第 2 章 旧 4 市町のまちづくりの課題 3 世帯数 1 将来像 等の達成状況と課題 旧北見市は 愛情豊かな創造的文化都市 旧端野町は 人を育み 自然を大切にするまち 旧 常呂町は 心 潤いの里 まち ところ 旧留辺蘂町は 人と緑を育む いきいきふれあいのまち を将来像 目標として掲げてきましたが これらの将来像は住民に十分浸透したとはいえませんで した 今後は 市民と行政がまちの将来像を共有し 新市の魅力 特性をアピールすることが課題です 世帯数の推移 長期にわたる不況や少子化などにより 人口は横ばいから減少傾向が続いており 旧 4 市町とも 目標人口は達成できていません 今後は 目標人口を設定し 新たな地域産業の開発や起業支援 企業誘致 若者の定住 交流 子育て支援 移住促進など施策ごとに毎年 達成状況をチェックする行政運営が必要です 2 目標人口 等の達成状況と課題 旧4市町のまちづくりの課題 北見市総合計画 平成 17 年の世帯数は 55,385 世帯で, 増加を続けているものの 平成 12 年から 17 年にかけて 増加傾向が鈍化しています 北見自治区が増加 端野自治区が微増に対し 常呂自治区は微減 留 辺蘂自治区は減少を続けています 平成 17 年の 1 世帯あたり人員数は 2.34 人で 減少の一途をたどり 学生など若者の多い北見 自治区が低くなっています 世帯型では 単独世帯は 18,107 世帯 一般世帯数に占める割合 32.7% 高齢者単身世帯は 4,371 世帯 同 7.9% です 3 分野別施策の達成状況と課題 1 自然 環境 資料 : 国勢調査 世帯人員数の推移 ワッカ原生花園の北海道遺産への登録 サロマ湖をはじめとする自然の保全やゴミの分別の徹底 と有料化 PFI 方式による最終処分場の整備 アスベスト対策や太陽光発電の利用などの取り組み が進み 市民の環境に対する意識も醸成されつつあります 今後は 引き続き自然環境の保全や野 生生物の保護活動の充実を図るとともに 地球温暖化防止に向けた省エネの推進と自然エネルギー の活用 ゴミの減量化 再利用 再生利用の推進などが課題です 2 教育 文化 北見工業大学や日本赤十字北海道看護大学と連携した講座の開催や住民の自主的な学習支援体制 の整備 カーリング競技など冬季スポーツの定着 体験学習や山村留学などの取り組みが進みました 今後は 老朽化した学校施設の整備や学区の再編 子どもの自立のための体験教育の推進 若者の 職業知識 能力を高める学習機会の充実 市民の自主的な地域クラブ活動の促進 まちづくり学習 の推進 健康スポーツの振興 地域文化の継承と創造などが課題です 資料 : 国勢調査 高齢者単身世帯等の総世帯数と割合 3 健康 福祉 健康づくりや予防に重点を置いた保健指導体制の整備を進めるとともに 各種計画に基づき 子 育て支援 介護保険制度の確立と高齢者施設の整備 障がい者福祉の充実などが進みました 今後は 市民の生活習慣病の予防 改善の取り組み 地域医療体制の充実 介護予防の推進 住民同士が助 け合う地域福祉活動の推進 児童 高齢者や障がい者へのサービス提供体制の充実 国保や介護の 保険制度の安定化などが課題です 4 産業 資料 : 住民基本台帳 各年 3 月末 12 農業では 基盤整備やクリーン農業の推進 林業では 管内の林業の連携強化と間伐材の有効活 用 水産業では つくり育てる漁業 と 資源管理型漁業 が進み 工業や観光では 産学官連携 による地場産業の振興 新産業創出や企業立地の支援 オホーツク観光の推進などが図られました 今後は 農林水産業の担い手の育成 地域材の高次加工による新製品の開発 衛生管理型漁港の整 備促進 地域の商店街の活性化 豊かな自然や産業や文化 スポーツなどの観光資源を活かした体験 滞留 滞在型の観光づくりが課題です 13
第 2 章 旧 4 市町のまちづくりの課題 3 世帯数 1 将来像 等の達成状況と課題 旧北見市は 愛情豊かな創造的文化都市 旧端野町は 人を育み 自然を大切にするまち 旧 常呂町は 心 潤いの里 まち ところ 旧留辺蘂町は 人と緑を育む いきいきふれあいのまち を将来像 目標として掲げてきましたが これらの将来像は住民に十分浸透したとはいえませんで した 今後は 市民と行政がまちの将来像を共有し 新市の魅力 特性をアピールすることが課題です 世帯数の推移 長期にわたる不況や少子化などにより 人口は横ばいから減少傾向が続いており 旧 4 市町とも 目標人口は達成できていません 今後は 目標人口を設定し 新たな地域産業の開発や起業支援 企業誘致 若者の定住 交流 子育て支援 移住促進など施策ごとに毎年 達成状況をチェックする行政運営が必要です 2 目標人口 等の達成状況と課題 旧4市町のまちづくりの課題 北見市総合計画 平成 17 年の世帯数は 55,385 世帯で, 増加を続けているものの 平成 12 年から 17 年にかけて 増加傾向が鈍化しています 北見自治区が増加 端野自治区が微増に対し 常呂自治区は微減 留 辺蘂自治区は減少を続けています 平成 17 年の 1 世帯あたり人員数は 2.34 人で 減少の一途をたどり 学生など若者の多い北見 自治区が低くなっています 世帯型では 単独世帯は 18,107 世帯 一般世帯数に占める割合 32.7% 高齢者単身世帯は 4,371 世帯 同 7.9% です 3 分野別施策の達成状況と課題 1 自然 環境 資料 : 国勢調査 世帯人員数の推移 ワッカ原生花園の北海道遺産への登録 サロマ湖をはじめとする自然の保全やゴミの分別の徹底 と有料化 PFI 方式による最終処分場の整備 アスベスト対策や太陽光発電の利用などの取り組み が進み 市民の環境に対する意識も醸成されつつあります 今後は 引き続き自然環境の保全や野 生生物の保護活動の充実を図るとともに 地球温暖化防止に向けた省エネの推進と自然エネルギー の活用 ゴミの減量化 再利用 再生利用の推進などが課題です 2 教育 文化 北見工業大学や日本赤十字北海道看護大学と連携した講座の開催や住民の自主的な学習支援体制 の整備 カーリング競技など冬季スポーツの定着 体験学習や山村留学などの取り組みが進みました 今後は 老朽化した学校施設の整備や学区の再編 子どもの自立のための体験教育の推進 若者の 職業知識 能力を高める学習機会の充実 市民の自主的な地域クラブ活動の促進 まちづくり学習 の推進 健康スポーツの振興 地域文化の継承と創造などが課題です 資料 : 国勢調査 高齢者単身世帯等の総世帯数と割合 3 健康 福祉 健康づくりや予防に重点を置いた保健指導体制の整備を進めるとともに 各種計画に基づき 子 育て支援 介護保険制度の確立と高齢者施設の整備 障がい者福祉の充実などが進みました 今後は 市民の生活習慣病の予防 改善の取り組み 地域医療体制の充実 介護予防の推進 住民同士が助 け合う地域福祉活動の推進 児童 高齢者や障がい者へのサービス提供体制の充実 国保や介護の 保険制度の安定化などが課題です 4 産業 資料 : 住民基本台帳 各年 3 月末 12 農業では 基盤整備やクリーン農業の推進 林業では 管内の林業の連携強化と間伐材の有効活 用 水産業では つくり育てる漁業 と 資源管理型漁業 が進み 工業や観光では 産学官連携 による地場産業の振興 新産業創出や企業立地の支援 オホーツク観光の推進などが図られました 今後は 農林水産業の担い手の育成 地域材の高次加工による新製品の開発 衛生管理型漁港の整 備促進 地域の商店街の活性化 豊かな自然や産業や文化 スポーツなどの観光資源を活かした体験 滞留 滞在型の観光づくりが課題です 13
2 市の将来像 5 子どもが自信を持ち 満足できるまちづくり 市の将来像 複数回答 地域で参加したい活動については 中 高校生の 50% がスポーツ活動 34% が放課後の友達 との交流 32% が仕事の体験 30% が趣味の活動をあげています こうした希望に応えられる まちづくりが求められます 市民意向 北見市総合計画 市の将来像では 健康で安心して暮らせる 市 62% 産業が活発で 働く場が充実した 市 43% 安全に生活できる市 40% 自 然の中でゆったりと生活できる市 36% など が高くなっています 3 市民のライフスタイル 今後どのような生活をしたい 続けたい かということについては 健康に生きたい 80% 楽 しく暮らしたい 68% 家族を大事にしたい 60% のんびりしたい 41% 自分にあった 仕事をしたい 35% もっと収入を増やしたい と 楽しく仕事したい が 32% と続いています 4 若者の定住などに必要なまちづくり 若 者 の 定 住 などに 必 要 なことについ て は 出産や子どもの医療費の助成 37% 産業集積や企業誘致などによる雇用拡大 37% U タ ーン や 移 住 希 望 者 へ の 支 援 33% 保育料や教育費への援助 31% な どが求められています 16 若者の定住などに必要なこと 複数回答 17
2 市の将来像 5 子どもが自信を持ち 満足できるまちづくり 市の将来像 複数回答 地域で参加したい活動については 中 高校生の 50% がスポーツ活動 34% が放課後の友達 との交流 32% が仕事の体験 30% が趣味の活動をあげています こうした希望に応えられる まちづくりが求められます 市民意向 北見市総合計画 市の将来像では 健康で安心して暮らせる 市 62% 産業が活発で 働く場が充実した 市 43% 安全に生活できる市 40% 自 然の中でゆったりと生活できる市 36% など が高くなっています 3 市民のライフスタイル 今後どのような生活をしたい 続けたい かということについては 健康に生きたい 80% 楽 しく暮らしたい 68% 家族を大事にしたい 60% のんびりしたい 41% 自分にあった 仕事をしたい 35% もっと収入を増やしたい と 楽しく仕事したい が 32% と続いています 4 若者の定住などに必要なまちづくり 若 者 の 定 住 などに 必 要 なことについ て は 出産や子どもの医療費の助成 37% 産業集積や企業誘致などによる雇用拡大 37% U タ ーン や 移 住 希 望 者 へ の 支 援 33% 保育料や教育費への援助 31% な どが求められています 16 若者の定住などに必要なこと 複数回答 17