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2. 個別部門の動向 : 家計部門 愛知県経済の現状と見通し 218/12 個人消費持ち直し 個人消費は 持ち直し 個人消費の動向を支出側からみると 1 月の消費支出 ( 勤労者世帯 名古屋市 ) は 前年比 11.9% と 3 か月りの減少 ( 図表 1) 前年よりも日曜日が 1 日少なかったこと

2. 個別部門の動向 : 家計部門 愛知県経済の現状と見通し 218/11 個人消費持ち直し 個人消費は 持ち直し 個人消費の動向を支出側からみると 9 月の消費支出 ( 勤労者世帯 名古屋市 ) は 前年比 +26.8% と 2 か月連続の増加 ( 図表 1) 被服及び履物 ( 同 2.8%) は

富山県金融経済クォータリー(2018年秋)

富山県金融経済クォータリー(2018年夏)

平成 31 年 1 月 17 日東北経済産業局 管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 ( 平成 30 年 11 月分 ) ~ 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに持ち直している ~ 鉱工業生産 : 個人消費 : 住宅着工 : 公共投資 : 設備投資 : 持ち直しの動きとなっている足踏み状態とな

( 平成 31 年 1 月判断 ) 平成 31 年 1 月 財務省北陸財務局 富山財務事務所 富山市丸の内 1 丁目 5 番 13 号 ( 富山丸の内合同庁舎 5 階 ) TEL(076) ( 財務課直通 )

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管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 平成 27 年 1 月 15 日 < 管内の経済動向 > ~26 年 11 月の経済指標を中心として ~ 全体の動向 : 緩やかな持ち直し傾向にあるものの 一部に弱い動きがみられる 鉱工業生産 : 生産は一進一退で推移している 個人消費 : 持ち直し傾向にある

月別の売上でみると 百貨店については 夏物衣料が好調だった 7 月と一部店舗で閉店セールを行った 9 月を除いて前年同月を下回っています 一方 スーパーについては 台風の影響があった 8 月を除いて 前年同月を上回っています 1,2 1-3 平成 28 年百貨店 スーパー販売額合計 ( 北海道 :

最近の県内経済情勢は 回復しつつある 前回 (30 年 4 判断 ) 前回比較 今回 (30 年 7 判断 ) 総括判断回復しつつある 回復しつつある 総括判断の要点 個人消費は 百貨店 スーパーで底堅いものとなっており コンビニエンスストアで堅調となっているほか ドラッグストア販売で前年を上回って

1. 総論 総括判断 都内経済は 回復している 項目前回 ( 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 前回比較 総括判断回復している 回復している ( 注 )3 年 1 月判断は 前回 1 月判断以降 1 月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判断している ( 判断の要点 ) 個人消費

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三重県経済の現状と見通し0806.xls

1. 総論 総括判断 県内経済は 緩やかに回復しつつある 項目前回 (3 年 4 月判断 ) 今回 (3 年 7 月判断 ) 前回比較 総括判断緩やかに回復しつつある 緩やかに回復しつつある ( 注 )3 年 7 月判断は 前回 4 月判断以降 足下 (7 月末 ) の状況までを含めた期間で判断して

管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 平成 28 年 8 月 12 日 < 管内の経済動向 > ~28 年 6 月の経済指標を中心として ~ 全体の動向 : 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに持ち直している 鉱工業生産 : 生産は一進一退となっている 個住 人宅 消着 費 : 個人消費は足踏

1 ( ) 4.1% 4.4% 4.% 1 ( ) 1.2%( ) 1.6% 3.8% 1( ) 5.6% 4, % 8 6.5% % 2 4.3% 47.8% 18.8% % 13 2, % 2.2% 13.% 218 ( ).

関西の景気動向 2013 年 5 月株式会社日本総合研究所調査部関西経済研究センター 1. 景気の現状関西の景気は 持ち直している 輸出は 円安が進み 米国経済も回復基調をたどるなど 環境が

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< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに改善 緩やかに改善 ( ) 1 か月 ( 上方修正は 7 か月ぶり ) 生産緩やかな上昇傾向 ( ) 2 か月 個人消費足踏み状態 緩やかな持ち直しの動き ( ) 1 か月 ( 上方修正は 18 か月ぶり ) 設備投

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1. 総論 総括判断 県内経済は 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 項目前回 (29 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 総括判断 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 平成

(2) 住宅投資 住宅投資は 横ばい圏内で推移している 新設住宅着工戸数の内訳をみると 持家は 増加に転じてきている 貸家 や分譲は 水準を切り下げている (3) 設備投資設備投資は 受注や収益の好調を背景に水準を切り上げている 建設投資の先行指標である建築着工床面積 ( 非居住用 ) は 振れがあ


1. 総論 総括判断 県内経済は 緩やかに回復している 項目前回 (3 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 4 月判断 ) 総括判断 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 緩やかに回復している 前回比較 ( 注 )3 年 4 月判断は 前回 1 月

実体経済 物価 (1) 現状判断 関連統計の動き 生産 輸出 増加している 増加している 鉱工業生産は 4~6 月に続き 7~9 月も前期比増加した後 10 月は小幅ながら前月比減少した 業種別にみると 輸送機械は 自動車部品を中心に緩やかに増加している 電子部品 デバイス はん用 生産用機械 (

九経マンスリー ( 平成 29 年 11 月 ) 平成 3 年 1 月 16 日経済産業局 今月の管内経済動向 : 地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は13 か月連続のプラス 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要

九経マンスリー ( 平成 3 年 2 月 ) 平成 3 年 4 月 12 日経済産業局 今月の管内経済動向 : 地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は 2 か月連続のマイナス 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要が

1. 総論 総括判断 県内経済は 回復しつつある 項目前回 (29 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 前回比較 総括判断緩やかに回復しつつある 回復しつつある ( 注 )3 年 1 月判断は 前回 29 年 1 月判断以降 3 年 1 月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 18 か月 生産高水準で推移 9 か月 個人消費緩やかに持ち直し 持ち直し ( ) 1 か月 ( 上方修正は 1 か月ぶり ) 設備投資増加 5 か月 公共投資持ち直しの動き 堅調 ( ) 1 か月 ( 上方修正は 7 か月ぶり ) 住宅投資一進一退の

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 22 か月 生産高水準で推移 13 か月 個人消費持ち直し 5 か月 設備投資増加 9 か月 公共投資一服感増加の動き ( ) 1 か月 住宅投資一進一退の動き 7 か月 貿易輸出 輸入とも前年を上回る - 雇 用 着実に改善しており 労働需給の引き締

関西経済レポート (2019 年 9 月 ) 令和元年 (2019 年 )9 月 30 日 ~ 輸出減少が継続 インバウンド消費はプラスの伸びを維持 ~ 足元の経済情勢と当面の見通し 関西経済は輸出 生産が斑模様であるが 内需が下支えとなり底堅く推移している 企業部門では 輸出は中国経済の減速等によ

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 2 か月 生産高水準で推移 11 か月 個人消費持ち直し 3 か月 設備投資増加 7 か月 公共投資堅調 一服感 ( ) 1 か月 ( 下方修正は 14 か月ぶり ) 住宅投資一進一退の動き 5 か月 貿 易 輸出は前年を下回り 輸入は前年を上回る 輸

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令和元年 7 月 22 日 北陸地域の総合経済動向 ~ 一部に弱い動きがみられるものの 改善している ~ 経済概況 令和元年 5 月指標を中心として 鉱工業生産指数は 高水準で推移しているものの 一部に弱い動きがみられる 個人消費は 持ち直している 設備投資は 高水準で横ばいとなっている 住宅投資は

2911金融経済概観

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< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 16 か月 生産高水準で推移 7 か月 個人消費緩やかに持ち直し 9 か月 設備投資増加 3 か月 公共投資持ち直しの動き 6 か月 住宅投資弱含み 一進一退の動き ( ) 1 か月 ( 上方修正は 34 か月ぶり ) 貿易輸出 輸入ともに前年を上回る

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 17 か月 生産高水準で推移 8 か月 個人消費緩やかに持ち直し 1 か月 設備投資増加 4 か月 公共投資持ち直しの動き 7 か月 住宅投資一進一退の動き 2 か月 貿 易輸出 輸入ともに前年を上回る 輸出は前年を下回り 輸入は前年を上回 る - 雇

3003金融経済概観

管内経済概況判断の推移 ( 平成 年 月現在 ) 発表 月 月 月 月 月 月 月 前月との判断比較 総 括判断 持ち直している持ち直している持ち直している持ち直している持ち直している持ち直している 全 国 景気は 一部に改善の遅れ もみられるが 緩やかな回 復基調が続いている 景気は 緩やかな回復

個人消費 ( やや良い ) スーパー 百貨店売高 スーパー売高は 全店ベースで前年同期を 年 月期の個人消費関連 は スーパー売高が 全店ベース ( 前年同期比.% 増 ) は 新規出 回り 既存店ベースは 前年同期を下回る 百貨店売高は前年同期を回る 店効果などにより 前年同期を回 りました 品目

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1. 総論 総括判断 県内経済は 平成 7 月豪雨の影響を受けたものの 全体では緩やかに回復している 項目前回 ( 平成 7 月判断 ) 今回 ( 平成 1 月判断 ) 総括判断 平成 7 月豪雨前は 緩やかに回復していたが 現時点では まずは豪雨による地域への影響全体について十分に把握する必要があ

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金融経済概観2909

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Monthly San-in Economy グラフでみる経済動向 1. 公共投資 2. 設備投資 持ち直しの動きが弱まる 公共工事請負額 ( 対前年比 ) 全産業で前年度を上回る計画 設備投資額 ( 対前年度比 ) 17 年度実績 18 年度計画 ( 単位 :%) 18 年度計画 全産業 3.9

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平成10年7月8日

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1 概 況

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米国の利上げ見送りと日本の長期化した金融緩和

2 自動車登録台数 ( 台 ) 2,, 図 2 消費税導入 税率引き上げ時における自動車登録台数 ( 三重県 ) の推移 景気後退期, 6, 物品税の廃止による反動増 駆け込み需要 反動減 4, アジア通貨危機平成 9 年 5 月 ~ リーマンショック 2, 平成 9 年 月金融危機 ( 三洋 拓銀

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2907金融経済概観

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グラフで見る関西経済

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2. 個別の動向 1 業況判断業況判断は 製造業 非製造業とも横ばい感が強いなか 悪化とする企業が増えた 製造業は 変化なし とする企業の割合が高い 自動車 半導体関連 スマートフォン関連で 良くなった とする企業がある一方 原燃料価格の高騰等により 悪くなった とする企業の割合が増加した 非製造業

※表紙

[ 参考 ] 先月からの主要変更点 基調判断 3 月月例 4 月月例 景気は 急速な悪化が続いており 厳しい状況にある 輸出 生産は 極めて大幅に減少している 企業収益は 極めて大幅に減少している 設備投資は 減少している 雇用情勢は 急速に悪化しつつある 個人消費は 緩やかに減少している 景気は

九経マンスリー ( 平成 3 年 7 月 ) 平成 3 年 9 月 12 日九州経済産業局 今月の管内経済動向 : 九州地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は 2 か月ぶりの減少 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必

月例経済報告

高値となった後 下がり始めた 前述の通り CI 一致指数は 生産や雇用など様々な経済指標を統合し算出されている そのため CI 一致指数の上昇 下降にどの指標 が寄与しているのかについても 内閣府は詳細に発表している 表 1は 各指標がCI 一致指数に対してプラスに寄与したのか マイナスに寄与したの

※表紙

P6において修正が入りました H P7において修正が入りました H 管内の経済動向 平成31年2月 12月のデータを中心に 管内経済は 改善している 今月のポイント 生産活動は 化学工業 除 医薬品 をはじめ10業種で低下したことから 3か月ぶりの低下となった 個人消費は

※表紙

各商品の動きについて 新規出店を含めた全店ベースの前年比でみると 衣料品の減少と飲食料品の増加がここ数年のトレンドとして定着しており 7 年も衣料品は減少し 飲食料品は増加した 衣料品が減少傾向にあるのは 販売形態の多様化により 購入先として衣料品専門店や通販 インターネットショッピングなどの選択肢

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月初の消費点検(3/4)~消費税増税の判断を控えて~

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管内経済は、緩やかに回復している (平成18年7月分以降7か月連続)

けた この間 生産指数は 上昇傾向で推移した (2) リーマン ショックによる大きな落ち込みとその後の回復局面平成 20 年年初から年央にかけては 米国を中心とする金融不安 景気の減速 原油 原材料価格の高騰などから 景気改善の動きに足踏みが見られたが 生産指数は 高水準で推移していた しかし 平成

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個人消費の回復を後押しする政策以外の要因~所得の減少に歯止め、節約志向も一段落

ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日

道南金融経済概況30年11月(2018年11月6日公表分)

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個人消費 ( やや良い ) スーパー 百貨店売上高 スーパー売上高は全店ベース 既存店ベース 年度の個人消費関連では 前年度比 前年同月比 ともに前年度を上回る 百貨店売上高は前年度を上回る スーパー売上高 全店ベース ( 前年百貨店売上額 度比.8% 増 ) は 新規出店効果などにより 食料品 (

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第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料

1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ

Transcription:

愛知県経済の現状と見通し <218 年 8 月 > 218 年 8 月 24 日三十三総研調査部 1. 景気判断一覧表 部門 個別項目 基調判断 ( 方向等 ) 詳細 ( 注 1) ( 注 2) 総括判断 景気の現状 当面の見通し 一部に弱さがみられるが 景気は持ち直し 消費は力強さを欠くものの 輸出や生産活動が上向くなど 県内景気は持ち直している 一部に弱さが残るが 回復していく見通し 海外情勢の不透明感がリスクとして残るものの 所得環境の改善や生産活動の持ち直しに伴い 総じて回復していく見通し 個人消費 持ち直しの兆し 百貨店販売額は 2 か月ぶりの前年比増加 家計部門 雇用 高水準 有効求人倍率は 4 か月連続の前月比上昇 住宅投資 一進一退 住宅着工戸数は 3 か月ぶりの前年比減少 企業部門 企業活動 企業倒産 増加基調鉱工業生産指数は8か月連続の前年比上昇悪化している企業倒産件数は5か月連続の前年比増加 海外部門公共部門 増加基調輸出名古屋港通関輸出金額は17か月連続の前年比増加持ち直し公共投資公共工事請負金額は2か月連続の前年比増加 ( 注 1) は 基調判断の表現を前月と比べたもので : 上方修正 : 据え置き : 下方修正を示す ( 例えば 回復 減速 となれば下方修正 回復 回復 なら据え置き となる ) したがって 矢印は景気全体ならびに個別 感を示すものではない ( 注 2) は 景気全体ならびに個別項目の水準について5 段階で判断するもので : 晴 : 晴 ~ 曇 : 曇 : 曇 ~ 雨 : 雨 を示す ( 注 3) 個別項目の見通しは 特に表記がない場合には先行き半年間程度の見通しを示す -1- 三十三総研調査部佐藤お問い合わせ先電話 :59-354-71 Mail:33ir@mieba

2. 個別部門の動向 : 家計部門 愛知県経済の現状と見通し 218/8 個人消費持ち直しの兆し 個人消費は 持ち直しの兆し 個人消費の動向を支出側からみると 6 月の消費支出 ( 勤労者世帯 名古屋市 ) は 前年比 3.3% と 2 か月ぶりに減少 ( 図表 1) 費目別にみると 授業料などの教育 ( 同 +47.8%) は増加したものの 保健医療 ( 同 31 や光熱 水道 ( 同 22.8%) が減少 個人消費の動向を販売側からみると 6 月の県内百貨店販売額は 前年比 +9.% と大幅に増加 平年より気温が高かったため夏物衣料の売上が増加したほか 株価上昇に伴う資産効果を受けて美術 宝飾 貴金属などの高額品も増加 スーパー販売額は同 +3.% と 飲食料品や住関品が売れ 1 か月連続の増加 ( 図表 2) 7 月の新車乗用車販売台数 ( 含む軽乗用車 ) は 前年比 +4.6% と 3 か月ぶりに増加 ( 図表 3) 車種別にみると普通車 ( 同 +5.6%) 小型車 ( 同 +5.2%) がそれぞれ 4 か月ぶり 2 か月ぶりに増加したほか 軽乗用車 ( +2.6%) は 2 か月連続で増加 異常気象の影響による野菜の収穫量減少に伴う生鮮食品価格の高騰やガソリン価格の高値での推移が消費意欲を悪化させ 消費を下押しする可能性 もっとも 愛知県経営者協会が会員企業 192 社を対象に集計した夏のボーナス調査では 過去最高を記録するなど賃金は増加する方向にあり 所得環境の改善が持続 好調なインバウンド需要もプラスに作用し 先行き 個人消費は緩やかな持ち直しが続く見通し 加えて 今夏の猛暑がエアコンや清涼飲料などの売上を増加させており 猛暑特需が消費を一時的に押し上げる公算が大 6 月勤労者世帯 消費支出 ( 名古屋市 ) 前年比 3.3%(2か月ぶりの減少 ) 4 保健医療: 前年比 31.3%(2か月ぶりの減少 ) 3 光熱 水道: 前年比 22.8%(2か月ぶりの減少 ) 2 6 月大型小売店販売額 百貨店: 前年比 +9.%(2か月ぶりの増加 ) 1 スーパー: 前年比 +3.%(1か月連続の増加 ) 7 月新車乗用車販売台数 ( 含む軽乗用車 ) 1 28,851 台前年比 +4.6%(3か月ぶりの増加 2) 普通車 11,566 台 3 前年比 +5.6%(4か月ぶりの増加 ) 4 図表 1 名古屋市 消費支出等 < 前年比 > 勤労者世帯 可処分所得 ( 後方 6 か月移動平均 ) 勤労者世帯 消費支出 ( 後方 6 か月移動平均 ) 勤労者世帯 消費支出 215 16 17 18 ( 資料 ) 総務省 家計調査 図表 2 大型小売店販売額 < 前年比 > 図表 3 新車乗用車販売台数 < 前年比 > 2 1 1 2 百貨店 スーパー 5 1 15 2 3 25 215 16 17 18 215 16 17 18 ( 資料 ) 中部経済産業局 管内百貨店 スーパー販売概況 ( 資料 ) 日本自動車販売協会連合会 自動車登録統計情報 15 1 5 軽乗用車 普通車 小型車 乗用車計 -2-

愛知県経済の現状と見通し 218/8 雇用高水準 雇用は 高水準 6 月の雇用環境をみると 有効求人倍率は 2. 倍 ( 同 +.2 ポイント ) と約 11 年ぶりに 2 倍台に 加え人倍率も 3.21 倍 ( 前月比 +.22 ポイント ) と大幅に上昇するなど 雇用情勢が一段と改善 ( 図表 4) ま新規求人数は前年比 +3.9% と 2 か月連続の増加 主要産業別にみると 非製造業の宿泊業 飲食サービス業 ( 同 +27.1%) などで増加したほか 製造業 ( 同 +.7%) は輸送用機械器具製造業などが増加 高齢化の進行 外国人観光客の増加に伴い サービス業など幅広い業種で大幅な雇用の不足感が続く見込み 現状 求職者数は前年比マイナスが続き 小売業などでは正規 非正規社員ともに賃上げが進むなど待遇面の見直しが拡大 人手不足がさらに深刻化すれば企業活動の制約となる懸念も 6 月求人倍率 ( 季節調整値 ) ( 倍 ) 有効求人倍率:2. 倍 3.2 前月比 +.2ポイント (4か月連続の上昇 3. ) 新規求人倍率:3.21 倍 2.8 2.6 前月比 +.22ポイント (3か月ぶりの上昇 2.4 ) 2.2 2. 1.8 1.6 1.4 1.2 1. 住宅一進一退 輸出 住宅投資は 一進一退 図表 4 有効 新規求人倍率 < 季節調整値 > 新規求人倍率 ( 愛知県 ) 215 16 17 18 ( 資料 ) 厚生労働省 一般職業紹介状況 有効求人倍率 ( 愛知県 ) 有効求人倍率 ( 全国 ) 6 月の住宅着工戸数は前年比.7% と 3 か月ぶりに減少 ( 図表 5) 利用関係別にみると 貸家 ( 同 +9.3 給与住宅 ( 同 +182.1%) は増加したものの 持家 ( 同 14.6%) が大幅に減少 加えて 分譲 ( 同 6. は マンション ( 同 +5.6%) が増加したものの 一戸建て ( 同 12.8%) は減少 相続税の節税を目的としたアパートの建設需要に一服感がみられているほか サブリース契約 ( 不動産会社による一括借り上げ ) に関するトラブル増加を背景とした不動産投資の下押しなどを受けて 貸家建設による一層の押し上げは見込めず もっとも 名古屋市を中心にマンションの建設計画が複数発表されており 分譲住宅が着工戸数を今後も下支えする見込み 総じてみれば 横ばい圏での推移となる見通し 6 月住宅着工戸数 5,74 戸前年比.7%(3か月ぶりの減少 ) 3 持家:1,579 戸前年比 14.6%(2か月ぶりの減少 ) 2 貸家:2,259 戸 1 前年比 +9.3%(3か月連続の増加 ) 分譲:1,665 戸 前年比 6.4%(3か月ぶりの減少 ) 1 図表 5 新設住宅着工戸数 分譲給与貸家持家総計 2 215 16 17 18 ( 資料 ) 国土交通省 住宅着工統計 -3-

3. 個別部門の動向 : 企業部門 愛知県経済の現状と見通し 218/8 企業活動増加基調 企業の生産活動は 総じて増加基調 5 月の鉱工業生産指数は 前年比 +6.1% と 8 か月連続で上昇 ( 図表 6) 業種別にみると 県内生産ウェートの約半分を占める輸送機械 ( 同 +8.6%) や化学 ( 同 +12.4%) はプラス幅が拡大したほか はん用 生産用 用機械 ( 同 +7.8%) や電気機械 ( 同 +3.9%) は増加が持続 海外向けの新型車や自動車部品をはじめとする輸送機械や自動化ニーズに対応するための工作機械の生産は好調に推移しており 引き続き輸送機械や工作機械の増産が押し上げに寄与する見通し もっとも トランプ米政権が検討している自動車への追加関税が発動され 輸出の減少に陥った場合 自動車生産を大幅に押し下げる可能性も 5 月鉱工業生産前年比 +6.1%(8か月連続の上昇 ) 輸送機械: 1 前年比 +8.6%(8か月連続の上昇 ) はん用 生産用 業務用機械: 5 前年比 +7.8%(19か月連続の上昇 ) 電気機械: 前年比 +3.9%(2か月連続の上昇 ) 化学: 5 前年比 +12.4%(3か月連続の上昇 ) 図表 6 鉱工業生産指数 < 前年比 > その他電気機械輸送機械 化学工業はん用 生産用 業務用機械鉱工業 1 215 16 17 18 ( 資料 ) 愛知県県民生活部統計課 愛知県鉱工業指数 企業倒産悪化している 企業倒産は 悪化している 7 月の県下倒産状況 ( 負債総額 1, 万円以上 ) をみると 倒産件数は 58 件 ( 前年比 +15 件 ) と 5 か月増加 ( 図表 7) 一方 負債総額は 99 億円 ( 同 7 億円 ) と 3 か月ぶりの減少 飲食や宿泊 エステ 美容院な小さい規模の倒産件数が増加傾向にある一方で 負債総額が 3 億円を超える大型倒産が 3 か月連続で発生するなど数十億円以上のやや大きい規模の発生頻度も高まっている状況 飲食や宿泊など一部のサービス分野で個人消費の低調が今後も続くと予想されるほか 人手確保が困難で事業継続に支障が生じる求人難も進み 先行き 倒産がさらに増加する懸念あり 図表 7 倒産件数 負債総額 < 負債総額 1, 万円以上 > 7 月企業倒産 倒産件数 : 58 件前年比 +15 件 (5 か月連続の増加 ) 負債総額 : 99 億円前年比 7 億円 (3 か月ぶりの減少 ) ( 件 ) 2 1 倒産件数 ( 左目盛 ) 負債総額 ( 右目盛 ) ( 億円 ) 2 1 1 1 2 2 3 3 215 16 17 18 ( 資料 ) 東京商工リサーチ 全国企業倒産状況 -4-

4. 個別部門の動向 : 海外部門 愛知県経済の現状と見通し 218/8 輸出増加基調 輸出は 増加基調 6 月の名古屋港通関輸出額は 前年比 +1.9% と 17 か月連続で増加 ( 図表 8) 仕向地別にみると 中国をくアジア ( 同 +19.1%) や中国 ( 同 +19.1%) 西欧 ( 同 +12.3%) など 多くの地域で増加 品目車 ( 同 +8.5%) や工作機械 ( 同 +41.7%) が増加 6 月の一般機械 ( 中部 5 県主要メーカー ) の海外受注高は前年比 +6.9% と 13 か月連続の増加 地域別にみると アジア ( 同 3.3%) は減少した一方 EU( 同 +23.4%) や北米 ( 同 +9.3%) は増加 今後 米の激化がマイナスに作用する可能性があるものの 自動車関連需要が下支えし プラス基調は続く見通し 6 月名古屋港通関輸出額 11,31 億円前年比 +1.9%(17か月連続の増加 2 ) アジア( 中国を除く ): 15 前年比 +19.1%(12か月連続の増加 ) 1 中国: 前年比 +19.1%(4か月連続の増加 ) 5 5. 個別部門の動向 : 公共部門 図表 8 名古屋港通関輸出額 < 前年比 > 6 月一般機械海外受注高 32 億円前年比 +6.9%(13か月連続の増加 5 ) EU: 前年比 +23.4%(15か月連続の増加 1 ) 15 215 16 17 18 ( 資料 ) 名古屋税関 管内貿易概況 その他 米国 中国 西欧 アジア ( 中国を除く ) 輸出総額 公共投資持ち直し 公共投資は 持ち直し 7 月の公共工事請負状況をみると 請負件数は前年比 +5.% と 4 か月連続の増加 また 請負金額は同 +11.3% と 2 か月連続の増加 ( 図表 9) 発注者別にみると 独立行政法人 ( 同 2.7%) などで減少しのの 国 ( 同 +82.9%) や 犬山市や豊田市などの市町村 ( 同 +3.9%) で増加 道路整備を中心にインフラ事業が底堅く推移しているほか 国際展示場を中部空港島 ( 愛知県常滑市 ) へ移転するための工事や愛知芸術文化センターの改修 名古屋市千種区の庁舎の建て替え工事など公共施設の整備事業や改修事業が進められており 先行き 増加傾向で推移する見通し 7 月公共投資 公共工事請負件数 : 922 件前年比 +5.%(4 か月連続の増加 ) 公共工事請負金額 : 498 億円前年比 +11.3%(2 か月連続の増加 ) 図表 9 公共工事請負金額 < 前年比 > その他独立行政法人 市町村県 6 国 総額 4 2 2 4 6 215 16 17 18 ( 資料 ) 東日本建設業保証 愛知県内の前払金保証取扱高 -5-

愛知県経済の現状と見通し 218/8 県内 経 済 ト ピ ッ ク ス (218 年 7 月 ) 1. 愛知県の国家戦略特区でオンライン服薬指導が開始 7 月 5 日 愛知県の国家戦略特区 ( 新城市や設楽町 東栄町など ) で調剤薬局最大手のアインホールディングスが全国初となるオンラインによる服薬指導を開始 患者はテレビ電話やスマートフォンなどを通じて 在宅のまま服薬指導を受けられ 薬は郵送で受け取ることができる 高齢で通院が難しい患者や 生活習慣病などで短期間で症状が急変する可能性の少ない患者などにとっては通院の負担軽減に 厚生労働省は 7 月 18 日 対面指導と同様に遠隔服薬指導についても公的医療保険を適用することを決定 少なくとも 1 度は対面指導を受けるといった要件を満たせば 自己負担は 1~3 割に 2. 愛知県と東京圏及び関西圏の私立大学 9 校との間で就職支援協定を締結 7 月 24 日 愛知県と東海大学や京都産業大学など東京圏及び関西圏の私立大学 9 校との間で 就職支援協定を締結 愛知県内の企業等への就職を希望する学生の支援 就職促進が目的 今回の協定締結により 愛知県への学生の進路 就職先の拡大や よりきめ細やかな進路指導が可能に 愛知県が県外の大学と就職支援協定を結ぶのは初めて 愛知県は昨年度 品川駅 ( 東京都 ) に UIJ ターン支援センターを設置し 大学訪問 就職イベントの PR などを実施 今回の協定では 学生や保護者に対する県内企業や各種就職イベントの情報提供 インターンシップの受入支援などで 県と大学が連携 大学との協力関係の構築と UIJ ターン支援センターの活動との相乗効果で人材確保に取り組む方針 3. アイシン精機とスギ薬局が高齢者向け乗合送迎サービスの実証実験を開始 7 月 24 日 アイシン精機とスギ薬局は 愛知県豊明市で高齢者を中心とした地域住民の健康維持 増進を目指した乗合送迎 ( ライドシェア ) サービス チョイソコ の実証実験を開始 チョイソコは 高齢化が進む地域における 買い物難民 や 医療難民 などの問題を解決させることを目指す 実証実験は 12 月 25 日まで 実証実験では 複数の利用者が医療機関や公共施設 フィットネス スーパーマーケットなどの希望目的地や到着時刻を予約受付センターに伝え 複数の予約から専用システムが最適な経路 乗り降り順を計算し 効率的な送迎サービスを実現していく 実験で得たデータをもとに有料のライドシェアサービスとして事業化する方針 -6-

景気指標 愛知県経済の現状と見通し 218/ 三十三総研 < 愛知県 > 218/8/2 ( 注 )( ) 内は前年同期 ( 月 ) 比 < > 内は季節調整済前期 ( 月 ) 比 216 217 217 年 218 年 218 年 年 年 7~9 1~12 1~3 4~6 3 月 4 月 5 月 6 月 7 大型小売店販売額 ( 既存店 ) ( 1.4) ( 1.) (.7) (.6) (.3) (.9) ( 百貨店 ( 3.5) (.2) (.2) (.5) ( 1.) ( 4.3) ( スーパー (.4) ( 1.4) ( 1.2) (.6) (.) (.7) ( 新車登録 販売台数 ( 台 ) 256,872 266,615 62,467 65,483 75,657 57,335 33, ( 5.) ( 3.8) ( 5.) ( 2.8) ( 3.3) ( 5.1) 有効求人倍率 ( 季調済 ) 1.63 1.82 1.84 1.87 1.91 1.98 1.93 1.9 新規求人倍率 ( 季調済 ) 2.52 2.81 2.81 2.92 2.91 3.7 3.19 3. 名目賃金指数 ( 調査産業計 ) ( 1.7) (.1) (.4) ( 1.) ( 1.2) ( 1 実質賃金指数 ( 同 ) ( 1.8) (.5) (.9) ( 1.8) ( 2.6) ( 2 所定外労働時間 ( 同 ) ( 2.9) (.5) ( 2.7) (.6) ( 1.) ( 2 常用雇用指数 ( 同 ) (.5) (.7) (.6) (.6) ( 1.5) ( 新設住宅着工戸数 ( 戸 ) 62,377 63,65 16,465 16,815 14,222 17,454 4,96 ( 6.2) ( 2.) ( 1.1) ( 3.1) ( 6.1) ( 14.7) 鉱工業生産指数 ( 1.7) ( 4.5) ( 3.3) ( 6.7) ( 2.8) ( - - < 2.1> < 2.8> < 6.4> < 1.1> < 企業倒産件数 ( 件 ) 522 524 125 135 151 166 58 54 55 ( 前年同期 ( 月 ) 差 ) ( 6) ( 2) ( 2) ( 6) ( 23) ( 3) ( 非居住用建築物着工床面積 ( 千m2 ) 3,45 3,14 853 79 836 915 236 327 (.9) ( 9.) ( 2.9) ( 21.1) ( 2.5) ( 3.6) 名古屋港輸出 ( 億円 ) 17,455 117,41 29,785 31,476 3,381 31,4 11, ( 6.3) ( 9.3) ( 12.3) ( 11.7) ( 8.6) ( 11.4 公共工事請負金額 ( 億円 ) 4,58 4,719 1,265 893 692 1,778 385 8 ( 5.5) ( 4.7) ( 1.4) ( 19.1) ( 24.5) ( 8.1) 消費者物価指数 除く生鮮 ( 名古屋市 ) (.4) (.3) (.5) (.8) (.7) (. < 東海 3 県 ( 愛知 三重 岐阜 )> 216 217 217 年 218 年 218 年 年 年 7~9 1~12 1~3 4~6 3 月 4 月 5 月 6 月 7 大型小売店販売額 ( 全店 ) (.) (.5) (.4) (.4) (.1) ( 1.9) 同 ( 既存店 ) ( 1.2) ( 1.2) ( 1.) (.8) (.5) (. 有効求人倍率 ( 季調済 ) 1.61 1.78 1.8 1.83 1.88 1.94 1.91 1.9 新規求人倍率 ( 季調済 ) 2.4 2.65 2.67 2.79 2.8 2.92 3.1 2.8 新設住宅着工戸数 ( 戸 ) 83,446 85,365 21,965 22,572 18,679 23,3 6,476 ( 5.3) ( 2.3) ( 1.8) ( 3.3) ( 6.9) ( 1.8) 鉱工業生産指数 (.4) ( 5.7) ( 5.5) ( 8.8) ( 6.7) ( 7.2) - - < 2.5> < 3.> < 3.1> < 4.8> < 2.2> 企業倒産件数 ( 件 ) 736 767 182 212 27 215 83 68 75 ( 前年同期 ( 月 ) 差 ) ( 1) ( 31) ( 7) ( 17) ( 34) ( 15) ( 域内外国貿易純輸出 ( 億円 ) 75,742 8,64 2,473 22,437 19,797 21,2 8,64 輸出 ( 億円 ) 149,433 161,759 4,639 43,865 41,869 42,761 15, ( 8.7) ( 8.2) ( 12.) ( 11.3) ( 8.7) ( 1.4 輸入 ( 億円 ) 73,691 81,695 2,166 21,428 22,71 21,561 6,97 ( 18.6) ( 1.9) ( 13.1) ( 15.1) ( 6.5) ( 11. : 各指標における直近の数値