改訂履歴施行年月日 改訂理由 内容 平成 25 年 10 月 22 日 制定 平成 27 年 5 月 29 日 一部改正 第 1 項 2 項 3 項及び4 項に空調施設の整備に関 する内容を追加

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(3) 中規模改修工事費 建設年代別にm2単価を設定する 大規模改修後及び改築後は 水準別にm2単価を設定し 冷房設備ありの場合は別途m2単価を設定して加算する 表 中規模改修工事費 大規模改修前 大規模改修後 改築後 中規模改修建設年代改築後改築後大規模改修後円 / m2従来改築一般施


設 機能の見直しハード面の効率化財源確保1-3. 再配置パターン ( 手法 ) の考え方 再配置計画の検討に向けて 公共施設の再配置を う場合の基本的なパターン ( 手法 ) について整理し それらの効果についても確認していきます 施設の再配置にあたっては 厳しい財政状況の中 人口が減少傾向にあるこ

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第 4 章保全に係る基準の設定 保全に係る基準の設定フロー 前章の老朽化状況の把握からの保全に係る基準の設定フローを以下に示します 老朽化状況の把握 1 躯体の健全性調査 2 躯体以外の劣化状況調査 残存耐用年数 躯体の健全性調査による残存耐用年数 構造別の目標耐用年数の設定 ( 長寿命化 ) 長寿

第 3 回検討会でご意見を頂いた内容に対する対応方針 ( 案 ) 中長期保全計画の策定において 更新 修繕 といった言葉の使い分けは明確にすべき その際 部位による使い分けや ライフサイクルコストの視点を踏まえた 更新 修繕 のレベル設定にも留意すること 建物を 使える 状態に維持するという観点から

資料 5 公共施設更新コスト試算 1 試算ケース ケース1: 旧耐震基準のうち 築 60 年以上は建替え それ以外は大規模改修 新耐震基準は老朽箇所修繕 耐用年数を 60 年と想定した場合 旧耐震基準の施設のうち 築 60 年以上の施設は 築 60 年が経過した施設から建替える 建替え対象以外の旧耐

各取組は PDCA サイクルを回し効果を評価し 目標が達成できない見通しとなったときは さらなる総量の縮減や取組 体制の強化等 基本方針等を見直します [ 図表 40] [ 図表 40:PDCA サイクル ] 計画修正 Action 計画修正 Action Plan Check 計画等修正 Acti

2/9 学校 ( 幼稚園 ) 名久保小学校長江小学校土堂小学校 棟用途 棟面積第一次診断第二次診断改修改修後建築年月構造階数区分番号枝番 ( m2 ) 年度 Is 値年度 Is 値年度 普通 特別 管理教室棟 1 1 S8.1 R 3 2,950 旧基準 H H 屋内運動

H28秋_24地方税財源

美里町学校施設長寿命化計画 ( 案 ) 検討資料編 平成 30 年 月 美里町教育委員会

費 ( 浄化槽を当該事業と併せて設置する場合は 当該集会所の便器から当該浄化槽までの配管に係る経費を含み 工事に要する費用に限る ) (4) 耐震診断事業自治会等がその所有する集会所に係る耐震診断を行う場合に要する経費 ( 補強ブランの作成費を含む ) 2 一の増改築工事が 前項第 2 号に掲げる事

イ使用年数基準で更新する施設 ( ア ) 使用年数基準の設定使用年数基準で更新する施設については 将来の更新需要を把握するためにも 更新するまでの使用年数を定める必要がありますが 現時点では 施設の寿命に関する技術的な知見がないことから 独自に設定する必要があります このため あらかじめ施設を 耐久

構造 用途 鉄筋コンクリート造鉄骨 鉄筋コンクリート造 高品質の場合 普通の品質の場合 高品質の場合 重量鉄骨 鉄骨造 普通の品質の場合 軽量鉄骨 ブロック造れんが造 木造 学校庁舎 Y 100 以上 Y 60 以上 Y 100 以上 Y 60 以上 Y 40 以上 Y 60 以上 Y 60 以上

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

目 次 1 はじめに 1 2 本市の取り組みと学校施設の現状 1 3 耐震化の方針 2 4 今後の対策 3 参考資料学校施設の耐震診断結果 4

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目 次 第 1 審査概要 本書の位置づけ 審査方式 審査体制... 1 第 2 優先交渉権者決定の手順 参加資格審査 基礎審査 加点審査 優先交渉権者の決定... 6 別紙 1 提案内容の審査項目及び評

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基本方針

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Microsoft Word - 【外務省】インフラ長寿命化(行動計画)

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福岡県立ももち文化センター 個別施設計画 平成 30 年 5 月 施設類型 県民向け施設 整理番号 20 施設所管課 文化振興課

資料1-2 「学校施設の長寿命化計画策定に係る手引」(案)」(事例・参考資料等)(4/5)

橋 梁 長 寿 命 化 修 繕 計 画

参考資料1 地方公共団体における長寿命化改修の取組事例

管路リスク 管路の老朽化のリスクです 経年劣化による腐食や破損などにより管路に不具合が生じるかどうかを評価するリスクです 管路に 不具合が生じると トイレが使えなくなったり 道路陥没の原因となることがあります 破損した管路 管路の破損による道路陥没 リスク評価結果 リスク評価は 下水道台帳の情報や改

第 4 章公共施設の老朽化状況の把握 建築物の老朽化状況については 1 躯体の健全性把握調査と 2 躯体以外の劣化状況把握 調査の 2 つの調査を実施し 実態を把握の上 評価しました 1 公共施設の保有状況公共施設の保有状況 築年別用途別規模別築年別用途別規模別 躯体の健全性の把握 3

施設名 棟数 延べ床面積 ( m2 ) 建築年 経過年 池上小学校 8 5,410 昭和 55 年 36 年 南池田中学校 15 8,105 昭和 58 年 33 年 光明台北小学校 12 6,364 昭和 60 年 31 年 いぶき野小学校 15 7,683 平成 4 年 24 年 北池田中学校

第3章 長寿命化改修と併せて検討したいこと

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第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

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耐震化整備計画の策定について

1 個別施設計画の基本的な考え方本計画は 公共施設等総合管理計画の内容を基本とし 同計画に示す類型のうち中分類を基本に現状の施設管理者を勘案して個別に策定した 計画の基本的考え方として 個別具体の方向性を示し 原則 長寿命化を推進し 鉄筋コンクリート造の建築物は目標供用年数を 80 年とし 長寿命化

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1

目 次 1 個別計画策定の趣旨及び概要 1 (1) 策定の趣旨 1 (2) 概要 1 2 施設別財産状況 2 3 各種分析結果 5 (1) 築年数別状況 5 (2) 利用状況 6 (3)1 m2当たりの運営コスト状況 7 (4) 消防団員 1 人当たりの運営コスト状況 8 (5) 施設配置状況 9

P5 26 行目 なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等の関係から なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等から P5 27 行目 複式学級は 小規模化による学習面 生活面のデメリットがより顕著となる 複式学級は 教育上の課題が大きいことから ことが懸念されるなど 教育上の課題が大きいことから P

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1. 財政目標の設定 国立市の過去 5 年間の普通建設事業費は 平均で 18.5 億円となっています そのうち公共施設分は 8.1 億円です 実効性の高い保全計画とするためには財政的な裏付けが欠かせません 各年度に実施する修繕 改修は予算編成の中で決定することとなりますが 保全計画における財政目標と

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スライド 1

地域住宅計画 計画の名称地域住宅計画都道府県名三重県作成主体名計画期間平成 17 年度 ~ 22 年度 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 当該地域は 三重県の南部に位置し 人口約 25,000 人 世帯数約 8,400 世帯の地域である は伊勢志摩国立公園の玄関口として 観光及び水産業を中心に発展

1 計画概要 多摩障害者スポーツセンター改修工事の概要について 3 建物概要 工事場所 : 東京都国立市富士見台二丁目 1 番 1 号 (JR 中央線国立駅バス 国立高校前 下車徒歩 4 分 JR 南武線谷保駅徒歩 10 分 ) 敷地面積 9, m2 ( 案内図 ) 駅 駅 竣工年 施設

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3-1 2 修繕工事の実態 ( ヒアリング ) 計画修繕は 定期点検等で明らかになった建物の劣化の補修のため 調査 診断 修繕計画の作成 工事の実施へと 区分所有者の合意を形成しつつ 進められる 当勉強会で実施したヒアリングより 管理会社による点検 定期点検は 1 回 / 年の頻度で行っている 目視

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中期行動計画成24 年度の具体的な行動計画成24 年度の取組結果18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター [ 所管課 : 経 ) 雇用推進課 ] 1 団体目標 新方針重点取組目標 18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター 1 団体の廃止 新公益法人制度への対応平成 28 年度までは 施設の用

表紙

11 高須小学校 1 浜田小学校 13 野里小学校 14 大姶良小学校 15 南小学校 16 西俣小学校 17 高隈小学校 18 大黒小学校 19 西原台小学校 1 市成小学校 高尾小学校 3 百引小学校 4 平南小学校 5 串良小学校 6 細山田小学校 特別 11 S 旧 H1 0.5

資料 2 第 3 回旭市公立保育所在り方検討委員会資料 ~ 旭市における教育 保育の現状について ~ ( 旭市立 13 保育所 ) 平成 28 年 7 月 22 日開催

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< > 特別県営住宅 1 棟 県営住宅 2 棟の合計 3 棟である 県営住宅はほぼ満室の状態であるが 特別県営住宅は入居率が 53.3% である 特別県営住宅の間取りは 3LDK であり 約 60 m2と約 70 m2の広さのものがある 特別県営住宅は外観が県営住宅とほとんど変わらず 面積が若干広い

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鳥栖市庁舎整備の基本的考え方 平成 29 年 1 月 鳥栖市

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[ 図表 35: 見直しのイメージ ] 質の高い施設 安心安全で コストの最適化 施設を安心安全に利用するため 点検 診断を実施し その結果に基づき 必要な対策を適切な時期に着実かつ効率的 効果的に実施します また これらの取組を通じて得られた施設の状態や対策履歴等の情報を記録し 次の点検 診断等に

耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等

事務事業調書平成 27 年度 事業 No 647 課 総務課 係 施設係 起案者 石原久仁夫 決裁者早川雅己 事務事業名 小学校施設耐震補強事業 事業種別 施設整備 1 事業概要 総合計画体系 根拠法令 法定受託事務 公約 議会答弁 陳情 市民要望実施方法実施期間 求める成果 ( 目的 ) 4 個性

様式 2-2 平成 27 年度耐震対策緊急促進事業補助金交付 申請 決定 額表 事業主体名 ( 単位 : 千 ) 都道府県名 市町村名 耐震診断 補強設計 耐震改修対象建築物の名称 補助金額 摘要 ( 備考 ) 1 本表は別に 2 部作成し 提出すること 2 本表は 事業ごとに作成すること

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ご ごに対する市の考え方 番号頁箇所の要旨対応理由等 1 市政全般 総合計画で 2026 年まで 27 万人を維持するためには どのような施策 計画があるか また 2055 年における人口と公共施設の延べ床面積の関係は 2 市政全般 総合計画で 2026 年まで人口を維持した後の市 原市政は これま

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物 件 調 書

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津山市学校施設更新整備方針 津山市 津山市教育委員会

改訂履歴施行年月日 改訂理由 内容 平成 25 年 10 月 22 日 制定 平成 27 年 5 月 29 日 一部改正 第 1 項 2 項 3 項及び4 項に空調施設の整備に関 する内容を追加

目 次 1 整備方針の策定目的 1 ページ 2 学校施設の現状 1 ページ (1) 建設時期と耐用年数 1 ページ (2) 本市の状況 2 ページ 3 学校施設整備の視点 3 ページ (1) 生活環境等の変化と更新整備 3 ページ (2) 学習環境以外の対応 3 ページ (3) 目指す施設整備の方向性 4 ページ 4 学校施設整備方針 4 ページ (1) 基本的事項 4 ページ (2) 工事の優先順位 4 ページ (3) 学校施設整備委員会 6 ページ (4) 年次計画 7 ページ

1 整備方針の策定目的 本市では 平成 20 年度 津山市立小中学校の耐震化方針 を策定し 同年から本格的な耐震化工事に着手した 耐震補強工事は 建物の延命化 施設の機能回復を図る大規模改修工事とともに実施し 7 年を要したが平成 26 年度末に耐震化は完了した こうした状況を踏まえ 将来の学校施設の在り方を見据えながら 山積する課題に的確に対応するために 学校施設全体について中長期的な整備方針を策定し 計画的かつ迅速な整備を行うものとする なお この方針は 社会情勢や本市の財政状況によって 適宜見直すこととする 2 学校施設の現状 本市は 平成 17 年 2 月に市町村合併を行い 小学校が 19 校から 28 校に 中学校が 5 校から 8 校に増加した 市内の学校の建物を総計すると 182 棟 床面積で 168,67 4 平方メートルの施設とな っている 平成 26 年度における学級数は 普通学級が小学校で 253 学級 中学校で 96 学級 特別支援学級数では小学校で 55 学級 中学校で 18 学級の合計で 42 学級という状況 である (1) 建設時期と耐用年数学校施設の老朽化は 使用頻度によって消耗的に発生するものと経年劣化により生じるものとに大別される この経年劣化は耐用年数に比例するが 建設当時の素材や構成する建材の品質によって一概ではない 建築物において 鉄筋コンクリートの耐用年数は 50 年とも 10 年ともいわれ 立地環境等によって差が生じるのが一般的だが そのスパンは比較的長期にわたる しかし 照明器具や放送機器 消防設備などの設備については 15 年から 25 年と短く また建物を保護する塗料や防水材なども耐用年数は比較的短い このような状況にあって 建物を構成している素材や設備 部品等を劣化に応じて 適時更新することは 本来の機能を保つとともに 雨水侵入によるコンクリートの爆 裂など躯体へ影響を及ぼす二次的被害の拡大を防ぐ重要な対策となる - 1 -

(2) 本市の状況本市は 耐震化工事と大規模改修工事をあわせて実施してきたが 実際の工事は 学校の単位ではなく 耐震化を要する建物の棟単位で改修を行った このため 学校全体では耐震化工事の対象にならない建物 ( 木造建物 小規模建物 昭和 57 年以降の建設建物等 ) が多数残存し その数は小学校 27 校 中学校 7 校で 校舎や体育館 武道場など計 98 棟に及び 中には建設後すでに 30 年を経過する建物や施設など老朽化が著しい建物がなお 75 棟存在する また プールについては建設後大規模な改修が行えず 老朽化が進んでいる 学校全体として 空調施設が整っている学校は 広戸小学校 加茂小学校 加茂中学校で 他の学校については 冬季は主にヒーター等による室温確保 夏季は扇風機と外気導入を基本とした施設となっている 建設年次から見る建物改修の状況は 図 -1 学校建物改修状況 のとおりである 図 -1 学校建物改修状況 - 2 -

3 学校施設整備の視点 今日の学校施設整備は 多様化する教育内容 方法への対応 耐震化 防災機能強化 地域コミュニティの拠点化 老朽化対策 バリアフリー化 児童生徒数の減少等 山積する課題に直面している また 近年の地球温暖化の影響と考えられる気温の上昇から 学校内における生活環境の改善が求められている したがって 年次的かつ計画的な改修整備について 次のとおり定め 順次実施す ることとする (1) 生活環境等の変化と更新整備まず 生活環境の変化から既存施設の内容を変更する必要が生じている トイレの洋式化 OA 機器の導入による電気使用量の増加に伴う受電設備の変更である このように既存施設の更新は 技術の飛躍的な進歩に応じた更新が必要となっている また 空調施設は部屋や教室の用途等により順次導入を行ってきた 管理部門の校長室 職員室 事務室への設置を行い 教室等の特性から保健室 パソコン教室 図書室等や体温調節が困難な子供がいる特別支援学級の教室に設置している 近年 子ども達や保護者への対応のためのカウンセリングルームや相談室 会議室等に拡充してきたところであるが 普通教室や特別教室 ( 理科室 図工室等 ) は扇風機とヒーターが主な設備である 家庭におけるエアコンもほぼ全戸に普及しており 児童生徒の健康面への不安や学習意欲の低下などが危惧され 学校内の空調施設の整備が必要となっている (2) 学習環境以外の対応また 学校施設は 子ども達の学習や教育のために使用することを前提として建設しているが 近年では社会体育など他の用途にも活用している このため 学習環境を整えるという視点以外にも配慮を要する さらに 体育館などは 周辺地域住民の災害時の緊急避難場所として重要性が高まっており 車いす用スロープの設置やトイレ設備の新設などが求められる また 高齢化社会の中で地域のコミュニティ施設としての役割に対応する施設面での工夫も重要である - 3 -

(3) 目指す施設整備の方向性学校施設整備は 中長期的な予算の確保や市民の理解を得ることが求められる 施設 設備等の現状調査により対応する必要がある箇所について 詳細な整備方針を整理し 効率的かつ迅速な対応を図ることとする 基本的な考え方は 1 子ども達の安全安心な学校環境と良好な学びの場としての教育環境の確保 2 市内各校の教育環境の均衡化 平準化 3 計画的な工事計画の立案 4 修理 修繕等ローコスト化による経費縮減このような観点から学校施設全体の中長期的な更新整備方針を策定し 計画的かつ迅速な整備を推進し 安全第一の学校施設を目指す 4 学校施設整備方針 (1) 基本的事項学校施設の整備においては 多様化する教育内容 方法への対応に配慮しながら防災機能強化 地域コミュニティの拠点化など多角的な視点に立った整備が求められる 学校施設が抱える多くの課題に的確に対応し 市内の学校施設全体の中長期的な整備方針とするため 基本となる事項を次のように定める 1 本市の学校施設は 建築後 70 年使用を目途とする 2 改修 更新等の工事にあたっては 国の補助制度等の有効な活用を図る 3 工事の優先順位は評価事項を定め 数値化し 劣化が著しい個所から順次進める 4 空調施設は 普通教室及び特別支援学級の教室について整備する 5 更新整備事業に該当する学校は その工事に合わせて空調施設設置を行う その他の学校は 中学校から順に取組むこととする 6 教育委員会内に学校施設整備委員会を設置し 工事範囲や工法等の検討を行う 7 財政状況などの実情を踏まえ 年次計画を策定し 効率的に推進する (2) 工事の優先順位小中学校の建築物について 改修工事項目 18 項目の経年履歴 建築物の更新目安年数 各施設の建設後の経過年数を評価事項とする 評価にあたっては 建築物及び改修工事項目ごとの更新目安年数を数値化して評価数値を算出する ( 表 -1 施設改修の修繕 更新時期について のとおり) - 4 -

表 -1 児童生徒の生の活に関わるも 施設改修の修繕 更新時期について 改修工事項目 文科省更新年数 津山市更新目安年数 1 スチールサッシをアルミサッシへ変更 - 早急 2 開放型の廊下形式を内廊下形式への変更 - 早急 3 黒板の改修 - 20 年 4 教室等の内装改修 ( 扉調整 取り換え 床材 掲示板等の張り替え等 ) 30 年 30 年 5 放送 インターフォン設備の取り換え 20 年 20 年 6 トイレの改修 20 年 25 年洋式化対応は別 備考 7 外壁塗装等 15 年 25 年 8 屋根防水 塗装改修 20 年 20 年 建物等基本機能に関わるもの 9 給排水設備の改修 取り換え 20 年 25 年 10 受水槽 高架水槽 ポンプ等の更新 20 年 30 年 11 受変電設備の改修 増設 25 年 30 年 12 照明器具の改修 取り換え 20 年 25 年 13 消防発信機 受信設備等消防設備の改修 15 年 20 年 14 エアコン等の取り換え更新 15 年 20 年 15 プールの濾過機施設の更新配管等の更新 20 年 25 年 ろ材入れ替え10 年 / 毎 16 浄化槽の施設更新 - 30 年 下水道接続は別 17 プールの内外の整備 - 15 年 18 屋体アリーナ塗装改修 - 20 年 老朽具合 近年の修繕状況から改修更新目安の最長期間を設定している 更新目安年数と改修工事項目指数による算定式 耐用年指数値 = 建築物の経過年 耐用年数 例 ; 経過 38 年 /70 年 改修工事項目数値 = 各改修工事項目の経過年数 改修工事項目の更新目安年数 工事項目数例 ;( 工事実施後 12 年経過 /20 年 +8/15+25/30+ ) 11 項目 評価点 = 耐用年指数 ( 耐用年指数値 6) + 改修工事項目指数 ( 改修工事項目数値 4) ( 耐用年指数値は70 年経過で 1.0 となるが 改修工事項目数値は 1.00 を超える場合があること及び主要構造と関係する床コンクリートや床タイル 階段やテラス 雨樋など改修工事項目指数で表せない部分の評価を勘案して 耐用年指数値と改修工事項目指数値を6 対 4とする加重配点を行うもの ) このような評価点と破損 損壊等の状況を総合的に評価して改修工事の優先度を決定する 評価数値の算出のためのシートを次に示す ( 表 -2 改修工事項目経過年数( 例 ) のとおり ) - 5 -

表 -2 改修工事項目経過年数 ( 例 ) 西暦 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 9900 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 和暦 57 58 59 60 61 62 63 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 1スチール 早急 2.0 2 開放型 早急 2.0 3 黒板 20 年 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 1 2 3 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 0.5500 4 内装改修 30 年 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 1.2000 5 放送 20 年 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 0.4500 サ 6トイレ 25 年 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 1.4400 ン 7 外壁 25 年 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 0.4400 プ 8 屋根 20 年 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 0.5500 ル 9 給排水 25 年 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 1.4400 中 10 受水槽 30 年 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 1.2000 学 11 受変電 30 年 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 1 2 3 4 5 6 7 8 910 11 0.2333 校 12 照明 25 年 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 1.4400 校 13 消防 20 年 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 1.8000 舎 14 エアコン 20 年 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 1.8000 15 濾過機 25 年 16 浄化槽 30 年 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 1.2000 17 プール 15 年 18 アリーナ 20 年 評価 1.183 (15 項目で17.743) 17.743 1スチール 早急 2 開放型 早急 3 黒板 20 年 4 内装改修 30 年 1 2 3 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 0.9667 サ 5 放送 20 年 1 2 3 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 1 2 3 4 5 6 7 8 0.2000 ン 6トイレ 25 年 1 2 3 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 1.1600 プ 7 外壁 25 年 1 2 3 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 1.1600 ル 8 屋根 20 年 1 2 3 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 1.4500 小 9 給排水 25 年 1 2 3 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 1.1600 学 10 受水槽 30 年 校 11 受変電 30 年 プー12 照明 25 年 1 2 3 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 1.1600 13 消防 20 年 ル 14 エアコン 20 年 15 濾過機 25 年 1 2 3 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 1.1600 16 浄化槽 30 年 17 プール 15 年 1 2 3 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 1.9333 18 アリーナ 20 年 評価 1.150 (9 項目で10.350) 10.350 基準年 評価値 (3) 学校施設整備委員会円滑な施設整備を推進するため 目指す教育等を実現するうえで学校施設に必要な機能の検討や 教育面以外にも施設として備えるべき基本的性能 ( 老朽化対策 災害対応 バリアフリー化等 ) も含めて総合的な検討を目的に 学校施設整備委員会を設置する 構成は 学識経験者など第 3 者を含めた構成とし 改修による長寿命化の可能性 人口動態を踏まえた学校施設全体の態様等 多角的な視点から改修工事の内容や工法などの検証 検討を行う - 6 -

(4) 年次計画学校建物の耐震化は 早期の安全確保や必要経費 工事期間の問題等から建替えによる安全確保ではなく 耐震補強工事を基本として大規模改修工事を並行して行うこととした 大規模改修工事では 耐震改修後の建物等の使用可能期間の延長 延命を図りながら 時代の変化に対応して洋式トイレへの変更や 開放型廊下を内廊下にするなど機能回復 教育環境の改善に取り組んでいる 本市は これまで小中学校の建物や施設について 40 年程度経過した時点で建替えにより更新する という方針から 大規模な改修は行わず 修理や修繕によって維持管理を行ってきた経過がある 今後の学校施設整備においては 過去の方針を一部転換し 施設機能の適切な保持とともに良質な教育環境の確保のため 建設後 70 年使用を目標として更新整備を計画的に実施する - 7 -