APH06.mcd

Similar documents
H27地 08 子どもの食と栄養

hyoushi

2214kcal 410g 9.7g 1 Point Advice

Taro-①概要.jtd

保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用

H27 08A子どもの食と栄養

Taro-4


P013-2‘Í

栄養成分表示ハンドブック-本文.indd

PowerPoint プレゼンテーション

2. 栄養管理計画のすすめ方 給食施設における栄養管理計画は, 提供する食事を中心とした計画と, 対象者を中心とした計画があります 計画を進める際は, それぞれの施設の種類や目的に応じて,PDCA サイクルに基づき行うことが重要です 1. 食事を提供する対象者の特性の把握 ( 個人のアセスメントと栄

平成26年試験問題AP-8.indd

スライド 1

H28後 08 子どもの食と栄養

Ⅵ ライフステージごとの取り組み 1 妊娠期 2 乳幼児期 (0~5 歳 ) 3 学童期 (6~12 歳 ) 4 思春期 (13~19 歳 ) 5 成年期 (20~39 歳 ) 6 壮年期 (40~64 歳 ) 7 高年期 (65 歳以上 ) ライフステージごとの取り組み ( 図 )

1 栄養成分表示を活用してみませんか? 媒体の内容 1 ページ 導入 ねらい : 栄養成分表示 とは 食品に含まれているエネルギー及びたんぱく質 脂質 炭水化物 食塩相当量などを表示したものであることを理解する 栄養成分表示を見たことがありますか? と問いかけ 普段から栄養成分表示を見ているか 見て

H29前 08 子どもの食と栄養

BDHQ1_3_5_151123basic.xls

<4D F736F F D CB48D655F94928D95445F90488E9690DB8EE68AEE8F802E646F63>

title

相模女子大学 2017( 平成 29) 年度第 3 年次編入学試験 学力試験問題 ( 食品学分野 栄養学分野 ) 栄養科学部健康栄養学科 2016 年 7 月 2 日 ( 土 )11 時 30 分 ~13 時 00 分 注意事項 1. 監督の指示があるまで 問題用紙を開いてはいけません 2. 開始の

栄養表示に関する調査会参考資料①

H26AP-8再.indd


シェイクイット! ダイエットプロテインシェイク ( シリアルフレーバー ) [ID 201-JP] 15,000 ( 税込 ) 植物性タンパク質を主原料に グルコマンナン 穀物 ビタミン ミネラル 乳酸菌などを含む 栄養の偏りがちな現代人におすすめの栄養補助食品です ダイエットのために 1 食分の置

Microsoft Word - 06 表紙(小児栄養).doc

title

Shokei College Investigation into the Physical Condition, Lifestyle and Dietary Habits of the Members of a Boy s Soccer Team and their Families (1) Ph

学校給食摂取基準の活用 学校給食摂取基準は全国平均を示したものであるから その考え方を踏まえた上で 各学校の実態に応じた摂取基準 ( 給与栄養目標量 ) 作成する必要がある EER 算出シートに数字を打ち込めば EER( 推定エネルギー必要量 ) は算出できるが 専門職 ( 管理栄養士 栄養士 )

私の食生活アセスメント

2) エネルギー 栄養素の各食事からの摂取割合 (%) 学年 性別ごとに 平日 休日の各食事からのエネルギー 栄養素の摂取割合を記述した 休日は 平日よりも昼食からのエネルギー摂取割合が下がり (28~31% 程度 ) 朝食 夕食 間食からのエネルギー摂取割合が上昇した 特に間食からのエネルギー摂取

目次 < 栄養表示の特徴 > 栄養表示の特徴 1 < 健康 栄養政策と栄養表示の関係 > 健康 栄養政策と栄養表示基準 2 健康 栄養政策と栄養表示 3 健康 栄養政策と栄養表示の関係 4 21 世紀における国民健康づくり運動 ( 健康日本 21) の具体的な推進について 5 < 栄養表示の重要性の

H30前 08 子どもの食と栄養

Q ふだん どんな食事を食べていますか? よく食べる料理は? あまり食べない料理は? よく食べる料理に をつけてみましょう 副菜 野菜やいも 海藻などを主な材料とした料理主食や主菜で不足する栄養面の補強をし 食事に味や彩りなどの多様さをもたらす 主菜 魚や肉 卵や大豆などを主な材料とした料理副食の中

青年期を対象とした携帯食事手帳システムの提供 目 次 1. 目的 1 2. 携帯食事手帳システムの概要 1 (1) システムの基礎データ 1 (2) 利用方法 1 (3) 確認できる情報 1 3. 携帯食事手帳利用の手引き 2 (1) 携帯食事手帳 (QRコード) 3 (2) 料理選択の仕方 4 (

Microsoft Word - ☆5章1栄養.doc

食育って, ご存知ですか? 食育とは 生きる上での基本であって, 知育, 徳育及び体育の基礎となるべきもの 様々な経験を通じて 食 に関する知識と 食 を選択する力を習得し, 食育の推進に取り組んでいます! 28 年 ( 平成 2 年 )3 月に 福山市食育推進計画,213 年 ( 平成 25 年

APH03.mcd

p _小児科11月号_25.smd

【0513】12第3章第3節

健康くるめ21概要

経管栄養食 アイソカル RTU アイソカルプラス EX ネスレヘルスサイエンス ネスレヘルスサイエンス 1.0kcal/ml の流動食さらにやさしく より確かな安全を 1.5kcal/ml の高濃度流動食 アルギニン配合 アイソカルプラス アイソカル 1K ネスレヘルスサイエンス ネスレヘルスサイエ

学校給食摂取基準の策定について(報告)

02-08p

<91E682518E9F90E797748E AF C7689E68F912E656338>

Microsoft Word - 00_1. 調査の概要0819

次世代ヘルスケア産業協議会第 17 回健康投資 WG 資料 6 職場における食生活改善の質の向上に向けて 武見ゆかり第 6 期食育推進評価専門委員会委員 ( 女子栄養大学教授, 日本栄養改善学会理事長 )

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション

活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

栄養成分等の分析方法等及び「誤差の許容範囲」の考え方について

学校給食摂取基準の策定について(報告)

第 4 章 地域における食育の推進 1 栄養バランスに優れた 日本型食生活 の実践 ごはんを中心に 魚 肉 牛乳 乳製品 野菜 海藻 豆類 果物 茶など多様な副食などを組み合わせて食べる 日本型食生活 は 健康的で栄養バランスにも優れている 農林水産省では 日本型食生活 の実践等を促進するため 消費

学校給食実施基準施行通知

APH03.mcd

Microsoft Word - P  第1部(第1表~第6表)

②肥満 やせの状況 3 歳児における肥満児の割合は減少していました 成人男性の肥満は横ばいで 代女性の肥満は増加傾向がみられました 一方 20 代女性のやせは倍増しており 肥満だけでなく 子どもを産み育てる世代への支援が必要となります 20代 60代の肥満 BMI 25以上 の割合 肥満

(3) 生活習慣を改善するために

7乳児期における栄養管理

<4D F736F F D E682528FCD814088A490BC8E E C7689E682CC8E7B8DF482CC93578A4A>

補正票.indd

平成 29 年度食育活動の全国展開委託事業報告書 ( 食生活と農林漁業体験に関する調査 ) 平成 30 年 2 月

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

日本スポーツ栄養研究誌 vol 目次 総説 原著 11 短報 19 実践報告 資料 45 抄録

2015 1,200 A B J 一般社団法人 J ミルク牛乳乳製品の知識改訂版 001

食育に関するアンケート

Ⅰ. 調査概要 1. 調査目的児童の食事状況を調査し 食品の摂取状況や栄養摂取量等を把握することにより 食の指導 教育に活用し 児童の正しい食習慣の育成に役立てるための資料とする 2. 調査の対象者及び種類佐賀市内の小学校 7 校に在籍する小学 5 年生の男子 117 人 女子 118 人の計 23

2

結果の概要

1カップ 74gあたり エネルギー (kcal) 57 ビタミンE(mg) 14 ブイ クレスゼリーカップタイプりんご水分 (g) 59 ビタミンB1(mg) 2.1 たんぱく質 (g) 0.5 ビタミンB2(mg) 2.1 脂質 (g) 0 ナイアシン (mg) 10.5 炭水化物 (

10.Z I.v PDF.p

共有化が図られること (4) 授乳や離乳への支援が 健やかな親子関係の形成や子どもの健やかな成長 発達への支援としてより多くの場で展開されること すべての項目に 支援 という言葉が使われ 授乳 離乳の支援ガイド を単なるマニュアルとしてとらえるのではなく 親子を周囲の力で支えていく 育児支援 の考え

小学生のカルシウム摂取量に寄与する食品の検討 小学生のカルシウム摂取量に寄与する食品の検討 小川瑞己 1 佐藤文佳 1 村山伸子 1 * 目的 小学生のカルシウム摂取の実態を把握し 平日と休日のカルシウム摂取量に寄与する食品を検討する 方法 2013 年に新潟県内 3 小学校の小学 5 年生全数 3

スライド タイトルなし

札幌鉄道病院 地域医療連携室だより           (1)

H28後 03 社会的養護

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

私の場合 上記表より男性 年齢 51 歳の所を確認しました 活動量低い 普通以上を選択します 活動量は低いにあてはまります ( 座り仕事が中心 歩行 軽いスポーツ等は 5 時間未満 ) 表よりエネルギーは 2200±200 キロカロリーになり 1 日にとる 5 種類の分類のうち摂取量 ( つ (SV

<4D F736F F D208FAC93638CB48E7382CC8C928D4E919D90698C7689E696DA C82CC8D6C82A695FB2E646F63>

Microsoft Word - ダイジェスト(A4改

目次 1, 研究背景 1-1, ダイエッに対する関心 1-2, 現代の食生活の問題 2, 肥満になる原因 2-1, 肥満になるメカニズム 2-2, 原因 3, 食事パターンによる比較 3-1, 食事パターンの構造と栄養素等の摂取状況の研究 4, 研究目的と分析手順 4-1, データ概要 4-2, 用

栄養成分表示ハンドブック-本文.indd

Japanese Program

お子さんの成長にあわせ お母さんの食生活を見直してみませんか? お子さんの成長にあわせて あなたの食生活をかえるチャンスがあります 3 か月 か月 か月

食物アレルギーから見た離乳食の考え方

1カップ 74gあたり 6311 エネルギー (kcal) ブイ クレスゼリーカップタイプりんご水分 (g) たんぱく質 (g) 脂質 (g) ナイアシン (mg) 1.5 炭水化物 (g) ナトリウム (mg) 22 ビタミンB12(μg)

食品には たんぱく質や脂質 炭水化物などの栄養成分が含まれています 私たちが健康な生活を送ることができるのは 食品から必要な栄養を必要な量とっているからです 食材を加熱すると 食材に天然に含まれている成分から新たな成分ができることがあります それによって 例えばパンを焼いたときの美味しそうな色 コー

栄養素は食事として摂取されると 消化管で分解され 糖質はグルコースに タンパク質はアミノ酸に 脂肪は脂肪酸となって体の細胞に取り込まれ 身体活動のエネルギーとなり 体を構成する組織になって 生命を維持しています 不要になったものは体外に排泄されます このような代謝経路が正しく働くためには たくさんの

食育に関するアンケート

<4D F736F F F696E74202D2081A681A690488E E FC92F9816A C F8C668DDA816988C4816A205B8CDD8AB B83685D>

第 1 章 ヘルスプランぎふ 21 の基本的な考え方 1 計画策定の趣旨 ヘルスプランぎふ 21 は 岐阜県健康増進計画として平成 14 年 3 月に策定し その後平成 20 年度には 国が策定した 健康日本 21 と連動しながら メタボリックシンドロームに着目した生活習慣病の一次予防に重点をおいた

スライド 1

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

10.Z I.v PDF.p

< 先生方へ > 長崎県学力向上推進協議会では 子どもに確かな学力をつけていくためには 何 が大切か また 学力の向上を阻害している要因は何かなどについて 検討を重ね ています その中から次のようなことが指摘されました 1 家庭で毎日決まった時間に学習をする習慣をつけることが大切である 2 食事や睡

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 本資料の作成日 :2016 年 10 月 12 日商品名 : ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) による食経験の評価ビフィズス菌 BB-12

Microsoft Word - 09 表紙(養護原理).doc

61023 明治インスロー 1 本 200mlあたり エネルギー (kcal) 200 ビオチン (μg) 30 水分 (g) パントテン酸 (mg) 2.00 たんぱく質 (g) 10.0 ビタミンC(mg) 80 脂質 (g) 6.6 コリン (mg) 36.4 炭水化物 (g) 2

資料 3 第 3 回次期札幌市健康づくり基本計画策定部会 現計画の評価と次期計画への関連について (1) 母子保健 1 思春期の心と身体の健康づくり 10 代の自殺率 ( 人口 10 万対 ) 指 標 現計画計画策定時の値 中間評価時の値 実績値 10~14 歳 ~19

Transcription:

平成 年保育士試験問題 ( 選択式 20 問 ) 注意事項 指示があるまで開かないこと 解答用紙について (1) 受験番号 氏名 ( 漢字 カナ ) 生年月日を記入し 受験番号が正しくマークされているか確認すること また 受験番号シールを貼付欄に貼ること ( 正しく記入 マーク シール貼付がされていない場合 採点されないことがあります ) (2) 解答用紙を折り曲げたりメモやチェック等で汚したりしないよう注意すること (3) 鉛筆またはシャープペンシル (HB B) を使用し 濃く 次の例にならってはっきりとマークすること ( 例 ) 問 の解答が であれば解答用紙を問 1 2 4 5 のようにマークすること 良い解答の例 ( 濃くマークすること はみだしは厳禁 ) 悪い解答の例 ( 解答したことにならない ) (4) 各問に対し つ以上解答 ( マーク ) したときは誤りとする (5) 修正した場合は 必ず 消しゴム であとが残らないよう完全に消すこと

問 次の文は 健康と食生活に関する記述である 適切な記述を 不適切な記述を姶 とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 平成 18 年の 人口動態統計 によると 我が国の死因順位 ( 総数 ) は 位 : 悪性新生物 位 : 心疾患 位 : 脳血管疾患 位 : 肺炎であり 発症要因の特徴として 位の疾病は 肺炎と比較すると 食事や運動をはじめとする生活習慣がより大きく関与していることがあげられる B 国民健康づくり運動である 健康日本 21 では 積極的に健康を増進して病気の発病を予防する 一次予防 に重点がおかれている C 平成 17 年国民健康 栄養調査報告 によると 子どもの体型の状況は 中学生では 男女ともに 肥満 太りぎみ 或いは やせすぎ やせぎみ の子どもがそれぞれ約 割となっている D 食生活指針 ( 平成 12 年 : 文部省 厚生省 農林水産省 ) では 主食 主菜 副菜を基本とした食事 食品の選び方と組み合わせ方 適正体重の把握 日本の食文化なども含めて 食生活全体への配慮が盛り込まれている 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 1

問 次の文は 食事バランスガイド ( 平成 17 年 : 厚生労働省 農林水産省 ) に関する記述である 適切な記述を 不適切な記述を姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 食事バランスガイド において単位となっている SV とは サービング ( 食事の提供量の単位 ) の略である B 日分の SV の数が つ (SV) と最も多いのは主食であり これは ごはん ( 中盛り ) だったら 杯程度の量である C 主菜は 日に肉 魚 卵 大豆料理から 皿程度が適量とされている D 食事バランスガイド の中のイラストに示されているコマの軸は 水 お茶 とし 料理区分は 区分を基本としている E 菓子 嗜好飲料 は つ (SV) として示されている 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 2

問 次の文は 日本人の食事摂取基準 (2005 年版 ) の幼児期に関する記述である 適切な記述を 不適切な記述を姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 推定エネルギー必要量は 歳と 歳のいずれも 身体活動レベルⅠで示されている B 歳のたんぱく質推奨量は 男女とも同じである C カルシウムの吸収に関与するビタミンDの目安量は 男女とも 歳と 歳で μg/ 日である D 歳のナトリウム ( 食塩相当量 ) の食事摂取基準 ( 目標量 ) は 男子で g 未満 / 日 女子で g 未満 / 日である E 歳では 発育に必要な栄養量が増加するとともに運動量も多くなるので 脂肪エネルギー比率 (% エネルギー ) の目標量は 男女とも 40 である 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 3

問 次の文は 乳幼児の摂食機能の発達に関する記述である 適切な記述を 不適切 な記述を姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 乳児は 出生直後から 探索反射 捕捉反射 吸啜反射 嚥下反射といった一連の哺乳に関する反射によって乳汁を摂取するが これらは大脳の発達にともない次第に消失していく B 生後 12 か月頃までは 乳汁摂取時の動きは ほとんど乳児の意思によらない不随意的な動きによってなされる C 11 か月頃からは 前歯が生えるにしたがって 前歯でかじりとって一口量を学習していく 前歯が 本生え揃うのは 歳前後である D 舌の動きは 離乳開始ごろは蠕動 ( 前後 ) 運動が主であるが か月頃は上下に か月を過ぎるころからは左右にも動かすことができるようになる E 乳歯 20 本がすべて生え揃うのは 歳 か月 歳 か月頃であり この時期までは乳臼歯と咀しゃく能力の発達に合わせ 食事の固さや大きさには注意が必要である 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 4

問 次の文は 栄養素に関する記述である 適切な記述を 不適切な記述を姶とした 場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 糖質は g 当たり kcal のエネルギーを供給し 日本人の 日の平均総エネルギー の約 60% を占める効率のよいエネルギー源である B たんぱく質を構成するアミノ酸のうち 体内で合成できるアミノ酸を必須アミノ酸と よんでいる C 脂肪は構成する脂肪酸の組成によって性質が異なる 一般に 常温で液体の植物性脂 肪は 不飽和脂肪酸を多く含んでいる D カルシウムは体重の約 % を占め その 99% 程度は骨および歯に存在する E ビタミンA ビタミンB ビタミンB ビタミンD ビタミンEはすべて脂溶性 ビタミンである 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 問 次の文は ビタミンに関する記述である 適切な記述を 不適切な記述を姶とし た場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 日本人の食事摂取基準(2005 年版 ) において葉酸やビオチンの単位として用いら れている μg は 万分の グラム である B プロビタミンDともいわれるカロテンは 色素として緑黄色野菜に多く含まれる C ビタミンB は 糖質 脂質 たんぱく質の代謝の補酵素として作用する 不足が進 むと 口内炎 口角炎 皮膚炎などがあらわれ 極度に不足すると成長も阻害される D ビタミンB12は 赤血球の形成に関与する 貧血の際は 鉄やたんぱく質などととも に摂取するとよい E ビタミンは有機化合物である 糖質 脂質 たんぱく質とは異なりエネルギー源には ならない 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 5

問 次の文は 献立 調理に関する記述である 適切な記述を 不適切な記述を姶と した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A つの基礎食品 において 第 群 ( 類 ) は 米 パン めん いもなど 糖質性エネルギー源となる食品である B 乳幼児期の献立を決める時は 食べる人の嗜好を尊重することも大切であるが 食習慣の基礎づくりの時期でもあり 数多くの献立や食材に親しむことが大切である C 小麦粉のうち 薄力粉は 強力粉に比べてたんぱく質が少なく 製菓用として適している D 調味料は 防腐作用 褐変防止など味つけ以外の役割ももつ E 茹でたり 炒めたり加熱することによって損失するビタミンは ビタミンCだけである 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 6

問 次の文は 妊娠期の生理 栄養についての記述である 適切な記述の組み合わせを 一つ選びなさい A 日本人の食事摂取基準(2005 年版 ) では 妊婦における鉄は 18 49 歳の 月経なし の推奨量 10.5mg に13.0mg を付加している B 日本人の食事摂取基準(2005 年版 ) では ビタミンC( 推奨量 ) の妊婦の付加量は 妊娠初期で+ mg 妊娠中期で+ 10mg 妊娠末期で+ 50mg となっている C 妊娠前に 低体重 ( やせ ) や 肥満 の場合は 妊娠期のトラブルや分娩異常のリスクが高まる可能性がある D 妊娠期は ホルモンの作用などによって 精神的に不安定な状態になりがちであるため 家族や周囲の理解と支えが不可欠である A C A D B C B D C D 問 次の文は 妊産婦のための食生活指針 ( 厚生労働省 ) に関する記述である 適切 な記述を 不適切な記述を姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 妊娠がわかったら 健康なからだづくりを B 脂質 を中心に エネルギーをしっかりと C からだづくりの基礎となる 主菜 は適量を D 牛乳 乳製品などの多様な食品を組み合わせて カルシウムを十分に E お母さんと赤ちゃんの健やかな毎日は からだと心にゆとりのある生活から生まれます 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 7

問 10 次の文は 牛乳を主材料とした乳児用調製粉乳を母乳に近づけるための成分調整に関する記述である 適切な記述を 不適切な記述を姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 牛乳のたんぱく質量を減量する 特にカゼインを減らしてアミノ酸組成を母乳に近づけ タウリンを添加している B 乳脂肪を植物油と置換し 脂肪酸組成を母乳に近づける 魚油を一部配合し 飽和脂肪酸を強化している C 乳糖を添加して母乳の組成に近づけ 腸内ビフィズス菌を増やすため 各種のオリゴ糖を添加している D 腎臓への負担を少なくするために 無機質全般を減量している 無機質間のバランスを調整するとともに 鉄を強化し 銅 亜鉛を添加している 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 問 11 次の文は 授乳 離乳の支援ガイド に関する記述である 適切な記述を 不適切な記述を姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 離乳開始の目安としては 首のすわりがしっかりしている 支えてやるとすわれる スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなるなどがあげられる B 離乳食の進め方としては 早い時期から食器や食具に触れさせ 手づかみで食べる経験はできるだけさせない方がよい C 離乳の開始頃では調味料は必要ない それぞれの食品の持ち味を生かした食事内容とする D 生後 か月以降は 母乳 育児用ミルクの替わりにフォローアップミルクを使うほうがよい E 摂取した食事の評価は 成長の経過で評価する 成長曲線のグラフに体重や身長の測定値を記録し 成長曲線のカーブに沿っているかどうかを確認する 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 8

問 12 次の文は 幼児期の食生活に関する記述である 適切な記述を 不適切な記述 を姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 楽しく食べる子どもに 食からはじまる健やかガイド ( 平成 16 年 : 厚生労働省 ) では 幼児期に育てたい 食べる力 として 日 回の食事や間食のリズムがもてる をあげている B 平成 17 年度乳幼児栄養調査 ( 厚生労働省 ) によると 歳以上の幼児で 果物を毎日食べない子どもは約 割を占めている C 子ども ( 歳 ) の食事量の目安は 成人 (2,200kcal) と比較して 主菜と副菜はそれぞれ成人の 1/3 弱程度の割合と考えられている D 歳頃は 友達と一緒に楽しんで食事をとり 食事の仕方が身につく時期である 食具の使用では 箸の使い方も上達する 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 9

問 13 次の文は 幼児期の間食に関する記述である 適切な記述を 不適切な記述を 姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 間食の内容としては おにぎり ふかしいも 牛乳 乳製品 果物など 素材をその まま活かしたものが適している B 生活リズムを整え 度の食事を規則的にして 間食を与えるなら 日 回 時間 を決めて与える C 授乳 離乳の支援ガイド では 大人の食事で楽しく適度に摂取する菓子類 嗜好 飲料は 離乳期を完了してから与えるのが望ましいとしている D 授乳 離乳の支援ガイド では 間食は 日の摂取エネルギーの 20 30% とし 特に 幼児にとっての間食は食事で不足する栄養を補うことが目的であるので 10% 以 下は望ましくないとしている 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 問 14 次の文は 学校給食における食事内容について ( 平成 15 年 : 文部科学省 ) に関 する記述である 適切な記述を 不適切な記述を姶とした場合の正しい組み合わせを 一つ選びなさい A 児童または生徒 人 回当たりの平均栄養所要量の基準は 日のうちの 食分を提 供することを基本としている したがって エネルギー たんぱく質 カルシウムは 日の必要量の 33%( 日の 1/3 量 ) が摂取できるように設定されている B 食物繊維について 基準値は示されていない C 我が国の伝統的な食文化を継承し 日本型の食生活が実践できるように配慮する D 教育的効果が高いため 地場産物の使用に配慮する E 牛乳は 児童生徒等の鉄摂取に効果的であるため その飲用に努める 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 10

問 15 次の文は 小児期の疾病と食事に関する記述である 適切な記述を 不適切な 記述を姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 乳糖を分解する酵素が欠損しており 乳糖を摂取すると下痢を起こす乳児には 乳糖 を除去しブドウ糖などに置き換えたミルクを与える B 下痢の際 糖分の多すぎる食品や食事は下痢を長引かせるので 食品の選択や調理に は注意が必要である C 下痢が激しい時は 小腸粘膜の消化酵素の働きが弱っているので 牛乳や乳製品など は控えたほうがよい D 口内炎では うす味で刺激の少ないものを飲み込みやすく調理して 体温に近い温度 で与えるとともに ビタミンB 群やビタミンCの摂取を心がける 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 問 16 次の文は 小児期における食物アレルギーについての記述である 適切な記述を 不適切な記述を姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A ペプチドミルクは ミルクアレルギー予防やミルクアレルギー疾患用として用いられ る B アミノ酸混合乳は 精製アミノ酸をバランスよく配合し ビタミンや無機質を添加し たもので 重篤なアレルギーの場合に用いられる C 乳幼児の食物アレルギーでは 成長するにつれて 原因となる食事に耐えられるよう になる傾向がある D 特定のアレルギー体質をもつ場合に 呼吸困難等の重篤な健康被害を引き起こすおそ れのある食品のうち 発症数が多く重篤度が高いものとして 小麦 そば 卵 牛乳 落花生がある 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 11

問 17 次の文は 障害をもつ小児の食生活に関する記述である 適切な記述を 不適 切な記述を姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 生活全般が受動的になりがちで 単調な生活に陥りやすいため 食事は睡眠とともに 生活のリズムをつくるための重要な行動である B 障害をもつ小児にとっては 食行動そのものが 機能的なリハビリテーションの役割 をもっている C 障害をもつ小児においても 食事は他者とのコミュニケーションの強化に重要な役割 を果たす D 五感 ( 視覚 聴覚 嗅覚 味覚 触覚 ) に働きかけるように食行動を援助することに よって 小児の成長 発達が促される 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 問 18 次の文は 摂食に障害がある小児への食事介助についての記述である 適切な記 述を 不適切な記述を姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 食事の時の姿勢は 基本的には仰臥位がよい B 咀しゃくや嚥下に必要な筋肉群の緊張を防ぎ 咀しゃくや嚥下がしやすくなるように 頭を後方に反らせるようにするとよい C 食べ物を口に入れる際は 小児の口の高さと同じか それより低い位置から スプー ンを水平に持っていき 真っすぐに入れるようにする D 障害が重症で食事時間が長時間になる場合は 食事が苦痛にならないように 低エネ ルギー 低たんぱく質の食品を少量与えることを心がける 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 12

問 19 次の文は 児童福祉施設の給食に関する記述である 適切な記述を 不適切な 記述を姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 献立は できる限り 変化に富み 入所している者の健全な発育に必要な栄養量を含有するものでなければならない B 調理は あらかじめ作成された献立に従って行わなければならない C 保育所給食では 保育所における調理業務の委託について ( 平成 10 年 : 厚生省児童家庭局長通知 ) により 保育所施設以外で調理し搬入する方法も認められている D 児童福祉施設における 食事摂取基準 を活用した食事計画について ( 平成 17 年 : 厚生労働省 ) によれば 食事摂取基準 を食事計画に活用する際 推定エネルギー必要量は 身体活動レベルは 歳までは区分がなく 11 歳で 区分 12 歳以降は 区分とされているので 各身体活動レベルの活動内容を参考に判断する E 児童福祉施設最低基準 では 乳児院における 養育の内容 に 毎日定時に行う授乳 食事が含まれている 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 13

問 20 次の文は 食育基本法 に関する記述である 適切な記述を 不適切な記述を 姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい A 子どもたちに対する食育は 生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となるものとして 食育は乳幼児 児童及び生徒に対して行う と定めている B 基本理念の一つに 食に関する感謝の念と理解 が定められている C 市町村による生活習慣相談等の実施 の基本理念に基づき 生活習慣病の発生の状況の把握に必要な施策を講ずるものとしている D 国及び地方公共団体は 食育の推進に当たり 食育の推進に関する活動に関わるボランティアとの連携協力を図りながら その活動の充実が図られるのに必要な施策を講ずるものとするとしている E 教育関係者等は 基本理念にのっとり あらゆる機会とあらゆる場所を利用して 積極的に食育を推進するよう努める旨が示されている 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 14