魚津市固定資産 ( 土地 ) 評価事務取扱要領 魚津市

Similar documents
宅地 雑種地 田に土盛りをして畑とした土地牧草栽培地 農業用施設の内部で用水を利用しないで耕作する土地 家屋建築用地として造成され 道路 上下水道 公共施設等を備えている土地建物に付随する広場 庭園 通路等に過ぎないと認められる土地 工場又は営業場に接続する物干場又はさらし場用地 家屋の敷地内にある

Microsoft Word - H30 市税のしおり最終版

目 次 1 固定資産税と固定資産税評価 1 1 固定資産税とは 1 2 固定資産税の課税のしくみ 2 (1) 固定資産税を納める人 ( 納税義務者 ) 2 (2) 税額の計算 2 2 固定資産税評価のあらまし 1 固定資産税評価の意義 2 固定資産税評価によって求める価格とは 3 固定資産の価格を求

第 5 節 鉱泉地 第 6 節 池沼 第 7 節 山林 第 8 節 牧場 第 9 節 原野 第 10 節 雑種地 第 11 節 その他 第 12 節 経過措置 第 2 章 家屋 第 1 節 通則 第 2 節 木造家屋 第 3 節 非木造家屋 第 4 節 経過措置 第 3 章 償却資産 第 1 節 償

市税のしおり2016表紙再3

1. 固定資産税 都市計画税について 固定資産税は 毎年 1 月 1 日 ( 賦課期日 といいます ) 現在に土地 家屋 償却資産 ( こ れらを総称して 固定資産 といいます ) を所有している人が その固定資産の所在する 市町村に納める税金です 都市計画税は 下水道 街路 公園などの都市計画事業

<4D F736F F D2095DB974C E8A A E89638B4B91A52E646F63>

11総法不審第120号

Microsoft Word - 暱京髟裆 平拒16年(衄ㇳ)32.docx

73757固定資産

税理士法人チェスター【紹介】

Microsoft Word - (新)滝川都市計画用途地域指定基準121019

第 6 回令和元年度固定資産評価実務者勉強会 第 3 部 税理士による最近の各種課税評価に関するお話 講師 : 税理士 不動産鑑定士 赤川明彦 ( 株式会社土地評価センター取締役 ) copyright 2019 KOTOBUKI PROPERTY ASSESSMENT all rights res

Microsoft Word - H30

固定資産(土地)評価基準取扱要領

~ 都市計画道路予定地の評価 ~ 今回の豆知識では 我々不動産鑑定士が日常の評価業務において良く目にする 都市計画 道路予定地 の評価について取り上げてみたいと思います 1. 都市計画道路とは? 都市計画法では 道路 公園 下水道処理施設等の施設 ( 都市施設 ) のうち必要なものを都市計画に定める

宅地造成費の金額表

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

Microsoft Word - H30厚木市固定資産(土地)評価事務取扱基準

研シ(○○コ)第00000号_依頼者名

「公売不動産の購入業者の        視点について」

ており 土地の個別的要因に係る補正が全て考慮されたものとなっていることから 土地の形状 道路との位置関係等に基づく個別的要因に係る補正 すなわち評価通達 15(( 奥行価格補正 )) から 20(( 不整形地の評価 )) まで及び 20-3(( 無道路地の評価 )) から 20-6(( 容積率の異な

3-3 新旧対照表(条例の審査基準).rtf

1 天神 5 丁目本件土地及び状況類似地域 天神 5 丁目 本件土地 1 状況類似地域 標準宅地

< F2D F090E0967B95B C52E6A7464>

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

路線価図

高島市職員措置請求に係る監査の結果について 第 1 請求の受付 1 請求書の提出平成 29 年 9 月 28 日 2 請求人 3 請求の要旨 ( 高島市職員措置請求書 の原文のまま記載) 1 請求の要旨高島市長による平成 29 年度の固定資産税の賦課において 別紙の固定資産について 家屋の未評価によ

中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書【神奈川県】

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

『知っておきたい 不動産所有コストの中身と抑えるコツ』

調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

販売用不動産の時価評価の基準(案)と論点

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

Microsoft Word - 01_表紙(大).doc

筑豊広域都市計画用途地域の変更 ( 鞍手町決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する 種類 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 面積 約 45ha 約 29ha 建築物の容積率 8/10 以下 8/10 以下 建築物の建蔽率 5/10

ウ商業地等である 町の土地の平成 28 年度分の固定資産税の課税標準額は 法附則第 18 条第 5 項及び第 25 条第 5 項の規定により 課税標準となるべき価格に0.7を乗じた額となる なお 岐阜市税条例 ( 昭和 25 年岐阜市条例第 14 号 以下 条例 という ) においては これと異なる

12. 地価公示は 土地鑑定委員会が 毎年 1 回 2 人以上の不動産鑑定士の鑑定評価を求め その結果を審 査し 必要な調整を行って 標準地の正常な価格を判定し これを公示するものである 13. 不動産鑑定士は 土地鑑定委員会の求めに応じて標準地の鑑定評価を行うに当たっては 近傍類地の取 引価格から

議案 1 田園住居地域内市街化区域農地の評価方法 ( 案 ) について 固定資産評価基準を別紙のとおり改正し 地方税法附則第 19 条の 2 の 2 の規定に基づき 平成 31 年度分の固定資産税から適用する 固定資産評価基準第 1 章第 2 節の 2 1

スライド 1

す ) 5 地区 地域内の各筆の評価 ( 一画地の宅地ごとに評価額を算出します < 土地に対する課税 > (1) 評価のしくみ固定資産評価基準によって 地目別に定められた評価方法により評価します 平成 6 年度の評価替えから 宅地の評価は 地価公示価格の 7 割を目途に均衡化 適正化が図られています

<4D F736F F D2090E797A2836A B835E CC82DC82BF82C382AD82E88E77906A B8C91CE8FC6955C F97702E646F63>

Microsoft Word _大和システム瓦版.docx

1

目 次 第 1 章 総 則 1 1 目 的 1 2 地目の認定 1 3 地積の認定 2 4 存在が確認できない土地の取扱い 3 第 2 章 宅 地 4 1 宅地の評価 4 2 市街地宅地評価法 6 3 画地計算法 9 4 その他の宅地評価法 34 ( 別表 1) 宅地の比準表 38 第 3 章 市街

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

(Microsoft Word - fiÁ‰L”dŠl‘‚‡g33.doc)

Microsoft Word _平拒30ã••åłºå®ıè³⁄çfl£ï¼‹åœ�åœ°ï¼›è©Łä¾¡äº‰å‰Žå‘Œæ›±è¦†é€Ÿ.docx

目 次 第 1 章総則... 1 第 1 節基本的事項... 1 第 2 節評価の基本原則... 1 第 2 章土地... 1 第 1 節通則... 1 第 1 土地評価の基本... 1 第 2 地目の認定 認定の時期等 一般的な認定基準... 2 宅地... 2 農

第 1 基本的事項 1 業務内容についての順守事項本業務を行う不動産鑑定士又は不動産鑑定士補 ( 以下 不動産鑑定士等 という ) は 本業務が単に個別地点について行う鑑定評価と異なり 同一価格時点で大量に行う鑑定評価であり 特に面的な価格の均衡が求められる固定資産税評価のための基礎資料を作成するも

し, これを評点 1 点当たりの価額に乗じて, 各筆の宅地の価額を求めるものとしている 市街地宅地評価法は,1 状況が相当に相違する地域ごとに, その主要な街路に沿接する宅地のうちから標準宅地を選定し,2 標準宅地について, 売買実例価額から評定する適正な時価を求め, これに基づいて上記主要な街路の

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

相続財産の評価P64~75

はじめに 1 第 1 章土砂災害警戒区域の概要と現状分析 1 近年の土砂災害状況 2 2 土砂災害警戒区域 土砂災害特別警戒区域について 4 3 大阪府内の指定状況等について 6 4 土砂災害警戒区域等指定に伴う不動産価格への影響 8 第 2 章固定資産税評価について 1 固定資産税の概要 10 ⑴

Microsoft Word - H30藤枝市事務取扱要領.doc

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 優秀作品(土地)

1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

Microsoft Word - 03_覆速系₢㕒溶込盋㕂.doc

予定建築物等以外の建築等の制限 法 42 条 立地基準編第 5 章 (P127~P131) 法第 42 条で規定されている 予定建築物等以外の建築等の制限 については 次のとおりとする 1 趣旨開発許可処分は 将来その開発区域に建築又は建設される建築物又は特定工作物がそれぞれの許可基準に適合する場合

【印刷用】H30 評価要領.doc

<4D F736F F D AA91E38E738D908EA691E A919B89B AE82CC89FC90B32E646F6378>

本検討会で扱う「所有者の所在の把握が難しい土地」とは

きんび利用目的に重点を置き 部分的に僅少の差異が存するときでも土地全体として の状況を観察し認定する ( 評価基準第 1 章第 1 節一 ) ただし 一筆の土地が相 当の規模で二以上全く別個の用途に利用されているときには その利用状況によ って区分し それぞれに地目を定めることができる なお 利用状

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

3 騒音に関する規制 (1) 騒音規制法 ア特定工場に関する規制 ( ア ) 規制地域の種別 a 規制区域の種別 第 1 種区域第 2 種区域第 3 種区域第 4 種区域 良好な住居の環境を保全するため 特に静穏の保持を必要とする区域 住居の用に供されているため 静穏の保持を必要とする区域 住居の用

都市計画の概要

A362110EDE1602BA49256B5A002AA2F

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全



Microsoft Word - 別添資料

生産緑地制度の概要 市街化区域内の農地で 良好な生活環境の確保に相当の効用があり 公共施設等の敷地に供する用地として適している 500 m2以上 *1 の農地を都市計画に定め 建築行為や宅地の造成を許可制により規制し 都市農地の計画的な保全を図る 市街化区域農地は宅地並み課税がされるのに対し 生産緑

第 5 章 N

(告示)新旧対照表

承認第03号-都市計画税条例の一部改正(専決処分)【確定】


名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

市街化調整区域内における地区計画について

固定資産の価格は 国が示す基準で評価します 固定資産の評価は 国が示す 固定資産評価基準 によって行うこととされています ( 固定資産評価基準は 総務大臣が告示します ) これにより 評価した価格 ( 評価額 ) は 毎年 3 月 31 日までに市町村長が決定します 平成 30 年度の価格 ( 評価

Ⅰ 用途地域指定の基本方針 1 用途地域別 市街地像 と指定の基本方針 1 2 境界の設定 4 3 用途地域見直しの時期 5 4 その他の地域地区や地区計画の活用 6 Ⅱ 用途地域の指定基準 第一種低層住居専用地域 7 第二種低層住居専用地域 9 第一種中高層住居専用地域 11 第二種中高層住居専用

平方・中野久木物流施設地区

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

73,800 円 / m2 幹線道路背後の住宅地域 については 77,600 円 / m2 という結論を得たものであり 幹線道路背後の住宅地域 の土地価格が 幹線道路沿線の商業地域 の土地価格よりも高いという内容であった 既述のとおり 土地価格の算定は 近傍類似の一般の取引事例をもとに算定しているこ

東京都市計画用途地域の変更 ( 東京都決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する ( 中野区分 ) 種類面積容積率建ぺい率 第一種低層住居専用地域 第 二 種 低層住居 専用地域 /10 15/10 4/10 5/10 外壁の後退距離の限度 建築物の敷

(4) 農業振興地域の整備に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 58 号 ) 第 8 条第 2 項第 1 号に規定する農用地区域 (5) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) による農地転用が許可されないと見込まれる農用地 (6) 森林法 ( 昭和 26 年法律第 249 号 ) 第

<4D F736F F D2095F18D9091E682518D E7390EC8E E738C7689E690C58FF097E182CC88EA959482F089FC90B382B782E98FF097E EA8C88816A B8C91CE8FC6955C E646F6378>

第 5 地区拠点地区計画の区域には 次に掲げる区域及び地域は含まないものとする (1) 農業振興地域の整備に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 58 号 以下 農振法 という ) 第 8 条第 2 項第 1 号に規定する農用地区域 (2) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) による農

Microsoft Word - 条例.doc

処分済み

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

都市計画法による市街化調整区域等における開発許可等の基準に関する条例

表 区域の区分 区域の区分第一種区域第二種区域第三種区域第四種区域 該当地域 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 ) 第 2 章の規定により定められた第一種低層住居専用地域及び第二種低層住居専用地域都市計画法第 2 章の規定により定められた第一種中高層住居専用地域 第二種

04-1 固定資産税

2 都市計画法第 34 条第 11 号に係る区域指定の許可基準について 都市計画法の趣旨 施策の方針市街化調整区域において, 市街化区域に隣接又は近接し, 一体的な日常生活圏を構成している市街化の進行した一定の区域を条例で指定し, 予定建築物を周辺環境と調和する用途に制限することにより, 許可の対象

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

和泉市の宅地開発における制度

Transcription:

魚津市告示第 50 号 魚津市固定資産評価事務取扱要領 ( 土地 ) を別紙のとおり定める 平成 30 年 3 月 28 日 魚津市長村椿晃

魚津市固定資産 ( 土地 ) 評価事務取扱要領 魚津市

目 次 第 1 章通則... 1 1. 土地の評価... 1 2. 現況による評価... 1 3. 土地評価の基本... 1 4. 地目の認定... 1 5. 地積の認定... 2 第 2 章宅地の評価... 2 1. 宅地の評価... 2 2. 市街地宅地評価法... 2 3. その他の宅地評価法... 7 第 3 章農地の評価... 7 1. 一般農地... 7 2. 宅地等介在田... 7 3. 勧告遊休農地... 8 第 4 章農業用施設用地... 8 1. 農業用施設用地... 8 2. 農業用施設用地の評価... 8 第 5 章山林の評価... 9 第 6 章鉱泉地の評価... 9 第 7 章池沼の評価... 9 第 8 章牧場の評価... 9 第 9 章原野の評価... 9 第 10 章雑種地の評価... 9 1. 雑種地の分類... 9 2. ゴルフ場用地の評価... 10 3. 鉄軌道用地の評価... 10 4. その他の雑種地の評価... 11 第 11 章その他の補正... 11 1. 評価基準による補正... 11 2. 市町村長の行う 所要の補正... 12

第 1 章通則固定資産税の課税客体となる土地の評価事務については 地方税法 ( 昭和 25 年法律第 226 号 ) 第 403 条第 1 項の規定に基づき 総務大臣の告示した 固定資産評価基準 及びこの取扱要領により行うものとする 1. 土地の評価の基本方針評価は 原則として土地の状況を実地に調査し 当該土地の賦課期日における現況により行うものとし 次に掲げる土地の地目別にそれぞれ以下に定める評価の方法によって行うものとする この場合において 土地の地目も土地の現況によるものとする (1) 宅地 (2) 田 (3) 畑 (4) 山林 (5) 鉱泉地 (6) 池沼 (7) 牧場 ( 8 ) 原野 (9) 雑種地 2. 地目の認定 (1) 認定の時期地目の認定は 賦課期日である1 月 1 日現在の状況で行うものとする (2) 現況主義土地の評価上の地目は 土地登記簿上の地目にかかわりなく現況の地目及び各々の画地に関わる法的利用規制の状況を勘案して決定するものとし 原則として実地調査により把握し 認定するものとする (3) 認定の単位地目の認定は 原則として一筆ごとに行うものとする この場合における地目の認定は 土地の現況及び利用目的に重点を置き 部分的に僅少の差異が存するときでも 土地全体としての状況を観察して認定するものとする (4) 一般的な認定基準 1 宅地建物の敷地及びその維持若しくは効用を果たすために必要な土地 1

2 田農耕地で用水を利用して耕作する土地 3 畑農耕地で用水を利用しないで耕作する土地 4 山林耕作の方法によらないで竹木の生育する土地 5 鉱泉地鉱泉 ( 温泉を含む ) の湧出口及びその維持に必要な土地 6 池沼潅漑 ( かんがい ) 用水でない水の貯水池 7 牧場家畜を放牧する土地 8 原野耕作の方法によらないで雑草 潅木類の生育する土地 9 雑種地以上のいずれにも該当しない土地 3. 地積の認定地積は 次に掲げる区分により認定する (1) 登記簿に登記されている土地については 原則として 登記簿に登記されている地積により認定する (2) 登記簿に登記されていない土地については 現況により認定する 第 2 章宅地の評価 1. 宅地の評価宅地の評価は 各筆の宅地について評点数を付設し 当該評点数に評点一点当たりの価格を乗じて 各筆の宅地の価額を求めるものとする 各筆の宅地について評点数を付設する方法としては 主として市街地的形態を形成する地域における宅地については 市街地宅地評価法 を 主として市街地的形態を形成するに至らない地域における宅地については その他の宅地評価法 を採用するものとする 2. 市街地宅地評価法 (1) 用途地区の区分 1 目的用途地区の区分は 地域的な広がりをもつ複雑な宅地の評価において 宅地の価格要素の共通な等価地区の区分の前段的作業であり 路線価の付設 画地計算を行う場合の画地計算法の適用の基礎となるものである 2 区分の基準用途地区は 宅地の価格に影響を及ぼす諸要素のうち 地域的にみて類似性の強い要素を基準として区分するもの 2

であり 具体的には宅地がおおむね適業適地の原則に従って利用されていることから その利用状況が類似している地区ごとに区分するものとする 3 当市における用途地区当市における用途地区は 固定資産評価基準に基づき 当市の利用状況等を総合的に勘案した結果 次のとおりとする 3

大区分 小区分 地区の状況 都市計画法で定める商業地域や近隣商業 商業地区普通商業地区 地域内 あるいは住居地域 準工業地域内の幹線道路 ( 国県道等 ) 沿いに中低層 の店舗 事務所等が連たんする地区 商業地区の周辺部 ( 主として都市計画法 で定める商業地域や近隣商業地域内 ) あ 併用住宅地区 るいは 第 1 種住居地域 第 2 種住居地域 準工業地域内の幹線道路沿いに 戸 建住宅 店舗併用住宅 小規模の店舗や 住宅地区 事務所等が混在する地区 主として都市計画で定める第 1 2 種低 層住居専用地域 第 1 2 種中高層住居 普通住宅地区 専用地域 第 1 種住居地域 第 2 種住居 地域及び準工業地域内にあって 主とし て戸建住宅が建ち並ぶ地区 主として家内工業者の居住する地区をい い おおむね都市計画法で規定する特別 家内工業地区 工業地区 準工業地域又は第 1 種住居地域 第 2 種住居地域内で 主として家内 工業を営む建物の敷地が 300m2程度まで の工場が集中している地区 主として都市計画で定める準工業地域 中小工場地区 工業地域で敷地規模が9,000m2程度までの 工業地区 工場 倉庫等が建ち並ぶ地区 主として都市計画法で定める準工業地 域 工業地域 工業専用地域内で敷地規 模が9,000m2を超える工場 倉庫 流通セ 大工場地区 ンター 研究開発施設等が建ち並ぶ地区 単独で3ha 以上の敷地規模のある画地 によって形成される地区 1 画地の平均規模が9,000m2以上の工業 団地 流通業務団地等 温泉街地区 門前仲見世地区 名勝地区 観光地区 海水浴場地区等で一般の商業地区とは 若干その性格を異にする地区 4

(2) 状況類似地域区分の設定 状況類似地域は価格形成要因の類似性に基づいて区分した 用途地区を 更に類似した要因を絞り込み その絞り込んだ価格形成要因の同質性に基づいて細分化する また 価格事情においては 状況類似地域相互の価格差が 2 割程度の地域ごとに標準宅地を選定することを勘案した状況類似地域区分を設定する (3) 主要な街路の選定及び標準宅地の選定 1 標準宅地の選定の意義標準宅地は 主要な街路 に路線価を付設するために選定されるものであり その他の街路 の路線価との均衡を図り しいては状況類似地域内の評価の均衡及び状況類似地域間の均衡を確保しようとするものである 2 主要な街路の選定主要な街路は 状況類似地域区分によって区分した状況類似地域につき1 街路を選定するものである 3 標準宅地の選定標準宅地は 主要な街路 に沿線する宅地のうちから 次のような宅地を目標として選定する ア. 沿接している主要な街路以外の街路には接しない宅地イ. 間口がその状況類似地域の標準的である宅地ウ. 奥行がその状況類似地域の標準的である宅地エ. その他 がけ地補正等の補正を必要としない宅地 (4) 路線価の付設 1 路線価の意義路線価とは 街路に接面する標準的な画地 ( 標準宅地 ) が有する宅地としての利用価値のことであり 1 平方メートル当たりの標準価格によって表示する 2 路線価の付設対象路線価は 次の各号に掲げるものに付設する ア. 国又は地方公共団体の所有する土地で 公共施設として道路の用に供されているものイ. 現に公共の用に供されていると認められる道路で ア以外のもの ( 以下私道等という ) 3 路線価の区分状況類似地域内の路線価付設対象路線について 路線の物理的状況等に応じて適正に区分するものとする 5

ア. 路線区分の原則 ( ア ) 道路の交差点から交差点を一単位とする ( イ ) 価格要因の相違が認められず 街路ごとに路線を設定することが評価を煩雑にする場合には 2 街路以上に 1 路線付設する ( ウ ) 宅地の状況が 1 街区の間で相違すると認められるときは 上記の規定にかかわらず 1 街区を 2 以上の路線に区分する 又は 1 街区に 2 つの路線を付設 ( 二重路線 ) することができる 4 主要な街路の路線価の付設主要な街路の路線価の付設に当たっては 原則として不動産鑑定士等に標準宅地の鑑定評価を求め 当該評価により求められた価格 ( 標準価格 ) の 7 割を目途にして路線価を付設するものとする 5 その他の街路の路線価の付設その他の街路の路線価は 主要な街路の標準宅地とその他の街路に沿接する標準的な宅地との間における 相互の街路状況 公共施設等の接近状況 家屋の疎密度 その他の宅地の利用上の便等の相違を総合的に考慮して 付設するものとする 具体的には以下の 4 点の価格形成要因から比準するものとする ア. 街路条件街路の系統による連続性や 面的な街路の整備状況等の 街路の地域的条件 と 路線毎の幅員 舗装有無 行止まり道路等の 路線の個別条件 を要因として採用する イ. 交通接近条件公共施設等との接近状況で 鉄道駅 市役所 学校 バス停留所等の生活上の利便施設で 土地の価格に影響を与えているものを要因として採用する ウ. 環境条件下水道 都市ガス等の整備状況 汚水処理場等の嫌悪施設との接近状況を要因として採用する エ. 行政条件都市計画用途地域 建ぺい率 容積率等の土地利用に関する行政上の規則を要因として採用する (5) 各筆の評価額の算出各筆の評価は 各筆の沿接する路線価を基に 画地計算法を適用して求めるものとする 6

3. その他の宅地評価法 ( 1 ) 適用地域の判定指針宅地の存する地域で 市街地宅地評価法 の適用地域以外の地域については その他の宅地評価法 を適用するものする (2) 状況類似地区の区分状況類似地区は 宅地の沿接する道路の状況 公共施設等の接近の状祝 家屋の疎密度 その他利用上の便等を総合的に考慮し おおむねその状況が類似している地区ごとに区分するものとする ( 3 ) 標準宅地の選定標準宅地は 状況類似地区ごとに 道路に沿接する宅地のうち 奥行 間口 形状等からみて 標準的と認められるものを選定する ( 4 ) 標準宅地の評点数の付設標準宅地の評点数の付設に当たっては 原則として不動産鑑定士等に標準宅地の鑑定評価を求め 当該評価により求められた価格 ( 鑑定評価価格 ) の 7 割を目途にして評点数を付設する ( 5 ) 各筆の評価額の算出標準宅地の評点数に宅地の比準表に基づく比準割合を乗じて 各筆の評価額を算出するものとする 第 3 章農地の評価 1. 一般農地一般農地である田及び畑の評価は 各筆の田及び畑について標準地比準方式によって評点数を付設し 当該評点数を評点一点当たりの価額に乗じて 各筆の田及び畑の価額を求める方法によるものとする この場合 主として地勢 土性 水利 その他自然的及び経済的諸条件について検討して状況類似地区を区分のうえ さらに利用の便 収量 日照等を総合的に判断して評価するものとする 2. 宅地等介在農地宅地等介在農地と分類される土地は 外見上農地としての形態を留めているが 実質的には宅地等としての潜在的価値を有していると考えられ これを農地と同等に生産力条件に着目して評価することは不合理であり かつ宅地等との間に不均衡を生ずることとなるため 宅地等介在農地として評価を行うものである 宅地等介在農地として評価する時点は原則として農地法の転用の許可を受けた時点である 評価については 宅地等介在農地の所在により 市街地宅地評 7

価法 および その他の宅地評価法 の評価方法に準じ求めた基準となる価格から 当該宅地等介在農地を宅地に転用する場合において通常必要と認められる造成費に相当する額 ( 造成費相当額 ) を控除して求めるものとする ただし 基本価額の1/ 2が造成費相当額より小さい場合は 基本価額の1/ 2を固定資産評価額とするものとする 3. 勧告遊休農地勧告遊休農地 ( 地方税法附則第 17 常の3 第 1 項に規定する勧告遊休農地をいう ) の評価については 通常の農地価額で売買価格 0.55となっているところ 0.55を乗じずに価額を求める方法によるものとする 第 4 章農業用施設用地 1. 農業用施設用地の地目の認定について農用地区域や市街化調整区域に存在する農業用施設用地の地目の認定は 次によるものとする ( 平 11.9.29 自治評第 40 号自治省税務局資産評価室長通知 ) 農業用施設の所在 農業用施設の態様 認定地目 農業用施設が農家 施設が家屋か否かにかかわらず全 宅 地 の敷地にある場合 体として地目認定 農業用施設が農家の敷地外にある場 施設が家屋として認定される場合施設の内部で耕作が行われている 農 地 合 施設の内部で耕作が行われていな 宅 地 い 施設が家屋として認定されない場合施設の内部で耕作が行われている 農 地 施設の内部で耕作が行われていな 雑種地 い 牧場に所在する場合 牧場内の牧草栽培地等と一体として認定 牧 場 2. 農業用施設用地の評価農業用施設の用に供する宅地の評価は 該当地区の農地の価額を基準として求めた価額に造成費相当額を加えたものとし 当該地区の宅地評価額の1/ 2が造成費相当額より小さい地区においては 宅地評価額の1/2を固定資産評価額とするものとする 8

第 5 章 山林の評価 一般山林の評価は 各筆の山林について標準地比準方式によって評点数を付設し 当該評点数を評点一点当たりの価額に乗じて 各筆の田及び畑の価額を求める方法によるものとする この場合 地勢 上層 林産物の搬出の便等の状況を総合的に考慮し おおむねその状況が類似していると認められる地区ごとに状況類似地区を区分したうえで評価するものとする 第 6 章鉱泉地の評価鉱泉地の評価は 当該鉱泉地の基準年度の前年度の価額に当該鉱泉地の鉱泉を利用する温泉地に存する宅地の基準年度における価額の前基準年度における価額に対する割合を乗じて求める方法によるものとする 評価額 = 基準年度の前年度の価額 近傍宅地の価額の変動率 変動率 = 当該鉱泉地の鉱泉を利用する温泉地の宅地の当該基準年度の価額 当該鉱泉地の鉱泉を利用する温泉地の宅地の前基準年度の価額 第 7 章池沼の評価池沼の評価は 池沼の位置 形状 利用状況等を考慮し 附近の土地の価額に比準してその価額を求めるものとする 第 8 章牧場の評価牧場の評価は 牧場の売買実例価額から評定する適正な時価によってその価額を求める方法によるものとする ただし 市町村内に牧場の売買実例価額がない場合においては 牧場の位置 土性 地形等を考慮し 附近の土地の価格に比準してその価格を求める方法によるものとする 第 9 章原野の評価原野の評価は 原野の位置 形状 利用状況等を考慮し 附近の土地の価額に比準してその価額を求めるものとする 第 10 章雑種地の評価 1. 雑種地の分類評価基準では雑種地をその利用状況に応じて 次のように分類し 9

その分類に応じた評価の方法を採るものとしている ( 1 ) ゴルフ場等用地 ゴルフ場 遊園地 運動場 野球場 競馬場及びその他これらに類似する施設の用に供する土地 ( 2 ) 鉄軌道用地 鉄道又は軌道による運送の用に供する土地 ( 3 ) その他の雑種地 ( 1 ) ( 2 ) 以外の土地 2. ゴルフ場等用地の評価ゴルフ場等用地の評価は ゴルフ場の近傍山林の時価にゴルフ場の造成費を加算し これに宅地の評価割合 (7 割 ) や位置 利用状況等による補正を乗じて求めるものとする ( 平 11.9. 1 自治評第 37 号自治省税務局資産評価室長通知 ) なお 近傍山林の時価については 山林比準方式 により求めるものとする ゴルフ場用地の近傍宅地の評ゴルフ場のコース宅地の評位置 利用状況 + の山林の時価価割合に係る造成費価割合等による補正 3. 鉄軌道用地の評価 (1) 鉄軌道用地 ( 複合利用鉄軌道用地以外 ) の評価 1 鉄軌道用地の定義ア. 線路敷 ( 工場の敷地内にあるものは除く ) の用に供する土地 イ. 停車場建物等の用に供する土地 ウ. 前ア イの土地に接する変電所 車庫 倉庫等及び現業職員の詰め所の用に供する土地 2 評価方法当該鉄軌道用地に沿接する土地を鉄道沿線ごとにまとめ 加重平均価額を求める 求められた加重平均価額に3 分の1を乗じ評価するものとする ( 2 ) 複合利用鉄軌道用地の評価 1 複合利用鉄軌道用地の定義ア. 複合利用建物 ( 鉄道又は軌道による運送の用 ( 以下 運送の用 という ) に供する部分と鉄道又は軌道による運送以外の用 ( 以下 運送以外の用 という ) に供する部分を有する建物をいう ) の敷地である鉄軌道用地 ( イに該当するものを除く ) イ. 鉄軌道用地でその上部に設置された人工地盤等の上に複合利用建物若しくは運送以外の用にのみ供する建物 ( 以下 複合利用建物等 という ) があるものその他人工地盤等の上 10

を運送以外の用に供するもの又は鉄軌道用地で近接する土地にある複合利用建物等の一部がその上部にあるもの ウ. 鉄軌道の高架下にある鉄軌道用地で 当該土地に運送以外の用にのみ供する建物があるものその他当該土地を運送以外の用に供するもの ( アに該当するものを除く ) なお 魚津市ではウのみ該当する 2 評価方法複合利用鉄軌道用地の地積を運送の用に供する部分の面積と運送以外の用に供する部分の面積で按分し それぞれの地積に対応する価額を算出し価額を求める方法によるものとする 4. その他の雑種地の評価その他の雑種地は 土地の利用状況を考慮し 附近の土地の価額に比準してその価額を求めるものとする 第 11 章その他の補正 1. 評価基準による補正 (1) 砂防指定地の評価 ( 評価基準第 1 章第 11 節一 ) 砂防法第 2 条の規定に基づき指定された土地 ( 以下 砂防指定地 という ) のうち山林の評価は 当該土地における一定の行為 ( 立木伐採 土地の形状変更 工作物設置等 ) の禁止または制限の程度に応じて定めた2 分の1を限度とする補正率を適用してその価額を求める方法によるものとする 1 対象となる土地現況地目が 山林 の土地 2 評価方法ア. 全筆が指定を受けているもの課税地積を減価評価の対象とする 登記地積 課税地積 計測地積の一致 不一致にかかわらず 単価 課税地積に補正率 0.5 を乗じたものを評価額とするものとする 砂防地指定分評価額 = 単価 課税地積 0.5 イ. 一部の筆が指定を受けているもの (1) 筆全体の計測地積と指定地分の計測地積から指定地割合が提示されているもの課税地積に指定地割合を乗じた地積を減価評価の対象とする ( 指定箇所 筆が重複していることにより合算した指定地割合が 100% となるものは 全筆が指定を受けているもの 11

として減価評価する ) 砂防地指定地積 = 課税地積 指定地割合砂防地指定分評価額 = 単価 ( 砂防地指定地積 0.5) (2) 指定地分の計測地積のみ提示されているもの 1 指定地面積が登記地積 ( 課税地積 ) 以上のもの全筆が指定を受けているものとして減価評価の対象とするものとする 砂防地指定分評価額 = 単価 課税地積 0.5 2 指定地面積が登記地積 ( 課税地積 ) より小さいもの課税地積と指定地分の計測地積から指定地割合 (% ) を按分計算により算出し 砂防地指定部分を減価評価の対象とするものとする 指定地割合 = 指定地面積 課税地積砂防地指定地積 = 課税地積 指定地割合砂防地指定分評価額 = 単価 ( 砂防地指定地積 0.5) ウ. 計測不能等により筆全体の計測地積 指定地分の計測地積とも提示されていないもの減価評価しないものとする 2. 市町村長の行う 所要の補正 固定資産評価基準第 1 章第 3 節二の ( 一 ) の4 及び第 3 節二の5 各筆の宅地の評点数の付設 に基づき 宅地の状況に応じて 以下の所要の補正を適用させることができるものとする (1) 横断歩道橋 1 補正の対象接面道路に歩道橋が設置されている宅地を対象として行うもので 歩道橋が設置されていることによる接面街路との一体的利用の阻害に対する補正を行うものとする 2 補正の方法接面道路に歩道橋等が設置されている宅地の中で 歩道橋等が設置されていることにより接面街路との一体的利用の阻害が認められる土地については 状況により無道路補正 ( 0.6) もしくは 路線価を不採用することにより補正を行うものとする ( 2 ) 高圧線下地 1 補正の対象高圧線の下になっている土地 ( 宅地比準地目 ) 12

2 補正の方法地役権の設定地積を課税地積で除して高圧線補正 (0.5) を乗じて算出された数値を差し引いて求められる数値を補正するものとする ( 3 ) 介在農地 1 補正の対象宅地等介在農地について 周辺の宅地や一般農地との評価の均衡 利用上の制限等を評価に反映させるため補正を行うものとする 2 補正の方法路線価に路線評価額区分及び盛土の高さごとの補正率 ( 路線評価額から宅地造成費を差し引いた数値を路線評価額で除して算出された率 ) を乗じて補正を行うものとする ( 4 ) 再生エネルギー施設用地評価 1 補正の対象再生エネルギー施設が設置された土地 2 補正の方法当該土地に地目は雑種地とし 近傍地比準方式を採用し 比準元の地目に関しては 土地の位置 利用状況等を考慮したうえ 十分に現地調査を行い決定するものとする (5) その他の雑種地 1 補正の対象雑種地 ( 宅地批准 ) として評価している 駐車場 資材置場 私有道路 ゴミステーションに対して補正するものとする 2 補正の方法造成の要否 位置及び利用状況等を考慮したうえで 補正を行うものとする 補正率は次の表のとおりとする 13

その他の雑種地補正表 分類 補正方法 1 駐車場 ( 造成不要 ) 課税地目 : 宅地 宅地 1.0 2 駐車場 ( 造成必要 ) 課税地目 : 雑種地 宅地 0.8~ 0.7 3 資材置場 ( 造成不要 ) 課税地目: 宅地 宅地 1.0~ 0.9 家屋がある宅地 1.0 整地が必要宅地 0.9 4 資材置場 ( 造成必要 ) 課税地目 : 雑種地 宅地 0.8~ 0.7 5 私有道路 課税地目: 私有道路 宅地 0.1( 非住宅用地 ) 4 画地以上ある場合または 道路位置指定を受けている道路で複数の画地があれば 登記地目が公衆用道路でなくても 課税地目 : 公衆道路とし非課税とする 6 ゴミステーション 融雪装置 課税地目 : 雑種地 宅地 0.1( 非住宅用地 ) (4) その他の評点算出法その他特別の事情により 著しい利用価値の減少が認められる宅地で 当該路線に沿接する他の画地との評価の均衡上 補正の必要があると認められるものについては 以上に掲げる画地の計算方法を適用して算出した評点数から 利用価値の減少する程度に応じて 評点数を控除するものとする 14

附則この告示は 公表の日から施行し 平成 30 年 1 月 1 日から適用する