( 別添 ) 御意見 該当箇所 一般用医薬品のリスク区分 ( 案 ) のうち イブプロフェン ( 高用量 )(No.4) について 意見内容 <イブプロフェン ( 高用量 )> 本剤は 低用量製剤 ( 最大 400mg/ 日 ) と比べても製造販売後調査では重篤な副作用の報告等はない 一方で 今まで

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から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

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5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

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301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

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資料3_OTCset

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

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会長 日本製薬団体連合会会長 日本一般用医薬品連合会会長 米国研究製薬 工業協会会長 欧州製薬団体連合会会長及び一般社団法人日本医薬品卸業連合 会会長あてに発出することとしているので申し添えます

相互作用DB

日医発第437(法安23)

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2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

都道府県医師会医療安全担当理事殿 ( 法安 56) 平成 27 年 8 月 5 日 日本医師会常任理事今村定臣 酵素電極法を用いた血糖測定に使用する医療機器及び体外診断用医薬品に係る 使用上の注意 の改訂について グルコース分析装置 自己検査用グルコース測定器及び自動分析装置等並びに血液検査用グルコ

規制改革会議公開討論資料

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

OTC 医薬品と情報 第 8 回 セルフメディケーション推進に期待される登録販売者 日本医薬品情報学会 OTC 医薬品情報委員会スギメディカル荒井恵二スギメディカル榊原幹夫 栗林淳 岡田啓 登録販売者の位置づけと役割 2006 年の薬事法改正では一般用医薬品 (OTC 薬 ) の販売制度が激変した

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審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

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薬事法における病院及び医師に対する主な規制について 特定生物由来製品に係る説明 ( 法第 68 条の 7 平成 14 年改正 ) 特定生物由来製品の特性を踏まえ 製剤のリスクとベネフィットについて患者に説明を行い 理解を得るように努めることを これを取り扱う医師等の医療関係者に義務づけたもの ( 特

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法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

スイッチ OTC 医薬品の候補となる成分についての要望 に対する見解 1. 要望内容に関連する事項 組織名日本消化器病学会 要望番号 H28-11 H28-12 H28-16 成分名 ( 一般名 ) オメプラゾール ランソプラゾール ラベプラゾールオメプラゾール : 胸やけ ( 胃酸の逆流 ) 胃痛

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(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

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鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

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ルギー性接触皮膚炎症候群と診断されました 欧州医薬品庁は昨年 7 月にケトプロフェン外用薬に関するレヴュー結果を公表し 重篤な光線過敏症の発症は10 0 万人に1 人程度でベネフィットがリスクをうわまること オクトクリレンが含まれる遮光剤が併用されると光線過敏症のリスク高まることより最終的に医師の処

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調査概要 1 日 2 回でずっと効く コンタック 600 プラス を製造販売するグラクソ スミスクライン株式会社のコンタック総合研究所 ( は 花粉シーズン到来を前に ドラッグストアや薬局 薬店で販売されている鼻炎薬を含めた 市販薬の知識 & イメージ

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

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使用のため必要と認められる数量 ( 原則として 一人一包装単位 ( 一箱 一瓶等 ) まで ) に限り 販売 授与させること 医薬品の適正使用のため 薬局医薬品 要指導医薬品及び第 1 類医薬品を販売 授与する場合は 情報提供及び指導を行なった薬剤師の氏名を伝えている 薬局医薬品及び要指導医薬品の適

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

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(事務連絡)公知申請に係る前倒し保険適用通知

薬局を利用するために必要な情報の掲示 ( 薬事法第 9 条の 4) 次の事項について 掲示板等により 薬局内に掲示 しなければなりません また 第 3 については 特定販売を行うことについての広告をする場合 ホームページ等に表示しなければなりません < 具体例 > 第 1 薬局の管理及び運営に関する

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使用上の注意改訂のお知らせ スピーゲル

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高校生版 薬の正しい使い方

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

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審査結果 平成 26 年 1 月 6 日 [ 販 売 名 ] ダラシン S 注射液 300mg 同注射液 600mg [ 一 般 名 ] クリンダマイシンリン酸エステル [ 申請者名 ] ファイザー株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 8 月 21 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 7

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Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

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3 ドライアイ は 医師の診療が必要である疾患と言われて いるため OTC の効能効果として認められない 4 ドライアイの適応についても 医師の診断を受けた患者 に 限定することで認めてほしい 5 防腐剤が入っていない使い切りの製剤を作ってほしい また 一般の人がドライアイか乾き目を判断するのは難し

た 18 歳以上の AD/HD 患者を対象に 日本人を含むアジア人によるプラセボ対照二重盲検比較試験及びその長期継続投与試験が現在実施されており 本剤の製造販売者によれば これらの試験成績に基づき 本剤の成人期 AD/HD 患者への追加適応に関する承認事項一部変更承認申請が行われる予定とされている

管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

( 別添 ) 薬食発 0513 第 1 号平成 23 年 5 月 13 日 都道府県知事各保健所設置市長特別区長 殿 厚生労働省医薬食品局長 薬事法の一部を改正する法律等の施行等についての一部改正について 薬事法の一部を改正する法律 ( 平成 18 年法律第 69 号 ) については 関係政省令とと

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抗ヒスタミン薬の比較では 抗ヒスタミン薬は どれが優れているのでしょう? あるいはどの薬が良く効くのでしょうか? 我が国で市販されている主たる第二世代の抗ヒスタミン薬の臨床治験成績に基づき 慢性蕁麻疹に対する投与 2 週間後の効果を比較検討すると いずれの薬剤も高い効果を示し 中でもエピナスチンなら

薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

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資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

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審査結果 平成 26 年 2 月 7 日 [ 販売名 ] 1 ヘプタバックス-Ⅱ 2 ビームゲン 同注 0.25mL 同注 0.5mL [ 一般名 ] 組換え沈降 B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) [ 申請者名 ] 1 MSD 株式会社 2 一般財団法人化学及血清療法研究所 [ 申請年月日 ]


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ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

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170509事務連絡(日本医学会・日本歯科医学会あて)

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なお,PMDA メディナビでパスワードを設定済の方は, 共通のパスワードとなります (4) 登録完了 ( 図 2 ステップ 3) なお, 登録後, ログイン時は (1) で表示される画面で, ログイン画面へ をクリックし, メー ルアドレス及びパスワードを入力してください 図 1 PMDA メディナ

資料3

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

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日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

●アレルギー疾患対策基本法案

別添 治験副作用等症例の定期報告に関する質疑応答集 (Q&A) について < 半年ごとの定期報告の受け付け> Q1 平成 26 年 6 月 30 日までの間は 治験依頼者 ( 自ら治験を実施する者を除く ) が提出する副作用等症例の定期報告は なお従前の例によることができる とあるが 平成 26 年

医師主導治験取扱要覧

CQ1: 急性痛風性関節炎の発作 ( 痛風発作 ) に対して第一番目に使用されるお薬 ( 第一選択薬と言います ) としてコルヒチン ステロイド NSAIDs( 消炎鎮痛剤 ) があります しかし どれが最適かについては明らかではないので 検討することが必要と考えられます そこで 急性痛風性関節炎の

一について第一に 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号 以下 感染症法 という )第十二条の規定に基づき 後天性免疫不全症候群(以下 エイズという )の患者及びその病原体を保有している者であって無症状のもの(以下 HIV感染者 という )(以下 エイズの患者等

事務連絡 平成 30 年 1 月 17 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課 厚生労働省医薬 生活衛生局監視指導 麻薬対策課 医薬品の製造販売業者における三役の適切な業務実施についての Q&A 医薬品の製造販売業者における三役の適切な業務実施について

ともに 申請者が承認審査のスケジュールに沿って法令上求められる製造体制を整備することや承認後円滑に医療現場に提供するための対応が十分になされることで 更なる迅速な実用化を促すものである この制度では 原則として新規原理 新規作用機序等により 生命に重大な影響がある重篤な疾患等に対して 極めて高い有効

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2009年8月17日

Transcription:

医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律第三十六条の七第一項第一号及び第二号の規定に基づき厚生労働大臣が指定する第一類医薬品及び第二類医薬品 の一部改正に係る意見の募集について に対して寄せられた御意見について 厚生労働省医薬 生活衛生局安全対策課 1. 意見募集期間 : 平成 28 年 6 月 3 日 ( 金 ) から平成 28 年 7 月 2 日 ( 土 ) まで 2. 提出意見数 :4 通 (7 件 ) 3. 寄せられた御意見等 : 今回募集いたしましたリスク区分の変更案に対しまして お寄せいただいた主な御意見とそれらに対する当省の考え方は 別添のとおりです 今回 御意見をお寄せいただきました方の御協力に厚く御礼申し上げます

( 別添 ) 御意見 該当箇所 一般用医薬品のリスク区分 ( 案 ) のうち イブプロフェン ( 高用量 )(No.4) について 意見内容 <イブプロフェン ( 高用量 )> 本剤は 低用量製剤 ( 最大 400mg/ 日 ) と比べても製造販売後調査では重篤な副作用の報告等はない 一方で 今までは第 1 類医薬品という事で薬剤師が情報提供を行ってきたことから 安全性が担保されてきたという面もある また 本剤のような解熱鎮痛薬は消費者が漫然と使用することも多く 医師への受診機会を失うことや薬剤性頭痛の原因となりうることも考えられ 本剤を指定第 2 類医薬品とする場合においても 引き続き 十分な情報提供を行える体制を整え 問題が生じた場合には適宜リスク区分の見直しを行うことなどが必要である イブプロフェン ( 高容量 ) の第 1 類医薬品から指定第 2 類医薬品への区分変更に伴い イブプロフェン ( 低用量 ) との差異 および各々の使用上の注意点等各製剤に関する周知 指導を再度 徹底いただきたい また 当薬剤の区分変更に伴いその使用頻度は高まるが薬局での管理はより簡便になるため 副作用等の問題が生じるおそれが高まることが考えられる したがって 問題が生じた場合にはそのリスク区分の見直しも含めた対応を考慮頂きたい リスク区分変更後においても 販売時において十分な情報提供が行われるよう製造販売業者 に指導するとともに 問題が生じた場合には適宜リスク区分の見直しを行ってまいります

1. フェキソフェナジン塩酸塩製剤の第 1 類医薬品から第 2 類医薬品への変更について 本剤は してはいけないこと として 次の薬剤との併用時には服用しないよう注意喚起している 他のアレルギー用薬 抗ヒスタミン剤を含有する内服薬 制酸剤 エリスロマイシン 重複する作用を示す成分についての注意については 生活者にとっても意識し易いと考えるが 制酸剤やエリスロシンについては 関連性を感じることが容易ではないため適切な情報提供が必要と考える また 制酸剤については 作用減弱のための注意喚起であるのに対し エリスロシンについては 作用増強の危険があり特に注意が必要である ( 最高血中濃度が約 2 倍に上昇したとの報告もある ) 本剤成分である フェキソフェナジン塩酸塩 は マクロライド系抗生物質との併用により 血中濃度が上昇することが知られている そのため エリスロマイシンとの併用について 一般用医薬品である アレグラ FX においては 前述の通り してはいけないこと に記載され 医療用医薬品である アレグラ錠 においては 使用上の注意 において注意喚起されているところである 一方で本剤の効能効果は 花粉 ハウスダスト ( 室内塵 ) などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和 であり 季節に応じて一定期間のみ服用することが予想される製品であり 日常的に生活者が自ら注意事項を認識しておくことは困難であり 製品購入時における薬剤師による店頭での文書を用いた確かな情報提供が必要となる 更に同カテゴリーのトップシェア商品であるため 非常に多くの生活者が服用している製品であるため 情報提供の重要性も高いと感じている 以上のことから フェキソフェナジン塩酸塩製剤については リスク分類を第 1 類医薬品に据え置き 薬剤師による情報提供の義務を維持する必要であると考える フェキソフェナジン塩酸塩は 安全対策調査会において審議し 安全性において特段問題となる点がないとの意見を踏まえ 第二類医薬品とすることが適当とされております なお リスク区分変更後においても 販売時において必要な情報提供が行われるよう製造販売業者に指導してまいります

2. イブプロフェン ( 高用量 ) 指定変更は反対である 理由 : 一般的に腎排泄性の高い医薬品は腎機能低下時には排出が遅れ 血中濃度が上がり副作用の重篤化 中毒症状となる危険性がある さらに 腎臓に対する直接的影響 ( 腎臓の血流量低下のよる腎障害 ) があるために高齢者などは注意が必要である イブプロフェンは禁忌が多い鎮痛剤の一つであり 薬剤師による指導 管理が重要となる 指定第 2 類医薬品として通販で販売した場合 この注意喚起や説明が適切に行われない可能性がある 受診などをせず安易に服用したり 習慣的に使用する危険性もある また イブプロフェン として同告示及び指定告示別表第 3に規定されているため 改正は不要ではなく というのは理に適っているとは思えない 以上により 反対である 4. 一般用医薬品のリスク区分 ( 案 ) のうち イブプロフェン ( 高用量 )(No.4) について イブプロフェン等の NSAIDS による副作用により 米国では年間に 10 万人以上が救急受診し 1 万 6500 人が死亡しているといわれている NSAIDS は消化管障害の他 心機能 腎機能への影響もあり 安易な使用の拡大は国民の健康を損ない 却って医療費の増大につながる可能性もあると考える 従って高用量製剤については第一類とするべきである イブプロフェン ( 高用量 ) については 安全対策調査会において審議し 既存の最大 450mg/ 日製剤と比べても製造販売後調査では重篤な副作用の発生頻度等の傾向の変化が見られないとの意見を踏まえ 指定第二類医薬品とすることが適当とされております なお リスク区分変更後においても 販売時において必要な情報提供が行われるよう製造販売業者に指導するとともに 問題が生じた場合には適宜リスク区分の見直しを行ってまいります

3. 一般用医薬品のリスク区分 ( 案 ) について 厚労省が安全な医薬品だと言うのならどんどんリスクは下げるべきである それは消費者の利益にかなうからである しかしながら この2 成分 ( セチリジン フェキソフェナジン ) に限らず 抗アレルギー剤の適応症が 花粉症 アレルギー性鼻炎 だけなのは実に不可解である 例えば 普段 慢性じんましんにアレグラを飲んでいる という顧客が来店し 出先で薬が無いのでOTCの アレグラ を売ってくれ 同じものだよね? と言われた場合でも この薬は花粉症にしか使う ( 売る ) 事が出来ません とお断りしなくてはならない 少なくとも法律上は この成分は安全なのだからと第 2 類にするのであれば まずはその適応症を皮膚疾患領域にも拡大すべきであろう その方が余程消費者の利益になる 然るに 皮膚疾患に使うのは危険だと言うのなら そもそも当該成分を第 2 類 ( 比較的安全なカテゴリー ) に移行するべきでは無いと考える 一般用医薬品の抗アレルギー薬として適応症については 平成 19 年 3 月の薬事 食品衛生審議会一般用医薬品部会で了承されたスキームに基づき評価が既に行われています 本件については 平成 22 年 11 月の薬事 食品衛生審議会一般用医薬品部会において 湿疹 皮膚炎や急性蕁麻疹は 専門家以外では診断を誤まる可能性があるため 一般用医薬品としての利用にあたっては 効能から除外すべきであるとの評価をいただいていることを踏まえ 適応症はアレルギー性鼻炎に限定されています セチリジン塩酸塩及びフェキソフェナジン塩酸塩は 安全対策調査会において審議し 安全性において特段問題となる点がないとの意見を踏まえ 第二類医薬品とすることが適当とされております 御意見本改正に賛成である 特に問題ないのではないかと思われた 御意見ありがとうございます