はじめに

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Taro-H29 教育課程編成届3

基本方針 これまでも幼稚園は幼稚園教育要領に 保育園は保育所保育指針に基づいた幼児教育 保育を展開してきた また 平成 20 年 3 月の大幅な改定により 3 歳児から5 歳児の教育に関する内容では整合性が図られている しかし 統一されたカリキュラムがないことで 幼稚園と保育園の内容に違いがあるかの

ハンドブックp10-14:東京都教育委員会

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1 一日の生活の連続性及びリズムの多様性への配慮 (1) 全体的な計画の作成幼保連携型認定こども園教育保育要領第 1 章総則では 幼保連携型認定こども園の 全体的な計画 の作成について示されています 全体的な計画は 保育所保育指針における保育課程 幼稚園教育要領における教育課程に当たります また 全

子どもは 成長とともに徐々に友達と一緒に過ごす時間を増やしていきます そして 友達と一緒に遊んだり活動したりする中で 共に過ごす楽しさを味わうようになります その様子を見守ったり 援助したり 仲立ちしたりする保育士等の役割は重要であり 一人一人の子どもの友達への興味や関心 仲間関係などを把握する必要

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子どもの育ち(1) 3 歳児 3 歳児のカリキュラム < 発達の姿 > 基本的な運動機能が伸び それに伴い食事 排泄 衣類の着脱などもほぼ自立できるようになる 話し言葉の基礎ができて 盛んに質問するなど知的好奇心や関心が高まる 自我がよりはっきりしてくるとともに 友達とのかかわりが多くなるが 実際に

年間指導計画 (1 歳児 ) 保教諭に親しみ安定したの中で活し安心して過ごす 一人一人の状態や活リズムを把握し心地良く過ごせるようにする 安心した環境の中で 落ち着いて過ごせるようにする 自然に触れながら体を動かし 様々な遊びを楽しめるようにする 活の流れが分かり 自分でできることをえるようにする

新しい幼稚園教育要領について

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

資料6 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の再整理イメージ(たたき台)

1 歳児の教育 保育の取り組み 登園時には保育教諭と一緒に言葉や動作で挨拶をする心地よさを感じられるようにしていきます 又 降園時にはハイタッチをし 明日も元気に登園できるようにします 絵本の読み聞かせの時間を設けることにより 絵本を見る楽しさを味わい 言葉を育みます 遊具や玩具を自由に使って遊び

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

基本方針 文京区においては 幼児期の質の高い幼児教育 保育を実現するために 区立幼稚園 区立保育園統一の 幼児教育 保育カリキュラム を策定することにした 内容としては 生きる力の基礎の育成を 軸 に据えた 子どもの発達や学びの連続性を踏まえた幼児教育 保育の充実を目的としている これまでも幼稚園は

<小学校 生活科>

<小学校 生活科>

2 期のねらい第 9 期 (11 月 ~12 月 ) 友達と一緒に見通しやめあてをもって活動していく時期 <ねらい> 共通の目的に向かって考えを出し合ったり 協力したり工夫したりしながら遊びを進めていく 自分なりの見通しやめあてをもって遊びに取り組み 個々の力を発揮していく 季節や生活の変化に興味や

1.平成25年度報告書表紙(子ども子育て会議用)

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

高松っ子いきいきプラン策定の趣旨 本プランは, 就学前の子どもが幼稚園 保育所 幼保一体化施設など, どこに在籍していても, 等しく質の高い教育 保育を受けられるよう, 各施設が積み上げてきたものを生かしつつ, 今後, 重点的に取り組むための方針や具体的な取り組みを示しています さらに小学校との連携

きるか, 必要なものを取捨選択したり, 試したり見立てたり工夫したりしながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくる できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, 改良したり, 遊び方を工夫したりして, よいものにしようとする おもちゃフェスティバルを開き実際に遊び, みんなが楽しく

1 対象児童 省略 2 児童の実態 省略 発達障害 情緒障害通級指導教室自立活動学習指導案 コミュニケーションに課題のある児童の指導 平成 30 年 11 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 3 指導観これまでに通級指導教室では 落ち着いた環境の中で 精神的安定を図り 本来持っている能力を発揮し

環境 体制整備 4 チェック項目意見 事業所評価 生活空間は 清潔で 心地よく過ごせる環境になっているか また 子ども達の活動に合わせた空間となっているか クーラーの設定温度がもう少し下がればなおよいと思いました 蒸し暑く感じました お迎え時に見学させて頂きますが とても清潔だと思

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平成 29 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 遊びの指導 生活単元学習 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 給食の食材や献立について知る バランスよく, 何でも食べる 必要な水分を上手に摂取する 食後の片付けができる しっ

Microsoft Word - 【完成版】幼稚園教育課程編成のために

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乳児期からの幼児教育について 大阪総合保育大学 大方美香

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

ポイント 1: 幼児教育と小学校教育の特徴や違いを理解する 保幼小の円滑な接続に向けて まずは 幼児教育と小学校教育の特徴や違いを理解することが重要です 幼児教育 幼児期の教育では 幼児の自発的な活動としての 遊び を通して 様々な体験や学びの芽生えを積み重ねることができるよう 保育者が環境を構成し

発達の特徴自分でできることは自分でやってみたい そんな気持ちがわいてくるのが3 歳児です 自分と同じようなことをする同年齢の友達のことが気になり 一緒のことがしたくなる でも 自分のしたいことを遮られると 腹が立ったり 悲しくなったり 複雑な思いを体験します こんな気持ちの揺れをひとつずつ大好きな大

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

< 目次 > 1. はじめに 1 2. 東金市立幼稚園 保育所共通カリキュラムの基本理念等 2 3. 東金市立幼稚園 保育所共通カリキュラムの実践 4 4. 東金市立幼稚園 保育所共通カリキュラム 1 教育及び保育の内容に関する全体的な計画 5 20 歳児年間指導計画 7 31 歳児年間指導計画 8

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<小学校 生活科>

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

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幼児の実態を捉えると共に 幼児が自分たちで生活をつくり出す保育の在り方を探り 主体的 に生活する子どもを育むための教育課程及び指導計画を作成する 3 研究の計画 <1 年次 > 主体的に生活する幼児の姿を捉える 教育課程 指導計画を見直す <2 年次 > 主体的に生活する幼児の姿を捉え その要因につ

解答類型

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

(2) 記録用サポートブックの作り方 記録用サポートブックは 一般様式 を使って書きます 一般様式 は 項目 本人の状況 支援方法 の 3 つの枠からできています 様式一般様式支援者 : 場所 : 日付 : < 項目 > 例 ) 話を聞く( 授業中 ) 使い ポイント 方 気になるな 困ったな と思

<小学校 生活科>

1 幼児期の教育 保育と小学校教育の違い 幼児期の教育 保育と小学校の教育では 発達の段階の違いだけでなく 教育課程等の違いもあります まずは相互を理解することが必要です 幼児期の教育 保育と小学校教育との間には このように教育課程や指導方法の相違点がある一方で 5 歳児から小学校低学年までの発達の

【資料第7号】文京区版幼児教育・保育カリキュラムの拡充について

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

○ ○ 科 学 習 指 導 案

はじめに

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

平成 30 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 食べ物と健康との関わりについて知ろう 給食について知ろう 学習 遊びの指 導 生活単元 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 食後の片付けができる しっかりかむ習慣を身に付け,

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

社会科学習指導案

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

幼保連携型認定こども園教育・保育要領告示文

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

よつばグループ ( 児童発達支援 1 日療育 ) 1 日の流れ 9:00 登所 12:30 午睡 10:00 始まりの会 5 歳児 ( 自由遊び ) 10:10 設定遊び1 14:00 おやつ 10:35 排泄 14:30 帰りの会 10:40 水分補給 15:00 退所 10:50 設定遊び2 1

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Microsoft Word - 9概要(多保田春美).docx

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

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難聴児童の伝える力を 高めるための指導の工夫 -iPadを活用した取り組みを通して-

平成 29 年度児童発達支援センターバンビ事業計画 1. 基本方針 児童発達支援センターバンビは相模原市南区の発達障害児の療育を遂行するため 以下の基本理 念 療育基本指針に則りサービスを提供する 1) 基本理念 1 児童一人ひとりに対する丁寧な 根拠 ある療育相模原療育園の医療スタッフとの連携によ

や友達のよさに気付かせたい また, 気付いたことが今後の成長にどのように生かしていけるのかを 考えさせたい 単元の目標 身近な材料を使って, 工夫して動くおもちゃをつくることに関心をもち, 遊びを工夫して, みんなで楽しく遊ぼうとしている 生活への関心 意欲 態度 身近にある材料を使って, 動くおも

遊びを通して 生きる力の基礎 を育てます - 幼稚園での遊びは 幼児の大切な 学び です - ( 幼稚園教育は 学校教育の土台 ) 感動 集中力 理解力文字やことばへの関心 意欲的な 態度 挑戦する 頑張るできた喜びを味わう 集団としての教育 絵本 大好き 思いやり ゆずりあいがまんする 認め合う話

小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

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平成 20 年度全国学力 学習状況調査回答結果集計 [ 児童質問紙 ] 松江市教育委員会 - 児童 小学校調査 質問番号 (1) 朝食を毎日食べていますか 質問事項 選択肢 その他 無回答 貴教育委員会 島根県 ( 公

Microsoft Word - 【完成版】幼稚園教育課程編成のために

幼保連携型認定こども園教育・保育要領(平成26年内閣府・文部科学省・厚生労働省告示第1号)

が分かり 地域に親しみや愛着をもち 人々と適切に接することや安全に生活することができるようにすることを目指している 本校は 隣接する小学校が休校することになり 今年度非常に多くの転校生を迎えた それに伴い学区域が二校分の広さに広がり 2 年生にとっては新しくなった学区域の中には 知らない場所やまだ行

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

Microsoft Word - 03目次

年長さんになったよ 5 歳児 4 月 進級の喜びを味わう 環境の構成 生活の場を自分たちで整えていけるような機会の設定や物の準備をする 幼稚園内でのルール ( 遊具や用具の扱い方など ) の確認 積木や製作コーナーの置き場所を決めること 自分たちでできると考えたこと ( 飼育動物の世話 昼食時の挨拶

学校評価書 様式

いろいろな衣装を知ろう

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

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自己紹介をしよう

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

5 児童生徒質問紙調査 (~P23) (1) 運動に対する意識等 [ 小学校男子 ] 1 運動やスポーツを [ 小学校女子 ] することが好き 1 運動やスポーツをすることが好き H30 全国 H30 北海道 6 放課後や学校が休みの日に 運動部や地域のスポーツクラブ以外で運動やスポーツをすることが

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

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地域の幼児教育の拠点となる幼児教育センターの設置及び「幼児教育アドバイザー」の育成・配置に関する調査研究 実施報告書(2年次)(4)

2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収


国語科学習指導案

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第 2 第 3 第 4 食育の推進 環境及び衛生管理並びに安全管理 災害への備え 第 4 章第 1 第 2 第 3 子育ての支援子育ての支援全般に関わる事項幼保連携型認定こども園の園児の保護者に対する子育ての支援地域における子育て家庭の保護者等に対する支援 - 2 -

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

Transcription:

子どもの姿 生命の保持 情緒の安定経験する内容保育者の3 歳児発達の過程 Ⅰ 期 ( 4 月 ~ 6 月上旬 ) 援助 新しい生活や環境に すぐに興味をもって遊び始める子どもや 泣いたり緊張した表情をしたり等不安を示す子どもがいる 好きな遊具や場を見つけ 自分のペースや思いで動く 保育者や友達に興味関心を示す 困ったことや嫌なことなど 言葉でなかなか伝えられない 自分の好きな遊びや場をみつけ 遊ぼうとする 保育者や友達と触れ合い 共に過ごす中で親しみをもつ 新しい環境に慣れ 安心して過ごす 新しい環境に慣れ 基本的な生活の仕方を知る ( 食事 排泄 手洗い 心身の健康所持品の始末など ) 保育者や友達と一緒に食事をする 人とのかか 園の約束事や 遊具 用具の使い方を知る わり 保育者や友達と 話したり触れ合ったりして遊ぶ 自分のクラスや担任 友達の顔や名前を覚える 身近な環境 身近な自然に触れたりして 親しみをもつ とのかかわ ままごと 積み木 ブロックなどに興味をもち遊ぶ り 挨拶や返事など生活に必要な言葉を知る 絵本や紙芝居を見たり聞いたりし 読んでもらうことを楽しむ 保育者と一緒に歌を歌ったり 音楽に合わせて体を動かしたりすることを楽しむ 砂 粘土などの素材に触れて 感触を楽しみながら遊ぶ 環境の構成 自分の生活する場所や物が分かるように 個別のマークを付け 安心して生活ができるようにする 遊具の置く場所は 出し入れや片付けがしやすいようにしたり 分かりやすく表示をつけたりする 興味をもった遊びを一人一人が十分にできるように 遊具の数や置き方を配慮する 保育者のかかわり 個人差に配慮しながら一人一人の気持ちをしっかりと受け止め 子どもとの信頼関係を作り安心した園生活を送れるようにする 保育者も一緒に遊び 楽しさを共感する 色々な遊具や場を知らせたり 遊びに誘いかけたりして やりたいことがみつけられるようにする 色々なペープサートや指人形等の教材を準備し 保育者のそばに集まると楽しいことがあるという思いを積み重ねていく 家庭での生活を理解し 様子を聞いたり 園での様子を伝えたりしてコミュニケーションを図り信頼関係を築いていく 自分でしようとする力に繋がるように 身の回りのことや所持品の始末などのやり方を教えたり 見守ったりする大切さを懇談会等で伝えていく 28

子どもの姿 生命の保持 情緒の安定経験する内容育者 自分なりの遊びを楽しみながらも 友達が遊んでいる様子が分かるような空間や場作りをする 保の援3 歳児発達の過程 Ⅱ 期 ( 6 月上旬 ~ 9 月上旬 ) 助心身の健康 人とのかかわり 好きな遊びを見つけて遊ぶ 自分が好きな遊びの場にいる友達と かかわって喜ぶ 自分の思い通りにしたがり 物の取り合いなどのトラブルがでてくる 園生活の流れが少しずつ分かってくる 所持品の始末などについては 保育者の声かけや援助で 自分でしようとする子ども 気分によってできなかったり甘えたりする子どもがいる 〇自分の好きな遊びを見つけて楽しむ 〇保育者や身近にいる友達と同じ場で遊んだり 同じように動いたりすることを楽しむ 〇保育者と一緒に 簡単な身の回りの始末を自分でしようとする 遊具を使ったり走ったりして身体を動かして遊ぶ 好きな物を喜んで食べる 食事や排泄 手洗い 身の回りの始末など 保育者の声かけや援助により自分でしようとする 保育者や自分の近くで遊んでいる友達に関心をもつ 友達がしていることを見たり 真似したりして遊ぶ 自分の物や 他の人の物 みんなで使う物の違いが分かり 大切にすることを知る 身近な小動物や草花 野菜などを見たり触れたりして 興味関心をもつ 貸して 入れて ありがとう など 遊びに必要な言葉を知る 困ったことや してほしいことを保育者に自分なりの言葉やしぐさで表現する 砂 泥 水 シャボン玉などで遊び 解放感を味わったり感触を楽しんだりする 曲の感じやリズムに合わせて 身体を動かしたり 簡単な身体表現などを楽しんだりする 環境の構成 衣服の着替えや身の回りの片付けの手順が分かりやすいように入れ物を用意したり 表示をしたりする 水の心地よさや 色々な素材の感触を味わい楽しめるような環境を工夫していく 水遊びやプール遊びの際には 安全面 衛生面に十分配慮するとともに 個人差に応じて無理なく水に親しめるような環境を作る 保育者のかかわり 一人一人の発達を丁寧に捉え 必要に応じて手助けしたり励ましたりし 自分でしようとする気持ちを育てる 遊びへの興味がもてるように 保育者も一緒に遊びを楽しみながら 友達の様子を見せたり誘いかけたりして仲立ちする 子どもの思いや感情を受け止め共感し 自分らしさを発揮できるようにする こまめな水分補給や休息をとれるようにし 一人一人の体調に留意する 園生活で身の回りのことを自分でしている姿を個人面談やクラスだより等で知らせ 子どもの成長を喜び合いながら 家庭でも時間的な余裕をもって取り組んでもらえるよう伝える 食事 睡眠 休息などの生活リズムの安定を図れるように伝える 友達とのトラブルが発生した時は 人とのかかわりを学ぶための大切な体験であることを伝える 29

保育者の援助3 歳児発達の過程 Ⅲ 期 ( 9 月上旬 ~ 10 月下旬 ) 子どもの姿 生命の保持 情緒の安定経験する内容心身の健康 人とのかかわり 自分の好きな遊びを繰り返す 一緒に遊びたい友達ができ 自分からかかわっていく 4 5 歳児の遊びをじっと見たり真似たりする 身の回りのことを自分でしようとする 〇保育者や友達がすることに興味をもち 自分もしてみようとする 〇好きな友達とかかわって遊ぶことを楽しむ 〇園での過ごし方が分かり 身の回りのことを自分でしようとする 衣服の着脱や身の回りのことを自分でしようとする かけっこやいろいろな用具を使った遊びを楽しみ 思いきり体を動かして遊ぶ 行事や生活の中で 異年齢児とのかかわりをもつ 興味のある友達と一緒に 触れ合って遊ぶ 季節の変化を感じながら 木の葉や木の実などを集めて遊ぶ中で 自然物に興味関心をもつ 保育者と一緒に身近な動植物の世話をしたり 遊んだりする中で興味を広げる 自分の気持ちやしてほしいことなどを 保育者に自分なりの動きや言葉で伝えようとする 絵本や紙芝居など みんなで見たり聞いたりすることを楽しむ 保育者や友達と音楽に合わせて体を動かしたり いろいろな動きを真似たりして表現する 身近にあるもので 好きなように描いたり作ったりして表現する楽しさを感じる 環境の構成 行事などを通して4 5 歳児の活動を見たり真似をしたりするので 繰り返し遊べるように遊具や用具を身近に用意しておく 身近な自然に興味をもてるように 園外に出かけたり動植物に触れたりする機会をもつ 友達と同じようなことをして 一緒にいることが楽しめるよう 身近な用具や材料 場を用意する 保育者のかかわり 身の回りの始末などは 自分からしようとする姿を見守ったり できるようになった姿を認めたりしていく 保育者が子どもと一緒に体を動かして遊ぶ姿を見せながら その楽しさを伝えていく トラブルや思い通りにならない時には 個々の思いを受け止め 互いの思いを代弁して伝えたり 気分を切り替えていけるようにしたりする 運動会などの取り組みは 個人差があることを伝え その子なりの成長を感じてもらえるようにする 自分の思いが達成されないことに 泣いたり怒ったりすることが増えてくるが 成長の過程ととらえ 見守っていくことの大切さを伝える 30

保育者の援助3 歳児発達の過程 Ⅳ 期 ( 10 月下旬 ~ 12 月 ) 子どもの姿 生命の保持 情緒の安定経験する内容心身の健康 人とのかかわり 好きな友達と一緒に 同じ遊びを楽しめるようになる 簡単なルールのある遊びが できるようになる おしゃべりが活発になる 生活の中でのきまりが分かるようになる ( 交替に使う順番に並ぶなど ) 〇いろいろな活動に興味をもち 楽しむ 〇みんなと一緒に遊ぶ楽しさを感じる 〇生活や遊びの中にきまりがあることが分かり 守ろうとする 身の回りの始末など 自分からやって出来たことに喜びを感じる いろいろな食材を少しずつ食べてみる 保育者や友達と 簡単なルールのある遊びをする 友達と同じ活動に参加し みんなと一緒にすることを喜ぶ 友達とのかかわりの中で 楽しく遊ぶためにきまりやルールがあることを知る 保育者の話をみんなと一緒に聞こうとする 身近な物の大小 色 形 多い少ないなどの違いに気付く いろいろな材料や用具を使って 遊びに必要なものを作る 遊びや生活の中で 必要な言葉を使おうとする 保育者や友達と 言葉のやりとりをすることを喜ぶ いろいろなリズム楽器に触れたり 鳴らしたりすることに楽しさを感じる 見立てたり 何かのつもりになったりして自分なりに表現して遊ぶ 環境の構成 見立てたり なりきって遊んだりできるような材料や用具を用意し 自分たちで使えるようにしておく 友達と一緒の遊びが十分に楽しめるような材料や用具 遊びの場を用意する 日頃使い慣れている遊具を使いやすいように置いたり 好きな所に場を広げられるような物を用意したりする 季節の変化に応じ 暖房器具の扱い方や室内の温度 湿度 換気に配慮する 保育者のかかわり 最後までやり遂げようとする気持ちが芽生えているので 保育者は見守り 子どもの気持ちを受け止めていく 様子によっては 手助けをし できた という満足感が味わえるようにする 遊びや場に応じた簡単な言葉を知らせ 言葉で伝える喜びがもてるようにする トラブルが起きた時は それぞれの思いを受け止め 相手の気持ちにも気付けるように仲立ちをする 生活や遊びの中に きまりがあることを繰り返し伝えていく 子どもの興味や集中時間を考慮し 分かりやすく話をする 手洗い うがいは保育者も一緒に行い 大切さを知らせていく 好きな物を食べるだけでなく いろいろな食材を食べることの大切さを知らせる 保育参観などを通して 子どもの成長や具体的な姿を共有したり 親子の触れ合いの楽しさを感じ取ったりしてもらう 31

友達と一緒に遊ぶ楽しさが分かってくる 自分の思いを言葉や動きで表現することが多くなる 子どもの姿 一日のおおまかな生活の流れが分かり 自分で行動しようとするようになる 〇遊びの中で作ったり動いたりして 自分なりに表現することを楽しむ 〇友達と遊んだり話したりすることを楽しみ 一緒に活動する 〇基本的生活習慣が身に付き 自分のことは自分でする 防寒着の着脱や始末 手洗い うがいなど 身の回りのことを自分でし心身の健康ようとする 保育者や友達と集団遊びを楽しみ 体を動かして遊ぶ 人とのかか クラスみんなで 同じ遊びを楽しむ わり 保育者や友達とのかかわりの中で 会話を楽しみながら一緒に遊ぶ 友達が困ったり泣いたりしている時 助けてあげようという気持ちをもつ 身近な環境 冬の自然に興味をもち 見たり触れたりする とのかかわ 身近な材料を使って自分が欲しい物を作ったり できた物を遊びに使っりたりする 自分の思いや考えを 自分なりに言葉に出して伝える 絵本や紙芝居などを見たり聞いたりしながら 言葉への興味を広げていく ごっこ遊び簡単な劇遊びで 好きな登場人物になりきって遊ぶ 音楽に合わせてリズム楽器を鳴らしたり 身体表現をして楽しんだりする 環境の構成 遊びが発展できるような材料や 遊びたい友達と一緒にいられる場などを用意し 友達や保保育者と十分触れ合って遊べるようにする 簡単なルールや繰り返しのある遊びを友達と一緒に楽しめるよう 遊具や用具を用意する 育 身近な自然現象に 興味をもってかかわれるような環境を工夫する 者 保育者のかかわり の 自分のことは自分でする姿に共感し 認めたり褒めたりすることで自信をもたせ 大きく援なった喜びを感じ取れるようにする 助 友達と一緒に遊ぶ姿を見守ったり楽しさを共感したりし さらにつながりが感じられるようにしていく 一人一人の動きを受け止めながら 保育者もアイディアやヒントを出し より遊びが楽しくなるようにする 生命の保持 情緒の安定経験する内容3 歳児発達の過程 Ⅴ 期 ( 1 月 ~ 3 月 ) 自己主張や自立心が強くなるが まだ甘えたい気持ちもあるので 温かく受け止めるよう伝えていく 進級に向けて子どもの成長を振り返り 懇談会や個人面談等で話し合ったり喜んだりする機会を設けていく 32

進級や入園に期待を抱いている子どもや不安な気持ちをもっている子どももいる 子どもの姿 保育者の仲立ちにより 自分のやりたい遊びを見つけ遊ぼうとする 園生活の流れや過ごし方がわかり 保育者の言葉かけにより 身の回りのことをしようとする 保育者に親しみをもったり 園が楽しいところであると感じたりする 好きな遊びを通して 友達や保育者と触れ合うことを楽しむ 園生活の流れがわかり 安心して過ごす 心身の健康 生活の場でのきまりがあることを知る 保育者や友達と一緒に楽しく食事をする 人とのかか 戸外で体を動かして遊ぶ気持ちよさを感じる わり 保育者や友達との触れ合いを楽しむ 身近な環境 保育者や友達に親しみをもち 好きな遊びをする とのかかわ 困っていることや してほしいことなどを保育者に伝えようとする り 春の花 虫に触れて 親しむ 挨拶や返事など生活に必要な言葉を使おうとする 絵本や紙芝居などを見たり 聞いたりすることを楽しむ 保育者と一緒に歌を歌ったり 曲に合わせて体を動かしたりする 身近な素材や用具を使って 描いたり作ったりすることを楽しむ 環境の構成 好きな遊びができる時間や場所を保障する 遊具は子どもが欲求を満たせる程度の量や種類 また 片付けやすい量を準備する 保 生活がスムーズにできるよう 保育室を整えると共に 遊具 用具の置く場所を分かるようにする 育 園庭での場の構成は遊びの特徴や安全面に考慮して行う 者 保育者のかかわり の 園全体の職員が 様々な場面で幼児を援助できるよう連携を図る 援 個人差を考慮して子ども一人一人に呼びかけたり 触れ合いを多くしたりして情緒の安定を助図る 保育者が積極的に遊びに加わり 遊びの楽しさを味わえるようにする 同じ場にいる友達の存在に気付かせるような言葉かけをする 遊具や用具の使い方を知らせ 一人一人を見守りながら 安全な使い方を伝えていく 個人差を考慮し 生活の流れがわかるような言葉かけや必要に応じて手助けをしていく 生命の保持 情緒の安定経験する内容4 歳児発達の過程 Ⅰ 期 ( 4 月 ~ 6 月上旬 ) 面談 懇談会やおたより等で園の方針やクラス運営方針について伝え 園生活を園と家庭とが同じ思いで 子どもたちにかかわっていけるようにする 園や家庭での子どもの様子を連絡帳や送迎時に伝え合い 保護者の不安な気持ちを受け止めながら 信頼関係を築いていく 33

経験する内容4 歳児発達の過程 Ⅱ 期 ( 6 月上旬 ~ 9 月中旬 ) 子どもの姿 様々な活動への興味が広がり 体を十分に動かすようになる まわりの友達の動きに目が向くようになり 相手と同じことをしてかかわる 友達とのトラブルが見られ 自分の思いにも気付いて欲しいという働きかけが増える いろいろな活動に興味をもち 自分のやりたい遊びを見つけて楽しむ 友達とかかわりをもち 一緒に活動することを楽しむ 自分でできることに喜びをもちながら 生活に必要な習慣を身に付ける 保育者の援助生命の保持 情緒の安定心身の健康 人とのかかわり 戸外で体を十分に動かして遊ぶことを楽しむ 安全な遊具や用具の扱い方等園での生活の仕方が分かり 進んで行う 興味をもった遊びをする中で 友達とのつながりを楽しむ 友達と同じ物を持ったり 同じ動きをしたりして イメージを共有してごっこ遊びを楽しむ 身近な動植物や自然に興味や関心を広げる 砂や泥などの感触を味わう 色水遊びやシャボン玉遊び等で 試したり発見したり できたことを喜んだりする 自分の思ったことを言葉や動きで表現し 相手に伝えようとする 挨拶や返事など必要な言葉を使う 水遊びを通し 水の冷たさや気持ちよさを味わったりする 友達と一緒に歌ったり 音楽を聞きながら体を動かしたりして楽しむ 身近な素材や用具を使って 自由に描いたり作ったりすることを楽しむ 環境の構成 子どもの作りたい物が実現できるよう 材料や用具を用意する 素材は子どもが扱いやすい大きさや種類を用意し 自由に使えるようコーナー等に分類しておく 解放感を味わう水遊び 砂遊びは 進んで遊びに取り組むことができるように 子どもの興味がもてるような環境を整えておく 気の合う友達との遊びを楽しめるよう 遊具や場を確保する 身の回りのことが進んでできるように 子どもと共に片付けたり 場所を整えたり またわかりやすく表示をする 梅雨時や水遊びの時期の衛生管理及び安全面に十分注意する 保育者のかかわり 子ども同士の人間関係を把握し 友達のかかわりや触れ合いを楽しめるにようにする 作ることの楽しさや 作ったもので遊ぶ楽しさを味わえるよう 保育者が子どもと一緒に遊び 楽しさを共感していく 遊びの中でいろいろなことに気付いたり 感じたり 試したりしている姿を受け止め 認めたり共感したりして 満足感を味わえるようにする 水遊びは個人差を把握し 一人一人の幼児が無理なく水に親しめるようにしていく また 着替えも慣れるまでは不安な幼児がいるので 温かく励まし安心して取り組めるよう援助していく 友達の遊びの様子や 楽しんでいること等をまわりの子どもに伝え 触れ合えるようにしていく 暑い日は日陰で遊んだり 水分補給をしたりと 子どもの体調には十分配慮する 個人面談では 4 月からの成長を知らせ保護者に安心してもらうと共に 家庭と共に成長を見守っていけるようにする 運動会等についての事前説明を行い 目的等を明確にして保護者に理解してもらうと共に子どもたちの成長を喜び合うようにする 34

自分なりのイメージをもち 遊びの場を作ったり 見立てたりして遊ぶ 友達とのつながりを感じ 同じものを持ったり 同じような動きをした子どもの姿りする クラス全体で集まった時など 保育者の話を聞こうとする態度が見られるようになってくる 友達と触れ合いながら 感じたことを自分なりに表現して楽しむ 気の合う友達の中で 自分の思いを出しながら遊ぶ 保育者や友達の話を聞いたり 会話を楽しんだりする 気温や活動に応じて 衣類の調節を自分でする 心身の健康 運動的な遊びを自分からやってみようとする 簡単なルールのある遊びを友達と一緒に楽しむ 人とのかか みんなでやることに喜んで参加し 自分なりの力を出す わり 友達の態度や表情から 相手の思いに気付く 夏から秋への自然の移り変わりに気付く 身近な環境 自分たちで育てた野菜の収穫を喜ぶ とのかかわ 自分の育てた野菜等を食べてみようとする り 草花を遊びに取り入れたり 虫探しや観察をしたり等 身近な動植物に親しみをもってかかわる 思ったことや考えたことを保育者や気の合う友達に話す 様々な素材や用具を使って 遊びに必要なものを作る 色々な遊びや活動を経験する中で イメージを豊かにする 音楽に合わせて歌ったり踊ったり 体を動かしたりする 環境の構成 遊びが充実し楽しめるよう 環境構成を工夫する 友達とのかかわりが広がってくる頃なので 遊びにかかわる人数によって場の工夫を行う 保 活動に必要な遊具や用具を 準備 点検しておく 育 保育者のかかわり 者 戸外で思い切り体を動かして遊べるよう保育者も子どもと共に仲間に入り 楽しい雰囲気作のりをしたり 意欲を高めたりしていく トラブルを見守り 子ども同士で解決できない時は保育者がモデルを示したり 代弁をした援りしていく 助 自分の思い通りにならない気持ちを受け止めながら 相手の思いにも気付かせていく 自分の話や思ったことを聞いてもらう喜びを感じることができるよう 相づちを打ったり言葉を補ったりする 話を聞く望ましい態度に気付かせていく 気温や活動に応じて 衣服の調節が必要なことに気付くよう 言葉をかける 生命の保持 情緒の安定経験する内容4 歳児発達の過程 Ⅲ 期 ( 9 月中旬 ~ 10 月中旬 ) 運動会に向けて取り組む様子を伝え 子どもの成長している姿を共に喜び合う 自然物を持ち帰ることが増えるので 子どもの様子を伝えて 自然との触れ合いに親子で共感することができるように働きかける 35

気の合う友達の中で思いを伝え合いながら 遊びを持続させるようになる 子どもの姿 友達への関心が高まり 相手を理解しようとする気持ちが芽生えはじめる 危険な場所や遊び方に気付き 安全な行動を意識できるようになってくる 自分なりの目的やイメージをもち 自分の力を発揮する 友達と遊ぶ中で 自分の思いを表現したり 相手の言葉や動きを意識したりして遊ぶ 場に応じた行動の仕方を知り きまりを守ろうとする 衣類の調節 手洗いやうがいの大切さを知り 自分でする 心身の健康 落ち着いた雰囲気の中で 食事のマナーを意識しながら楽しく食事をする 進んで戸外に出て思い切り体を動かして遊ぶ 人とのかか 友達と一緒に遊ぶ中で ルールを守って遊ぶ楽しさを味わう わり 友達と自分の思いや考えを伝え合い 共通の目的をもって遊びに取り組む 身近な環境 身近な自然の変化に気付き 秋の自然物を使って遊ぶ とのかかわ 年末の行事や生活に関心をもつ り 保育者や友達と会話を楽しみ 思ったこと 感じたこと 経験したことなどを話したり 聞いたりする 絵本や童話等に親しむ中で その面白さが分かりイメージを広げる 様々な素材を使って 作ったり飾ったりすることを楽しむ 環境の構成 子どもたちのやりたい思いを汲み取り 実現できるように必要なものを準備する みんなの前や いろいろな人と話す機会をもつようにする 外で遊ぶ機会を逃さず 体が温まるような遊びを取り入れていく ルールのわかりやすい遊びを用意したり 必要に応じてルールを確認し合う場を設けたりする 保育 保育者のかかわり 者 一人一人の思いや考えに共感し 思いが伝わり合う嬉しさを感じたり やり遂げた満足感をの味わったりできるようにする 援 子どもが自分の思いを伝えたり 相手の気持ちに気付いたりできるように 個々の思いを受助け止めながらかかわっていく 自分たちの生活にとって 必要な行動やきまりがあることに気付かせる 風邪の予防には 薄着の習慣や遊びの後の手洗い うがいが大切なことを知らせ 進んで行う気持ちを育てていく 秋の自然に興味をもたせたり 遊びの中に取り入れたりできるような環境を整える 生命の保持 情緒の安定経験する内容4 歳児発達の過程 Ⅳ 期 ( 10 月中旬 ~ 12 月 ) 日常における 子どもの取り組みや友達とのかかわりの中で変容した姿を伝え 共に成長を喜び合い 今後の親子の励みとなるようにしていく 新年を迎える準備の手伝いをする機会をもってもらい 家族の触れ合いの場を大切にしてもらう 36

自分なりに目的意識をもち 自己発揮して遊べるようになる 子どもの姿 友達と気持ちを受け止め合って遊ぶことを楽しむようになる 自分なりに生活の見通しをもち 身の回りのことができるようになる 自分なりの目的や目標に向かって考えたり 試したりしながら遊ぶ 自分の感情を調整しながら集団で活動することを楽しむ もうすぐ年長組になる期待をもち 自分のことは自分でやろうとする 生活に必要な習慣が身に付き 自分から進んで身の回りのことをする 心身の健康 寒さに負けず 思い切り体を動かして遊ぶ 友達と一緒に共通の目的をもち 思いや動きを受け止め合って遊ぶ楽しさを知る 人とのかか いろいろなごっこ遊びの中で必要なものを友達と一緒に考えたり 工夫わりしたりして作り 遊びに活かして使う 身近な環境 冬の自然現象に興味をもち 見たり触れたりする とのかかわ 生活の中で 必要に応じて数を数えたり 量の大小を比べたりする り 遊びの中で絵本やカルタなどを楽しむ 保育者や友達の話に親しみをもって聞き 自分の思っていることを話す 自分の成長を喜び 周りの人への感謝の気持ちをもつ 花壇の様子や日差し 風の暖かさなど 小さな自然の変化に気付き 春の訪れを感じ取る 年長組からいろいろな仕事を引き継ぎ 年長組になることに期待をもちながら喜んで取り組む 環境の構成 目的意識がもてるような活動を学級全体で行い 友達を意識する機会を設ける 保 遊びの中で自然な形で文字や数に親しめるよう 環境を整えたり 教材を準備したりしておく 保育者や友達の話を落ち着いて聞けるような雰囲気作りをしていく 育 保育者のかかわり 者 個々に考えたり 試したりしている姿を大切にし それぞれの状態に応じて援助し 満足感のがもてるようにする 援 トラブルが起きたときは 保育者も子どもと一緒に考え合い 互いが納得できるようにしていく 助 冬の身近な自然に触れながら 発見 疑問など共感する 年長児にしてもらったことや 教えてもらったこと 一緒に遊んだことを話し合い 修了を祝う気持ちがもてるようにする 当番活動等 年長児から教わりながら 自分たちの役割として喜んで取り組めるようにする 生命の保持 情緒の安定経験する内容4 歳児発達の過程 Ⅴ 期 ( 1 月 ~ 3 月 ) 1 年間の子どもの成長について保護者に伝え 保護者も子育てが楽しいと感じられるような雰囲気をつくる また 次年度も園に通うことを親子共々楽しみにできるようにしていく 37

子どもの姿 進級した喜びや期待をもちながら 新しい環境に自分からかかわり いろいろな遊びに取り組んでいく 異年齢の子どもに対して 優しさや思いやりをもって 手助けしてあげようという気持ちをもつようになる 気の合う友達や保育者と 好きな遊びを一緒に楽しむようになる 新しい生活のルールを知り 守ろうとする 新しい環境に自分からかかわり いろいろな遊びに取り組む 経験する内容5 歳児発達の過程 Ⅰ 期 ( 4 月 ~ 6 月上旬 ) 生命の保持 情緒の安定育者の援助 自分のやりたい遊びをしたり 友達や保育者とのかかわりを楽しんだりしながら クラスのつながりを感じる 年長児としての生活の仕方が分かり 進んで行う 心身の健康 人とのかかわり 戸外で体を動かして十分に遊ぶ 挨拶や姿勢など 気持ちよく食事をするためのマナーを意識しながら 友達や保育者と一緒に楽しく食事をする 安全な遊具や用具使って遊ぶ 園生活での決まりを確認し進んで守る 新しい保育者や友達に親しみをもつ 異年齢の子どもに親しみをもって接する 気の合う友達と一緒に 好きな遊びをする 鬼ごっこやゲームなどを友達と一緒に楽しむ 身近な動植物に親しみ 触れたり 世話をしたりする 身近な自然の変化に興味や関心をもつ 自然物を遊びに取り入れて遊ぶ 自分の気持ちや考えを伝えたり 相手の話を聞こうとしたりする 日常生活の中で目にするマークや表示の意味が分かり 文字や数に興味をもつ 友達と一緒に歌を歌ったり 曲に合わせて踊ったりすることを楽しむ 環境の構成 子どもたちと共に生活の場を作り 新しい約束事を作っていくようにする 遊具や生活に必要なものの置き場は分かりやすく表示する 自分のしたい遊びが 十分にできる時間と場所を保障していく 友達と一緒にする楽しさが感じられるよう クラス全体で活動する時間や場を設ける 園内外の安全衛生に十分配慮し 快適に過ごせるよう 生活の中で繰り返し確認していく 園庭や近隣の公園の自然に触れる機会をもち 植物などにも興味や関心が向けられるようにする 保 保育者のかかわり 進級した喜びに共感するとともに 緊張や戸惑いの気持ちも十分受け止め 自信や安心感をもって過ごせるようにする 個人差を考慮し 一人一人の様子を把握して個々の情緒の安定を図り 好きな遊びや生活に取り組めるようにする 友達を意識できるような言葉かけをしたり 保育者が仲立ちとなって言葉を補ったりして 友達との遊びが十分楽しめるようにする 他クラスと連携をとりながら 異年齢の子どもとのかかわりがもてるようにする 今年度のや方針を懇談会やおたより等で家庭に伝え 理解を求め 園と家庭が同じ気持ちで子どもにかかわってもらえるようにする 子どもの様子を連絡帳や送迎時に伝え合い 保護者との信頼関係を築いていく 進級することには 喜びだけでなく 戸惑いや不安を感じることもあることを伝え 共感したり 励ましたりして 子どもの気持ちを支え合っていけるようにする 38

遊びの中で 自分なりに試したり 工夫したりするなど やってみようとする気持ちをもって意欲的に取り組む姿が見られる 子どもの姿 友達と積極的にかかわりたいという気持ちが大きくなってくるが 上手に伝えられず 衝突することがある 当番や係の仕事の内容が分かり 進んで取り組むようになる 自分なりの目的をもち 試したり 考えたりしながら遊ぶ 気の合う友達と 自分の考えを伝えながら遊ぶ 役割をもつ喜びを味わい その役割をやりとげようとする 進んで戸外の遊びに参加して十分に楽しむ 心身の健康 自分で気づいて 汗を拭いたり衣服の調節をしたりする 遊びがより楽しくなるように 考えたり工夫したりする 人とのかか 自分の考えたことを言葉や動きで伝えたり 相手の思いに気付き受け止わりめたりする 周りにいる友達と刺激し合いながら 好きな遊びをする 身近な環境 自分たちなりにルールを作り そのルールにそって遊びを楽しむ とのかかわ 身近な動植物の世話をする中で その成長や生態に興味や関心をもつ り 水遊び 砂遊び プール遊びなど 季節ならではの遊びを楽しむ 相手の話をよく聞き 内容を理解しようとする 体験したり 感じたりしたことを言葉で表現することを楽しむ 友達と一緒に曲に合わせていろいろな動きを楽しむ 砂遊びや水遊びを通して 不思議に思ったり試したりしたことを繰り返し楽しむ いろいろな材料を使って 自分なりに工夫して表現する 環境の構成 試したり工夫したりできる素材や場所と時間を十分に保障する グループで取り組む活動を取り入れ 少ない人数の中で 思いを伝え合う機会をもつ 当番活動の内容や手順を絵や文字でわかりやすく伝え 楽しんで取り組めるようにする 保 気候に合わせて室内の環境を整える 育 水遊びやプールなど 夏ならではの遊びが十分楽しめるように準備や環境設定を行う 生命の保持 情緒の安定経験する内容者の援助5 歳児発達の過程 Ⅱ 期 ( 6 月上旬 ~ 9 月中旬 ) 保育者のかかわり 子ども同士の人間関係を丁寧に読み取り 集団の中の一人一人を理解する 自分なりの目標 課題をもって頑張っている姿を励ましたり 認めたりして自信につながるようにする 個々が伝えようとする思いを まずは保育者が十分受け止め 自分が受け止められる心地よさを感じられるようにする 水を使う遊びを行う時には 子どもの状態を把握して衛生 安全に配慮する 着替え 水分補給 休息など夏期を快適に過ごす生活の仕方を知らせていく 当番活動は 例年の活動を参考にしながら子どもの実態や思いも取り入れ 無理や負担のない取り組みになるよう配慮する 子ども同士の間で起こった出来事については丁寧に伝え 友達とのかかわりを通して 子どもが獲得している力について理解し合い 見守っていけるようにする 夏の遊びが十分楽しめるよう体調の管理と持ち物の用意などの協力をお願いする 39

経験する内容保育者の援助5 歳児発達の過程 Ⅲ 期 ( 9 月中旬 ~ 10 月下旬 ) 子どもの姿 心身の健康 体を動かす遊びに喜んで参加し 繰り返し遊ぶ姿が見られる 共通の課題に対して 個々に目的をもち 意欲的に取り組むようになる クラスのつながりを感じ 友達を励ましたり 認めたりしながら遊びや生活を進めようとする 誰かのために 何かをしたいという気持ちが強くなり 園全体にかかわる活動に意欲的になる 自分の力を思いきり発揮することを楽しむ 共通の目的に向かい グループやクラス全体で取り組み 充実感や達成感を味わう みんなのために 役割をもつことに喜びを感じ 認められたことを自信につなげていく 積極的に戸外で体を動かし いろいろな運動に挑戦する 思いきり自分の力を出したり 競い合ったりすることを楽しむ 生命の保持 情緒の安定人とのかかわり 環境の構成 体と食べ物の関係に興味や関心をもって食事をする 友達と共通の目的に向かって 気持ちや力を合わせてやり遂げた手応えを味わう 異年齢児とのかかわりの中で 思いやりやいたわりの気持ちをもつ 季節の変化を感じ 身近な自然に興味をもって 見たり触れたりする 公共の場でのルールや行動の仕方を理解し みんなで気持ちよく生活できるようにする 園行事に関心をもち 自分たちで進めていこうとする気持ちをもつ 自分の思いを伝えるだけでなく 相手の話も聞いてその思いを受け入れる 運動会に向けての活動を通して 表現したり必要なものを制作したりする 体を十分動かして遊べるように 戸外遊びの機会を多く取り入れる いろいろな活動を 個々やグループ クラス全体で取り組む機会をもち 子どもが自分のこととして受け止めていけるようにする 行事などを通し 役割をもつ中で自己を発揮できるようにする 自然に触れる機会を多くもち 季節を感じたり 遊びに取り入れたりしていくようにする 天候に対応した休息が取れる工夫をする 保育者のかかわり 一人一人の良さや力が発揮できるような場や機会を用意し 喜びや自信 友達から認められる嬉しさを感じられるようにする みんなで取り組む面白さやうれしさ 力を合わせる大切さ 役割を果たす喜びを味わえるよう 共感したり 個々の頑張りを認めたりする 子ども同士の意見のぶつかり合いや葛藤を通して 子どもが自分で乗り越えられるよう励ましたり 見守ったりして 子どもの気持ちを支えていく 家庭との 運動会に向けての子どもの取り組みの様子を伝え 頑張っている姿を認め 自信や次へ 連 携 の意欲につながるような言葉かけをしてもらう 40

保育者の援助5 歳児発達の過程 Ⅳ 期 ( 10 月下旬 ~ 12 月 ) 子どもの姿 生命の保持 情緒の安定経験する内容心身の健康 人とのかかわり ルールのある遊びの中で 競い合う楽しさを感じる 出来るようになったことを喜び いろいろな活動に自信をもって 意欲的に取り組むようになる 友達とのかかわりの中で 思いがすれ違い 衝突が起こることもあるが 少しずつ 相手の言動を受け入れようとするようになる 仲間意識が深まり 友達と協力したり助け合ったりする姿が見られる 自分の力を出すことの心地良さを感じ 十分に体を動かして遊ぶ 皆でする活動を楽しみながら 友達とのつながりを深めたり 互いの良さに気付いたりする 共通の目的に向かって 皆で力を合わせて取り組む 遊びのルールを確かめたり 工夫したりしながら友達と一緒に集団での遊びを楽しむ 病気の予防に関心をもち 健康な生活の習慣を身に付ける 一人で出来ないことは 友達と力を出し合ったり助け合ったりする よいことや 悪いことを自分で考えて行動する 友達と一緒に共通の目的に向かって考えを出し合いながら 活動を進めていく 地域の人とのかかわりを通して 様々な人とのつながりに気付く 自然物を使い 工夫して遊ぶ 生活の中で 数量 図形 文字 時間に関心をもつ 場に応じた言葉の使い方や表現の仕方がわかる 季節の変化に気づき その不思議さや美しさを感じる 絵本や物語 歌などを聞いて 言葉の面白さや響きに関心をもつ 絵本や物語に親しみをもち イメージを豊かにし表現する楽しさを味わう 環境の構成 できるようになったことを繰り返し楽しむ時間や場を保障する 遊びや生活の中で 友達の良さに気付くような機会や雰囲気を作っていく 皆で力を合わせたという気持ちがもてるような活動の展開を工夫し 友達と協力してやり遂げた満足感 充実感を味わえるようにする 季節の変化に応じて室内の保温 換気をする 保育者のかかわり 自分の力を精一杯出して取り組む姿を受け止め 励ましたり 共感したりしながら 自信がもてるようにしていく 一人一人の頑張りや良さを保育者が認め それをクラス全体に知らせ皆で喜び合う気持ちを育てていく 共通の目的を 個々が理解できるよう提示の仕方や話し方などに配慮する 子どもが みんなで力を合わせて出来たという実感がもてるよう 必要なときに方向付けたり 助言したりする 保育者自らが季節の変化に関心を示しながら 子どもに気付かせていく 面談や懇談会等で 個々が成長した点について伝え 子どもの成長を保護者と共に喜び合う 今後 育てていきたい点についても伝え 子どもの伸びようとする力を支え合っていけるようにする 41

子どもの姿 生命の保持 情緒の安定経験する内容保育者の5 歳児発達の過程 Ⅴ 期 ( 1 月 ~ 3 月 ) 援助心身の健康 人とのかかわり 文字や数を使って遊ぶことを楽しむなど 知的好奇心が高まってくる 自分たちの遊びを十分楽しみ 主体的に生活する姿が見られる 修了 卒園を意識したり 就学に期待したりしながら 自信をもって行動する姿が見られる 新しい環境や生活に不安を見せる子どももいる 思いや考えを様々な方法で豊かに表現し いろいろな活動に楽しんで取り組む 友達と共に過ごす喜びを味わい 自分たちで遊びや生活を組み立てていく 成長を喜び合い 就学への期待をもつ 友達と積極的に体を動かす活動に取り組み みんなで一緒に遊ぶ充実感を味わう 健康な食生活に必要な習慣や態度を身に付ける 健康で安全な生活に必要な態度を身に付け 自信をもって生活する 自分が経験してきたことに自信をもち 年下の子どもの世話をしたり 当番の引継ぎをしたりしていく みんなで気持ちよく生活するために必要なきまりを守る 友達の良さや頑張っていることに気づき 互いに認め合う 冬の身近な自然( 霜柱 氷 雪 風 ) に関心をもち 取り入れて遊んだり 春の訪れに気付いたりする 生活に見通しをもち 場に応じた行動をとる 互いの成長を喜び合い 自分たちで遊びや生活を作り出していく 経験したことや感じたことをみんなに分かるように伝える 話をしている相手の思いを受け止めながら聞く 文字や数を使った遊びを繰り返し楽しみ 自分たちの遊びや生活に取り入れていく 自分のイメージしたことを様々な素材や用具を使って描いたり 作ったりする 曲の雰囲気を感じながら歌ったり 友達と気持ちを合わせて歌ったりすることを楽しむ 修了 卒園に対する喜びや感謝の気持ちをもつ 環境の構成 友達と一緒に またクラス全体で 表現や創作を楽しめるような機会を設け 協同で活動する楽しさや充実感を味わえるようにする 自分の目標に向かって繰り返し取り組めるような活動を提示していく 自分たちで 遊びや生活を進められるように時間を保障する 見通しをもって行動できるよう 時間や生活の流れを分かりやすくするための表示や伝え方を工夫する 園生活を振り返られるような環境を子どもたちと一緒に作っていく 文字や数量に触れられるような機会や活動を作る 保育者のかかわり 試したり 発見したり 繰り返し挑戦したりする楽しさを味わい 自分たちで取り組んだ充実感が味わえるよう見守る 集団生活の中で十分に自己を発揮している姿を認め 更なる自信につながるようにかかわる 異年令の子と無理なく一緒に活動したり遊んだりできるように保育者間で連携を図る 生活習慣の自立について 一人一人の様子を確認し必要に応じて声をかけながら 自信をもって行うことができるようにしていく 就学に向けての期待や不安な気持ちを十分受け止め 個々が自信をもって 入学を楽しみにできるようにする この時期に見られる不安定な子どもの姿は 就学への不安から来るものであることを伝え 園と家庭とで様子を伝え合いながら 子どもの気持ちを支えていけるようにする 保護者の不安を受け止め 子どもの成長を喜び合いながら 入学への期待につなげられるようにする 42