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ワコープラネット/標準テンプレート

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税務上の措置 ( 手続 )FAQ 平成 30 年 7 月広島国税局 平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税制上の措置 ( 手続 ) 等につきまして 照会の 多い事例を取りまとめましたので 参考としてください 目次 Ⅰ 災害にあった場

第11 源泉徴収票及び支払調書の提出

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

〇本事例集は 平成 31 年 3 月を期限とした個人の確定申告について 国税通則法関連 ( 所得税 の納税地を含む ) の 誤りやすい事例 について取りまとめています 〇本事例集は 誤りやすい事例 を載せた後に 正しい解釈 処理方法を提示しています なお 無用 な文字数 ページ数の増加を避けるため

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

申告所得税関係 手続名 帳票名平成年分セルフメディケーション税制の明細書 ( 次葉 ) 特定証券投資信託に係る配当控除額の計算書 平成 年分給与所得の源泉徴収票 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分特定口座年間取引報告書 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分公的年金等の源泉徴収票 ( 平成

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

株主又は合会社 合資会社若しくは有限会社の社員 その他法の出資者の簿 氏住所 株数又は 口 数 金 額 役職及び当該法の役員 又は他の株主等との関係

上場株式等の配当等に対する課税

を受けたものを除きます ) の合計額に対応する譲渡所得 ( 又は山林所得 ) がないものと仮定して次の算式により計算した税額 X 又はYと 確定申告書に記載される所得税額との差額に相当する金額とされています ( 所法 1324 所令 266 措令 平 25.5 改正前の措令 25の814

特別徴収事業者特別徴収事業者であることであること が入札参加申請入札参加申請の要件要件に加わりますわります 個人住民税の特別徴収制度は 地方税法や各市町村の条例等で定められており 所得税の源泉徴収をしている従業員がいる場合は 特別徴収することが義務づけられています 伊佐市では 法令遵守の観点から こ

2 引き続き居住の用に供している場合 とされる場合本人が 転勤などのやむを得ない事情により 配偶者 扶養親族その他一定の親族と日常の起居を共にしないこととなった場合において その家屋等をこれらの親族が引き続きその居住の用に供しており やむを得ない事情が解消した後は 本人が共にその家屋に居住することに

き一 修正申告 1 から同 ( 四 ) まで又は同 2 から同 ( 四 ) までの事由が生じた場合には 当該居住者 ( その相続人を含む ) は それぞれ次の 及び に定める日から4 月以内に 当該譲渡の日の属する年分の所得税についての修正申告書を提出し かつ 当該期限内に当該申告書の提出により納付

与等の支払者 ) から毎年最初に給与等の支払を受ける日の前日までに 次に掲げる事項を記載した申告書を 当該給与等の支払者を経由して その給与等に係る所得税の納税地 第一章第五節 の所轄税務署長に提出しなければならない ( 法 1941 措法 41の162 41の172 規 731) ( 一 ) 当該

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この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

Microsoft Word - ③(様式26号)特別徴収実施確認・開始誓約書

Microsoft Word - 資料6-1 個人住民税の特別徴収に係るQ&A(事業者向け)

申告者と配偶者の合計所得金額の入力フォーム 申告者 ( 給与の支払いを受ける人 ) の事業所得 雑所得 配当所得 不動産所得 その他の所得の収入金額と必要経費を入力して合計所得金額を計算します 申告者の合計所得金額が 900 万円を超えると 配偶者控除または配偶者特別控除の控除額が変動します 申告者

第 5 章 N

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改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

1 基本項目 ⑴ 所轄税務署長給与の支払者の所在地 ( 住所 ) の所轄税務署名を入力します 所轄税務署が不明な場合 国税庁ホームページ にある 税務署を検索 で郵便番号等による検索ができますので 参照してください ⑵ 給与の支払者の法人番号この欄には 申告書を受理した給

第 8 章 税 金 外国人の方であっても, 一定の要件に当てはまる場合には, 税金を納める必要があります 例えば, 日本国内で働いて得た収入があると, 原則として所得税を納めなければなりません また,1 月 1 日現在で日本に住所がある方は, 前年の所得について課税される住民税を納めなければなりませ

個人住民税 特別徴収 に係る Q&A 問 1 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? 答 1 従業員の方々の納税の便宜を図る目的から 事業者の方が 毎月の給与を支払う際に所得税などのように 個人住民税を徴収して ( 天引きして ) 納入していただく制度です 従業員の所得税は給与から源泉徴収し

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

田沼 薫  様

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Ⅲ 納付 [Q6] 申告 納付等の期限の延長が認められた場合 延滞税 利子税はどのようになりますか また 加算税は賦課されますか 7 [Q7] 今般の熊本地震災害により被害を受けましたが 納税の猶予はどのような場合に受けることができますか 8 [Q8] 納税の猶予の 相当の損失 とはどの程度の損失を


13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

間の初日以後 3 年を経過する日の属する課税期間までの各課税期間 6 高額特定資産を取得した場合の納税義務の免除の特例事業者 ( 免税事業者を除く ) が簡易課税制度の適用を受けない課税期間中に国内における高額特定資産の課税仕入れ又は高額特定資産に該当する課税貨物の保税地域からの引取り ( 以下 高

Microsoft Word - 02手引(説明).doc

総合課税の譲渡所得の入力編

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

用語の意義 この FAQ において使用している用語の意義は 次のとおりです 用語 意義 所得税法 ( 所法 ) 所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号 ) をいいます 所得税法施行令 ( 所令 ) 所得税法施行令 ( 昭和 40 年政令第 96 号 ) をいいます 改正所令 所得税法施行令の一

個人住民税の特別徴収に関するQ&A

事業承継税制の概要 事業承継税制は である受贈者 相続人等が 円滑化法の認定を受けている非上場会社の株式等を贈与又は相続等により取得した場合において その非上場株式等に係る贈与税 相続税について 一定の要件のもと その納税を猶予し の死亡等により 納税が猶予されている贈与税 相続税の納付が免除される

( 二 ) その年中に支払った社会保険料 ( 給与等から控除されるものを除く ) の金額 小規模企業共済等掛金 ( 給与等から控除されるものを除く ) の額及び次に掲げる事項イその年中に支払った種類別の社会保険料の金額 ( 給与等から控除されるものを除く ) 及びその支払の相手方の名称ロ社会保険料の

相続税の改正 -平成23年度税制改正大綱

第68回税理士試験 消費税法 模範解答(理論)

要件① 雇用者給与等・・・・ (ざっくり) 平成24年度の給与総額と比べて、平成25年以降毎年、一定割合以上給与総額が増えていること。 <雇用者給与等支給額とは> <一定割合とは>

特別徴収制度説明会

Q4 すべての事業主が個人住民税を特別徴収しなければいけないのですか? A4 所得税の源泉徴収義務のある事業主は 従業員の個人住民税を特別徴収することが法令 ( 地方税法及び各市町村の条例 ) により義務付けられています 特別徴収義務者に指定された事業主は 従業員に給与を支払う際に 個人住民税を特別

総合課税の譲渡所得の入力編

総合課税の譲渡所得の入力編

Ⅲ 納付 [Q10] 申告 納付等の期限の延長が認められた場合 延滞税 利子税はどのようになりますか また 加算税は賦課されますか 7 [Q11] 今般の北海道胆振東部地震により被害を受けましたが 納税の猶予はどのような場合に受けることができますか 8 [Q12] 納税の猶予の 相当の損失 とはどの

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡損)編

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡益)編

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1 繰越控除適用事業年度の申告書提出の時点で判定して 連続して 提出していることが要件である その時点で提出されていない事業年度があれば事後的に提出しても要件は満たさない 2 確定申告書を提出 とは白色申告でも可 4. 欠損金の繰越控除期間に誤りはないか青色欠損金の繰越期間は 最近でも図表 1 のよ

( その 1) 月収額の計算のしかた 給与所得者の場合 1. 年間総収入の計算あなたが仕事を始めた時期 対 象 の 収 入 金 額 1 現在の勤務先に前年 1 月 1 日以前から引 前年中の年間総収入金額 き続き勤務している方 ( 源泉徴収票の支払金額の欄 ) 2 現在の勤務先に前年 1 月 2 日

平成19年度市民税のしおり

(1) 所得階級別人員 区 分 給与所得者 所得者別内訳 雑所得者 他の区分に該当しない所得者 人人人人人人人人人 70 万円 以下 25,319 1,201 20,012 54, ,063 6, , 万円 12,048 2,039 8,935 22,

Microsoft Word - 青色申告のメリットとは?.doc

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

特別徴収事務処理の流れ 1 給与支払報告書の提出 (1 月 31 日まで ) 税務担当課窓口に給与支払報告書を提出する場合 (1) 前年中の給与支払の実績に基づいて 個人別の 給与支払報告書 を正副 2 部作成し 以下の区分毎に仕分けする 1 特別徴収 ( 給与天引き ) する人 2 普通徴収とする

5 事業用の車両等を売却 ( 譲渡 ) した場合の売却益 ( 譲渡益 ) 売却損 ( 譲渡損 ) については 事業所得とはならない 総合課税の譲渡所得 ( 土地 建物以外 ) の扱いになり 所有期間 (5 年超か以下か ) によって長期譲渡所得 短期譲渡所得に区分される 6 使用可能期間が1 年未満

Microsoft Word - 最新版租特法.docx

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特別徴収制度説明会

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供託者等の住所 氏名または名称および個人番号または法人番 号は 供託者等の口座管理機関から日本銀行に対して 課税事 務のために提供される 2 所得税の徴収 納 入 利付国債の利子または割引国債等 ( 国庫短期証券のうち その銘柄の価格競争入札における募入最低価格 ( 額面金額 100 円当り ) が

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除 公的年金等控除から基礎控除へ 10 万円シフトすることにより 配偶者控除等の所得控除について 控除対象となる配偶者や扶養親族の適用範囲に影響を及ぼさないようにするため 各種所得控除の基準となる配偶者や扶養親族の合計所得金額が調整される 具体的には 配偶者控除 配偶

ったと判断します なお 一時的に認定基準月額以上の収入がある月があっても 認定基準年額を超えるまでの間は認定できます また 勤務した月の給与が翌月以降に支払われる場合でも 原則 勤務月の収入として取扱います 継続して認定できる事例 認定基準月額未満であるので 継続して認定できます 認定基準月額以上の

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得等の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

退職金についての市県民税はどうなるの? 私は平成 28 年 4 月に退職しました 勤続 30 年で退職金は 2,100 万円ですがこの退職 金に対する市県民税はいくらですか 通常の市県民税の課税は前年中の所得に対し翌年課税されるしくみになっていますが 退職金に対する課税については 他の所得と分離して

「左記以外の所得のある方」からの確定申告書作成編

ジットカード発行会社が交付したカードを提示してその国外居住親族が商品等を購入したこと等により その商品等の購入等の代金に相当する額の金銭をその居住者から受領した 又は受領することとなることを明らかにする書類 注意事項 1 送金関係書類については 原本に限らずその写しも送金関係書類として取り扱うことが

様式第 2 号 ( 第 7 条関係 ) 住 所 ( 所在地 ) 氏 名 ( 名 称 ) 様 第 号 平成 年 月 日 広島県知事印 産業廃棄物埋立税特別徴収義務者指定通知書 広島県産業廃棄物埋立税条例第 8 条第 2 項の規定により, あなた ( 貴社 ) を平成 年 月 日から産業廃棄物埋立税特別

税法実務コース 海外勤務者と外国人の出国 入国 滞在時の国際税務 学習スケジュール 回数学習テーマ内容 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 1 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 第 7 章 第 8 章 テーマ 1 居住者 非居住者判定テーマ 2 課税範囲についてテー

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

平成19年度 法人の減価償却制度の改正のあらまし

今回の変更点 所得税H22.16(震災特例法対応)

特別徴収事務処理の流れ 1 給与支払報告書の提出 (1 月 31 日まで ) 税務課窓口に給与支払報告書を提出する場合 (1) 前年中の給与支払の実績に基づいて 個人別の 給与支払報告書 を正副 2 部作成し 以下の区分毎に仕分けする 1 特別徴収 ( 給与天引き ) する人 2 普通徴収とする人

個人住民税の特別徴収にかかる Q&A 従業員様向け 本文 H30.1 問 1) 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? また利用することで どんなメリットがありますか? 回答 従業員の方々の納税の便宜を図る目的から 事業主が毎月の給与を支払う際に 所得税の源泉徴収と同じように 個人住民税 (

新規文書1

Z-64-A 簿記論〔第一問〕-解 答-


Ⅱ 公的年金等の範囲 公的年金等とは 次に掲げるものをいいます ( 所法 353 所令 82の2) イ国民年金法 厚生年金保険法 国家公務員共済組合法 地方公務員等共済組合法 私立学校教職員共済法 独立行政法人農業者年金基金法及び改正前の船員保険法の規定に基づく年金 指定共済組合が支給する年金 被用

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

国外転出時課税制度(出国税)の導入

本資料は 国税分野における社会保障 税番号制度の導入に伴う各種様式の掲載時点での変更点を取りまとめたものです 各種様式に個人番号を記載して提出する場合には それぞれに記載の本人確認書類が必要です なお e-taxで送信する場合には これらの書類は不要です 様式の変更点についての最新情報や国税分野にお

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目次 1 個人住民税とは 1 2 特別徴収の義務 1 (1) 特別徴収義務者の指定 1 (2) 特別徴収のメリット 2 (3) 特別徴収の対象になる方 2 (4) 給与支払報告書の提出 3 (5) 特別徴収税額決定通知書の送付 5 (6) 納期と納入方法 6 (7) 税額の変更通知 6 (8) 退職

事前確定届出給与に関する届出書

雇用促進税制に関する Q&A 雇用促進税制について Q1 雇用促進税制とはどのような制度か ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 ) Q2 雇用促進税制の適用要件を一度でも満たした場合には その後 適用年度中であれば継続して雇用促進税制の適用を受けることができるのか Q3 雇用者の採用を複数回に分

( 相続時精算課税適用者の死亡後に特定贈与者が死亡した場合 ) (6) 相続時精算課税適用者 ( 相続税法第 21 条の9 第 5 項に規定する 相続時精算課税適用者 をいう 以下 (6) において同じ ) の死亡後に当該相続時精算課税適用者に係る特定贈与者 ( 同条第 5 項に規定する 特定贈与者

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

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08 アドバイザーコーチ等謝金の所得税源泉徴収について

Microsoft Word - 給与幕僚Ⅲ 平成30年配偶者控除改正に伴う事前準備のご案内

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

愛媛県民間社会福祉事業従事者退職年金共済規程

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事業所得者の開業時の税務手続き 質問 新規に事業を開始したが 税務上どのような手続きが必要となるのか 回答 個人が 新規に事業を開始したりした場合に 税務上必要な手続きとして 納税 地の所轄税務署長に提出する諸届出の種類およびその提出期限は次のとおりである 解説 個人が 新規に事業を開始したりした場合に 税務上必要な手続きとして 納税地の所轄税務署長に提出する諸届出の種類およびその提出期限等は 個人事業の開廃業等の届出書 をはじめとして次に掲げるとおりである 1 個人事業の開廃業の届出書個人が 新規に事業を開始した場合には その旨および次に掲げる事項を記載したこの届出書を その事実のあった日から1 月以内に所轄税務署長に提出しなければならないこととされている ( 所法 229 条 所規 98 条 2 項 ) この場合に 納税地と事業所の所在地とが異なるときは その納税地の所轄税務署長のほか 事業所の所在地の所轄税務署長にもこの届出書を提出しなければならないとされている ( 所規 98 条 1 項 1 号 ) (1) 氏名および住所 ( 国内に住所がない場合には 居所 ) ならびに住所地と納税地とが異なる場合には その納税地

(2) 事業を開始した年月日 (3) その事業の概要 (4) その事業所の所在地 (5) その他参考となるべき事項 ( 注 ) 本届書は 上記開業の場合のほか 別に事業所を新規に設置したり それらの移転または廃止をしたときにも 所要事項を記載して税務署長に提出しなければならないとされている 2 給与等の支払をする事務所の開設等の届出書店員など従業員の給料 賞与等の支払をする者は その支払の際にその給与等について所得税を徴収し その源泉徴収をした日の属する月の翌月 10 日までにその徴収した所得税を税務署長に納付しなければならないこととされている ( 所法 183 条 1 項 ) このため新たに給与等を支払う事務所 事業所を設けた場合 ( 移転もしくは廃止を含む ) には その旨および次の事項を記載した本届出書をその事実があった日から1 月以内に その給与支払事務所等の所在地の所轄税務署長に提出しなければならないとされている ただし 上記 1の個人事業の開廃業の届出書を提出した場合には この届出書を提出する必要はないこととされている ( 所法 230 条 所規 99 条 ) (1) 氏名および住所または主たる事務所の所在地 (2) 給与支払事務所等を設けた旨およびその年月日 (3) 給与支払事務所等の所在地 (4) 本届出書を提出する日の現況におけるその給与支払事務所等において給与等の支払を受ける者の職種等の別の人員数 (5) その他参考となるべき事項 3 所得税の青色申告承認申請書所得税においては 申告納税制度を採用して 納税者が自ら自己の所得を計算し それに基づき自主的に納税をすることとしている この自主的な申告を側面から支援し 申告納税制度の実をあげるために 法律で定める帳簿を備え 正確な所得の計算を行う納税者には その計算に際し特別の軽減を与えたり 申告や納税の手続き上も有利な取扱いをするなどして 通常の納税者と区別して青色申告書で確定申告をすることができることとされており このような申告をする者を青色申告者と呼んでいる 青色申告は 青色申告書の提出について税務署長の承認を受けた者だけが提出できることとされているので 青色申告をしようとする者は 次の事項を記載した申請書を 開業に係る業務を開始した日 ( その年 1 月 16 日以後 ) から2 月以内に 納税地の所轄税務署長に提出しなければならないとされている ( 所法 144 条 所規 55 条 ) (1) 開業した業務に係る所得の種類

( 注 ) 青色申告をすることができる者は 不動産所得 事業所得または山林所得を生ずべき業務を行う居住者とされているから 所得の種類はこの3 種類となる ( 所法 143 条 ) (2) 申請者の氏名および住所 ( 国内に住所がない場合には居所 ) ならびに住所地と納税地とが異なる場合には その納税地 (3) 申請書を提出した後最初に青色申告書を提出しようとする年 (4) 青色申告書の提出について 承認を取り消されたり 取りやめの届出をした後再び承認の申請書を提出しようとする場合には その取消し処分の通知を受けた日または取りやめの届出書の提出をした日 ( 注 ) 青色申告承認の取消し処分の通知を受けた日 または青色申告取りやめの届出書を提出した日以後 1 年以内に再び申請をしたときには 税務署長は その申請を却下することができるとされている ( 所法 145 条 3 号 ) (5) その年 1 月 16 日以後に開業に係る業務を開始した場合には その業務を開始した年月日 (6) その他参考となるべき事項 4 たな卸資産評価方法の届出書新たに事業所得を生ずべき事業を開始した者は その事業に係るたな卸資産について その営む事業の種類ごとに また たな卸資産の区分ごとにそのよるべき評価方法を選定して その開業の日の属する年分の確定申告期限までに納税地の所轄税務署長に届け出なければならないこととされている ( 所令 100 条 2 項 1 号 ) ( 注 ) この届出書は 上記のほか 従来の事業のほかに他の種類の事業を開始したときまたは従来の事業の種類を変更した場合にも所轄税務署長に提出しなければならないこととされている ( 所令 100 条 2 項 2 号 ) なお この届出をしない場合には たな卸資産の評価については最終仕入原価法によって評価することとされている ( 所令 102 条 1 項 ) 5 減価償却資産の償却方法の届出書新たに事業を開始した者は その事業に係る減価償却資産につきその減価償却資産の区分ごとにその減価償却の方法を選定して その業務を開始した日の属する年分の確定申告期限までに納税地の所轄税務署長に届け出なければならないこととされている ( 所令 12 3 条 2 項 1 号 ) ( 注 ) この届出書は 上記のほか 新たに不動産所得 山林所得または雑所得を生ずべき減価償却資産を取得したときおよび現に採用している償却方法以外の方法によるべき減価償却資産を取得した場合等にも所轄税務署長に提出しなければならないこととされている ( 所令 123 条 2 項 2 3 号 ) なお この届出をしない場合には 減価償却資産の償却の方法は定額法 ( 鉱業用減価償却資産については生産高比例法 ) によって償却することとされている ( 所令 125 条 1 2 号 )

6 青色専従者給与に関する届出書青色申告者が その者と生計を一にする親族 ( その年 12 月 31 日の現況で 年齢が1 5 歳未満である者を除く ) で その事業に専ら従事する者 ( 青色事業専従者 という ) に対して この届出書に記載されている方法に従い その金額の範囲内で給与を支払った場合に 相当と認められるものは その支給した年分の事業に係る所得の必要経費に算入することができるとされている ( 所法 57 条 1 項 ) 青色申告者が 青色専従者給与額を必要経費に算入するためには その年分以後の各年分についてその適用を受けようとする年の3 月 15 日 ( その年 1 月 16 日以後に開業した場合には その事業を開始した日から2 月以内 ) に次に掲げる事項を記載した届出書を納税地の所轄税務署長に提出しなければならないこととされている ( 所法 57 条 2 項 所規 36 条の4 第 1 項 3 項 ) (1) 青色事業専従者の氏名 その職務の内容および給与の金額ならびにその給与の支給期 (2) この届出書を提出する者の氏名および住所 ( 国内に住所がない場合には 居所 ) ならびに住所地 ( 国内に住所がない場合には 居所地 ) と納税地が異なる場合には その納税地 (3) この届出書を提出する者と青色事業専従者との続柄および年齢 (4) 青色事業専従者が他の業務に従事しまたは就学している場合には その事実 (5) その事業に従事する他の使用人に対して支払う給与の金額ならびにその支給の方法および形態 (6) 昇給の基準その他参考となるべき事項 ( 注 ) 新規開業の場合で その事業に従事する親族がいるときに 青色申告の申請をする場合には 3の青色申告承認申請書と同時にこの届出書が税務署長に提出されているようである 7 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書給与所得をはじめ源泉徴収の対象となるものとして法令に定めのある特定の所得の支払については その支払をする者が 支払をする金額から所定の所得税を差し引いて所定の納期限までに納付することを源泉徴収という 給与等の支払に際して徴収する所得税については 原則として 支払が行われた日の翌月 10 日までに納付することとされている この納付する所得税について その給与の支払をする事業における給与の支払を受ける者が常時 10 人未満である場合で 税務署長の承認を受けたときには 1 月から6 月および7 月から12 月までの各期間内に徴収した所得税額をそれぞれ 7 月 10 日と翌年 1 月 10 日の2 回にまとめて納付することができるとされており これを源泉徴収に係る所得税の納期の特例という ( 所法 216 条 ) この納期の特例に関する承認を受けるためには 次に掲げる事項を記載した承認申請書

を税務署長に提出しなければならないこととされている ( 所法 217 条 1 項 所規 78 条 ) (1) 承認を受けようとする事務所の所在地 その事務所において給与の支払を受ける者の数 (2) この承認申請書を提出する者の氏名および住所もしくは居所もしくは主たる事務所の所在地 (3) 承認を受けようとする事務所等に係る最近における6 月間の月別の給与等の支払を受ける者の数およびその給与等の金額ならびに臨時に雇用している者がある場合には その者に係るこれらの内訳 (4) 現に国税の滞納があり または最近において著しい納付遅延の事実がある場合において それがやむを得ない事由によるものであるときは その事由 (5) この申請書を提出した日以前 1 年以内において 納期の特例に関する承認の取消しの通知を受けたことの有無 (6) その他参考となるべき事項 ( 注 ) この源泉徴収に係る所得税の納期の特例の承認を受けている者が その年 12 月 2 0 日までに 次の事項を記載した 給与 退職手当等について源泉徴収した所得税の納期限の特例に係る届出書 を提出したときは その提出した日の属する年以後の各年の7 月から12 月までの期間に支払った給与等について徴収した所得税の額の納期限は その期間の属する年の翌年 1 月 20 日とすることとされている ( 措法 41 条の6 措規 19 条 ) 1 この届出書を提出する者の氏名および住所もしくは居所または主たる事務所の所在地 2 この届出に係る特例の適用を受けようとする事務所等の名称および所在地 3 その他参考となるべき事項 収録日 平成 13 年 5 月 31 日 図表情報 注 1 : 当 Q&Aの掲載内容は 一般的な質問に対する回答例であり TKC 全国会及び株式会社 TKCは 当 Q&Aを参考にして発生した不利益や問題について何ら責任を負うものではありません 個別の案件については 最寄りの TKC 会員にご相談ください 注 2 : 当 Q&Aの内容は 作成時の法令等を基に作成しております このため 当 Q&A の内容が最新の法令等に基づいているかは 利用者ご自身がご確認ください 注 3 : 当 Q&Aの著作権は株式会社 TKCに帰属します 当 Q&Aのデータを改編 複製 転載 変更 翻訳 再配布することを禁止します