第 2 問問題のねらい青年期と自己の形成の課題について, アイデンティティや防衛機制に関する概念や理論等を活用して, 進路決定や日常生活の葛藤について考察する力を問うとともに, 日本及び世界の宗教や文化をとらえる上で大切な知識や考え方についての理解を問う ( 夏休みの課題として複数のテーマについて調

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第 2 問 A 問題のねらいインターネット上の利用者の評価情報やイラストを参考に場面にふさわしい店を推測させることを通じて, 平易な英語で書かれた短い説明文の概要や要点を捉えたり, 情報を事実と意見に整理する力を問う 問 1 6 友人, 家族, 学校生活などの身の回りの事柄に関して平易な英語で書かれ

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第 1 問 B 身の回りの事柄に関して平易な英語で話される短い発話を聞き, それに対応するイラストを選ぶことを通じて, 発話内容の概要や要点を把握する力を問う 問 1 5 英語の特徴やきまりに関する知識 技 能 ( 音声, 語, 友人や家族, 学校生活など, 身近な話題に関する平易で短い説明を聞き取

副教材「私たちが拓く日本の未来」活用のための指導資料(P6~P15)

教科 : 公 民 科目 : 現代社会 学習指導要領 スタンダード 基礎 スタンダード 応用 スタンダード 発展 イ 現代の民主政治と政治参加の意義 社会契約説の基本的な考え方を理解し 民主政治 ホッブズ ロック ルソーのそれぞれの考え方の 社会契約説の内容を 絶対王政や市民革命と関連 基本的人権の保

平成 30 年度年間授業計画 教科 : 地理歴史科目 : 世界史 A 校内科目名 : 世界史 A 対象年次 :1 2 単位 使用教科書 教材 教科書 現代の世界史 改訂版( 山川出版社 ) 補助教材 ニューステージ世界史詳覧 ( 浜島書店 ) 1 学期 2 学期 指導内容指導目標評価の観点 方法 <

< F2D EE888F8288FA48BC E6A7464>

第 2 問 A インターネット上に掲載された料理レシピやその写真から料理の特徴の読み取りや推測を通じて, 平易な英語で書かれた短い説明文の概要や要点を捉える力や, 情報を事実と意見に整理する力を問う 問 1 6 イラストを参考にしながら, ネット上のレシピを読んで, その料理がどのような場合に向いて

政経 311 政治・経済

経済変動論 0

政治 経済 的知識を問うものである 正答率はやや低かった 問 6 金融の基本的な仕組みや 近年日本で適用されている重要な制度について その内容の理解を問う問題である 正答率は低かった 問 7 財政について 租税と国債に関する内容の出題を行い 概念への理解やこれまでの主な経緯への理解を問うものである

政治 経済 第 3 問題作成部会の見解 1 問題作成の方針問題作成に当たっては 現行の学習指導要領 ( 以下 学習指導要領 という ) に基づき 高等学校段階における基礎的な学習の達成度を判定することに第一の目標をおいた しかし 言うまでもなく 基礎的な学習を踏まえて 判断力や思考力 応用力 理解力

学習指導要領

各教科 道徳科 外国語活動 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする 各教科 道徳科 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする

2

平成 0 年度 (018 年度 ) 教科年間授業計画表 教科 地歴 科 日本史 A 目 年 1 本城 今井 日本史 A 現代からの歴史 ( 東京書籍 ) 図説日本史通覧 ( 帝国書院 ) 中校までの歴史習の上に 世界的視野に立った歴史認識を形成する 現代社会を形成してきた人間の営みとして歴史を正しく

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

国際数学・理科教育動向調査(TIMSS2015)のポイント

4 研究内容 (1) 公民科教育におけるコンピュータ活用の実態調査ア先行事例の調査 研究インターネットを活用して全国各都道府県の教育研究所及び教育センターなどのWebページを検索して先行事例の調査 研究を行った また 教科書出版会社などのWebページを検索して先行事例の調査 研究を行った イ学習ソフ

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平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

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基礎を育てることを主なねらいとしている 現在 地方自治体を取り巻く状況は 少子高齢化 情報化 グローバル化 経済の変動などによ り急速に変化している また 地方分権を推進する法律がつくられ 各地方自治体は 財政の健全 化や組織の改編 市町村合併等の新しい枠組みづくりに取り組んでいる さらに 子育て支

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

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第 1 問 2 問題のねらい三角形の形状と三角比に関する命題について, その探究過程の会話文を読みながら, 命題の条件を変えるなどして論理的 発展的に考察する問題である 得られた結果を基に批判的に検討し, 概念を広げたり深めたりする力を問う オ焦点化した問題を目的に応じて数学における基本 72.4

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【学習指導要領改訂】 高等学校の新教科・科目構成(案)|旺文社教育情報センター

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基礎 基本の定着 習得すべき基礎 基本について 基本的人権の考え方や個人の尊重, 法の下の平等の原理についての理解 平等権をめぐる現代社会の諸課題とそれらに対する法整備の理解 自由権の種類とその内容の理解 社会権の種類とその内容の理解 参政権と請求権の種類とその内容の理解 公共の福祉と国民の義務の理

問 9 地球環境問題の代表である地球温暖化問題に関する 各国の具体的な状況や取組についての理解を問うた 正答率は妥当であった 問 10 平和維持や人権保障 開発援助に関する代表的な国際協調の取組についての理解を問うた 正答率は低かった 第 2 問市場は 私たちの生活の利便性を格段に高めてきた しかし

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人間科学部専攻科目 スポーツ行政学 の一部において オリンピックに関する講義を行った 我が国の体育 スポーツ行政の仕組みとスポーツ振興施策について スポーツ基本法 や スポーツ基本計画 等をもとに理解を深めるとともに 国民のスポーツ実施状況やスポーツ施設の現状等についてスポーツ行政の在り方について理

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課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

イ 各科目の特徴 < 公共 > 公共の目標 人間と社会の在り方についての見方 考え方を働かせ 現代の諸課題を追究したり解決したりする活動を通して 広い視野に立ち グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の有為な形成者に必要な公民としての資質 能力を次のとおり育成することを目

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

2 単元の構想本単元の目標 関心 意欲 態度 身近にある基本的人権に関する問題を取り上げ, 学習した内容をもとに意欲的に調べようとすることができる 社会的な思考 判断 人間尊重の立場から, 社会における様々な基本的人権の尊重における課題を見出し, 多面的 多角的に考察し, 根拠を明確にして公正に判断

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3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

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平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

<4D F736F F D2082DA82A982B58A608DE DB293A18BB F918EAE8F4390B3816A81698AAE97B9816A>

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

社会科学習指導案 横浜市立いぶき野小学校 指導者 後藤覚洋 1 単元名暮らしの中の政治 2 日時平成 28 年 1 月 27 日 ( 水 ) 5 校時 3 学年 組第 6 学年 1 組 40 名 4 単元目標身近な地域で行われている施策や国や地方公共団体のはたらきとしくみについて調べ, 政治は, 国

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4 指導観 (1) 単元観高等学校学習指導要領第 2 章第 3 節公民第 2 款第 3 政治 経済 2 内容 (2) 現代の経済には以下のように記述されている 現代の日本経済及び世界経済の動向について関心を高め 日本経済のグローバル化をはじめとする経済生活の変化 現代経済の仕組みや機能について理解さ

試験問題評価委員会報告書

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Taro-H29結果概要(5月25日最終)

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

中学校における授業実践事例 1 第 3 学年社会科 消費生活と経済 1 学校名 職氏名萩市立田万川中学校教諭室谷雄二 2 生徒 3 学年 15 人 3 学習指導案 (1) 題材名消費生活と経済 (2) 題材の目標経済活動の意義について消費生活を中心に理解させるとともに 価格の働きに着目させて市場経済

倫理 政治 経済 問 3 センの引用文を読み その内容が正しく理解できているかを問うた 正答率は標準的であった 問 4 19 世紀以降の社会主義思想の流れについて正しく理解できているかを問うた 正答率はやや低かった 問 5 二つの欲求が対立し選択に迷う葛藤状況に関しては多様な考えや理論があり それを

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学

しかし児童生徒の多くは 税は 自分たちの生活に必要なもの とは思っていません まずはその否定的なイメージを払拭して 税は 自分たちのためにあり 自分たちで支えていくもの ということを理解してもらいましょう 税金の身近な使途 税金の使い道を 身近なところから知ってもらいましょう このほか 国際協力 や

地理歴史 大学入学共通テスト試行調査について 日本史B

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ICTを軸にした小中連携

はっきした声であいさつ は高学年では少ないね < 資料 2 より > よい感想だけでなく 問題点も挙げている感想も多いね めあてを達成したとは言えないかもしれないね < 資料 3 より > あいさつ運動への意見が出されているね 4 つの意見が出されているね < 資料 1 2,3 より > 資料 2

25math3

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

小中学生講義用テキスト 講義型 解説書スライド解説 授業開始前機材準備や資料の置き場所等の確認のため 授業開始の直前ではなく 余裕をもって学校に到着するようにしましょう 学校の先生の承諾があれば早めに教室に入り クラスの雰囲気に馴染めるよう 児童生徒とコミュニケーションをとりましょう 自己紹介 自己

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Japan Academy of Personal Finance パーソナルファイナンス研究 No.2 総量規制の導入経緯と問題点 伊藤 幸郎 東京情報大学大学院 堂下 浩 東京情報大学 要旨 貸金業法は 2006 年 12 月に国会へ上程され 2010 年 6 月に完全施行へと至った 新たに導入

授業概要と課題 第 1 回 オリエンテェーション 授業内容の説明と予定 指定された幼児さんびか 聖書絵本について事後学習する 第 2 回 宗教教育について 宗教と教育の関係を考える 次回の授業内容を事前学習し 聖書劇で扱う絵本を選択する 第 3 回 キリスト教保育とは 1 キリスト教保育の理念と目的

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

論文題目 大学生のお金に対する信念が家計管理と社会参加に果たす役割 氏名 渡辺伸子 論文概要本論文では, お金に対する態度の中でも認知的な面での個人差を お金に対する信念 と呼び, お金に対する信念が家計管理および社会参加の領域でどのような役割を果たしているか明らかにすることを目指した つまり, お

国語 求められている学力が見える 主として 知識 に関する問題では ほかの学習や実生活において活用できる知識 技能の習得が求められている 描写 要約 紹介 説明 記録 報告 対話 討論などの言語活動に必要な 基礎的な知識 技能を身につけていること 表現したり理解したりするための言語事項に関する 基礎

4 単元の評価規準 社会的事象への 社会的な思考 判断 観察 資料活用の 社会的事象について 関心 意欲 態度 技能 表現 の知識 理解 報道の在り方につい表現の自由と個人報道について調べ報道の意義や働き, て関心をもち, テレビの人権尊重という 2 たことを基に, これその仕事に携わる人番組や新聞

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の読み取りを通して認識してもらうことを意図した 正答率はやや高かった 問 4 アーレントの引用の読み解きという形で 人と人との自由な相互行為を指すアーレントの 活動 概念の正しい理解を問うた 正答率は低かった 問 5 ウィトゲンシュタインの言語哲学を その変化を踏まえて正しく理解しているかを問うた

第1章


教育学科幼児教育コース < 保育士モデル> 分野別数 学部共通 キリスト教学 英語 AⅠ 情報処理礎 子どもと人権 礎演習 ことばの表現教育 社会福祉学 英語 AⅡ 体育総合 生活 児童家庭福祉 英語 BⅠ( コミュニケーション ) 教育礎論 音楽 Ⅰ( 礎 ) 保育原理 Ⅰ 英語 BⅡ( コミュニ

(2) あなたは選挙権年齢が 18 歳以上 に引き下げられたことに 賛成ですか 反対ですか 年齢ごとにバラツキはあるものの概ね 4 割超の人は好意的に受け止めている ここでも 18 歳の選択率が最も高く 5 割を超えている (52.4%) ただ 全体の 1/3 は わからない と答えている 選択肢や

205 年度年間授業計画社会 世界史 B( 理型 ) 学年 2 年 東京書籍 新選世界史 B 単位数 4 単位 帝国書院 明解世界史図説エスカリエ 学習目標学習方法 世界の歴史の大きな枠組みと流れを踏まえ ヨーロッパとアジアの近現代を中心に 日本の歴史や現代の諸課題と関連付けながら理解し 歴史の発展

1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

なぜ社会的責任が重要なのか

Transcription:

現代社会 問題のねらい, 及び小問 ( 速報値 ) 等 第 1 問問題のねらい 功利主義 や 正義論 に関して要約した文書を資料として示し, それぞれの基盤となる考え方についての理解や, その考え方が実際の政策や制度にどう反映されているかについて考察する力を問うとともに, 選択肢として与えられた命題について, 合理的な 推論 かどうか判断する力を問う ( 年度当初に行われる授業の場面を設定 ) 問 1 1 功利主義 の考え方についての理解 資料を基に, そこで示された 功利主義 の思想的な特徴をとらえ, 基本となる考え方を示す 53.8 問 2 2 正義論 の考え方についての理解 資料を基に, そこで示された 正義論 の思想的な特徴をとらえ, 基本となる考え方を示す 43.2 問 3 3 4 (1) 私たちの生きる社会 問 1 の資料から得た 功利主義 の考え方についての理解 問 2 の資料から得た 正義論 の考え方についての理解 二つの資料から読み取れる考え方を基に, 現実社会の制度や政策を考察し, それぞれの考え方が実際に反映されている制度や政策をとらえる 34.4 58.7 問 4 5 設問で示された 推論 の定義の理解 推論 の定義を基に, 選択肢で示された社会的事象に関する命題について, 前提と結論との関係が妥当かどうかを考察する 66.5

第 2 問問題のねらい青年期と自己の形成の課題について, アイデンティティや防衛機制に関する概念や理論等を活用して, 進路決定や日常生活の葛藤について考察する力を問うとともに, 日本及び世界の宗教や文化をとらえる上で大切な知識や考え方についての理解を問う ( 夏休みの課題として複数のテーマについて調べる場面を設定 ) 問 1 6 資料で示された心理学者のマーシャの考え方についての理解 資料で示されたマーシャの考え方を基に, 選択肢で示されたアイデンティティの状態を分類する 86.4 問 2 7 問 3 8 (2) 現代社会と人間としての在り方生き方ア青年期と自己の形成 防衛機制 の理解 日本の伝統や文化を考える上で重要となる概念についての理解 日常生活で 葛藤 を感じたときに, 対処する 防衛機制 の種類をとらえる 日本の各時代に生じた宗教や文化の特徴をとらえる 75.3 66.7 問 4 9 ユダヤ教 キリスト教 イスラム教の関係についての理解 資料で示された デカメロン の中の 三つの指輪 ( 要約 ) を読み, その主旨をとらえる 80.2

第 3 問問題のねらい市場メカニズム等の経済の基本的な概念や理論に関する知識と 第二次世界大戦後の消費支出や外国為替相場に関する諸資料等を活用し 具体的な経済現象等について考察する力を問う ( 生徒同士が授業で会話したり議論したりする場面を設定 ) 問 1 10 市場経済での価格メカニズムの理解 インフレーション デフレーションの理解 江戸時代の小判改鋳を基に, 経済に関する基本的な概念や理論を活用し, 貨幣改鋳の経済的な効果について考察する 35.6 問 2 11 (2) 現代社会と人間としての在り方生き方エ現代の経済社会と経済活動の在り方 設問で示されたエンゲル係数の理解 グラフから情報を読み取る技能 設問で示されたエンゲル係数に関する知識を活用し, グラフに見られるその推移の原因や理由, 検証方法について考察する 44.2 問 3 12 市場メカニズムについての理解 需要供給曲線についての理解 社会的事象等をとらえる概念や理論を活用し, 他の社会的事象等をとらえることができる 需要供給曲線を活用し, 金融市場の変化をとらえる ( 当てはまる選択肢を全て選択させる問題 ) 16.7 問 4 13 問 5 14 (2) 現代社会と人間としての在り方生き方エ現代の経済社会と経済活動の在り方オ国際社会の動向と日本の果たすべき役割 円高 円安とその影響についての理解 グラフから情報を読みとる技能 環境問題の 市場化 の概念の理解 環境問題への対応についての理解 グラフを基に, 円の対米ドル為替レートの推移を読み取るとともに, 需要と供給の関係から, 為替レート変動の影響や理由について考察する 環境問題に関する知識を基に, 地球温暖化防止の経済的な手法についてとらえる 42.4 37.1

第 4 問問題のねらい政治に関わる身近な課題について, 政治制度を理解する上で重要な知識, 概念及び理論の理解を問うとともに, 成年年齢の引下げをめぐる議論について取り上げ, 諸資料を活用し, 様々な立場から考察し理由や根拠を示す力を問う (1 年間の授業の復習として生徒が教師とともに問題を作成する学習場面を設定 ) 問 1 15 問 2 16 (2) 現代社会と人間としての在り方生き方イ現代の民主政治と政治参加の意義 両議院の選挙制度の違いについての理解 個人と国家の関係等について説いた思想家の著書と思想内容の理解 衆議院と参議院の選挙における有効となる投票方法をとらえる ( 当てはまる選択肢を全て選択させる問題 ) 民主政治における個人と国家, 国家間の関係などに関する先哲の思想の内容をとらえる 4.6 51.2 問 3 17 (2) 現代社会と人間としての在り方生き方オ国際社会の動向と日本の果たすべき役割 第二次世界大戦後の国際政治において節目となった出来事についての理解 第二次世界大戦後の国際政治の動向に大きな影響を及ぼした出来事を発生順に並べ替える 74.1 問 4 18 (2) 現代社会と人間としての在り方生き方ア青年期と自己の形成イ現代の民主政治と政治参加の意義ウ個人の尊重と法の支配 民法における成年年齢の理解 資料から情報を読みとる技能 社会的事象等を多面的 多角的に考察し, 課題の解決に向けて, 公正に判断することができる 社会的事象等を多面的 多角的に考察した過程や結果を, 理由や根拠に基づいてまとめることができる 世論調査の結果等をまとめた資料を基に, 民法に定める成年年齢の引下げをめぐる議論について賛成 反対の立場に立って考察し, 前提となる事実と主張の理由 根拠を示す資料を特定する 44.9

第 5 問問題のねらい大学の法学基礎ゼミナールの授業場面を設定し, 学生がまとめた文章に示された日本国憲法や日本の司法制度に関する知識についての理解を問うとともに, 裁判員制度に関する学生同士の議論で展開された賛成 反対の主張とそれぞれの根拠を考察する力を問う 問 1 19 実際の政治制度の中の権力分立についての理解 三権分立の理念がどのように実際の政治制度に反映されているかをとらえる 51.7 問 2 20 (2) 現代社会と人間としての在り方生き方イ現代の民主政治と政治参加の意義 法人の概念についての理解 日本国憲法で規定されている人権についての理解 社会的事象等をとらえるいくつかの 考え方 に基づいて内容を考察し, 関連性や社会的な意味をとらえることができる 人権が保障される主体に関する考え方を活用し, 日本国憲法で法人に保障される人権をとらえる 67.5 問 3 21 国と地方自治体の行政機関に関する理解 日本の政治制度の中での行政機関の仕組みをとらえる 47.6 問 4 22 憲法 14 条 1 項についての理解 違憲審査権とその判例についての理解 三権分立を考える上で重要な裁判所の違憲審査に関する判例についてとらえる 19.8 問 5 23 (2) 現代社会と人間としての在り方生き方ウ個人の尊重と法の支配 裁判員制度についての理解 様々な立場からの主張を, 根拠に基づいて多面的 多角的に考察し, 課題の解決に向けて, 公正に判断することができる 裁判員制度に関する学生の議論を読み, それぞれの学生の主張の根拠を考察し, 各発言が賛成 反対のどちらの立場に立つものかを判断する 74.9