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課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

3 特別支援学級における学習指導案 特別支援学級においても 学習指導案は授業の設計図としての働きに変わりはありません しかし 特別支援学級では 児童生徒の実態から指導の内容や計画を考えることに大きな意味があります 通常の学級の学習指導案では 例えば 単元について は学習指導要領に沿った指導計画に基づ

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご


単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

第1学年国語科学習指導案

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Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

Microsoft Word - 社会科

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

(Microsoft Word - \217\254\212w\202U\224N\201i\216R\217\343\201j.doc)

< 算数科 > 金種の弁別をし, 硬貨や紙幣の名称を知る 単一硬貨を使っての合計金額を数える 硬貨が各種混じった中で, 合計金額を数える おつりを伴う正しいお金の出し方を知る 複数の品物の合計金額を概算で見積もることができる 定価, 売値, 割引の意味を知るとともに, 割引後の値段を求める 必要感目

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

(Microsoft Word - \225\266\217\221 8)

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

Microsoft Word - 0表紙みどり1.doc

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

解答類型

第 3 学年メディア コミュニケーション科学習指導案 授業者池田恭浩 1. 日時平成 28 年 11 月 25 日 ( 金 ) 5 校時 (13:40~14:25) 2. 学年組第 3 学年 1 組 34 名 3. 場所 3 年 1 組教室 4. 単元名 短くまとめて伝えよう ~ 紙しばいを使って

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

<小学校 生活科>

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

ICTを軸にした小中連携

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(国語科)4.指導案 6 報告文を書いて発表しよう

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

Microsoft Word - åł½èªžç§‚2å¹´2çµ—ã••ï¼™ã†¤ã†®ã†łã†¤ã‡†ã†—ã‡™ã†‘ã‡›ã†¹ã‡‹ã†ƒã••ã•„ã†µã‡“ã†Šã†“ã†¯ã•†ã†©ã‡fiㆪㆬㆮ㕓æ„⁄尔桋

いろいろな衣装を知ろう

平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

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Taro-12事例08.jtd

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

英語科学習指導案

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Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

中学校における授業実践事例 1 第 3 学年社会科 消費生活と経済 1 学校名 職氏名萩市立田万川中学校教諭室谷雄二 2 生徒 3 学年 15 人 3 学習指導案 (1) 題材名消費生活と経済 (2) 題材の目標経済活動の意義について消費生活を中心に理解させるとともに 価格の働きに着目させて市場経済

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

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(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

No_05_A4.ai

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

20情報【授業】

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

第5学年  算数科学習指導案

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平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

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2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

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1 学期末実施の初見の説明文 ( サクラソウとトラマルハナバチ ) についてのワークテスト ( ぶんけい ) の正答率は 以下のとおりである 正答率設問本教材とのつながり誤答部分点正答 1トラマルハナバチのどんなところが サクラソウに合っていますか 二つ書きましょう 2サクラソウとトラマルハナバチは

4. タブレット端末の利用状況 ( 利用機材の内容と利用のねらい ) ハードウェア機材名 :ipad ねらい : 水が流れる様子や地形が変化した様子を確認できるよう 動画で撮影し記録する 上流 中流 下流それぞれの様子が撮影できるよう ipadは3 台準備する 機材名 :ENVY110( 複合印刷機

Taro-6学習指導案(事例①小学校

第○学年 ○○科指導計画

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

第 2 学年 1 組英語科学習指導案 日時平成 30 年 11 月 2 日 ( 金 ) 5 校時 (14:00~14:50) 場所第 2 学習室指導者教諭天津貴志 1. 育成する能力 学習指導要領内容 (4) イ 身近な話題について 事実や自分の考え 気持ちなどを整理し 簡単な語句や文を用いてまとま

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

総合的な探究の時間 は 何を 何のために学ぶ学習なのか? 総合的な探究の時間 は与えられたテーマから みなさんが自分で 課題 を見つけて調べる学習です 総合的な探究の時間 ( 総合的な学習の時間 ) には教科書がありません だから 自分で調べるべき課題を設定し 自分の力で探究学習 ( 調べ学習 )

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

自己紹介をしよう

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

人的環境の整備 教師 友達 分かりやすい説明の手本となるように, 話す速さや声の大きさを意識して簡潔に話したり, 話すポイントを視覚的に示したりする 道案内の手順を知ることや説明原稿の作成に時間が掛かった場合は, 教師間で役割分担しながらアドバイスする グループ内での自分の役割が明確になるように,

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

Taro-5年研究のまとめ

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画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

(3) 本題材の系統と他教科等との関連は 次のとおりである 学級活動 5 月シンボルマークを決めよう 6 月みんなで雨の日を楽しく過ごそう 6 月本題材 9 月 2 学期がんばろう会をしよう 他教科等との関連 道徳 わけっこしよう ( 友情 ) 道徳 どうしたらいいのかな ( 親切 ) (4) 指導

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

4.原稿(資料)

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理科学習指導案

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Transcription:

第 37 平成 23 年 3 月 30 日 特別支援教育授業づくり講座学習指導案を書く基礎編 特別支援学校の授業づくり講座 学習指導案を書く基礎編 本年度 多くの先生方とお話をさせていただく機会がありましたが その中で 特別支援学校では授業づくりを研究のテーマに掲げて日々授業改善に意欲的に取り組んでいるということをお聞きしました しかし そのお話の中で 授業を公開をするにあたって 学習指導案を書くのに自信がない 何をどこに書けばよいのかが今ひとつ分からない 単元観と教材観に同じ内容のものを書いているような気がする 学習指導案を書くにあたっての基本をもう一度押さえたい などといった声を数多く聞きました そこで, 本年度最終号では 学習指導案を書く上で注意すべき点をコンパクトにまとめて提案していきたいと思います 特別支援学校において学習指導案を書くことは, 以下に示す 3 つの機能があると言われています もう一度原点に戻って学習指導案の書き方について振り返りをしてみましょう 1 自分自身が単元 ( 題材 ) の構想を整理し, 授業をどのように展開をしていくのかを整理する機能 2 複数の指導者で授業を行っていくための共通認識のツールの機能 3 研究授業や研究協議会で第三者に授業を観てもらい, 授業批評をしてもらうための基礎的な資料の機能 学習指導案の構造 ~ どのようなことについて注意しながら学習指導案を書くのか ~ 学習指導案の構造として, 学習指導案を構成する各項に何をどのように書いていくのかを具体的に見ていきます また, その時によく見られる表記上の問題点も取り上げて考えていきたいと思います 指導案を作成するに当たって押さえておきたいこと 学習指導案は, 各学校で様式等が配布されていると思いますが, 授業者はその中で自分の考えや提案を具体的に表現していくことが大切です 学習指導案を書くに当たって少なくとも, 次の点は学習指導案から読み取れるようにしておきたいものです 1 指導者が児童生徒の実態をどのように把握して, 授業の目標, 内容等を具体化し計画を立てているのか 2 単元全体の流れの中で本時をどのように位置付けているか 他の単元や教科等との関連は何か 3 本時における児童生徒の学習活動をどのように予想し, どのような手だてを考えているのか 児童生徒を生かす具体的な手だては何か 4 授業の中に評価をどのように位置付けているのか

指導案を書いてみよう! 学習指導案の形式の例 特別支援学校 部 ( 学級 ) 学習指導案 年月日 ( ) 第校時教室指導者 1 単元名注意 1 単元名, 題材名の表記について ( 題材名 ) 単元名 ( 題材名 ) という表記がありますが, これは単元学習なのか題材学習なのかによって表記が変わってきます 単元学習であれば, 単元名, 題材学習であれば題材名と書いていきます ですから, 単元 ( 題材 ) 名という表記は正しくありません 単元とは, 学習の有機的なまとまりです つまり学習に順序性があり, 計画 - 準備実践 ( 展開 )- 反省 ( まとめ ) という一連の展開になります ですから指導計画は, 順を追って展開していかなくてはならず, 例えば計画がなくて展開から始まるということはありません 題材は, 学習活動の最小のまとまりです 単元学習のように活動に順序性がある訳ではありません 特別支援学校の場合, 生活単元学習以外は題材学習で行われている場合が多いようです 以下, 単元 ( 題材 ) 設定の理由, 単元 ( 題材 ) 目標, 単元 ( 指導 ) 計画等も同じことが言えます 2 単元 ( 題 児童生徒観 児童生徒の学年, 性別, 本単元にかかわる日常生活や材 ) 設定の学習面の様子, 単元 ( 題材 ) とのかかわり, 題材への関心理由 意欲, 知識 技能, 態度 習慣等の諸能力, 関連する諸経験, 現在の課題等 * 学習グループの全体像 ( 実態 ), 単元 ( 題材 ) にかかわる実態とそれに関連する課題を鮮明に表記していきます 単元観 ( 題材観, 教材観 ) 取り上げる単元の内容 ( 課題との関連, 本単元にかかわるこれまでの児童の様子を含む ), 児童生徒が単元を学習する意義 * 児童 生徒観で表記された課題と対応させ, なぜこの単元 ( 題材 ) を取り上げたのか, またその取り上げた内容がどのような価値があるのかを表記していきます 指導観 意図, 教師の願い, 指導形態, 指導方法の工夫, 具体的な支援の手だて, 教材 教具の工夫, 教師の協力体制等 * 単元観に指導観にかかわる内容が書かれていることがしばしば見られます 書く内容についての整理を行うことが必要です また この指導観に 単元 ( 題材 ) 全体にかかわるような表記も見られますが, 本時に特化した内容を書いてもかまいません 児童生徒が主体的に活動に取り組むことができるように, 指導上の教師の支援を具体的に表記することが必要です

3 単元 ( 題 * 文末は,~することができる ~しようとするなど児童生徒の立場で書きます 材 ) の目標 生活単元学習目標記入例 友達と協力しながらおいもパーティを計画したり 必要なものを準備したりするなど おいもパーティまでの一連の活動に主体的に取り組むことができる 育てたおいもの変化に気づくとともに 掘ったおいもを使って簡単なデザートを作ることができる 注意 2 目標間の整合性について 指導案には,1 単元 ( 題材 ) にかかわる全体目標 2 単元 ( 題材 ) の個別目標 3 本時の全体目標 4 本時の個別目標が書かれることが多く, これらの目標に関連が見られない場合があります また, 単元 ( 題材 ) 目標と本時の目標が同じというものも見られます 単元 ( 題材 ) 目標と本時の目標が同じということは, 本時の目標レベルが大きすぎるということが考えられます 単元と本時との関連性をしっかり見極め, 目標を設定していくことが必要です 4 単元 ( 指 生活単元学習 単元計画記入例 導 ) 計画 第 一 次 おいもパーティの計画をしよう 2 時間 ( 全 時間 ) 第 二 次 おいも堀りをしよう 2 時間 ( 本時 1/2) 第 三 次 おいもパーティの準備をしよう 6 時間 1 時 ~4 時 おいもを使って簡単なデザートを作ろう 5 時 ~6 時 パーティ会場を作ろう 第 四 次 おいもパーティをしよう 2 時間 単元 ( 指導 ) 計画を考える場合, 各時間あるいは次数のつながりを十分に考えておく ことが必要です なぜその活動にそれだけの時間をかけるのか, 児童生徒の実態や興味 関心等から考えていくことが大切です 特に, 児童生徒が見通しを持って学習活動に取 り組んでいくことができる計画になっているのかということが大切です

5 児童 ( 生徒 ) の本単元に関する実態および本単元 ( 題材 ) における個別目標 児童名単元 ( 題材 ) に関する実態単元 ( 題材 ) にかかわる個別目標 A 児 生活単元学習 単元 ( 題材 ) に関する実 生活単元学習 単元 ( 題材 ) の個別目標 ( 性別, 学年, 態記入例 記入例 医学用語や IQは表記しな ひとつひとつの活動については 教師が おいもほりやデザートづくりなど それ い ) モデルを示したり 写真カードで活動を示 ぞれの活動で何をするのかを理解し 解決 したりすると 何をすればよいのかを理解 方法を自分で考えたり 友達の方法を取り して活動することができる 活動と活動の 入れたりしながら 主体的に活動に取り組 切れ目では 次に何をするのかを具体的に むことができる 示さないと なかなか次の活動には取りか おいもの大きさや色 おいも焼いたとき かることができない のにおいや味など気づいたことや考えたこ ものの変化を感じ取ることはできるが と 感じたことを周りの友達や教師に伝え その変化をことばで教師や友達に伝えるこ ることができる とは難しい 調理的な活動に対しては * 単元 ( 題材 ) に関する実態をポイントを * 単元 ( 題材 ) に関する実態を書き, 実態 絞って書きます から引き出された個別の目標を示す B 児 * ここに書かれる実態は, 単元 ( 題材 ) の * 単元 ( 題材 ) の実態に書かれた内容と単 目標との関連で表記されると分かりやすい 元 ( 題材 ) の個別目標が結びつかいことが ですね その他の情報も必要ですが, あ あります 実態からなぜその目標が設定 まりにもそれが多くなっていってしまうと されたのか, 必然性がなくてはなりませ 反対に何を伝えたいのかが分かりにくくな ん 実態を読んでいくと 現時点でできて ってきます いることが目標として設定されている場合 があります

6 本時案 ( 次第 時 ) 全体 生活単元学習本時案 ( 全体目標記入例 ) シャベルを使ったり つるを引っ張ったりするなど 自分で方法を考え 友達と協力しながらおいもを掘ることができる 葉っぱやつるの様子 おいもの大きさなど 気づいたことを教師や友達に伝えることができる * 単元の全体目標と関連が持てているかどうかを確認しましょう 個別 A 児 B 児 C 児 生活単元学習 本時 省 略 省 略 案 ( 個別目標記例 ) シャベルで掘った 目 標 り つるを引っ張って掘ったりなど 自分で掘る方法を考え おいもを掘り出すことができる 大きいおいも 小さいおいも みたい など おいもの特徴をしっかりと捉え 教師や友達に伝えることができる * 全体目標に対応させて個別の目標設定を行います その際によく見られるのが, 児童生徒の目標が相互にまったく同じのものです 個々の児童生徒の実態 課題は違いがあるのですから目標設定の際にはその点にも注意していきましょう また, 目標は評価しにくい抽象的なものにならないことが必要です 学習活動 教師の支援および配慮事項 評価の観点 1 畑に集合する 畑にベンチを用意しておき 集合できた子どもたちから座る 生活単元学習 本時 ことができるようにしていく 案 ( 評価の観点記入 集合できた子どもたちに おいもどこにあるのかな? 等例 と話しながら おいも掘りに対する期待感を高めていく 目標達成にかかわり 2おいも堀りを 各学習活動に設定され する た学習課題に対応した 学習活動に対応し 評価規準を個々の児童 道具等を使い た個別の学習課題 省 略 省 略 生徒ごとに明確に示し おいもを掘る を書く ておく 生活単元学習 本時案 学習課題 A 児 : 記入例 1 自分でおいも掘りの 道具を自分で考 方法を考えることがで えおいもを掘るこ きていたか とができる 2 方法が思いつかなか ったとき 友達 の方 全体への手だて ( 支援 ) を書く 法を柔軟に取り入れて

生活単元学習 本時案 ( 全体への支援記入例 ) いたか 道具を選択しやすいように シャベルや軍手など分かりやす 3おいもの特徴に気 い位置に置いておく づき 感じたこと 考 うんとこしょ どっこいしょ 等と言いながらつるを引っえたことをことばで表 張り おいもを掘る楽しさを伝える 現できていたか 個別の手だて ( 支援 ) を書く 生活単元学習 本時案 ( 個別の支援記入例 ) B 児 : 省 略 おいも掘りの方法を自分で選択することが C 児 : 省 略 できるように 周りの友達の様子に注意を向けるように促す ( 省 略 ) 3 省略 掘ったおいもの特徴をことばで伝 省 略 省 略 えることができる 注意 3 支援 配慮事項の表記について * 支援 配慮事項には,2 つの側面からの表記が必要です 1 目標達成を進めていく上での支援 配慮事項 ( 当然これがメインになります ) 2 学習活動を進めていく上での支援 配慮事項 2 に偏った表記にならないように注意が必要です また, 個別の目標のところでも書いたように, 個々の児童生徒の実態や課題はそれぞれ異なるので, 支援や配慮も厳密に言えば違ってきます 特別支援教育部長 高橋章二