Microsoft Word - 【H 現在版】■ガイドラインv8.doc

Similar documents
Microsoft Word - H180119コンパクトシティ説明用_仙台市_.doc

<4D F736F F F696E74202D E9197BF33817A959F89AA8CA78ACF8CF590558BBB82C9954B977682C88E7B8DF C4816A F4390B3>

<4D F736F F D2093C896D88CA794C5834B CF6955C A2E646F6378>

別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

2 おもてなしの推進 本県を訪れた旅行者がやすらぎと感動を覚え 再び訪れたくなる魅力ある地域づくりを進めるため 地域への誇りと愛着に基づくおもてなしを県民総参加により推進します 1 満足度 ( アンケート調査で非常に満足と答えた観光客の割合 ) 45% 以上 2 リピーター率 67% 以上 おもてな

交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF EE682E882DC82C682DF816988C4816A816A2E B8CDD8AB B83685D>

国内におけるサイクリング人口の増加 我が国の自転車保有台数は増加を続けている 近年 スポーツ車 ( ロードバイク等 ) が特に増加しており またサイクリングを楽しむ方が増加傾向 自転車保有台数の推移車種別販売台数の推移 年代別サイクリング実施率の推移 ロードバイク 電動アシストバイク 出典 : 笹川

一つとして評価を受けており サイクリング愛好者から日本屈指の サイクリストの聖地 として認識されています サイクリストの聖地を具現化するため JR 今治駅からJR 尾道駅までの道路左側にサイクリングの推奨ルートを明示する ブルーライン を敷設し サイクリストは迷わずにしまなみ海道を楽しめるほか サイ

スライド 1

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

剣淵_巻頭_00.01

北海道ドライブ観光促進社会実験 実施結果 1 例N 3を表示凡アプリ利用者の属性 実験期間中 1,211 人の外国人観光客が北海道内でアプリ Drive Hokkaido! を利用 ( 実験期間中の全道の外国人レンタカー貸渡台数 19,543 台の約 6% に相当 ) 国 地域別では香港 シンガポー

関経連_事業報告書CS4.indd

今年度の取組(案)について

目的 川越市は 埼玉県の南西部に位置し 新河岸川の舟運や川越街道を通じた江戸との交流により発展してきました 蔵造りの町並みや時の鐘などの歴史的な観光資源に恵まれ 都心からのアクセスも良いことから 毎年多くの観光客が本市を訪れています このような中 本市では 平成 20(2008) 年に 川越市観光振

ビワイチの発着地守山 PR 業務特記仕様書 1 業務の目的および方針県の推計では 過去 3 年間ビワイチサイクリストが増加基調にあり 本市においても世界的な有名自転車メーカー ジャイアント ストア開業後 マリオットホテルへのリブランド ピエリ守山の積極的なテナントリーシングや温浴施設オープン等の民間

ビワイチ守山サイクリスト誘客促進業務特記仕様書 1 業務の目的および方針滋賀県の推計では 過去 3 年間ビワイチサイクリストが増加基調にあり 本市においても世界的な有名自転車メーカー ジャイアント ストア開業後 マリオットホテルへのリブランド ピエリ守山の積極的なテナントリーシングや温浴施設オープン


渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF335F E52979C8CA78EA9935D8ED48A C7689E6817A91E63189F18DF492E889EF8B635F8EA9935D8ED482C98AD682ED82E98CBB8FF32E >

Microsoft Word _MICE_Q&A(最終案)

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 チャリ旅!~ 栃木県北サイクルツーリズム事業 ~ 2 地域再生計画の作成主体の名称大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町 3 地域再生計画の区域大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課

untitled

( ) () ( ) 12/6


untitled

untitled

グを図ることを目的に 石川県自転車競技連盟等と連携し 自転車競技大会や合宿の誘致 県内選手の強化等に取り組むだけでなく 競技者のみならず幅広い層のサイクリストをターゲットとした誘客を目指している しかし 県内唯一の自転車競技場の立地や 自転車競技大会やイベントの開催等により 本町が誇るサイクリング環

昇龍道フ ロシ ェクト 資料 3 昇龍道プロジェクトの 平成 31 年度活動方針 ( 案 ) 2019 年 3 月 8 日第 10 回昇龍道プロジェクト推進協議会


<4D F736F F F696E74202D E E096BE8E9197BF B998488AC28BAB89DB2E B8CDD8AB B83685D>

Microsoft PowerPoint - 05_資料4-1_宇都宮市の自転車施策について【宇都宮市作成】_150203表紙番号修正

での滞在になっている その一方 姫路市での宿泊者数は 633 人と極端に少ない状況である ( 観光庁宿泊統計 ) 旅行業者 教育機関 自転車愛好家など民間では インドネシアとの交流の取り組みが既に始まっているところである それに加え本市の強みである 1インドネシア人が興味を示す写真のスポットとしての

観光・サービス分科会 本編

北海道のサイクルツーリズム推進に向けた 中間とりまとめ 平成 30 年 3 月 30 日 北海道のサイクルツーリズム推進に向けた検討委員会

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

山梨県富士山世界遺産センター(仮称)整備検討委員会 資料

PowerPoint Presentation

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要地域の核となる観光資源のブラッシュアップ等の取組と, その観光資源の魅力を伝える戦略的なプロモーション, 観光客のニーズに応える受入態勢の整備を連動させることにより, 観光客の誘致と周遊促進が一層図るとともに, 観光客の興味を刺激する 広島県の魅力

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 5-2(3) に記載 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業まち ひと しごと創生寄附活用事業に関連する寄附を行なった法人に対する特例 ( 内閣府 ): A2007 (1) 事業名 : 勝山市まちなか誘客プロジェクト ( 拠点文化財改修

Microsoft PowerPoint - REP01_04.ppt


Microsoft Word - 【H 現在版】■ガイドラインv8.doc


2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

6. 自転車のまち あげお の目標 ビジョン 5. 現状と課題を整理し 3つの視点で目標 ビジョンを定め 目標 ビジョンごとに3 つの政策 施策を以下のとおり定めました 自転車が快適に利用できるまち は 自転車利用を促進するための自転車利用者目線の政策 施策を中心に立案しています また 自転車マナー

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

ラグビーワールドカップ2019及び 東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた 掛川市の取組基本方針

目 次 1 目指すべき方向の策定に当たって 背景 目的 2 山梨県内の公共交通の現状と課題 本県を取り巻く環境 本県のバス交通の現状等 観光客と利用する交通手段等 3 山梨県のバス交通の目指すべき方向 背景と課題 基本的な考え方 基本理念 実現する将来像 基本目標 4 広域的な路線 5 地域内路線

平成 29 年 1 月 13 日観光庁 カテゴリー Ⅱ 以上の認定外国人観光案内所への支援を開始します 二次募集 ~ 訪日外国人旅行者にとって利用しやすい観光案内所の整備を促進 ~ 観光庁は 平成 29 年 1 月 13 日より JNTO( 日本政府観光局 ) が認定するカテゴリー Ⅱ 以上 ( )

1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)


①.xlsx

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

業務委託仕様書

公益目的支出計画実施報告書 29 年度 (2017/4/1 から 2018/3/31 まで ) の概要 1. 公益目的財産額 10,097,432 円 2. 当該事業年度の公益目的収支差額 ((1)+(2) (3)) 10,213,503 円 (1) 前事業年度末日の公益目的収支差額 7,130,4

お客様用 Q&A [ 試乗サービス共通 ] ヘルメットを持っていません それでも試乗は可能ですか? 無料でヘルメットを貸し出しておりますので お申し出ください 愛用しているペダルに付け替えたいが 持ち込みは可能? また取付け費用は発生するの? 付け替えは可能です ペダルの付け替えのみ工賃は発生しませ

3. 国 地域別調査結果 (1) 中国国籍 問 2. あなたの性別 年齢を教えてください 性別 中国国籍では 女性 が 56.3% 男性 が 43.7% となっています 年齢 中国国籍で最も多いのは 30 歳代 で 42.2% 次いで 20 歳代 25.6% 40 歳代 17.1% となっています

平成 30 年度上期観光入込客数状況について Ⅰ. 本市の上期観光入込客数の概要について 平成 30 年度上期観光入込客数は 総数 380,100 人で 前年の 399,700 人より 19,600 人 4.9% の 減となった (1) 道内客 道外客の状況 道内客が 98,200 人で 前年の 9

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF C815B B838A CC95FB8CFC90AB205B8CDD8AB B83685D>

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F D208BE68F4390B E9197BF342082DC82BF82C382AD82E88E968BC682CC8C9F93A282C982C282A282C E646F63>

資料 -2 国道 24 号烏丸通 歩行者 自転車通行安全協議会 国道 24 号烏丸通の概要 平成 30 年 3 月 国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

江東区 「自転車条例」の手引

<4D F736F F D2095BD90AC E93788E968BC68C7689E68F912E646F6378>

2. 現状と課題 3 大津市の観光地としての課題 大津市の観光地として成長するには強みを磨き上げていく事と並行して 他の観光地と比較し課題を明らかにする事が大切です 大津市の観光地としての課題は 複数の調査結果をまとめ 次の5つであると考えています 1 一人あたりの来訪者の現地小遣いが低い 2 来訪

P.1 平成 28 年度タイ市場調査結果 北海道観光成 市場誘客促進事業 ( タイ市場 ) 概要編 公益社団法 北海道観光振興機構

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要地域全体が観光で 稼ぐ 仕組みを構築していくため, 県域 DMOに必要な人材の育成 確保 活用 観光地ブランド化や宿泊施設の充実など魅力ある観光地域づくり 県産品の知名度向上や販路拡大による稼げる観光産業の振興 旅行博や訪日旅行商談会におけるPRな

マートシティ2020 年に向けた政策展開のポイント 訪都外国人旅行者の更なる誘致を目指し 東京 2020 大会とその先を見据えた戦略的な観光プロモーションを展開 多様な旅行者が安心かつ快適に観光を楽しめるよう 観光案内機能の充実や多言語対応の強化等 受入環境の整備を推進 ナイトライフ観光の取組や地域

橡0420報告書最終版.ppt[読み取り専用]

4. 都市機能誘導区域 4.1 都市機能誘導区域設定の基本的な考え方 (1) 都市機能誘導区域とは医療 福祉 商業等の都市機能を都市の中心拠点や生活拠点に誘導し集約することにより これらの各種サービスの効率的な提供を図る区域のことです 原則として 居住誘導区域内において設定します これらの都市機能は

tagawasaisei


○観光景勝地の整備及び管理事業等に対する補助金交付要綱


1. 地域側の視点に立った観光振興 ( 地域振興 ) について 長期的な地域づくりを行い 内発的な地域資源の活用を促進 滞在交流は 地域ツーリズム型観光 観光による地域づくり 観光関係者が 観光側からの視点で地域を開発し そこに数多くの人々を送り込み 経済的な波及効果をもたらすこと ( 主は観光関係


堺市新金岡地区の自転車通行環境整備のアンケート 交通量調査結果について 堺市新金岡地区において 歩行者 自転車利用者が安心して通行できる安全なまちづく り を目指し 自転車通行環境の整備を行いました 自転車通行環境モデル地区において 平成 22 年 ~ 平成 23 年に自転車道 歩道の視覚 分離の整

<4D F736F F D E9197BF A B834A815B B815B838B816988C4816A C5>

1 回目は平成 29 年 7 月 29 日に道の駅を中心に 10 箇所にて実施し 2~10 回目 (8 月 7 日 ~16 日の期間 ) は 道の駅おびら鰊番屋にて実施した 表 -1 調査項目と把握事項 検討項目 調査項目 把握事項 利用実 道路構 休憩施 地域資 情報発 態造設源信 自転車利用実態

自転車活用推進に関係する本市既存計画 例規 (2) 計画名駐車基本計画 (H11 年 3 月策定 ) 都市計画局 大阪都市魅力創造戦略 2020( H28 年 11 月策定 ) 経済戦略局 駐車場法 1999( H11) 年度から 2016( H28) 年度から 駐車政策の基本方針 1

- 目次 - 1. 基本構想策定の趣旨と役割 1 2. 交通バリアフリー法 2 3. 焼津市移動円滑化基本構想策定体制及び上位計画との関連 4 4. 重点整備地区及び特定経路について 6 5. 地区別の現状把握 整備の目標 心のバリアフリー 24 参考資料 1. 人口と高齢者

新規文書1

houkokusho.indd

観光部 事業報告(案)

スライド 1

山梨県地域医療再生計画 ( 峡南医療圏 : 救急 在宅医療に重点化 ) 現状 社保鰍沢病院 (158 床 ) 常勤医 9 名 実施後 社保鰍沢病院 峡南病院 (40 床 ) 3 名 市川三郷町立病院 (100 床 ) 7 名 峡南病院 救急の重点化 県下で最も過疎 高齢化が進行 飯富病院 (87 床

8略都市スライド東北(郡山市)全部 [互換モード]

PowerPoint プレゼンテーション

14_(参考資料5)経済波及効果・サイクリング客数等の基礎的なデータ収集_180317(セット)

平成 25 年 2013 年 2013 加賀市観光 加賀市観光統計 統計 長期推移 大聖寺川 流し舟 舟 片山津温泉 花火大会 山中温泉 鶴仙渓川床 川床 加佐の岬 岬 山代温泉 大田楽 =========================== 目 次 ========================

稲沢市の観光に関するインターネット調査調査項目 未定稿 1 回答者の属性 Q1 あなたの性別 1 男性 2 女性 1 つだけ選択 Q2 あなたの年齢 1 10 歳代 2 20 歳代 3 30 歳代 4 40 歳代 5 50 歳代 6 60 歳以上 1 つだけ選択 Q3 あなたの職業 1つだけ選択 1

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

2. 本市の上期観光入込客数について平成 27 年度上期観光入込客数は 総数 377,300 人で 前年の 351,600 人より 25,700 人 7.3% の増となった その内訳として 道内客が 84,900 人で 前年の 94,200 人より 9,300 人 9.9% の減 道外客が 292,

羽田エリアワンセグ サービス ベリカードデザイン

平成 29 年 12 月 19 日知床五湖の利用のあり方協議会 ( 第 37 回 ) 平成 29 年度春期利用適正化実証実験アンケート調査の結果について 参考資料 4 1. 調査概要と解析サンプル 表 1. 調査票の概要 ( 複 = 複数回答 単 = 単一回答 ) 実施期間対象手法配布数 / 回収数

中国韓国シアレーシアランスメリカネガルイツギリスナダ取組 ➀ 英語で通行止め情報をリアルタイム発信別紙 1 外国人ドライバーへのアンケートで 91% が道路の通行規制情報等の提供を重視 北海道地区道路情報 ( 英語サイト ) を開設し 道路の通行規制情報を提供 (PC スマホ) 英語サイトでは 外国

Transcription:

(2) 富士五湖サイクリングガイドの更新や新たなサイクリングマップ パンフレットの発行 ( ソフト対策 ) 既存の富士五湖サイクリングガイドの更新や新たなサイクリングマップ パンフレットを発行し 山梨県ホームページでの掲載や観光案内所で配布することによって 情報提供や案内誘導の充実を図る 図 - 4.34 ホームページに掲載するサイクリングマップのイメージ (3) 案内誘導アプリケーションの開発 ( ソフト対策 ) スマートフォン等携帯端末を用いて 自転車利用者に地域情報等の提供やサイクリングコースの案内を目的とするアプリケーションを開発する 出典 :(NPO) 鎌倉シチズンネットホームページ 図 - 4.35 鎌倉市の取り組み事例 55

4.3 自転車観光の受入環境の充実 本節では 自転車観光の受入環境の充実に向けて 基本的な考え方及び具体的な対策 を示す 4.3.1 自転車観光の受入環境の充実に向けた基本的な考え方 富士北麓地域では 世界文化遺産富士山をはじめ 多くの観光資源を有しており それらの観光資源が自転車利用者にとっても来訪しやすい環境づくりを推進する より快適に安心して自転車が利用できるよう 休憩施設や駐輪施設等バックアップ施設の充実を図る 当地域では ロードバイクで来訪する利用者とレンタサイクルの利用者が混在することや外国人観光客の来訪者が多いこと等から 多様な自転車観光ニーズに対応できる受入環境づくりを推進する また 地域の民間事業者と連携し 自転車の持ち込み等に対する利便性の向上と環境づくりを推進する 56

4.3.2 自転車観光の受入環境の充実に向けた対策メニュー 自転車観光の受入環境の充実に向けた基本的な考え方に基づき 下記の対策メニューを提示する 表 - 4.8 対策メニュー 目指すべき目標対応方針対策メニュー 簡易駐輪施設の設置 ( ラック等 ) ハード ベンチの設置 観光スポット ( 特に世界遺産富士山の構成資産 ) に駐 輪施設の設置 自転車観光周遊の 道の駅等と連携し サイクリングステーションの設立 ためのバックアップ施設の充実 観光スポット周辺の駐車場 コンビニ 飲食店等と連携した駐輪スペースを創出してもらう 自転車観光の受入 ( 気軽な休憩 立寄り等をサポート ) ソフト 休憩施設やトイレの位置をパンフレット サイクリングマップ ホームページに記載 環境の充実 ( 多様な自転車利用目的に対応し得る自転車観光受入環境の実現 ) サイクリングコース周辺の自転車店の位置をパンフレット サイクリングマップ ホームページに記載パンク等自転車トラブルに対応できるレスキュータクシー等の導入 多様な自転車観光 ハード ニーズに対応できる受入環境の向上 ( 多様な選択肢によるおもてなし ) ソフト 乗り捨て可能なレンタサイクルシステムの構築宿泊施設と連携し 自転車を持ち込みやすい宿泊環境の構築 持ち込み自転車の ハード 利便性の向上 ( 自転車来訪機会を創出 ) ソフト バス 鉄道会社と連携し 自転車が持ち込み可能な公共交通環境の創出 57

(1) 簡易駐輪施設の設置 ( ラック等 )( ハード対策 ) 自転車のスタイルや利用形態が多様化し ロードバイク等スタンドのない車種を利用する来訪者も増加していることから コンビニや観光施設等に簡易駐輪施設 ( ラック スタンド ) を設置し 駐輪環境の向上を図る なお 当地域では すでにラックを設置済みの施設もある 図 - 4.36 富士河口湖町内のコンビニで 設置されているラック 図 - 4.37 他県の道の駅で設置されている ラック (2) ベンチの設置 ( ハード対策 ) 自転車利用者に休憩のできる場所を提供するため ビューポイント等にベンチ等を設置し 休憩施設の充実を図る 図 - 4.38 山中湖湖畔に設置されたベンチ (3) 観光スポット ( 特に世界遺産富士山の構成資産 ) に駐輪施設の設置 ( ハード対策 ) 現状では 観光スポット 特に世界文化遺産富士山の構成資産付近に 駐車場等は設置されているが 駐輪施設が少ない より多くの自転車利用者に来訪してもらうため 観光スポットに駐輪施設を整備する 58

(4) 道の駅等と連携し サイクリングステーションの設立 ( ソフト対策 ) 自転車利用者の利便性を向上させるため 観光情報や休憩スペースを提供している道の駅等と連携し 新たに簡易シャワールームの設置 レンタサイクルや修理工具等の貸出サービスの他サイクリングコースの案内情報等を提供することにより サイクリングステーションとしての機能を充実させる 出典 : 宮サイクルステーションホームページ 図 - 4.39 サイクリングステーション設置の事例 ( 宇都宮市 ) また 地元の商店や民家と連携し 自転車利用者に簡易的な給水や休憩場所を提供することで 地元住民とのコミュニケーションや交流を通したおもてなし観光を推進する 登録のオアシス名の一部掲載 出典 : しまなみサイクルオアシスホームページ 図 - 4.40 地域の商店 民家等との連携事例 ( サイクルオアシスの概要 ) 59

(5) 観光スポット周辺の駐車場 コンビニ 飲食店等と連携した駐輪スペースの創出 ( ソフト対策 ) 観光スポットに新たな駐輪施設の整備が困難な場合は 観光スポット周辺の駐車場 コンビニ 飲食店等と連携し 駐輪スペースの創出を図る ( ソフト対策 ) (6) 休憩施設やトイレの位置をパンフレット サイクリングマップ ホームページに記載 ( ソフト対策 ) 自転車利用者に休憩できる位置を明示するため 休憩施設やトイレの位置をパンフレット サイクリングマップ ホームページに掲載する (7) サイクリングコース周辺の自転車店の位置をパンフレット サイクリングマップ ホームページに記載 ( ソフト対策 ) 自転車利用者がパンク等トラブルが発生した際に 最寄りの自転車店で修理ができるよう 自転車店やサイクルステーションの位置をパンフレット サイクリングマップ ホームページ等の媒体に記載する (8) パンク等自転車トラブルに対応できるレスキュータクシー等の導入 ( ソフト対策 ) 自転車利用者にパンクや故障 怪我や悪天候等のトラブルが発生した際 周辺に対応できる自転車店等がない場合 速やかにトラブルに対応できるレスキュータクシー等の導入を図る 出典 : 尾道市ホームページ 図 - 4.41 レスキューポイントの位置を 記載したマップの事例 出典 : しまなみサイクルオアシスホームページ 図 - 4.42 レスキュータクシー導入の事例 ( しまなみ海道 ) 60

(9) 乗り捨て可能なレンタサイクルシステムの構築 ( ソフト対策 ) 当地域では 河口湖や山中湖湖畔にレンタサイクルが多く存在する 既存のレンタサイクルと連携を図り乗り捨て可能なレンタサイクルシステムを構築することによって 利用者は目的地から借りた箇所に戻る必要はないため 周遊観光の拡大や利用者の増加等の効果が期待できる 図 - 4.43 富士河口湖湖畔のレンタサイクル (10) 宿泊施設と連携した自転車を持ち込みやすい宿泊環境の構築 ( ソフト対策 ) 現在 富士北麓地域には 自転車の持ち込みに対応した旅館が少ない 宿泊施設と連携し 保管場所を用意するなど 自転車が持ち込みやすく安心して宿泊できる環境を創出することによって 自転車利用者による滞在型観光の拡大効果が期待できる 出典 : 奈良県ホームページ 図 - 4.44 自転車の持ち込みができる宿泊施設の事例 61

第 4 章 自転車利用環境向上に向けた対策メニュー 11 バス 鉄道会社と連携した自転車が持ち込み可能な公共交通環境の創出 ソフ ト対策 自転車利用者が交通機関を利用して来訪しやすいよう バス 鉄道会社と連携し 自転車 が持ち込み可能な公共交通環境を創出する なお 当地域では H22 年に実験的に自転車 が持ち込み可能な列車の運行事例がある 出典 富士の国やまなし観光ネット 図- 4.45 富士急行 株 の取り組み例 62 ホームページ

4.4 多様な PR の展開 本節では 今後より多くの自転車観光による来訪者を招くため 当地域の自転車観光 の魅力を多様な PR 活動により情報発信する必要がある そのため 多様な PR の展 開に向けた基本的な考え方及び具体的な対策を示す 4.4.1 多様な PR の展開に向けた基本的な考え方 今後より多くの来訪者を招くためには 各種媒体を通して より多くの人に当地域を知ってもらうことが重要である そのため 民間事業者や NPO 観光団体等との連携を図り 多種多様な PR を展開し 県内外への情報発信を強化する 4.4.2 多様な PR の展開に向けた対策メニュー 多様な PR の展開に向けた基本的な考え方に基づき 下記の対策メニューを提示する 表 - 4.9 対策メニュー 目指すべき目標 ( 案 ) 対応方針対策メニュー ハード サイクリングコース案内板の設置 富士五湖サイクリングガイドの更新や新たなサイクリン グマップ パンフレットの発行 開設済ホームページの拡充や専用ホームページの開 設 多様な PR の展開 ( 魅力あるサイクリングコースとして知名度アップとブランド化の実現 ) 民間との連携を強化し 多様な PR の展開 ( ブランド力強化 ) ソフト 旅行会社と連携した自転車ツアーの開催 有名自転車メーカーの販売 レンタル拠点の誘致 NPO 団体と連携した自転車ガイドツアー等の提供 NPO 団体と連携した自転車観光の発信拠点の創出 観光振興団体等と連携した 地域の観光環境の発信 新たな自転車イベントの誘致 開催 63

(1) サイクリングコース案内板の設置 ( ハード対策 ) サイクリングコースの起点施設にサイクリングコース全体を把握できる案内板を設置する 富士北麓駐車場以外に 鉄道駅 道の駅 高速バス降り場 その他駐車場等一次交通から二次交通手段である自転車への結節点として利用が想定される施設へ案内板の設置やパンフレットを配布することで 自転車利用や周遊の利便性を高める また 富士北麓駐車場は 冬期閉鎖 (12 月 1 日 ~3 月 31 日 ) となるため 期間中は鉄道駅 道の駅 高速バス降り場 その他駐車場の積極的な活用が重要となる (2) 開設済ホームページの拡充や専用ホームページの開設 ( ソフト対策 ) 既にサイクリングコースの紹介を実施している民間事業者と連携を図り 開設済みのホームページの内容拡充や専用ホームページを開設するとともに Web サービスや SNS を活用した PR を展開させる (3) 旅行会社と連携した自転車ツアーの開催 ( ソフト対策 ) 旅行会社と連携し 当地域のサイクリングコースを利用した自転車ツアーを定期的に開催することによって スポーツツーリズムや PR 効果の拡大を図る なお 当地域では 不定期であるがサイクリングツアーが開催されている 出典 : 国際興業 ( 株 ) ホームページ 出典 : 出典 : 富士急トラベル ( 株 ) ホームページ 図 - 4.46 自転車ツアーの開催事例 図 - 4.47 旅行会社による自転車ツアーの 開催事例 64

(4) 有名自転車メーカーの販売 レンタル拠点の誘致 ( ソフト対策 ) 有名自転車メーカーの販売拠点を当地域に誘致することによって 知名度やブランド力が高まり PR 効果が期待できる また 誘致された自転車メーカーの販売拠点では レンタサイクルの提供やイベントを開催した事例があり 利用者の増加も期待できる (5)NPO 団体等と連携した自転車ガイドツアー等の提供 ( ソフト対策 ) NPO 団体等と連携した自転車ガイドツアー等のサービスを提供することによって 地域交流が図られるなど より深く当地域の魅力を知ってもらうことと同時に PR 効果も期待できる また 通訳付きガイドツアーを開催することにより 外国人観光客の誘客効果が期待できる 道案内人付のガイドツアーのイメージ ( 利用実績 40 万人 ) 出典 :GIANT STORE ホームページ 出典 : 京都サイクリングツアープロジェクト ホームページ 図 - 4.48 自転車メーカーによる レンタサイクルの事例 図 - 4.49 株式会社による自転車ガイド ツアーの開催事例 65

(6)NPO 団体と連携した自転車観光の発信拠点の創出 ( ソフト対策 ) NPO 団体と連携し 道の駅等の施設を活用した自転車観光の発信拠点を創出する ツール ド 山梨ロードバイク展示ブース 除幕式 (H27.8.20) ロードバイクレンタルの提供 出典 : 道の駅冨士川ホームページ 出典 :NPO 法人やまなしサイクルプロジェクトホームページ 図 - 4.50 NPO 団体と連携した道の駅富士川でのロードバイク展示及び試乗の事例 (7) 観光振興団体等と連携し 地域の観光環境を発信 ( ソフト対策 ) 観光振興団体等と連携し 当地域が優れた観光資源を有することを発信する (8) 新たな自転車イベントの誘致 開催 ( ソフト対策 ) 当地域では 年間複数の自転車イベントが開催され 大きな集客力を有する そのため 積極的に新たな自転車イベントの誘致 開催を図ることにより PR 効果が期待できる また イベントを通じて安全講習会等を実施し 自転車走行ルールやマナーの周知を図る 図 - 4.51 自転車イベントの開催事例 ( 山梨県 ) 66 出典 :Cyclo Wired.JP ホームページ