5. 書式の設定 書式設定は ホーム タブの フォント 配置 数値 の各グループのツールから設定することもできますが ここではツール及び各グループのダイアログボックスランチャーからの設定について説明いたします 5-1 セルの書式設定セルに対しての書式設定は 数値 グループのダイアログボックスランチャーをクリックすると表示される セルの書式設定 ダイアログボックスで行います フォント 配置 も同様のダイアログボックスが表示されます 表示形式数値データの表示形式の設定 配置セルの中で データが表示される位置の設定 フォント文字フォント 文字のサイズ文字の色 文字に対しての装飾を設定 罫線セルにつける罫線を指定 塗りつぶしセルの色や網掛けなど セルに対しての装飾を設定 保護入力されたデータの保護を設定 表示形式 Excelで扱うデータには 実際のデータとセルに表示されるデータの2 通りがあります データは 表示形式により表示されます ( なお 実際のデータは変更されません ) 例 : 456.789 と入力し 表示形式を < 標準 > を選択すると 456.789 < 数値 >スタイル を選択すると 457 < 通貨 >スタイル < 文字列 >スタイル ( 小数点以下 0で設定 ) を選択すると 457 ( 小数点以下 0で設定 ) を選択すると 456.789 のようになります 1. 表示形式は 入力前に書式設定がなされていなければ < 標準 >が設定されています 2. 表示形式を上記のように設定すると 表示形式の設定変更をしないかぎり 前の設定の 状態が生きています 3.< 数値 >< 通貨 >スタイルでは 3 桁区切り 小数点以下の桁数の設定もできます 合計欄の< 通貨 >スタイルと3 区切り表示例 この事例での比率は< 標準 >スタイル 25 で表示されていますが < パーセント > での表示もできます また少数点以下 の桁数の設定は ツールバーでも行え ます 数値 通貨 パーセンテージの 表示は四捨五入して表示されますが 実際のデータは変更されません
5-2 セルの列幅 行高さ変更とセルの結合 セル幅とセル高さの変更 1 列番号や行番号の境界にマウスポインタを合わせると左右 上下矢印に形が変化するのでその状態でドラッグすると 列の幅や行の高さを変更できます (P11 参照 ) 列の幅を変更するときは目的の列番号の右側に 行の高さを変更するときは目的の行番号の下側に マウスポインタを合わせます ここにマウスポインタを 合わせドラッグする ここにマウスポインタを 合わせてドラッグする 2 幅を変更する列番号の境界にマウスポインタを合わせると左右の矢印に形が変わるのでダブルクリックすると セルのデータ に合わせて 列の幅が変わります 3 また 列の幅 行の高さとも数値を指定して変更できます ホーム タブのセルグループの 書式 の 列の幅 又は 行の高さ を選択すると表示されるダイアログボックスで それぞれ数値を入力すると変更されます なお 幅の数値は 半角の文字数で 高さの数値はピクセル数を指定します セルの結合隣接する複数のセルを結合して 1 つのセルとして扱うことができます 結合したセル内の文字列の配置は 通常のセルと同様自由に設定できるので 複数にまたがる見出しの作成等 表の体裁を整えることができます セルの結合方法には ツールボタンを利用する方法と セルの書式設定 ダイアログボックスの < 配置 > パネルを利用する方法 ( 下の例参照 ) があります セルの結合 1 結合したいセル ( 例では 合計の入っているセル (F4 と F5) を選択 2 メニューバーの 書式 - セル を選択し セルの書式設定 ダイアログボックスの < 配置 > パネルで縦横位置の設定とセルを結合するにチェックマークを入れ OK ボタンをクリックするとセルが結合されます セル結合の解除セルの結合と同様の操作を行い セルを結合するのチェックマークを外します 26
5-3 文字列の配置と変更セル内の文字列は 横位置だけでなく 縦位置を調整したりすることができます またセルの幅に均等に配置したり 回転させたりすることもできます 文字列の配置 <セルの書式設定 >ダイアログボックスにある< 配置 >パネルを利用すると セルに入力されているデータの配置と変更ができます 横位置縦位置 注 : 上のダイアログボックスは 旧バージョンでの表示です 新バージョンエクセルでは パターン が 塗りつぶし と変更されております 横位置の4つの選択例は 次のようになります 1 文字を折り返してを選択セルの幅に入りきらなかっ た文字列を折り返して表示 します セルの幅に入りきらなかっ 2 文字を縮小して を選択 た文字列を セルの幅に合わ せ縮小して表示します 3 インデント を選択 セル内における文字列の 左端や右端の位置を数値で 指定します 文字列をセルの幅に合わせ 4 セル幅に均等 を選択 て均等に配置します また よく使われる配置方法は ホーム タブの配置ツールバーにボタンが用意されています 27
5-4 フォントの設定セルに入力されている文字列のフォントや文字サイズなどは 必要に応じて変更できます 表の見出しの部分など フォントや文字サイズの変更は表の体裁等や見栄えをよくします フォントや文字サイズは ホーム タブの フォント グループのダイアログボックスランチャー選択による セル書式の設定 や ホーム タブ上のツールバーを使用したフォントの指定の 2 通りがあります フォント パネルによるフォントの設定 フォント パネルによるフォントの設定は次のようになります 1 フォントを設定したいセル またはセル範囲を選択します 2 ホーム タブの フォント グループのダイアログボックスランチャーを選択すると セル書式の設定 のダイアログボックスが表示されるので タグから フォント をクリックして フォント パネルを表示します 3 フォント名 の中から使用するフォントをスクロールを使って選び クリックすると そのフォント名が表示されます 4 サイズ 欄から フォントのサイズを選びます また 直接入力することもできます 5 必要に応じて 文字スタイル 文字色等を設定します 設定した結果は プレビュー欄の表示で確認できます 6 OK ボタンをクリックすると 設定がセル またはセル範囲に反映します ツールバーを使ったフォントの設定 ホーム タブ上のフォント指定用のツールを使うと フォントの指定を都度行えます 特にフォントの種類だけを変えたいときには役立ちます 3 ツールバーを使った文字列配置 ( 左 )( 中央 )( 右 ) 4 フォントの色パレット 2 文字の太字 ( ボールド ) 斜体 ( イタリック ) 下線 1 フォント名ボックス及びフォントサイズボックス 1 フォント名ボックス フォントサイズボックスのリストボタンをクリックするとフォント サイズの一覧が表示されるので必要なものを選択します 2 文字の太字 斜体 下線は必要な都度指定します このボタンの状態は くぼんだ表示が設定された状態で もう一度クリックするともとに戻ります 3 ツールバーを使った文字列配置で 入力されたデータの左詰め 中央揃え 右詰めの設定を指定します 4 セルデータの表示色を指定 リストボタンをクリックすると 色の一覧が表示されるので表示色を選択します 28
5-5 罫線や背景色の設定ワークシートに目的のデータを入力したら 罫線を引いたり セルの背景に色を付けたりすると見やすい表にすることができます 目的のセル範囲に罫線を引くには 罫線 パネルを使用します また セルの背景色を設定するには カラー パネルを使用します セルに罫線を引く書式設定の罫線は セルの境界線に沿って引かれます より自由に罫線を引きたいときは 図形の直線やフリーハンド線を使用します ( 斜線 矢印線 曲線など ) 1) セルの書式設定 ダイアログボックスの 罫線 パネルの利用 1 罫線を引くセル範囲を選択 2 ホーム タブの フォント グループのダイアログボックスランチャーを選択 セル書式の設定 ダイアログが表示されるので罫線パネルを選んで 罫線 パネルを表示します <セル範囲の選択 > < 罫線パネルの表示 > 3 罫線 パネルでは 罫線 欄と 線のスタイル の設定を組み合わせて指定します 罫線 欄は セルのどの部分に罫線を引くかを選択します 縦線 左 中 右 横線 上 中 下 または 外枠 内側があります < 罫線の指定 > 4どのように線を引くかを指定するときは 線のスタイル から好みの線をクリックし 続いて 罫線 欄で線を引く場所を選択します なし をクリックすると取消です 5 OK ボタンをクリックし セル範囲の選 択を解除 ( 空打ち ) すると罫線が引かれます < 罫線の引かれたシート> 2) ツールバーを使ってセルに罫線を引く 罫線 ボタンをクリックすると 罫線 のプルダウンメニューが表示されます その中から目的のものをクリックすると簡単に罫線を引くことができます < 罫線ツールバー > 罫線を消去する場合 目的の範囲を選択して 枠なし を選択すると罫線はなくなります 29
セルに背景色を設定するこれまでの書式設定では セルに入力されているデータに対して行うものでした セルの書式設定 の 塗りつぶし パネルの設定は 指定したセルに対して色をつけたり 模様をつけたりします 1 塗りつぶしを指定するセルの範囲を選択します 当セルの選択では 行と列の 2 箇所が選択 されていますが その選択方法は 最初に選択した後 2 回目以降は <Ctrl> キーを押しながらドラッグして選択します 2 セルの書式設定 ダイアログボックスで 塗りつぶし パネルを選びます 3または ツールバーの 塗りつぶしの色 ボタンをクリックすると<カラー >パレットが表示されます 塗りつぶしの色 ボタンの < 塗りつぶし>パネル マークをクリックします 4< 塗りつぶし > パネル 又は < カラー > パレットの中から目的の色を選択します 5 表示される色を確認して OK ボタンをクリックします < カラー表示されたシート > 注 1: セルの背景色の消去は 色なし 又は 塗りつぶしなし を選択します 注 2: セルの書式設定 の < 塗りつぶし > パネルを利用すると 背景色のみでなく 模様を設定することもできます 5-6 テキスト グループによるテキストボックスやワードアートの活用ワークシート上には文字やグラフ以外にも さまざまな線や図形を描画することができます テキストボックスを利用すると セルのサイズなどに影響されることなく 自由に文字配置や画像挿入することができます 30