計画書

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2 道路交通振動の測定結果全ての地点で昼間 夜間とも要請限度を下回った No 路線名測定地点 要請限度適否状況 昼間 夜間 1 一般国道 16 号線東逸見町 1 丁目 19 先 2 横浜横須賀道路阿部倉 32-7 先 3 横浜横須賀道路吉井 3 丁目 21-1 先 4 一般国道 134 号線大津町

1


単道調査第 号国道208号

単道調査第 号国道208号

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平成 28 年度能代市騒音 振動調査 ( 抜粋 ) 指定地域の騒音調査 調査地点 : 能代市二ツ井町下野家後 二ツ井公民館裏駐車場 調査実施日 : 平成 28 年 11 月 7 日 10:00 ~ 平成 28 年 11 月 8 日 10:00 環境基準について 一般環境における環境基準値

Ⅳ 騒音・振動の状況

Microsoft Word - プレスリリース_2015

Ⅳ-2

Microsoft Word - 02上越市新CC_評価書_第2章地域概況_ doc

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藤沢の環境

騒音・振動

(2) 交通公害の概要 ( ア ) 交通公害自動車 鉄道 航空機等による交通が 私たちの生活に不可欠なことは言うまでもありません これら交通の発達は 人口の都市集中と物流の飛躍的増大など多くの社会的効用を生み出した反面 大気汚染や騒音 振動などの交通公害を引き起こし 大きな社会問題となりました 本市

3 騒音に関する規制 (1) 騒音規制法 ア特定工場に関する規制 ( ア ) 規制地域の種別 a 規制区域の種別 第 1 種区域第 2 種区域第 3 種区域第 4 種区域 良好な住居の環境を保全するため 特に静穏の保持を必要とする区域 住居の用に供されているため 静穏の保持を必要とする区域 住居の用

1 環境推進事業

資料 2-1 環境騒音現地調査結果 資料 2-1 環境騒音現地調査結果 騒音現地調査結果のうち 環境騒音の平日の調査結果は表 に 土曜の調査結 果は表 に 休日の調査結果は表 に示すとおりである 表 2-1-1(1) 環境騒音調査結果 ( 平日 )( 1) 調査地

表 区域の区分 区域の区分第一種区域第二種区域第三種区域第四種区域 該当地域 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 ) 第 2 章の規定により定められた第一種低層住居専用地域及び第二種低層住居専用地域都市計画法第 2 章の規定により定められた第一種中高層住居専用地域 第二種

(2) 騒音 振動の防止対策 1 工場 事業場の規制基準工場 事業場の騒音及び振動は 騒音規制法 振動規制法及び静岡県生活環境の 保全等に関する条例によって規制されており 市長 ( 平成 23 年度までは県知事 ) が生活環境を保全する必要があるとして指定した地域内にあって 騒音や振動の発生が著しい

参考資料参考資料第 4 章 騒音に関する環境基準 騒音に関係する環境基準としては 一般地域 道路に面する地域に適用する 騒音に係る環境基準 飛行場周辺に適用される 航空機騒音に係る環境基準 新幹線鉄道沿線に適用される 新幹線鉄道騒音に係る環境基準 の3つが定められています そのうち

(2) 自動車騒音及び道路交通振動対策に係る法体系自動車騒音及び道路交通振動対策に係る法律としては 昭和 42 年に制定された公害対策基本法 ( 平成 5 年より環境基本法 ) に基づく施策を実施するため 昭和 4 3 年に騒音規制法 昭和 51 年に振動規制法が制定された 自動車騒音に係る環境基準

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騒音・振動の環境基準(要請限度)について

() 自動車騒音及び道路交通振動の要請限度ア騒音騒音規制法に基づく自動車騒音の限度区域の区分 a 区域及びb 区域のうち 車線を有する道路に面する区域 昼間 65 ( 単位 : デシベル ) 時間の区分夜間 55 a 区域のうち 車線以上の車線を有する道路に面する区域 b 区域のうち 車

abiko.xps

表 -1 平成 28 年度常時監視の評価区間及び基準点対象道路道路評価区間測定地点 ( 基準点 ) 車線数 ( 通称名 ) 種別始点 / 終点住所 / 用途地域国道 246 号線青葉台 3-1 青葉台 ( 玉川通り ) 8 国道青葉台 3-6 商業地域中根 1-24 八雲

対象道路 ( 通称名 ) 表 -1 車線数 国道 246 号線 ( 玉川通り ) 6 国道 渋谷経堂線 ( 淡島通り ) 4 平成 27 年度常時監視の評価区間及び基準点 道路 評価区間 測定地点 ( 基準点 ) 種別 始点 / 終点 住所 / 用途地域 4 都道 2 都道 4 都道 2 都道 都道

(告示)新旧対照表

(1) 届出の状況 騒音規制法に基づく特定施設の設置状況 ( 平成 28 年 3 月 31 日現在 ) 届出の種類 1 設置届出 2 廃止届出 3 数変更届出 4 総数 施設の種類 工場数 施設数 工場数 施設数 工場数 施設数 工場数 施設数 1 金属加工機械 ,79

Microsoft Word - H22.11環境審議会資料3

第 2 部 自動車騒音 道路交通振動調査結果

第 4 章騒音 振動 第 1 節騒音 振動の現状騒音 振動に共通して言えることは 共に感覚的 心理的なもので 人によってそれぞれ感じ方に違いがあり その影響が発生源とその周辺の地域に限られるなど 局地的な場合が多いという特徴があります また 騒音 振動の原因については 以前では工場及び事業場 建設作

第6章  騒音・振動・悪臭の現況

(2) 交通公害の概要ア交通公害自動車 鉄道 航空機等による交通が 私たちの生活に不可欠なことは言うまでもありません これら交通の発達は 人口の都市集中と物流の飛躍的増大など多くの社会的効用を生み出した反面 大気汚染や騒音 振動などの交通公害を引き起こし 大きな社会問題となりました 本市では 幹線道

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2. 建設作業騒音 振動建設工事に伴って発生する騒音及び振動に関して 工事の規模や場所に関わらず苦情が多く寄せられます これら建設作業のうち 著しい騒音又は振動を発生する作業を騒音規制法 振動規制法及び佐倉市環境保全条例で 特定建設作業 と定め その実施に際しては届出を義務付けるとともに 周辺への影

Microsoft Word - ①中表紙3_騒音_.doc

Microsoft Word - HP掲載用【最終版】

Microsoft Word - (新)滝川都市計画用途地域指定基準121019

都市計画の概要

と認めるときは 当該規制地域の周辺地域を管轄する市町村長の意見を聴くものとする (4) 規制地域の指定等の公示 ( 法第 6 条 ) 規制地域の指定をし 及び規制基準を定める( 変更 規制地域の指定の解除 規制基準を廃止 ) ときは 環境省令で定めるところ ( 省令第 7 条 広報に掲載 ) により

入間市の環境

PowerPoint プレゼンテーション


別表第 1 大気の汚染に係る環境上の基準 物質基準値対象地域 二酸化硫黄 1 時間値の1 日平均値が0.04pp m 以下であり かつ 1 時間値が0.1ppm 以下であること 一酸化炭素浮遊粒子状物質二酸化窒素光化学オキシダント 1 時間値の1 日平均値が10ppm 以下であり かつ 1 時間値の

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中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書【神奈川県】

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リニア中央新幹線の騒音に係る 環境基準の類型の当てはめ方針について

1 大気汚染

10第2部第04章 騒音・振動

立川市絶対高さを定める高度地区指定に関する検討方針 平成 26 年 5 月 立川市 0


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調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

旧(現行)

表 新幹線鉄道騒音に係る環境基準 地域の類型環境基準該当地域 ( 都市計画法に定める用途 ) Ⅰ Ⅱ 70 デシベル以下 75 デシベル以下 備考トンネル上部 河川敷 工業専用地域等については適用されない 第 1 種 第 2 種低層住居専用地域 第 1 種 第 2 種中高層住居専用地域

筑西市の環境

(Microsoft Word -

スライド 1


筑豊広域都市計画用途地域の変更 ( 鞍手町決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する 種類 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 面積 約 45ha 約 29ha 建築物の容積率 8/10 以下 8/10 以下 建築物の建蔽率 5/10

Microsoft Word 表紙_案_

Taro-04目次

1 吾妻町 平成18年3月27日に東村と合併し東吾妻町になりました 2 六合村 平成22年3月28日に中之条町に編入しました 5.2-2

都市計画法に基づく手続きの予定スケジュール 岩手県事前協議 平成 8 年 5 月 ~7 月 住民説明会 平成 8 年 8 月 9 日 都市計画案の縦覧 ( 意見書の提出期間 ) 平成 8 年 9 月 5 日 ~9 月 0 日 釜石市都市計画審議会 平成 8 年 0 月中旬 岩手県本協議 平成 8 年

東京都市計画用途地域の変更 ( 東京都決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する ( 中野区分 ) 種類面積容積率建ぺい率 第一種低層住居専用地域 第 二 種 低層住居 専用地域 /10 15/10 4/10 5/10 外壁の後退距離の限度 建築物の敷

9-(2) 騒音に係る環境基準の類型指定地域 対象市町 (19 市 8 町 ) 地域の類型 類型をあてはめる地域 鹿児島市 志布志市 都市計画法の用途地域のうち 鹿屋市 奄美市 第 1 種低層住居専用地域 枕崎市 南九州市 A 第 2 種低層住居専用地域 阿久根市 伊佐市 第 1 種中高層住居専用地

目次 方針策定の背景 1-1. 用途地域指定の基本的な考え方 1-2. 住居系 [ 第一種低層住居専用地域 ] [ 第二種低層住居専用地域 ] [ 第一種中高層住居専用地域 ] [ 第二種中高層住居専用地域 ] [ 第一種住居地域 ] [ 第二種住居地域 ] [ 準住居地域 ] [ 田園住居地域 ]

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2) 環境騒音 事業実施区域周囲における環境騒音の測定結果は, 表 に示すとおりであり, 測定地点は図 に示すとおりである 表 環境騒音の測定結果 番号 地点名 環境基準時間測定結果 (db) 環境類型区分区分平日休日基準 A 榎田 1 丁目 C

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

Ⅰ 騒音 振動公害の現況 1 環境基準騒音 振動は 住民の日常生活に身近な問題として深く関わり また 感知する者の主観や感情等に大きく左右される いわゆる 感覚公害 の 1 つとされています 他の公害と比べ苦情としての件数が多く 中でも工場 事業場等の生産活動に起因するものがその多くを占めています

用途地域の指定のない地域の建築形態規制\(素案\)


Ⅲ 大 気 汚 染

等 等の範囲 市長が指定する以下の区域内で 指定路線上から広告物等の一部でも視認できるもの ( 但し 防音壁や建築物等により指定路線上より見えないものについてはの基準となる ) (1) 名神高速道路の路端から 200m の区域 (2) 阪神高速 5 号湾岸線の路端から 200m の区域 (3) 県道

1. 特定施設の届出書について 騒音 振動に係る特定施設設置届出書は 圧縮機や送風機等の工場又は事業場に設置される施設のうち 特に著しい騒音又は振動を発生させる施設のことを特定施設と定め 騒音規制法第 6 条第 1 項 振動規制法第 6 条第 1 項 和歌山県公害防止条例第 24 条 ( 第 25

騒音・振動

Microsoft Word - 0-1目次_修正前_

Ⅰ 用途地域指定の基本方針 1 用途地域別 市街地像 と指定の基本方針 1 2 境界の設定 4 3 用途地域見直しの時期 5 4 その他の地域地区や地区計画の活用 6 Ⅱ 用途地域の指定基準 第一種低層住居専用地域 7 第二種低層住居専用地域 9 第一種中高層住居専用地域 11 第二種中高層住居専用

県産材の需要拡大の推進について(枠組み)

4-1 騒音 振動 1 概要騒音 振動は 丌快な あるいは 無いほうが良い 音や揺れをいい 一般的には 生理的障害 ( 食欲丌振や睡眠障害 ) 心理的障害 ( 作業効率低下 ) 社会的障害 ( 家屋被害 ) を及ぼすことをいいます しかし それが丌快かどうかについては 個人により またその時の心理的


11下関市環境白書-資料編-(Ⅱ環境の状況(3騒音・振動))

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

H  会議招集

目次本編 Ⅰ 自動車騒音調査 1~2 Ⅱ 道路交通振動調査 3 Ⅲ 新幹線鉄道騒音 振動調査 4~5 資料編表 1 平成 28 年度自動車騒音調査結果 ( 環境基準関係 ) 6~8 表 2 平成 28 年度自動車騒音調査結果 ( 要請限度関係 ) 9 表 3 平成 28 年度道路交通振動調査結果 (

☆【資料2-1】第1章

Microsoft Word - (まとめ)14 第1部~第4部(ページ数振り分け済み).doc

Microsoft Word - ○第1章.doc

Microsoft Word - 221sample

私達の生活には 様々な種類の騒音が存在しています 音の大きさに限らず 地域や時間 帯によっては どのような音も騒音 になる可能性があります 平成 27 年度苦情件数の割合 鉄道 0.4% 騒音に関する地方公共団体への苦情件数は近年高い水準で横ばい傾向にあり その中でも 工場 事業場や建設作業から発生

第2章3節

下関市環境白書-資料編-(Ⅱ環境の状況(3騒音・振動))

環境騒音測定仕様書

Transcription:

第 3 章騒音 振動 1. 概要 騒音とは やかましい音 好ましくない音の総称です 騒音であるか否かは 聞く人の主観によって決まるため個人差があり その人の心理状態や健康状態などによっても左右されます 騒音 振動発生源としては 工場 事業場 建設作業 道路交通などが挙げられますが 本市では 道路騒音 振動について 毎年 測定を行っています ( 工場 事業場等については 法令に基づく規制指導の際に 必要に応じて測定しています ) 平成 27 年度の道路騒音 振動の測定は 市内の代表的な幹線道路のうち 9 地点で実施しました なお 道路騒音については 併せて背後地 ( 道路に面していない2 列目以降の住居等の位置する地域 ) における測定を9 地点で行いました 道路騒音は 9 地点のうち8 地点で昼間 夜間とも環境基準を達成しましたが 1 地点で昼間 夜間とも環境基準を達成しませんでした 背後地については 9 地点全てで環境基準を達成しました なお 全ての地点で昼間 夜間とも要請限度を下回りました また 騒音については 測定点 ( 基準点における点的評価 ) での測定に併せて 面的評価 ( 幹線道路に面する地域の住居等について 環境基準を満足する戸数を推計により評価すること ) を10 路線で行いました 面的評価では 近接空間 (を超える車線を有する幹線交通を担う道路は道路端から20 m 以下の車線を有する幹線交通を担う道路は道路端から15mの範囲 ) においては 昼間は92.1% 夜間は91.5% が環境基準を達成しました また 非近接空間 (を超える車線を有する幹線交通を担う道路は道路端から20~50m 以下の車線を有する幹線交通を担う道路は道路端から15~50mの範囲 ) では 昼間及び夜間ともに99.9% が環境基準を達成しました 振動については 環境基準は設定されていませんが 全ての地点で昼間 夜間とも要請限度を下回りました 201

2. 道路騒音 振動の現況 (1) 騒音に係る環境基準 環境基本法第 16 条の規定に基づき 生活環境を保全し 人の健康を保護する上で維持さ れることが望ましい基準として 表 3-3-1 表 3-3-2 のとおり 騒音に係る環境基 準 が定められています 地域の区分 A 地域のうち 以上の車線を有する道路に面する地域 B 地域のうち 以上の車線を有する道路に面する地域 C 地域のうち車線を有する道路に面する地域 表 3-3-1 騒音に係る環境基準 ( 道路に面する地域 )( 抜粋 ) 昼間夜間午前 6 時 ~ 午後 10 時午後 10 時 ~ 午前 6 時 60 デシベル以下 55 デシベル以下 65 デシベル以下 60 デシベル以下 65 デシベル以下 60 デシベル以下 地域の類型の該当地域 第一種低層住居専用地域第二種低層住居専用地域第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域第一種住居地域第二種住居地域準住居地域その他の地域商業地域準工業地域工業地域 注 ) この場合において 幹線交通を担う道路に近接する空間については 上表にかかわらず 特例として次表の基準値の欄に掲げるとおりとする 基準値昼間夜間 70 デシベル以下 65 デシベル以下 備考個別の住居等において騒音の影響を受けやすい面の窓を主として閉めた生活が営まれていると認められるときは 屋内へ透過する騒音に係る基準 ( 昼間にあっては 45 デシベル以下 夜間にあっては 40 デシベル以下 ) によることができる 表 3-3-2 騒音に係る環境基準 ( 道路に面していない地域 )( 抜粋 ) 地域の類型 昼間夜間午前 6 時 ~ 午後 10 時午後 10 時 ~ 午前 6 時 A 55デシベル以下 45デシベル以下 B 55デシベル以下 45デシベル以下 C 60デシベル以下 50デシベル以下 騒音の測定方法 : 日本工業規格 Z8731に定める測定方法 地域の類型の該当地域 第一種低層住居専用地域第二種低層住居専用地域第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域第一種住居地域第二種住居地域準住居地域その他の地域商業地域準工業地域工業地域 202

(2) 騒音 振動に係る要請限度道路交通騒音 振動については それぞれ騒音規制法 振動規制法に定めがあり 指定地域内における道路交通騒音 振動が 総理府令で定める限度を超えていることにより 道路周辺の生活環境が著しく損なわれていると認めるときは 公安委員会に対し 道路交通法の規定による措置をとるべきことを要請するものとしています また道路管理者に対し 騒音規制法では当該道路の部分に係る構造の改善等に関し意見を述べることができ 振動規制法では当該道路の部分につき道路交通振動の防止のための舗装 維持または修繕の措置をとるべきことを要請するものとしています 騒音規制法並びに振動規制法に基づく要請限度は表 3-3-3 表 3-3-4のとおりです 区域 表 3-3-3 騒音に係る要請限度 時間 第一種 第二種低層住居専用地域 第一種 第二種中高層住居専用地域 第一種 第二住居地域 準住居地域のうち 1 車線を有する道路に面する区域 第一種 第二種低層住居専用地域 第一種 第二種中高層住居専用地域のうち 以上の車線を有する道路に面する区域 第一種 第二種住居地域 準住居地域のうち 以上の車線を有する道路に面する区域及び 商業地域 準工業地域 工業地域のうち車線を有する道路に面する区域 午前 6 時 ~ 午後 10 時午後 10 時 ~ 午前 6 時 65 55 70 65 75 70 上表に揚げる区域のうち幹線交通を担う道路に近接する区域 (以下の車線を有する道路の場合は道路の 敷地の境界線から 15m を超える車線を有する道路の場合は敷地の境界線から 20m までの範囲をいう ) に係る限度は上表にかかわらず 昼間においては 75 デシベル 夜間においては 70 デシベルとする 表 3-3-4 振動に係る要請限度 区域 時間 第一種 第二種低層住居専用地域 第一種 第二種中高層住居専用地域 第一種 第二種住居地域 準住居地域 その他の地域 午前 8 時 ~ 午後 7 時午後 7 時 ~ 午前 8 時 65 60 商業地域 準工業地域 工業地域 70 65 203

(3) 騒音 振動測定騒音規制法第 18 条及び振動規制法第 19 条の規定に基づき 年に1 回 市内の幹線道路において騒音および振動の測定を行い 環境基準等の適合状況を調査しています 平成 27 年度は 図 3-3-1で示す1~9の9 区間で騒音及び振動の測定を実施し 1~ 10の10 区間で面的評価を実施しました 横浜市 1. 国道 16 号線 2 逗子市 5. 本町山中有料道路 10. 県道田浦停車場線 9. 市道 7185 号線 6. 県道横須賀三崎線 1 葉山町 横須賀市 2. 横浜横須賀道路 2 8. 市道 7565 号線 7. 県道横須賀葉山線 4 4. 国道 134 号線 1 3. 横浜横須賀道路 3 三浦市 対象路線 評価区間及び測定地点 路線名 延長 (km) 区 間 1 国道 16 号線 2 4.8 船越町 5 丁目 1 先 ~ 本町 1 丁目 1 先 2 横浜横須賀道路 2 5.3 衣笠町 34 先 ~ 田浦大作町 91 先 3 横浜横須賀道路 3 4.4 佐原 1 丁目 18 先 ~ 馬堀海岸 4 丁目 1 先 4 国道 134 号線 1 5.2 三春町 2 丁目 4 先 ~ 久里浜 4 丁目 13 先 5 本町山中有料道路 2.5 汐入町 1 丁目 6 先 ~ 山中町 104 先 6 県道横須賀三崎線 1 3.4 本町 1 丁目 1 先 ~ 公郷町 2 丁目 11 先 7 県道横須賀葉山線 4 2.2 池田町 5 丁目 15 先 ~ 公郷町 2 丁目 11 先 8 市道 7565 号線 1.7 平作 3 丁目 7 先 ~ 池上 5 丁目 8 先 9 市道 7185 号線 2.7 小川町 13 先 ~ 三春町 3 丁目 3 先 10 県道田浦停車場線 0.2 田浦町 1 丁目 8 先 ~ 田浦町 1 丁目 18 先 図 3-3-1 道路騒音及び振動測定地点 204

(4) 評価の方法 1 点的評価道路沿道の境界上に基準点をおいて測定した道路近傍騒音と 道路に面していない2 列目以降の住居等の位置する背後地で測定した背後地騒音の測定結果を 環境基準および要請限度と比較するものです 2 面的評価一定の地域ごとに当該地域内の全ての住居等のうち環境基準の基準値を超過する戸数および超過する割合を把握することにより評価するものです 道路近傍騒音と背後地騒音から実測していない住居における騒音の暴露状況を予測評価します 評価対象道路 背後地騒音測定地点 道路近傍騒音測定地点 面的評価範囲 注 ) 道路近傍騒音 : 当該評価区間の道路沿道の境界線上で観測される騒音レベルをいう 背後地騒音 : 道路端から2 列目以降の住居が暴露される騒音レベルをいう 面的評価を行う際に 騒音レベルの減衰値を計算する元となる 面的評価範囲 : 評価対象道路における道路端から50mの範囲を指す 図 3-3-2 道路騒音測定詳細図 ( 一例 ) 205

(5) 道路騒音調査結果 1 点的評価結果 ( 基準点 ) 表 3-3-5 道路騒音調査結果 ( 基準点 ) 路線名測定場所 用途地域及び車線数 時間区分 測定値 ( 等価騒音レベル ) 環境基準 適否 基準値 要請限度 適否 限度 交通量台 / 日 1 国道 16 号線 2 東逸見町 1 丁目 19 先 昼 68 70 75 夜 64 65 70 38,202 2 横浜横須賀道路 2 阿部倉 32-7 先 市街化調整区域 昼 66 70 75 夜 59 65 70 31,638 3 横浜横須賀道路 3 吉井 3 丁目 21-1 先 昼 60 70 75 夜 51 65 70 4,824 4 国道 134 号線 1 大津町 3 丁目 3-1 先 第 2 種住居地域 昼 69 70 75 夜 63 65 70 32,202 5 本町山中有料道路 西逸見町 1 丁目 57 先 昼 70 70 75 夜 62 65 70 8,418 6 県道横須賀三崎線 1 佐野町 3 丁目 14 先 昼 71 70 75 夜 68 65 70 18,192 7 県道横須賀葉山線 4 公郷町 2 丁目 21 先 昼 66 70 75 夜 62 65 70 19,632 8 市道 7565 号線阿部倉 14 先 第 1 種住居地域 昼 67 70 75 夜 58 65 70 12,480 9 市道 7185 号線 日の出町 1 丁目 4 先 商業地域 昼 67 70 75 夜 61 65 70 19,176 注 ) 時間区分昼間 :6~22 時 夜間 :22~6 時 206

2 点的評価結果 ( 背後地 ) 表 3-3-6 道路騒音調査結果 ( 背後地 ) 測定番号 路線名測定場所用途地域 時間区分 測定値 ( 等価騒音レベル ) 適否 環境基準 基準値 1 国道 16 号線 2 東逸見町 1 丁目 19 先 昼 53 65 夜 48 60 2 横浜横須賀道路 2 阿部倉 32-7 先 市街化調整区域 昼 56 65 夜 50 60 3 横浜横須賀道路 3 吉井 3 丁目 21-1 先 第 1 種低層住居専 用地域 昼 48 60 夜 40 55 4 国道 134 号線 1 大津町 3 丁目 3-1 先 第 2 種住居地域 昼 52 65 夜 49 60 5 本町山中有料道路 西逸見町 1 丁目 57 先 昼 54 60 夜 52 55 6 県道横須賀三崎線 1 佐野町 3 丁目 14 先 昼 53 65 夜 47 60 7 県道横須賀葉山線 4 公郷町 2 丁目 21 先 昼 49 65 夜 43 60 8 市道 7565 号線阿部倉 14 先第 1 種住居地域 昼 50 65 夜 43 60 9 市道 7185 号線 日の出町 1 丁目 4 先 商業地域 昼 58 65 夜 49 60 注 ) 時間区分昼間 :6~22 時 夜間 :22~6 時 207

3 面的評価結果 表 3-3-7 路線別環境基準超過戸数表 近接空間 非近接空間 昼間 夜間 昼間 夜間 路線名 総住戸戸数 環境基準超過戸数 超過率 (%) 環境基準超過戸数 超過率 (%) 総住戸戸数 環境基準超過戸数 超過率 (%) 環境基準超過戸数 超過率 (%) 1 国道 16 号線 2 1,528 1,519 99.4 1,517 99.3 1,052 1,051 99.9 1,051 99.9 2 3 横浜横須賀道路 2 横浜横須賀道路 3 5 3 60.0 3 60.0 11 11 100 11 100 174 174 100 174 100 466 466 100 466 100 4 国道 134 号線 1 888 888 100 888 100 1,043 1,043 100 1,043 100 5 6 7 本町山中有料道路県道横須賀三崎線 1 県道横須賀葉山線 4 19 19 100 19 100 58 58 100 58 100 805 463 57.5 438 54.4 1,139 1,134 99.6 1,133 99.5 451 446 98.9 445 98.7 646 646 100 646 100 8 市道 7565 号線 113 113 100 113 100 260 260 100 260 100 9 市道 7185 号線 512 512 100 512 100 680 680 100 680 100 10 県道田浦停車場線 80 77 96.3 77 96.3 22 22 100 22 100 全体 4,575 4,214 92.1 4,186 91.5 5,377 5,371 99.9 5,370 99.9 注 )No.10 県道横須賀葉山線 3 は 平成 25 年度実測した県道横須賀葉山線 1 の測定結果を用いて 評価のみ実施した 注 ) 時間区分昼間 :6~22 時 夜間 :22~6 時 208

(5) 道路振動調査結果 表 3-3-8 道路振動調査結果 ( 基準点 ) 路線名測定場所 用途地域及び車線数 時間区分 測定値 (80% レンジ上端値 ) 適否 要請限度 限度 1 国道 16 号線 2 東逸見町 1 丁目 19 先 昼 34 70 夜 30 65 2 横浜横須賀道路 2 阿部倉 32-7 先 市街化調整区域 昼 37 65 夜 29 60 3 横浜横須賀道路 3 吉井 3 丁目 21-1 先 昼 24 65 夜 23 60 4 国道 134 号線 1 大津町 3 丁目 3-1 先 第 2 種住居地域 昼 33 65 夜 29 60 5 本町山中有料道路 西逸見町 1 丁目 57 先 昼 35 65 夜 26 60 6 県道横須賀三崎線 1 佐野町 3 丁目 14 先 昼 40 70 夜 34 65 7 県道横須賀葉山線 4 公郷町 2 丁目 21 先 昼 39 70 夜 33 65 8 市道 7565 号線阿部倉 14 先 第 1 種住居地域 昼 39 65 夜 27 60 9 市道 7185 号線 日の出町 1 丁目 4 先 商業地域 昼 35 70 夜 31 65 注 ) 時間区分昼間 :8~19 時 夜間 :19~8 時 209