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一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

4 平成 年度のと 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成にました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致へのや 創業支援プログラムの作成

基本方針 2-1 観光資源の有効活用〇歴史 スポーツ 自然など 恵まれた観光資源を活用し 世界に向けた積極的な情報発信や意見交換の場の整備を行います 〇文化 芸術資源のデジタルアーカイブ 33 化により 資源の保護を進め インターネット上での有効活用も行います 2-2 活力ある産業〇ホームページ等の

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姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

第 2 章近江八幡市を取り巻く状況と今後の課題 1 データからみえる地域福祉の状況 1 人口の状況近江八幡市は 平成 22 年 3 月に旧近江八幡市と旧安土町が合併し 人口 8 万人を超える市となりました 旧市町の人口を合計した数値を見ると 平成 12 年から平成 22 年は横ばいで推移していますが

第3節 重点的な取り組み

宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

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多賀町地域福祉活動計画案(概要版)

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図


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計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

本町は 過疎地域における人口減少や少子高齢化 核家族化の進展という構造的な課題を抱え 若年層の人口流出や世代間交流の機会が少ない現代社会現象が問題となっている また 本町は 県を代表する観光地であるが 観光入込客数は 瀬戸大橋が開通した昭和 63 年をピークに減少しており 平成 27 年には約 23

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第2節 茨木市の現況

4 平成 29 年度の検証と 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 主な取組み課題検証 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成に取組みました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致への取組

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「(仮称)姫路市地域IT基本計画」の概要について

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平成23年度

資料 7 1 人口動態と子どもの世帯 流山市人口統計資料 (1) 総人口と年少人口の推移流山市の人口は 平成 24 年 4 月 1 日現在 166,924 人で平成 19 年から増加傾向で推移しています 人口増加に伴い 年尐人口 (15 歳未満 ) 及び年尐人口割合も上昇傾向となっています ( 人


0-1表紙

第6次延岡市長期総合計画校了.indd

第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

八街市教育振興基本計画(平成26年~平成35年)

2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

三鷹市健康福祉総合計画2022

平成 26 年度 ~ 平成 33 年度 みんなでつくる! 笑顔あふれるまち 北海道中札内村

問 アンケートに回答される方について はじめに ご回答いただく方についておたずねします 次の各項目について それぞれあてはまるものを つずつ選んで 番号に 印をつけてください ( あて名の方以外が回答される場合は 回答される方にあてはまるものをお選びください ) 性 別 年 齢 職 業 現在の居住地

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

PowerPoint プレゼンテーション

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2. 住民アンケート調査 以下の既往のアンケート調査から 都市計画及びまちづくりに関する住民ニーズや方向性等を以下の とおり把握 解析する (1) 第 2 次長久手町土地利用計画策定にあたってのアンケート調査 1 調査の概要 調査対象は 町内在住住民及び市街化調整区域の土地所有者とし それぞれ 2,


02帯広市029_0323

4 施策別計画 4 施策別計画 施策別計画の見方 施策の方向性を示しています 関連する施策と連携の内容を示して 取組の目標を示しています います なお 市民協働や人権 行政 施策の必要性を示しています の効率化などを内容とする まちづ 取組の現状と課題を示しています くりを進めるための基盤 である施


(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

(市・町)        調査

大規模住宅団地の現状と活性化・再生の進め方

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

ボランティア行動等実態調査【速報】


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目次 Ⅰ 調査の概要... 1 Ⅰ-1. 調査の目的と実施概要... 3 Ⅰ-2. 回答者の属性... 6 Ⅱ 集計結果の分析 Ⅱ-1. 集計結果の見方 Ⅱ-2. 施策の満足度 重要度 Ⅱ-3. 普段の生活について Ⅱ-4. 人口減少に関する認識につい

各 位 平成 27 年 5 月 11 日 会社名株式会社みちのく銀行代表者名取締役頭取髙田邦洋 ( コード番号 8350 東証第一部 ) 問合せ先経営企画部長須藤慎治 ( ) 第四次中期経営計画の策定について 株式会社みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 27 年 4

スライド 1

茨木市総合計画基本計画 重点プラン修正案 ( 平成 26 年 9 月 16 日 )

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社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

で広く体幹トレーニング推進することにより 健康なまち としてイメージア ップを図り魅力の向上につとめ 転出の抑制や転入の促進へとつなげる 数値目標 体幹づくりを通じて行う地域活性化事業 KPI 体幹トレーニング参加移住者数のべ人数年月のべ人数 申請時 0 0 H29.3 初年度 H30.

資料1 第1回会議のポイントについて

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

広島市障害者計画 2013 ー 2017 平成 25 年 3 月 広島市

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大


平成30年度県政世論調査

碧南市人口ビジョン 及び 碧南市まち ひと しごと創生総合戦略 概要版 策定の経緯 碧南市の人口は平成 27(2015) 年 8 月末時点で 71,662 人であり 今後は国立社会保障 人口問題研究所の推計値によると 25 年後の平成 52(2040) 年には 65,707 人まで減少すると推計され

(2) 金沢市の世帯数の動向 350, , ,000 ( 人 世帯 ) ( 人 / 世帯 ) 世帯数 世帯人員 , , , , ,1

神奈川県における高齢者を取り巻く状況 1 総人口の推移 ( 人口減少時代へ ) 本県における総人口は 平成 27 年度に約 915 万人となり その5 年後までには 人口のピークから人口減少時代へ入っていくことが予測されています 本県における総人口の推移 注 1 平成 22 年度までは 国勢調査によ

長野県みらい基金からのお知らせ 2

3 高齢者 介護保険を取り巻く現状 1 人口 高齢化率本市は高齢化率が 45% を超えており 本計画の最終年度である 2020( 平成 32) 年度には 高齢化率 48.0% 2025( 平成 37) 年度には高齢化率 49.7% まで増加することが推計されます また 2018( 平成 30) 年以


問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

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01 【北海道】

資料 3 1 ごみ減量化についての課題分析 1) 原因の抽出 課題 : どうして 家庭ごみの排出量が減らないのか? ごみが 減らな い原因 1 使い捨て製品やすぐにごみになるものが身の回りに多い 2ごみを減らしたり リサイクルについての情報が少ない 3 分別収集しているごみの品目が少なく 資源化が十

泉大津


基本事業評価シートA

4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

平成24年度 団塊の世代の意識に関する調査 日常生活に関する事項

能代市中心市街地活性化計画

希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ

栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 二期計画 ) 概要版 1 計画の目的と背景 高齢化が急速に進行する中 平成 24 年 3 月に県土整備部と保健福祉部が連携のもと高齢者の居住の安定確保に関する法律に基づく 栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 以下 現計画 という ) を策定し 高齢者が安心して快適に暮

(2) 富士北麓都市計画都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ( 平成 23 年 3 月 ) 山梨県では 既に人口減少 超高齢社会が到来しており 都市経営コストの最適化 自動車を自由に使えない高齢者等の移動手段の確保 公共公益施設や大規模集客施設の適正立地 地球環境問題への対応など様々な課題が都市

1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

H28秋_24地方税財源

地域子育て支援拠点事業について


資料 3 ー 1 環境貢献型商品開発 販売促進支援事業 環境省市場メカニズム室


4 合併を選択した理由 合併を選択した理由は 直面する財政危機への対応よりも 将来に向けた行政体制の充実 強化や行政サービスの維持 向上 合併を選択した理由 地方分権時代にふさわしい基礎自治体としての行政体制の充実 強化を図るため 20 市町村 効率的 効果的な行財政運営により 行政サービスを維持


=平成22年度調査結果の概要===============

「子ども・若者の生活困窮支援のあり方に関する研究」報告書

Transcription:

第 2 章 旧 4 市町のまちづくりの課題 3 世帯数 1 将来像 等の達成状況と課題 旧北見市は 愛情豊かな創造的文化都市 旧端野町は 人を育み 自然を大切にするまち 旧 常呂町は 心 潤いの里 まち ところ 旧留辺蘂町は 人と緑を育む いきいきふれあいのまち を将来像 目標として掲げてきましたが これらの将来像は住民に十分浸透したとはいえませんで した 今後は 市民と行政がまちの将来像を共有し 新市の魅力 特性をアピールすることが課題です 世帯数の推移 長期にわたる不況や少子化などにより 人口は横ばいから減少傾向が続いており 旧 4 市町とも 目標人口は達成できていません 今後は 目標人口を設定し 新たな地域産業の開発や起業支援 企業誘致 若者の定住 交流 子育て支援 移住促進など施策ごとに毎年 達成状況をチェックする行政運営が必要です 2 目標人口 等の達成状況と課題 旧4市町のまちづくりの課題 北見市総合計画 平成 17 年の世帯数は 55,385 世帯で, 増加を続けているものの 平成 12 年から 17 年にかけて 増加傾向が鈍化しています 北見自治区が増加 端野自治区が微増に対し 常呂自治区は微減 留 辺蘂自治区は減少を続けています 平成 17 年の 1 世帯あたり人員数は 2.34 人で 減少の一途をたどり 学生など若者の多い北見 自治区が低くなっています 世帯型では 単独世帯は 18,107 世帯 一般世帯数に占める割合 32.7% 高齢者単身世帯は 4,371 世帯 同 7.9% です 3 分野別施策の達成状況と課題 1 自然 環境 資料 : 国勢調査 世帯人員数の推移 ワッカ原生花園の北海道遺産への登録 サロマ湖をはじめとする自然の保全やゴミの分別の徹底 と有料化 PFI 方式による最終処分場の整備 アスベスト対策や太陽光発電の利用などの取り組み が進み 市民の環境に対する意識も醸成されつつあります 今後は 引き続き自然環境の保全や野 生生物の保護活動の充実を図るとともに 地球温暖化防止に向けた省エネの推進と自然エネルギー の活用 ゴミの減量化 再利用 再生利用の推進などが課題です 2 教育 文化 北見工業大学や日本赤十字北海道看護大学と連携した講座の開催や住民の自主的な学習支援体制 の整備 カーリング競技など冬季スポーツの定着 体験学習や山村留学などの取り組みが進みました 今後は 老朽化した学校施設の整備や学区の再編 子どもの自立のための体験教育の推進 若者の 職業知識 能力を高める学習機会の充実 市民の自主的な地域クラブ活動の促進 まちづくり学習 の推進 健康スポーツの振興 地域文化の継承と創造などが課題です 資料 : 国勢調査 高齢者単身世帯等の総世帯数と割合 3 健康 福祉 健康づくりや予防に重点を置いた保健指導体制の整備を進めるとともに 各種計画に基づき 子 育て支援 介護保険制度の確立と高齢者施設の整備 障がい者福祉の充実などが進みました 今後は 市民の生活習慣病の予防 改善の取り組み 地域医療体制の充実 介護予防の推進 住民同士が助 け合う地域福祉活動の推進 児童 高齢者や障がい者へのサービス提供体制の充実 国保や介護の 保険制度の安定化などが課題です 4 産業 資料 : 住民基本台帳 各年 3 月末 12 農業では 基盤整備やクリーン農業の推進 林業では 管内の林業の連携強化と間伐材の有効活 用 水産業では つくり育てる漁業 と 資源管理型漁業 が進み 工業や観光では 産学官連携 による地場産業の振興 新産業創出や企業立地の支援 オホーツク観光の推進などが図られました 今後は 農林水産業の担い手の育成 地域材の高次加工による新製品の開発 衛生管理型漁港の整 備促進 地域の商店街の活性化 豊かな自然や産業や文化 スポーツなどの観光資源を活かした体験 滞留 滞在型の観光づくりが課題です 13

第 2 章 旧 4 市町のまちづくりの課題 3 世帯数 1 将来像 等の達成状況と課題 旧北見市は 愛情豊かな創造的文化都市 旧端野町は 人を育み 自然を大切にするまち 旧 常呂町は 心 潤いの里 まち ところ 旧留辺蘂町は 人と緑を育む いきいきふれあいのまち を将来像 目標として掲げてきましたが これらの将来像は住民に十分浸透したとはいえませんで した 今後は 市民と行政がまちの将来像を共有し 新市の魅力 特性をアピールすることが課題です 世帯数の推移 長期にわたる不況や少子化などにより 人口は横ばいから減少傾向が続いており 旧 4 市町とも 目標人口は達成できていません 今後は 目標人口を設定し 新たな地域産業の開発や起業支援 企業誘致 若者の定住 交流 子育て支援 移住促進など施策ごとに毎年 達成状況をチェックする行政運営が必要です 2 目標人口 等の達成状況と課題 旧4市町のまちづくりの課題 北見市総合計画 平成 17 年の世帯数は 55,385 世帯で, 増加を続けているものの 平成 12 年から 17 年にかけて 増加傾向が鈍化しています 北見自治区が増加 端野自治区が微増に対し 常呂自治区は微減 留 辺蘂自治区は減少を続けています 平成 17 年の 1 世帯あたり人員数は 2.34 人で 減少の一途をたどり 学生など若者の多い北見 自治区が低くなっています 世帯型では 単独世帯は 18,107 世帯 一般世帯数に占める割合 32.7% 高齢者単身世帯は 4,371 世帯 同 7.9% です 3 分野別施策の達成状況と課題 1 自然 環境 資料 : 国勢調査 世帯人員数の推移 ワッカ原生花園の北海道遺産への登録 サロマ湖をはじめとする自然の保全やゴミの分別の徹底 と有料化 PFI 方式による最終処分場の整備 アスベスト対策や太陽光発電の利用などの取り組み が進み 市民の環境に対する意識も醸成されつつあります 今後は 引き続き自然環境の保全や野 生生物の保護活動の充実を図るとともに 地球温暖化防止に向けた省エネの推進と自然エネルギー の活用 ゴミの減量化 再利用 再生利用の推進などが課題です 2 教育 文化 北見工業大学や日本赤十字北海道看護大学と連携した講座の開催や住民の自主的な学習支援体制 の整備 カーリング競技など冬季スポーツの定着 体験学習や山村留学などの取り組みが進みました 今後は 老朽化した学校施設の整備や学区の再編 子どもの自立のための体験教育の推進 若者の 職業知識 能力を高める学習機会の充実 市民の自主的な地域クラブ活動の促進 まちづくり学習 の推進 健康スポーツの振興 地域文化の継承と創造などが課題です 資料 : 国勢調査 高齢者単身世帯等の総世帯数と割合 3 健康 福祉 健康づくりや予防に重点を置いた保健指導体制の整備を進めるとともに 各種計画に基づき 子 育て支援 介護保険制度の確立と高齢者施設の整備 障がい者福祉の充実などが進みました 今後は 市民の生活習慣病の予防 改善の取り組み 地域医療体制の充実 介護予防の推進 住民同士が助 け合う地域福祉活動の推進 児童 高齢者や障がい者へのサービス提供体制の充実 国保や介護の 保険制度の安定化などが課題です 4 産業 資料 : 住民基本台帳 各年 3 月末 12 農業では 基盤整備やクリーン農業の推進 林業では 管内の林業の連携強化と間伐材の有効活 用 水産業では つくり育てる漁業 と 資源管理型漁業 が進み 工業や観光では 産学官連携 による地場産業の振興 新産業創出や企業立地の支援 オホーツク観光の推進などが図られました 今後は 農林水産業の担い手の育成 地域材の高次加工による新製品の開発 衛生管理型漁港の整 備促進 地域の商店街の活性化 豊かな自然や産業や文化 スポーツなどの観光資源を活かした体験 滞留 滞在型の観光づくりが課題です 13

2 市の将来像 5 子どもが自信を持ち 満足できるまちづくり 市の将来像 複数回答 地域で参加したい活動については 中 高校生の 50% がスポーツ活動 34% が放課後の友達 との交流 32% が仕事の体験 30% が趣味の活動をあげています こうした希望に応えられる まちづくりが求められます 市民意向 北見市総合計画 市の将来像では 健康で安心して暮らせる 市 62% 産業が活発で 働く場が充実した 市 43% 安全に生活できる市 40% 自 然の中でゆったりと生活できる市 36% など が高くなっています 3 市民のライフスタイル 今後どのような生活をしたい 続けたい かということについては 健康に生きたい 80% 楽 しく暮らしたい 68% 家族を大事にしたい 60% のんびりしたい 41% 自分にあった 仕事をしたい 35% もっと収入を増やしたい と 楽しく仕事したい が 32% と続いています 4 若者の定住などに必要なまちづくり 若 者 の 定 住 などに 必 要 なことについ て は 出産や子どもの医療費の助成 37% 産業集積や企業誘致などによる雇用拡大 37% U タ ーン や 移 住 希 望 者 へ の 支 援 33% 保育料や教育費への援助 31% な どが求められています 16 若者の定住などに必要なこと 複数回答 17

2 市の将来像 5 子どもが自信を持ち 満足できるまちづくり 市の将来像 複数回答 地域で参加したい活動については 中 高校生の 50% がスポーツ活動 34% が放課後の友達 との交流 32% が仕事の体験 30% が趣味の活動をあげています こうした希望に応えられる まちづくりが求められます 市民意向 北見市総合計画 市の将来像では 健康で安心して暮らせる 市 62% 産業が活発で 働く場が充実した 市 43% 安全に生活できる市 40% 自 然の中でゆったりと生活できる市 36% など が高くなっています 3 市民のライフスタイル 今後どのような生活をしたい 続けたい かということについては 健康に生きたい 80% 楽 しく暮らしたい 68% 家族を大事にしたい 60% のんびりしたい 41% 自分にあった 仕事をしたい 35% もっと収入を増やしたい と 楽しく仕事したい が 32% と続いています 4 若者の定住などに必要なまちづくり 若 者 の 定 住 などに 必 要 なことについ て は 出産や子どもの医療費の助成 37% 産業集積や企業誘致などによる雇用拡大 37% U タ ーン や 移 住 希 望 者 へ の 支 援 33% 保育料や教育費への援助 31% な どが求められています 16 若者の定住などに必要なこと 複数回答 17