Microsoft Word - ★概要版(平成28年4月) doc

Similar documents
基本方針

第 1 章はじめに (1) 計画の目的西東京市耐震改修促進計画 ( 以下 本計画 という ) は 西東京市内の住宅 建築物の耐震診断及び耐震改修を計画的かつ総合的に促進することにより 西東京市民の生命と財産を保護し 災害に強いまちづくりを実現することを目的とする (2) 計画の位置づけ本計画は 建築

PowerPoint プレゼンテーション

- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平

①法改正の趣旨と社会的背景


2-1 防災関連施設の現状 概ねすべての施設で耐震性能を有することを確認しているが 救急告示病院につい ては 耐震性能を確認している施設は 21 施設の内 13 施設である 区分 内容該当施設施設件数 耐震性能を有することが確認できている施設件数 防災拠点施設 医療機関 避難者滞留施設 災害拠点病院

基本方針

条例解説6~11条

富士市が所有する市営住宅の耐震性能に係るリスト 目 次 頁 1. 公表の趣旨 1 2. 要旨 1 3. 各別の耐震性能と富士市の耐震性能判定基準 2 4. 用語の説明 3 5. 市営住宅の耐震性能に係るリスト 4 ~ 8 6. 一般公共建築物の耐震性能に係るリスト 別掲載

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

基本方針

建築物等震災対策事業について

目次 1 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標の設定 1 (1) 想定される地震の規模 想定される被害の状況 1 (2) 耐震化の現状と目標設定 1 (3) 市が所有するの耐震化の目標設定 5 2 建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策 6 (1) 耐震診断及び耐震改修に係る基

Microsoft Word - 掛川版.doc

はじめに

基本方針

Microsoft Word - 耐震改修促進計画【概要版】(第2期計画)(H28.3)施行

病院, 診療所 大西病院 対象外部分 ( 新耐震 ) 昭和 63 年以降増築 2,878 m2 5 階以下 (RC 造部分 ) 旭川市 4 条通 丁目 2230 番 ほか 病院 Is/Iso = 0.2 (.0 ) Z= 0.8, G=.0, U=.0 建替え C TU S D = 0.0 ( 0.

Microsoft Word - ★資料編(H29改定)

目次はじめに 1 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標 (1) 想定される地震の規模 想定される被害の状況 (2) 耐震化の現状と目標の設定 (3) 市が所有する公共建築物の耐震化の目標設定 2 耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策に関する事項 (1) 耐震診断及び耐震改修に係る基本

三鷹市耐震改修促進計画(改定素案)

目次 1 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標の設定 1 (1) 想定される地震の規模 想定される被害の状況 1 (2) 耐震化の現状と目標設定 1 (3) 市が所有するの耐震化の目標設定 5 2 建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策 7 (1) 耐震診断及び耐震改修に係る基

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

北栄町耐震改修促進計画の目的等 目的 本計画は 町民生活に重大な影響を及ぼす恐れのある地震被害から 町民の生命 財産を保護するとともに 地震による被害を軽減し 社会秩序の維持と公共の福祉に資するため 建築物の計画的な耐震化を促進することを目的とします 計画の実施期間 本計画の実施期間は 国及び県の実

<4D F736F F D CB48E7391CF906B89FC8F4391A390698C7689E62E646F63>

中央区耐震改修促進計画(資料編)

中央区耐震改修促進計画

目次 1 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標の設定 1 (1) 想定される東海地震の規模 想定される被害の状況 2 (2) 耐震化の現状と目標設定 2 (3) 市が所有する公共建築物の耐震化の目標設定 5 2 建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策 6 (1) 耐震診断及び耐

静岡市耐震改修促進計画

Microsoft Word - (概要版)永平寺町耐震改修促進計画.doc

2 ヒューマックスパビリオン新宿アネックス ( 旧名地球会館 ) 歌舞伎町 -2-7 ホテル 5-6 一般財団法人日本建築防災協会による 既存鉄骨鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準 に定める 第 2 次診断法 及び 第 3 次診断法 (2009 年版 ) 非充腹材 Is/Iso.0 C TU S

駐車場 1 紅谷町立体駐車場平塚市紅谷町 18 番 4 15 号自動車車庫その他の自動車又は自転車の停留又は駐車のための施設で 一般公共の用に供されるもの 14 建築物の構造耐力上主要な部分が昭和 56 年 6 月 1 日以降におけるある時点の建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 ) 並

目 次 第 1 章 はじめに 1 耐震化の必要性と耐震改修促進計画策定の背景 1 2 東日本大震災と耐震改修促進法の改正 4 3 南海トラフ巨大地震の規模と想定される被害の状況 5 第 2 章 耐震改修促進計画の目的等 1 目的 8 2 耐震改修促進計画の位置づけ 8 3 計画期間 9 4 耐震改修

福井県耐震改修促進計画

<4D F736F F D C888DD9817A CE899E95FB906A955C81698CF6955C A>

<4D F736F F D F92C EC92AC91CF906B89FC8F4391A390698C7689E62E646F63>

Microsoft Word - æ›‰æŁ°æŒŽ.docx

要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断結果 平成 30 年 4 月 20 日 建築物の耐震改修の促進に関する法律附則第 3 条第 3 項において準用する同法第 9 条の規定に基づき 建築物の所有者から報告された耐震診断の結果を公表します 2 病院又は診療所 建築物の名称 建築物の位置 1 建築物の用途

法第 14 条第 1 号に規定する 多数の者が利用する建築物 ( 旧耐震基準建築物 ) 体育館 ( 一般公共の用に供されるもの ) 幼稚園 保育所 学校 小学校 中学校 中等教育学校の前期課程若しくは特別支援学校 上記以外の学校 用途 老人ホーム 老人短期入所施設 福祉ホーム その他これらに類するも

目次H 訂正版【確定版】会議用資料【案】H30公表資料

三島市耐震改修促進計画

<4D F736F F D E492AC91CF906B89FC8F4391A390698C7689E65F95D28F F E646F63>

目次はじめに 1 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標 (1) 想定される地震の規模 想定される被害の状況 (2) 耐震化の現状と目標の設定 (3) 市が所有する公共建築物の耐震化の目標設定 2 耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策に関する事項 (1) 耐震診断及び耐震改修に係る基本

第 1 章要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断結果の報告 1 要緊急安全確認大規模建築物について平成 25 年 11 月 25 日の耐震改修促進法の改正により 不特定多数の者が利用する建築物及び避難弱者が利用する建築物のうち大規模なもの等が要緊急安全確認大規模建築物として規定され 平成 27 年 1

<4D F736F F D20959F926D8E528E738C9A927A95A891CF906B89FC8F4391A390698C7689E6>

資料 1 用語の定義 本計画で使用している用語の定義は下記の通りです 耐震診断耐震改修耐震改修等耐震化旧耐震基準新耐震基準耐震性を満たす 地震に対する安全性を評価すること 地震に対する安全性の向上を目的として 増築 改築 修繕若しくは模様替又は敷地の整備をすること 耐震改修 除却 建替えにより地震に

表 1 耐震改修促進計画で規定される建築物一覧 用途 指導 助言対象建築物の規模要件 指示対象建築物の規模要件 耐震診断義務付け対象建築物 の規模要件 耐震改修促進法第 14 条第 1 号 学校 小学校 中学校 中等教育学校の前期課程若しくは特別支援学校 階数 2 以上かつ1,000m2以上 屋内運

Microsoft Word - 男鹿市耐震改修促進計画.doc

基本的事項


名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

1 保育所施設の耐震化について 保育所施設は 多くの乳幼児等が一日の大半を過ごす生活等の場であり 地震や災害等の発生時には地域住民の福祉避難所 ( 一部の保育所施設を除く ) としての役割も担っています また 災害発生時においては 乳幼児の人命を守るとともに 被災後の保育の早期再開を可能とするため

長崎市民間建築物耐震化推進事業の概要

第 1 章基本方針 1 背景と目的 1 2 位置づけ 2 3 計画期間 3 4 耐震改修促進法の改正について 3 第 2 章建築物の耐震化の目標等 1 地震被害の想定及び減災効果 4 2 住宅 建築物の耐震化の現状及び課題 7 第 3 章建築物の耐震改修の促進を図るための施策 1 基本的考え 10


耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等

伊勢原市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例 ( 素案 ) 伊勢原市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例 ( 昭和 63 年伊勢原市条 例第 5 号 ) の一部を次のように改正する 別表第 1に次のように加える 横浜伊勢原線沿道地区 都市計画法第 20 条

はじめに 1 計画策定の経緯 1 第 1 想定される地震の規模 想定される被害状況 1 想定される地震の規模 2 2 人的被害の想定 3 3 建物被害の想定 3 (1) 建物被害 (2) 地震被害 第 2 建築物の耐震化に係る目標 1 建築物の耐震化の現状 4 (1) 住宅の耐震化の現状 (2) 特

スライド 1

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

Microsoft Word - 法第43条第2項第2号許可基準

Microsoft Word - (完成版)H28福知山市建築物耐震改修促進計画[1]

第3章 附置義務駐車場の台数                     

Microsoft Word - 下野市概要版.doc

基本方針

平成25年度 耐震対策緊急促進事業について

< F2D30315F95FB906A81798B6A8D5B928682CC91F2817A2E6A7464>

○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

論点② 不確実な地震発生予測を受けた事業者等の対応の検討

目 次 1 計画策定の目的等 1 (1) 静岡市における計画策定の背景 (2) 目的 2 用語の定義 1 3 公共建築物の耐震化 構造耐震対策 2 (1) 対象 (2) 目標 (3) 実施方法 (4) 公表及び周知 3-2 非構造部材耐震対策 特定天井対策 3 (1) 対

目 次 1. 計画の概要 (1) 計画策定の趣旨... 2 (2) 計画の位置づけ... 3 (3) 計画期間 神戸市で今後発生が想定される地震規模 被害の状況 建築物の耐震化の現況と目標 3-1 住宅の耐震化 (1) 住宅全般の現況と目標... 7 (2) 市営住宅

2/9 学校 ( 幼稚園 ) 名久保小学校長江小学校土堂小学校 棟用途 棟面積第一次診断第二次診断改修改修後建築年月構造階数区分番号枝番 ( m2 ) 年度 Is 値年度 Is 値年度 普通 特別 管理教室棟 1 1 S8.1 R 3 2,950 旧基準 H H 屋内運動

( 参考 ) 業務報酬基準の概要について ( 告示 15 号の構成 ) 建築士事務所の開設者が業務に関して請求することのできる報酬の基準を示しており 第一 ~ 第三の実費加算方法に関する項と第四の略算方法に関する項で構成されている 実費加算方法 ( 第一 第二 第三 ) 実費加算方法 : 各経費等に

Microsoft Word - 鳥取県耐震改修促進計画H29.3(道路図入り)


許可及び認定申請等

H30建築基準法改正(詳細版)

1(確定)箱根町耐震改修促進計画(表紙-インデックス)

北上市住宅・建築物耐震化促進計画

様式 2-2 平成 27 年度耐震対策緊急促進事業補助金交付 申請 決定 額表 事業主体名 ( 単位 : 千 ) 都道府県名 市町村名 耐震診断 補強設計 耐震改修対象建築物の名称 補助金額 摘要 ( 備考 ) 1 本表は別に 2 部作成し 提出すること 2 本表は 事業ごとに作成すること

耐震診断を応援します

目次 I はじめに 1 耐震化の必要性と鳥羽市耐震改修促進計画の策定 耐震改修促進計画の位置づけ 耐震改修促進計画の目的等... 2 II 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標 1 想定される地震の規模と被害の状況 耐震化の現状 耐震

< E8BE68C7689E696BC8FCC A2E6169>

目 次 はじめに 1 1. 計画の目的 計画の目的 計画の位置付け 計画の期間 対象建築物 3 2. 現状と課題 現状 課題 8 3. 計画の目標 民間の住宅及び多数の者が利用する建築物

<4D F736F F D20826E E313189FC92E8817A91E58A5F8E7391CF906B89FC8F4391A390698C7689E6>

真岡市耐震改修促進計画


第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

<4D F736F F F696E74202D F8AF991B B8A EA8EAE816A816990E096BE89EF8E5189C18ED C5816A>

国土技術政策総合研究所 研究資料

目次 第 1 章はじめに 1 1 目的 1 2 位置付け 1 3 対象区域及び対象建築物 2 4 計画期間 2 第 2 章基本方針 3 1 想定する地震の規模 被害の状況 3 2 耐震化の現状 5 3 耐震化の目標 11 第 3 章課題と施策展開の方向 施策の実施状況 14 2 課題の把

用語集


<4D F736F F D208C7689E620955C8E DA8E9F>

能代市耐震改修計画 目次能代市耐震改修計画 1 第 1 能代市で想定される地震の規模及び被害の状況 3 1 能代市で想定される地震 2 被害想定対象地区 3 被害想定結果 第 2 住宅 公共建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標 4 1 住宅の耐震化の現状と目標設定 2 市所有特定建築物の耐

<4D F736F F D208E528CFB8CA791CF906B89FC8F4391A390698C7689E6>

< F2D30362D30318E7B8D7397DF82C98AEE82C382AD8D908EA62E6A74>

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

PowerPoint プレゼンテーション

Transcription:

静岡県耐震改修促進計画 ( 概要版 ) 平成 28 年 4 月 静岡県 - 1 -

静岡県耐震改修促進計画 静岡県耐震改修促進計画は 建築物の耐震改修の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 5 条第 1 項に基づき 県内の建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るために策定するものである 概要 1 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標の設定 (1) 想定される地震の規模 想定される被害の状況 ( 静岡県第 4 次地震被害想定 ) ア地震の規模 ( レベル 1) マグニチュード 8.0~8.7 程度 ( 駿河トラフ 南海トラフ沿い ) ( レベル 2) マグニチュード 9.0 程度 ( 駿河トラフ 南海トラフ沿い ) イ死者数 地震動等による建築物の全壊 焼失棟数 ( レベル 1) 死者数約 16,000 人 全壊 焼失棟約 26 万棟 ( 駿河トラフ 南海トラフ沿い ) ( レベル 2) 死者数約 105,000 人 全壊 焼失棟約 30 万棟 ( 駿河トラフ 南海トラフ沿い ) (2) 耐震化の現状と目標設定ア住宅 耐震化率の目標 95%( 平成 32 年度末 ) イ多数の者が利用する特定建築物 1 耐震化率の目標 95%( ) 公共建築物と災害時の拠点となる建築物の耐震化率の目標 100% 民間建築物の耐震化率の目標 93% 以上を達成するため 建築物の用途ごとの耐震化率の目標を次のとおりとする 建築物用途 耐震化率 - 2 - 計画策定時 2 72.9 住宅 (H15 年 ) 71.7 多数の者が利用する (H17 年度末 ) 3 特定建築物 ( 法第 14 条第 1 号 ) 災害時の拠点となる建築物 不特定多数の者が利用する建築物 特定多数の者が利用する建築物 現状 82.4 (H25 年 ) 88.9 (H26 年度末 ) ( 単位 :%) 目標 (H32 年度末 ) 公共 78.1 96.8 100 民間 68.5 85.2 93 県庁 市役所 町役場 警察署 71.2 95.3 100 消防署 幼稚園 小 中学校 高校 病院 診療所 老人ホーム 71.1 97.4 100 老人福祉センター 体育館等 71.3 91.4 100 百貨店 飲食店 ホテル 旅館 映画館 遊技場 美術館 博物館 銀行等 賃貸住宅 ( 共同住宅に限る ) 寄宿舎 下宿 事務所 工場等 95 95 56.6 72.5 86 63.9 87.8 100 55.9 70.8 85 76.5 89.9 95 94.4 96.9 100 72.1 88.2 94 1 本計画において特定建築物とは 法第 14 条の規定に基づき一定の用途と規模が定められた特定既存耐震不適格建築物をいう ( 別紙 1 の特定建築物の一覧表を参照 ) 2 住宅の耐震化率は 5 年毎に行われる総務省の住宅 土地統計調査からの推計 3 多数の者が利用する特定建築物の耐震化率は 特定建築物の耐震化に係る実態調査 ( 建築安全推進課調査 ) の結果

概要 2 建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策 (1) 耐震診断及び耐震改修に係る基本的な取組方針建築物の耐震化の促進のためには まず 建築物の所有者等が 地域防災対策を自らの問題 地域の問題として意識して取り組むことが不可欠である 県及び市町は こうした所有者等の取組をできる限り支援する観点から 所有者等にとって耐震診断及び耐震改修を行いやすい環境の整備や負担軽減のための制度の構築など必要な施策を講じていく 住宅については 人命を守ることを最も重視し これまでの 耐震補強 に加え 巨大地震から命を守る手段として 建替え や 耐震性のある住宅等への住み替え 安全な空間の確保 ( 耐震シェルターや防災ベッド ) への誘導も含めて総合的に推進する 建築物については 耐震化への取組が遅れている不特定多数の者が利用する民間建築物のうち まずは耐震性が低いと判定された耐震診断義務付け対象建築物について耐震改修の実施を促していく また 地震後の速やかな復旧 復興に向けて 倒壊により閉塞させる恐れのある緊急輸送路沿道建築物の耐震化を推進するため 耐震診断を義務付ける路線の検討を進める (2) 耐震診断及び耐震改修の促進を図るための支援策アプロジェクト TOUKAI-0 総合支援事業等イ耐震改修促進税制等ウ住宅ローンの優遇制度エ防災 減災強化資金 ( 中小企業のホテル 旅館の耐震化に係る融資制度 ) (3) 安心して耐震改修を行うことができる環境の整備ア専門技術者の養成と相談体制の整備イ専門家 技術者向け 県民向け講習会の開催 (4) 地震時の総合的な安全対策ア建築物以外の事前の対策 ( ブロック塀の安全対策 窓ガラスの飛散対策 特定天井の落下防止対策 既設エレベーターの防災対策 津波避難ビル等の津波に対する安全対策等 ) イ地震発生時の対応 ( 地震被災建築物応急危険度判定活動等の実施 ) (5) 地震時に通行を確保すべき道路の指定緊急輸送路等の避難路沿道建築物の耐震化を促進するため 法第 5 条第 3 項第 3 号の規定に基づき耐震化の努力義務を課す道路を下表のとおり指定する 地域防災計画の位置付け県の地域防災計画 市町の地域防災計画 道路の種類緊急輸送路幹線避難路避難路 法第 5 条第 3 項第 3 号の規定による指定 ( 耐震化の努力義務 ) 第 1 次 ~ 第 3 次の緊急輸送路 市町の耐震改修促進計画による (6) 特定優良賃貸住宅の空家の活用法第 5 条第 3 項第 4 号に基づき 住宅の所有者が耐震改修を行う際に仮住居の確保が必要となる場合 特定優良賃貸住宅 ( 特定公共賃貸住宅及び地域特別賃貸住宅を含む ) を仮住居として活用できるものとする - 3 -

概要 3 建築物の地震に対する安全性の向上に関する啓発及び知識の普及 建築物の地震に対する安全性の向上に関する啓発活動を行うとともに 建築物の所有者等が安心して耐震改修を実施できる環境整備に取り組む (1) ハザードマップの作成 公表静岡県第 4 次地震被害想定に係るハザードマップを作成し 静岡県地図情報システムにより県のホームページで公開 (2) 相談体制の整備 情報の充実県の各関係機関及び市町 ( 建築又は防災担当課 ) に相談窓口を設置耐震改修に係る情報を県のホームページの 耐震ナビ で公開 (3) パンフレット等の作成とその活用各種パンフレット等の作成と 各種行事やイベント時における周知 啓発活動 (4) リフォームにあわせた耐震改修の誘導 (5) 町内会等との連携町内会や自主防災組織等と連携した周知 啓発活動 (6) ダイレクトメールや戸別訪問 ( 個別訪問 ) 等の実施ア木造住宅安全な住まいを確保するため 耐震性が不足する住宅 ( 約 23 万戸 ( 平成 25 年現在 )) に対して戸別訪問等を実施した割合 ( 目標 )100%( 平成 32 年度末 ) イ木造住宅以外の住宅及び特定建築物 (7) 建築関係団体との連携静岡県住宅 建築物耐震化推進協議会等と連携した周知 啓発活動 (8) 建築物の地震に対する安全性 ( 基準適合認定建築物 ) の表示制度の普及 - 4 -

概要 4 建築物の所有者等に対する耐震診断又は耐震改修の指導等のあり方 (1) 耐震診断義務付け対象建築物に対する耐震診断又は耐震改修の指導等の実施耐震診断義務付け対象建築物については 対象建築物の所有者等から報告された耐震診断の結果を 所管行政庁はホームページ等により公表する また 報告された耐震診断の結果を踏まえ 耐震診断義務付け対象建築物の所有者等に対して 耐震改修の実施に向けた指導及び助言を実施していく 耐震診断義務付け対象建築物 対象建築物の区分対象建築物の内容備考 要安全確認計画記載建築物 ( 法第 7 条 ) 要緊急安全確認大規模建築物 ( 法附則第 3 条第 1 項 ) 防災拠点施設 避難路沿道建築物 不特定多数の者が利用する大規模建築物等 未指定 未指定 表 4-3 参照 (2) 法と条例 による耐震診断又は耐震改修の指導等の実施 ( 耐震診断義務付け対象建築物を除く ) ア法と条例による耐震診断又は耐震改修の指導等の対象建築物法第 15 条第 2 項に規定する特定建築物については 同条第 1 項の規定に基づく指導及び助言を実施していく 区分 法 条例 努力義務 法及び条例による耐震診断又は耐震改修の指導等の対象建築物 指導及び助言 全ての既存耐震不適格建築物 ( 法第 16 条ほか ) 全ての既存建築物 ( 条例第 15 条 ) 指示 特定建築物のうち一定の用途 規模 ( 法第 15 条第 2 項 ) ( 表 4-3 参照 ) 緊急輸送路 避難路又は避難地等に面する既存建築物 ( 条例第 15 条第 4 項 ) 公表 左記の指示を受けた特定建築物のうち 正当な理由がなく その指示に従わなかった建築物 ( 法第 15 条第 3 項 ) - イ耐震診断又は耐震改修の指導等の方法 ( ア ) 指導及び助言の方法 ( 個別相談 啓発文書の送付及び説明会等の開催 ) ( イ ) 指示の方法 ( 実施すべき具体的事項を明示した指示書の交付 ) ( ウ ) 指示に従わないときの公表の方法 ( 所管行政庁のホームページへの掲載 ) ( エ ) 災害時の拠点となる建築物に対する指導 ( 静岡県の構造耐震判定指標 E T による指導 ) ウ耐震診断又は耐震改修の指導等を行うべき建築物の選定及びその優先順位 ( ア ) 指導及び助言の対象建築物全ての既存耐震不適格建築物に対して指導及び助言を行う ( イ ) 指示の対象建築物法第 15 条第 2 項に規定する特定建築物を 3 種類の用途 ((1) 災害時の拠点となる建築物 (2) 不特定多数の者が利用する建築物 (3) 危険物の貯蔵場等の建築物 ) に区分し 次表の建築物に対して指示を行うものとし 優先順位は 用途 (1) (2) (3) (4) の順とする ( 同途の場合は 耐震性能が低いものを優先する ) 条例とは 静岡県地震対策推進条例 をいう - 5 -

( ウ ) 公表の対象建築物法第 15 条第 2 項に規定する特定建築物について 指示に従わないために公表するものは次表の建築物に対して公表するものとし 優先順位は 用途 (1) (2) (3) の順とする ( 同用途の場合は 耐震性能が低いものを優先する ) ( エ ) 建築基準法による勧告又は命令の実施建築基準法第 6 条第 1 項第 1 号に掲げる建築物又は階数が 5 以上で延床面積が 1,000 m2を超えるもののうち 次表の建築物に対して勧告又は命令の実施を検討する 法 条例 用途 ( 表 4-4 参照 ) 耐震診断又は耐震改修の指示等を行う建築物 区分 指示する建築物 公表する建築物 ( 指示した建築物に限る ) 勧告 命令する建築物 ( 原則 公表した建築物に 限る ) 規法定第す15 る条特第定建2 築項物に (1) 災害時の拠点となる建築物 (2) 不特定多数の者が利用する建築物 (3) 危険物の貯蔵場等の建築物 県庁 市役所 町役場 警察署 消防署 幼稚園 学校 病院 老人ホーム等 百貨店 飲食店 ホテル 旅館 映画館 遊技場 美術館 博物館 銀行等 火薬製造工場 薬品製造工場等 診断 改修 診断 改修 法第 15 条第 2 項の特定建築物 ランク Ⅲ の建築物 ランク Ⅱ の公共建築物 法第 7 条第 2 項の特定建築物 ランク Ⅲ の建築物 ランク Ⅱ の公共建築物 昭和 46 年以前の 1 建築物 ランク Ⅲ の建築物 昭和 46 年以前の建築物 ランク Ⅲ の建築物のうち I S /E T <0.3 又は I S <0.3 の建築物 ランク Ⅲ の建築物のうち I S /E T 2 <0.3 又は I S <0.3 の建築物 ランク Ⅲ の建築物のうち I S /E T <0.3 又は I S <0.3 の建築物 条例 (4) 全ての用途 診断 改修 緊急輸送路等沿いの既存建築物 ランク Ⅲ の建築物 ランク Ⅱ の公共建築物 1 昭和 46 年に改正された建築基準法の構造規定を満たしていない建築物 2 I S : 建築物が保有する耐震性能を表す指標 E T : 静岡県の構造耐震判定指標 各ランクの建築物の耐震性能 区分 東海地震に対する耐震性能 基準 ランク Ⅱ ランク Ⅲ 想定される東海地震に対して 耐震性能がやや劣る建物 倒壊する危険性は低いが かなりの被害を受けることも想定される 想定される東海地震に対して 耐震性能が劣る建物 倒壊する危険性があり 大きな被害を受けることが想定される 1 2 I S /E T <1.0 かつ I S 0.6 震度 6 強 ~7 程度の地震で I 倒壊する恐れのある建築物 S /E T <1.0 かつ I S <0.6 震度 5 強程度の地震で倒壊する恐れのある建築物 基準について別紙 2 の各ランクの東海地震に対する耐震性能と判定基準を参照 I S /E T <0.3 又は I S <0.3 (3) 法と条例による耐震診断又は耐震改修の指導等 建築基準法による勧告 命令についての所管行政庁との連携法と条例及び建築基準法に基づく指導等は 県と所管行政庁が連携して行う - 6 -

概要 5 その他耐震診断及び耐震改修の促進に関し必要な事項 (1) 市町が定める耐震改修促進計画平成 19 年度末までに 全ての市町において策定済改正法の施行を踏まえ 国の基本方針と県耐震改修促進計画を勘案して 速やかに計画の改訂を進める (2) 本計画の計画期間平成 28 年度から平成 32 年度までの 5 年間 (3) その他 ( 今後取り組むべき事項 ) ア住宅における安全な空間の確保 ( 住宅の耐震化に取り組むことが難しい高齢者世帯等に対しては 耐震シェルターや防災ベッド等の設置を促す ) イ避難路沿道建築物の耐震化への対策 ( 緊急輸送路等の避難路沿道建築物の耐震化を促進するため 法第 5 条第 3 項第 2 号の規定に基づく建築物の所有者等に耐震診断の実施及びその結果の報告義務を課す道路の指定についての検討を進める ) ウ長周期地震動への対策 ( 国及び関係機関における長周期地震動及び高層建築物等に及ぼす影響についての専門的な検討結果を踏まえ 必要な対策を検討していく ) エ新耐震基準の建築物への対策 ( 新耐震基準を満たす建築物に対しても 経過年数に応じた点検 劣化対策等について検討を進めていく ) - 7 -

法 法第 14 条第 1 号 特定建築物の一覧表延床面積政令所有者の努力義務 ( 法第 14 条 ) 耐震診断義務付け第 6 条用途階数指示対象建築物指導 助言 ( 法第 15 条第 1 項 ) 対象建築物第 2 項 ( 法第 15 条第 2 項 ) 対象建築物 ( 法附則第 3 条 ) 第 1 号幼稚園 保育所 2 以上 500 m2以上 750 m2以上 1,500 m2以上 第 2 号 第 3 号 法第 14 条第 2 号 小学校等 小学校 中学校 中等教育学校の前期課程 特別支援学校 2 以上 1,000 m2以上 1,500 m2以上 3,000 m2以上 老人ホーム 老人短期入所施設 福祉ホームその他これらに類するもの 2 以上 1,000 m2以上 2,000 m2以上 5,000 m2以上 老人福祉センター 児童厚生施 設 身体障害者福祉センターそ 2 以上 1,000 m2以上 2,000 m2以上 5,000 m2以上 の他これらに類するもの 学校 幼稚園 第 2 号以外の学校 3 以上 1,000 m2以上 ボーリング場 スケート場 水 泳場その他これらに類する運動 施設 病院 診療所 劇場 観覧場 映画館 演芸場 集会場 公会堂 展示場 卸売市場 3 以上 1,000 m2以上 百貨店 マーケットその他の物品販売業を営む店舗 ホテル 旅館 賃貸住宅 ( 共同住宅に限る ) 3 以上 1,000 m2以上 寄宿舎 下宿 事務所 3 以上 1,000 m2以上 博物館 美術館 図書館 遊技場 公衆浴場 飲食店 キャバレー 料理店 ナイトクラブ ダンスホールその他これらに類するもの 理髪店 質屋 貸衣装屋 銀行その他これらに類するサービス業を営む店舗 工場 3 以上 1,000 m2以上 車両の停車場又は船舶若しくは 航空機の発着場を構成する建築物で旅客の乗降又は待合の用に供するもの 自動車車庫その他の自動車又は自転車の停留又は駐車のための施設 保健所 税務署その他これらに類する公益上必要な建築物 第 4 号体育館 ( 一般公共の用 ) 1 以上 1,000 m2以上 2,000 m2以上 5,000 m2以上 政令で定める数量以上の危険物の貯蔵場又は処理場の用 1 以上危険物を貯蔵 処理する途に供する建築物全ての建築物 500 m2以上 5,000 m2以上 法第 14 条避難路沿道建築物第 3 号 屋内運動場の面積含む 別紙 1 地震によって倒壊した場合においてその敷地に接する緊急輸送路等の避難路の道路幅員の半分以上を閉塞する恐れのある建築物 - 8 -

別紙 2 ランク Ⅰa Ⅰ Ⅰb Ⅱ Ⅲ 各ランクの東海地震に対する耐震性能と判定基準 東海地震に対する耐震性能 耐震性能が優れている建物 軽微な被害にとどまり 地震後も建物を継続して使用できる 耐震性能が良い建物 倒壊する危険性はないが ある程度の被害を受けることが想定される 耐震性能がやや劣る建物 倒壊する危険性は低いが かなりの被害を受けることも想定される 耐震性能が劣る建物 倒壊する危険性があり 大きな被害を受けることが想定される 備考欄 建築物の構造 RC,S SRC,CB 本県独自の判定基準 旧基準の建築物 ( 重要度係数 C Ⅰ ) Is/E T 1.0 (C Ⅰ =1.25) 災害時の拠 点となりう る施設 W 総合評点 1.5 建物の継続使用の可否は 被災建築物応急危険度判定士の判定による RC,S SRC,CB W RC,S SRC,CB W RC,S SRC, CB W Ⅰs/E T 1.0 (C Ⅰ =1.0) 1.0 総合評点 <1.5 Ⅰs/E T <1.0 かつ Ⅰs 0.6 0.7 総合評点 <1.0 Ⅰs/E T <1.0 かつ Ⅰs<0.6 総合評点 <0.7 新基準の建築物 ( 用途係数 I) Ⅰ=1.25 Ⅰ=1.0 耐震性能 用語説明建築物が保有する地震に抵抗する能力 構造耐震指標 (Is 値 ) 建築物が保有する耐力を表わす指標 ( 耐震診断で算定 ) 静岡県の耐震判定指標値 (ET 値 ) 用途係数 (Ⅰ) 建築物の重要度係数 (C Ⅰ ) 東海地震に対して安全性を確保するための建築物が保有する耐力の目標値 ET=Es C Ⅰ C G Es : 基本耐震指標値 C G : 地形指標がけ地等の場合 1.25 その他の場合は 1.0 建築物の用途により地震力を割り増す係数 Ⅰ=1.25 の場合ランクⅠa Ⅰ=1.0 の場合ランクⅠb 地震による建築物の破壊を抑える程度を表わす係数 C Ⅰ =1.25 の場合地震時に軽微な被害にとどめ継続使用を可能とする C Ⅰ =1.0 の場合地震時に倒壊せずある程度の被害にとどめる 総合評点木造建築物が保有する耐力を表わす指標 ( 耐震診断で算定 ) 建築物の構造 鉄筋コンクリート造 RC ( 鉄筋コンクリート造の中には 県営住宅で採用されている特殊な構造として 壁式鉄筋コンクリート造 (WRC) と壁式プレキャスト鉄筋コンクリート造 (WPC) がある ) S 鉄骨造 ( 軽量鉄骨を使用する場合は軽量鉄骨造 (LS) とする ) SRC 鉄骨鉄筋コンクリート造 CB W コンクリートブロック造木造 - 9 -

本計画は 静岡県くらし 環境部建築安全推進課のホームページ (URL:http://www.pref.shizuoka.jp/) にも掲載しています お問い合わせ先 静岡県くらし 環境部建築住宅局建築安全推進課 420 8601 静岡市葵区追手町 9 番 6 号 TEL:054-221-3076 FAX:054-221-3567 E-mail:kenchikuanzen@pref.shizuoka.lg.jp - 10 -