地区復興まちづくり計画のイメージ

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

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計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

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山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

計画書

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7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

Microsoft Word - 復興計画案( )概要版.doc

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一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

( 新 ) 藤沢都市計画住宅市街地の開発整備の方針 平成年月 神奈川県 藤沢 住宅 -1

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

地区復興まちづくり計画のイメージ

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大阪府営門真住宅まちづくり基本構想 平成 25 年 6 月 大阪府 門真市

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PowerPoint プレゼンテーション

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Microsoft Word - (新)滝川都市計画用途地域指定基準121019

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阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

Microsoft Word - 城内地区第2回区画整理説明会次第案(120611送付)

第3 復興整備計画 参考様式集

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

柏駅西口北地区まちづくり

稲毛海岸5丁目地区

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

金沢都市計画地区計画の変更

目 次 1 基本方針 再開発を促進すべき地区等の整備又は開発の方針... 2 別表再開発促進地区の整備又は計画の概要... 3 都市再開発方針図 ( 総括図 )... 6 都市再開発方針附図

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

また, 区域外の道路部分については, 区域内の道路の整備後に, 交通量等の利用状況をみて, 検討していきます 4 常磐自動車道の側道沿いの一方通行の道路について, 一方通行の制限を解除できないのか また, この道路の交通量についても調査を実施した上で, 区域外の道路の整備をしなければならないのではな

Taro-全員協議会【高エネ研南】

平成 24 年 3 月改訂 茅ヶ崎海岸グランドプラン 西浜駐車場跡地北側に位置する茅ヶ崎警察署職員公舎が取り壊され 平成 23 年 3 月には グランドプランで駐車場機能の確保として位置づけのあった県営茅ヶ崎西浜駐車場が閉鎖された これを受け 海岸利用者のための駐車場を維持し かつ国道 134 号南

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

(第14回協議会100630)

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

PowerPoint プレゼンテーション

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目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

2 計画 ( 素案 ) からの主な変更点 1 はじめに頁主な変更点 1 これまでの経緯に 不燃化特区補助制度の指定 地区計画と都市防災不燃化促進事業の導入についての記載を追加 また 大和町中央通り沿道地区は 平成 26 年に不燃化特区補助制度 ( 平成 32 年度まで ) の対象区域に指定されるとと

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

大船渡都市計画事業 大船渡駅周辺地区土地区画整理事業

区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設の整備の方針 地区の立地特性を踏まえ 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため 土地利用の方針を以下に定める 1 国際化に対応した業務 商業 宿泊等の多様な機能に加え 氷川神社と連携した江戸文化や赤坂地域の魅力を伝える歴史

別記様式第4

案の理由書 1 南大浜地区本地区は石垣島の南部に位置し 字大浜 字真栄里 字平得の3 字を含み 用途地域が指定されている市街地の東側に隣接する地区です 本地区は 農振農用地区域が除外されたことにより 農業的土地利用と都市的土地利用が混在し 道路 公園 下水道等の都市基盤整備が不十分なまま無秩序な開発

区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

総合計画及び国土利用計画アンケート調査結果 平成 20 年度 地域別構想 土地利用の方向性について 上位3つ ①無秩序な開発を抑制し 農地等は極力保全する ②主要な沿道等への店舗の立地を進め 利便性を高める ③身近な公園 生活道路 下水道などの生活環境基盤を整備する 住みよい 25.6% 22.9%

市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

目 次 1 背景 目的 1 2 計画の位置付け 2 (1) 計画の位置付け 2 3 現状の問題と課題 3 (1) 現状の問題 3 (2) 課題 3 4 市街化調整区域における土地利用方針 5 (1) ゾーンにおける土地利用方針 6 (2) 各ゾーンのイメージ 10 5 土地利用現況図 11 6 土地

和泉市の宅地開発における制度

都市計画図 平河町二丁目東部地区(PDF)

4. 都市機能誘導区域 4.1 都市機能誘導区域設定の基本的な考え方 (1) 都市機能誘導区域とは医療 福祉 商業等の都市機能を都市の中心拠点や生活拠点に誘導し集約することにより これらの各種サービスの効率的な提供を図る区域のことです 原則として 居住誘導区域内において設定します これらの都市機能は

当面の事業概要 < 平成 25 年度 > 実施設計業務委託 < 平成 26 年度 > 市道 1504 号線電線共同溝整備工事 道路改築工事 < 平成 27 年度 > 市道 1504 号線電線共同溝整備工事 市道 1504,1505,1507 号線道路改築工事 < 平成 28 年度 > 市道 1504

地区計画とは 地区計画とは 土地や建築物の所有者など地区の皆さんが合意を図りながら道路や公園などの配置 建築物の用途 容積率 高さ 色やデザイン等のルールをきめ細かく定め そのルールに基づいて建築行為等を行うことにより より良いまちづくりをすすめる手法のひとつです 地区の特性に応じて必要な項目を選択


3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

区域の整備 開発及び保全に関する方針公共施設等の整備の方針 建築物等の整備の方針 1 道路の整備方針 (1) 地区周辺の交通円滑化に資する道路ネットワークの形成及び 東西の主要な道路軸の形成を図るため 地区幹線道路を拡幅整備する (2) 開発に伴い発生する交通を円滑に処理するとともに 新駅整備に伴う

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交通量調査結果の概要 平成 29 年 5 月 23 日 ( 火 ) 7-19 時交通量調査実施 地区内 14 地点で 自動車 自転車 歩行者の交通量を調査しました 交通量調査結果の総括図 交通量調査結果のデータは ホームページに掲載している説明会資料でご覧いただけます 緑色の区間では特に通行が集中し

都市計画法に基づく手続きの予定スケジュール 岩手県事前協議 平成 8 年 5 月 ~7 月 住民説明会 平成 8 年 8 月 9 日 都市計画案の縦覧 ( 意見書の提出期間 ) 平成 8 年 9 月 5 日 ~9 月 0 日 釜石市都市計画審議会 平成 8 年 0 月中旬 岩手県本協議 平成 8 年

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2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

平方・中野久木物流施設地区

土師地区地区計画

地区計画パンフレットP.1

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

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新しいまちづくりのために

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Microsoft Word - 岡崎駅南リーフレット案【最終】

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市街化区域及び市街化調整区域の区域区分の見直し方針案 小野市 1 区域区分見直しの基本的な考え方区域区分見直しの考え方は 都市計画運用指針 を踏まえ 次のとおりとする (1) 目標年次におけるフレームの設定区域区分の見直しについては 都市計画区域マスタープラン 市町マスタープラン等に示された都市の将

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都市再生整備計画の目標及び計画期間 都道府県名 茨城県 市町村名 坂東市 ( 旧猿島町 ) 地区名 猿島地区 面積 800 ha 計画期間 平成 16 年度 ~ 平成 20 年度 交付期間 平成 16 年度 ~ 平成 20 年度 目標 地域資源を活用した交流人口の拡大と良好な居住環境を形成するまちづ

工業地域用途地域の一つで 主として工業の業務の利便の増進を図る地域のこと 住宅や店舗は建てられるが 学校や病院 ホテルなどは建てられない 高次都市機能行政 教育 文化 情報 商業 交通 レジャーなど都市自体が持つ住民生活や企業の経済活動に対する各種のサービス機能のうち 受益圏が広域にわたる質の高い機

NO. 2 事業名 埋蔵文化財発掘調査事業 ( 鹿島区 ) 事業番号 A-4-2 事業実施主体 南相馬市 交付期間 H24-H26 総交付対象事業費 55,014( 千円 ) 復興事業 ( 防災集団移転 ) に伴い市内に所在する遺跡について 発掘調査事業を実施する 鹿島区内遺跡数 9 遺跡 対象面積

筑豊広域都市計画用途地域の変更 ( 鞍手町決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する 種類 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 面積 約 45ha 約 29ha 建築物の容積率 8/10 以下 8/10 以下 建築物の建蔽率 5/10

第 4 章居住誘導区域 第 4 章居住誘導区域 1. 居住誘導区域 (1) 居住誘導区域の定義等居住誘導区域とは 都市再生特別措置法 * に定める 都市の居住者の居住を誘導すべき区域 のことで 都市計画運用指針 * において 人口減少の中にあっても一定のエリアにおいて人口密度を維持することにより 生

Microsoft Word - 10.問題Ⅳ-1-用

3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 このガイドラインに示す事項以外に 開発許可の要件を満たすことが 2. このガイドラインに示す事

目次 方針策定の背景 1-1. 用途地域指定の基本的な考え方 1-2. 住居系 [ 第一種低層住居専用地域 ] [ 第二種低層住居専用地域 ] [ 第一種中高層住居専用地域 ] [ 第二種中高層住居専用地域 ] [ 第一種住居地域 ] [ 第二種住居地域 ] [ 準住居地域 ] [ 田園住居地域 ]

表面.ai

市川都市計画都市再開発の方針の変更 市川都市計画都市再開発の方針を次のとおり変更する

長岡市立地適正化計画概要版目次 1. 立地適正化計画制度の概要... 1 (1) 立地適正化計画策定の背景と目的... 1 (2) 立地適正化計画制度... 1 (3) 立地適正化計画の位置付け... 2 (4) 計画の対象区域... 2 (5) 計画期間 長岡市の現状と将来見通し.

渋川市都市計画マスタープラン意見シート

Transcription:

愛宕 築地 光岸地地区 復興まちづくり計画 愛宕 築地 光岸地区復興まちづくり検討会

地区復興まちづくり検討会の経緯 10 月 3 日 ( 月 ) 第 1 回地区復興まちづくりの会 アンケートの報告 検討会の立ち上げについて 復興まちづくりの考え方 復興パターン案について 復興まちづくりの手段 方法について 意見交換 11 月 11 日 ( 金 ) 第 1 回第 1 段階地区復興まちづくり検討会 まちづくりの目標 まちづくりの目標の検討の決定 用地別の土地利用の検討 12 月 5 日 ( 月 ) 第 2 回第 2 段階地区復興まちづくり検討会 目標達成のための 分野別の方針の検討手段 方法の決定 手段 方法の検討 第 3 段階 具体的な事業手法スケジュールの決定 1 月 13 日 ( 金 ) 第 3 回地区復興まちづくり検討会 事業手法とスケジュールの検討 計画 ( 素案 ) のとりまとめ 地区復興まちづくり計画 ( 素案 ) 内覧会 1 月 21~24 日 10~15 時愛宕小学校仮設住宅談話室 1 月 21~24 日 10~15 時 10 地区合同 市役所分庁舎 地区復興まちづくり計画 ( 素案 ) の提示 検討会委員と地区住民の意見交換 第 4 段階 地区復興まちづくり計画の決定 2 月 7 日 ( 火 ) 第 4 回地区復興まちづくり検討会 計画案内覧会の報告 地区復興まちづくり計画 ( 案 ) の決定 2 月 19 日 ( 日 ) 第 2 回地区復興まちづくりの会 地区復興まちづくり計画の決定について 今後の進め方 意見交換 平成 24 年 2 月 19 日 ( 日 ) 市長に提言 2

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愛宕 築地 光岸地地区復興まちづくり計画 1. 地区の現況 (1) 地区の特性 愛宕 築地 光岸地地区は 中心市街地と鍬ヶ崎地区の間に位置し 国道 45 号が東西に通っ ており 沿道には商業 業務施設等が立地し その背後には住宅地が形成されています 閉伊川沿いにかつては宮古駅と宮古港をつな ぐ臨港線 ( 貨物専用の鉄道 ) が走っており 現在 も堤防沿いに跡地が残っています (2) 震災前の状況 光岸地地区の人口構成は 市の平均に比べて 20 歳未満の割合が低く 60 歳以上の割合が高くな っています 国勢調査 ( 平成 22 年度 ) によれば 愛宕 築地 国道の沿道には商業 業務施設や公共公益施 設 住宅等が立地し 国道より山側は愛宕小 学校まで住宅を中心と した市街地が形成され ています 震災前の建物用途の状況 店舗等併用住宅 被災地区を含む行政区における年齢別人口構成 H22 宮古市愛宕 築地 光岸地人数割合人数割合 0~9 歳 4,474 7.5% 41 4.7% 10~19 歳 5,259 8.9% 44 5.1% 20~29 歳 4,298 7.2% 59 6.8% 30~39 歳 6,338 10.7% 72 8.3% 40~49 歳 6,999 11.8% 92 10.6% 50~59 歳 8,507 14.3% 121 13.9% 60~69 歳 9,614 16.2% 169 19.4% 70 歳以上 13,896 23.4% 272 31.3% 総計 59,385 100.0% 870 100.0% 国勢調査 ( 平成 22 年度 ) より 愛宕小 市役所 閉伊川 被災現況調査 ( 国土交通省 ) より 4

(3) 地区の位置づけ平成 15 年度に策定された宮古市都市計画マスタープラン地域別構想において 中心地区のうち 愛宕 築地 光岸地地区に関する内容は次のとおり記載されています キャッチフレーズ : みやこまち まちづくりの方向 土地利用 中心部は商業活性化を支える土地利用を図ります 国道 106 号沿道は 商業 業務系の利用増進を図ります 外縁部の住宅地は住環境の保全を図り 新たな開発に対しては良好な住環境を確保するよう誘導します 閉伊川の河川敷は市民のやすらぎの空間とします また 今回の震災を受けて平成 23 年 10 月に策定された宮古市東日本大震災復興計画 ( 基本計画 ) では すまいと暮らしの再建 産業 経済復興 安全な地域づくり の3つを復興の柱として掲げており 本地区を含む宮古地域の復興まちづくりの方向性として 防潮堤の整備や必要に応じた嵩上げ促進 背後地の高台活用など 安全安心な住宅地の整備 漁港など産業関連基盤の計画的 段階的な事業展開 避難タワーや避難ビルの設置 誰もが容易に避難することができる避難路 避難場所の見直し 地域特性を活かしたコンパクトで快適なまちづくり などが挙げられています (4) 被害の状況 3 月 11 日の東日本大震災の際は 防潮堤を越流した津波によって 国道 45 号沿道の建物をはじめとし 住宅等が大きな被害を受けました 浸水面積は 12.2ha にわたり 浸水高は T.P.+3.4~7mとなり 光岸地では最大浸水深が 5.3mに達しました 浸水区域内の建物 被害の状況 312 棟のうち 約 75% が流失または全壊の被害を受けました T.P.: 東京湾平均海水面 愛宕小 市役所 閉伊川 5 被災現況調査 ( 国土交通省 ) より

2. 復興まちづくりの目標 愛宕 築地 光岸地地区の検討会での意見 地区復興まちづくり便りに対する意見 市からの情 報提供などを踏まえ 将来を見据えた復興まちづくりの目標を整理すると以下のとおりです (1) 地区復興まちづくりの目標愛宕 築地 光岸地地区の復興まちづくりの目標を次のとおりとします 水産業 観光の拠点となる活気のあるまち 防災のまち 安心して住めるまち お年寄りが安心してくらせるまち 子ども達の声が聞こえるまち 水産業 観光の拠点となる活気のあるまち 商業業務施設や加工場などが集まり人々が活動する活気あるまちと マリンスポーツや 宿泊施設も立地してにぎわいのあるまちを目指します 防災のまち 安心して住めるまち 災害からの安全だけでなく 日常の防犯 防災にも配慮した安心 して暮らせるまちづくりを進めます お年寄りが安心してくらせるまち 子ども達の声が聞こえるまち 医療 福祉が充実した高齢者にやさしく 子ども達がのびやかに暮らせる 人々が交流 するまちづくりを進めます 6

(2) 地区の復興まちづくりの方針 1 土地利用の方針地区の土地利用については 次の基本的な考えをもとに土地利用方針を設定します 国道沿道の産業用地と山側の住宅地が適切に配置された良好な環境を創出します 住み続けられる住宅地を形成します 土地利用方針図 公共施設 住宅ゾーン プール 愛宕小 公営住宅 (1 階は駐車場 ) 商業 サービスゾーン 市役所 住宅ゾーン 住宅ゾーン 坂がきついため道路整備に合わせた嵩上げ 宮古漁協 商業 サービス 水産加工施設ゾーン 0 250 500m 土地利用方針 既存住宅地 住民が安全に避難できるように避難路を確保し 住宅地として居住環境の向上を図る住宅ゾーン 個別再建が難しい住民が住み続けるための低未利用地を活用した公営住宅の整備 閉伊川沿い 既存 新築の商業 サービス系の施設を活かした活力を生み出すゾーン 愛宕小学校 愛宕小学校 プール跡地は 公営住宅や公共施設など様々な活用を検討 オープンスペースを確保 車でのアクセスが可能な福祉施設等整備 7

2 道路 防災等の施設配置の方針道路 防災等については 次の基本的な考えをもとに施設配置方針を設定します 避難場所を充実し 安全な避難の確保と防災性の向上を図ります 避難道路は 高齢化に対応し 自動車等にも対応した幅員 構造とします 避難距離が 300m 以内となるよう 津波避難ビルを整備します TP+10.4m で防潮堤 水門ができても 避難を第一に安全性を確保します 施設配置方針図 愛宕公園 耐震化 駐車場確保 避難ビル機能の整備 多目的避難所として使えるようにゆとりある整備 中央公民館 愛宕小学校 車で避難できる道路 国道 市道 ( 避難道路等 ) 歩行者用避難路等歩行者 自転車道 市役所 大杉神社 宮古漁協 公園避難所 避難場所津波避難ビル タワー等 歩行者 自転車道および緑地整備 なあど方面からの避難道路 0 250 500m 施設配置方針 防潮堤の整備水門 避難場所 避難所の確保 防潮堤及び水門を整備し 市街地の安全性確保を図る 水門ができた際に かえって危険性が 増さないよう構造 形状を十分検討するよう要請する 水門上部には車道を設ける 地域住民が避難できるように愛宕小学校 愛宕公園などの安全性を確保 高台の神社や低未 利用地を活用した避難場所の確保 小規模なところも含め 避難場所には避難者が一定期間 気持ちよく過ごせる暖房 毛布 水 食料などの設備 物資を配備 閉伊川沿いには既存のビルを活用した避難ビルを整備 避難道路の確高台の避難場所 避難所に円滑に到達するための避難道路の確保および拡幅 整備 歩行者保用避難路は 夜間も不便なく通れるソーラー灯や十分な幅員を確保する 散歩道 緑地閉伊川の堤防の内側沿いに 歩行者 自転車道および緑地を整備 主要な道路の国道 45 号から鍬ヶ崎に向かう道路の整備とそれに合わせた光岸地地区の嵩上げ整備 整備 災害情報の伝達 各戸への受信機の配布など 災害情報の確実な伝達を図る方策を充実する 県の計画により水門整備の予定を記入 8

3. 愛宕 築地 光岸地地区復興まちづくり計画図 復興まちづくり方針に基づく計画図をまとめると次のとおりです また 導入が想定できる事 業区域や整備イメージも示します 避難道路整イメージ 愛宕小学校の有効活用イメージ 公営住宅整備イメージ 避難場所整備イメージ ( 避難ビルのイメージ ) 愛宕公園 愛宕小学校 中央公民館 プール 住宅ゾーン 商業 サービスゾーン 歩行者 自転車道整備イメージ ( リバーサイド ) 住宅ゾーン 大杉神社 宮古漁協 商業 サービス 水産加工施設ゾーン 都市計画道路整備事業 国道市道 ( 避難道路等 ) 歩行者用避難路等歩行者 自転車道公園避難所 避難場所津波避難ビル タワー等 0 250 500m 9 県の計画により水門整備の予定を記入

4. 導入事業およびスケジュール 導入事業およびスケジュールは以下のように計画しました H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 H29 年度 H30 年度 H31 年度 H32 以降 住宅地整備 公営住宅整備 事業 調査 設計 事業着手 調査 設計 事業着手 道路 公園 公共施設整備 避難道路整備 事業 避難場所整備 事業 都市計画道路整備事業 事業着手 ( 道路整備 ) 事業着手 ( 宅地造成 防災施設整備 ) 事業着手 ( 道路整備 ) 愛宕小学校の 有効活用事業 事業着手 海岸 河川等整備 防潮堤 水門 整備事業 事業着手 ソフト事業 避難誘導システム整備事業 ( サイン 防災無 線 防災教育 ) 工事 システム等運営 事業スケジュールについては 現時点の想定であり 今後の地権者や関係機関との協議によって変 更することがあります 10

参考資料 : 復興まちづくりを検討する前提となる津波シミュレーションについて 津波シミュレーションの条件 県が決定した防潮堤 (T.P.+10.4m) が整備されている 東日本大震災が発生した当時の潮位 (T.P.-0.46m) および津波高 東日本大震災による地盤が沈下した状態での地盤高 ( 更なる地盤沈下は考慮しない ) 昭和シェル石油 宮古市役所 藤原小学校 0 200 500m 11