目次 1. 再就職者による依頼等 ( 働きかけ ) の規制 1 2. 働きかけ規制の範囲 2 3. 再就職情報の届出 3 4. 再就職情報の公表 4 5. 罰則 5 6. 様式 6 再就職者による依頼等の規制について 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律 ( 平成 26 年法律第

Similar documents
<はじめに> 退職後, 民間企業等に再就職した者による現職職員への働きかけ規制などにより, 職員の退職管理を適正に行い, 職務の公正な執行及び公務員に対する住民の信頼を確保するため, 地方公務員法が改正され, 平成 28 年 4 月 1 日に施行されました 本市では, 改正法の施行に伴い, 旭川市職

1. 元職員による働きかけの規制 ( 第 38 条の 2 関係 )1 1 離職後に営利企業等 1に再就職した元職員(= 再就職者 ) は 離職前 5 年間に在職していた地方公共団体の執行機関の組織等 2の職員に対して 当該営利企業等又はその子法人と在職していた地方公共団体との間の契約等事務 3につい

Microsoft Word - 厚木市職員の退職管理

目次 再就職等規制のポイント 1 あっせん規制 2 求職活動規制 4 働きかけ規制 6 罰則 9 再就職等規制違反情報の受付 9 再就職等規制は 特別職である特定独立行政法人の役員にも適用されますので 職員 職員 OB と記載されている箇所は それぞれ 役員 役員 OB と読み替えて下さい 以下に該

(1) 採用 昇任 降任 転任の用語の定義について定めるものとすること ( 第 15 条の2 第 1 項関係 ) (2) 標準職務遂行能力は 職制上の段階の標準的な職 ( 職員の職に限る 以下同じ ) の職務を遂行する上で発揮することが求められる能力として任命権者が定めるものとすること ( 第 15

基本的な考え方( 再就職情報を一元的に管理 ) 現行の退職管理制退職管理の基本的な考え方と現行の退職管理制度 東京都の退職管理の基本的考え方について 人材の有効活用退職管理の適正確保 本来 退職後の職員は一私人であり 職業選択の自由の観点から 特段の 都を退職した職員が 定年退職又はその直前まで勤務

再就職等規制は 公務の公正性に対する国民からの 信頼を確保するために導入された 国家公務員と OB が必ず遵守しなければならない法律上のルールです 他の職員の再就職依頼 情報提供等の規制 2 在職中の求職の規制 4 再就職者による依頼等 ( 働きかけ ) の規制 7 再就職等規制違反事例 10 規制

<4D F736F F D E9197BF817A814091DE90458AC7979D88C493E08E9197BF20288F4390B394C >

<4D F736F F D CD C6944E8BE0816A8A748B638C8892E C C816A2E646F6378>

職員の再就職等に関するガイドライン

( 休憩時間 ) 第 3 条 任命権者は 1 日の勤務時間が 6 時間を超える場合においては 少な くとも45 分 8 時間を超える場合においては 少なくとも1 時間の休憩時間を それぞれ所定の勤務時間の途中に置かなければならない 2 前項の休憩時間は 職務の特殊性又は当該公署の特殊の必要がある場合

sannomaruriyou

( ウ ) 支出負担行為担当者は 工事監督員から理由書の送付があった場合は 特別の事情に該当するか否かを決定するものとする また 理由書が提出されなかった場合には 当該特別の事情を有しないものとみなして差し支えない イア以外の下請負人が社会保険等未加入建設業者である場合工事監督員は 当該社会保険等未

審議するものとする 2 前項の審議は 当該任期付職員の在任中の勤務態度 業績等の評価及び無期労働契約に転換した場合に当該任期付職員に係る退職日までの人件費の当該部局における措置方法について行うものとする 3 教授会等は 第 1 項の審議に当たり 必要に応じて 確認書類の要求 対象者への面接等の措置を

議第 18 号 ( 趣旨 ) 三島市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例案 第 1 条 この条例は 公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律 ( 平成 12 年法律第 50 号 以下 法 という ) 第 2 条第 1 項及び第 3 項 第 5 条第 1 項 第 6 条第 2 項 第


早期退職に係る募集実施要項 平成 27 年 8 月 24 日 三好市長黒川征一三好市議会議長大浦忠司三好市教育委員会三好市代表監査委員平田健一三好市農業委員会 今般 組織の年齢別人員構成を適正化し 組織の活性化を図ることを目的として 三好 市定年前に退職する意思を有する職員の募集及び認定に関する条例

内閣府令本文

資料2:再任用制度と「雇用と年金の接続」の概要

<4D F736F F D208B6388C491E F8D E7390EC8E F582CC88E78E998B788BC C98AD682B782E98FF097E182CC88EA959489FC90B381698B6388C4816A2E646F63>

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

いた人事院規則で定める国の機関 特定独立行政法人又は都道府県警察と密接な関係にあるものに就くことを制限する期間について 離職後二年間を離職後五年間とするものとすること (第百三条第二項関係)三職員の離職後の営利企業以外の事業の法人その他の団体への就職に係る制限1職員は 離職後五年間は 非営利法人等の

職員の私有車の公務使用に関する要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は, 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 3 条第 2 項に規定する一般職の職員 ( 期限付教員以外の臨時的任用職員を除く ) および同条第 3 項第 3 号に規定する特別職 ( 以下 職員 という ) が私

として採用するものとする 第 2 条の3 前条に定めるほか 職員就業規則第 11 条第 1 項により退職 ( 以下 定年退職という ) した者であって 退職後引き続き研究所以外の機関 ( 以下 再就職先 という ) において勤務する者 ( 定年退職後 任期付職員就業規則または契約職員就業規則の適用を

議案第72号 向日市職員の給与に関する条例及び向日市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正について_議案・改正文

平成21年12月に支給する期末手当に関する特例措置に関する規則

議案第70号 向日市職員の給与に関する条例及び向日市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正について

公布された条例のあらまし 職員の退職手当に関する条例の一部改正について 1 条例の改正理由地方公務員等共済組合法及び地方独立行政法人法の一部改正に伴い 所要の改正を行う 2 条例の概要 (1) 自己の都合による退職等の場合の退職手当の基本額について定めた規定中 引用している地方公務員等共済組合法の条

平成21年度地域医療再生臨時特例交付金交付要綱

法人及び地方独立行政法人法 ( 平成 15 年法律第 118 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する地方独立行政法人ホ医療法 ( 昭和 23 年法律第 205 号 ) 第 1 条の 2 第 2 項に規定する医療提供施設又は獣医療法 ( 平成 4 年法律第 46 号 ) 第 2 条第 2 項に規定する

かなければならず 防犯カメラ設置運用基準に防犯カメラ取扱責任者の設置及び指定に関することについて定めること ( 防犯カメラ設置運用基準の届出等 ) 第 5 条防犯カメラ設置運用基準の届出をしようとする者は 防犯カメラを設置しようとする日の14 日前までに 防犯カメラ設置運用基準届 ( 別第 1 号様

第 4 章中第 34 条の次に次の 1 条を加える ( 行政指導の中止等の求め ) 第 34 条の 2 法令又は条例等に違反する行為の是正を求める行政指導 ( その根拠 となる規定が法律又は条例 ( 地方自治法第 252 条の17の2 第 1 項又は地方教育行政の組織及び運営に関する法律第 55 条

鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等に関する規則 平成 19 年 3 月 31 日規則第 15 号 改正 平成 21 年 2 月 16 日規則第 2 号平成 21 年 8 月 25 日規則第 28 号平成 28 年 3 月 25 日規則第 17 号鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等

国家公務員 非常勤職員の勤務条件はいま 4. 経済的支援について育児休業期間中は無給ですが 国家公務員共済組合法が適用される場合には 育児休業手当金が支給され 申出により共済掛金が免除されます また 雇用保険法が適用される場合には 一定の要件を満たすとき育児休業給付金が支給され 健康保険 厚生年金保

聖籠町職員の育児休業等に関する条例及び聖籠町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例をここに公布する

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

級が6 級以上であるもの ( これらの職員のうち 組合規則で定める職員を除く 以下 特定管理職員 という ) にあっては 100 分の102.5) 12 月に支給する場合においては100 分の137.5( 特定管理職員にあっては 100 分の117.5) を乗じて得た額 (2) 再任用職員期末手当基

3 年次休暇の計算例 (1) 昨年 4/1~12/31 までとして勤務 ( 年休取得なし ) = 前年からの繰越し 15 1 今年もとして下記の期間に任用された場合 ( 年次休暇 3 使用 ) < 年次休暇の付与数 > = ( 当初の ) + ( 更新後の

パブリック・コメントが事後となった理由

第 8 条を削り, 第 9 条を第 8 条とし, 第 10 条から第 12 条までを 1 条ずつ繰り上げる 別記第 1 号様式を次のように改める

千葉市水道局契約規程及び千葉市水道局会計規程の一部を改正する規程をここに公布する

平成17年3月伊那市議会定例会議案目次

Taro-議案第13号 行政手続条例の

目 次 調査要領 1 離職状況の概況 ( 平成 25 年度離職者 ) 6 第 1 表職種別事由別離職者数に関する調 7 第 2 表定年退職者の年齢に関する調 8 第 3 表勧奨退職者 ( 定年前希望退職者を除く ) の年齢に関する調 9 第 4 表定年前希望退職者の年齢に関する調 10 第 5 表普

( 使用承認期間 ) 第 6 条第 3 条第 3 項の規定によるキャラクターの使用の承認の期間は 当該承認の日から起算して1 年を経過する日以後の最初の3 月 31 日までとする ただし 更新することができる 2 第 4 条の規定によるキャラクターの使用内容変更承認の期間は 前項に定める当該承認の元

(3) 育児短時間勤務をしている職員が休職又は停職の処分を受けたことにより 当該育児短時間勤務の承認が効力を失つた後 当該休職又は停職の期間が終了したこと (4) 育児短時間勤務をしている職員が当該職員の負傷 疾病又は身体上若しくは精神上の障害により当該育児短時間勤務に係る子を養育することができない

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

第 3 条市長は 前条に規定する申請に基づいて医療費の給付を受けることができる者であることを確認したときは 申請者に重度心身障がい者医療費受給者証 ( 第 2 号様式 以下 受給者証 という ) を交付するものとする 2 前項の受給者証の資格取得日は 市長が交付決定をした日の属する月の翌月の初日 (

役務契約における労働社会保険諸法令遵守状況確認実施方針


市有地売却【公示:申込手引一式】

( 条例第 4 条第 1 項に規定する額 ) 第 4 条条例第 4 条第 1 項に規定する額は 病院若しくは診療所等 ( 保険薬局を除く ) の診療報酬明細書 ( 訪問看護診療費明細書を含む ) 又は医療保険各法に定める療養費支給申請書ごとに 次の各号に掲げる区分に対し定める額とする なお 医療に関

< F2D30325F95BD8BCF8B8B975E8A7A93C197E192CA926D2E6A7464>

財営第   号

( 誓約事項 ) 児童福祉法第 19 条の9 第 2 項に該当しないことを誓約すること 1 第 1 号関係申請者が 禁錮以上の刑に処せられ その執行を終わり 又は執行を受けることがなくなった日を経過していない 2 第 2 号関係申請者が 児童福祉法その他国民の保健医療若しくは福祉に関する法律 ( 医

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

目 次 調査要領 1 調査結果の概況 6 職種別事由別離職者数に関する調 8 定年退職者の再就職に関する調 9 勧奨退職者の再就職に関する調 10 定年退職者の年齢に関する調 11 勧奨退職者 ( 定年前希望退職者を除く ) の年齢に関する調 12 定年前希望退職者の年齢に関する調 13 普通退職者

Microsoft Word - 例規集(A4判).docx

新旧対照条文

建築積算士各種届出用紙.doc

Taro-当初追加(扶養手当あり)新旧対照表jtd

暴力団対策措置要綱

基本情報 () 非常勤職員の総数 調査対象に該当する非常勤職員の総数は 期間業務職員が 30,429 人 (54%) 期間業務職員以外の非常勤職員が 25,590 人 (46%) 合計で 56,09 人 ( うち女性 42,456 人 76%) だった (2) 非常勤職員が所属する機関 非常勤職員が

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

社会保険等未加入業者との下請契約 (1 次 ) 禁止にかかる事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員 添付された加入を証明する書類にて確認します 未加入 加入 適用除外 契約担当に報告するとともに, 受注者に対し, 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出す

弘前市告示第   号

Microsoft Word - 土砂指導要綱.doc

1.2_議案目録(追加)

< F2D30315F8D868A4F96DA8E9F2E6A7464>

ハ昇任させようとする日以前 2 年以内に懲戒処分等を受けていないこと ( ただし 減給は 1 年 6 月以内 戒告は 1 年以内とする ) 施行 3 年後 ( 平成 24 年 4 月 1 日 ) から適用 1 本省課長級未満の官職への昇任の場合イ直近の連続した2 回の能力評価のうち 1 回の全体評語

入院おむつ代支給事業実施要綱

Microsoft Word - H29市町村職員の勤務条件等の状況

3. 証明者が登録宅性能評価機関の場合 証明を行った登録宅性能評価機関 調査を行った建築士又は建築基準適合判定資格者検定合格者 称印 登録年月日及び登録をした者 建築基準適合判定資格者検定合格者の場合 登録を受けた都道府県 ( 二級建築士又は木造 ) 合格通知日付又は合格証書日付 合格通知番号又は合

また 立入調査は 市職員又は市長が委任した者が行い 調査者については身分等を示す証明書を携帯し 関係者からの請求があった場合は提示しなければならないため 立入調査員証 ( 様式第 2 号 ) により身分を証明するものとします 参考 < 基本指針 > 一 7(p.12~13) <ガイドライン> 第 3

<4D F736F F D20905F8CCB8E F582CC8D8297EE8ED AA8B788BC682C98AD682B782E98FF097E181698B6388C4816A81698B6388C494D48D8693FC82E8816A2E646F63>

第  号

< F2D817994AD8F6F A895E977092CA926D B8C3131>

(2) 不当な情報提供要求職員に対して, 入札 契約に係る次に掲げる情報のうち, 公表されていないものの提供を, 要求する行為をいう ア競争入札等の参加企業等の名称及び数イ他者の見積金額若しくは入札金額又は当該金額の類推を可能とするものウ予定価格算定の基礎となった額並びに歩掛及び単価の全部又は一部エ

Microsoft Word - ○指針改正版(101111).doc

っては地公法第 17 条第 3 項の規定に基づき原則として競争試験により 人事委員会又は競争試験等を行う公平委員会を置かない地方公共団体にあっては同条第 4 項の規定に基づき競争試験又は選考によるものとすること なお これらの場合において 地公法第 22 条第 1 項に規定する条件附採用が適用される

弘前市町会等事務費交付金交付要綱

綾瀬市インフルエンザ予防接種実施要領

<4D F736F F D F89A1956C8E7388EA94CA F582CC8B8B975E82C98AD682B782E98FF097E18B7982D189A1956C8E7388EA94CA904582CC94438AFA F582CC8DCC97708B7982D18B8B975E82CC93C197E182C98AD682B782E98FF097E182CC88EA9

●地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律案

北上市空家等対策規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 北上市空家等対策条例 ( 平成 28 年北上市条例第 17 号 以下 条例 という ) の実施に関し必要な事項を定めるものとする ( 守秘義務 ) 第 2 条条例第 7 条に定める空家等対策審議会の委員は 職務上知り得た秘密を他に漏らしてはな

第1号様式

別表 ( 第 3 条関係 ) 給料表 職員の区分 職務の級 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 号給給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額 再任用職 1 144, , , , , ,60

老人医療給付費等の国庫負担(補助)について

2 前項の規定による通知を行った場合において 市長は 当該特定空家等の所有者等が除却 修繕 立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置を講じたことにより特定空家等の状態が改善され 特定空家等でないと認めるときは 遅滞なくその旨を 特定空家等状態改善通知書 ( 様式第 7 号 ) に

しい支障が生じることとなったこととする 3 前条の規定は 育児休業の期間の延長の請求について準用する ( 育児休業の期間中の休暇等の取扱い ) 第 5 条育児休業をしている職員に対しては 職員就業規程第 37 条の規定による年次有給休暇並びに就業規程第 39 条の規定による公民権行使等休暇 事故休暇

沖縄市こども医療費助成要綱

取手市ぬくもり医療支援事業に関する条例施行規則 取手市ぬくもり医療支援事業に関する条例施行規則 平成 17 年 10 月 24 日規則第 230 号改正平成 20 年 3 月 21 日規則第 4 号平成 21 年 6 月 17 日規則第 34 号平成 22 年 9 月 15 日規則第 43 号平成

03-01【局長通知・特例】施術管理者の要件に係る取扱の特例について

( 産休等代替職員の登録 ) 第 3 条 所定の資格を有する者であって, 産休等代替職員となることを希望する者は, 産休等代 替職員登録申込書 ( 別記様式第 1 号 ) を市町に提出するものとし, 市町長は適当と認めたときはこれを産休等代替職員登録簿 ( 別記様式第 2 号 以下 登録簿 という

2 政府は 必要があると認めるときは 予算で定める金額の範囲内において 機構に追加して出資することができる 3 機構は 前項の規定による政府の出資があったときは その出資額により資本金を増加するものとする 第二章役員及び職員 ( 役員 ) 第六条機構に 役員として その長である理事長及び監事二人を置

日の属する月の初日から65 歳の誕生日の前日までの期間 (2) 条例第 2 条第 2 項第 2 号に掲げる重度心身障害者等である受給者受給資格の登録をした日の属する月の初日から70 歳の誕生日の属する月の末日 ( その誕生日が月の初日であるときはその日の属する月の前月の末日 ) までの期間 (3)

評議員選任 解任委員会について点検項目 説明 参考 1 評議員選任 解任委員会の設置について すべての法人 ( 現在, 評議員会を設置している法 定款例第 6 条 評議員選任 解任委員会 を設置する旨の定款変更を行っていますか ( 又は定款変更の準備をしていますか ) いる いない 人も含む ) に

消防広域化推進本部設置要綱

地域見守りカメラ設置促進事業要綱

Transcription:

弘前市職員の退職管理 平成 28 年 4 月 弘前市経営戦略部人材育成課

目次 1. 再就職者による依頼等 ( 働きかけ ) の規制 1 2. 働きかけ規制の範囲 2 3. 再就職情報の届出 3 4. 再就職情報の公表 4 5. 罰則 5 6. 様式 6 再就職者による依頼等の規制について 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律 ( 平成 26 年法律第 34 号 ) が平成 26 年 5 月 14 日に公布 ( 平成 28 年 4 月 1 日施行 ) され 再就職者による依頼等が規制されるほか 退職管理の適正を確保するための所要の措置を講ずることとされました 再就職者による依頼等については 離職後も職員に対して在職時の職務に関連して一定の影響力を有する再就職者が その影響力を行使することにより 職務の公正な執行及び公務に対する住民の信頼を損ねる恐れがあることから規制することとされたものです

1. 再就職者による依頼等 ( 働きかけ ) の規制 ( 地方公務員法第 38 条の 2 関係 ) 元職員 現職職員 再就職者が 離職前 5 年間に在職した執行機関の組織等の職員に対して 再就職先に関する契約等事務について 離職後 2 年間 職務上の行為をする ( しない ) ように 要求又は依頼することは禁止されています ( 在職中のポストや職務内容により 規制される働きかけの対象範囲や期間が異なります 次ページ参照 ) ( 法第 38 条の2 第 1 項 4 項 5 項 8 項 ) 再就職者は 職員に対して職務上の行為をするよう ( し ないよう ) に 依頼または要求を行ってはならない 再就職者 職員は再就職者からの働きかけに応じてはならない 職員 違反して 働きかけを行った再就職者は 懲役又は罰金 過料に処せられます ( 法第 60 条関係 ) 働きかけの例 再就職先企業との契約を有利にするよう要求 依頼 働きかけを受けた職員は 人事委員会に届出をしなければなりません 働きかけに応じて不正な行為をした職員は 懲役又は罰金に処せられます ( 法第 38 条の2 第 7 項 第 60 条関係 ) 公になっていない情報を提供するよう要求 依頼 再就職先企業の処分を甘くするよう要求 依頼 再就職先企業の許認可を認めるよう要求 依頼など 再就職者とは 離職後に営利企業等に再就職した元職員 ( 一般職に属する職員 ( 臨時的任用職員 条件付採用期間中の職員 非常勤職員を除く 再任用短時間勤務職員 任期付短時間勤務職員は含む )) 営利企業等とは 営利企業及び営利企業以外の法人 ( 国 国際機関 地方公共団体 行政執行法人及び特定地方独立行政法人を除く ) 執行機関の組織等とは 1 執行機関の組織 ( 当該執行機関 ( 附属機関を含む ) の補助機関及び管理に属する機関の総体をいう ) 2 議会の事務局など 契約等事務とは 1 再就職者が地位に就いている営利企業等やその子法人と市との間で締結される売買 賃借 請負その他の契約に関する事務 2 当該営利企業等やその子法人に対する処分に関する事務 要求又は依頼とは 契約等事務に関して 作為又は不作為を求める行為だけではなく 公開されていない事項に関する質問 ( 情報提供の要求 ) を含む 1

元職員 2. 働きかけ規制の範囲 在職中のポストや職務内容により 規制される働きかけの対象範囲や期間が異なります 1すべての再就職者離職前 5 年間に在職した執行機関の組織等の職員に対し 離職前 5 年間の職務に属する契約等事務に関して 離職後 2 年間働きかけを禁止 ( 法第 38 条の2 第 1 項 ) 2 離職前 5 年より前に部長級以上の職の経験がある再就職者 1に加え 離職前 5 年より前に部長級以上の職に就いていたときの執行機関の組織等の職員に対し 当該 5 年より前の部長級以上の職の職務に属する契約等事務に関して 離職後 2 年間働きかけを禁止 ( 法第 38 条の2 第 4 項 ) 3 再就職者が在職中に自らが決定した契約 処分への働きかけ 1 2に加え 在職した執行機関の組織等の職員に対し 自ら決定した ( 最終決裁権者となっている場合をいう ) 契約 処分であって 現に再就職している営利企業等との間のものについて 期限の定めなく働きかけを禁止 ( 法第 38 条の2 第 5 項 ) 再就職者による働きかけの規制のイメージ パターン 1 職員であった期間 パターン 2 部長級の職位にあった期間 パターン 3 最終決裁権者であった期間 期間の定めなし 退職前 5 年間退職退職後 2 年間 働きかけに該当しない場合 ( 法第 38 条の2 第 6 項 ) 1 試験 検査 検定など 行政庁から委託を受けてその事務の一部を行う法人に再就職した職員が 当該事務を遂行するために必要な場合 2 法令や契約に基づく権利を行使したり 義務を履行する場合 3 法令に基づく申請及び届出を行う場合 4 一般競争入札等における 売買 貸借 請負その他の契約を締結するために必要な場合 5 法令または慣行により公開されている情報の提供を求める場合 6 電気 ガス 水道 日本放送協会による役務の給付など 裁量の余地が少ない職務に関するものについて 任命権者に 再就職者による依頼等の承認申請書 ( 様式第 1) を提出し 承認を得て行う場合 2

元職員 3. 再就職情報の届出 ( 法第 38 条の 6 条例第 2 条関係 ) 元職員は 営利企業等に再就職した場合は 再就職情報について任命権者 に届け出なければなりません 届出の概要 届出が不要な場合 1 雇用形態が日々雇用である場合 2 任命権者の要請に応じ地方公務員又は国家公務員となるため退職し 引き続き地方公務員又は国家公務員となった場合 2 市に再任用職員又は非常勤職員として採用された場合 3 営利企業以外の法人その他の団体の地位に就いた場合で 年間の報酬額が 103 万円以下である場合 届出の義務付け期間内に 届け出た内容に変更があった場合や離職した 場合についても届出が必要です 届出の義務付け期間 1 離職後 2 年間 届出事項 1 氏名 2 生年月日 3 離職時の職 4 離職日 5 再就職日 6 再就職先の名称 7 再就職先の業務内容 8 再就職先における地位 届出の手続き 様式 1 市長が定める様式に従い 離職した職又はこれに相当する職の任命権者に 届出 3

元職員 4. 再就職状況の公表 ( 法第 38 条の 6 条例第 3 条関係 ) 市長は 元職員の再就職に関する情報の透明性を高め 市民の信頼を確保 するため 再就職情報の公表を行うこととしています 公表の概要 公表の項目 1 再就職状況の概要 ( 条例第 2 条の規定により届け出た者の総数等 ) 2 課長級以上の職に就いていた元職員 ( 条例第 2 条の規定により届け出た者 ) の氏名 離職時の職 離職日 再就職日 再就職先の名称及び再就職先における地位 公表の時期 期間 1 前年度に退職した職員の届出内容を 8 月末までに公表 ( 再就職状況の変更は随時反映 ) 2 公表期間は退職日の属する年度の翌々年度末まで 公表の方法 1 市ホームページへの掲載 報道機関への情報提供により行う 4

元職員 現職職員 5. 罰則 ( 法第 60 条 第 64 条 第 63 条関係 ) 不正な行為をするよう働きかけをした再就職者 再就職者からの働きかけに応じて不正な行為をした職員 懲役又は罰金 法第 38 条の 2 の規定に違反して職務上の行為をするように働きかけを行った再就職者 過料 職員 ( 又は他の職員 ) による不正な行為を見返りとする再就職のあっせん 求職活動を行った職員 職員から不正な行為について働きかけを受け 上記の事情を知りながらこれに応じて不正な行為をした職員 懲役 5

6. 様式 別記様式第 1( 規則第 12 条関係 ) 元職員 再就職者による依頼等の承認申請書 平成 年月日 ( 任命権者 ) 殿 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 38 条の 2 第 6 項第 6 号の規定に基づき 下記のとおり承認を申請します この申請書の記載事項は 事実に相違ありません 1 申請者 ( ふりがな )( ) 生年月日 ( 年齢 ) 氏 名 印 昭 平年月 日生 ( 歳 ) 勤務先の名称 役職 連絡先 TEL( - - ) FAX( - - ) 勤務先営利企業等の業務内容 2 離職時及び離職前の状況 離職日 離職前 5 年間 ( ) の在職状況等 平成 所属 職 年月日 在職期間 離職時の職 職務内容 申請者が地方公務員法第 38 条の 2 第 4 項に規定する職に就いていた場合にあっては 当該職に就いていた期間まで遡って記載すること 6

3 要求又は依頼する事項と勤務先 ( 営利企業等 ) との契約等の関係 在職していた執行機関の組織等において自らが締結を決定した勤務先 ( 営利企業等 ) 又はその子法人との契約に関する要求又は依頼 該当する 該当しない 在職していた執行機関の組織等において自らが決定した勤務先 ( 営利企業等 ) 又はその子法人に対する処分に関する要求又は依頼 該当する 該当しない 4 要求又は依頼の対象となる役職員 氏名 ( ふりがな ) ( ) 所属 職 職務内容 5 要求又は依頼の対象となる契約等事務の内容 電気 ガス若しくは水道水の供給又は日本放送協会による放送の役務の給付を受ける契約に関する職務に関するもの その他役職員の裁量の余地が少ない職務に関するもの 職務の内容及び職務に係る役職員の裁量の程度 上記の 2 項目のいずれにも該当しない 6 要求又は依頼の具体的な内容 7 その他参考事項 7

任命権者記入欄 受理番号 処理結果区分 承認 不承認 却下 ( 承認を必要としない ) 承認又は不承認の理由 承認番号 処理年月日 平成 年月日 8

別記様式第 2( 規則第 13 条関係 ) 現職職員 再就職者から依頼等を受けた場合の届出 年月日 青森県人事委員会委員長 殿 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 38 条の 2 第 7 項の規定に基づき 下記のとおり届出をします この届出書の記載事項は 事実に相違ありません 1 届出者 ( ふりがな )( ) 生年月日 ( 年齢 ) 氏 名 印 年 月 日生 ( 歳 ) 所属 職 2 要求又は依頼をした再就職者の氏名等 ( ふりがな )( ) 要求又は依頼が行われた日時氏名年月日時 勤務先営利企業等の名称 役職 離職時の所属 離職時の職 3 要求又は依頼の内容 人事委員会記入欄 受理番号 再就職者から法第 38 条の 2 に規定する働きかけを受けた職員はこの様式により 青森県人事委員会に届出をしなければなりません この様式は青森県人事委員会のホームページ 弘前市のホームページ及び HICS に掲載しています 9

元職員 再就職に係る届出書 年月日 ( 任命権者 ) 様 住 所 氏名 印 電話番号 弘前市職員の退職管理に関する条例 ( 平成 28 年弘前市条例第 2 号 ) 第 2 条第 1 項の規定によ り 下記のとおり届出をします 記 ( ふりがな )( ) 生年月日 氏 名 昭 平年月日生 離職時の職 ( 所属 職名 ) 離職日年月日 再就職日年月日 再就職先の名称 再就職先の業務内容 再就職先における地位 ( 役職等 ) 10

再就職に係る変更届出書 元職員 年月日 ( 任命権者 ) 様 住 所 氏名 印 電話番号 弘前市職員の退職管理に関する条例 ( 平成 28 年弘前市条例第 2 号 ) 第 2 条第 2 項の規定によ り 下記のとおり届出をします 記 ( ふりがな )( ) 生年月日 氏 名 昭 平年月日生 離職時の職 ( 所属 職名 ) 離職日年月日 届出事項の変更日年月日 変更前 再就職日年月日 再就職先の名称 変更後 再就職日 年 月 日 離職日 年 月 日 再就職先の名称 再就職先の業務内容 再就職先の業務内容 再就職先における地位 ( 役職等 ) 再就職先における地位 ( 役職等 ) 変更後の欄については 変更のあった項目欄のみ記載してください 再就職先を離職した場合は 変更後の離職日欄に離職年月日を記入してください 11

問い合わせ先経営戦略部人材育成課人事評価担当 036-8551 弘前市大字上白銀町 1-1 TEL 0172-35-1119( 直通 ) 内線 284 283