オキサゾリジノン系合成抗菌剤リネゾリド点滴静注液 リネゾリド注射液 配合変化表リネゾリド点滴静注液 組成 性状 1. 組成 本剤は 1 バッグ中 (300mL) に次の成分を含有 有効成分 添加物 リネゾリド 600mg ブドウ糖 g クエン酸ナトリウム水和物 クエン酸水和物 ph 調節

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社内資料 ph 変動試験 テイコプラニン点滴静注用 400mg NP 2013 年 2 月 20 日ニプロ株式会社 テイコプラニン点滴静注用 400mg NP ~ph 変動試験 ~ 1/2

シプロフロキサシン

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SW-0778_配合変化試験成績

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配合変化表 2015 年 4 月改訂 輸液用電解質液 ( 維持液 ) グルアセト 35 注

生食キット適合表2018.indd

1 デクスメデトミジン塩酸塩注射液 (DEX) または 溶液 1mL と薬液 ( 輸液は ICU 用に調 製 )1mL を混合後 各項目を調べた a) デクスメデトミジン塩酸塩分解物のピークの有無 (HPLC) b) ( 承認申請時資料 ) DEX 直後 30 分後 60 分後 2 時間後 4 時間

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開発の経緯 ゲムシタビン点滴静注用 200mg 1g サンド は 後発医薬品として開発を企画し 規格及び試験方法を設定 加速試験を行い 平成 22 年 1 月に製造販売承認を取得した ( 薬食発第 号 ( 平成 17 年 3 月 31 日 ) に基づき承認申請 ) 製品の特徴及び有用

エダラボン点滴静注30mg「NP」配合変化【別紙1】


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開発の経緯 セフタジジムは Cephalosporium acremonium 又は Cephalosporium salmosynnematum の培養によって得られる抗生物質の誘導体で第三世代のセファロスポリンである セフェム母核の 7 位には 他の誘導体で知られているアミノチアゾリル基にカルボ

グリコペプチド系 >50( 常用量 ) 10~50 <10 血液透析 (HD) 塩酸バンコマイシン散 0.5g バンコマイシン 1 日 0.5~2g MEEK 1 日 4 回 オキサゾリジノン系 ザイボックス錠 600mg リネゾリド 1 日 1200mg テトラサイクリン系 血小板減少の場合は投与

ビタミンC 製 剤 ビタC 注 10% ビタC 注 25% 日 本 薬 局 方 アスコルビン 酸 注 射 液 組 成 性 状 1. 組 成 本 剤 は1 管 (1mL 2mL) 中 に 下 記 成 分 を 含 む 有 効 成 分 ビタC 注 10% ビタC 注 25% 容 量 1mL 2mL アスコ

グリコペプチド系 >50( 常用量 ) 10~50 <10 血液透析 (HD) 塩酸バンコマイシン散 0.5g MEEK バンコマイシン 1 日 0.5~2g 1 日 4 回 オキサゾリジノン系 ザイボックス錠 600mg リネゾリド 1 日 1200mg テトラサイクリン系 血小板減少の場合は投与

Microsoft Word _ゾシン静注用 配合変化表.docx

入札結果一覧表 1 契約の名称平成 30 年度下期本庁指定薬品単価契約 2 入札公示日平成 30 年 10 月 5 日 3 入札施行日時平成 30 年 11 月 16 日午前 10 時 30 分 ~ ( 単位 : 円 ) JAN コードメーカー名商品名規格 容量包装薬価スズケンほくやくモロオ東邦薬品

塩酸バンコマイシン点滴静注用0

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版 有効成分 ニカルジピン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 1 ニカルジピン塩酸塩徐放カプセル20mg 日医工 日医工 後発医薬品 2 ニカルジピン塩酸塩徐放カプセル40mg 日医工 日医工 品目名 ( 製造販売業者 )

すとき, モサプリドのピーク面積の相対標準偏差は 2.0% 以下である. * 表示量 溶出規格 規定時間 溶出率 10mg/g 45 分 70% 以上 * モサプリドクエン酸塩無水物として モサプリドクエン酸塩標準品 C 21 H 25 ClFN 3 O 3 C 6 H 8 O 7 :

2,3-ジメチルピラジンの食品添加物の指定に関する部会報告書(案)

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フィニバックスと 他 剤 との 配 合 変 化 試 験 成 績 (1) 配 合 方 法 Ⅰ 法 :フィニバックス 点 滴 静 注 用 0.25 g フィニバックス 配 合 量 0.25 g( 力 価 ) を 各 輸 液 に 配 合 した 1) 各 輸 液,ジフルカン 静 注 液 100 mg,シプロ

しょうゆの食塩分測定方法 ( モール法 ) 手順書 1. 適用範囲 この手順書は 日本農林規格に定めるしょうゆに適用する 2. 測定方法の概要 試料に水を加え 指示薬としてクロム酸カリウム溶液を加え 0.02 mol/l 硝酸銀溶液で滴定し 滴定終点までに消費した硝酸銀溶液の量から塩化ナトリウム含有

ウスターソース類の食塩分測定方法 ( モール法 ) 手順書 1. 適用範囲 この手順書は 日本農林規格に定めるウスターソース類及びその周辺製品に適用する 2. 測定方法の概要試料に水を加え ろ過した後 指示薬としてクロム酸カリウム溶液を加え 0.1 mol/l 硝酸銀溶液で滴定し 滴定終点までに消費

審査結果 平成 26 年 1 月 6 日 [ 販 売 名 ] ダラシン S 注射液 300mg 同注射液 600mg [ 一 般 名 ] クリンダマイシンリン酸エステル [ 申請者名 ] ファイザー株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 8 月 21 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 7

1 比 1:1 1:2 1:4 及び 1:10 で実施した 実験では直後 30 分 2 時間後にサンプリングし 1% プロポフォール注 マルイシ として外観 ph 平均粒子径 プロポフォール含量 粒子径 ( 顕微鏡法 ) で検討した 一方 同時投与では 直後に粒子径 ( 顕微鏡法 ) のみの評価を行

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2019年1月改訂(改訂第34版)                   日本標準商品分類番号:876241

2019年1月改訂(改訂第33版)                   日本標準商品分類番号:876241

注釈 * ここでニッケルジメチルグリオキシム錯体としてのニッケルの重量分析を行う場合 恒量値を得るために乾燥操作が必要だが それにはかなりの時間を要するであろう ** この方法は, 銅の含有量が 0.5% 未満の合金において最も良い結果が得られる 化学物質および試薬 合金試料, ~0.5 g, ある

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分ベンフォチアミン B6 B12 配合剤 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 1) 溶解度 1 ダイメジンスリービー配合カプセル

を加え,0.05 mol/l チオ硫酸ナトリウム液で滴定 2.50 する.0.05 mol/l チオ硫酸ナトリウム液の消費量は 0.2 ml 以下である ( 過酸化水素として 170 ppm 以下 ). (4) アルデヒド (ⅰ) ホルムアルデヒド標準液ホルムアルデヒド メタノール液のホルムアルデヒ

キレート滴定

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ミリモル毎リットル mmol/l マイクロジーメンス毎センチメートル µs/cm 度 ( 角度 ) 5. 質量百分率を示すには % の記号を用いる 液体又は気体 100mL 中の物質量 (g) を示すには w/v% の記号を用いる 物質 100g 中の物質量 (ml) を示すには v/w% の記号を

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アボビスカプセル 25 25mg アボビスカプセル 50 5 ハ ラ 1000Cap アボビスカプセル 50 5 アボビスカプセル 50 5 PTP1000Cap(10Cap

マキサカルシトール軟膏 25μg /g CH の配合変化試験 配合薬剤目次 1. 副腎皮質ホルモン剤 メサデルム0.1% 6 アルメタ軟膏 3 リドメックスコーワ軟膏 0.3% 6 アンテベート軟膏 0.05% 3 リンデロン-DP 軟膏 7 アンテベート0.05% 3 リンデロン-V 軟膏 0.1

薬価基準収載 26 内 センブリ 重曹散 ニッコー センブリ 重曹散 B 内 ゾピクロン錠 7.5mg アメル ゾピクロン 7.5mg 錠 F 内

52 アンスルマイラン静注用 0.75g 0.75g マイラン製薬 53 アンスルマイラン静注用 1.5g 1.5g マイラン製薬 54 アンスロビン P500 注射用 500U CSL ベーリング 55 アンスロビン P1500 注射用 1500U CSL ベーリング 56 アンチレクス静注 10

日本食品成分表分析マニュアル第4章

眼科用剤一覧表:7.角膜治療薬

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<連載講座>アルマイト従事者のためのやさしい化学(XVII)--まとめと問題 (1)


DI-News 06-26

A 通 則 1. 添加物の適否は, 別に規定するもののほか, 通則, 一般試験法, 成分規格 保存基準各条等の規定によって判定する ただし, 性状の項目の形状は, 参考に供したもので, 適否の判定基準を示すものではない 2. 物質名の前後に を付けたものは, 成分規格 保存基準各条に規定する添加物を

Ⅰ-7.注射剤の配合変化

TECHNICAL DATA SHEET 貴金属化成品 ( 塩化物, 他 ) 金 品名化学式分子量 含有量 ( 理論値 ) 色調 形状 毒劇物 指定 *2*3 CAS No. 詳細 塩化金 (Ⅲ) 酸 4 水和物 H[AuCl 4] 4H 2O % 淡黄色 結晶劇物 130

Ⅲ. 検査検査は軽症 (0 項目 ) と中等症 (1 2 項目 ) では肺炎球菌尿中抗原 必要によりレジオネラ尿中抗原とインフルエンザ抗原 中等症 (1,2 項目 ) と重症 (3 項目 ) ではさらに喀痰グラム染色 喀痰培養を追加 超重症 (4,5 項目 ) ではさらに血液培養 血清検査とストック

この薬の効果は? この薬は 遺伝子組換え血液凝固第 Ⅷ 因子製剤と呼ばれるグループに属する注射薬です この薬は 血液中に欠乏している血液を固める役割のあるタンパク質( 血液凝固第 Ⅷ 因子 ) を補うことにより 血が止まりにくくなっている状態を改善します 次の目的で処方されます 血液凝固第 Ⅷ 因子

調剤包装単位 <11> 販売包装単位 <13> オメプラール錠 10 ( ) PTP140T 調剤包装単位 <11> 販売包装単位 <13>11388

眼科用剤一覧表:1.抗菌薬

51 アルブミナー 25% 静注 12.5g/50mL 25%50ml CSLベーリング 52 アルブミナー 5% 静注 12.5g/250mL 5%250ml CSLベーリング 53 アレビアチン注 250mg 250mg5ml 大日本住友製薬 54 アロキシ点滴静注バッグ0.75mg 0.75m

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バンコマイシン塩酸塩点滴静注用0.5g・1.0g「MEEK」

本品約2g を精密に量り、試験液に水900mLを用い、溶出試験法第2法により、毎分50回転で試験を行う

入札結果一覧表 2 ( 内用薬 2) 39 内用薬 第一三共 ギャバロン錠 10mg B500 錠 12,266 ( 株 ) スズケン 40 内用薬 第一三共 ギャバロン錠 5mg 100 錠 1,459 ( 株 ) スズケン 41 内用薬 クラシエ クラシエ五苓散料エキス細粒 2g 42 包 1,

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パナテスト ラットβ2マイクログロブリン

プレスハム及びソーセージのでん粉含有率 (2014) プレスハム及びソーセージのでん粉含有率測定手順書 独立行政法人農林水産消費安全技術センター 1. 適用範囲 この測定方法は 日本農林規格に定めるプレスハム及びソーセージに適用する 2. 測定方法の概要試料 5 g から水酸化カリウムエタノール溶液

ISOSPIN Blood & Plasma DNA

9 果実酒 9-1 試料の採取 3-1 による ただし 発泡のおそれのあるものは綿栓をして 速やかに試験に供する 9-2 性状 3-2 による 別に試料及び貯蔵容器において 皮膜の状態についても観察する 9-3 ガス圧 8-3 に準じて測定する 9-4 検体の調製 ガスを含むときは 8-4 によって

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医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 第 2 版 ( 初版 ) 有効成分 アカルボース 品目名 ( 製造販売業者 ) 1 アカルボース錠 50mg BMD ビオメディクス 後発医薬品 2 アカルボース錠 50mg JG 日本ジェネリック 3 アカルボー

目 次 1. はじめに 1 2. 組成および性状 2 3. 効能 効果 2 4. 特徴 2 5. 使用方法 2 6. 即時効果 持続効果および累積効果 3 7. 抗菌スペクトル 5 サラヤ株式会社スクラビイン S4% 液製品情報 2/ PDF

次亜塩素酸水

改訂履歴 登録 発行 年月日 文書番号 ( 改訂番号 ) 改訂内容 改訂理由 年月日 エンドトキシン簡便法 2 / 9 日本核医学会

3

1998年2月改訂(第2版)

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豚繁殖 呼吸障害症候群生ワクチン ( シード ) 平成 24 年 3 月 13 日 ( 告示第 675 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した弱毒豚繁殖 呼吸障害症候群ウイルスを同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を凍結乾燥したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株

pdf エンドトキシン試験法

豚丹毒 ( アジュバント加 ) 不活化ワクチン ( シード ) 平成 23 年 2 月 8 日 ( 告示第 358 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した豚丹毒菌の培養菌液を不活化し アルミニウムゲルアジュバントを添加したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 名称豚丹

企業等からの資金提供状況報告 ( 平成 29 年 4 月 ~ 平成 30 年 3 月分 ) 1. 受託研究等 (1) 受託研究 総件数 286 件 総額 259,135 千円 (2) 共同研究 総件数 2 件 総額 0 千円 (3) 受託事業 共同事業 総件数 6 件 総額 2,060 千円 2.

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土壌溶出量試験(簡易分析)

1 新規採用医薬品 薬事委員会の決定による医薬品採用の開始 一般名 薬効等 開始日 オキシコンチン TR 錠 5mg オキシコドン塩酸塩水和物持続性癌疼痛治療剤 平成 0 年 7 月 19 日 ( 木 ) 取扱い中止医薬品 取扱い中止予定薬品の詳細については 随時 医療情報端末に掲載しています 掲載


photolab 6x00 / 7x00 バーコードのない測定項目 バーコードのない測定項目 使用できる測定法 これらの測定項目の分析仕様は 付録 4 に記載されています ここでは 使用方法は カラム 5 の測定法番号を使用して手動で選択します 測定法の選択方法の説明は 光度計の機能説明の 測定法の

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

イオン化傾向 イオン化傾向 1 金属の単体はいずれも酸化されて陽イオンになりうる 金属のイオンのなりやすさを表したものをイオン化傾向という イオン化傾向 K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb (H) Cu Hg Ag Pt Au e- を出してイオンになりやすい酸化されやすい イ

内 サビスミンSRカプセル37.5mg 37.5mg1カプセル ジクロフェナクナトリウム徐放カプセル 2/ 全星 内 サンバゾン錠 50mg 50mg1 錠 エペリゾン塩酸塩錠 5.80 旭化成ファーマ 内 スパシオール錠 2.5mg 2.5mg1 錠 エナラプリルマレイン酸塩錠 9.9

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培養細胞からの Total RNA 抽出の手順 接着細胞のプロトコル 1. プレート ( またはウエル ) より培地を除き PBSでの洗浄を行う 2. トリプシン処理を行い 全量を1.5ml 遠心チューブに移す スクレイパーを使って 細胞を掻き集める方法も有用です 3. 低速遠心 ( 例 300 g

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ポリソルベート 80

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馬ロタウイルス感染症 ( アジュバント加 ) 不活化ワクチン ( シード ) 平成 24 年 7 月 4 日 ( 告示第 1622 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した馬ロタウイルス (A 群 G3 型 ) を同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を不活化し アジュバント

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263 170 263 配合変化表 2018 年 11 月作成 オキサゾリジノン系合成抗菌剤 リネゾリド点滴静注液 リネゾリド注射液 製造販売元 :

オキサゾリジノン系合成抗菌剤リネゾリド点滴静注液 リネゾリド注射液 配合変化表リネゾリド点滴静注液 組成 性状 1. 組成 本剤は 1 バッグ中 (300mL) に次の成分を含有 有効成分 添加物 リネゾリド 600mg ブドウ糖 13.702g クエン酸ナトリウム水和物 クエン酸水和物 ph 調節剤 2. 性状 本剤は無色 ~ 黄色澄明の水性注射液で ph 及び浸透圧比は次のとおりである ph 浸透圧比 ( 生理食塩液に対する比 ) 4.4~5.2 約 1 1

ph 変動試験 1. 試験目的 配合変化表リネゾリド点滴静注液 リネゾリド点滴静注液 について 本品の酸またはアルカリ添加による配合変化を予知するための参考資料として ph 変動試験を実施した 2. 試験内容 (1) 試料溶液 リネゾリド点滴静注液バッグ 容量 :300mL ロット番号 :18H02 (2) 試験項目 試料溶液に 0.1mol/L 塩酸試液及び 0.1mol/L 水酸化ナトリウム試液を滴下したときの外観 ph 定量 (3) 試験方法 試料溶液 に対して 0.1mol/L 塩酸試液又は 0.1mol/L 水酸化ナトリウム試液をビュレットで滴下し 外観の観察及び ph の測定を行い この ph を " 最終 ph" とした さらに 最終 ph に到達した直後及び 24 時間後のリネゾリドの量 (mg) を測定し 試料溶液のリネゾリドの量 (mg) を 100% とした時の相対値 (%) を求めた 3. 試験結果 1) 外観 ph 規格 ph 試料 ph 試液添加量 最終 ph 移動指数 外観 4.4~5.2 4.84 0.1mol/L HCl 0.1mol/L NaOH 1.46 11.88 3.38 7.04 変化なし ( 無色澄明 ) 変化なし ( 無色澄明 ) 2) 定量法 リネゾリド点滴静注液 (%) 100 試液添加量 0.1mol/L HCl 0.1mol/L NaOH 最終 ph 到達時の相対値 (%) 99.96 99.96 相対値 : 本品のリネゾリド含量を 100% とした ( 最終 ph におけるリネゾリドの量は 添加した液量で補正を行い算出した ) 最終 ph 到達より 24 時間後の相対値 (%) 99.74 54.49 2

配合変化試験 1. 検体 本剤 1 袋 (300mL) を検体とした 配合変化表リネゾリド点滴静注液 2. 試験項目 (1) 外観 (2) ph (3) リネゾリドの残存率 ( 定量法 ) 大きな外観変化が起きた薬剤については 残存率を試験しない 3. 試験方法 検体 に別紙 1 のとおりに調製した単剤 を加え 撹拌し配合薬液とした 4. 試験結果 上記試験に基づいて 別紙 2 の配合変化表を作成した 3

配合変化表リネゾリド点滴静注液 別紙 1: リネゾリド点滴静注液 配合変化試験配合薬剤及び調製方法 No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 配合薬剤名 ( 製造販売元 ) 剤形 容量 大塚生食注 ( 大塚工場 ) 250mL 大塚糖液 5% ( 大塚工場 ) 100mL ラクテック注 ( 大塚工場 ) 250mL カルベニン点滴用 0.25g ( 第一三共 ) クラビット点滴静注バッグ500mg/100mL ( 第一三共 ) 100mL クラフォラン注射用 1g ( サノフィ ) シオマリン静注用 1g ( 塩野義 ) ジスロマック点滴静注用 500mg ( ファイザー ) スルペラゾン静注用 1g ( ファイザー ) セフメタゾン静注用 2g ( 第一三共 ) ゾシン配合点滴静注用バッグ4.5 ( 大鵬薬品 ) チエナム点滴静注用キット0.5g (MSD) ハベカシン注射液 200mg (MeijiSeika) パンスポリン静注用 1g ビソルボン注 4mg ( サノフィ ) ファーストシン静注用 0.5g フルマリン静注用 1g ( 塩野義 ) ベストコール静注用 0.5g メロペン点滴用キット0.5g ( 大日本住友 ) ユナシンS 静注用 1.5g ( ファイザー ) ソリタT3 号輸液 ( エイワイファーマ ) フルカリック1 号輸液 ( テルモ ) イノバン注 100mg ( 協和発酵キリン ) ファンギソン注射用 50mg (MS) コントミン筋注 50mg ( 田辺三菱 ) セルシン注射液 10mg ホリゾン注射液 10mg ( 丸石 ) ベナンバックス注用 300mg ( サノフィ ) A A 4mL 2mL 200mL 単剤調製方法 配合薬剤 1 本に生理食塩液 10mL を加え溶解した 溶解後 この液全量を量りとり 生理食塩液を加えて 50mL とし 単剤とした 生理食塩液 100mLボトルより 液を10mL 量りとり 配合薬剤 1 本に加え溶解した 溶解後 この液全量を量りとり 前述の生理食塩液 100mLボトルに加えて混合し 単剤とした 生理食塩液 100 mlボトルより 液を10mL 量りとり 配合薬剤 1 本に加え溶解した 溶解後 この液全量を量りとり 前述の生理食塩液 100mLボトル 2 に加えて混合し 単剤とした 生理食塩液 100mLボトルより 液を10mL 量りとり 配合薬剤 1 本に加え溶解した 溶解後 この液全量を量りとり 前述の生理食塩液 100mLボトルに加えて混合し 単剤とした 生理食塩液 100mLボトルより 液を10mL 量りとり 配合薬剤 1 本に加え溶解した 溶解後 この液全量を量りとり 前述の生理食塩液 100mLボトルに加えて混合し 単剤とした 配合薬剤 1 本に生理食塩液 10mLを加え溶解した 溶解後 この液 2.5mLを量りとり 生理食塩液を加えて50mLとし 単剤とした 配合薬剤の溶解液部分を手で押して隔壁を開通させ この操作を2~3 回繰り返して薬剤を溶解し 単剤とした 配合薬剤の溶解液部分を手で押して隔壁を開通させ この操作を2~3 回繰り返して薬剤を溶解し 単剤とした 配合薬剤全量を量りとり 生理食塩液 100 ml ボトルに加え 単剤とする 配合薬剤 1 本に生理食塩液 10mL を加え溶解する 溶解後 この液全量を量りとり 生理食塩液を加えて 50mL とし 単剤とする 配合薬剤全量を量りとり 生理食塩液 100 ml ボトルに加え 単剤とする 配合薬剤 1 本に生理食塩液 10mLを加え溶解した 溶解後 この液全量を量りとり 生理食塩液を加えて50mLとし 単剤とした 生理食塩液 100mLボトルより 液を10mL 量りとり 配合薬剤 1 本に加え溶解した 溶解後 この液全量を量りとり 前述の生理食塩液 100mLボトルに加えて混合し 単剤とした 配合薬剤 1 本に生理食塩液 3mLを加え溶解する 溶解後 この液全量を量りとり 生理食塩液を加えて50mLとし 単剤とする 配合薬剤の溶解液部分を手で押して隔壁を開通させ この操作を2~3 回繰り返して薬剤を溶解し 単剤とする 配合薬剤 1 本に生理食塩液 10mLを加え溶解する 溶解後 この液全量を量りとり 生理食塩液を加えて50mLとし 単剤とする 配合薬剤を単剤とする 903mL 配合薬剤を単剤とする A 5mL 配合薬剤 0.5mL を量りとり 生理食塩液を加え 50mL とし 単剤とする 配合薬剤 1 本に 5% ブドウ糖注射液 10mL を加え溶解する 溶解後 この液 1mL を量りとり 5% ブドウ糖注射液 50mL を加え単剤とする A 5mL A 2mL A 2mL 28 配合薬剤 1 本に注射用水 3mLを加え溶解する 溶解後 この液全量を量りとり 生理食塩液 50mLを加え単剤とする 29 生理食塩液 100mLボトルより 液を10mL 抜き取る 配合薬剤 1 本に注射用水エリスロシン点滴静注用 500mg 10mLを加え溶解する 溶解後 この液全量を量りとり 前述の生理食塩液 ( マイランEPD) 100mLボトルに加え単剤とする 30 アレビアチン注 250mg ( 大日本住友 ) A 5mL 配合薬剤を単剤とする 31 バクトラミン注 ( 中外 ) A 5mL 配合薬剤 2mLを量りとり 生理食塩液 50mLを加え 単剤とした 32 ロセフィン点滴静注用 1gバッグ配合薬剤の溶解液部分を手で押して隔壁を開通させ この操作を2~3 回繰 ( 太陽ファルマ ) り返して薬剤を溶解し 単剤とする 製造販売元は2018.04 時点の保険薬辞典 ( じほう発行 ) に準拠した A: アンプル : バイアル : バッグ なお 生理食塩液は大塚生食注 5% ブドウ糖液は大塚糖液 5% 注射用水は大塚蒸留水を用いた 4

配合変化表リネゾリド点滴静注液 別紙 2: リネゾリド点滴静注液 配合変化試験結果 1 大塚生食注 5.97 2 大塚糖液 5% 5.79 3 ラクテック注 6.53 4 カルベニン点滴用 0.25g 5 クラビット点滴静注バッグ 500mg/100mL 6 クラフォラン注射用 1g 7 シオマリン静注用 1g 8 配合薬剤名 ジスロマック点滴静注用 500mg 単剤外観残存率 (%) ph 外観 ph 配合直後 1 時間後 4 時間後 24 時間後 4 時間後 24 時間後配合直後 1 時間後 4 時間後 24 時間後 6.57 4.85 5.21 5.64 6.77 9 スルペラゾン静注用 1g 5.40 10 セフメタゾン静注用 2g 4.75 11 ゾシン配合点滴静注用バッグ 4.5 12 チエナム点滴静注用キット 0.5g 13 ハベカシン注射液 200mg 14 パンスポリン静注用 1g 5.39 7.35 6.95 6.49 15 ビソルボン注 4mg 3.89 16 ファーストシン静注用 0.5g 7.95 17 フルマリン静注用 1g 4.79 18 ベストコール静注用 0.5g 微黄褐色澄明の液 7.61 19 メロペン点滴用キット 0.5g 7.91 20 ユナシン S 静注用 1.5g 9.15 21 ソリタ T3 号輸液 5.48 22 フルカリック 1 号輸液黄色澄明の液 5.08 23 イノバン注 100mg 5.71 24 ファンギソン注射用 50mg 黄色澄明の液 7.36 25 コントミン筋注 50mg 5.75 26 セルシン注射液 10mg 黄色澄明の液 6.43 27 ホリゾン注射液 10mg 黄色澄明の液 6.47 28 ベナンバックス注用 300mg 29 エリスロシン点滴静注用 500mg 6.10 7.35 微黄褐色澄明の液 淡黄色懸濁の液 微黄色微濁の液と黄色沈殿 微黄色微濁の液と黄色沈殿 30 アレビアチン注 250mg 12.12 白濁の液 31 バクトラミン注 9.22 32 ロセフィン点滴静注用 1g バッグ 6.50 99.8 100.3 4.64 4.65 4.64 4.65 99.7 99.8 4.89 4.89 4.86 4.89 99.4 100.1 4.84 4.84 4.84 4.85 黄色澄明の液 99.3 99.5 5.12 5.10 5.06 4.95 98.6 99.6 4.64 4.64 4.64 4.64 100.5 100.8 4.68 4.71 4.70 4.68 99.5 99.8 4.76 4.76 4.77 4.79 99.5 99.9 5.75 5.77 5.76 5.76 99.7 99.9 4.65 4.66 4.66 4.64 100.1 100.1 4.64 4.63 4.62 4.58 99.6 99.5 4.71 4.70 4.70 4.66 黄色澄明の液 99.7 100.0 5.12 5.08 4.99 4.83 99.8 99.9 4.84 4.84 4.84 4.84 99.9 99.7 5.87 5.88 5.89 5.85 99.6 99.8 4.62 4.63 4.62 4.62 99.9 100.4 5.72 5.79 5.99 6.25 100.8 100.4 4.64 4.64 4.65 4.67 100.0 100.8 6.18 6.26 6.42 6.72 99.5 98.3 6.58 6.63 6.71 6.86 100.4 100.6 7.81 7.81 7.79 7.66 99.7 99.6 4.91 4.91 4.92 4.91 100.2 100.2 4.90 4.91 4.90 4.89 99.7 100.8 4.65 4.64 4.64 4.64 実施せず実施せず 4.96 4.95 4.96 4.96 100.0 100.4 4.63 4.63 4.64 4.62 実施せず実施せず 5.67 5.68 5.68 5.68 実施せず実施せず 5.68 5.69 5.69 5.67 と白色浮遊物 白濁の液と白色沈殿 実施せず実施せず 4.63 4.28 3.94 3.91 99.6 98.9 4.73 4.73 4.73 4.73 白濁の液と白色沈殿 実施せず実施せず 10.89 10.97 10.98 10.97 と針状結晶 100.5 実施せず 5.89 5.90 5.87 5.92 97.6 98.1 4.98 4.99 4.99 5.01 :1 つ前の測定時期より変化なし 5