代表を表す平均を用いることがあること, 平均だけでなく最大値や最小値, 最頻値などの観点か ら調べることで, 集団の特徴や傾向がかることなど, 資料の調べ方を総括的にまとめていく 第 3 小単元 既習のグラフや表を活用して, 体力テストの結果を統計的な観点で読み取り, 自 たちの体力について特徴や傾

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算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

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○数学科 2年 連立方程式

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

国語科学習指導案様式(案)

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

第4学年算数科学習指導案

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

(Microsoft Word - \217\254_\216Z_5_\216O\214\264\216s\227\247\216O\214\264\217\254.doc)

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Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

3. 単元計画 (10 時間 ) 1 5 年生の学習を振り返ろう 散らばりの様子を表にすると 平均だけ 一番大きい数字は 平均で比べてみると ではわからなかった資料の特徴がいろ いろと見えてくるね 2 平均を使えば比べることができた ( 合計 ) ( 個数 )= 平均だった紙飛行機とばし大会に出ます

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2 単元の構想 本単元の目標 関心 意欲 態度 平均を用いることのよさに気付き, 進んで身近な事柄の考察や表現に用いようとする 見方や考え方 平均の考えを用いて, 身近な事柄について考えたり, 表現の仕方を考えたりすることができる 技能 平均を求めたり, 平均から全体を求めたりできる また, それを

解答類型

算数科学習指導案 広島市立 小学校教諭 1 日時平成 21 年 2 月 日 ( ) 2 学年 5 年 組 3 単元数量関係 割合とグラフ 4 単元について 本単元では, 百分率について理解し, それを用いることができるようにするとともに, 目的に応じて資料を分類整理し, それを円グラフや帯グラフを用

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

Taro-⑤-1資料の調べ方.jtd

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

【大竹市】玖波小学校 算数「垂直・平行と四角形」(4年)HP

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イ乗法に関して成り立つ簡単な性質を調べ, それを乗法九九を構成したり計算の確かめをしたりすることに生かすこと ウ乗法九九について知り,1 位数と1 位数との乗法の計算が確実にできること また, 内容 D 数量関係 (2) 乗法が用いられる場面を式に表したり, 式を読み取ったりすることができるようにす

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Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

単元名 算数第 2 学年安芸太田町立加計小学校指導者田尾佐智恵 かけ算 (2) ( 九九をつくろう ) 本単元で育成する資質 能力 伝え合う力 1 日時平成 29 年 1 月 19 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 2 学年男子 7 名女子 15 名計 22 名 3 単元名 かけ算(2) 九九をつ

25math3

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

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理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

社会科学習指導案

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

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Microsoft Word - 201hyouka-tangen-1.doc

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

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(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

第5学年  算数科学習指導案

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

1. 単元名 運動とエネルギー 3 章エネルギーと仕事 南中学校第 3 学年理科学習指導案 平成 26 年 10 月 16 日 ( 木 ) 第 5 校時 3 年生徒数 3 名場所理科室授業者 2. 単元について (1) 単元観本単元は 運動の規則性やエネルギーの基礎を 身のまわりの物体の運動などの観

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

H30全国HP

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

Microsoft Word - 社会科

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

平成 28 年度山梨県学力把握調査 結果分析資料の見方 調査結果概況 正答数分布グラフ 分布の形状から児童生徒の解答状況が分かります 各学校の集計支援ツールでは, 形状だけでなく, 県のデータとの比較もできます 設問別正答率 無解答率グラフ 設問ごとの, 正答率や無解答率が分かります 正答率の低い設

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5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

指導方法等の改善計画について

小3_算数 長さ(東葛)

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

第6学年 算数科学習指導案

2 種の量によって表されたものの比較には いろいろな方法がある その中の単位量あたりという比較の方法を理解する 2 種の量によって表されたものの比較は 1 種の量をそろえることによって比較できることを理解する ( 単位の考え方 ) 導入段階では 1 種の量を単位量 1 にする必要はないが 1 にする

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ

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主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

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学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

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Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

【指導のポイント】

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

Transcription:

算数第 6 学年熊野町立熊野第四小学校指導者木元茂 単元名 めざせ! 握力 UP プロジェクト 資料の調べ方 本単元で育成する資質 能力課題発見 解決力 論理的思考力 判断力 単元について 新体力テストでおこなった握力の記録は, 児童にとって身近な題材であるため, 自のみならず, 学級や友達の記録などに対しても関心が高い 本校児童の新体力テストの結果から, 全学年において握力に課題のあることがわかった 今年度は, 握力をつけるための運動を朝時間に導入するなどして, 握力の向上に取り組んでいる 本単元は, 資料を基に表やグラフを作成し, その傾向や特徴を読み取っていくことから, 握力を学習問題に設定すれば, 児童は意欲的 主体的に学習活動に取り組むであろうと考えた そして, 学習を進めていく中で, どうすれば, もっと握力をつけられるかな 握力以外の種目でも傾向や特徴を知りたいな のように, 児童自らが課題設定し解決することができれば, 本校の研究テーマの 主体的な学び 確かな学力を身につける につながるものと考える 本単元は, 学習指導要領には以下のように位置づけられている 第 6 学年 D 数量関係 4 資料の平均や散らばりを調べ, 統計的に考察したり表現したりすることができるようにする ア資料の平均について知ること イ度数布を表す表やグラフについて知ること 第 6 学年では, 資料の代表値としての平均, 度数布表や柱状グラフなどを学習し, 統計的に考察したり表現したりする能力を伸ばすことをねらいとしている 指導にあたっては, 次の3つの指導段階 小単元 で学習を進める 第 1 小単元 代表値としての平均の用い方や散らばり方の様子を考察するために, 次の3つの段階を追って学習を進める 第 1 段階では,2つの集団の特徴の比べ方を考える ここでは最大値や最小値を比較しても集団全体を比べたことにはならないこと, 合計を出して比較しても資料の個数が違うと比べたことにはならないことに気づかせる 第 2 段階では,2つの数量を数直線に表していくことで, 資料の散らばりの様子をとらえ, 平均だけではからなかった集団の特徴や傾向をつかませる そして, その特徴や傾向を児童の言葉で表現させる 数直線上に値を点で示すなど, 散らばりの様子を表現させるなどを通して, 思考力や表現力を育んでいく 第 3 段階では, 散らばりの様子を数でとらえ, さらに見やすくするために, 度数布表に整理する活動に取り組ませ, 度数布表を正しく読んだりかいたりできるようにしたい 第 2 小単元 柱状グラフを用いたり, 資料をいろいろな比べ方で整理し, 考察したりするために, 次の2つの段階を追って学習を進める 第 1 段階では, 資料の散らばりの様子が一目でかるようにするために, 柱状グラフに表していく 柱状グラフのよさは, 資料全体の布の様子が視覚的にとらえられることにある しかし, 一方で, 度数布表や柱状グラフでは, 個々の記録, 平均値, 最大値や最小値などは読み取れないこともあわせて指導し, いろいろな表やグラフの特性に気づかせたい 第 2 段階では, これまで学習してきた様々な比べ方やその結果を見直し, 統計的な観点で整理し, 考察する学習をする そして, 資料の個数が違うときには, 集団の - 1 -

代表を表す平均を用いることがあること, 平均だけでなく最大値や最小値, 最頻値などの観点か ら調べることで, 集団の特徴や傾向がかることなど, 資料の調べ方を総括的にまとめていく 第 3 小単元 既習のグラフや表を活用して, 体力テストの結果を統計的な観点で読み取り, 自 たちの体力について特徴や傾向を掴む この学習活動を通して, 記録を表やグラフに表すとか りやすいことや, それぞれの表やグラフがもつよさに気づかせたい さらに, 統計的に考察して かったことを, これからの生活にどう役立てていくのかを考えさせたい 単元を通して, すべての子どもたちが自の考えを授業の中で発言し, 友達に伝え, 新たな発 見を見出していく活動 知識構成型ジグソー法 の場を設けることで, 一人ひとりが授業の主体 者であることの意識を持たせたい 事後の活動 体力テストの記録の傾向や特徴から課題を発見し, 解決するために考えた方法を実 行した後,2 学期に再度記録の測定を行う その傾向や特徴を 1 学期のそれと比較 考察し, 自 たちの実行したことが効果的であったかどうかを振り返り, 具体的な数値を根拠にして説明す ると聞き手に伝わりやすいことを実感させる 表やグラフについては, 前学年までに, 目的に応じて資料を集めたり類したり, 表 一次元 表, 二次元表など に表したり読み取ったりするなどの学習をしてきている 1 学習内容に対する実態 本単元の学習に関わる既習内容の定着度 問題 通過人数 32 人中 通過率 サッカーチームの最近 6 試合の得点から,1 試合の得点の平均を求める 25 人 78.1% 一の位を四捨五入して 60 になる整数の最小値と最大値を求める 21 人 65.6% 一の位を四捨五入して 60 になる範囲は, いくつ以上いくつ未満か 12 人 37.5% A,B のチームがボール投げをしたときの結果を記録したものから, 記録がよい といえるものはどちらのチームか 23 人 71.9% レディネステストの結果,5 年で学習する平均の求め方や,4 年で学習する 以上, 以下, 未 満 の用語の意味が定着しきれていないことが明らかになった 2 資質 能力に対する実態 本単元で児童につけたい資質 能力に関わる児童アンケートの結果 平成 28 年 6 月 資質 能力 児童の実態 アンケート項目 肯定的 % 否定的 % 課題発見 解決力 論理的思考力 判断力 解き方や考え方を, 絵や図に表して考えている 68.8% 31.2% 話し合うとき, 理由をあげて説明している 65.6% 34.4% 情報を比較, 類, 整理して考えている 81.3% 18.7% 実行力学んだことを生活の中で使っている 68.8% 31.2% 自己理解 自らへの 自信 人としての思い やり 協働する力 授業では, 友達と話し合うなどして, 自の考えを深め たり, 広げたりしている - 2-81.3% 18.7%

班やグループで考えを出し合うなどの話し合い活動に抵抗感のない児童が 8 割を超える反面, 自の考えを絵や図に表して説明することに苦手意識をもつ児童が 3 割を超えている 授業で自 の考えを絵や図に表す活動に, 多くの機会をもてていないことが原因と考えられる 単元の系統性 第 5 学年第 6 学年中学 1 年 単位量あたりの 大きさ 測定値の平均 平均の意味とその 求め方 資料の調べ方 代表値としての平均 散らばり 度数布表 柱状グラフ いろいろなグラフ 資料の散らばりと代表値 誤差や近似値,a 10 n の形の表現 ヒストグラムや代表値の必要性と意味 ヒストグラムや代表値を用いること 本単元で育成する資質 能力 育成する資質 能力 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 課題発見 解決力 論理的思考力 判断力 平均や数直線など, 既習の表し方を使って, 資料の特徴や傾向を読み取ることができる 度数布表や柱状グラフの見方がわかり, 資料の特徴や傾向を読み取ることができる 表やグラフに表すことのよさに気づき, ねらいに応じて選択したり活用したりできる 単元の評価規準 関心 意欲 態度 数学的な考え方 技能 知識 理解 集団の特徴を表す値として, 平均のよさに気づき, 身の回りにある事柄について統計的な考察や表現をしようとしている 平均や散らばりの様子などを用いて, 資料の特徴について統計的に考察している 度数布表や柱状グラフにかいたり, それを読み取ったりすることができる 代表値としての平均や散らばり, 度数布表や柱状グラフについて理解している - 3 -

指導と評価の計画 課題発見 解決学習過程 この表から, どんなことがわかるかな 課題の設定 どのような比べ方があるかな 情報の収集 時学習内容 全 12 時間 平均と散らばり 1 2 1 組の握力の記録についてかったことを整理する 1 組と 2 組の握力を比べるには, どうすればよいかを考える 比べ方について話し合う 平均を求めて比べることがあることをまとめる 関考技知 評価の観点評価規準 評価方法 平均で比べることのよさに気づいている 発言 ノート 資料の特徴を調べるときに平均を用いることがあることを理解している ノート 育てたい資質 能力 - 4 -

散らばりの様子を, 数で見やすいように表せないかな 情報の収集 散らばりの様子一目でかるようにグラフで表せないかな 情報の収集 自たちの握力の結果からかることは何だろう 整理 析 これまで学習してきたことを使って, 他の種目についても調べられないかな 実行 3 4 5 1 組と 2 組の記録を数直線に表して, 散らばりの様子を調べる 1 組と 2 組の記録を 3kg ずつの範囲に仕切った表に整理する 表を考察して, 散らばりの様子を調べる 散らばりの様子を調べると, 資料の特徴がかりやすくなることをまとめる 柱状グラフ 6 7 8 9 柱状グラフについて知る 1 組の握力の記録を柱状グラフに表す 1 組と2 組の握力の記録を表した柱状グラフを読む 柱状グラフは, 散らばりの様子を見るのに便利であることをまとめる 前時までの学習を基に,1 組と 2 組の握力の記録について, いろいろな比べ方をし, その比べ方や結果について気づいたことを話し合う 発展 算数のおはなし を読み, 一部の小さい範囲を基に, 全体の様子について見当をつける方法があることを知る いろいろな表やグラフ 10 11 12 これまでの学習を基に, 新体力テストで測定した握力以外の記録を, いろいろな表やグラフに表す 調べたい種目についてかき表した表やグラフから特徴を読み取り, 気づいたことや話し合ったことを, これからの生活にどう役立てるか考える 本時 既習のグラフを組み合わせたグラフの読み方を理解する - 5 - 〇 散らばりの様子を調べる必要性について考え, 資料を統計的に考察することができる ノート 資料を度数布表に整理したり, 度数布表を読み取ったりすることができる ノート 散らばりの様子を調べると, 資料の特徴がかりやすくなることを理解している ノート 柱状グラフを読んだり, かいたりすることができる ワークシート 柱状グラフに表すと, 資料の特徴や布の様子がかりやすくなることを理解している ノート 目的に応じて資料の平均や散らばりの様子などを調べ, 統計的に考察することができる ノート 既習の技能や知識を使って, 表やグラフをかいたり, 読み取ったりすることができる ワークシート 表やグラフを統計的に考察し, 傾向 特徴を話し合い説明することができる 行動 発言 表やグラフに表すことで, 資料全体の傾向や特徴がわかりやすくなることに気づくことができる ノート 様々なグラフを見て, 既習のグラフとの違いを考える ノート 既習のグラフを組み合わせたグラフを読むことができる ノート 想定される実行場面 1 学級の握力の平均が, 全国 広島県 熊野町と比べて, いずれも下回っていることがわかった 課題発見 解決力 論理的思考力 判断力

2 握力を高めていくために, 今日からでもできることは何かを考えよう 3 学校だけでなく, 家庭でも握力をつける運動に取り組むことをクラスの努力目標にしよう 2 学期にもう一度握力を測って 1 学期の記録と比べ, 傾向や特徴の変化をつかんでみよう 実行力 1 本時の目標 資料を表やグラフに表し, それぞれの表やグラフの特徴を考え, そのよさに気づくことができる 2 学習の評価 表やグラフを統計的に考察し, 傾向や特徴を話し合ったり説明したりできる ノート 表やグラフに表すことで, 資料全体の傾向や特徴がわかりやすくなることに気づくことができる ノート 3 本時の学習展開 学習活動 児童の反応 本時の学習 1. 問題を知る 表を提示して, 何の値を示した表かを予想する 1 19 2 18 3 19 4 27 5 15 6 17 7 15 8 14 9 18 10 16 11 14 12 23 13 21 14 18 15 13 16 24 17 17 18 23 19 16 20 20 21 18 22 17 23 19 24 20 25 19 26 17 27 19 28 20 29 16 30 19 31 14 32 20 たくさん数字が並んでいて, よくわからない 32 まで番号があるから, クラスに関係があるのかな 指導上の留意事項 前時に各自で作った表やグラフを基に学習していくことを確認する 本時のゴールイメージから, めあてを考えさせる 評価規準 評価方法 つかむ 5 表の数字は, クラスの握力の記録であることを知る 体力テストの握力の結果から, どのようなことが言えるでしょうか 一目ではわかりにくい 一番大きな記録は 27kg で, 小さいのは 13kg 10kg 台が多そう 表やグラフから, 何を伝えたいのか という視点をもたせる 見通す 3 2. めあてをつくる 予想を確かめることや, 新しい発見はないかなど, めあてを確認する め握力以外の資料を読み取り, クラスの体力の特徴をつかむことができる 3. 見通しをもつ どうすれば特徴が読み取れそうか, 解決のかぎを共有する 平均を求める 散らばりで見る 最大値と最小値なら, すぐにわかる 学習した中央値や最頻値も使えそう 割合で求めてみる 学習者基点の学び 問題との向き合い方! と? と の重視 活動の進め方と時間設定を確認しておく 自の考えをもって班で話し合うのが望ましいが, ここでは設定した時間で区切る 1 人で考えを持ちにくい児童には, 既習のノートを読み返すよう助言する - 6 -

追究する 3 学び合う 25 まとめる 5 ふりかえる 4 4. 協働学習をする 1 人で考える 班で考えを出し合う グループにかれて交流する 50m 走 20mシャトルラン ボール投げ 立ち幅跳び 反復横跳び 長座体前屈 上体起こし 班に戻り, いろいろな種目の情報交換をする 散らばりの様子がわかった 表やグラフなど, いろいろな表し方があった 数直線 度数布表, 柱状グラフ, 割合 がわかりやすい 全体で読み取ったことの共通点や相違点から, クラスの体力の特徴についてまとめる 5. 学習のまとめをする それぞれの表やグラフのもつよさを見つける 6. ふり返りを書く ふ かったことだけでなく, 友達の考え方の良さや, 納得できた考え方, さらに次に深めてみたいことなどを記述する 能動的な学び あらかじめどの班が何の種目について調べようとしているか把握し, ジグソーの組み合わせを決めておく ジグソー法によってグループにかれ, 一人ひとりに班の考えを説明させる めあてを再確認し, クラスの特徴をまとめることを意識させる ま記録は, 表やグラフに表すことで, 特徴がわかりやすくなる ジグソー法 表やグラフを統計的に考察し, 傾向 特徴を話し合い説明できる 行動 発言 表やグラフに表すよさや, それぞれの表やグラフがもつ特徴に気づくことができる ノート 板書計画 資料の調べ方 体力テストの結果から, どのようなことが言えるでしょうか め握力以外の資料を読み取り, クラスの体力の特徴をつかむことができる 50m 走 長座体前屈 ま記録は, 表やグラフに表すことで, 特徴がわかりやすくなる ボール投げ 解決のかぎ 平均散らばり 上体起こし 新しい価値の発見 立ち幅跳び 最大 最小 一番多い割合 20m 反復横跳び シャトルラン - 7 -