カーブ の左側の山と谷の差が大きく 復帰している割合も高くない 社会での活躍を望む女性 高い能力を持つ女性の活躍を推進するため 育児等で仕事を離れた女性が円滑に職場復帰 再就職できるような支援が必要 今後の取組の方向性 (1) 女性の学び直し ( 復職 ) 支援の充実 専門学校 大学等と産業界等が協働して 就労 キャリアアップ キャリア転換に必要な実践的な知識 技術 技能を身につけるための学習システム等を構築し 成長分野等における中核的専門人材や高度人材の養成を図る 特に 教育機関と男女共同参画センター等との連携強化等により 時間的 空間的制約等の観点も含め 女性が学びやすい教育プログラムの効果的な開発 実証を行い その成果を全国に提供する 専門的な資格 ( 医師 看護師等 ) を持つ人材の 分野ごとのニーズに合わせた学び直しによる復職支援の充実を図る 教育別年齢階級別労働力率 < 大学 大学院卒 > (2) 子育てに専念した主婦等への支援 専門的な資格等を持たない主婦等が 自らの経験を活かして 地域で子育て支援等の活動に参画するための知識 技能等の学習機会の提供や 希望する活動へのマッチングなどを支援 地域での活動を足掛かりとした 再就職や起業を希望する女性も含めた支援 ( 出典 ) 平成 25 年版 男女共同参画白書 4

子育てが落ち着いた主婦等を対象に 家庭での経験を活かし NPO ボランティア ソーシャルビジネス等の地域づくりを目的とした活動に参画するために必要な知識 技能等を学習し 希望する活動へのマッチングを行うための仕組みの構築 運営を支援する 女性の学び応援ネットワーク協議会 ( 仮称 ) が 学び始め から 地域活動デビュー さらなるキャリア アップのための 学び直し まで一体的にサポート 1. 地域活動のための準備 託児環境整備 ( 備品 委託費等 ) を支援 コミュニケーションスキル PC 講座自分に合った活動選び希望する活動に必要な知識不安の解消 仲間づくり等 経験を活かして社会で活躍したいけど どうすればいいの? 地域で輝く! 女性の学び応援ネットワーク構築プラン ( 仮称 ) 新規検討 3 実際に現場に出てみる機会を設け 活動場所をマッチング受入れ側の指導に必要な負担を支援 1 協議会の窓口で相談 コーディネーター配置等により きめ細やかな対応 2 ニーズに合わせた学習情報を紹介 ( 学習施設 学習内容 イベント等 ) 2. 経験を活かして地域で活躍 男女共同参画センター 社会教育施設 ( 公民館 図書館等 ) 地域活動で中心となる存在として更なる活躍! 放課後子供教室学校支援地域本部家庭教育支援チーム観光ボランティア NPO コミュニティ ビジネス企業等 地域で輝く女性の学び応援ネットワーク協議会 ( 仮称 ) 社会福祉協議会 活動に必要な知識を詳しく学びたい! 連携して女性の学びを支援 3. 専門性を高めるための学び直し 4 学び直し に関する情報提供 NPO 地域で開設される講座内容の集約 ( 調査 研究等 ) 活動を行うために必要な学習メニューの作成 提供フォローアップによる課題抽出と改善支援情報の発信と社会的気運の醸成 ( イベント開催等 ) 活発な広報 情報提供 (web の活用 フリーペーパー配布等 ) PTA 企業等へ再就職や 起業することも可能! ステップアップしたい! 教育委員会 5ハローワーク等と連携し キャリアアップを支援出前ハローワーク等 利用促進の取組を協議会が支援 専門的知識習得資格取得 コミュニティ ビジネス企業 首長部局 ( 福祉 労働 ) 5

現状と課題 文部科学省による 女性が活躍できる社会を目指して 女性研究者の活躍推進による研究環境改革等 我が国の女性研究者の割合は 諸外国と比較して低い水準 特に 自然科学系分野の女性研究者 大学の学長 教授などの上位職に占める女性の割合が低い 文部科学省でも従来から女性研究者の育成 支援のための施策を講じてきたが 第 4 期科学技術基本計画に掲げられた女性研究者の採用割合に係る目標値 ( 平成 27 年度までに自然科学系全体で30%) は未だに達成されておらず 取組の効果は不十分 女性研究者の研究と出産 育児 介護等との両立や研究力の向上 研究活動を主導する女性リーダーの活躍推進を図るための支援の強化やシステム改革を大胆に進めていく必要 主要先進国における女性研究者の割合 大学教員における分野別女性割合 大学教員における職名別女性割合 今後の取組の方向性 総務省統計局 平成 25 年科学技術研究調査報告 ( 日本 : 平成 25 年時点 ) OECD Main Science and Technology Indicators ( 英国 : 平成 22 年時点 フランス : 平成 22 年時点 ドイツ : 平成 21 年時点 韓国 : 平成 23 年時点 ) 及び NSF Science and Engineering Indicators 2006 ( 米国 : 平成 15 年時点 ) より文部科学省作成 平成 22 年度学校教員統計調査報告書より文部科学省作成 平成 25 年度学校基本調査より文部科学省作成 女性研究者等の活躍推進を通じ 多くの研究者が優れた研究成果を生み出せる環境創出 我が国経済の持続的成長にも寄与 研究現場におけるワーク ライフ バランスや女性研究者の活躍推進を図る取組を一体的に推進し 研究現場におけるダイバーシティを実現 (1) 研究者のワーク ライフ バランスに配慮した研究費等システム改革 : 国による研究システム改革研究者が研究と出産 育児 介護等のライフイベントとの両立が困難となった場合や自らが重篤な疾患を患った場合など 意欲と能力のある研究者がやむを得ない理由で研究活動を中断せざるを得ない場合に研究復帰 継続が可能となるよう 研究者の要望等を踏まえ 競争的資金 研究者支援 研究環境整備に係る事業の改善 ( 補助対象の拡大 期間の延長等 ) を実施 (2) 研究活動を主導する女性リーダーの活躍推進 : 女性リーダーによる研究現場改革優れた女性リーダーの活躍が期待される研究領域に 女性 PO (Program Officer) を積極登用する研究プロジェクトを創設 女性リーダーの活躍を促すことで 研究現場におけるダイバーシティの実現と 優れた研究成果を生み出すプロジェクト運営を推進 (3) 大学全体での総合的な取組による女性登用の促進 (P.7) 6

大学全体での総合的な取組による女性登用の促進 [ 現状と課題 ] 大学運営に参画する職 ( 学長 理事等 ) や指導的立場の職 ( 教授等 ) に占める女性の割合が低く 2020 年に30% を達成することは困難な状況 35 30 25 20 15 8.7 10 5 学7.2 13.4 21.4 29.5 2.3 9.8 11.5 5.9 大学等は教育の最終段階として 男女共同参画の視点を踏まえたキャリア教育の推進が求められている 0 長副学長教授准教授講師理事国立大学のみ 学長補佐大学運営に参画する外部委員課長以上の職員大学運営に参画する職や指導的立場に占める女性比率 [ 今後の検討の方向性 ] ~ ウィメン アクティブ ユニバーシティ (WAU) 事業 ( 仮称 ) 新規検討 ~ 国公私立の設置主体を問わず 大学の教授職等や執行部 事務局管理職において より高い女性の採用 登用目標値を自主的に掲げる大学の中から キャリア教育や子育て 介護期間中の教員サポート体制の整備に関する優れた構想を有する大学に対し 以下のような活動を支援 < 目標値 > 2020 年まで : 教授等における女性割合を 30% に 30.0% 25.0% 大学における女性教員の割合 ( 本務者 講師以上 ) 30% 働く環境の整備 人材育成 子育て 介護期間中の教員サポート ( 非常勤講師の配置 保育サービス等 ) 男女共同の課題解決型学習 セミナー インターンシップ等女性のキャリア教育 20.0% 15.0% 10.0% トレンド延長推計 H14 H16 H18 H20 H22 H24 H26 H28 H30 H32 22.7% ( 学校基本調査より ) 7

文部科学省による 女性が活躍できる社会を目指して 各教育段階を通じた人材育成 今後の対応の方向性 キャリア教育や進路指導と連動した好循環モデルの形成 社会で活躍する多様な女性人材 ~ 海外や企業 研究 教育現場も含めた多様な場での活躍推進 ~ 人材育成を通じて輩出された活躍する女性を 出前人材として活用 ( 循環モデルの完成 ) 1. 進路指導の充実 教員研修の充実 学校等への情報提供 保護者への情報発信 等 職場体験活動やインターンシップを通じて 具体的な職業イメージを形成した上での進路選択 地域単位で産学官連携によるキャリア教育等充実のための基盤整備 国立女性教育会館において関係情報集約 発信 地域キャリア教育支援協議会 や 学校支援地域本部 等により 企業 関係団体 学校等をネットワーク化 コーディネート機能を発揮 ( ロールモデルやグッドプラクティスなどを学校等へ提供 ) 全国レベルと地域レベルでインターンシップ推進組織を形成 産業界と大学のマッチングを促進 進路指導を充実させ 児童生徒の視野を広げ 多様な進路への関心を喚起 3. 職場体験活動 インターンシップの効果的活用 これまで活躍する機会が少ない分野も含め 職場体験活動 インターンシップの機会の活用を促進 将来における具体的な職業 生活 ライフプランイメージを獲得した上での進路設計 2. ロールモデルの提示 出前授業 ( 外部人材活用等 ) 女子中高生の理系進路選択支援プログラム 大学におけるキャリア教育の充実支援 理工系人材の戦略的な育成 8

現状と課題 文部科学省による 女性が活躍できる社会を目指して 青少年期からのスポーツを通じた女性支援 子供の体力は体力水準が高かった昭和 60 年代と比較して 依然として低い水準 特に中学校女子生徒の約 24% は1 週間の総運動時間が0 分 また 運動 スポーツが小学校入学前から小学校高学年 小学校低学年から中学校まで ずっと嫌い ずっと苦手 の生徒の割合は男子よりも女子が高い状況 女子の青少年期の適度な運動 スポーツは 女性が社会で活躍する基盤づくりに大きな意義を有しており 女子の運動 スポーツ参加促進のための支援の強化を大胆に進めていくことが必要 中学生の1 週間の総運動時間の状況 今後の対応の方向性 ~ スポジョ支援 ~ 女子の運動 スポーツ参加促進のため 幼児期から成人期まで一貫した総合的な取組を実施 幼児期運動指針の普及と幼児期に運動に楽しく 親しむ環境づくり 学校の体育 保健体育授業で できる ことを実感できる授業のための指導体制の整備 総合型地域スポーツクラブと連携するなどした 女子生徒が 気軽に多様な種目に親しめる運動部 の設置 長期休業期間中に多様な運動 スポーツを体験できるような場づくり( 日本版サマースクール ) など これらの取組により 女性の生涯を通じた活躍のための心身の基盤づくりを実現 ( 出典 : 平成 25 年度全国体力 運動能力 運動習慣等調査 ) 幼児期小学校期中学校期高等学校期成人期 幼児期運動指針の普及 幼児期の運動に関する指導参考資料の作成 ( 映像資料 ) 女子児童が自由に親しめるスポーツの場づくり 運動 スポーツの意義についての普及 啓発 ( 映像資料を含む ) 授業充実のための体育指導支援員の配置 スポーツ体験宿泊の推進 総合型地域スポーツクラブと連携するなどした 新しいタイプの運動部 の設置 9

文部科学省による 女性が活躍できる社会を目指して 女性支援ネットワークの形成 現状と課題幅広い分野で男女共同参画の機運を醸成し 意識改革を進めるとともに 各地域 各機関で実施される女性の活躍推進のための取組に関する情報を 関係団体や女性自身が生涯にわたって色々な場面で有効に活用するためには それらをまとめ 一括して提供できる場が必要 今後の取組の方向性 ( 独 ) 国立女性教育会館を中心として 高等教育機関 産業界 国際機関等の間をネットワーク化し 男女共同参画の推進状況や学び直しの取組等に関する情報集約 調査分析 提供や見える化サイトの構築等を行う ウィメン サポート ネットワーク (WSN)( 仮称 ) の構築 国大協 私大連 高等教育機関のネットワーク WAU 経済同友会 日本商工会議所 企業のネットワーク 経団連 B 市 A 県 C 町地域のネットワーク ( 地域で輝く女性の学び応援ネットワーク協議会 ( 仮称 ) 等 ) 国連 OECD 国際機関のネットワーク 大学等の取組状況の見える化 国立女性教育会館 女性のキャリア形成支援に関する情報発信 情報提供や研修 シンポジウムの開催等により 多様な機関をネットワーキング 会館協議会 女性関連施設女性団体のネットワーク 全地婦連 モデルプログラムの提供等 大学等における男女共同参画の推進状況に関するデータを収集 集約し 見える化 社会的機運を醸成するとともに グッドプラクティスの共有等により各機関における取組の加速 関係機関の行うキャリア形成支援に関する取組 ( 学び直し含む ) ロールモデルに関する情報を収集 集約し情報発信 参考となるロールモデルを示しそのための学習機会を示すことで女性のキャリア形成を支援 女性の活躍を強力に推進 女性のキャリア形成支援に関するプログラムの開発 提供 共同実施 キャリア形成支援プログラムのモデルが示され 各機関での取組が促進される 10