3 今までに育てたことのある作物は何ですか? サツマイモ (20 名 ), アサガオ (17 名 ), ミニトマト (14 名 ), ヘチマ (14 名 ) ゴーヤ (13 名 ), ホウセンカ (11 名 ) ジャガイモ (10 名 ) 等 4 野菜の栽培に興味がありますか? かなりあるややあるあ

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知る 段階では副実習題材として, ハツカダイコンとバジルの栽培を行う 発芽適温や利用部位の異なる2 種の作物を同時に育てていく中で, 作物の特徴や規則性, 土や肥料の性質, 播種, 鉢がえ, 摘心, 施肥等の管理作業など, 生物育成に係る基礎的 基本的な知識や技術を体験しながら習得させる 使う 段階

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

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子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

Taro-6学習指導案(事例①小学校

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

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技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

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3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

○ ○ 科 学 習 指 導 案

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

Microsoft Word - 社会科

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

< 自己と 事象 とのつながり> 題材との出会いの場面において, やってみたいという思いや, どのようになっているのかなどの知的欲求を刺激するように, 実際の小物や写真などを提示し, 自分の生活を豊かにする楽しい小物について具体的なイメージを完成予想図として描き表していく そうすることで, 事象 (

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7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

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H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

分もあり まずやってみて動きを修正していくことで ある程度まではできしかし 少し難易度の高い課題になると 論理的に考え 見通しを持ってプログラムをつくっていく必要があ今回は 二人で一台のノートパソコンを使用し 相談しながら車の動きを制御していく フローチャートで表現す二人で相談す考えたことを発言する


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1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

小学校

4.原稿(資料)

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

国語科学習指導案様式(案)

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

表 2 家庭にミシンがあり, 家族 ( 自分を含む ) が使用している 37% 家庭にミシンはあるが, ほとんど使用していない 26% 家庭にミシンがない 37% 指導観 1 年生にとって, 中学校に入学して初めての被服製作題材である 小学校の家庭科でも布を用いた製作を行ってきているが, 授業後,

5 研究内容 衣生活 の研究を進めるにあたっての研究の柱を以下の3つとした 1 基礎 基本の定着 目標とする姿を設定し 自己評価をさせていく 適切な自己評価ができるように ワークシートを工夫していく 2 生活に活かせる工夫を取り入れた作品づくり 誰が いつ どんな場面で使うのか等の作品の活用場面を考

関心 意欲 態度科学的思考力観察 実験の技能 表現第 5 学年理科学習指導案平成 16 年 6 月 15 日 ( 火 ) 第 3 校時指導者宇多幹子場所理科室 1 単元名 植物の発芽と成長 2 単元の目標と評価規準 植物の発芽と成長を, それにかかわる条件に着目しながら調べる活動を通して, 見いだし

平成15年度 家庭科 年間指導・評価計画

や水産生物の栽培を含むかたちで生物育成領域が新設され C 生物育成に関する技術 が必修化さ れた これは社会の基礎として存在する生物育成の技術について すべての生徒が体験し その重要 性を理解する必要性があるからである しかし 中学校技術 家庭科 ( 技術分野 ) における栽培技 術は長い間必修領域

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

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彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

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4 単元の評価規準 ア生活への関心 意欲 態度イ活動や体験への思考 表現ウ身近な環境や自分に ついての気付き 野菜の収穫を楽しみにしながら 植物の変化や成長の様子に関心をもち 継続的に世話をしようとしている 場所に応じて育てる植物を決めたり 植物の変化や成長の様子に合わせて世話の工夫をしたりしている

第14章 キャリア教育

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

は グループ野菜 として, 1 グループ 8 人程度でトマト, ナス, ピーマン, キュウリ, ゴーヤ, ポップコーン, 落花生, オクラの 8 種類の野菜を育てた もちろん自分たちの育ててみたい野菜である 三つ目は みんなの野菜 として広い畑に学年でサツマイモを植えた サツマイモを植えるときは,

H30全国HP

○ ○ 科 学 習 指 導 案

できるようにする 野菜を学年園やプランターで栽培する計画を立てさせる際には, 平成 27 年度全国学力 学習状況調査 2(5) に取り組ませ, 前学年までに学習した植物の成長にかかわる知識や経験も活用して考える必要があることに気付かせる 実際に野菜を育てる活動に取り組ませることにより, 知識や経験を

単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

20情報【授業】

理科学習指導案

○数学科 2年 連立方程式

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

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5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

チャレンシ<3099>生こ<3099>みタ<3099>イエット2013.indd

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5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

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(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

保健体育科学習指導案

とのできる児童がいる反面, 問題の意味がなかなか理解できない児童や自分の考えを言葉で表現することに抵抗が強い児童がいるなど個人差がある さらに, 個々の経験や理解度の差により, 題材への興味 関心や同じ時間内に取り組む課題の量にも差が生じている 本題材における事前アンケートでは, 次のような結果が得

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

Taro-2010たんぽぽ生活単元学

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

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学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

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 成果報告書1:海洋教育のデザイン(喜界小)

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学年第 3 学年 2 単元名 ( 科目 ) いろいろな関数の導関数 ( 数学 Ⅲ) 3 単元の目標 三角関数 対数関数 指数関数の導関数を求めることができる 第 次導関数の意味を理解し 求めることができる 放物線 楕円 双曲線などの曲線の方程式を微分することができる 4 単元の学習計画 三角関数 対

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

4 題材の指導 評価計画 ( 時間扱い ) 時評価規準数学習活動 関心 意欲 態度工夫 創造技能知識 理解 3 本時 / 衣服と社会生活 衣服と社会生活 目的に応じた着 衣服の社会生活上 とのかかわり とのかかわりに関 用や個性を生かす の機能について理解 心を持ち 時 場 着用について考え してい

社会科学習指導案

第2学年1組 家庭科学習指導案

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

指導観指導にあたっては 基本となる回転技に取り組み 自己の能力に適した技が安定してできるようにするとともに 発展技にも挑戦できるようにする その際には 友達の動きを見て技のポイントに気づき 伝えあったりしながら意識して練習できるようにする 運動は 柔軟性が要求される運動であり 体を痛めたりうまく回れ

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いて考え, 判断し, 実践している 解している 6 食育の視点 自の食生活を見つめ直し, よりよい食習慣を形成しようと努力すること ( 心身の健康 ) 食品の品質の良否を見け, 食品に含まれる栄養素やその働きを考え, 適切な選択をすること ( 食品を選択する能力 ) 7 学習計画 時 おやつの取り方

2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収

授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

3 特別支援学級における学習指導案 特別支援学級においても 学習指導案は授業の設計図としての働きに変わりはありません しかし 特別支援学級では 児童生徒の実態から指導の内容や計画を考えることに大きな意味があります 通常の学級の学習指導案では 例えば 単元について は学習指導要領に沿った指導計画に基づ

Transcription:

技術 家庭科学習指導案 指導学級 場所 指導者 2 年 1 組 技術室 1. 題材名野菜の栽培 ( 生物育成に関する技術 ) 2. 題材について (1) 題材観新学習指導要領によると, これまで選択として扱われてきた 作物の栽培 が 生物育成に関する技術 として必修となった 多くの学校で 栽培 を指導していなかったので改めて指導することになると, どんな点に気をつけ, どんな配慮が必要なのか検討する必要がある 生物育成に関する技術 においては, 生物育成に関する基礎的 基本的な知識及び技術を習得させるとともに, 生物育成に関する技術が社会や環境に果たす役割と影響について理解を深め それらを適切に評価し活用する能力と態度を育成すること をねらいとしている 多古町を含む香取郡市は 米づくり 野菜づくり 養豚業 の盛んな地域である 現段階で 家畜の育成 の授業は, 指導する側, 学校の施設設備等を考えると現実的ではない そして下記のような理由から, 今回は 野菜 のプランター栽培を考えた 1 本校には田 畑として機能する十分な土地がないこと 2 収穫から 食する ことへ直接結びつくため, 興味 関心が期待できること 3 比較的短時間の内に基礎的 基本的な知識及び技術の習得が期待できること 4 手軽に生育できることと, 将来に生きる生徒の 生きる力 の一つであると考えたこと 5 様々な野菜づくりの盛んな地域であり, 地域理解や職業理解が期待できること 6 隣接する高校で栽培実習を行っていることにより, 地域の教育力を期待できること また, 現在の生活は, 人間本来の特性である 作り出して生きる という生産型の生活が少なくなり, 消費型の生活が広がっている このことは, 人間の工夫し創造する力を無くしかねない 生徒にとって, 身近なものである野菜を育てるという学習を通して, 成長 収穫の喜びを体験させることは, ものづくりを支える能力を育成するといった観点できわめて重要であると考え, 本題材を設定した (2) 生徒の実態 (2 年 1 組男子 19 名, 女子 15 名計 34 名 ) 栽培についてのアンケート 1あなたの家では, 田畑を耕作していますか? している 17 名していない17 名 21でしている人について 家で田畑を手伝いますか? 手伝う 8 名手伝わない 9 名 - 1 -

3 今までに育てたことのある作物は何ですか? サツマイモ (20 名 ), アサガオ (17 名 ), ミニトマト (14 名 ), ヘチマ (14 名 ) ゴーヤ (13 名 ), ホウセンカ (11 名 ) ジャガイモ (10 名 ) 等 4 野菜の栽培に興味がありますか? かなりあるややあるあまりないない 0% 25% 50% 75% 100% 5 次の作業の目的がわかりますか? 種まき 間引き 水やり 追肥 病虫害の駆除 0% 25% 50% 75% 100% 6 野菜の成長に必要なものは何ですか 水日光肥料土酸素温度農薬管理種わからない 1 1 1 3 2 2 17 25 25 31 0 5 10 15 20 25 30 35 7 野菜の栽培に期待することは何ですか? 味がよいこと おいしく食べられること しっかり育つこと 大きく育つこと いっぱい獲れること 早く育つこと きれいにできること 薬を使わない野菜 実がなって食べられること (3) 指導観千葉県は, 日本の農業生産額第 3 位の農業県であり, サツマイモ, ナシ, ラッカセイ ホウレンソウ等では, 全国 1 位の生産額を誇っている また, 香取郡市は, 県内でも最も農業生産額が多く, 米や養豚では群を抜いている さらに, 多古町に限ると, 全国的に有名な 多古米 は高値で取引されている また, ヤマトイモ として出荷しているサトイモは市町村別では, 関東第 2 位の生産額を誇っている しかし, 農業の盛んな地域でありながら, 農業に関わっていない生徒がクラスの4 分の 3もいるというのが現状である ぜひ野菜の栽培を通して, 野菜の管理 成長 収穫の喜びを体験させることで, 地域理解や職業理解につなげていきたい - 2 -

今回の授業では, 間引きの作業を取り扱うが, 間引きの目的を理解している生徒は, 他の作業に比べ少ないという実態がある そこで, 間引きの目的を理解した上で実践する流れを考えた このことにより, 自らより良い野菜作りをしているという実感が, 生まれてくると考える そして, 味がよいこと, おいしく食べられること 等の生徒の期待に添う体験をさせたいと考える その期待に添う体験が, 地域理解, 職業理解につながると考える 3. 指導目標 身近な作物について関心を持ち, 栽培計画に沿って管理, 作業をしようとしている ( 関心 意欲 態度 ) 育成する作物のより効果的な栽培方法を考え, 目的に応じた計画を工夫できる ( 工夫 創造 ) 育成する作物に適した栽培計画を作成し, 栽培管理, 作業ができる ( 技能 ) 育成する作物に適する条件と環境を管理する方法について理解することができる ( 知識 理解 ) 4. 指導計画について 全学年とも技術分野と家庭分野を隔週で1 年間行う 前 期 後 期 1 年 ガイダンス(1) 材料と加工に関する技術(34) A(1)(2)(3) 2 年 生物育成に関する技術(15) エネルギー変換に関する技術(20) C(1)(2) B(1)(2) 3 年 情報に関する技術(18) D(1)(2)(3) (1) 指導計画 (15 時間扱い ) 時間 学習目標 観 観点別到達度目標 (B) 学習活動 点 1~2 栽培の見通しをも 関 栽培の学習内容に関心をもつ つことができる 意 人や環境を大切にした栽培に関心をもつ 人や環境を大切に 態 栽培したい作物を選択することができる した栽培を調べ 作物の種類や特性を資料を用いて調べようとする る 工 人や環境を大切にした栽培について調べ, 栽培に生 栽培の目的や環境 創 かすように工夫する 条件に適した作物 栽培の目的や環境条件に適した作物を適切に選択す を調べる ることができる 知 栽培が生活や自然環境と深くかかわっていることを 理 調べている 人や環境を大切にした栽培について調べ, 栽培計画 - 3 -

に生かしている 栽培の目的を理解し, 積極的に栽培計画を立案している 3~7 栽培の基礎を理解 関 作物の生育過程や環境条件について, 意欲的に調べ, することができ 意 取り組もうとしている る 態 栽培技術の進歩の中で, 多収穫 経済性追求により, 作物の生育環境や 化学肥料や農薬に頼りすぎた弊害に関心をもつ 環境条件を調べ 作物の生育管理の必要性に気づいている る 工 栽培の基礎で学習した栽培環境整備や環境にやさし 作物がよく育つ環 創 い安全な栽培方法を計画的に取り入れている 境や土を調べる 作物の栽培に適した土づくりや栽培地の整備, 施肥 栽培計画をまとめ 計画を工夫している る 技 栽培に必要な材料や用具, 主な作業内容と時間を調 能 べ, 栽培計画表に適切に記載できる 栽培作物に適した栽培計画表を作成できる 知 作物と温度, 日光, 水, 肥料, 土壌などの生育条件 理 及び土の種類や性質, 用土の条件, 土づくりのしかたがわかる 病害虫やその駆除法, 特に安全で適切な駆除法を調べ栽培計画に入れている 8~ 13 作物の栽培ができ 関 栽培活動に積極的に取り組んでいる る ( ほうれん草 ) 意 作物をよく観察し, 記録をとりながら栽培管理を行 本時 土づくりをする 態 おうとしている 3/6 たねまきをする 根気よく作物を手入れしている 間引きをする 工 よい苗が育つように工夫している 除草や病害虫の駆 創 作物の生育管理計画を工夫している 除をする 栽培記録を作物の成長に生かせるよう工夫して記録 収穫をする している 技 安全に留意し, 育てる作物に適した栽培管理 作業 能 ができる ( 土作り たねまき 間引き 病害虫の駆除, 収穫等 ) 知 地域にあった作物の栽培適期がわかる 理 育てる作物に適した栽培管理 作業がわかる ( 土作り たねまき 間引き 病害虫の駆除, 収穫等 ) 14~ 15 栽培と生活の関係 関 作物と人間の活動との間の物質循環に関心を示して を理解することが 意 いる できる 態 自然環境の保護や健康維持につながる実践を考え, 育てた作物を生活 やってみようとしている に生かす 工 育てた作物を生活に生かす工夫をしている 自然環境保護と作 創 - 4 -

物の栽培について 技 収穫物を利用できる 考える 能 学習のまとめや発表ができる 知 循環型社会やバイオテクノロジー及び自然環境保護 理 や健康維持, 有機栽培, 安心 安全な作物などを理解している 栽培学習を振り返り, まとめている (2) 学習のつながり前 時 次 時 内 小題材 野菜の栽培 小題材 野菜の栽培 目 標 野菜の成長をよく観察し, 適切 目 標 2 回目の間引きを行い健康な苗 容 な生育管理ができる として成長させることができる 5. 本時の展開 (3/6) (1) 小題材 野菜の栽培 (2) 目 標 間引きの必要性を理解できる 間引きを的確に行い, 健康な苗として成長させることができる (3) 展 開 評価 過 時 学習内容と活動 指導上の留意点 ( 支援 ) と評価 資 料 程 配 見 5 1 前時の内容を確認する 発芽状況と栽培計画の確認をさ ワークシート 出 栽培記録を記入する せ, 成長の記録をさせる す 密集していることに注目させると見本の苗 ともに見本の作物と比較させる 2 2 本時の学習目標を確認する 野菜がより良く育つために間引きを的確に行おう 調 8 3 発芽の様子を観察し, 間引 間引きとは 混み合っている所か べ きを行うことに気づく ら苗を引き抜き苗と苗の間を開け る ること と説明する 苗が混み合っていることで 苗が混み合っていることでの問題 の問題点を考える 点を考えさせる 作物の成長に必要なものを 苗の成長に必要な用件を考えさせ 考える ( 光, 水, 空気 ) る ( 通風, 採光 ) 葉が重なり合っていると光 密集して日光不足, 肥料不足にな があたらない って徒長してしまうのを防ぐため 空気を取り込みにくい に間引きを行うことを理解させ 根が混み合っていると水, る - 5 -

養分, 空気を取り込みにく 葉が重なると空気の通りが悪くない り, 病害虫が発生しやすくなるこ 大きな葉があると光を遮断とを知らせる し他の苗の成長を妨げる 茎が伸びすぎると貧弱になる 5 4 間引きすべき苗の選び方と DVDを視聴させる DVD 方法を知る 土が崩れそうなら指で押さえさせ 苗が混み合っている る 生育が遅い早い 残す苗が倒れないように土を盛 子葉の形が悪い る 茎が伸びすぎている 成長にあわせてこの先も間引きを 病気にかかっている することを伝え, 取りすぎないよ 深 虫の害がある うにさせる める 15 5 間引きをする 間引きの目的を理解し, 的確に行各ペアの 友達と相談, 協力, 確認し うことができる プランター ながら作業を進める A 板書を確認し, 友達とも確認しなワークシート がら丁寧に間引きをすることがで きる B 板書に従って間引きをすることが できる C 作業内容が理解できず, 間引きに 戸惑っている 間引きをやって見せながら, 間引 作業記録を書く きする苗について確認させる まとめあげ 10 6 今日の作業内容を発表する どのような苗を間引いたか等発表ワークシートさせる 友達の発表を聞き, 自分の作業を振り返させる る 5 7 学習のまとめとして, 自己 片付け, 清掃をしっかり行わせる ワークシート 評価を行い, 感想を書く 次時の予告をする - 6 -