表イ 同種同効品一覧表

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5) 精神病又はその既往歴のある患者 [ ドパミン受容体作動性のため統合失調症の症状である幻覚 妄想などを悪化させる可能性がある ] 6) 低血圧症患者 [ 血圧低下がみられることがある ] 7) 重篤な心血管障害又はその既往歴のある患者 [ 外国で狭心症の報告がある ] 8) 下垂体腫瘍がトルコ鞍

平 成 17 年 3 月

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

カバサール錠0.25mg・錠1.0mg

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

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改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

Microsoft Word - カベルゴリン錠0.25mg_1.0mg「サワイ」201308

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

Microsoft Word - sa_niflec_ doc

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

減量・コース投与期間短縮の基準

「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) 2)~ 4) 現行のとおり テオフィリン リトナビル 中枢神経抑制剤アルコール ( 飲酒 ) ピルシ

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

医薬品の適正使用に欠かせない情報です

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110607セチリジン5-1.indd

ン血性下垂体腺腫 ( 外科的処置を必要としない場合に限る ) 産褥性乳汁分泌抑制 パーキンソン病の治療では 非麦角製剤の治療が不十分または忍容性に問題が ある ( 非麦角製剤による副作用のため治療が困難 ) と考えられる人に用いられ ます パーキンソン病 乳汁漏出症 高プロラクチン血性排卵障害 高プ

Microsoft Word - オーソ_201302_Final.docx

Microsoft Word エリンダシン使注意.doc

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

Microsoft Word - 日薬連宛抗インフル薬通知(写).doc

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モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

この薬を使う前に 確認すべきことは? 〇この薬を飲むと 前兆のない突発的睡眠 ( 前兆もなく突然眠る ) や傾眠 ( 眠気でぼんやりする ) があらわれることがあり この薬を飲んで自動車を運転し 突発的睡眠により自動車事故を起こした例が報告されています 突発的睡眠や傾眠などについて十分に理解できるま

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使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

スライド 1

目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

アップノールB錠2.5mg

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり量を減らしたりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 〇この薬を飲むと 前兆のない突発的睡眠 ( 前兆もなく突然眠る ) や傾眠 ( 眠気でぼんやりする ) があらわれるこ

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg


デベルザ錠20mg 適正使用のお願い

スライド 1

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

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患者向医薬品ガイド

2. 改訂内容 ( ) 自主改訂 オルメテック錠 5mg 錠 10mg 錠 20mg 錠 40mg 改訂後改訂前 3. 相互作用併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等 リチウム製剤炭酸リチウム -2- 臨床症状 措置方法 血清カリウム値が上昇することがある 血中リチウム濃度が上昇し リチウム

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p 13

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

改訂後 用法 用量 用法 用量 カンデサルタン錠 2mg 4mg 8mg 12mg オーハラ の場合 高血圧症 高血圧症通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセ通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセチルとして4~8mgを経口投与し 必要に応じチルとして4~8mgを経口投与し 必

Microsoft Word _ボグリボースお知らせ

20(1) 重篤な肝障害の報告症例数の推移 2000 年 2 月に緊急安全性情報を発出した以後も重篤な肝障害が毎年 20 例前後報告されております ( 図 1 参照 ) また ユリノーム R 3) 錠服用患者様における肝機能検査の実施状況について調査した結果 投与開始後に一度も肝機能検査が実施されな

- 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください - 効能又は効果 用法及び用量の一部変更 使用上の注意改訂のお知らせ 平成 23 年 5 月 劇薬 処方せん医薬品 ( 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること ) エタンブトール製剤 エタンブトール塩酸塩錠 このたび 標記製品の 効

相互作用DB

Microsoft Word - kipres_Info.doc


改訂前 用法 用量 多発性骨髄腫デキサメタゾンとの併用において 通常 成人にはレナリドミドとして 1 日 1 回 25 mg を 21 日間連日経口投与した後 7 日間休薬する これを 1 サイクルとして投与を繰り返す なお 患者の状態により適宜減量する 5 番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群

パーロデルの患者向医薬品ガイド2013年12月作成

PowerPoint プレゼンテーション

会長 日本製薬団体連合会会長 日本一般用医薬品連合会会長 米国研究製薬 工業協会会長 欧州製薬団体連合会会長及び一般社団法人日本医薬品卸業連合 会会長あてに発出することとしているので申し添えます

BD( 寛解導入 ) 皮下注療法について お薬の名前と治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 薬の名前作用めやすの時間 1 日目

Microsoft Word - ガイド新規案_アダラートカプセル_PTPシート差替_final_150908R.docx

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2 抗インフルエンザウイルス薬と異常行動の議論と今後の予定 平成 21 年に取りまとめられた報告書以降の知見を改めて報告書にまとめ 以下の議論がなされた 平成 21 年以降の非臨床研究及び 10 年に及ぶ疫学研究の科学的な知見を総括し 以下の事実から タミフル服用のみに異常行動と明確な因果関係がある

この薬を使う前に 確認すべきことは? この薬を飲むと 前兆のない突発的睡眠 ( 前兆もなく突然眠る ) や傾眠 ( 眠気でぼんやりする ) があらわれることがあり この薬を飲んで自動車を運転し 突発的睡眠により自動車事故を起こした例が報告されています 突発的睡眠や傾眠などについて十分に理解できるまで

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに

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改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 用法 用量 通常 成人にはドネペジル塩酸塩として 1 日 1 回 3mg から開始し 1 ~ 2 週間後に 5mg に増量し 経口投与する 高度のアルツハイマー型認知症患者には 5mg で 4 週間以上経過後 10mg に増量する

(2) 健康成人の血漿中濃度 ( 反復経口投与 ) 9) 健康成人男子にスイニー 200mgを1 日 2 回 ( 朝夕食直前 ) 7 日間反復経口投与したとき 血漿中アナグリプチン濃度は投与 2 日目には定常状態に達した 投与 7 日目における C max 及びAUC 0-72hの累積係数はそれぞれ

160223メトトレキサート1_4.indd

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にインチュニブ錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 妊

ベージニオ(アベマシクリブ)患者向医薬品ガイド

扶桑薬品工業 再審査結果のお知らせ 無水エタノール注

保険薬局の登録 ~ クロザリルは CPMS に登録された保険薬局で調剤され 通院患者に渡されることにな っています CPMS 登録にあたり薬局には下記要件が求められます < 要件 1> 1) インターネットが使えること (ecpms(web site) にアクセス可能であること ) 2) 処方元の医

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 特定使用成績調査

改訂後 ( 下線部 : 追記又は変更 ) ( 重大な副作用 失神 意識喪失 (0.1% 未満注 ) ): 血圧低下に伴う一過性の意識喪失等があらわれることがあるので, 観察を十分に行い, 異常が認められた場合には, 投与を中止し適切な処置を行うこと 肝機能障害, 黄疸 ( いずれも 0.1% 未満注

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

患者向医薬品ガイド フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg 2016 年 5 月作成 この薬は? 販売名 フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg Fycompa Tablets 2mg Fycompa Tablets 4mg 一般名 ペランパネル水和物 Perampanel Hydrate

プラザキサ服用上の注意 1. プラザキサは 1 日 2 回内服を守る 自分の判断で服用を中止し ないこと 2. 飲み忘れた場合は 同日中に出来るだけ早く1 回量を服用する 次の服用までに 6 時間以上あけること 3. 服用し忘れた場合でも 2 回量を一度に服用しないこと 4. 鼻血 歯肉出血 皮下出

スイッチ OTC 医薬品の候補となる成分についての要望 に対する見解 1. 要望内容に関連する事項 組織名日本消化器病学会 要望番号 H28-11 H28-12 H28-16 成分名 ( 一般名 ) オメプラゾール ランソプラゾール ラベプラゾールオメプラゾール : 胸やけ ( 胃酸の逆流 ) 胃痛

(別添様式)

AC 療法について ( アドリアシン + エンドキサン ) おと治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 作用めやすの時間 イメンドカプセル アロキシ注 1 日目は 抗がん剤の投与開始 60~90 分

Microsoft Word - MMD配合散IF201212改訂.doc

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

アビガン錠 200mg に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 アビガン錠 200mg 有効成分 ファビピラビル 製造販売業者 富士フイルム富山化学株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特定されたリスク 頁 重要な潜在

DRAFT#9 2011

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5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

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糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12

審査報告(1)

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表イ -6 同種同効品一覧表下線部 : 追加変更箇所 一般的名称カベルゴリン (Cabergoline) 販売名カバサール 錠 0.25mg 1.0mg カバサール 錠 0.25mg 1.0mg キッセイ会社名キッセイ薬品工業株式会社ファルマシア株式会社承認年月日 1999 年 6 月 16 日 ( パーキンソン病 ) 再評価年月日再審査年月日規制区分劇薬 指定医薬品 要指示医薬品化学構造式 剤形 含量 効能 効果 用法 用量 錠剤 カベルゴリンとして 0.25 mg 1.0 mg パーキンソン病乳汁漏出症高プロラクチン血性排卵障害高プロラクチン血性下垂体腺腫 ( 外科的処置を必要としない場合に限る ) 産褥性乳汁分泌抑制 効能 効果パーキンソン病 乳汁漏出症高プロラクチン血性排卵障害高プロラクチン血性下垂体腺腫 ( 外科的処置を必要としない場合に限る ) 産褥性乳汁分泌抑制 用法 用量通常 成人にはカベルゴリンとして1 日量 0.25 mg から始め 2 週目には1 日量を0.5 mgとし 以後経過を観察しながら 1 週間毎に1 日量として0.5 mg ずつ増量し 維持量 ( 標準 1 日量 2~4 mg) を定める いずれの投与量の場合も1 日 1 回朝食後経口投与する なお 年齢 症状により適宜増減する 通常 成人には1 週 1 回 ( 同一曜日 ) 就寝前経口投与とし カベルゴリンとして1 回量 0.25 mgから始め 以後臨床症状を観察しながら 少なくとも2 週間以上の間隔で1 回量を0.25 mgずつ増量し 維持量 ( 標準 1 回量 0.25~0.75 mg) を定める なお 年齢 症状により適宜増減するが 1 回量の上限は 1.0 mgとする 通常 成人にはカベルゴリンとして 1.0 mg を胎児娩出後に 1 回のみ食後に経口投与する [ 用法 用量に関連する使用上の注意 ] 1. 本剤投与は 少量から開始し 消化器症状 ( 悪心 嘔吐等 ) 血圧等の観察を十分に行い 慎重に維持量まで増量すること 2. パーキンソン病において 本剤の減量 中止が必要な場合は 漸減すること [ 類薬 ( レボドパ 塩酸アマンタジン ドロキシドパ メシル酸ペルゴリド メシル酸ブロモクリプチン ) において 急激な減量又は中止により 高熱 意識障害 高度の筋硬直 不随意運動 ショック症状等の悪性症候群 (Syndrome malin) があらわれたとの報告がある ] 3. 産褥性乳汁分泌の抑制に投与する際には 胎児娩出後 4 時間以内の投与は避け 呼吸 脈拍 血圧等が安定した後 投与すること また 胎児娩出後 2 日以内に投与することが望ましい 投与後 ( 特に投与当日 ) は観察を十分に行い 異常があらわれた場合には 適切な処置を行うこと [ 類薬において血圧上昇 頭痛 中枢神経症状等があらわれたとの報告がある ] 使用上の注意 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 1. 麦角製剤に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 妊娠中毒症の患者 [ 産褥期に痙攣 脳血管障害 心臓発作 高血圧が発現するおそれがある ] 3. 産褥期高血圧の患者 [ 産褥期に痙攣 脳血管障害 心臓発作 高血圧が発現するおそれがある ] 使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) (1) 高度の肝機能障害又はその既往のある患者 [ 外国で重度の肝不全患者で本剤の血中 AUC が 21

使用上の注意上昇することが明らかにされている ] (2) 線維化性肺疾患又はその既往歴のある患者 [ 胸水 胸膜又は肺の線維症が報告されている ( 副作用 の項参照) ] (3) 消化性潰瘍や消化管出血又はその既往歴のある患者 [ 症状を悪化させるおそれがある ] (4) レイノー病の患者 [ 末梢血管障害を悪化させるおそれがある ] (5) 精神病又はその既往歴のある患者 [ ドパミン受容体作動性のため精神分裂病の症状である幻覚 妄想などを悪化させる可能性がある ] (6) 低血圧症患者 [ 血圧低下がみられることがある ] (7) 重篤な心血管障害又はその既往歴のある患者 [ 外国で狭心症の報告がある ] (8) 下垂体腫瘍がトルコ鞍外に進展し 視力障害などの著明な患者 [ 外科的な処置を必要とする下垂体腺腫の場合 類薬の使用により残存腺腫の線維化及び易出血性の変化が起こり 手術の際に腺腫の摘出に支障を来すことや 髄液鼻漏を来すとの報告がある ] (9) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 ただし パーキンソン病に対しては投与しないことが望ましい [ 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 の項参照] (10) 授乳婦 [ 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 の項参照] (11) 高齢者 [ 高齢者への投与 の項参照] 2. 重要な基本的注意 (1) 間質性肺炎 胸水 胸膜又は肺の線維症があらわれることがあるので 患者の状態を十分に観察するとともに 患者に対し 本剤の投与中に発熱 咳嗽 呼吸困難等があらわれた場合には 本剤の服用を中止し 直ちに連絡するように指導すること [ 副作用 の項参照 ] (2) 起立性低血圧がみられることがあるので 自動車の運転 機械の操作 高所作業等危険を伴う作業には従事させないよう注意すること (3) 本剤を長期連用する場合には プロラクチン分泌が抑制され 婦人科的異常が起こる可能性があるので 定期的に一般的な婦人科検査を実施すること (10. その他の注意 の(2) 項参照 ) (4) 妊娠を望まない患者には避妊の方法を指導すること (5) 妊娠を希望する患者への本剤投与中は 妊娠を早期に確認するため定期的に妊娠反応等の検査を実施すること (6) 乳汁漏出症や高プロラクチン血性排卵障害では 投与開始前にトルコ鞍の検査を行うこと (7) 産褥性乳汁分泌の抑制に投与する際には 場合により氷罨法等の補助的方法を併用すること 3. 相互作用本剤の代謝には CYP3A4 が関与している [ 薬物動態 の項参照] CYP3A4 活性を阻害する薬剤又は CYP3A4 によって代謝される薬剤との併用により 本剤の代謝が阻害され本剤の血中濃度が上昇する可能性がある また CYP3A4 酵素を誘導する薬剤との併用により 本剤の代謝が促進され血中濃度が低下する可能性がある 併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子血圧降下剤血圧降下作用を増強作用機序は異なるが 本剤とすることがある 血圧降下剤の相乗 相加作用による ドパミン拮抗剤フェノチアジン系薬剤 ( クロルプロマジン等 ) ブチロフェノン系薬剤 ( ハロペリドール等 ) メトクロプラミド等 相互に作用を減弱するおそれがある 本剤はドパミン作動薬であり これらの薬剤とドパミン受容体において競合的に拮抗する マクロライド系抗生物質 ( クラリスロマイシン ) 本剤の副作用が増強する可能性がある マクロライド系抗生物質は CYP3A4 を阻害するので 併用により本剤の代謝が阻害される可能性がある 4. 副作用 < パーキンソン病 > 調査症例数 821 例中 副作用発現症例は 346 例 (42.1%) であり 副作用発現件数は延べ 723 件であった その主なものは 消化器症状で嘔気 114 件 (13.9%) 食欲不振 75 件 (9.1%) 胃部不快感 75 件 (9.1%) 口渇 37 件 (4.5%) 嘔吐 21 件 (2.6%) 便秘 20 件 (2.4%) 精神症状で幻覚 45 件 (5.5%) 妄想 15 件 (1.8%) 興奮 11 件 (1.3%) 眠気 10 件 (1.2%) 神経症状でふらつき 31 件 (3.8%) めまい 25 件 (3.0%) 頭重感 17 件 (2.1%) 循環器系で起立性低血圧 24 件 (2.9%) 等であった 22

使用上の注意 臨床検査成績の異常変動は 主に血色素量減少 6.4%(48/748 件 ) ヘマトクリット値減少 6.3%(47/748 件 ) 赤血球数減少 5.1%(38/748 件 ) 白血球数減少 2.5%(19/748 件 ) CK(CPK) 上昇 10.2%(65/638 件 ) LDH 上昇 7.5%(56/744 件 ) ALT(GPT) 上昇 4.8%(36/757 件 ) AST(GOT) 上昇 3.7%(28/757 件 ) 総コレステロール上昇 1.6%(12/738 件 ) Al-P 上昇 2.3% (17/742 件 ) であった ( 承認時までの調査の集計 ) < 乳汁漏出症 高プロラクチン血性排卵障害 高プロラクチン血性下垂体腺腫 > 調査症例数 335 例中 副作用発現症例は 82 例 (24.5%) であり 副作用発現件数は延べ 196 件であった その主なものは 消化器症状で嘔気 悪心 48 件 (14.3%) 嘔吐 13 件 (3.9%) 便秘 13 件 (3.9%) 精神 神経症状で頭痛 37 件 (11.0%) めまい 12 件 (3.6%) ふらつき 8 件 (2.4%) 等であった 臨床検査成績の異常変動の主なものは トリグリセライドの上昇 2.4%(7/292 件 ) であった ( 承認時までの調査の集計 ) < 産褥性乳汁分泌抑制 > 調査症例数 347 例中 副作用発現症例は 13 例 (3.7%) であり 副作用発現件数は延べ 18 件であった その主なものは 頭痛 4 件 (1.2%) あった 臨床検査成績の異常変動は 主に ALT(GPT) 上昇 3.2%(10/310 件 ) AST(GOT) 上昇 2.9%(9/310 件 ) 血小板数増加 1.8%(5/271 件 ) 総コレステロール上昇 1.6%(5/305 件 ) であった ( 承認時までの調査の集計 ) (1) 重大な副作用 1) 幻覚 (5.5%) 妄想(1.8%) 失神( ) 頻度不明注 譫妄( ) 頻度不明注 錯乱( ) 頻度不明注 ): 幻覚 妄想 失神 譫妄 錯乱があらわれることがあるので このような場合には 減量 休薬又は投与中止等の適切な処置を行うこと 2) 間質性肺炎 ( 頻度不明注 ) ): 間質性肺炎があらわれることがあるので 観察を十分に行い 発熱 咳嗽 呼吸困難 肺音の異常 ( 捻髪音 ) 等があらわれた場合には 速やかに胸部 X 線検査を実施し 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 3) 胸水 ( 頻度不明注 ) 胸膜又は肺線維性変化( 頻度不明注 ) ): 胸水があらわれることがある また 本剤の長期投与及びドパミン受容体刺激作用を有する麦角製剤の治療歴のある患者に本剤を投与した場合 胸膜又は肺の線維症が報告されている 本剤の投与中に 呼吸器症状等があらわれた場合には 速やかに胸部 X 線検査を実施し 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 4) 肝機能障害 ( 頻度不明注 ) 黄疸( 頻度不明注 ) ):AST(GOT) ALT(GPT) γ-gtp の上昇等を伴う肝機能障害 黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと 5) 狭心症 ( 頻度不明注 ) 肢端紅痛症( 頻度不明注 ) ): 狭心症 肢端紅痛症があらわれたとの報告がある 注 ) 国内又は海外での自発報告のため (2) 重大な副作用 ( 類薬 ) 悪性症候群 (Syndrome malin): パーキンソン病治療において類薬 ( レボドパ 塩酸アマンタジン ドロキシドパ メシル酸ペルゴリド メシル酸ブロモクリプチン ) において 急激な減量又は中止により 高熱 意識障害 高度の筋硬直 不随意運動 ショック症状等があらわれたとの報告がある このような場合には 再投与後 漸減し 体冷却 水分補給等の適切な処置を行うこと (3) その他の副作用副作用が認められた場合には 観察を十分に行い 減量 休薬又は投与中止等の適切な処置を行うこと <パーキンソン病 > 5% 以上 0.1~5% 未満 1) 頻度不明注 消化器 精神神経系 循環器 血液 嘔気 悪心 胃部不快感 食欲不振 赤血球数 血色素量 ヘマトクリット値の減少 口渇 嘔吐 便秘 下痢 胃のもたれ感 口内炎 腹痛 胃痛 胸やけ興奮 眠気 不眠 不安 抑うつ 徘徊等の精神症状 ふらつき めまい 頭重感 頭痛 ジスキネジア 睡眠時ミオクローヌス等の神経症状起立性低血圧 血圧低下 立ちくらみ 動悸 胸苦しさ 浮腫 高血圧血小板数 白血球数の減少 白血球数増加 過敏症 発疹 顔のほてり そう痒 泌尿器 排尿障害 尿失禁 その他 CK( CPK) 上昇 倦怠感 総コレステロール上昇 筋 肉痛 発汗 脱毛 胃炎 23

< 乳汁漏出症 高プロラクチン血性排卵障害 高プロラクチン血性下垂体腺腫 > 消化器 < 産褥性乳汁分泌抑制 > 5% 以上 0.1~5% 未満 1) 頻度不明注 嘔気 悪心 嘔吐 便秘 むかつき 腹痛 下痢 胃 部不快感 胃痛 胸やけ 胃炎 精神神経系頭痛 めまい ふらつき 眠気 いらいら感 うつ病 異常感覚 循環器 立ちくらみ 動悸 血圧低下 指の血管攣縮 血液 血小板数 白血球数の減少 血色素量減少 過敏症その他 ほてりざ瘡 倦怠感 トリグリセライド上昇 乳房痛 下肢の痙攣 0.1~5% 未満 注 1) 頻度不明 消化器精神神経系 嘔気 悪心 胃部不快感 胃痛頭痛 ふらつき 頭重感 傾眠 一過性半盲 循環器 立ちくらみ 指の血管攣縮 血液その他 血小板数増加 白血球数減少トリグリセライド 総コレステロールの上昇 注 1) 海外での自発報告のため 鼻血 下肢の痙攣 5. 高齢者への投与本剤は主として肝臓で代謝されるが 高齢者では肝機能が低下していることが多いため 高い血中濃度が持続するおそれがあるので 用量に留意して患者の状態を観察しながら慎重に投与すること 6. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人への投与 < パーキンソン病 > 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい [ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない 生殖発生毒性試験 ( サル ) においてパーキンソン病の臨床用量上限までの安全性は確認されていない ] < 乳汁漏出症 高プロラクチン血性排卵障害 高プロラクチン血性下垂体腺腫 産褥性乳汁分泌抑制 > 1) 高プロラクチン血性排卵障害 高プロラクチン血性下垂体腺腫及び乳汁漏出症で本剤を投与中に妊娠が確認された場合は 直ちに投与を中止すること なお 下垂体腺腫のある患者では妊娠中に下垂体腺腫の拡大が起こることがあるので 本剤中止後も観察を十分に行い 腺腫の拡大を示す症状 ( 頭痛 視野狭窄等 ) に注意すること 2) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない ] (2) 授乳婦への投与 1) 授乳を望む母親には本剤を投与しないこと [ 本剤は乳汁分泌を抑制する ] 2) 授乳婦への投与は避けることが望ましいが やむを得ず投与する場合には授乳を中止すること [ ヒト母乳中への移行の有無は不明であるが ラットではカベルゴリン及び代謝物が乳汁中へ移行することが認められている さらに乳児における安全性は確立していない ] 7. 小児等への投与小児等に対する安全性は確立していない ( 使用経験がない ) 8. 過量投与ヒトで過量投与した経験はないが ドパミン受容体の過剰刺激に伴う症状が発現すると予想される すなわち 悪心 嘔吐 胃部不快感 幻覚 妄想 頭重感 めまい 起立性低血圧がおこることがある 必要に応じて血圧を維持するための支持療法 又は著しい幻覚などに対してはドパミン拮抗薬の投与等を行うこと 9. 適用上の注意薬剤交付時 PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること [PTP シートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ] 10. その他の注意 24

添付文書の作成年月日備考 (1) 類薬をプロラクチン産生下垂体腺腫が高度に浸潤した患者に投与し 腺腫の縮小により髄液鼻漏がみられたとの報告がある (2) 類薬の動物実験 ( ラット ) で 長期大量投与により 子宮腫瘍がみられた例があるとの報告がある 25