重要例題113

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公式集 数学 Ⅱ B 頭に入っていますか? 8 和積の公式 A + B A B si A + si B si os A + B A B si A si B os si A + B A B os A + os B os os A + B A B os A os B si si 9 三角関数の合成 si

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教育課程 ( 数学 Ⅲ 数学 C) < ベクトル >( 数 B 数 C) 1 ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 2 ベクトルの成分表示 平面ベクトル : a x e y e x, ) ( 1 y1 空間ベクトル : a x e y e z e x, y, )

学習指導要領

< 図形と方程式 > 点間の距離 A x, y, B x, y のとき x y x y : に分ける点 æ ç è A x, y, B x, y のとき 線分 AB を : に分ける点は x x y y, ö ø 注 < のとき外分点 三角形の重心 点 A x, y, B x, y, C x, を頂

学習指導要領

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学習指導要領

学習指導要領 ( イ ) 集合集合と命題に関する基本的な概念を理解し それを事象の考察に活用すること 向丘高校学力スタンダード 三つの集合について 共通部分 和集合を求めることができる また 二つの集合について ド モルガンの法則 を理解する ( 例 ) U ={ n n は 1 桁の自然数 } を

学習指導要領

数学 ⅡB < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 1 大小関係の公理 順序 (a > b, a = b, a > b 1 つ成立 a > b, b > c a > c 成立 ) 順序と演算 (a > b a + c > b + c (a > b, c > 0 ac > bc) 2 図

学習指導要領

20~22.prt

学習指導要領

学習指導要領

平成 0 年度高校 1 年 ( 中入 ) シラバス予定 授業計画月単元 項目内容時数 10 節三角形への応用数学 Ⅱ 1 章方程式 式と証明 1 節整式 分数式の計算 1 正弦定理 2 余弦定理 三角形の面積 4 空間図形の計量 参 内接円の半径と三角形の面積 発展 ヘロンの公式 1 整式の乗法と因

学力スタンダード(様式1)

2018年度 筑波大・理系数学

中学 1 年生 e ライブラリ数学教材一覧 学校図書 ( 株 ) 中学 1 年 数学 文字式式の計算 項と係数 中学 1 年 数学 次式 中学 1 年 数学 項のまとめ方 中学 1 年 数学 次式の加法 中学 1 年 数学 77

学習指導要領

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17-年間授業計画(1年数学).xlsx

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2015-2017年度 2次数学セレクション(複素数)解答解説

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Math-quarium 練習問題 + 図形の性質 線分 は の二等分線であるから :=:=:=: よって = = = 線分 は の外角の二等分線であるから :=:=:=: よって :=: したがって == 以上から =+=+= 右の図において, 点 は の外心である α,βを求めよ α β 70

< 中 3 分野例題付き公式集 > (1)2 の倍数の判定法は 1 の位が 0 又は偶数 ( 例題 )1~5 までの 5 つの数字を使って 3 ケタの数をつくるとき 2 の倍数は何通りできるか (2)5 の倍数の判定法は 1 の位が 0 又は 5 ( 例題 )1~9 までの 9 個の数字を使って 3

小笠原高校平成 0 年度年間授業計画教科 : 数学科目 : 数学 A 対象 : 第一学年標準 発単位数 : 教科担当者 : 小池和樹印関圭太印 使用教科書 : 新数学 A( 実教出版 ) 使用教材 : エクセルライト数学 Ⅰ+A( 実教出版 ) ステージノート数学 A( 実教出版 ) 月 集合と要素

< D8C6082CC90AB8EBF816989A B A>

2017年度 長崎大・医系数学

2017年度 金沢大・理系数学

2018年度 東京大・理系数学

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2018年度 神戸大・理系数学

< 三角関数 指数関数 対数関数の極限 > si lim は ラジアン角 6 逆関数の微分 : f æ ö lim ç 788 ± è ø 自然対数の底 3 指数関数 対数関数のグラフからも分かるように > ときは lim + lim + lim log + lim log + + < <

代数 幾何 < ベクトル > 1 ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 2 ベクトルの成分表示 平面ベクトル : a x e y e x, ) ( 1 y1 空間ベクトル : a x e y e z e x, y, ) ( 1 1 z1

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2014年度 センター試験・数学ⅡB

2015年度 金沢大・理系数学

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Math-Aquarium 例題 図形と計量 図形と計量 1 直角三角形と三角比 P 木の先端を P, 根元を Q とする A 地点の目の位置 A' から 木の先端への仰角が 30,A から 7m 離れた AQB=90 と なる B 地点の目の位置 B' から木の先端への仰角が 45 であ るとき,

中学 3 年数学 ( 東京書籍 ) 単元別コンテンツ一覧 単元ドリル教材解説教材 確認問題ライブラリ (OP) プリント教材 教材数 :17 問題数 : 基本 145, 標準 145, 挑戦 145 多項式と単項式の乗法 除法 式の展開 乗法公式などの問題を収録 解説教材 :6 確認問題 :6 単項

2015年度 岡山大・理系数学

2016年度 筑波大・理系数学

2011年度 筑波大・理系数学

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2015-2018年度 2次数学セレクション(整数と数列)解答解説

6 発展 3 次式の展開と因数分解補充問題, コラム (0.5) 技 整式を適切な形に整理することによって因数分解や計算ができる 見 レポート 式の展開と因数分解の違い 展開と因数分解の関係に関心をもち考察しようとする 関 第 2 節実数 (5) 4 実数 (1) 有理数と無理数の違い, および実数

2013年度 九州大・理系数学

p tn tn したがって, 点 の 座標は p p tn tn tn また, 直線 l と直線 p の交点 の 座標は p p tn p tn よって, 点 の座標 (, ) は p p, tn tn と表され p 4p p 4p 4p tn tn tn より, 点 は放物線 4 p 上を動くこと

解答例 ( 河合塾グループ株式会社 KEI アドバンスが作成しました ) 特別奨学生試験 ( 平成 29 年 12 月 17 日実施 ) 数 学 数学 2= 工 経営情報 国際関係 人文 応用生物 生命健康科 現代教育学部 1 整理して (60 分 100 点 ) (2 3+ 2)(

1999年度 センター試験・数学ⅡB

数論入門

竹田式数学 鉄則集

() () () F において, チェバの定理より, = F 5 F F 7 これと条件より, = よって, = すなわち F:F=7:0 F 7 F 0 FO F と直線 について, メネラウスの定理より, = F O 5 7 FO これと条件および () より, = 0 O FO よって, =

2011年度 大阪大・理系数学

2017年度 千葉大・理系数学

2017年度 信州大・医系数学

2014年度 名古屋大・理系数学

数学 Ⅲ 無限等比級数の問題解答 問 1 次の無限級数の和を求めよ (1) (5) (2) (6) (7) (3) ( 解 )(1) 初項 < 公比 < の無限等比級数より収束し (4) (2) (3) その和は ( 答 ) であるから 初項 < 公比 となっている よって 収束し その和は よって

STEP 数学 Ⅰ を解いてみた から直線 に下ろした垂線の足を H とすると, H in( 80 ) in より, S H in H 同様にして, S in, S in も成り立つ よって, S in 三角形の面積 ヘロンの公式 in in 辺の長

二等辺三角形の性質 (2) 次の図の の大きさを求めなさい () = P=Q P=R Q 68 R P (2) (3) 五角形 は正五角形 = F 50 F (4) = = (5) === = 80 2 二等辺三角形の頂角の外角を 底角を y で表すとき y を の式で表しなさい y 2-5-2

高ゼミサポSelectⅢ数学Ⅰ_解答.indd

4STEP 数学 B( 新課程 ) を解いてみた 平面上のベクトル 6 ベクトルと図形 59 A 2 B 2 = AB 2 - AA æ 1 2 ö = AB1 + AC1 - ç AA1 + AB1 3 3 è 3 3 ø 1

2016年度 京都大・文系数学

<4D F736F F D F90948A F835A E815B8E8E8CB189F090E05F81798D5A97B98CE38F4390B A2E646F63>

" 01 JJM 予選 4 番 # 四角形 の辺 上に点 があり, 直線 と は平行である.=,=, =5,=,= のとき, を求めよ. ただし,XY で線分 XY の長さを表すものとする. 辺 と辺 の延長線の交点を, 辺 と辺 の延長線の交点を G とする. 5 四角形 は直線 に関して線対称な

2014年度 筑波大・理系数学

2017年度 神戸大・理系数学

. 角の二等分線と調和平均 平面上に点 を端点とする線分 と を重ならないようにとる, とし とする の二等分線が線分 と交わる点を とし 点 から に垂直に引いた直線が線分 と交わる点 とする 線分 の長さを求めてみよう 点 から に垂直な直線と および との交点をそれぞれ, Dとする つの直角三

2014年度 千葉大・医系数学

数学 Ⅲ 微分法の応用 大学入試問題 ( 教科書程度 ) 1 問 1 (1) 次の各問に答えよ (ⅰ) 極限 を求めよ 年会津大学 ( 前期 ) (ⅱ) 極限値 を求めよ 年愛媛大学 ( 前期 ) (ⅲ) 無限等比級数 が収束するような実数 の範囲と そのときの和を求めよ 年広島市立大学 ( 前期

2011年度 東京大・文系数学

数学 t t t t t 加法定理 t t t 倍角公式加法定理で α=β と置く. 三角関数

05 年度センター試験数学 ⅡB () において,cos q 0 であるから,P ( cos q, sin q) より, 直線 OP を表す方程式は y sin q sin q x cos q cos q x すなわち, (sin q) x - (cos q) y 0 ( ) ク 点 O,P,Q が

1 対 1 対応の演習例題を解いてみた 微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 (2) 関数 f ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか f ( 1, f ( 1) ) と ( 1 + h, f ( 1 + h)

karisuutyuu25 指導カリキュラム(指導語い・表現)一覧表 数学 中学校用

2019年度 千葉大・理系数学

Σ(72回生用数ⅠA教材NO.16~30).spr

【】 1次関数の意味

平成 30 年度入学試験問題 数学 注意事項試験開始後, 問題冊子及び解答用紙のページを確かめ, 落丁, 乱丁あるいは印刷が不鮮明なものがあれば新しいものと交換するので挙手すること 1. 試験開始の合図があるまで問題冊子を聞かないこと 試験開始後は, すべての解答用紙に受験番号 氏名を記入すること

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問 題

年間授業計画(平成  年度)

2016年度 広島大・文系数学

S02 1 図において = =とする このとき = であることを証明せよ と において = 1 = 2 辺 は共通 より 3 辺 (3 組の辺 ) がそれぞれ等しい よって 合同な三角形の対応する角の大きさは等しい ゆえに = である

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2015年度 信州大・医系数学

1 対 1 対応の演習例題を解いてみた 平面のベクトル 例題 1 つなぐ, 伸ばす / 正多角形正 n 角形問題を解くとき注目すべき主な点 角 図形点について頂点, 辺の中点, 外接円の中心角について円周角, 中心角図形について頂点を結んで

座標軸以外の直線のまわりの回転体の体積 ( バウムクーヘン分割公式 ) の問題の解答 立体の体積の求め方 図 1 の立体の体積 V を求める方法を考えてみる 図 1 図 1 のように 軸の から までの長さを 等分する そして とおく とすると となる 図 1 のように のときの 軸に垂直な平面 に

( 表紙 )

模試対策 ( 小問集合 ) 1 (2x-3)0 6 x 3 +3x 2 +2x-71 を展開して整理したときの, x 2 の係数は 0ア1 s 展開してx 2 が出てくるところだけ計算すればよい である 次不等式 ax +bx+c<0 や ax +bx+c>0 の左辺を因数分解できた場合

2018年度 岡山大・理系数学

2015 年度新中学 3 年数学 春休みの課題 3 年組番氏名

2018試行 共通テスト 数学ⅠA 解答例

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495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 新課程高校数学 必須公式 定理集 目次数学 Ⅰ... 第 章数と式... 第 章 次関数... 5 第 3 章図形と計量... 9 第 4 章集合と論理... 第 5 章データの分析... 4 数学 A... 6 第 6 章集合と場合の数... 6 第 7 章確率... 8 第 8 章整数の性質... 9 第 9 章図形の性質... 数学 Ⅱ... 7 第 0 章複素数と方程式 式と証明... 7 第 章図形と方程式... 3 第 章三角関数... 36 第 3 章指数関数と対数関数... 40 第 4 章微分と積分... 4 数学 B... 46 第 5 章数列... 46 第 6 章平面上のベクトル... 48 第 7 章空間のベクトル... 5 第 8 章確率分布... 54 第 9 章統計処理... 55 数学 Ⅲ... 57 第 0 章複素数平面... 57 第 章平面上の曲線... 60 第 章関数と極限... 63 第 3 章微分法とその応用... 69 第 4 章積分法とその応用... 73 --

数学 Ⅰ 第 章数と式 00. 指数法則 m, が正の整数のとき m m () () ( m ) m (3) ( ) http://www.geocities.jp/ikemth 00. 乗法公式 () ( ),( ) () (3) (4) (5) ( )( ) ( )( ) ( ) ( )( ) ( ) c d c d c d ( ) c c c c 003. 因数分解の公式 () m m m( ) () (3) (4) -- ( ), ( ) ( )( ) ( ) ( )( ) (5) c ( d c) d ( )( c d) ( この公式は覚えるのではなく, たすき掛け の方法をマスターする.) (6) c c c ( c) 004. 絶対値数直線上の点 P( ) と原点との距離を で表す. ( 0) ( 0) 005. 数直線上の 点間の距離数直線上の 点 A( ), B( ) 間の距離 AB は AB 006. 乗の平方根 ( 0) ( 0) 007. 平方根の積と商 0, 0 のとき () ()

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 008. 分母の有理化 0, 0 のとき () () 009. 重根号 0, 0 のとき ( ) () ( ) ( だだし, ) () 00. 乗法公式からの派生公式 () ( ) ( ) ( ) ( ), ( ) ( ) 4 c c c ( ) ( c ) ( c ) c c c ( ) ( c ) ( c ) ( )( y ) ( y) ( y) () (3) ( y) ( y) 0. 文字方程式 ( 元 次方程式 ) の解法 についての方程式 の解は (ⅰ) 0のとき ( ただ つの解をもつ ) (ⅱ) 0, 0のとき解なし ( 不能 ) (ⅲ) 0, 0 のときすべての数 ( 不定 ) 0. 不等式の基本性質 (), c ならば c () ならば c c, c c (3), m 0 ならば m m, m m, m 0 ならば m m, m m -3-

03. 文字不等式 ( 元 次不等式 ) の解法 についての不等式 の解は (ⅰ) 0 のとき (ⅱ) 0 のとき (ⅲ) 0, 0 のとき 解なし ( 不能 ) (ⅳ) 0, 0 のとき すべての実数 ( 不定 ) http://www.geocities.jp/ikemth 04. 絶対値と方程式 不等式 0 のとき () の解は () の解は (3) の解は, -4-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 第 章 次関数 05. 次関数の基本形 次関数 y ( p) q のグラフは y のグラフを 軸方向に p,y 軸方向に q だけ平行移動した放物線で, 軸は直線 =p, 頂点は点 ( p, q ) >0 のとき下に凸,<0 のとき上に凸 06. 平方完成 ( 両方とも, 式変形の方法をマスターする.) () () p p p 4-5- 4 07. 次関数の一般形 次関数 y c のグラフは, y のグラフを平行移動した放物線で, 軸は直線, 頂点は点 4, c 4 08. 方程式の解の公式 () 次方程式 c 0 の解は () 次方程式 c 0の解は 4c c 09. グラフの移動関数 y f ( ) のグラフを () 軸方向に p,y 軸方向に q だけ平行移動 y q f ( p) () 軸に関して対称移動 y f ( ) (3) y 軸に関して対称移動 y f ( ) (4) 原点に関して対称移動 y f ( ) 00. 次関数の最大 最小 () 次関数 y ( p) q は, 定義域が実数全体のとき () >0 ならば,=p で最小値 q をとり, 最大値はない. () <0 ならば,=p で最大値 q をとり, 最小値はない. 0. 次関数 y c ( p) q の最大 最小 () () グラフが移動する場合 定義域を, 定義域の中点を とする. () 定義域が移動する場合 t( t) 定義域をt t, 定義域の中点を t とする.

http://www.geocities.jp/ikemth () グラフが移動 p p p p Å å Å å >0 グラフ Å Å Å å Å å Å Å p À pá À Á pà À p 最大値 f ( ) f ( ) 最小値 f ( ) f ( p) q f ( ) 最大 Å å Å å 最小 Å Å å <0 グラフ Å Å p À αp γ β Á pà À p 最大値 f ( ) f ( p) q f ( ) 最小値 f ( ) f ( ) () 定義域が移動 () t p p t t p p t Å å Å å >0 グラフ Å p t t + Å å Å Á p t t + Å Á Å å p t t + 最大値 f() t f( t ) 最小値 f( t ) f ( p) q f() t Å p t t + Å å Å å Å å Å å <0 グラフ Å p t t + Å Á p t t + p Å Á t t + 最大値 f( t ) f ( p) q f() t 最小値 f() t f( t ) Å p t t + -6-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 0. 次方程式の判別式 次方程式 c 0の判別式を D 4c とおくと () D 4c 0 異なる つの実数解をもつ () D 4c 0 ただ つの実数解 ( 重解 (3) D 4c 0 実数解をもたない 次方程式の実数解条件は D c 4 0 ) をもつ 03. 次関数と 軸との位置関係 次関数 y c ( 0) のグラフと 軸との位置関係は, c 0 の判別式を D とおくと () D 4c 0 異なる 点で交わる () D 4c 0 接する (3) D 4c 0 共有点をもたない 04. 次不等式の解 次不等式 c 0の解は下表のように分類される. ただし, 0 とする. D D 0 D 0 D 0 y c のグラフ α β α c 0の実数解 c 0の 解 c 0 の解 c 0 の解 c 0 の解, ( 重解 ) 実数解はない, を除くすべての実数すべての実数, すべての実数 解はない解はない のみ 05. 絶対不等式の条件 次不等式 c 0がすべての実数 に対して成り立つための条件は 0 かつ D 4c 0 次不等式 c 0 がすべての実数 に対して成り立つための条件は 0 かつ D c 4 0-7-

http://www.geocities.jp/ikemth 06. 次方程式の解の存在範囲 次方程式 c 0( 0 ) の判別式を D, f ( ) c とおくと, 次関数 y f ( ) の軸は, 直線 である. 解の存在範囲グラフの概形グラフの条件 解 ( 重解を含む ) がともに正 0, 0 O y α β D 0 軸 0 f (0) 0 解 ( 重解を含む ) がともに負 0, 0 y α β O D 0 軸 0 f (0) 0 3 解が異符号 0, 0 y α O β f (0) 0 4 解 ( 重解を含む ) が ともに k より大きい k k α β D 0 軸 k f( k) 0 5 解 ( 重解を含む ) が ともに k より小さい k α β k D 0 軸 k f( k) 0 6 つの解が k より小さく, 他の解が k より大きい k k α β f( k) 0-8-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 第 3 章図形と計量 07. 鋭角の三角比の定義右の図の直角三角形 ABC において si A ( 正弦 ) c cos A ( 余弦 ) c t A ( 正接 ) 08. 三角比の値 () θ 30 45 60 si cos t 3 3 3 3 09. 三角比の相互関係 si () t cos () si cos (3) t cos 030. 三角比の変形式 si(90 ) cos () cos(90 ) si t(90 ) t () si(80 ) si cos(80 ) cos t(80 ) t 03. 鈍角の三角比の定義右図のように角 θをとるとき y si r cos r y t P(,y) -r y r O θ r -9-

03. 三角比の値 () θ 0 90 0 35 50 80 si 0 cos 0 3 t 0 なし 3-0 3-0 3 033. 三角比の符号 http://www.geocities.jp/ikemth + + - + - + 034. 直線の傾きと三角比直線 y m と 軸の正の向きとのなす角をθとすると m t 035. 正弦定理 c R ( ただし,R は ABC の外接円の半径 ) si A si B si C これから Rsi A, Rsi B, c Rsi C si A, si B, si C c R R R : : c si A:si B :si C 036. 余弦定理 c c cos A c c cos B c cosc 037. 第 余弦定理 ( 正射影の定理 ) cosc c cos B c cos A cosc c cos B cos A 038. 余弦と3 辺の長さ c c c cos A, cos B, cos C c c -0-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 039. 鋭角と鈍角の判定 A が鋭角 cos A 0 c A が直角 A が鈍角 cos A 0 c cos A 0 c 040. 三角形の面積公式 S csi A c si B si C 04. 内接円の半径と三角形の面積 ABC の内接円の半径を r, 面積を S とすると S r ( c ) 04. ヘロンの公式 ABC の 3 辺の長さが,,c であるとき, ABC の面積 S は c S s( s )( s )( s c) ( ただし, s ) --

第 4 章集合と論理 http://www.geocities.jp/ikemth 043. 集合の基本用語 記号 () A は集合 A の要素 () A B 集合 A は集合 B の部分集合 A B Aかつ B 集合 A と集合 B の共通部分 ( 交わり ) (3) (4) A B Aまたは B (5) 空集合 (6) A U, A 集合 A と集合 B の和集合 ( 結び ) 集合 A の補集合 (U は全体集合 ) (7) A ( ) 集合 A の要素の個数 044. 集合の相等 A B A B かつ A B 045. 分配法則 () A ( B C) ( A B) ( A C) () A ( B C) ( A B) ( A C) 046. 補集合の性質 A A U, A A, A A, U, U 047. ド モルガンの法則 A B A B, A B A B 048. 命題の真偽と集合条件 p を満たすものの集合を P, 条件 q を満たすものの集合を Q とすると命題 p q が真ならば,P Q である. 逆に P Q ならば, 命題 p q は真である. 049. 必要条件と十分条件 つの条件 p,q について命題 p q が真であるとき, p は,q であるための十分条件である q は,p であるための必要条件であるという. また, つの命題 p q, q p がともに真であるとき, p は,q であるための必要十分条件であるという. 050. ド モルガンの法則 p かつ q p または q p または q p かつ q --

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 05. 逆 裏 対偶 p q 逆 q p 05. 命題とその対偶の真偽 命題 p p 裏 対偶 裏 q 逆 q p q とその対偶 q p の真偽は一致する. 053. 背理法命題 p q が真であることを証明するとき, q であると仮定して,p かつ q から矛盾を導き出す ことによって, 与えられた命題が真であるという論法を背理法という. 054. 有理数と無理数,,c,d が有理数, () m 0 0 m が無理数のとき () m c d m c, d -3-

第 5 章データの分析 055. 代表値 http://www.geocities.jp/ikemth () 平均値 : 個のデータ,, 3,, の平均値 は ( 3 ) i i () 中央値 ( メジアン M e ): データをすべて大きさの順に並べたときの中央の値 個の変量を小さい順に並べた,,, の中央値は が奇数のとき が偶数のとき (3) 最頻値 ( モード M o ): 度数が最大である値 (4) 範囲 ( レンジ ): データの最大値と最小値の差 (5) 四分位数 : データをすべて大きさの順に並べたとき, データ全体を 4 等分する位置にあるデータを小さい方から順に, 第 四分位数 ( Q ), 第 四分位数 ( Q ), 第 3 四分位数 ( Q 3 ) といい, 第 四分位数は中央値と一致する. (6) 四分位範囲 (IQR): Q 3 とQ の差 Q3Q 3 (7) 四分位偏差 (Q): Q IQ R Q Q 056.5 数要約と箱ひげ図データの最大値, 最小値, 中央値, 第 四分位数, 第 3 四分位数を 5 数要約といい, 下のような図で表したものを箱ひげ図という. 最小値 最大値 057. 偏差 個のデータ,, 3,, の平均値を とするとき,, 3,, をそれぞれ,, 3,, の偏差という. 058. 分散 個のデータ,, 3,, の分散を s とすると s i i i の平均値 の平均値 i -4-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 059. 標準偏差分散の正の平方根を標準偏差といい,s で表す. 標準偏差 分散 060. 共分散 種類の変量,y をもつデータの組 (, y ), (, y),, (, y) について,,y の平均をそれぞれ, i yとするとき, 共分散 sy s y ( )( y y ) ( )( y y ) ( )( y y ) ( )( y y) Σ i i 06. 相関係数 種類の変量,y をもつデータを(, y ), (, y ),, (, y) とし,,y の平 均値を, y, 標準偏差を s, s とすると, 相関係数 r は ( i ) ( yi y) sy r s s s s 06. 相関係数の性質 () r i y y y ( i )( yi y) ( i )( yi y) i i i i i i i yi y i yi y () r が に近いとき, 強い正の相関関係がある. (3) r が に近いとき, 強い負の相関関係がある. (4) r が 0 に近いとき, 相関関係は弱い. は -5-

数学 A 第 6 章集合と場合の数 063. 集合の要素の個数 () ( A B) ( A) ( B) ( A B) とくに, A B のとき ( A B) ( A) ( B) () ( A) ( U) ( A) http://www.geocities.jp/ikemth 064. 和の法則事柄 A の起こり方が m 通り, 事柄 B の起こり方が 通りある.A と B は同時には起こらないとき,A,B のいずれかが起こる場合の数は,m+ 通りである. 065. 積の法則事柄 A の起こり方が m 通りあり, それぞれの場合に対して, 事柄 B の起こり方が 通りある. このとき,A,B がともに起こる場合の数は,m 通りである. 066. 約数の個数とその総和 p q r 自然数 m が m 3 5 と素因数分解できたとき m の正の約数の個数は ( p)( q)( r ) 個 m の正の約数の総和は p p p ( )( 3 3 )( 5 5 ) 067. 階乗記号 から までの自然数の積を の階乗といい,! で表す. すなわち! ( )( ) 3 ただし, 0! と定める. 068. 順列異なる 個のものから r 個取り出して 列に並べる並べ方の総数! P r ( )( ) ( r ) ( r)! とくに, P, P! 069. 円順列と数珠 ( じゅず ) 順列異なる 個のものを円形に並べる並べ方の総数は ( )! 通り異なる 個のものを数珠状に並べる並べ方の総数は ( )! 通り 070. 重複順列異なる 個のものから重複を許して r 個取り出し, 列に並べる並べ方の総数は r 通り 07. 組合せ異なる 個のものから r 個取り出すときの取り出し方の総数 P r! ( )( ) ( r ) Cr r! r!( r)! r( r )( r ) -6-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 07. C r の性質 () C0 C, C () C C r r C C C (3) r r r (4) r Cr Cr 073. 重複組合せ相異なる 個のものから重複を許して r 個取り出す組合せの総数は H C r r r 074. 同じものを含む順列 が p 個, が q 個,c が r 個の合計 個のものを 列に並べる並べ方の総数は! 通り ( ただし,=p+q+r ) pqr!!! -7-

第 7 章確率 http://www.geocities.jp/ikemth 075. 確率の定義全事象 U に含まれる根元事象の個数を U ( ), 事象 A に含まれる根元事象の個数を A ( ) とするとき, 事象 A の起こる確率 PA ( ) は A ( ) 事象 Aが起こる場合の数 PA ( ) U ( ) 起こりうるすべての場合の数 076. 確率の基本性質 () どんな事象 A に対しても,0 PA ( ) () 空事象 の確率 P( ) 0, 全事象 U の確率 PU ( ) (3) 加法定理 P( A B) P( A) P( B) P( A B) とくに,A,B が排反事象 ( A B) のとき P( A B) P( A) P( B) (4) 余事象の確率 P( A) P( A) 077. 反復試行の確率 回の試行で事象 A の起こる確率を p とすると, この試行を 回繰り返すとき,A が r 回起こる確率は, r r C p ( p) r 078. 条件付き確率 つの事象 A,B について, 事象 A が起こったときに, 事象 B が起こる確率を, 事象 A が起こったときの事象 B が起こる条件付き確率といい, PA ( B) で表す. P( A B) PA ( B) PA ( ) 079. 乗法定理 P( A B) P( A) P ( B) A とくに つの事象 A,B が独立 P( A B) P( A) P( B) -8-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 第 8 章整数の性質 080. 基本用語 () 約数 倍数 つの整数, について, 整数 を用いて と表されるとき, は の倍数, は の約数という. 0 はすべての整数の倍数であり, はすべての整数の約数である. () 公倍数 公約数 つ以上の整数の共通の約数を公約数といい, そのうち最大である数を最大公約数 (G.C.D.) という. また, つ以上の整数の共通の倍数を公倍数といい, そのうち正で最小である数を最小公倍数 (L.C.M.) という. (3) 互いに素 つの整数, の最大公約数が であるとき,, は互いに素という. このとき, ( 0) を既約分数という. (4) 素数自然数 について, とその数自身以外に正の約数を持たない, すなわち正の約数が と の 個しかないものを素数という. は素数ではない. 自然数で, でも素数でもない数を合成数という. 08. 最大公約数と最小公倍数の性質 つの自然数 m, の最大公約数を G, 最小公倍数を L とすると () m mg, G ( m, は互いに素 ) () L mg m m, m GL 08. 除法の基本法則整数 と自然数 について q r (0 r ) を満たす整数 q,r は, ただ一通りに定まる.q を, を で割ったときの商,r を余り ( 剰余 ) といい, r 0 のとき, は で割り切れるという. 083. 連続する整数の積 () 連続する つの整数の積は の倍数 ( 偶数 ) である. () 連続する 3 つの整数の積は 6 の倍数である. (3) 連続する 個の整数の積は! の倍数である. 084. 倍数判定法 () の倍数 下 桁が偶数 () 3 の倍数 各桁の数字の和が 3 の倍数 (3) 4 の倍数 下 桁が 4 の倍数 (4) 5 の倍数 下 桁が 0 または 5 (5) 8 の倍数 下 3 桁が 8 の倍数 (6) 9 の倍数 各桁の数字の和が 9 の倍数 (7) の倍数 一の位から奇数番目の数字の和 A と偶数番目の数字の和 B について, 差 A Bが の倍数 -9-

http://www.geocities.jp/ikemth 085. 剰余類 整数全体の集合 は, より大きい整数 で割った余りに注目すると, 次の 通り の組に分類される. { k},{ k },{ k },,{ k ( )} ( ただし, k ) これを法 による剰余類という. 086. ピタゴラス数 三平方の定理 c を満たす自然数 (,, c) の組をピタゴラス数という.,,c の最大公約数が であるとき, ピタゴラス数 (,, c) の組には次の性質がある. (), の一方は偶数で他方は奇数であり,c は奇数 (), の一方は 3 の倍数 (3), の一方は 4 の倍数 (4),,c のいずれかは 5 の倍数 (5) c, c の一方は平方数 (6) すべてのピタゴラス数は, m, m, m ( ただし,m, は0 m の整数 ) から作り出せる. 087. 互除法の原理自然数 を自然数 で割ったときの商を q, 余りを r とすれば q r (0 r ) が成り立ち, 公約数は最大公約数の約数であるから,, の最大公約数 は,r の最大公約数 に等しい. この原理を用いて最大公約数を求める方法をユークリッドの互除法という. 088. 二元一次不定方程式 y の整数解, は互いに素であるとき, 不定方程式 y を満たす整数,y は k ( k ) y k 089. 二元一次不定方程式 y c の整数解整数 c が整数, の最大公約数の倍数であるときに限り, y c を満たす整 数,y が存在する. () 整数, が互いに素であるとき, y を満たす整数,y が存在する. () 整数, が互いに素でなければ, y を満たす整数,y は存在しな い. (3) 整数, が互いに素であるとき, 任意の整数 k は, 整数,y を用いて k y の形に書き表すことができる. 090. 記数法 進法 ( は 以上の整数 ) で cd. ef( ) と表された数は cd ef c d e f. ( ) 3 0-0-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 第 9 章図形の性質 09. 対頂角, 平行な 直線に交わる つの直線定理 対頂角は等しい. 定理 直線に つの直線が交わるとき, () 錯角が等しければ, この 直線は平行である. () 同位角が等しければ, この 直線は平行である. (3) 同側内角の和が 80 ならば, この 直線は平行である. 定理 3 平行な 直線に つの直線が交わるとき, () 錯角は等しい. () 同位角は等しい. (3) 同側内角の和は 80 である. 09. 三角形の内角の和定理 4 三角形の外角は, それと隣り合わない つの内角の和に等しい. 定理 5 三角形の内角の和は 80 である. ( 系 ) 四角形の 4 つの内角の和は 360 である. ( 系 ) 角形の内角の和は ( ) 80 である. ( 系 3) 多角形の外角の和は, 頂点の数に関係なく,360 である. 093. 三角形の合同条件定理 6 つの三角形で, 次の条件 (),(),(3) のどれか つが成り立てば, その つの三角形は合同である. () 3 辺がそれぞれ等しい.(3 辺相等 ) () 辺とそのはさむ角がそれぞれ等しい.( 辺夾角相等 ) (3) 辺とその両端の角がそれぞれ等しい.( 角夾辺相等 ) つの直角三角形の合同になる条件は, ( 系 ) 斜辺と つの鋭角が等しい. ( 系 ) 斜辺と他の 辺が等しい. 094. 三角形の相似定理 7 つの三角形で, 次の (),(),(3) のうちどれかが成り立てば, その つの三角形は相似である. () 3 組の辺の比がすべて等しい. AB BC CA AB BC CA () 組の辺の比が等しく, そのはさむ角が等しい. AB AC AB AC A= A (3) 組の角がそれぞれ等しい. B= B C= C --

http://www.geocities.jp/ikemth 095. 平行四辺形の性質と条件定理 8 平行四辺形では () 組の対辺の長さはそれぞれ等しい. () 組の対角の大きさはそれぞれ等しい. (3) つの対角線は, 互いの中点で交わる. ( 系 ) ひし形の対角線は直交する. 定理 9( 定理 8 の逆 ) 四角形は, 次の ()~(4) のどれかが成り立てば, 平行四辺形である. () 組の対辺の長さはそれぞれ等しい. () 組の対角がそれぞれ等しい. (3) つの対角線が互いに他を 等分する. (4) 組の対辺が平行で, かつ, 長さが等しい. 096. 三平方の定理定理 0 直角三角形の直角をはさむ 辺の長さを, とし, 斜辺の長さを c とすると c である. 定理 ( 定理 0 の逆 ) 三角形の 3 辺の長さ,,c が, c であれば, その三角形は,c の辺を斜辺とする直角三角形である. 097. 三角形の 辺に平行な直線定理 ABC において, 辺 BC に平行な直線が他の 辺 AB, AC または, それらの延長と交わる点をそれぞれ D,E とすれば AD AE DE AB AC BC 定理 3( 定理 の逆 ) 三角形の 辺を等しい比に内分 ( 外分 ) する直線は, 残りの辺に平行である. 098. 中点連結定理定理 4 三角形の 辺の中点を結ぶ線分は, 他の辺に平行で, かつ長さは半分である.( 中点連結定理 ) 定理 5( 定理 4 の逆 ) 三角形の 辺の中点を通り, 他の 辺に平行な直線は, 残りの辺の中点を通る. 定理 6 直角三角形の斜辺の中点は,3 頂点より等距離にある. 099. 二等辺三角形の底角定理 7 二等辺三角形の底角は等しい. ( 系 ) 正三角形の 3 つの角は等しい. 定理 8( 定理 7 の逆 ) 三角形の 角が等しい三角形は, その 角を底角とする二等辺三角形である. 定理 9 二等辺三角形の頂角の 等分線は底辺を垂直に 等分する. --

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 00. 角の 等分線定理 0 ABC において, 辺 BC 上の点 D と辺 BC の延長上の点 E について, 次 のことが成り立つ. () AD が A の 等分線ならば AB:AC=BD:DC () AE が A の外角の 等分線ならば AB:AC=BE:EC この定理は逆も成り立つ. 0. 三角形の 辺と対角の大小定理 つの三角形の大きい辺に対する角は, 小さい辺に対する角より大である. 定理 ( 定理 の逆 ) つの三角形の大きい角に対する辺は, 小さい角に対する辺より大である. 0. 三角形の 辺の和定理 3 三角形の 辺の和は, 残りの辺より大きい. 03. 三角形の成立条件 3 つの実数,,c で三角形が作られるための必要十分条件は c () c () c c c (3) が最大数ならば c 04. 三角形の重心定理 4 三角形の 3 つの中線は 点で交わり, その点は,3 つの中線をそれぞれ : に内分する. この点を, その三角形の重心という. 05. 線分の垂直 等分線と三角形の外心定理 5 線分の垂直 等分線上の任意の 点は, その線分の両端から等距離にある. 定理 6( 定理 0 の逆 ) 線分の両端から等距離にある点は, その線分の垂直 等分線上にある. 定理 7 三角形の 3 辺の垂直 等分線は 点で交わり, その点は 3 頂点から等距離にある. この点を三角形の外心という. 06. 角の 等分線と三角形の内心定理 8 角の 等分線上の任意の点は, その角の 辺から等距離にある. 定理 9 三角形の 3 つの角の 等分線は 点で交わり, その点は 3 辺から等距離にある. この点を三角形の内心という. -3-

07.3 垂線と三角形の垂心定理 30 三角形の 3 つの頂点から対辺に下ろした 3 つの垂線は 点で交わる. この点を三角形の垂心という. http://www.geocities.jp/ikemth 08. 円の位置関係定理 3 中心が P, 半径が r の円 C と, 中心が Q, 半径が r の円 C の つの円があり,r r で, つの円の中心間の距離 PQ を d とする. このとき, 円の位置関係は次のように場合分けされる. () 離れている d r r () 外接している d r r (3) 点で交わっている r r d r r (4) 内接している d r r (5) 一方が他方の内部にある d r r 09. 弧に対する中心角と弦定理 3 つの円の等しい中心角に対する弧の長さは等しい. 逆も成り立つ. 定理 33 等しい弧に対する弦は等しい. 定理 34 円の中心から弦に下ろした垂線は, その弦を 等分する. 0. 円周角定理 35 円の つの弧に対する円周角は, その弧の中心角の 分の である. ( 系 ) 同じ長さの弧に対する円周角は等しい. ( 系 ) 半円の弧に対する円周角は直角である. 定理 36( 定理 35 の逆 ) 等しい円周角に対する弧は等しい.. 点と円との位置関係定理 37 3 点 A,B,C を通る円について, 点 P が直線 AB に対して点 C と同じ側にあるとき, 次のことが成り立つ. () 点 P が円の内部にある APB> ACB () 点 P が円周上にある APB= ACB (3) 点 P が円の外部にある APB< ACB. 円周上の 4 点定理 38 点 C,P が直線 AB に関して同じ側にあるとき, APB= ACB ならば,4 点 A,B,C,P は同一円周上にある.( 四角形 ABCP は円に内接する.) 3. 円に内接する四角形定理 39 円に内接する四角形の対角の和は 80 である. ( 系 ) 円に内接する四角形の つの内角と, その対角の外角は等しい. 定理 40( 定理 9 の逆 ) 組の対角の和が 80 である四角形は円に内接する. 定理 4 四角形の つの内角がその対角の外角と等しければ, その四角形は円に内接する. -4-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 4. 円と接線定理 4 円の弦と, その一端における接線とのなす角は, その角の中にある円の弧の上の円周角に等しい. 定理 43 円外の 点からその円に引いた つの接線の長さは等しい. 5. 方べきの定理定理 44 円の つの弦 AB,CD またはそれらの延長が点 P で交わるとき, PA PB=PC PD ( 系 ) 円の弦 AB の延長と, 周上の点 T での接線の交点を P とするとき, PAPB PT 定理 45( 定理 44 の逆 ) () つの線分 AB と CD, または, それらの延長どうしが点 P で交わっているとき, PA PB=PC PD ならば,4 点 A,B,C,D は同一円周上にある. () 円外の点 P を通る直線がこの円と 点 A,B で交わっ ているとき, この円上の点 T が, PAPB PT を満たすならば, 直線 PT はこの円の接線である. 6. メネラウスの定理直線 l が ABC の 3 辺 AB,BC,CA またはその延長と, それぞれ点 P,Q,R で交わるとき, 次の式が成り立つ. AP BQ CR PB QC RA 逆に, 上の等式が成り立つとき,3 点 P,Q,R は一直線上にある. 7. チェバの定理 ABC の 3 頂点 A,B,C と任意の点 X を結ぶ線分が, 対辺またはその延長と交わる点をそれぞれ P,Q,R とすると, 次の式が成り立つ. AP BQ CR PB QC RA 逆に, 上の等式が成り立つとき,3 直線 AQ,BR,CP は 点で交わる. -5-

8. トレミーの定理円に内接する四角形 ABCD において AB CD+AD BC=AC BD が成り立つ. この定理の逆, すなわち 四角形 ABCD でこの関係式が成り立つならば, この四角形は円に内接する も成り立つ. http://www.geocities.jp/ikemth 9. 三垂線の定理 平面 とその平面上にない点 A があり, 上に点 B と直線 l とl 上にない点 O があるとき () OA,OB l AB l () OA,AB l OB l (3) AB l,ob l,oa OB OA 0. 正多面体正多面体 ( どの面も合同な正多角形で, どの頂点にも面が同じ数だけ集まっている多面体 ) は次の 5 種類しかない. 正 4 面体正 6 面体正 8 面体正 面体正 0 面体 形状 面の形 正三角形 正方形 正三角形 正五角形 正三角形 辺の数 6 30 30 頂点の数 4 8 6 0. オイラーの多面体定理 多面体の頂点, 辺, 面の数をそれぞれ V,E,F とすると V E F -6-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 数学 Ⅱ 第 0 章複素数と方程式 式と証明.3 次の乗法公式 () ( ) 3 3 () 3 3 3 ( ) 3 3 3 3 3 ( )( ) 3 3 ( )( ) 3 3 3. 乗法公式からの派生公式 3 3 3 () ( ) 3 ( ) () 3 3 3 ( ) 3 ( ) 4. 因数分解の公式 3 3 () ( )( ), 3 3 ( )( ) () (3) (4) 3 3 3 3 3 ( ), 3 3 3 3 ( ) 3 3 3 3 c c c c c c 5. ニ項定理と多項定理 3 ( )( ) 3 ( )( ) r r Σ r r0 ( ) C C C C C C C r r 0 r ( c) の展開式における p q c r の項の係数は ( ただし,=p+q+r )! pqr!!! である. 6. 整式の除法における商と余り整式 f( ) を整式 P ( ) で割ったときの商を Q ( ), 余りを R ( ) とすると f ( ) P( ) Q ( ) R( ) ( R ( ) の次数 )<( P ( ) の次数 ) 7. 分数式の計算法則 A () AC, A AC B BC B B C () A C AC, A C A D AD B D BD B D B C BC A (3) B A B, A B AB C C C C C C 8. 虚数単位 i 平方して- になるような数を i と表し, 虚数単位という. i 0 のとき, i とくに, i -7-

http://www.geocities.jp/ikemth 9. 複素数, を実数,i を虚数単位とするとき, i の形に表される数を複素数といい, を実部, を虚部という. 複素数 i について 0のときは実数, 0 のときは虚数という. とくに, 0, 0 のときは純虚数という. 30. 数の分類 正の整数 ( 自然数 ) 整数 0 有理数 負の整数 実数 複素数 有限小数 小数 循環小数 無理数 ( 循環しない無限小数 ) 虚数 3. 複素数相等の定義,,c,d が実数のとき, i c di c, d とくに, i0 0, 0 3. 共役な複素数, が実数のとき, 複素数 i に対して, 虚部の符号を変えた数 i を と共役な複素数という. () 互いに共役な複素数の和 と積 はともに実数である. () が実数 33. 複素数の四則,,c,d が実数のとき () 加法 ( i) ( c di) ( c) ( d) i () 減法 ( i) ( c di) ( c) ( d) i (3) 乗法 ( i)( c di) ( c d) ( d c) i i ( i)( c di) ( c d) ( c d) i (4) 除法 c di ( c di)( c di) c d ( c di 0) 34. 次方程式の解の公式 () 次方程式 c 0 の解は 4c () 次方程式 c 0の解は c -8-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 35. 次方程式の判別式 次方程式 c 0の判別式を D 4c とおくと () D 4c 0 異なる つの実数解をもつ () D 4c 0 ただ つの実数解 ( 重解 (3) D 4c 0 異なる つの虚数解をもつ 次方程式の実数解条件は D 4c 0 ) をもつ 36. 次方程式の解と係数の関係 次方程式 c 0の つの解を, とすると c, 37. 次方程式の解と因数分解 次方程式 c 0の つの解を, とすると c ( )( ) 38. 数を解とする 次方程式 つの数, を解とする 次方程式の つは ( ) 0 39.つの実数, の符号 0 かつ 0 0 かつ 0 0 かつ 0 0 かつ 0 と が異符号 0 40. 剰余定理 () 整式 P ( ) を 次式 で割ったときの余りは P ( ) () 整式 P ( ) を 次式 で割ったときの余りは 4. 因数定理 () が整式 P ( ) の因数 P ( ) 0 () ( 0) が整式 P ( ) の因数 P 0 4. 3 の解 3 3 次方程式 の虚数解の つを とすると 3 () の解は,,, である. () (3) 3 0 P -9-

43.3 次方程式の解と係数の関係 3 3 次方程式 c d 0 の 3 つの解を,, c d,, 44. 基本的な対称式の変形 () ( ) () 3 3 3 ( ) 3 ( ) (3) (4) (5) (6) ( ) ( ) -30- http://www.geocities.jp/ikemth とすると 3 3 3 ( )( ) 3 45. 恒等式 () c c が についての恒等式,, c c () c 46. 大小の判定 0 0が についての恒等式 0, 0, c 0 47. 実数の性質 () すべての実数 について, 0 ( 等号成立は, 0 のとき ) () 実数, について, 0 ( 等号成立は, 0 かつ 0 のとき ) 48. 平方の大小 0, 0 のとき 49. 絶対値を含む不等式, が実数のとき ( 0 のとき) () ( 0 のとき) (), (3) (4) (5) ( 三角不等式 )

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 50. 相加平均と相乗平均 () 0, 0のとき, ( 等号成立は, のとき ) 5. 相加平均と相乗平均 () 0, 0, c 0 のとき c 3 c ( 等号成立は, cのとき ) 3 0, 0, c 0, d 0 のとき, c d 4 cd ( 等号成立は, c d のとき ) 4 一般的には, i 0 ( i,,, ) のとき -3-

第 章図形と方程式 5. 数直線上の 点間の距離数直線上の 点 A( ), B( ) 間の距離 AB は AB 53. 数直線上の内分点 外分点 中点の座標数直線上の 点 A( ), B( ) に対して, 線分 AB を m () m: に内分する点の 座標は m m () m: に外分する点の 座標は m (3) 中点の 座標は 54. 平面上の 点間の距離 点 A(, y ), B(, y ) 間の距離は AB ( ) ( y y ) とくに, 原点 O と点 A(, y) の距離は OA y http://www.geocities.jp/ikemth 55. 中線定理 ABC の辺 BC の中点を M とすると AB AC ( AM BM ) 56. 平面上の内分点 外分点 中点の座標平面上の 点 A(, y ), B(, y) に対して, 線分 AB を m y my () m: に内分する点の座標は, m m m y my () m: に外分する点の座標は, m m (3) 中点の座標は, y y 57. 三角形の重心 3 点 A(, y), B(, y), C( 3, y3) を頂点とする ABC の重心の座標は, y y y 3 3 3 3-3-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 58. 直線の方程式 () 傾き m,y 切片 の直線 y m () 切片が k で y 軸に平行な直線 k (3) 点 (, y) を通り, 傾き m の直線 y y m( ) (4) 異なる 点 (, y), (, y) を通る直線 y y のとき, y y ( ) のとき, (5) 0, 0 のとき, 切片が,y 切片が の直線 y 59. 直線の平行 垂直条件 () 直線 y m, y m について () 平行である m m, () 一致する m m, (3) 垂直である mm 60. 直線の平行 垂直条件 () 直線 y c 0, y c 0 について () 平行である 0 () 垂直である 0 6. 直線のなす角 直線 y m, y m のなす角を (0 90 ) t m m mm 6. 点と直線の距離公式 (, y ) と直線 y c 0の距離 d は 点 d y c -33- とすると 63. 直線の交点を通る直線 直線 y c 0, y c 0 に対して, 直線 y c k( y c) 0 (k は任意の実数 ) は,k の値に関わらず, 直線の交点を通る. 64. 円の方程式 () 原点を中心とする半径 r の円 y r () 中心 (, ), 半径 r の円 ( ) ( y ) r (3) 点 (, y ), (, y) を直径の両端とする円 ( )( ) ( y y )( y y ) 0

http://www.geocities.jp/ikemth 65. 円の位置関係と共通接線 中心が P, 半径が r の円 C と, 中心が Q, 半径が r の円 C の つの円があり, r r で, つの円の中心間の距離 PQ を d とする. このとき, 円の位置関係は次 のように場合分けされる. (ⅰ) 分離 d r r 共通接線 4 本 (ⅱ) 外接 d r r 共通接線 3 本 (ⅲ) 点で交わる r r d r r 共通接線 本 (ⅳ) 内接 d r r 共通接線 本 (ⅴ) 包含 d r r 共通接線 0 本 ⅰ ⅱ ⅲ ⅳ ⅴ 66. 円と直線の位置関係 () 円 ( ) ( y ) r と, 直線 m y l 0 の位置関係は, 式から つの文字を消去して得られる 次方程式の判別式を D とすると D 0 共有点は 個 ( 異なる 点で交わる ) D 0 共有点は 個 ( 接する ) D 0 共有点はない 67. 円と直線の位置関係 () 円 ( ) ( y ) r と, 直線 m y l 0 の位置関係は, 円の中心と直線の距離を d とすると d r 共有点は 個 ( 異なる 点で交わる ) d r 共有点は 個 ( 接する ) d r 共有点はない 68. 円の接線の方程式 () 円 y r 上の点 (, y) における接線の方程式は y y r -34-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 69. 円の接線の方程式 () () 円 ( ) ( y ) r 上の点 (, y) における接線の方程式は ( )( ) ( y )( y ) r () 円 y r の傾き m の接線の方程式は y m r m 70. アポロニウスの円 定点 A,B からの距離の比が m: である点の軌跡は () m のとき, 線分 AB を m: に内分する点と外分する点を直径の両端とする円である.( アポロニウスの円 ) () m のとき, 定点 A,B を結ぶ線分 AB の垂直二等分線である. 7. 不等式の表す領域 () 不等式 y m の表す領域は, 直線 y m の上側不等式 y m の表す領域は, 直線 y m の下側 () 不等式 y r の表す領域は, 円 y r の内部 不等式 y r の表す領域は, 円 y r の外側 -35-

http://www.geocities.jp/ikemth 第 章三角関数 7. 一般角の三角関数右図のように角 θをとるとき y si ( 正弦 ) r cos ( 余弦 ) r y t ( 正接 ) P(,y) -r y r θ O -r r 73. 単位円原点 O を中心とする半径 の円 ( 単位円 ) 上の点 P (, y) をとると cos, y si と表せる. すなわち, 点 P の座標は P (cos, si ) になる. 74. 三角関数の値の範囲 si, cos t はすべての実数値をとる. y P(cosθ,siθ) θ - O - 75. 三角関数の符号 + + - + - + - - - + + - 76. 三角関数の間の関係 si () t () cos si cos (3) t cos 77. 弧度法 80 ( ラジアン ) ( ラジアン )= 80 57.3 78. 扇形の弧の長さと面積半径 r, 中心角 θラジアンの扇形の弧の長さ l と面積 S は l r, S r r l -36-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 79. 還元公式 負角 余角 補角 si ( は整数 ) si cos cos si si si cos cos si si cos cos cos t t t t t t t si cos si cos t cos si si t si cos cos t t t si cos si cos cos si si cos t t t t 80. 周期関数関数 f( ) が 0 でない定数 p に対して, つねに f ( p) f ( ) となるとき, このような関数を周期関数といい,p を周期という. 正の周期のうちで最小のものを基本周期という. 8. y si のグラフ 値域 : y, 原点について対称 ( 奇関数 ), 周期 : 8. y cos のグラフ 値域 : y,y 軸について対称 ( 偶関数 ), 周期 : -37-

83. y t のグラフ http://www.geocities.jp/ikemth 値域 : 実数全体, 原点について対称 ( 奇関数 ), 周期 : ( は整数 ) が漸近線 84. 加法定理 () si( ) si cos cos si si( ) si cos cos si () cos( ) cos cos si si cos( ) cos cos si si t t t t (3) t( ), t( ) tt tt 85. 倍角の公式 () si si cos () cos cos si cos si t (3) t t 86.3 倍角の公式 () si 3 3si 3 4si () cos3 3 4cos 3cos (3) 3 3t t t3 3t 87. 半角の公式 cos cos () si () cos (3) cos t cos -38-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 88. 三角関数の合成 () si cos si( ) () cos si cos( ) ただし, は cos, si を満たす角である. 89. 直線のなす角 直線 y m, y m のなす角を とすると, m m mm のとき, t mm mm のとき, 直線は垂直 -39-

第 3 章指数関数と対数関数 90. 指数の定義 0 で,m が整数, が正の整数のとき m 0 m m,, とくに, http://www.geocities.jp/ikemth 9. 累乗根 0, 0 で,m,,p が正の整数のとき () (4) m m () (3) (5) m m (6) 9. 指数法則 0, 0 で,p,q が実数のとき () (4) p () q p q p q p q p q (5) p m p mp pq (3) ( ) p p p p p 93. 指数関数 y のグラフ () のとき () 0 のとき 94. 指数関数の性質 () 定義域は実数全体, 値域は正の実数全体であり p q p q () グラフは定点 (0,) を通り, 軸が漸近線である. (3) のとき増加関数で,0 のときは減少関数である. p q のとき p q 0 のとき 95. 対数と指数の関係 0, のとき log M p M p q p q p -40-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 96. 対数の性質 M 0, N 0のとき () log 0, log () log MN log M log N (3) log M log N M log (4) log r M r log M (5) log M M 97. 底の変換公式,,c が正の数で,, c のとき logc log とくに, log log log c N 98. 対数関数 y log のグラフ () のとき y () 0 のとき y y log 99. 対数関数の性質 () 定義域は正の実数全体, 値域は実数全体であり log p log q p q () グラフは定点 (,0) を通り,y 軸が漸近線である. (3) のとき増加関数で,0 のときは減少関数である. のとき p q log p log q 0 のとき p q log p log q 00. 常用対数底が 0 である対数 log0 N を常用対数という. 0. 桁数 を正の整数とするとき () log0 の整数部分は 桁 () log0 の小数第 位に初めて 0でない数が現れる y log -4-

第 4 章微分と積分 http://www.geocities.jp/ikemth 0. 平均変化率関数 y f ( ) において, の値が から まで変わるときの f( ) の平均変化率は f ( ) f ( ) 03. 微分係数の定義式 f ( h) f ( ) f ( ) f ( ) f( ) lim lim h0 h 04. 導関数の定義式 f ( h) f ( ) f( ) lim h 0 h 05. 導関数の公式 のとき (),, 3 () k が定数のとき k 0 (3) k が定数で, y k f ( ) のとき y k f ( ) (4) y f ( ) ( ) のとき y f ( ) ( ) y f ( ) ( ) のとき y f ( ) ( ) ( ) ( ) (5) 06. 接線 法線の方程式曲線 y f ( ) 上の点, ( ) y f ( ) f ( )( ) f( ) 0 のとき法線の方程式は y f ( ) ( ) f ( ) f における接線の方程式は 07. 曲線が接するための条件 曲線 y f ( ), y ( ) が の点で接する. の点で 曲線の接線が一致する. f ( ) ( ) かつ f ( ) ( ) 方程式 f ( ) ( ) 0 が重解 をもつ. 曲線 y f ( ) ( ) が 軸上の点 において 軸に接する. f ( ) ( ) ( ) Q( ) とおける. 08. f( ) の符号と関数の値の増減関数 y f ( ) の値の増減は f( ) 0 となる の値の範囲で y の値は増加する. f( ) 0 となる の値の範囲で y の値は減少する. -4-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 09. f( ) の極大 極小関数 y f ( ) について, f( ) 0 となる の値の前後で f( ) の符号が, 正から負に変わるとき, f( ) は極大になり, 負から正に変わるとき, f( ) は極小になる. 0.3 次方程式の実数解の個数 3 3 次方程式 c d 0 ( 0) に 3 おいて, f ( ) c d とし, f ( ) + 0-0 + f ( ) 3 c 0 が異なる つの実 f( ) f ( ) f ( ) 数解, ( ) をもつとすると, 関数 f( ) は右の増減表から極大値 f ( ) と極小値 f ( ) をもつ. この つの極値 f( ), f( ) の符号と 軸との共有点の個数 ( 実数解の個数 ) は, 次のように分類できる グラフ 極値 共有点実数解 f ( ) 0 または f ( ) 0 個 f ( ) 0 または f ( ) 0 個 f ( ) 0 かつ f ( ) 0 3 個 -43-

. 不定積分 F( ) f ( ) のとき f d F C C ( ) ( ) ( は積分定数 ) http://www.geocities.jp/ikemth. の不定積分 () () 3. 不定積分の性質 () d C ( C は積分定数 ) ( ) d ( ) C ( C は積分定数 ) k f d k f d k ( ) ( ) ( は定数 ) f ( ) ( ) d f ( ) d ( ) d () ( 複号同順 ) 4. 定積分の定義 f( ) の原始関数のつを F ( ) とすると 5. 定積分の性質 () () (3) (4) f d F F F ( ) ( ) ( ) ( ) f d ( ) 0 f ( ) d f ( ) d c f ( ) d f ( ) d f ( ) d c k f d k f d k ( ) ( ) ( は定数 ) f ( ) ( ) d f ( ) d ( ) d (5) f ( ) ( ) d f ( ) d ( ) d 6. 次方程式と定積分 次方程式 c 0の つの実数解が, であるとき ( c) d ( )( ) d ( ) 6 3 7. 微分と積分の関係 が定数のとき d d f t dt ( ) f ( ) -44-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 8. 面積と定積分曲線 y f ( ) と 軸および 直線, とで囲まれた部分の面積 S は の範囲で f( ) 0のとき f( ) 0のとき S S f ( ) d f ( ) d 9. 曲線間の面積 つの曲線 y f ( ) とy ( ) が, の範囲で f ( ) ( ) のとき, この つの曲線と 直線, とで囲まれた部分の面積 S は S f ( ) ( ) d -45-

数学 B 第 5 章数列 0. 等差数列の一般項初項, 公差 d の等差数列の第 項は は ( ) d http://www.geocities.jp/ikemth. 等差数列の和初項 の等差数列の初項から第 項までの和 S は () 末項を l とすると S ( l ) S ( ) d () 公差を d とすると. 等比数列の一般項初項, 公比 r の等比数列の第 項は は r 3. 等比数列の和初項, 公比 r の等比数列の初項から第 項までの和 S は () r のとき () r のとき S S ( r ) ( r ) r r 4. 等差中項 等比中項 3 つの数,,c について,,,c がこの順に等差数列をなす c,,c がこの順に等比数列をなす c ) c ( ただし, 0 5. 複利法元金が 円, 年利率が r の複利法で 年後の元利合計は, ( r) 円となる. また, 毎年はじめに 円ずつ積み立て, 毎年末に利息を元金に繰り入れる複利法では, 年利率を r とすると, 年後の元利合計 S 円は S ( r) ( r) r 6. 自然数の和 () 3 ( ) () 3 ( )( ) 6 3 3 3 3 (3) 3 ( ) -46-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 7. 部分分数分解 ( 分解の方法をマスターする ) () k( k ) k k () k ( k )( k ) k k (3) (3k )(3k ) 3 3k 3k (4) k( k )( k ) k( k ) ( k )( k ) 8.Σ 公式 () k 3 ( 定義 ) k () (3) (4) c c ( ただし,c は定数 ) k k k k ( ) k ( )( ) 6 3 (5) k ( ) (6) k ( r ) k r ( ただし, k r r ) 9.Σ の性質 () ck c k ( ただし,c は定数 ) () k k ( ) k k k k k k k 30. 数列の和と一般項数列 の初項から第 項までの和を S とすると S ( ) S S 3. 階差数列と一般項数列 の階差数列を k k とすると, のとき 3. 数列の帰納的定義 (), d ( ) 初項, 公差 d の等差数列 (), r ( ) 初項, 公比 r の等比数列 -47-

http://www.geocities.jp/ikemth 第 6 章平面上のベクトル 33. ベクトルの計算法則 () 交換法則 () 結合法則 ( ) c ( c) (3) k( l) ( kl) (4) ( k l) k l (5) k( ) k k 34. ベクトルの平行条件 0, 0 のとき k となる実数 k がある 35. 単位ベクトル 0 のとき, と同じ向きの単位ベクトルは と平行な単位ベクトルは 36. ベクトルの分解 と が 次独立 ( 0, 0, ) のとき m m m m, とくに m 0 m 0, 0 37. ベクトルの基本ベクトルと成分表示 e (, 0), e (0,) とすると e e ( 基本ベクトル表示 ) (, ) ( 成分表示 ) 38. ベクトルの相等と大きさ (, ), (, ) のとき (), () (, ) のとき 39. 成分の計算法則 k(, ) ( k, k ) () () (, ) (, ) (, ) (, ) (, ) (, ) -48-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 40. AB の成分と大きさ 点 A(, ), B(, ) に対して 4. 内積の定義 AB (, ), ( ) ( ) AB ベクトル, のなす角が (0 80 ) のとき cos 4. 内積の性質, 43. ベクトルの垂直条件 0, 0のとき 44. 内積と成分 0 (, ), (, ) のとき 45. ベクトルのなす角 (, ) 0, (, ) 0 のとき, つのベクトルのなす角をθとすると cos 46. 内積の計算法則 () () ( c) c, ( c) c (3) ( k) ( k) k( ) 47. 三角形の面積 OA, OB のとき, OAB の面積 S は S さらに, (, ), (, ) のとき S 48. 位置ベクトル 点 A( ), B( ) に対して AB -49-

49. 内分点 外分点の位置ベクトル 点 A( ), B( ) に対して, 線分 AB を m: に () 内分する点の位置ベクトル p は () 外分する点の位置ベクトル q は (3) 中点の位置ベクトルは 50. 重心の位置ベクトル m p m m q m http://www.geocities.jp/ikemth 3 点 A( ), B( ), C( c) を頂点とする ABC の重心 G の位置ベクトルは c 3 5.3 点が同一直線上にあるための条件 3 点 A,B,P が一直線上にある AP kab となる実数 k がある 5. 直線のベクトル方程式 () 定点 A( ) を通り, 方向ベクトルが d ( 0) である直線のベクトル方程式は p td () 異なる 点 A( ), B( ) を通る直線のベクトル方程式は p ( t) t s t ( ただし, s t ) (3) 定点 A( ) を通り, 法線ベクトルが ( 0) である直線のベクトル方程式は ( p ) 0 53. 直線の媒介変数表示点 (, y) を通り, 方向ベクトルが d ( l, m) である直線の媒介変数表示は l t y y mt 54. 法線ベクトルと直線 () 点 (, y) を通り, 法線ベクトルが (, ) である直線の方程式は ( ) ( y y) 0 () 直線 y c 0の法線ベクトルの つは (, ) -50-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 55. 円のベクトル方程式 () 点 C( c) を中心とする半径 r の円のベクトル方程式は p c r () 点 A( ), B( ) を直径の両端とする円のベクトル方程式は ( p ) ( p ) 0 56. ベクトルと領域一直線上にない 3 点 O,A,B をとり OP soa tob (s,t は実数 ) で定まる点 P の存在範囲は次のようになる. () s,t がすべての実数値をとる 平面全体 () st 直線 AB B O A (3) s t, s 0, t 0 線分 AB B O A (4) 0 s, 0 t 平行四辺形 OACB の周および内部 B C O A (5) s t, s 0, t 0 OAB の周および内部 B O A -5-

第 7 章空間のベクトル 57. 空間の 点間の距離原点 O と 点 点 A(,, 3), B(,, 3 ) に対して AB ( ) ( ) ( ) 3 3 OA 3 58. 球面の方程式点 C(,, c) を中心とする半径 r の球面の方程式は ( ) ( y ) ( z c) r とくに, 原点 O を中心とする半径 r の球面の方程式は y z r 59. ベクトルの平行条件 空間の つのベクトル 0, 0について k となる実数 k がある 60. ベクトルの基本ベクトルと成分表示 e (, 0, 0), e (0,, 0), e (0, 0,) とすると 3 e e e 3 3 (,, ) ( 成分表示 ) 3 ( 基本ベクトル表示 ) 6. ベクトルの相等と大きさ (,, ), (,, ) のとき () 3 3,, (,, ) のとき () 3 3 3 6. 成分の計算法則 k(,, ) ( k, k, k ) () 3 3 3 (,, ) (,, ) (,, ) () 3 3 3 3 (,, ) (,, ) (,, ) 3 3 3 3 63. AB の成分と大きさ 点 A(,, 3), B(,, 3 ) に対して AB (,, ) AB 3 3 ( ) ( ) ( ) 3 3 http://www.geocities.jp/ikemth -5-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 64. 内分点 外分点の座標 点 A(,, 3), B(,, 3 ) に対して, 線分 AB を m: に m m 3 m3 () 内分する点の座標は,, m m m m m m () 外分する点の座標は,, m m m 3 3 (3) 中点の座標は,, 65. 内積の定義 空間のベクトル, のなす角が (0 80 ) のとき cos 3 3 66. 内積と成分 (,, ), (,, ) のとき 3 3 33 67. ベクトルのなす角 (,, ) 0, (,, ) 0 のとき, つのベクトルのなす角をθとする と, 3 3 cos 68. ベクトルの垂直条件 33 3 3 0, 0のとき 33 0 69. 空間の位置ベクトル () 点 A( ), B( ) に対して AB () 点 A( ), B( ) に対して, 線分 AB を m: に内分する点を P( p ), 外分する m m p, q m m c を頂点とする ABC の重心 G の位置ベクトル は 点を Q( q) とすると (3) 3 点 A( ), B( ), C( ) c 3 70.3 点が同一直線上にあるための条件 3 点 A,B,P が一直線上にある AP kab となる実数 k がある 7. 直線のベクトル方程式空間の 点 A( ), B( ) を通る直線のベクトル方程式は p s t ( ただし, s t ) -53-

第 8 章確率分布 7. 乗法定理 P( A B) P( A) PA ( B) とくに, つの事象 A,B が独立 P( A B) P( A) P( B) -54- http://www.geocities.jp/ikemth 73. 確率変数の平均確率変数 X の確率分布が右の表で与えられたとき E( X ) p p p X 計 p P p p p k 74. 確率変数の分散 標準偏差 () 分散 k k k k V ( X ) E ( X m) ( m) p E( X ) E( X ) () 標準偏差 k ( ) ( ) ( k ) k ( ) ( ) k D X V X m p E X E X 75.X+ の平均 分散 標準偏差, を定数,X を確率変数とするとき, E( X ) E( X ) V X V X ( ) ( ) D( X ) D( X ) 76. 確率変数の和 積の平均, 和の分散 () E( X Y) E( X ) E( Y) () X と Y が独立であるとき E( XY ) E( X ) E( Y) (3) X と Y が独立であるとき V( X Y) V( X ) V( Y) 77. ニ項分布 回の試行で事象 A の起こる確率が p で, 起こらない確率が q のとき, 回の試行が独立ならば, この反復試行で事象 A が k 回起こる確率は, k k P( X k) C p q, p q k となり, 確率変数 X の確率分布は下表のようになる. X 0 k 計 C q p 0 C pq C k k この確率分布を二項分布といい, B(, p) で表す. 78. 二項分布の平均 分散 標準偏差確率変数 X が B(, p) に従うとき, q E( X ) p, V( X ) pq, D( X ) pq pq k C p pとすると

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 第 9 章統計処理 79. 確率密度関数連続的な確率変数 X の分布曲線が y f ( ) で表されるとき, 関数 f( ) を確率密度関数といい, である. P( X ) f ( ) d 80. ニ正規分布連続的な確率変数 X の確率密度関数 f( ) が ( m) f ( ) e で与えられるとき,X の分布は平均 m, 分散 の正規分布であるといい, Nm (, ) で表す. とくに, m 0, の正規分布 N(0,) を標準正規分布という. m 3 8. 標準化 確率変数 X が正規分布 Nm (, ) に従うとき X m Z で表される確率変数 Z は, 標準正規分布 N(0,) 準化するという. 8. 正規分布と二項分布二項分布 (, ) る. に従う. これを, 確率変数 X を標 B p は の値が大きいとき, 正規分布 N p, p( p) で近似され 83. 標本平均母集団から無作為抽出する大きさ の標本の変量を X, X,, X で表すとき X X k ( X X X ) k を標本平均という. 84. 標本平均の平均と標準偏差母平均 m, 母標準偏差 σ の母集団から大きさ の標本を復元抽出するとき, 標本平 均 X の平均と標準偏差は, E X m D X -55-

http://www.geocities.jp/ikemth 85. 標標本平均の分布母平均 m, 母標準偏差 σの母集団から大きさ の標本を復元抽出するとき, が十 分大きければ, 標本平均 X の分布は, 正規分布 Nm (, ) で近似できる. 86. 母平均の推定標準偏差 σの母集団から, 大きさ の標本を無作為抽出するとき, が大きければ, 母平均 m に対する信頼区間は,.96.96 信頼度 95% では X m X.58.58 信頼度 99% では X m X -56-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 数学 Ⅲ 第 0 章複素数平面 87. 共役複素数複素数 z i (, は実数,i は虚数単位 ) に対して, i といい, z で表す. 複素数平面上で 88. 共役複素数の性質 点 zと点 z は実軸に関して対称点 zと点 z は原点に関して対称 点 zと点 z は虚軸に関して対称 複素数, と, その共役複素数, について () (), (3), ( 0) 89. 実数 純虚数となるための条件 () 複素数 z が実数 z z () 複素数 z が純虚数 z z 0 ( z 0) 90. 実部と虚部複素数 z の実部, 虚部をそれぞれ Re( z), Im( z) とすると Re( z) ( z z), Im( z) ( z z) i 9. 複素数の実数倍複素数, 3 点 0,, 9. 複素数の絶対値 を z の共役複素数 について, 0のとき が一直線上にある k を満たす実数 k が存在する 原点 O と点 z との距離を z の絶対値といい, z で表す. z i (, は実数 ) のとき z i 93. 複素数の絶対値の性質 () z 0 とくに, z 0 z 0 () z z, z z (3) z zz とくに, z z z (4), ( 0) -57-

94. 点間の距離複素数平面上の 点 A( ),B( ) 間の距離 AB は AB http://www.geocities.jp/ikemth 95. 複素数の極形式複素数平面上において, 複素数 z i ( z 0) を表す点を P とし, z =OP=r, OP と実軸の正の部分とのなす角を とすると z r(cos isi ) ( r 0) と表せる. これを複素数 z の極形式という. また, を z の偏角といい, rg z と表す.z の偏角 は,0 の範囲でただ 通りに定まり, それを 0 とすると rg z ( は整数 ) 0 96. 極形式による乗除計算 0 でない つの複素数 z r (cos isi ), z r (cos isi ) について () 積 : z z rr {cos( ) isi( )} z z z z, rg( z z ) rg z rg z z r () 商 : {cos( ) isi( )} z r z z z z, rg rg z rg z z z とくに, {cos( ) isi( )} z r 97. 複素数の乗除計算が表す点 0 でない複素数 r(cos isi ) に対して () 点 z は, 点 z を原点の周りに だけ回転し, 原点からの距離を r 倍した点 z () 点 は, 点 z を原点の周りに だけ回転し, 原点からの距離を 倍した点 r 98. 原点の周りの回転移動複素数平面上の点 z を原点の周りに角 だけ回転した点は z(cos isi ) とくに, 点 iz は, 点 z を原点の周りに だけ回転した点 99. ド モアブルの定理任意の整数 に対して 点 iz は, 点 z を原点の周りに だけ回転した点 cos isi cos isi が成り立つ. -58-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 300.の 乗根 z の解は z cos k isi k ( k 0,,,, ) 30. 複素数平面上の分点複素数平面上の 点 A( z ),B( z ) に対して, 線分 AB を z mz m: に内分する点 z は z m zmz m: に外分する点 z は z m z z とくに, 線分 AB の中点 z は z 30. 三角形の重心複素数平面上の 3 点 A( z ),B( z ),C( z 3 ) に対して, ABC の重心 G( z) は z z z3 z 3 303. 複素数平面上の図形 () z r ( r 0) 原点中心, 半径 r の円 () z r ( r 0) 点 を中心とする半径 r の円 (3) z z 点 A( ),B( ) を結ぶ線分の垂直二等分線 304. 複素数平面上の平行移動複素数平面上の点 z を だけ平行移動した点 w は wz 305. 点 z0 の周りの回転移動 複素数平面上の点 z を点 z0 の周りに角 だけ回転した点 w は w ( z z )(cos isi ) z 0 0 306 線分のなす角複素数平面上の異なる 3 点 A( ),B( ),C( ) に対して BAC rg 307.3 点の位置関係複素数平面上の異なる 3 点 A( ),B( ),C( ) に対して () 3 点 A,B,C が一直線上 が実数 () 直線 AB,AC が垂直 が純虚数 -59-

第 章平面上の曲線 http://www.geocities.jp/ikemth 308. 放物線の方程式平面上で, 定点 F とこの点を通らない定直線 l から等距離 (PF=PH) にある点の軌跡を放物線といい, 定点 F を焦点, 定直線 l を準線という. () y 4p ( 標準形 ) () 4py 焦点が ( p, 0), 準線が pの放焦点が (0, p ), 準線が ypの放 物線で, 軸は 軸で, 頂点は原点 H P( ) 物線で, 軸は y 軸で, 頂点は原点 P( ) F( ) F( ) = = H 309. 楕円の方程式平面上の 定点 F,F からの距離の和が一定である点の軌跡を楕円といい この 定点 F,F を楕円の焦点という. y y () ( 0) ( 標準形 ) () ( 0) 焦点が(, 0) PF+PF = 頂点は (, 0), (0, ), 中心は原点 焦点が(0, ) PF+PF = 頂点は (, 0), (0, ), 中心は原点 F F' F P( ) P( ) F' -60-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 30. 双曲線の方程式平面上の 定点 F,F からの距離の差が一定である点の軌跡を双曲線といい この 定点 F,F を双曲線の焦点という. y y () ( 0, 0) ( 標準形 ) () ( 0, 0) 焦点が(, 0) PF-PF = 頂点は (, 0), 中心は原点 漸近線は y 焦点が(0, ) PF-PF = 頂点は (0, ), 中心は原点 漸近線は y P F P F' F F' 3. 曲線の平行移動,y についての方程式 f (, y) 0で表される図形を 軸方向へ p,y 軸方向へ q だけ平行移動して得られる図形の方程式は f ( p, y q) 0 3. 媒介変数表示 P( ) () 円 y 上の任意の点を P(,y) とすると cos y si y () 楕円 上の任意の点を P(,y) とすると cos P'( ) y si P( ) y (3) 双曲線 上の任意の点を P(,y) とする と cos y t -6-

http://www.geocities.jp/ikemth 33. 離心率平面上に定直線 と, 上にない定点 F があり, 動点 P から直線 に下した垂線の 足を H とする. このとき PF PH e 一定 )( ただし, e 0 ) を満たす点 P の軌跡は 0e のとき楕円 e のとき放物線 e のとき双曲線 となる. また, それぞれの曲線に対して定点 F を焦点, 直線 を準線, 比の値 e を 離心率といい y 楕円の方程式が ( 0) であるとき e y 双曲線の方程式が ( 0, 0) であるとき である. e 34. 極座標と直交座標の関係平面上の点 P の直交座標 (,y) と極座標 (r,θ) の間には, 次の関係が成り立つ. rcos P(,y) y rsi y P( r, ) 逆に, 直交座標で表された点 (,y) を極座標 (r,θ) で表すとき r には, 次の関係式を用いる. y r y, cos, si r r -6-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 第 章関数と極限 35. 分数関数のグラフ k k 分数関数 y qのグラフは, y のグラフを 軸方向に p,y 軸方向に q p だけ平行移動したもので, 直線 =p,y=q を漸近線とする直角双曲線である. (ⅰ) k 0 のとき (ⅱ) k 0 のとき q y=q q y=q p =p p =p 36. 無理関数のグラフ () 無理関数 y のグラフ (ⅰ) 0 のとき (ⅱ) 0 のとき - () 無理関数 y のグラフ (ⅰ) 0 のとき (ⅱ) 0 のとき - (3) 無理関数 y ( p) のグラフは, y 平行移動したものである. 37. 対 の関数 f ( ) f ( ) が成り立つとき, 関数 f は 対 対応の関数であるという. のグラフを 軸方向に p だけ -63-

38. 逆関数関数 f( ) が, 対 対応のとき, y f ( ) http://www.geocities.jp/ikemth を について解き, と y の文字を交 換して得られる関数を, y f ( ) とかき, 関数 y f ( ) の逆関数という. 関数 y f ( ) とその逆関数 y f ( ) について () 定義域と値域が入れ替わる. () つのグラフは直線 y= に関して対称である. 39. 合成関数 ( f )( ) f ( ) () ( f) f () 一般的には, f f 30. 積 和公式 si cos si( ) si( ) cos si si( ) si( ) cos cos cos( ) cos( ) si si cos( ) cos( ) 3. 和 積公式 A B A B si Asi Bsi cos A B A B si A si B cos si A B A B cos A cos B cos cos A B A B cos A cos B si si 3. 数列の極限収束 lim ( 極限値 ) 正の無限大に発散 lim 発散負の無限大に発散 lim 振動 極限がある 極限がない -64-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 33. 数列の極限値の性質 lim, lim のとき () lim k k ( ただし,k は定数 ) () lim( ), lim( ) (3) lim (4) lim ( ただし, 0 ) 34. 極限の大小関係 () lim, lim のとき すべての について () lim lim のとき すべての について c lim c ( はさみうちの原理 ) (3) すべての について, つねに のとき lim lim 35. 無限等比数列 r の極限 r のとき lim r r のとき lim r r のとき lim r 0 r のとき 振動 36. 無限等比数列 r の収束条件 37. 無限級数 数列 r が収束する r 無限級数 3 について, この無限級数の部分和を S とするとき k 3 k lim S lim S ( 極限値 ) k k であるとき, 無限級数 は S に収束するという. -65-

38. 無限級数の収束, 発散 () 無限級数 が収束する lim 0 ( 注 ) この命題の逆命題は成り立たない. () lim 0 無限級数 は発散する http://www.geocities.jp/ikemth 39. 無限等比級数の収束, 発散初項, 公比 r の無限等比級数 S r r r について (ⅰ) 0のとき r ならば, 収束してその和は r ならば, 発散する S r (ⅱ) 0 のとき, 収束してその和は S 0 330. 無限級数の性質 つの無限級数, がともに収束するとき () () c c ( ただし,c は定数 ) ( ) 33. 関数の極限値の性質 lim f ( ), lim ( ) のとき () lim k f ( ) k ( ただし,k は定数 ) () lim ( ) ( ) f ( 複号同順 ) (3) lim f ( ) ( ) (4) f( ) lim ( ただし, 0) ( ) 33. 片方極限 () 左方極限を lim f( ), 右方極限を lim f( ) と表す. 0 0 () lim f ( ) lim f ( ) lim f ( ) 0 0-66-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 333. 指数関数 対数関数の極限 () 指数関数 y について (ⅰ) のとき (ⅱ) 0 のとき lim, lim 0 lim 0, lim y y () 対数関数 y log について (ⅰ) のとき (ⅱ) 0 のとき lim log, lim log lim log, lim log y log 334. 三角関数に関する極限 si () lim () 0 t lim 0 335. 関数の連続 () 関数 f( ) が で連続 極限値 lim f ( ) が存在して, lim f ( ) f ( ) () 関数 f ( ), ( ) が で連続ならば f( ) f ( ) ( ), f ( ) ( )), ( ただし, ( ) 0) ( ) も, で連続である. (3) 関数 f( ) が定義域内のすべての の値に対して連続であるとき, f( ) は連続 関数であるという. y log -67-

336. 中間値の定理関数 f( ) が区間 [,] で連続で, f ( ) f ( ) ならば, f( ) と f() の間のどんな値 k に対しても f ( c) k, c となる c が少なくとも つ存在する. http://www.geocities.jp/ikemth y f() k O c y=f() f() 337. 解の存在定理関数 f( ) が閉区間 [,] で連続で, f( ) と f() が異符号ならば, 方程式 f( ) 0 を満たす実数解が と の間に少なくとも つ存在する. y f() O y=f() f() -68-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 第 3 章微分法とその応用 338. 微分可能と連続 () 関数 f( ) の における微分係数 f( ) が存在するとき, 関数 f( ) は において微分可能であるという. f ( h) f ( ) f ( ) f ( ) ただし, f ( ) lim lim h0 h または () ある区間のすべての の値について, 関数 f( ) が微分可能であるとき, 関数 f( ) はその区間で微分可能であるという. (3) 関数 f( ) が において微分可能 関数 f( ) は において連続 ( 注 ) この命題の逆は成り立たない. 339. 導関数の定義式 y f ( ) f ( ) f( ) lim lim 0 0 340. の導関数 αが実数のとき 34. 微分法の公式 () k f ( ) k f ( ) ( ただし,k は定数 ) () f ( ) ( ) f ( ) ( ) ( 複号同順 ) () (3) 積の微分法 f ( ) ( ) f ( ) ( ) f ( ) ( ) また, f ( ) ( ) h( ) f ( ) ( ) h( ) f ( ) ( ) h( ) f ( ) ( ) h( ) (4) 商の微分法 とくに, f ( ) f ( ) ( ) f ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 34. 合成関数の微分法 y f ( u), u g( ) がともに微分可能であるとき, 合成関数 y f g( ) 導関数は dy dy du d du d 343. 微分法の公式 () f g( ) f g( ) g( ) () () (3) f ( ) f ( ) f ( ) -69- f ( ) f ( ) の

http://www.geocities.jp/ikemth 344. 逆関数の微分法 d 0 のとき dy dy d d dy 345. 完全平方式で割り切れるための条件 次以上の整式 f( ) が ( ) で割り切れるための必要十分条件は f( ) f( ) 0 346. 三角関数の導関数 cos () si cos () cos si (3) t 347.e の定義と関連公式 ( 定義 ) lim e e.7 8 8 8 8 4 5 9 0 4 5 () (3) 鮒ひと鉢ふた鉢ひと鉢ふた鉢しごくおよごーに lim e log e( ) lim (4) 0 348. 対数関数の導関数 () log, log log () log lim e () 0 e lim 0 (3) log f( ) f( ) f( ) 349. 指数関数の導関数 e e, log f () () 350. 接線と法線の方程式 () 曲線 y f ( ) 上の点, ( ) y f ( ) f ( )( ) () 曲線 y f ( ) 上の点, ( ) ( ) ( ) f ( ) e e f f における接線の方程式は f における法線の方程式は y f ( ) ( ) f ( ) ( ただし, f ( ) 0 ) -70-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 35. 次曲線の接線 y () 楕円 上の点 (, y) における接線の方程式は yy y () 双曲線 上の点 (, y) における接線の方程式は yy ( 複号同順 ) (3) 放物線 y 4p 上の点 (, y) における接線の方程式は y y p( ) 35. 平均値の定理関数 f( ) が閉区間 [,] で連続, 開区間 (,) で 微分可能であるとき f ( ) f ( ) f ( c) ( c ) を満たす c が少なくとも つ存在する. 353. 関数の増減区間 (,) において, () つねに f( ) 0 ならば, 区間 [,] で f( ) は増加する. () つねに f( ) 0 ならば, 区間 [,] で f( ) は減少する. (3) つねに f( ) 0 ならば, 区間 [,] で f( ) は定数である. y f() f() y=f() O c 354. 極値となるための必要条件 f( ) が で極値をとる f( ) 0 ( 注 ) この命題の逆は成り立たない. 355. 曲線の凹凸 () f( ) 0 となる区間では, 曲線 y f ( ) は下に凸である. () f( ) 0 となる区間では, 曲線 y f ( ) は上に凸である. 356. 変曲点 f( ) 0 で, かつ の前後で f ( ) 線 y f ( ) の変曲点である. 357. 関数 y f ( ) のグラフをかくときの要点 の符号が変わるならば, 点, ( ) () 関数の定義域 () グラフの対称性 (3) 関数の増減と極値 (4) 曲線の凹凸および変曲点 (5) 漸近線 (6) グラフと座標軸との交点 f は曲 -7-

358. f ( ) の符号と極値 () f ( ) 0, f ( ) 0 ならば, f( ) は で極小 () f ( ) 0, f ( ) 0 ならば, f( ) は で極大 http://www.geocities.jp/ikemth 359. サイクロイド つの円が定直線上をすべることなく転がるとき, その円の周上の定点が描く曲線をサイクロイドといい, 下図のようなサイクロイドの媒介変数表示は ( si ) y( cos ) θ π π 360. 媒介変数で表された関数の微分法 dy f () t dy dt () t のとき y () t d d f () t dt 36. 直線上の点の運動数直線上を運動する点 P の座標 が, 時刻 t の関数 f () t で表されるとき, 時刻 t における点 P の速度 v および加速度 αは d dv d v f ( t), f ( t) dt dt dt 36. 平面上の点の運動座標平面上を運動する点 P の座標 (, y) が, 時刻 t の関数 f () t y g() t で表されるとき, 時刻 t における点 P の速度 v と速さ, 加速度 とその大きさ は d dy d dy v,, v dt dt dt dt d d y d d y,, dt dt dt dt 363. 次の近似式 () h 0のとき f ( h) f ( ) h f ( ) () 0のとき f ( ) f (0) f (0) -7-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 第 4 章積分法とその応用 364. の不定積分 のとき のとき 365. 三角関数の不定積分 () si d cos C dlog C d C () cos d si C (3) d t C cos (4) d C si t 366. 指数関数の不定積分 () () 367. 置換積分法 () () t () ( ) e d e C d C log f ( ) d f ( t) ( t) dt とおくと tとおくと f ( ) ( ) dt f ( t) dt これを利用して, (3) f( ) の不定積分の つを F ( ) とするとき (4) 368. 部分積分法 f ( ) d F( ) C f ( ) d log f ( ) C f( ) f ( ) ( ) dd f ( ) ( ) f ( ) ( ) d 369. 定積分 f( ) の不定積分の つを F ( ) とすると f d F F F ( ) ( ) ( ) ( ) -73-

370. 定積分の置換積分法 () t とおくとき, ( ), ( ) ならば f ( ) d f ( t) ( t) dt http://www.geocities.jp/ikemth t 37. 偶関数と奇関数の定積分 () f( ) が偶関数ならば () f( ) が奇関数ならば f ( ) d f ( ) d f d ( ) 0 0 37. 定積分の部分積分法 f ( ) ( ) d f ( ) ( ) f ( ) ( ) d 373. 定積分と微分 が定数のとき d f ( t) dt f ( ) d 374. 定積分と和の極限 () 関数 f( ) が区間 で連続であるとき lim f ( ) lim f ( ) f ( ) d k k k0 k ただし,, k k () () において, とくに 0, とすると k k lim f lim f f ( ) d k0 k 0 375. 定積分と不等式区間 で連続な関数 f ( ), ( ) に対して f ( ) ( ) ならば f ( ) d ( ) d 等号が成り立つのは, この区間においてつねに f ( ) ( ) のときに限る. -74-

495_ 新課程高校数学 必須公式 定理集 376. 面積と定積分 () 区間 で f( ) 0のとき, 曲線 y f ( ) と 軸および 直線, で囲まれた図形の面積 S は S f ( ) d () 区間 で f ( ) ( ) のとき, 曲線 y f( ), y ( および ) 直線, で囲まれた図形の面積 S は S f ( ) ( ) d y=f() S y=f() S y=g() (3) 区間 c y d で ( y) 0 のとき, 曲線 ( y) と y 軸および 直線 y c, y d で囲まれた図形の面積 S は S c d ( y) dy d c S =g(y) 377. 定積分と体積右の図のような立体の体積 V は V S( ) d S() 378. 回転体の体積 () 曲線 y f ( ) と 軸および 直線, で囲まれた図形を, 軸のまわりに回転してできる立体の体積 V は V y d f ( ) d () c d のとき, 曲線 ( y) と y 軸および 直線 y c, y d で囲まれた図形を,y 軸のまわりに回転してできる立体の体積 V は d d V dy ( y) dy c c d c =g (y) -75-

379. バームクーヘン分割関数 f( ) が閉区間, (0 ) で連続で, f( ) 0 のとき, 関数 y f ( ),,, および 軸で囲まれた図形を y 軸のまわりに 回転してできる立体の体積 V は V ( ) f d で求まる. これをバームクーヘン分割という. http://www.geocities.jp/ikemth 380. パップス ギュルダンの定理平面上の曲線で囲まれた図形を, この平面上にあり, これと交わらない つの直線の周りに 回転してできる立体の体積は, この図形の重心が描く円周の長さと, その図形の面積との積に等しい. ( 回転体の体積 )=( 断面積 ) ( 重心の移動距離 ) 38. 一般の直線の周りの回転体の体積 において f ( ) m, t m 0 とする. このとき, 曲線 y f ( ), 直線 y m,, で囲まれた部分を直線 y m の周りに 回転してできる立 体の体積 V は V cos f ( ) ( m ) d 38. 極方程式で表された図形の面積 極方程式 r f( ) ( ) で表された曲線上の点 と極 O を結んだ線分が通過する領域の面積 S は S r d f d { ( )} 383. 曲線の長さ () 曲線 f ( t), y ( t) ( t ) の長さ L は d dy L dt f ( t) ( t) dt dt dt () 曲線 y f ( ) ( ) の長さ L は dy L d f ( ) d d -76-