Monthly San-in Economy グラフでみる経済動向 1. 公共投資 2. 設備投資 持ち直しの動きが弱まる 公共工事請負額 ( 対前年比 ) 全産業で前年度を上回る計画 設備投資額 ( 対前年度比 ) 年度実績 18 年度計画 ( 単位 :%) 全国 18 年度計画 全

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Monthly San-in Economy グラフでみる経済動向 1. 公共投資 2. 設備投資 持ち直しの動きが弱まる 公共工事請負額 ( 対前年比 ) 全産業で前年度を上回る計画 設備投資額 ( 対前年度比 ) 17 年度実績 18 年度計画 ( 単位 :%) 18 年度計画 全産業 3.9

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Monthly San-in Economy グラフでみる経済動向 1. 公共投資 2. 設備投資 総じて弱い動き 公共工事請負額 ( 対前年比 ) 全産業 全産業で前年度を上回る計画 設備投資額 ( 対前年度比 ) ( 単位 :%) 16 年度 17 年度 18 年度 実績 実績 実績 計画 29

富山県金融経済クォータリー(2018年秋)

富山県金融経済クォータリー(2018年夏)

管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 平成 27 年 1 月 15 日 < 管内の経済動向 > ~26 年 11 月の経済指標を中心として ~ 全体の動向 : 緩やかな持ち直し傾向にあるものの 一部に弱い動きがみられる 鉱工業生産 : 生産は一進一退で推移している 個人消費 : 持ち直し傾向にある

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに改善 緩やかに改善 ( ) 1 か月 ( 上方修正は 7 か月ぶり ) 生産緩やかな上昇傾向 ( ) 2 か月 個人消費足踏み状態 緩やかな持ち直しの動き ( ) 1 か月 ( 上方修正は 18 か月ぶり ) 設備投

管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 平成 28 年 8 月 12 日 < 管内の経済動向 > ~28 年 6 月の経済指標を中心として ~ 全体の動向 : 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに持ち直している 鉱工業生産 : 生産は一進一退となっている 個住 人宅 消着 費 : 個人消費は足踏

平成 31 年 1 月 17 日東北経済産業局 管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 ( 平成 30 年 11 月分 ) ~ 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに持ち直している ~ 鉱工業生産 : 個人消費 : 住宅着工 : 公共投資 : 設備投資 : 持ち直しの動きとなっている足踏み状態とな

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 22 か月 生産高水準で推移 13 か月 個人消費持ち直し 5 か月 設備投資増加 9 か月 公共投資一服感増加の動き ( ) 1 か月 住宅投資一進一退の動き 7 か月 貿易輸出 輸入とも前年を上回る - 雇 用 着実に改善しており 労働需給の引き締

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 2 か月 生産高水準で推移 11 か月 個人消費持ち直し 3 か月 設備投資増加 7 か月 公共投資堅調 一服感 ( ) 1 か月 ( 下方修正は 14 か月ぶり ) 住宅投資一進一退の動き 5 か月 貿 易 輸出は前年を下回り 輸入は前年を上回る 輸

最近の県内経済情勢は 回復しつつある 前回 (30 年 4 判断 ) 前回比較 今回 (30 年 7 判断 ) 総括判断回復しつつある 回復しつつある 総括判断の要点 個人消費は 百貨店 スーパーで底堅いものとなっており コンビニエンスストアで堅調となっているほか ドラッグストア販売で前年を上回って

(2) 住宅投資 住宅投資は 横ばい圏内で推移している 新設住宅着工戸数の内訳をみると 持家は 増加に転じてきている 貸家 や分譲は 水準を切り下げている (3) 設備投資設備投資は 受注や収益の好調を背景に水準を切り上げている 建設投資の先行指標である建築着工床面積 ( 非居住用 ) は 振れがあ

令和元年 7 月 22 日 北陸地域の総合経済動向 ~ 一部に弱い動きがみられるものの 改善している ~ 経済概況 令和元年 5 月指標を中心として 鉱工業生産指数は 高水準で推移しているものの 一部に弱い動きがみられる 個人消費は 持ち直している 設備投資は 高水準で横ばいとなっている 住宅投資は

( 平成 31 年 1 月判断 ) 平成 31 年 1 月 財務省北陸財務局 富山財務事務所 富山市丸の内 1 丁目 5 番 13 号 ( 富山丸の内合同庁舎 5 階 ) TEL(076) ( 財務課直通 )

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 18 か月 生産高水準で推移 9 か月 個人消費緩やかに持ち直し 持ち直し ( ) 1 か月 ( 上方修正は 1 か月ぶり ) 設備投資増加 5 か月 公共投資持ち直しの動き 堅調 ( ) 1 か月 ( 上方修正は 7 か月ぶり ) 住宅投資一進一退の

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1. 総論 総括判断 県内経済は 緩やかに回復しつつある 項目前回 (3 年 4 月判断 ) 今回 (3 年 7 月判断 ) 前回比較 総括判断緩やかに回復しつつある 緩やかに回復しつつある ( 注 )3 年 7 月判断は 前回 4 月判断以降 足下 (7 月末 ) の状況までを含めた期間で判断して

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< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 17 か月 生産高水準で推移 8 か月 個人消費緩やかに持ち直し 1 か月 設備投資増加 4 か月 公共投資持ち直しの動き 7 か月 住宅投資一進一退の動き 2 か月 貿 易輸出 輸入ともに前年を上回る 輸出は前年を下回り 輸入は前年を上回 る - 雇


道南金融経済概況2018年7月(2018年7月2日公表分)

1. 総論 総括判断 県内経済は 回復しつつある 項目前回 (29 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 前回比較 総括判断緩やかに回復しつつある 回復しつつある ( 注 )3 年 1 月判断は 前回 29 年 1 月判断以降 3 年 1 月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 16 か月 生産高水準で推移 7 か月 個人消費緩やかに持ち直し 9 か月 設備投資増加 3 か月 公共投資持ち直しの動き 6 か月 住宅投資弱含み 一進一退の動き ( ) 1 か月 ( 上方修正は 34 か月ぶり ) 貿易輸出 輸入ともに前年を上回る

1. 総論 総括判断 県内経済は 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 項目前回 (29 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 総括判断 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 平成

1. 総論 総括判断 都内経済は 回復している 項目前回 ( 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 前回比較 総括判断回復している 回復している ( 注 )3 年 1 月判断は 前回 1 月判断以降 1 月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判断している ( 判断の要点 ) 個人消費

October vol

東京都の経済情勢報告 平成 31 年 1 月 30 日 財務省関東財務局 東京財務事務所 掲載した経済指標等については速報値を含む

1 ( ) 4.1% 4.4% 4.% 1 ( ) 1.2%( ) 1.6% 3.8% 1( ) 5.6% 4, % 8 6.5% % 2 4.3% 47.8% 18.8% % 13 2, % 2.2% 13.% 218 ( ).

道南金融経済概況30年11月(2018年11月6日公表分)

月別の売上でみると 百貨店については 夏物衣料が好調だった 7 月と一部店舗で閉店セールを行った 9 月を除いて前年同月を下回っています 一方 スーパーについては 台風の影響があった 8 月を除いて 前年同月を上回っています 1,2 1-3 平成 28 年百貨店 スーパー販売額合計 ( 北海道 :

道南金融経済概況2018年9月(2018年9月7日公表分).docx

1. 総論 総括判断 県内経済は 緩やかに回復している 項目前回 (3 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 4 月判断 ) 総括判断 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 緩やかに回復している 前回比較 ( 注 )3 年 4 月判断は 前回 1 月

県内経済は 緩やかに持ち直している なお 足下では 自動車向けなどの受注の増加や消費者マインドの改善の声が聞かれるなど 引き続き緩やかに持ち直している 総括判断 前回 ( 7-9 月 ) 持ち直しつつある 今回 ( 1-12 月 ) 緩やかに持ち直している 前回比較 足下の動き自動車向けなどの受注の

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九経マンスリー ( 平成 3 年 2 月 ) 平成 3 年 4 月 12 日経済産業局 今月の管内経済動向 : 地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は 2 か月連続のマイナス 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要が

道南金融経済概況2018年10月(2018年10月1日公表分)

九経マンスリー ( 平成 29 年 11 月 ) 平成 3 年 1 月 16 日経済産業局 今月の管内経済動向 : 地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は13 か月連続のプラス 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要

2911金融経済概観

3003金融経済概観

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関西経済レポート (2019 年 9 月 ) 令和元年 (2019 年 )9 月 30 日 ~ 輸出減少が継続 インバウンド消費はプラスの伸びを維持 ~ 足元の経済情勢と当面の見通し 関西経済は輸出 生産が斑模様であるが 内需が下支えとなり底堅く推移している 企業部門では 輸出は中国経済の減速等によ

平成10年7月8日

1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ

実体経済 物価 (1) 現状判断 関連統計の動き 生産 輸出 増加している 増加している 鉱工業生産は 4~6 月に続き 7~9 月も前期比増加した後 10 月は小幅ながら前月比減少した 業種別にみると 輸送機械は 自動車部品を中心に緩やかに増加している 電子部品 デバイス はん用 生産用機械 (

管内経済概況判断の推移 ( 平成 年 月現在 ) 発表 月 平成 年 月 月 月 月 月 月 前月との判断比較 総 括判断 持ち直している 持ち直している 持ち直している 持ち直しているものの 足 下に北海道胆振東部地震の 影響がみられる 北海道胆振東部地震の影響により 一部に弱さがみられる 北海道

管内経済概況判断の推移 ( 平成 年 月現在 ) 発表 月 月 月 月 月 月 月 前月との判断比較 総 括判断 持ち直している持ち直している持ち直している持ち直している持ち直している持ち直している 全 国 景気は 一部に改善の遅れ もみられるが 緩やかな回 復基調が続いている 景気は 緩やかな回復

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九経マンスリー ( 平成 3 年 9 月 ) 平成 3 年 11 月 12 日九州経済産業局 今月の管内経済動向 : 九州地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は 2 か月連続の増加 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する

1. 総論 総括判断 県内経済は 平成 7 月豪雨の影響を受けたものの 全体では緩やかに回復している 項目前回 ( 平成 7 月判断 ) 今回 ( 平成 1 月判断 ) 総括判断 平成 7 月豪雨前は 緩やかに回復していたが 現時点では まずは豪雨による地域への影響全体について十分に把握する必要があ

富山県金融経済クォータリー2011年春

個人消費 ( やや良い ) スーパー 百貨店売高 スーパー売高は 全店ベースで前年同期を 年 月期の個人消費関連 は スーパー売高が 全店ベース ( 前年同期比.% 増 ) は 新規出 回り 既存店ベースは 前年同期を下回る 百貨店売高は前年同期を回る 店効果などにより 前年同期を回 りました 品目

P6において修正が入りました H P7において修正が入りました H 管内の経済動向 平成31年2月 12月のデータを中心に 管内経済は 改善している 今月のポイント 生産活動は 化学工業 除 医薬品 をはじめ10業種で低下したことから 3か月ぶりの低下となった 個人消費は

九経マンスリー ( 平成 3 年 8 月 ) 平成 3 年 1 月 1 日九州経済産業局 今月の管内経済動向 : 九州地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は 2 か月ぶりの増加 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要

関西の景気動向 2013 年 11 月株式会社日本総合研究所調査部関西経済研究センター 1. 景気の現状関西の景気は 持ち直しのペースがひところと比べて鈍化している 輸出 ( 円ベース )

金融経済概観2909

高値となった後 下がり始めた 前述の通り CI 一致指数は 生産や雇用など様々な経済指標を統合し算出されている そのため CI 一致指数の上昇 下降にどの指標 が寄与しているのかについても 内閣府は詳細に発表している 表 1は 各指標がCI 一致指数に対してプラスに寄与したのか マイナスに寄与したの

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関西の景気動向 2013 年 5 月株式会社日本総合研究所調査部関西経済研究センター 1. 景気の現状関西の景気は 持ち直している 輸出は 円安が進み 米国経済も回復基調をたどるなど 環境が

2809金融経済概観

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九経マンスリー ( 平成 3 年 7 月 ) 平成 3 年 9 月 12 日九州経済産業局 今月の管内経済動向 : 九州地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は 2 か月ぶりの減少 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必

1. 最近の札幌経済の概況 平成 26 年 7 月 - 平成 26 年 8 月の統計データをもとに 札幌経済の概況を総括しています (1) 札幌の経済概況 (3) 参考 ( 他機関の概況判断 ) 最近の札幌経済は 緩やかな持ち直し基調にあるものの 一部に弱い動きが全国の動向みられます 項目 内閣府

管内経済は、緩やかに回復している (平成18年7月分以降7か月連続)

グラフで見る関西経済

[ 参考 ] 先月からの主要変更点 基調判断 3 月月例 4 月月例 景気は 急速な悪化が続いており 厳しい状況にある 輸出 生産は 極めて大幅に減少している 企業収益は 極めて大幅に減少している 設備投資は 減少している 雇用情勢は 急速に悪化しつつある 個人消費は 緩やかに減少している 景気は

個人消費 ( やや良い ) スーパー 百貨店売上高 スーパー売上高は全店ベース 既存店ベース 年度の個人消費関連では 前年度比 前年同月比 ともに前年度を上回る 百貨店売上高は前年度を上回る スーパー売上高 全店ベース ( 前年百貨店売上額 度比.8% 増 ) は 新規出店効果などにより 食料品 (

Economic Indicators   定例経済指標レポート


九州・沖縄における消費税率引き上げの影響について~駆け込み需要と先行きの見方~

₂ 県内景況 鉱工業生産指数 ( 徳島県 全国 ) (20 年 = 0 季節調整済指数 ) 徳島県 ( 月 ) 徳島県の 月 ( 速報値 ) の鉱工業生産指数は 1.3( 季節調整済 ) で前月比 4.% 低下 原指数は0.5で前年比 6.0% 低下となった 季節調整済指数の内訳を見る

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月例経済報告

月例経済報告

(Taro-\222\262\215\270\225[.A4\207B.jtd)

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※表紙

概況2011年12月

Economic Indicators   定例経済指標レポート

※表紙

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管内経済概況判断の推移 発表 月 ( 平成 2 年 月現在 ) 平成 2 年 月平成 2 年 1 月 2 月 月 月 月 総括判断 概ね横ばいで推移している概ね横ばいで推移している緩やかながら持ち直しの動き 緩やかながら持ち直しの動き 持ち直しの動き 持ち直しの動き 全 国 景気は 世界景気の減速等

平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

No.412_経済レポート.indd

※表紙

スライド タイトルなし

資料1

第 35 回地域経済産業調査結果 平成 23 年 6 月 14 日四国経済産業局

※表紙

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2907金融経済概観

ニュースリリース 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 2013 年 月期特別調査 ) 年 4 月 8 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 3 割の企業で正社員は増加 3 社に 1 社で給与水準は上昇 従業員数 2013 年 12 月において

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PowerPoint プレゼンテーション

統計から見た三重県のスポーツ施設と県民のスポーツ行動

2. 個別部門の動向 : 家計部門 愛知県経済の現状と見通し 218/8 個人消費持ち直しの兆し 個人消費は 持ち直しの兆し 個人消費の動向を支出側からみると 6 月の消費支出 ( 勤労者世帯 名古屋市 ) は 前年比 3.3% と 2 か月ぶりに減少 ( 図表 1) 費目別にみると 授業料などの教

1. 平成 25 年 1-3 月期地域経済産業調査 ~ 全体総括 ~ 資料 2 全ての地域で景況判断が前期よりも改善 ( 平成 23 年 7-9 月期調査以来 6 四半期ぶり ) し 各地域とも総じて持ち直しの動きがみられる 生産 : 各地域とも 電子部品 デバイスなどの業種では厳しい状況がみられる

1. 世界経済 (1) 世界経済の成長率は 216 年度第 1 四半期をボトムに上昇 先行きも緩やかに伸びを高める見通し ( 前年比 寄与度 %) 平均成長率 (198 年 ~217 年 ):+3.5% IMF 予測 IMF 予測 ( 前年比 %) 17 年

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Transcription:

調査報 218 年 8 月 株式会社山陰合同銀行地域振興部産業調査グループ 基調判断 (218/6 月中心分 ) 総じて個人消費に弱い動きがみられるものの 生 産活動に持ち直しの動きがみられ 設備投資が増加し 雇用情勢も引き続き改善傾向にあるなど 基調としては緩やかに持ち直している 最近の国内経済については 緩やかに回復している このような状況のもと 当地経済をみると 公共投資は 6 月の公共工事請負金額は 3 カ月ぶりに前年を下回り 持ち直しの動きが弱まっている (218 年 4~6 月累計の対前年比は 6.4% 増 全国 1.5% 増 ) 設備投資は 218 年度は製造業 非製造業ともに前年度を上回る計画となっており 全産業で前年度を上回る計画 ( 日銀短観 6 月の全産業設備投資額は 217 年度実績対前年度比 3.9% 減 218 年度計画同 38.5% 増 ) 住宅建設は 5 月の新設住宅着工戸数が 3 カ月ぶりに前年を下回り 持ち直しの動きが弱まっている 個人消費は 大型店売上高 (6 月 ) が 2 カ月連続で 乗用車新車登録台数 (6 月 ) は 2 カ月連続で それぞれ前年を下回った 家電量販店販売額 (5 月 ) は 2 カ月ぶりに前年を下回った 耐久消費財では持ち直しに一服感がみられる 暫定 生産は 5 月の鉱工業生産指数 ( 季調済指数 ) が 鳥取県は 2 カ月ぶりに前月を下回り 島根県は 2 カ月ぶりに前月を上回った 海外景気の緩やかな回復や競争力の高さなどを背景に一部では高水準の操業が続く業種がみられ 総じて持ち直しの動きがみられる 雇用情勢は 5 月の有効求人倍率が 鳥取県では前月差 2 ポイント上昇の 1.6 倍 島根県では前月差 4 ポイント上昇の 1.73 倍となった 引き続き改善している ( 全国は 1.6 倍 ) 企業の業況判断は 足元 製造業 非製造業ともに悪化し 全産業でも悪化となった ( 前回 13 今回 7) 先行きについては 製造業は改善を見込んでいるものの 非製造業が悪化を見込んでおり 全産業でも悪化の見通しとなっている ( 日銀短観 6 月調査 ) このように 当地の景気は 総じて個人消費に弱い動きがみられるものの 生産活動に持ち直しの動きがみられ 設備投資が増加し 雇用情勢も引き続き改善傾向にあるなど 基調としては緩やかに持ち直している 先行きについては 総じて個人消費の弱い動きが続くなかで 生産は底堅く推移し 雇用情勢の改善傾向も続くと見込まれることなどから 緩やかな持ち直しの動きが続くものと予想される ただし 自然災害要因や海外要因による影響には留意が必要である

Monthly San-in Economy グラフでみる経済動向 1. 公共投資 2. 設備投資 持ち直しの動きが弱まる 公共工事請負額 ( 対前年比 ) 全産業で前年度を上回る計画 設備投資額 ( 対前年度比 ) 4 2 17 年度実績 18 年度計画 ( 単位 :%) 全国 18 年度計画 全産業 3.9 38.5 7.9 2 山陰 全国 製造業 7.1 36.7 16. 非製造業 38.1 48.3 3.3 4 17/7 8 9 1 11 12 18/1 2 3 4 5 6 月 6 月の山陰両県の公共工事請負状況は 件数が 482 件 請負額は前年比 11.5% 減の 24 億 75 百万円と 3 カ月ぶりに前年を下回った 請負額の年度累計 (218/4-6 月 ) は 前年比 6.4% 増と前年を上回っている 資料出所 : 西日本建設業保証 218 年度の設備投資額 ( 日銀短観 18 年 6 月調査 ) は 全産業で前年度比 38.5% 増 ( 製造業 36.7% 増 非製造業 48.3% 増 ) と 前年度を上回る計画となっている また 全国は全産業で 7.9% 増の計画となっている 資料出所 : 日本銀行松江支店 3. 住宅建設 持ち直しの動きが弱まる 新設住宅着工戸数 ( 対前年比 寄与度 ) 利用関係別戸数 2 1 分譲住宅 貸家 持家 全国 山陰 9, 6, 給与 分譲貸家持家 3, 1 2 17/6 (% %p) 7 8 9 1 11 12 18/1 2 3 4 5 月 新設住宅着工戸数 山陰両県の対前年比は 全体 利用関 係別寄与度ともに 3 カ月移動平均で表示している ( ただし全国 は単月 ) また 利用関係別戸数 は 過去 1 年間における年間着 工戸数の推移を利用関係別に示しており うち 218 年は年率 換算の推計値を掲載している ( 戸 ) 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 年 5 月の山陰両県の新設住宅着工戸数は前年比 23.7% 減の 451 戸と 3 カ月ぶりに前年を下回った また 全国は同 1.3% 増と 2 カ月連続で前年を上回った 利用関係別にみると 持家 ( 前年比 7.2% 減 ) 貸家( 同 37.4% 減 ) 分譲住宅( 同 38.5% 減 ) で前年を下回った 218 年累計 (218/1-5 月 ) は 全体では前年比 3.3% 減と前年を下回っている ( 全国は同 4.4% 減 ) また 利用関係別にみると 分譲住宅 ( 前年比 116.7% 増 ) は前年を上回っている一方 持家 ( 同 5.1% 減 ) 貸家 ( 同 15.4% 減 ) は前年を下回っている 資料出所 : 国土交通省 2

218/8 暫定 4. 個人消費 耐久消費財では持ち直しに一服感 8. 6. 4. 2. 2. 4. 6. 8. 1 12. 大型店売上高 ( 対前年比 ) 大型店計百貨店スーパー 17/7 8 9 1 11 12 18/1 2 3 4 5 6 月 6 月の山陰両県大型小売店 ( 約 2 社 速報値 当行調査先 ) の売上高は 157 億 57 百万円で前年比.7% 減と 2 カ月連続で前年を下回った 218 年累計 (218/1-6 月 ) は 前年比 2.7% 減となり 前年を下回っている 百貨店は 全体で前年比 3.9% 減と 32 カ月連続で前年を下回った 衣料品関係はおおむね好調であったものの 外商等を中心に不調であった スーパーは 前年比.3% 減と 19 カ月連続で前年を下回った 先行きについては 実質賃金の上昇が期待されるなかで 消費マインドも緩やかに改善が進むものとみられるが 今後も専門店などとの競合が続くとみられ しばらくは一進一退の動きになるものと思われる 資料出所 : 当行 2 乗用車新車登録台数 ( 対前年比 ) 2 家電量販店販売額 ( 対前年比 ) 1 1 1 乗用車計 登録乗用車 軽乗用車 2 17/7 8 9 1 11 12 18/1 2 3 4 5 6 月 6 月の乗用車新車登録台数は 登録乗用車 ( 普通車 小型車 ) と軽乗用車合計で前年比 5.2% 減と 2 カ月連続で前年を下回った ( 全国は同 5.3% 減 ) 218 年累計 (218/1-6 月 ) は 前年比 2.9% 減となり 前年を下回っている 登録乗用車は 普通車が前年比 5.3% 減と 2 カ月連続で前年を下回った 一方 小型車は同 1.4% 減と 2 カ月ぶりに前年を下回った 全体では同 8.% 減と 2 カ月連続で前年を下回った 軽乗用車は前年比 1.8% 減と 2 カ月連続で前年を下回った 1 17/6 7 8 9 1 11 12 18/1 2 3 4 5 月 5 月の家電量販店販売額は 前年比 1.1% 減と 2 カ月ぶりに前年を下回った エアコンや洗濯機などの販売が好調だった 来店客数に減少傾向がみられるものの 客単価は高付加価値品の販売が増え 増加傾向となっている 218 年累計 (218/1-5 月 ) は 前年比.3% 増となり 前年を上回っている 先行きについては 生活家電を中心に高機能の高額商品への関心が高いことや 今後はテレビの買い替え需要が徐々に増加すると考えられることから 持ち直しの動きが続くものと思われる 軽乗用車は 届出 の台数 資料出所: 中国運輸局鳥取運輸支局 同島根運輸支局 日本自動車販売協会連合会 全国軽自動車協会連合会 資料出所 : 中国経済産業局 3

Monthly San-in Economy 5. 生産 持ち直しの動きがみられる 鉱工業生産指数 ( 季調済 21 年 =1) 鉱工業生産指数の対前年比 ( 原指数 ) 14 13 鳥取県島根県全国 2 15. 1 12 5. 11 5. 1 9 17/6 7 8 9 1 11 12 18/1 2 3 4 5 月 1 15. 鳥取県島根県全国 17/6 7 8 9 1 11 12 18/1 2 3 4 5 月 5 月の鉱工業生産指数 ( 季調済 21 年 =1 島根県は速報値 ) をみると 鳥取県は 18.4 で前月比 6.2% 低下し 島根県は 128.6 で同 8.7% 上昇した 鳥取県は 2 カ月ぶりに前月を下回り 島根県は 2 カ月ぶりに前月を上回った ( 全国は 14.4 で同.2% 低下 ) 鉱工業生産指数の前年比 ( 原指数 ) をみると 鳥取県は 1.8% 低下し 島根県は 7.3% 上昇した 鳥取県は 4 カ月連続で前年を下回り 島根県は 13 カ月連続で前年を上回った ( 全国は同 4.2% 上昇 ) 資料出所 : 鳥取 島根両県統計担当課 経済産業省 個別動向 鉄鋼特殊鋼は 機械設備用素材や産業機器材料を中心に受注が底堅く推移しており 生産が追いつかない製品もみられる 工作機械用鋳物についても 工作機械需要の持ち直しなどを背景に受注が増加しており 増産余地がなくなりつつある先もみられる 一般機械農業機械は 国内向けの一部機種に前向きの動きがみられる一方で 海外向けの主力機種の在庫調整が続いており 総じて増勢に弾みがつかない状況にある その他の機械については 受注が底堅く推移しており 堅調な動きが続いている 電子部品 デバイス電子部品 デバイスは 電子機器の高機能化などを背景に 自動車向けや通信機器向けの高付加価値製品を中心に緩やかな増加傾向にある 輸送機械自動車部品は 完成車の生産持ち直しなどを背景に受注量が高水準で推移しており パワートレイン関連を手がけるメーカーのなかには 生産能力の上限に近い状況での操業が続いている先もみられる 窯業 土石生コンは 道路延伸や公共施設整備などの工事が出ていることなどを背景に 一部で持ち直しの動きがみられる 石州瓦は屋根材需要の変化や産地間競争の激化などにより低調に推移している 紙 パルプ包装資材向けは一定の生産水準を維持しているとみられるものの 印刷 情報媒体向けは需要の減退などを背景に弱含みで推移している 繊維繊維製品は需要の季節変動による繁閑がみられるものの 国内需要の伸び悩みから 総じてやや低調に推移している 食品一部で原材料価格の上昇に伴う値上げなどによる需要減退が懸念されるものの 大都市圏向けを中心に堅調に推移している 木材 木製品木製品需要は堅調に推移している 合板生産が高水準で推移しており 原木の需要も持ち直しの兆しがみられる ただし 業者間の格差もみられる 4

218/8 6. 雇用情勢 ( ) 7. 企業の業況判断 引き続き改善 足元悪化 先行きも悪化見通し 有効求人倍率 ( 季節調整値 ) 業況判断 D.I.( 日銀短観 6 月 ) 1.8 1.75 1.7 1.65 25 2 15 全産業製造業非製造業 先行き 1.6 1 1.55 1.5 1.45 鳥取県島根県全国 5 1.4 ( 倍 ) 17/6 7 8 9 1 11 12 18/1 2 3 4 5 月 5 月の有効求人倍率 ( 季調値 ) をみると 鳥取県は前月差 2 ポイント上昇の 1.6 倍 島根県は前月差 4 ポイント上昇の 1.73 倍となった 引き続き改善している 全国は前月差 1 ポイント上昇の 1.6 倍となった 資料出所 : 鳥取 島根労働局職業安定課 厚生労働省 5 16/12 17/3 6 9 12 18/3 6 9 日銀短観 (18 年 6 月 ) によると 足元の業況判断は 製造業 非製造業ともに悪化し 全産業でも悪化となった ( 前回 13 今回 7) 先行きについては 製造業は改善を見込んでいるものの 非製造業が悪化を見込んでおり 全産業でも悪化の見通しとなっている 資料出所 : 日本銀行松江支店 8. 主要温泉地宿泊人員 9. 企業倒産 2 1 1 2 3 3 カ月連続で前年を下回る 山陰地方主要温泉地宿泊人員 ( 対前年比 ) * 主要温泉地鳥取温泉 吉岡温泉 浜村温泉 鹿野温泉三朝温泉 はわい 東郷温泉 皆生温泉玉造温泉 松江しんじ湖温泉 湯の川温泉有福温泉 美又温泉 17/6 7 8 9 1 11 12 18/1 2 3 4 5 月 5 月の主要温泉地宿泊人員 ( 速報値 ) は 前年比 3.8% 減の 14 万 8,165 人と 3 カ月連続で前年を下回った 県別にみると 鳥取県は 前年比.4% 減と 2 カ月ぶりに前年を下回った 島根県は同 7.9% 減と 14 カ月連続で前年を下回った 218 年累計 (218/1-5 月 ) は 前年比 4.% 減と前年を下回っている 資料出所 : 当行 件数 負債額とも前年を下回る 倒産件数 負債額 ( 単位 : 件 百万円 %) 18/6 月 18/1~6 月 実数 前年比 実数 前年比 製造業建設業卸売業小売業 件数件数件数件数 1 1 1 66.7 1 7 2 4 5 16.7 66.7 3 15 負債額負債額負債額負債額 18 23 22 84.2 1 2,93 21 195 515 143.7 49.3 61.4 236.6 その他 件数 1 1 33.3 業種 負債額 1 2,578 17.5 合計 件数 3 57.1 28 6.7 負債額 153 8.4 5,591 93.9 6 月の山陰両県の企業倒産 ( 負債額 1 千万円以上 ) は 件数は前年比 57.1% 減の 3 件と 2 カ月ぶりに前年を下回った 負債額は同 8.4% 減の 1 億 53 百万円と 2 カ月ぶりに前年を下回った 倒産件数の年累計 (218/1-6 月 ) は 前年比 6.7% 減と前年を下回っている また 業種別では 製造業 卸売業 小売業で前年を上回っている 資料出所 : 東京商工リサーチ 5

マンスリー山陰経済 218 年 8 月 発行 : 株式会社山陰合同銀行地域振興部産業調査グループ 69-62 島根県松江市魚町 1 TEL:852-55-1 FAX:852-27-8249 無断転載を禁ずる 印刷所 : 今井印刷株式会社