ように話す順序を考えて発表原稿をまとめ, 発表カードの大枠を完成させる ここで, 発表カードの内容をより充実させるために, 再度, ペアで発表カードを聞き合い, 質問し合う活動を通して, 発表原稿の付け加えを行い, 発表カードを完成させる 次に, 発表の練習に取り組む 発表練習に取り組む前に, 相手

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5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

5 単元について (1) 教材観本教材 だいじなことをれんらくしよう は 学校紹介に向けて児童が学校の先生に情報を伝達したり インタビューしたりする インタビューして得た情報を園児に向けて分かりやすく説明できるように 台本を考え 聞き合い よかったところや改善点を見つけていく 実際に 3 学期に園児

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

1 自己存在感児童の生活体験や生活環境の実態 興味 関心を把握し 他教科との関連を踏まえて 様々な視点から取り組めるように課題提示の工夫を行う 2 共感的人間関係話し合いや発表会のときには 相手を大切にした聞き方と発表の仕方ができるように意識させ 支持的雰囲気の中で学び合わせる また 自分との違いや

Microsoft Word - åł½èªžç§‚2å¹´2çµ—ã••ï¼™ã†¤ã†®ã†łã†¤ã‡†ã†—ã‡™ã†‘ã‡›ã†¹ã‡‹ã†ƒã••ã•„ã†µã‡“ã†Šã†“ã†¯ã•†ã†©ã‡fiㆪㆬㆮ㕓æ„⁄尔桋

3 児童の実態 1 年生の時から比べるとみんなの前で話すことは慣れてきているものの 声が小さか ったり 語尾がはっきりしなかったりする子がいる また 自分の考えや思いを伝えると きに 順序よく話すことや大事なことを落とさずに話すことがうまくできない子が目立つ 国語を中心に 話型のワークシートを使って

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

第1学年国語科学習指導案

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

(3) 本題材の系統と他教科等との関連は 次のとおりである 学級活動 5 月シンボルマークを決めよう 6 月みんなで雨の日を楽しく過ごそう 6 月本題材 9 月 2 学期がんばろう会をしよう 他教科等との関連 道徳 わけっこしよう ( 友情 ) 道徳 どうしたらいいのかな ( 親切 ) (4) 指導

解答類型

総合第 3 学年福山市立千年小学校指導者山本康子 単元名 何もないとは言わせない!~ 千年の町のじまんをしよう ~ 本単元で育成する資質 能力 表現力主体性 積極性 思いやり自らへの自信 1 年間指導計画 月 千年の町をじまんしよう (70 時間 )

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

自己紹介をしよう

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

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国語科学習指導案

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

人的環境の整備 教師 友達 分かりやすい説明の手本となるように, 話す速さや声の大きさを意識して簡潔に話したり, 話すポイントを視覚的に示したりする 道案内の手順を知ることや説明原稿の作成に時間が掛かった場合は, 教師間で役割分担しながらアドバイスする グループ内での自分の役割が明確になるように,

児童はこれまでに これは何でしょう (1 年下 ) で ものの特徴を聞き手に分かり やすく説明したり その特徴を落とさないようにしながら聞いたりする学習や 問題が分 かるように はっきりした発音で話す学習をしてきている だが それらを意識はしてい ても十分身に付いているとは言い難い 日々の学習の中で

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

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【授業 1】

第1学年国語科学習指導案

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

国語科学習指導案 広島市立 小学校 教諭 1 日時平成 23 年 1 月 日 5 校時 2 学年 組第 5 学年 組 ( 男子 名女子 名計 名 ) 3 指導事項 (1) A 話すこと 聞くこと オ 互いの立場や意図をはっきりさせながら 計画的に話し合うこと (2) 伝統的な言語文化と国語の特質に関

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

3 4 すみれちゃんはどこでおねえさんになったのだろうか について考える 前時のカードからすみれちゃんの行動や様子について確認する すみれちゃんがかわったきっかけを読む 行動の変化前後での場面の様子について想像する わたしはおねえさん のすみれちゃんのきらりと光るところ抜き出し 理由

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

あったらいいな ! こんなあそび場 (わたしの町大好き)

学習指導案 潮江東小学校全校研 3 単元名討論会を開こうー説得力のある話し方をゲットしようー教材名 立場を決めて討論をしよう ( 東京書籍 5 年 ) ( 金 ) 潮江東小学校 5 年 2 組上平田学級

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(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

6 年 No.22 my summer vacation 夏休みの思い出を紹介しよう! 1/8 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを表す表現が分かる 過去の表現が分かり 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを伝え合う また 夏休

4 単元の評価規準 < 評価方法 > 国語への話す 聞く能力関心 意欲 態度和の文化について事柄が明確に伝わ調べてプレゼンするるように, 資料の形という目的を意識し式を工夫して説明して文章を読み, 進んている で調べたり, 資料の <ワークシート5~ 提示の仕方を工夫し 7, 観察 > て話したりし

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

新潟市立亀田西中学校

いろいろな衣装を知ろう

5 年 No.64 英語劇をしよう (2/8) まとまった話を聞いて内容を理解することができる 主な言語料 して天気や日時などの確認をす 教 1 本時のめあてを知 Peach Boy を詳しく聞いてみよう物語を聞く (3 回目 ) 登場人物全体について聞かせ 聞き取れた単語をカタカナでもいいので書き

<小学校 生活科>

英語科学習指導案 1 平成 16 年 10 月 26 日 ( 火 ) 第 6 校時 2 年 2 組 D( 男子 6 名 女子 7 名計 13 名 ) 指導者黛ゆかり Andy Fosset 第 1 時間目 (1) 本時のねらい ~ すること と目的語として使われる動名詞の表現に慣れる 英字新聞を話題

学習者用デジタル教材リスト 国語 1 年 国語 1 年上コンテンツ上 8 あいさつをしよう 8 関連ページ 内容 趣旨など 場面の様子を想像する ( 音声付 場面や状況に合わせた言葉遣いの確認 ) 国語 1 年上 コンテンツ 上 10 じこしょうかいをしよう 10 場面の様子を想像する ( 音声付

Taro-【HP用】指導案.jtd

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

案3                            ⑤なかまの誘い方(小学校低学年)

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主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

第1学年国語科学習指導案

第1学年国語科学習指導案

平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

国語科学習指導案様式(案)

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

1

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

が分かり 地域に親しみや愛着をもち 人々と適切に接することや安全に生活することができるようにすることを目指している 本校は 隣接する小学校が休校することになり 今年度非常に多くの転校生を迎えた それに伴い学区域が二校分の広さに広がり 2 年生にとっては新しくなった学区域の中には 知らない場所やまだ行

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

Taro-5年研究のまとめ

5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

第 2 学年 1 組英語科学習指導案 日時平成 30 年 11 月 2 日 ( 金 ) 5 校時 (14:00~14:50) 場所第 2 学習室指導者教諭天津貴志 1. 育成する能力 学習指導要領内容 (4) イ 身近な話題について 事実や自分の考え 気持ちなどを整理し 簡単な語句や文を用いてまとま

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

第○学年 ○○科指導計画

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

Microsoft Word ~16第1学年1組国語科学習指導案 提出用

3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(国語科)4.指導案 12 学校案内パンフレットを作ろう-共同編集・制作-

Microsoft Word - 英語科指導案_H _part2.doc

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

Transcription:

第 2 学年 国語科学習指導案 人権教育研究室 1. 単元名友だちに分かるように話そう あったらいいな, こんなもの 2. 単元について (1) 児童の現状 ( 児童観 ) 本学級の児童は, 大人数の前で話すことには強い苦手意識をもっている児童が多いが,1 対 1 の場面で話すことは好きである 年度初めより, 人前で話すことに慣れさせるために, 帰りの会で一日の振り返りを発表する場を設けているが, 恥ずかしさや緊張のために1 文で発表する児童が多い 自分の答えや考えを発表する場面では, ノートやプリントには記入しているものの, 自分の答えや考えに自信が持てないために, 進んで発表する子は限られている しかし, 話す内容を順序立てて発表できる児童も増えてきている 聴き方については, 学級活動 うれしい話のききかた の学習から, 聴き方の基本的な構え (1 していることをやめる2 話し手に体を向ける3 話し手の顔を見る4 手遊びをしない5うなずく 6 返事をする7 最後まで話を聞く ) を学び, 日常生活でも実践しようとする姿が見られるようになってきている (2) 教材の内容 ( 教材観 ) 本学級の児童は, とも子さんはどこかな の教材で, 大事なことをおとさずに聞いたり, 話したりすることを学習してきた 本教材は, 自分が考えた道具を他者に伝える活動を通して, 自分の考えを順序立ててまとめたり, 相手を意識した話し方 聴き方について考えたり練習したりすることができる教材である また, 自分の考えた道具を発表し合ったり, 質問し合ったりする活動を通して, 話題に沿ってやりとりすることで内容が充実することの意味を学ばせることもできる教材である 本教材は, 導入段階で児童になじみ深いアニメキャラクターを登場させ, 児童の学習への興味や関心を高めやすくする工夫がされており, 自由で楽しい雰囲気の中で, 話すこと 聞くこと の基本的な姿勢に焦点を当てた学習を進めることができると考える この学習は, 話題からそれず, 進んで考えを出し合うことをねらった三学期の 何に見えるかな の学習につながっていく さらに, 相手にわかりやすく伝えようとする姿勢や話し方のスキル, 友達の発表を傾聴する姿勢, 友達の発想の素晴らしい点やアイデアへの賛同点を見つけながら聞く力等, 児童の人権感覚の育成につなげることができる教材である (3) 視点 ( 指導観 ) 本単元の指導に当たっては, まず あったらいいな, こんなもの発表会 を開くまでの見通しをもたせた後に, あったらいいな と思う道具を考える活動に取り組む 今回は, 友達の家族に対する思いに触れさせることをねらい, 家族にとってあったらいいな という視点で道具を考えさせていく 児童が多くの道具を発想しやすいように事前に家族へのインタビュー活動を組み入れる 次に, 発表カードを作る活動に取り組む まず, 思うままに発想した道具が誰にとってあったらいい道具なのか, そう思った理由, 道具の具体的な形 色 大きさなどを個人で考えていく 個人活動の後, 道具へのイメージをさらに深めるために, 二人組で質問し合い, 答え合うペア活動に取り組む 次に, 道具の絵を描いてイメージをはっきりさせた後に, 聞き手にわかりやすい

ように話す順序を考えて発表原稿をまとめ, 発表カードの大枠を完成させる ここで, 発表カードの内容をより充実させるために, 再度, ペアで発表カードを聞き合い, 質問し合う活動を通して, 発表原稿の付け加えを行い, 発表カードを完成させる 次に, 発表の練習に取り組む 発表練習に取り組む前に, 相手に聞こえる声の大きさや速さなど相手を意識した話し方について学ぶ そして, お互いに, 良い点や改善点を言い合いながら, ペアで発表練習を進めていく 最後に, 学級で あったらいいな, こんなもの発表会 を開く 発表会は, 友達の発想やアイデアへの賛同点, 発表の仕方の良いところ等を見つけながら発表を聞かせていく そして, みつけたいいところをカードに記入し, そのカードを贈り合う活動を通して, 自分や友達のがんばりを認め合い, 学習のまとめをする 本単元の学習では, 自己肯定感 他者肯定感を深めるために家族に目を向け, 家族のための道具を考える活動や, 友達の家族への思いを知る活動を大切にしたい また, 友達との関わりの中で自分の考えを深めたり, 互いに質問し合い答え合ったりする中で考えを共有していく活動や自分や友達のがんばりを相互に認め合う活動も大切にしたい 3. 単元の目標 あったらいいなと思うものについて楽しく空想し, 友達と質疑応答することで詳しくなることを知る 自分が考えたものについて, 話し方に気をつけて発表し, みんなに知らせる この単元で身につけさせたい力 話す順序を考えながら話すことができる力 ペアの人と話し合って, 考えを深めることができる力 話し手の発表を聞いて, 感想を言ったり, 質問したりすることができる力人権教育の視点 ( 育てたい力 態度 ) 相手にわかりやすく伝えようとする姿勢と話し方のスキル 友達の発表を傾聴し, 友達の発想や家族への思いを共感的にとらえる態度 友達の発想の素晴らしい点やアイデアへの賛同点を見つけながら聞く力 自分や友達のがんばりやよいところを認め合うことができる力 4. 単元計画 ( 全 16 時間 ) 時 目標 主な学習活動と内容 おもな支援 1 新出漢字の読み, 筆順, 使い方を知り, 練習をすることができる 1. 学習のめあてを確認する 新出かん字のれんしゅうをしよう 2. 新出漢字の読み方, 筆順, 使い方を確認する 3. 書き込み練習をする 声を出し, 手を使って確かめさせる 丁寧に書くように声かけする 2 発表会までの見通しを持つことができる 2. 全文を音読する 3. 学習のめあてを確認する あったらいいなこんなものはっぴ ょう会までの見通しをもとう

3 学習内容に興味を持ち, あったらいいなと思うものをたくさん考えることができる 4 前時で考えた あったらいいなと思うもの の形 大きさ, できることを具体的に考えることができる 5 ペアで質問し合って, 発表する道具のイメージを深めることができる 6 発表カードの絵を描くことができる 7 発表カードの文 8 章を話す順序を考えて書くことができる 4. あったらいいなこんなもの発表 おうちの人に生活の中で困っ会 をするまでの流れを知る ていることを聞いてくるように声かけする 2. 全文を音読する 3. 学習のめあてを確認する あったらいいなと思うものを考えてノートに書こう 4. あったらいいなと思うものを考え 思いつくだけノートに書かせて, ノートに書く る 2 全文を音読する 3. 学習のめあてを確認する あったらいいなと思うものの形や大きさ, できることを考えて, プリントにまとめよう 4. 前時に考えたものについて, 形や 道具のイメージを深めやすい大きさ 使い方などを具体的に考えように, 形や大きさなどの考えてメモしていく る視点を指定する 2. 学習のめあてを確認する となりの人としつもんし合って, はっぴょうするどうぐのことをもっとくわしく考えよう 3.64ページを音読して, 話し合い 道具のイメージを深めていくの目的を確認する ために友達と質問し合うこと 4. 前時までに考えた中から, 友達にを確認する 知らせたい道具を一つ選ぶ 6. 発表する道具について, ペアで質 質問のポイントを提示する 問し合う 7. 発表する道具についてのイメージを深める 2. 学習のめあてを確認する はっぴょうカードの絵をかこう 3. 発表する道具の絵を描く 大きく描くように声かけする 2. 学習のめあてを確認する 話すじゅんじょを考えて, はっぴょう原こうを書こう 3. 教科書 66ページを読み, 発表原 三つのまとまりを意識して書 稿の構成を知る くことを押さえる

4. 前時までのワークシートを見なが ら, 話す内容を考える 5. 話す順序を考えながら, 文章にま とめる 9(本時)ペアで質問し合 い, 発表カードに 付け加えをする ことができる 10 聞く人に分かり やすい発表を考 えて, ペアで練習 することができ る 11 発表が上手にな るように, ペアで 練習することが できる 12 聞く人を意識し 13 て, 発表すること ができる 友達の発表のよ いところをみつ けて聞くことが できる 14 よかったよカ ード を書くこと ができる 2. 学習のめあてを確認する 二人組でしつもんし合って, はっぴょうカードにつけくわえをしよう 3.67ページを読み, 発表の聞き方を知る 4. 自分が考えた道具についてペアで 教科書 67ページを参考に, 質発表したり質問したりする 問の視点を確認する 5. 付け加える内容を決め, 短冊カードにまとめる 2. 発表カードを完成させる 3. 学習のめあてを確認する 聞く人に分かりやすいはっぴょうのしかたを考えて, れんしゅうしよう 4.67ページを読み, 発表の仕方を 教師がよい話し方 悪い話し方知る をモデリングする 5. ペアで発表の練習をする アドバイスの視点を与える 2. 学習のめあてを確認する 二人組でれんしゅうをして, はっぴょうが上手になるようにかんそうを言い合おう 3. 前時とは違うペアで, 発表の練習 アドバイスの視点を与える をし, アドバイスし合う 2. 学習のめあてを確認する あったらいいなこんなものはっぴょう会 をしよう 3.67ページを読んで, 話し方 聞 いいところを見つけながら聞き方のルールを確認する くように声かけをする 4. 発表会をする 2. 学習のめあてを確認する よかったよカード を書こう 3. よかったところカードを書く 発表会のメモを見ながらカードを書くように声かけする

う話し方あぴょうカードにつけくわえをしよきゆっくりと話すもっと知りたいことを聞く って 話す しなもの二,はっ話す 15 よかったよカード を贈り合い, 発表会のまとめをすることができる 2. 学習のめあてを確認する 学習のまとめをしよう 3. よかったよカード を贈り合う 4. 学習のまとめを書き, 交流する 感想を交流させる 16 テスト 2. 学習のめあてを確認する. 文しょうをよく読んで, もんだい に答えよう 5. 本時の目標 ( 国語科の目標, 人権教育の視点での目標 ) 自分が考えた道具について, どんなものかを聞き手にわかるように, 声の大きさと話す速さに気をつけて話すことができる 話し手が発表することについて, どんなものかを聞き漏らさないように聞くことができる ペアになって, 発表カードに付け加えができるように, ペアになって質問し合うことができる 6. 本時指導の考え方児童は前時までに個人活動で発表カードを作成してきた 本時は, 発表カードの内容を充実させるために, ペアで質問し合い, 答え合う活動を通して, 発表カードに付け加えをする場面である まず本時学習のめあてを全体で確認する その後,5 時目の学習を想起させ, ペアで質問し合い, 答え合う活動へのイメージを持たせる 次に, 教科書 67ページを読み, 話し方と聞き方 質問の視点を確認する これらはいつでも児童が確認できるように黒板に掲示しておく 本時では, 質問し合う活動に重点を置くために, 話し方については簡単に触れる程度にする ペア活動に入る前に, 質問されたことは忘れないようにノートにメモをしておくように声かけをする メモをとる時間も考慮し, ペア活動の時間をできるだけ保障する どちらが先に発表するかを決めさせ, ペア活動に入る 発表者と質問者の役割を交代する前に, 質問の着眼点の良かったペアを紹介し, 質問の視点を再度, 確認する ペア活動の後, 付け加える内容を短冊カードに書く 付け加える内容が思い浮かばないときはペアで相談して良いことを伝える 最後に, 本時のまとめと次時の活動を確認し, 話す 聞く活動に関する振り返りをさせる ペア活動の良さを書いている児童がいたときは感想を発表させるか教師が紹介する 板書図 つわっぴも い方あかょんう手らうのれをなをししむい聞かいきといたは話合このっろてきてを き 聞かくた 聞で聞く さいごまではっき りとあい手に聞こえる声の大きさでい手とむき合人組でしつもんし合ってあったらいいな,こん

7. 本時の展開 主な学習活動と内容 主な支援 ( 検証軸児童への働きかけ ) 1. ペアで 読んでスキル そばについて, 正確に読めているか確 をする かめる 2. 学習のめあてを確認する 学習のめあてが理解できていないとき 学習のめあて は個別に説明する となりの人としつもんし合って, はっぴょうカ ードにつけくわえをしよう 評価の視点 漢字を正確に読むことができる ペアの人の読みが正しいか聞き取ることができる 3.67ページを読み, 発表の聴き方を知る 4. 自分が考えた道具についてペアで質問し合い 答え合う (1) お隣さんと 5. つけ加える文章を短冊カードに書く 6. 本時のまとめをし, 次時のめあてを確認する 教室掲示に目を向けさせ, うれしい話のきき方 の学習を思い出させる 感想を言ったり, 質問したりすることも聴き方のスキルであることに触れる 教科書 67ページを参考に, 質問の視点を確認する 質問し合う様子がイメージしやすいように, 教師がモデリングする 話し方のスキルについては, 簡単におさえる程度にする 質問内容はノートにメモをして発表カードを完成させるときにつけ加えるように声かけする ペアを交代する前に, 質問の着眼点などについてよい例を知らせる 内容に対する感想が言えないときは, 話し方に対する感想でもよいことを伝える つけ加える文章がまとまらないは, つけ加えたいことを聞き取って, 一緒にまとめる カードを使って, 話す 聞く活動に関する振り返りをさせる 発表の聴き方について理解することができる 自分が考えた道具について発表することができる ペアの人の発表を聞き, 内容に合った質問をすることができる 付け加える内容を決め, 文章にまとめることができる