ニュースリリース 2015年度 九州・山口地区の新入社員意識調査アンケート結果

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平成 30 新入社員意識調査 超売り手市場! 仕事にも楽観ムード新しいキャリア観の台頭 栃木県の企業や自治体 ( 一部県外含む ) の今年の新入社員は 売り手市場だったことから就職先には 知名度の高さ や 休日の多さ を重視 夏より前 に内定をもらい 4 社 5 社 から内定を得たという人がそれぞれ

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最初に あなたの働く目的は何ですか? という質問をしたところ 20~50 代のすべての年代において 生活 家族のため と答えた人が最も多かった その割合は 20 代が 63.6% 30 代が 74.0% 40 代が 83.8% 50 代が 82.5% だった また 全年代共通で 第 2 位が 自由に

平成25年4月26日

Press Release 仕事に対しては総じて前向きな結果に 仕事への期待 が過去最高で 仕事に対する夢 の有無も昨年より上昇 売り手市場や手厚い内定フォローの影響か調査開始以来減少傾向にあった 仕事への期待 と 仕事に対する夢 の有無について 今年は一転上昇に転じた 仕事への期待がある ( どち

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対象者の属性 1. 調査対象今春就職を予定している新卒男女 2. 調査エリア全国 3. 調査期間 2016 年 1 月 8 日 ( 金 )~ 1 月 18 日 ( 月 ) 4. 調査方法インターネット調査 5. 有効回答者数 1,112 人 6. 回答者の内訳 (1) 回答者の性別 ( 単位 : 人

「07年新入社員意識調査」より

調査結果 転職決定者に聞く入社の決め手 ( 男 別 ) 入社の決め手 を男 別でみた際 性は男性に比べると 勤務時間 休日休暇 育児環境 服装 オフィス環境 職場の上司 同僚 の項目で 10 ポイント以上 かった ( 図 1) 特に 勤務時間 休日休暇 の項目は 20 ポイント以上 かった ( 図

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2


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第2回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査 

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調 査 概 要 1. 調 査 の 目 的 職 業 等 に 関 する 新 入 社 員 の 意 識 状 況 を 調 査 し 傾 向 を 把 握 すること 2. 調 査 期 間 平 成 28 年 3 月 18 日 ~4 月 20 日 3. 調 査 対 象 平 成 28 年 春 の 新 入 社 員 で 当

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第 5 章管理職における男女部下育成の違い - 管理職へのアンケート調査及び若手男女社員へのアンケート調査より - 管理職へのインタビュー調査 ( 第 4 章 ) では 管理職は 仕事 目標の与え方について基本は男女同じだとしながらも 仕事に関わる外的環境 ( 深夜残業 業界特性 結婚 出産 ) 若

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調査方法 ; (1) 調査名 : 職場のコミュニケーションに関するアンケート ( 管理職用 一般社員用 ) (2) 調査対象 :1 日本生産性本部経営開発部主催の階層別教育プログラム等への参加者 2 企業 組織別研修参加者 (* 主旨に賛同いただいた企業 組織 ) (3) 調査期間 :2016 年

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従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

対象者の属性 調査対象今春就職を予定している学生 ( 以下新入社員 ) および上司にあたる社会人 ( 以下上司 ) 調査エリア全国 調査期間 2017 年 1 月 5 日 ( 木 )~1 月 11 日 ( 水 ) 調査方法インターネット調査 有効回答者数新入社員 :1,109 人 上司 :735 人

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2002 年 4 月 26 日公表 各 位 第 13 回 2002 年度新入社員意識調査 ( 要旨 ) 財団法人社会経済生産性本部会長亀井正夫 拝啓春暖の候 ますますご清祥の趣 お慶び申しあげます 平素より当本部の諸活動におきましては 格別のご高配を賜り 厚くお礼申しあげます さて 当本部では 本年

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求人ヒアリングシート 2/2 当該求人の職場の特徴は 以下の A, B のどちらがよりあてはまりますか? ( それぞれあてはまるところに ) A どちらともいえない B 組織 多くの仕事を同時に進める 一つの仕事に集中する における仕事の進め方の特徴組織における対人関係の特徴組織で重視される価値観

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関東地方の者が約半数を占める (45.3%) 続いて近畿地方 (17.4%) 中部地方 (15.0%) となっている 図表 2-5 地域構成 北海道 東北関東中部近畿中国四国九州 沖縄総数 (%) 100.0% 8.9% 45.3%

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アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 20 歳から 59 歳の会社員の男女 2. サンプル数 700 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2007 年 2 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 601 名

TOPICS 就職観では 楽しく働きたい が不動の 1 位 前年より 3.6pt 上昇 (P3) 20 学生の就職観は 楽しく働きたい が 20 からみても不動の 1 位を継続しており 今年は 3 割 (33.3%) を超える結果となった 特に文系男子は前年の 27.3% から 4.8pt 上昇し

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Ⅰ 調査目的 総合研究所では 新規開業企業の実態を把握するために 1991 年から毎年 新規開業実態調査 を実施し 開業時の年齢や開業費用など時系列で比較可能なデータを蓄積すると同時に 様々なテーマで分析を行ってきた 今年度は 高齢化が進展するなか開業の担い手として注目を集めているシニア起業家 (

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1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

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Transcription:

平成 27 年 5 月 22 日 2015 年度九州 山口地区の新入社員意識調査アンケート結果 ~ 強まるワーク ライフ バランス ~ 西日本シティ銀行グループは各種の調査を継続して実施しております 今般 連結子会社である NCB リサーチ & コンサルティングが 毎年 4 月を中心に行っている新入社員を対象とした公開セミナー及び企業内研修に参加いただいた 九州 山口地区の新入社員を対象とした意識調査アンケートの結果がまとまりましたので 概要をお知らせいたします アンケート結果概要 今回のアンケート結果によれば 多くの新入社員が 上司 先輩 同僚との人間関係 に不安を感じています 会社に求めるものは 人間関係の良さ が最も多く 十分な休日や余暇の時間 が 3 年連続して増加しています 給料と残業に対する考え方では 給料は少なくても 残業がない方がよい も 3 年連続で増加していることから ワーク ライフ バランスを重視する傾向が強まっているようです 1. 就職先が 希望どおり と ほぼ希望どおり の合計は 93.9% 希望どおりでない は 6.1% という結果でした 2. 就職先を決める時に重視したことは 仕事にやりがいがある が 40.5% で最も多く 次いで 業種 事業内容 の 38.2% 会社の雰囲気 イメージ の 37.7% という結果でした 3. 働く目的は 生活の安定 が 70.1% で最も多く 次いで 自己成長 の 57.6% やりがい の 45.3% という結果でした 4. 給料と残業に対する考え方は 給料は少なくても 残業がない方がよい が 50.7% と 初めて 50% を超え 残業は多くても 給料が多い方がよい が 49.3% という結果でした 詳細は添付の資料をご参照下さい 本件に関するお問い合わせ先 NCBリサーチ & コンサルティング調査部担当 : 原 812-0027 福岡市博多区下川端町 2 番 1 号博多座 西銀ビル 13 階電話 :092-282-2662 9-1

調査概要 1. 調査の目的 職業等に関する新入社員の意識状況を調査し 傾向を把握すること 2. 調査期間 平成 27 年 3 月 27 日 ~4 月 16 日 3. 調査対象 平成 27 年春の新入社員で 当社の新入社員公開セミナー及び企業内研修の参加者対象 :1,528 名 (310 社 ) 回収 :1,500 名回収率 :98.2% 研修開催地公開セミナー (24 コース ) : 福岡市 北九州市 ( 小倉 黒崎 ) 久留米市 飯塚市 長崎市 熊本市 宮崎市 大分市企業内研修 (7コース) : 福岡市 甘木市 筑前町 鹿島市 下関市 性別 男性 女性 820 名 (54.7%) 680 名 (45.3%) 784 名 (60.1%) 520 名 (39.9%) 702 名 (59.8%) 472 名 (40.2%) 542 名 (54.6%) 450 名 (45.4%) 最終学歴 大学卒高校卒専門学校卒短期大学卒大学院卒その他 49.9% 28.2% 11.9% 5.4% 3.5% 1.1% 50.4% 27.9% 11.7% 4.8% 4.0% 1.2% 50.5% 26.3% 13.8% 3.4% 4.3% 1.7% 46.4% 26.9% 16.0% 4.9% 3.9% 1.9% 4. 調査方法 アンケート用紙の配布 回収 ( 新入社員公開セミナー 企業内研修実施時 ) 9-2

アンケート結果 1. 就職先を知った最初のきっかけ (1 つ選択 ) 全体では 学校 先生からの紹介 が 28.6% で最も多く 次いで 就職サイト の 18.0% 学校の掲示板 の 13.0% という結果であった 昨年との比較では 就職サイト 学校の掲示板 友人 知人からの紹介 合同就職説明会 は増加したが 学校 先生からの紹介 が減少した 学校 先生からの紹介 就職サイト 学校の掲示板 友人 知人からの紹介 合同就職説明会 その他 28.6% 18.0% 13.0% 10.6% 9.9% 19.9% 28.9% 17.2% 12.5% 9.1% 8.4% 23.9% 27.0% 18.3% 14.1% 9.2% 8.8% 22.6% 32.5% 16.4% 14.2% 9.3% 7.2% 20.4% 学校 先生からの紹介 は減少しているが 増加している選択肢が多く 就職先を知るきっかけが多様化していることがうかがわれる 2. 希望している会社に就職できたか (1 つ選択 ) 全体では 希望どおり が 54.1% ほぼ希望どおり が 39.8% で あわせて 93.9% という結果であった 昨年との比較では 希望どおり は 0.2 ポイント減少 ほぼ希望どおり は 0.5 ポイント増加 希望どおりでない は 0.3 ポイント減少した 希望どおりほぼ希望どおり希望どおりでない 54.1% 39.8% 6.1% 54.3% 39.3% 6.4% 51.1% 43.3% 5.6% 52.7% 39.5% 7.8% 希望どおり と ほぼ希望どおり の合計は高い水準にあるが 売り手市場のなか 希望どおり がわずかながら減少しており 就職先に対する要求も高くなっていることがうかがわれる 9-3

3. 就職先を決める時 重視したもの (3つまで選択) 全体では 仕事にやりがいがある が 40.5% で最も多く 次いで 業種 事業内容 の 38.2% 会社の雰囲気 イメージ の 37.7% という結果であった 昨年との比較では 会社の安定性 の 5.2 ポイントの増加 業種 事業内容 の 4.4 ポイントの減少が目立っている 0% 10% 20% 30% 40% 50% 仕事にやりがいがある業種 事業内容会社の雰囲気 イメージ勤務場所自分の能力 個性が活かせる 40.5% 44.2% 44.5% 40.0% 38.2% 42.6% 40.7% 33.6% 37.7% 40.1% 37.0% 34.3% 27.3% 29.4% 30.0% 25.5% 22.3% 21.5% 23.6% 23.2% 昨年との比較で 仕事にやりがいがある 業種 事業内容 が減少する一方 会社の安定性 福利厚生 給与体系 が増加しており やりがい よりも 安定性 などのより現実的な面を重視する傾向がみられる 4. 就職した会社で定年まで働きたいと思いますか (1 つ選択 ) 全体では 定年まで同じ会社で働きたい が 44.8% で最も多く 次いで わからない の 30.5% 自分に向かなければ転職したい の 17.0% いずれは独立 起業したい の 7.7% という結果であった 昨年との比較では 定年まで同じ会社で働きたい が 0.9 ポイント減少 わからない が 1.5 ポイント増加 自分に向かなければ転職したい が 2.3 ポイント増加 いずれは独立 起業したい が 2.9 ポイント減少した 定年まで同じ会社で働きたい わからない 0% 自分に向かなければ転職したい 50% いずれは独立 起業したい 100% 44.8% 30.5% 17.0% 7.7% 45.7% 29.0% 14.7% 10.6% 42.3% 32.2% 13.7% 11.8% 44.3% 30.6% 15.8% 9.3% 売り手市場を背景に 自分に向かなければ転職したい との回答は増加したが 安定志向が強いからか いずれは独立 起業したい は減少した 9-4

5. あなたにとって働く目的は何ですか (3つまで選択) 全体では 生活の安定 が 70.1% で最も多く 次いで 自己成長 の 57.6% やりがい の 45.3% という結果であった 昨年との比較では 自己成長 の 2.5 ポイントの減少が目立っている 0% 20% 40% 60% 80% 生活の安定自己成長やりがいお金が稼げる社会貢献 70.1% 69.5% 70.5% 68.3% 57.6% 60.1% 60.2% 59.3% 45.3% 43.3% 44.7% 40.0% 45.0% 43.1% 39.3% 35.5% 27.6% 29.8% 30.6% 26.1% 自己成長 社会貢献 が減少する一方 お金が稼げる が増加しており より現実的な面を重視する傾向がうかがわれる 6. あなたが会社に求めるものは何ですか (2つまで選択) 全体では 人間関係の良さ が 73.9% で最も多く 次いで 社内の明るさ の 35.4% 自分の能力を発揮 向上できる の 34.0% という結果であった 昨年との比較では 自分の能力を発揮 向上できる の 3.3 ポイントの減少 十分な休日や余暇の時間 の 3.1 ポイントの増加が目立っている 0% 20% 40% 60% 80% 人間関係の良さ社内の明るさ自分の能力を発揮 向上できる十分な休日や余暇の時間社会貢献 35.4% 32.8% 35.6% 34.3% 34.0% 37.3% 36.9% 29.4% 33.5% 30.4% 27.6% 23.8% 10.9% 11.1% 12.5% 10.0% 73.9% 75.4% 75.3% 74.6% 十分な休日や余暇の時間 が年々増加しており ワーク ライフ バランスを重視する傾向がうかがわれる 9-5

7. 将来 どのポジションに就きたいですか (1 つ選択 ) 全体では 管理職 ( 部長 課長 ) が 27.5% で最も多く 次いで 役職にはつきたくない の 22.6% 中間管理職( 係長 主任 ) の 21.4% という結果であった 昨年との比較では 役職にはつきたくない の 3.9 ポイントの増加が目立っている 社長 役員 管理職 ( 部長 課長 ) 0% 中間管理職 ( 係長 主任 ) 役職にはつきたくない 50% その他 100% 8.9% 16.7% 27.5% 21.4% 22.6% 2.9% 10.6% 16.6% 30.5% 20.3% 18.7% 3.3% 10.3% 15.8% 30.1% 21.1% 18.3% 4.4% 12.1% 10.4% 25.8% 23.7% 20.0% 8.0% 将来のポジションとして管理職以上を希望する割合は 全体では 53.1% で 昨年の 57.7% を 4.6 ポイント下回っており また 役職にはつきたくない が昨年を 3.9 ポイント上回っている 部下を持ち管理業務に煩わされたくないとの気持ちがうかがわれる 8. あなたにとって理想の上司に近いものはどれですか (3つまで選択) 全体では 適切なアドバイス 指示 指導をしてくれる が 62.3% で最も多く 次いで 気配りし 明るい雰囲気の職場にしてくれる の 60.2% 部下の考えをよく聞き 親身に相談に乗ってくれる の 38.7% という結果であった 昨年との比較では 適切なアドバイス 指示 指導をしてくれる が 1.3 ポイント 部下の考えをよく聞き 親身に相談に乗ってくれる が 1.4 ポイント増加した 0% 20% 40% 60% 80% 適切なアドバイス 指示 指導をしてくれる気配りし 明るい雰囲気の職場にしてくれる部下の考えをよく聞き 親身に相談に乗ってくれる実行力 統率力がある仕事だけでなく プライベートも大事にしている 62.3% 61.0% 61.7% 56.8% 60.2% 60.1% 58.4% 56.2% 38.7% 37.3% 35.9% 37.7% 24.9% 27.5% 27.8% 31.6% 23.2% 23.4% 22.3% 18.9% 知識やスキル不足 コミュニケ ション能力不足を自覚しており 力強く引っ張っていく上司よりも きめ細やかな指導 気配りのできる上司を求める傾向が続いている 9-6

9. 仕事や生活に対する不安は何ですか (3つまで選択) 全体では 自分の能力 ( 知識 スキル ) 不足 が 70.7% で最も多く 次いで 上司 先輩 同僚との人間関係 の 53.1% 仕事での失敗 の 42.9% という結果であった 昨年との比較では 仕事が自分の適性に合っているか の 3.7 ポイントの増加 仕事での失敗 の 3.5 ポイントの減少が目立っている 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 自分の能力 ( 知識 スキル ) 不足上司 先輩 同僚との人間関係仕事での失敗仕事が自分の適性に合っているか環境の変化に対応できるか 70.7% 68.4% 69.9% 68.9% 53.1% 54.7% 54.3% 56.2% 42.9% 46.4% 44.8% 38.8% 36.2% 32.5% 32.2% 28.6% 28.7% 27.4% 28.4% 22.9% 職業人として能力が不十分なことを自覚していることに加え 仕事が自分の適性に合っているかと環境変化への対応が増加しており 社会人としての能力不足の自覚からくる不安が感じられる 10. 給料と残業に対するあなたの考え方はどちらですか (1 つ選択 ) 全体では 残業は多くても 給料が多い方がよい が 49.3% 給料は少なくても 残業がない方がよい が 50.7% であった 最終学歴別では専門学校卒 高校卒は 残業は多くても 給料が多い方がよい がそれぞれ 56.2% 63.6% で 大学院卒 大学卒 短大卒は 給料は少なくても 残業がない方がよい がそれぞれ 74.0% 58.8% 51.9% であった 昨年との比較では 給料は少なくても 残業がない方がよい が 1.2 ポイント増加し初めて 50.0% を超えた 残業は多くても 給料が多い方がよい給料は少なくても 残業がない方がよい 49.3% 50.7% 50.5% 49.5% 53.7% 46.3% 55.8% 44.2% 年々 給料は少なくても 残業のない方がよい が増加しており ワーク ライフ バランスを重視する傾向が顕著である 9-7

11. 入社後 指導 教育してもらいたいことは何ですか (3つまで選択) 全体では 仕事の基本 進め方 が 73.3% で最も多く 次いで 専門知識 の 64.5% ビジネスマナーや社会常識 の 50.1% という結果であった 昨年との比較では 仕事の基本 進め方 の 3.4 ポイントの増加が目立っている 0% 20% 40% 60% 80% 仕事の基本 進め方専門知識ビジネスマナーや社会常識コミュニケーション能力仕事へのモチベーション維持 73.3% 69.9% 70.7% 68.7% 64.5% 66.0% 67.0% 63.9% 50.1% 50.5% 47.4% 45.0% 34.1% 36.0% 35.9% 33.8% 29.5% 31.4% 31.7% 25.8% 仕事の基本 進め方 が 3.4 ポイント増加しており 売り手市場のもと入社したものの 仕事に対する不安がうかがわれる 12. 女性活躍推進 がうたわれていますが 女性管理職が増えていくことに対するあなたの考え方はどれですか (1つ選択) 全体では とても良いことだと思う が 62.8% で最も多く 次いで まあまあ良いことだと思う の 23.2% 関心がない の 6.8% という結果であった 最終学歴別では 大学院卒が とても良いことだと思う と まあまあ良いことだと思う の合計が唯一 80% を下回り 66.0% という結果であった とても良いことだと思う 関心がない あまり良いことだとは思わない まあまあ良いことだと思う わからない 良いことだとは思わない 0% 20% 40% 60% 80% 100% 62.8% 23.2% 6.8% 4.6% 1.8% 0.8% 9-8

< 最後に > 今回のアンケート結果から 新入社員は自分自身の職業人としての能力が不足していることを十分認識しているともに 仕事への適性や環境変化への対応に不安を抱いていることが分かります 一方で会社に求めるものとして 十分な休日や余暇の時間 との回答が 3 年連続で増加し 33.5% となっています また 給料と残業に対する考え方では 給料は少なくても 残業がない方がよい と答えた人が 3 年連続で増加し 50.7% と初めて 50.0% を超え ワーク ライフ バランス ( 仕事と生活の調和 ) を重視する傾向が強まっていることが見えてきます 価値観の形成には 育ってきた環境や経験が大きく影響することを理解する必要もあると思います 今年の新入社員は いわゆる ゆとり世代 の中心層であり 日本の 失われた20 年 の中で育ってきました 今年の新入社員は例年より 仕事への適性 や 環境変化への対応 に不安を感じています 日々接する際には 新入社員が不安に感じている事柄を十分理解 サポートしながら 仕事や企業理念などを指導していくことが大事ではないでしょうか 本調査結果が その一助になれば幸いです -ご利用に際して- 本資料は アンケートに基づき作成しましたが 当社はその正確性を保証するものではありません 本資料は 執筆者の見解に基づき作成されたものであり 当社の統一的な見解を示すものではありません 本資料に基づくお客様の決定 行為 及びその結果について 当社は一切の責任を負いません ご利用にあたっては お客様ご自身でご判断くださいますようお願いします 本資料は 著作権法に基づき保護されています 引用する際は 必ず出所 :NCB リサーチ & コンサルティングと明記してください 本資料の全文または一部を転載 複製する際は当社の許諾が必要です 9-9