<4D F736F F D2091E58DE38E73918D8D878E968BC A F8A E31312E362E646F6378>

Similar documents
介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

居宅介護支援事業者向け説明会

平成 28 年 2 月以降に認定更新等により要支援認定を受けた方が介護予防訪問介護 介護予防通所介護を利用される場合 これまでの予防給付サービスから総合事業のサービスに変わります 要支援者の認定有効期間は現在最長 12か月ですので 大川市は平成 28 年 2 月から1 年かけて移行します 更新の場合

スライド 1

区分

Microsoft PowerPoint 訪問サービス事業所向け研修会資料

【1117修正原稿】説明会資料

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

< F2D D8791CC817995D28F578CE B38CEB94BD8966>

新総合事業移行に係る延岡市 Q&A( 平成 29 年 1 月 4 日版 ) 1/1 ページ 利用回数 問 1 現在 家族や本人の希望により 要支援 1で週に2~3 回 要支援 2で週 3 回利用している方が数名いる 移行後は利用回数を減らす等の対応を行うべきか 答介護予防支援又は介護予防ケアマネジメ

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

PowerPoint プレゼンテーション

予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考


申請日以降に暫定ケアプランを作成した場合には 暫定ケアプランの作成日までしか遡ることはできません 2 要支援認定の場合ア ) 給付管理業務を行う事業者介護予防支援事業者が 介護予防サービス計画 を作成し 給付管理業務を行うので 暫定ケアプランを作成した居宅介護支援事業者は 利用者を介護予防支援事業者

医療 回復支援 在宅 見附市の地域包括ケアシステム 介護体制と支援の拡大 資料 1 病院 ( 救急 基幹病院等 ) 早期退院 回復期 ( 市外 ) リハビリ病院 見附市立病院 保健福祉センター 特養ほか 医療 救急 手術など高度医療 集中リハビリ 早期回復 見附市医療の里 老健施設ケアプラザ見附 か

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

サービス共通.xls サービス共通 介護予防 日常生活支援総合事業 の質問への回答 サービス共通項目 質問等回答作成月 1 定款に追加する事業名については 介護予防 日常生活支援総合事業 でよいか? 訪問型サービスを実施する場合は 介護保険法に規定する第 1 号訪問事業 若しくは帯広市独自のサービス

<4D F736F F D20CADFCCDEBAD D9595B68E9A816A8AEC91BD95FB8E735F5F91E682558AFA89EE8CEC95DB8CAF8E968BC68C7689E >

PowerPoint プレゼンテーション

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

計画の今後の方向性

Microsoft Word - 調査結果


暫定ケアプランの取扱いについて 平成 30 年 11 月 29 日事務連絡隠岐広域連合介護保険課長通知 暫定ケアプランの取扱いについては 介護制度改革 INFORMATION vol.80 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(vol.2) について ( 平成 18 年 3 月 27 日厚生労働省

利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

大阪社保協FAX通信

介護予防ケアマネジメントについて

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

上田市介護予防 日常生活支援総合事業実施要綱 平成 30 年 5 月 31 日 告示第 131 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この告示は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 という ) 第 115 条の45 第 1 項に規定する介護予防 日常生活支援総合事業 ( 以下 総合事業

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

(2) 高齢者の福祉 ア 要支援 要介護認定者数の推移 介護保険制度が始まった平成 12 年度と平成 24 年度と比較すると 65 歳以上の第 1 号被保険者のうち 要介護者又は要支援者と認定された人は 平成 12 年度末では約 247 万 1 千人であったのが 平成 24 年度末には約 545 万

住所地特例に係る事務の見直しの概要について Ⅱ- 資料 2 本事務は 介護予防 日常生活支援総合事業の実施時期に係わらず 平成 27 年 4 月から 全ての市町村において必要な事務であるので 留意されたい 1. 平成 27 年 4 月からの住所地特例に係る事務の見直しの概要 住所地特例の対象施設にサ

, 地域包括支援センターの組織と人材 2. 1 福祉専門職の歴史と特性

< 国が示す新しい総合事業の構成例 > ( 以下はサービスの典型例を示しているため, 市町村はこれらの例を踏まえて, 地域の実情に応じたサービス容を検討 ) 1 訪問介護 訪問型サービス ( 第 1 号訪問事業 ) 現行の訪問介護相当 多様なサービス 2 訪問型サービス A( 緩和した基準によるサー

地域包括ケア構築に向けた実態調査の実施 ひとり暮らし高齢者 高齢者のみ世帯 の全てを訪問形式で調査 地域全体で生活支援等必要なサービス内容を検討 H24 年度 H24.7 月 ~ひとり暮らし実態調査 ( 訪問 ) 集計 解析 ( 名古屋大学 )1 H 福祉を考える集会 ( 住民 関係者

01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らし い暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が一体的に提供される 地域包括ケアシステムの構築を実現 今後 認知症高齢者の増加が

目 次

Microsoft Word - 単純集計_センター長.docx


場に結び付けていきます 利用者のための目標設定がポイント 利用者自身がその生活課題に気付き 状況が改善されたときのイメージをもつことが必要です 利用者が主体的になれるよう支援します 非現実的な目標ではなく 実現可能で具体的な目標設定を行ない 利用者が実際に行動に移せるよう支援します 一定期間取り組ん

11 平成 21 年度介護予防事業実施状況について 平成 22 年 7 月 大阪市健康福祉局健康づくり担当

地域支援事業交付金の算定方法について

01 【北海道】

2 居宅サービス事業所の状況

基本理念 第 6 期計画では 高齢者が住み慣れた地域で健康でいきいきと充実した生活を送ることができる地域社会の構築をめざしてきました 第 7 期計画においても 第 6 期計画の基本理念を継承し 総合計画における高齢者福祉の施策の実現をめざして 住んでよかった亀岡 老後も楽しい亀岡 を本計画の基本理念

都市部の高齢化対策に関する検討会資料

地域包括ケアシステム

護保険のしくみ 介

3 高齢者 介護保険を取り巻く現状 1 人口 高齢化率本市は高齢化率が 45% を超えており 本計画の最終年度である 2020( 平成 32) 年度には 高齢化率 48.0% 2025( 平成 37) 年度には高齢化率 49.7% まで増加することが推計されます また 2018( 平成 30) 年以

Microsoft Word - 3

<4D F736F F D20819A8E9197BF B8BE682CC8CBB8FF382C6906C8CFB90848C >

千葉県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 1 市区町村名 銚子市 2 人口 ( 1) 68,930 人平成 25 年 4 月 1 日現在 ( ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上人口 20,936 人 ( 高齢化率 30.37%) ( ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれについて記載

別紙2

小規模多機能型居宅介護・介護予防小規模多機能型居宅介護サービス

PowerPoint プレゼンテーション

(頭紙)公布通知

PowerPoint プレゼンテーション


<4D F736F F D A6D92E894C581458E7B8D7393FA A956C8FBC8E738FE18A518ED293FC89408E9E E A B E E968BC68EC08E7B97768D6A2E646F63>

Microsoft Word - 22™²“¸−TŠv†i‘C’³1124†j.doc

高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8


平成 28 年度介護保険事業状況報告 ( 年報 ) のポイント 1 第 1 号被保険者数 (28 年 3 月末現在 ) (29 年 3 月末現在 ) 3,382 万人 3,440 万人 ( 対前年度 +59 万人 +1.7% 増 ) ( 単位 : 万人 ) 3,500 3,000 2,500 2,0

平成 20 年 9 月 29 日 平成 21 年度介護報酬改定に向けた提言 社会福祉法人東京都社会福祉協議会 はじめに センター部会長代行今裕司 東京都社会福祉協議会センター部会は 東京都内の地域包括支援センター 在宅介護支援センター デイサービスセンターの 664 箇所が加入している団体です 平成

<4D F736F F D FAC8C5389EE8CEC817A8C7689E68CB488C B95D2816A2E646F6378>

区西北部圏域 豊島区 北区 板橋区 練馬区 1,000百万円未満 500百人未満 居住系 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 施設 19% 施設 36% 凡例 円グラフの大きさ 小 東京都 1,000百万円以上 10,000百万円未満 10,000百万円以上 500百人以上 1,00

北多摩南部圏域 東京都 武蔵野市 三鷹市 府中市 調布市 施設 36% 小金井市 狛江市 凡例 円グラフの大きさ 1,百万円未満 延べ 5百人未満 施設 居住系 1% 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 小 1,百万円以上 1,百万円未満 1,百万円以上 5百人以上 1,百人未満 1

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

富山県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 ( 様式 ) 1 市区町村名 富山市 2 人口 ( 1) 322,059 人 ( 平成 25 年 3 月末現在 ) ( 8,253 人 ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上 26.1% ( 30.3% ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれにつ

第2部 各論3 地域の課題を解決するための体制づくり 各論3 地域の課題を解決するための体制づくり 本市は 14 の日常生活圏域により 人口 高齢化率に違いがあるほか 高齢者福祉 介護実態調査等からは 圏域により公共交通機関や生活環境に差があり 外出状況 移 動手段などにも差があることが分かります

通所型サービスの例 ( 典型例として整理したもの ) 現行の通所介護相当 市場 ( 地域支援事業の外 ) で提供されるサービス Ⅰ 通所介護 Ⅱ 通所介護 Ⅲ 通所型サービス A ( 緩和したによるサービス ) Ⅳ 通所型サービス B ( 住民主体による支援 ) Ⅴ 通所型サービス C ( 短期集中

01_協議体及びコーディネーター【9人Ver.】-2.xdw

8 ケアプラン見直し 従来, 予防給付を利用している利用者の総合事業への移行時期について, 認定更新, 区分変更, ケアプラン変更 からとは, 具体的にどのような時期となるのか 要支援認定の更新の場合は更新後の認定有効期間の開始日から, 変更申請を行い要支援認定を受けた場合は変更後の認定有効期間の開

<4D F736F F F696E74202D20332E8CFA90B6984A93AD8FC E18F8A93BE8D8297EE8ED293998F5A82DC82A B68A888E B8E968BC682CC8D6C82A695FB B8CDD8AB B83685D>

資料 4-1 請求方法について 愛知県国民健康保険団体連合会 1. 新しい総合事業の審査支払の国保連合会の活用 新しい総合事業においても 市町村の審査支払に関する事務が軽減できるよう 現行の給付と同様 国保連合会の審査支払を活用できるよう規定が設けられている ( 法第 115 条の 45 の 3)

Microsoft PowerPoint - 05短時間の身体介護 調査結果概要((5)短時間の身体介護)0320

暫定プランと居宅の届出について

第 6 期ひろしま高齢者プランにおける介護サービス基盤整備について 介護保険課 1 目指す方向 高齢者が介護や支援が必要になっても, できる限り住み慣れた地域で自立した生活が継続できるよう, 必要に応じ適切なサービスが提供できる地域包括ケアに対応した介護サービス基盤が, 市町の方針や地域の実情に応じ

【最終版】医療経営学会議配付資料 pptx

第1章 計画の基本的考え方 態を改善して地域社会への参加等を通じ 生きがいや役割を持てるようにすることが 重要です 4 住まい 持ち家や賃貸住宅だけでなく 有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など 多様な形態の住まいを含みます 生活の基盤である住まいは 高齢者のプライバシー と尊厳が十分に守ら

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

各都道府県介護保険担当課 ( 室 ) 各市町村介護保険担当課 ( 室 ) 各介護保険関係団体御中 厚生労働省老健局振興課 介護保険最新情報 今回の内容 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案 についての Q&A について 計 20 枚 ( 本紙を除く ) Vol.417 平成 27 年 2 月

Microsoft PowerPoint - 資料3 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に.pptx

会議要旨 1. 開会 2. 保健福祉部長挨拶 3. 委員及び事務局職員紹介 4. 議事 (1) 登別市介護予防 生活支援体制整備推進協議体の設置について ( 資料 1 登別市介護予防 生活支援体制整備推進協議体設置要綱 に基づき説明 ) (2) 正副会長の選出について 登別市介護予防 生活支援体制整

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

箕  健  高  第      号

第 11 名古屋市の介護予防 生活支援サービスに関する QA サービス種別等分類意見質問回答 全般既存事業の整理 現行の名古屋市高齢者自立支援訪問事業 (2 次予防事業 ) は 総合事業の 1 号訪問事業の生活支援型訪問サービスに一本化されるのでしょうか? 名古屋市高齢者自立支援訪問事業 と 予防専

PowerPoint プレゼンテーション

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

2016 年顧客満足度調査集計結果 全体 全体の集計 目次 年顧客満足度調査集計結果 全体 1 ページ 株式会社ニチイ学館 年顧客満足度評価集計表 全体 2ページ 年利用者回答結果一覧 全体 3ページ サービス名 年利用者回答詳細結果 全体 4

8_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用について

事務連絡

スライド 1

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

Transcription:

大阪市新総合事業実施状況ヒアリング概要 日時 2015 年 11 月 6 日午後 2 時 ~4 時応対者大阪市福祉局高齢者施策部高齢福祉課山川課長代理佐藤認知症施策担当課長代理金井担当係長奥野担当係長出席者大阪社保協寺内事務局長日下部介護保険対策委員 藤原介護保険対策委員 嘉村市内ブロック会長 1. 基礎的なデータをご提供ください 1 直近の要介護 要支援認定者数 ( 要介護度別 ) 第 1 被保険者に占める認定率 平成 27 年 6 月末時点 介護度 要支援 1 要支援 2 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 合計 人数 35,622 24,108 23,472 26,845 18,265 17,337 14,291 159,940 第 1 号被保険者に占める認定率 23.65% 2 要支援者のサービス利用実績 ( 介護予防訪問介護 介護予防通所介護 ) 平成 27 年 6 月支払い分介護予防訪問介護 23,351 人介護予防通所介護 11,628 人 3 介護予防事業の実績 平成 26 年度の二次予防事業参加者数 通所型予防事業 6671 人 訪問型予防事業 10 人 合計 6680 人 (1 人は両方利用 ) 2. 貴市の 地域包括ケアシステム の基本的な考え方はどのようなものでしょうか また 地域包括ケア体制を作り上げていく上での課題は何でしょうか 基本的考え方団塊の世代が 75 歳以上になる平成 27(2025) 年度までに 大阪市の実情に応じた地域包括ケアシステムの構築を図っていきたい 平成 27~29 年度の事業計画では 今後後期高齢者の大幅な増加が見込まれ 平成 26 年度高齢化率は24.9% だが 平 37 年度には27% 以上になり 後期

高齢者も大幅に増え 医療 介護の必要な方が増加する 出来る限り住み慣れた地域で住んで尊厳ある生活を実現するために医療 介護 住まいなどを提供する地域包括ケアの体制作りを取り組んでいく 課題大阪市は政令市の中でも一人ぐらし高齢者が一番多く 夫婦のみ世帯も多い 地域で安心して生活できるように地域の身近な助け合いや見まもり支援の取り組みが課題となっている 3. 29 年度から新総合事業を開始する理由は何でしょうか また その準備スケジュール 関係者への意見聴取及び説明の予定はいかがでしょうか 29 年度開始理由市として社会福祉審議会での審議を得て意思決定を行うのに一定の期間が必要 事業者なども準備に時間がかかるので28 年度実施は無理 法律で29 年 4 月には実施しなければならないことになっている 準備スケジュール平成 27 年度中には 骨格を固めて社会福祉審議会に諮りたい 総合事業実施案 を審議してもらう 意見募集は考えていない 事業基準等についてはパブリックコメント行うことになるだろう 説明予定平成 28 年度は周知と準備に努めたい 早期に介護サービス事業者 ケアマネジャー 地域包括支援センター向けの説明会を開催したい 関係者意見徴収 11 月 2 日締め切りで訪問型サービス参入のアンケートを行った これから集計するが 約 2000 ヶ所の訪問介護事業所のうち1000 以上は回答があったのではないか 4. 通所型 訪問型それぞれに 多様なサービス (A 型 B 型 C 型等 ) の基準及び指定 ( 委託 補助等 ) の予定をお聞かせください 多様なサービスの基準等単価設定等は検討段階でこれからというところ 基準等は今年度中に枠組みを固めて来年度に準備していきたい 要綱になるのか条例にするのか決めかねている 来年度半年くらいかけて決め

ていくことになる ただし 現行サービスの枠組みはあまりさわりたくないとは考えている A 型は基準緩和できるが サービス提供に支障のない程度の緩和にしたいと思っている B 型 C 型のサービス類型も今後検討していく 5. 新総合事業者移行者のサービス整備予定についてお教え下さい 1 訪問型サービス 現行相当サービス 利用者とサービス事業者に混乱を来さないようにはしたい 現行相当サービスは絶対に必要なので保障していきたい 基準緩和 A 型基準緩和型サービスについては 介護事業所は人材確保が困難になっており 今後も有資格者は不足すると考えられる 有資格者の専門的サービスは身体介護に集中的に投入することになり 不足する生活援助については 専門的サービスが必要でない買物 調理等は一定の研修受講を要件に検討している 一定の研修の内容は国は3 級ヘルパー研修相当と言っているが 50 時間の内 身体介護の部分などは省略できると考えられることから もっと短いものも可能と考える 研修について他自治体との共有化は考えているか総合事業は市町村事業なので 近隣自治体からの利用の場合 区域外指定などの手続きも必要になる 研修など人材育成は大阪府の役割であり ぜひ 大阪府が音頭をとって緩和型サービスの要件となる研修をやってほしいと考えている 2 通所型サービス 基準緩和 A 型基準緩和型については 人員基準の緩和は難しいと考えている 大阪市では定員 18 人以下の小規模デイサービスが8 割を占め10 人以下も多い 現行でも看護職員は 10 人以下であれば配置が必要なく また 診療所の看護職員との連携でも可である 機能訓練指導員も 1 以上 という配置基準で週 1 日でも可である これをさらに緩和というのはなじまない 通所介護事業所は 要支援の方も要介護の方も併せてサービス提供しており ありもしない人員基準緩和をあるように見せかけて一律に単価を下げるのは難しい 今年 4 月の報酬改定で20% 以上も下がっており さらに単価を下げるのは大阪市として事業者に説明ができない

緩和するとすれは資格要件の基準でなく 都市部のニーズに合わせた1 日を時間にするとかサービス提供について検討したい 住民主体 B 型住民主体のB 型については 住民ボランティアは自主的活動であることに意味がある 自主的活動で十分な提供量が確保できるかといえば難しく 量の確保には時間がかかり受け皿としては難しい 地域差もあり 29 年 4 月には難しい 介護保険の財源を地域格差のあるもの投入するのは難しい ワンコインサービスや 体操のサロンなどを生活支援の補完やインフォーマルサービスとして使うのは可能だが 介護保険に位置付けるには難しい 10 年後を考えると介護保険サービス以外の日常の困りごとをボランティアなどに担い手になってもらうことは重要であり 生活支援コーディネーターを活用して10 年後 20 年後をめさしてやっていきたい 短期集中 C 型二次予防事業は廃止になり その代替をどうするか検討が必要 二次予防事業は効果はあるが 参加者が少なかった 今後 再構築してC 型サービスとして実施できないか検討している できるだけ 現行制度の枠組みを変えずに現行の事業者を受け皿の中心にと考えている 6. 基本チェックリストの実施状況についてお教え下さい 1 実施の基本的な方針区役所や地域包括支援センターに来所された場合 相談者の希望を聞いて 明らかに要介護認定が必要な場合や給付対象サービスを希望している場合以外は そこで基本チェックリストを実施し予防マネジメントにつなげていくことになる 要支援者の更新の時は サービス利用が訪問介護 通所介護のみの場合は基本チェックリストのみで可能という説明を行い 念のため要介護認定を受けることも可能ということを説明したうえで 本人が選択することになる 基本チェックリストは区役所の窓口で実施するのか現在でもチェックリストのB 票は 地域包括支援センター ブランチ 区役所で実施しており これは総合事業でもそのまま実施できる 2 次予防対象者が総合事業に流れてくることになるので 保健福祉課の地域活動担当の保健師が基本チェックリストを実施することになる

認定申請を窓口でさせないような対応にならないか市民向けに 認定申請 と 基本チェックリスト と二通りできるという説明用資料を作って 窓口で説明する 介護保険担当で受けて 地域活動担当の保健師に回すことになるだろう また 必要があったり 希望すれば総合事業利用者でも要介護認定ができることも案内する 本人が来所しない場合はどうするのか国のガイドラインどおり 訪問してチェックリストを行い予防マネジメントにつなげることになる 地域包括支援センターの職員や区の保健師が訪問する 2 実施件数見込要支援認定者約 6 万人の内 約 30% が通所介護 訪問介護を利用しているので 約 1 万 8 千人が基本チェックリストの可能性がある 毎年 5~6000 人認定者が増加しているので基本チェックリストの可能性からすると 18000 人 +5000 人 =2 万 3 千人が最大の可能性となる しかし 移行する人がどのくらいいるかわからないので予測は難しい 7. 新総合事業の予防プランの状況についてお教え下さい 1 予防プラン件数 ( 地域包括直接 居宅介護支援事業所委託 ) 26 年度 1 年間で予防プラン件数 41 万 2571 件その内地域包括支援センターが直接作成 1 万 7969 件ケアマネジャーに委託 3 万 4602 件約 70% が委託 2 多様なサービスへの移行促進の考え方 方法について サービス類型がまだ決まっていないので 移行促進の考え方を示すことは難しい 8. 生活支援コーディネーター及び協議体の設置の状況についてお教え下さい 国は 第 1 層 を市区町村としているので 大阪市では区になる これについては モデル区として鶴見区 港区 住之江区を27 年度から事業実施している 生活支援コーディネーター事業はプロポーザルでそれぞれの区の社会福祉協議会になった 協議体は 大阪市全域 ( 第 0 層 ) で 27 年 3 月に研究会を発足し4 月に協議体に移行し設置している 各区でも今後設置していくが できるだけ既存の会議を活用するようにしていきたいと考えている 当初はスムーズに運営するためにもコアメンバーで発足させていきたい 各区とコーディネ- タ 事業を実施している区社協で実情に応じて決めていただくことになる

国のいう 第 2 層 は日常生活圏域になるが 国は中学校区だが 大阪市は事業計画上では区としており 地位包括支援センターの圏域は中学校区より大きい 今後 圏域に生活脊支援コーディネーターを設置するかどうかも含めて検討していきたい 9. 総合事業の事業費の見込についてお教え下さい平成 29 年度まで 単価設定がされていないので見込みは出せない ただし 国では平成 29 年度までは助言設定は10% 増しだが 30 年度以降はそれがなくなり 後期高齢者数の伸び率分が上限になる そのような国の考え方ははなはだ遺憾である 今後国と協議して財源確保に努めたいと考えている