シロキクラゲ多糖体 シロキクラゲから抽出された高い保湿力を 持った安全な純天然の植物性多糖体です シロキクラゲ子実体 シロキクラゲとは 世界三大美女の一人 楊貴妃 が美容を維持するために使用したと 言われるキノコで 中国では現在でも不老不死 美肌の高級食材として珍重されています Tremoist シリーズラインナップ 製品名表示名称 INCI 名称 TP SL SLB シロキクラゲ多糖体 ( 又はシロキクラゲエキス ) シロキクラゲ多糖体 ( 又はシロキクラゲエキス ) フェノキシエタノール 水 シロキクラゲ多糖体 ( 又はシロキクラゲエキス ) BG 水 TREMELLA FUCIFRMIS PLYSACCHARIDE or TREMELLA FUCIFRMIS(MUSHRM) EXTRACT TREMELLA FUCIFRMIS PLYSACCHARIDE or TREMELLA FUCIFRMIS(MUSHRM) EXTRACT, PHENXYETHERNL, WATER TREMELLA FUCIFRMIS PLYSACCHARIDE or TREMELLA FUCIFRMIS(MUSHRM) EXTRACT, BUTYLENE GLYCL, WATER Tremoist 特徴 ヒアルロン酸 Naと同等以上に多くの水を抱えることができます 分子量が 万以上と高く コクと高級感のある粘性と高い保湿効果があります 塗布時はべたつかず 乾燥後はしっとり すべすべの良好な感触を演出します 表皮のヒアルロン酸産生を促進させます 洗顔料 シャンプーなど洗浄剤配合時には泡質 泡持ちを改善します また 皮膚洗浄後の水分量を持続します トリートメントに配合すると 毛髪がやわらかく まとまる感触を演出します 医薬部外品対応( 添加剤 ) 中国既使用化粧品原料目録に収載されています
構造式 CH 2 H CH 2 H CH 2 H CH 2 Ac CH 2 Ac CH 2 H H Ac H H H Ac H H H CH H Ac H H H H H H CH H H H H H 構成糖 : マンノース キシロース グルクロン酸 グルクロン酸を約 20% と多量に含有する酸性へテロ多糖体です ( ヒアルロン酸 Na 同様にグルクロン酸を多量に含有しています ) マンノースを主鎖にキシロースとグルクロン酸を側鎖に持ちます 保水効果 水分をたっぷり含んで 逃がしません Tremoist は たくさんの水を抱えることができるため 高い保湿効果が期待できます 600 保水性試験 吸水量 倍 500 400 300 200 0 Tremoist -TP ヒアルロン酸 Na 実験方法 試料 0.2gをgの精製水に分散させ 2 時間膨潤させる ろ紙 (5μm) で10 分間ろ過し ろ紙上に残った量から吸水量を算出する 試料 :Tremoist-TP ヒアルロン酸 Na 分子量 53 万 133 万
ヒアルロン酸産生促進効果 Tremoist には 表皮のヒアルロン酸産生を促進する効果があります 肌にしなやかさ うるおいを与える効果が期待できます ヒアルロン酸産生量 (%) 200.0 150.0.0 50.0 0.0 N=3, **P<0.01 v.s. 0% ** 161.9.0 0 Tremoist-TP (%) 0.1 試験方法 正常ヒト表皮細胞を 96 well 細胞培養プレートに 3.0 x 10^4 cells/well の密度で播種し 約 18 時間後に Tremoist 含有培地に交換し 培養を継続した 3 日後の培地中ヒアルロン酸量を ELISA 法で定量し 細胞溶解液のタンパク質量で規定化した
膜収縮性試験 被膜収縮が少ないので つっぱりません Tremoist は 湿度変化による膜の収縮性が少ないため つっぱり感がありません Tremoist はヒアルロン酸 Na に比べて高湿度 低湿度でも膜の状態に変化がないため塗布 乾燥した時にべたつかず さらさら感を付与できます 相対被膜面積 (%) 120 80 60 40 20 0 Tremoist -TP 膜収縮性試験 ヒアルロン酸 Na 87%RH 15%RH 実験方法 水溶液をシャーレー上で乾燥させることで調整したTremoist-TP 及びヒアルロン酸 Naの被膜 (15mm 15mm) をテフロン板上で25 /87%RHで24hr 調湿し 次いで25 /15%RHの環境下で 8 時間保存し 被膜の変化を観察した Tremoist の被膜は 収縮がほとんど無く 柔らかい膜を呈しているのに対し ヒアルロン酸 Na の被膜は 収縮が激しくひび割れしています 実験方法 30mm 30mm 角のHPシートに各 1% 水溶液を0.5g 塗布し 均一な厚さに延ばす 25 40%RHの条件下で水分を蒸散させる ( シリコン処理微粒子酸化チタンを水溶液上に付着させ白色の膜とした ) 膜が割れているところは下の地 が く えています ヒアルロン酸 Na Tremoist-TP
官能評価 つっぱりを感じません Tremoist の水溶液を塗布して乾燥させた時 被膜感がなく つっぱり感を感じません Tremoist-TP の方が つっぱらない どちらとも いえない ヒアルロン酸 Na の方が つっぱらない 0% 20% 40% 60% 80% % 実験方法 Tremoist-TP 及びヒアルロン酸 Na の 0.2% 水溶液を 顔の左右にそれぞれ塗布し つっぱり感をブラインドで官能評価した 肌にしっとり さらさら感を付与します Tremoist 配合の化粧水は 塗布時にはひっかかり感がなく しっとりしており 塗布後は肌がやわらかく さらさらする化粧水となります 官能評価 0.2% Tremoist-TP 配合 0.2% ヒアルロン酸 Na 配合 < 塗布時 > 引っかかり感 悪い 良い No. 配合原料 ( 成分名 / 製品名 ) 配合量 (%) 1 Tremoist-TP 0.2-1 ヒアルロン酸 Na - 0.2 < 使用後 > しっとり感 悪い 良い 2 クエン酸 0.01 0.01 3 クエン酸 Na 0.09 0.09 4 フェノキシエタノール 0.2 0.2 皮膚のやわらかさ ない ある 5 メチルパラベン 0.1 0.1 6 精製水残余残余 さらさら感 ない ある 製造方法 1) 半量の No.6 を約 80 に加温し No.5 を加え均一に溶解する (A 部 ) 2) 残余の No.6 に No.1 No.4 を加え 均一に溶解する (B 部 ) 3)A 部に B 部を加え均一に溶解する * 記載しております処方はあくまで参考処方です 安定性 安全性 特許法等の制約につきましては充分に調査の上ご検討下さい
肌にやわらかさ しっとり感を付与します Tremoist 配合クリームは なじみがよく のびがあります また 肌がやわらかくなり しっとり感を与えます A B No. 配合原料 ( 成分名 / 製品名 ) 配合量 (%) 1 Tremoist-TP 0.1-1 ヒアルロン酸 Na - 0.2 2 BG 6.0 6.0 3 グリセリン 2.0 2.0 4 フェノキシエタノール 0.2 0.2 5 メチルパラベン 0.15 0.15 6 精製水残余残余 7 ホホバ油 3.0 3.0 8 スクワラン 3.0 3.0 9 ベへニルアルコール 1.8 1.8 10 ステアリルアルコール 1.2 1.2 11 水添パーム油 2.5 2.5 12 ステアリン酸グリセリル 1.8 1.8 13 ステアリン酸 PG(SE) 1.0 1.0 14 イソステアリン酸 PEG-60 グリセリル 1.1 1.1 15 エチルパラベン 0.1 0.1 16 ジメチコン (10cs) 1.5 1.5 官能評価 < 塗布時 > のび なじみ しっとり感 < 使用後 > しっとり感 皮膚の やわらかさ 悪い 悪い ない ない ない 0.1% Tremoist-TP 配合 0.2% ヒアルロン酸 Na 配合 良い 良い ある ある ある 製造方法 1) A 部を約 80 に加温し 溶解させる 2) B 部を約 80 に加温し 均一に溶解させる 3) 約 80 でホモミキサーで攪拌しながら 1) に 2) を徐々に加えて乳化し 約 40 まで冷却する 処方例 ヘアミスト Tremoist 配合のヘアミストは 毛髪にしっとり さらさら感を付与できます No. 配合原料 ( 成分名 / 製品名 ) 配合量 (%) 1 Tremoist-TP 0.02 2 グリセリン 3.0 3 BG 1.0 4 PCA-Na 0.3 5 エタノール 5.0 6 クエン酸 Na 0.1 7 メチルパラベン 0.1 8 精製水 残余 製造方法 1) No.1 8 を約 80 に加温し 溶解させ 攪拌しながら均一に混合した後 冷却する * 記載しております処方はあくまで参考処方です 安定性 安全性 特許法等の制約につきましては充分に調査の上ご検討下さい
ヘアケア効果 Tremoist をヘアコンディショナーに配合することで 密着性が向上することにより洗い流し時は滑らかで 乾燥後にはしっとりまとまる感触に仕上がります また カチオン成分の感触を損なうことなく 乾燥後まで効果が持続します Tremoist ( アニオン性多糖類 ) Tremoist 配合ヘアコンディショナー Complex カチオン性界面活性剤 or カチオン性ポリマー シロキクラゲ子実体 C C N + N + Tremoist 皮膜 毛髪 洗い流し ドライヤー キューティクル改善効果 Tremoist は ダメージを受けたキューティクルの毛羽立ちを改善します ブランクコンディショナー処理後 No. 成分名ブランク Tremoist 配合 1 セタノール 4.00 4.00 2 ステアラミドプロピルジメチルアミン 1.00 1.00 3 エチルへキサン酸セチル (FineNeo -CI) 1.00 1.00 4 乳酸 0.35 0.35 5 フェノキシエタノール 0.60 0.60 6 Tremoist -SL - 0.1 7 精製水 To To ph 4.5 4.5 粘度 (mpa s 作製翌日測定 ) 26,000 24,000 試験方法 2 剤式ブリーチで 1 回処理を行った損傷毛を用い SLES 3% 水溶液で洗浄 Tremoist 配合 / 未配合トリートメントを塗布し 揉み込んだ後洗浄 タオルドライの工程を 5 回繰り返した ドライヤー乾燥後の毛束を評価サンプルとし 毛束一本を結びその曲部の SEM 画像 (500 倍 ) を取得した Tremoist 配合コンディショナー処理後
洗浄剤の泡質改善 Tremoist を洗浄剤 ( 石鹸系 アミノ酸系 ラウレス硫酸 Na 系 ) に添加することで きめ細かく もっちりした泡になります ボディソープ 洗顔料等に配合した際には つっぱらず しっとりなめらかな感触を付与します 泡質の評価 ブランク Tremoist -TP 0.01% 配合 < 試験方法 > Tremoist-TP 0.01% 配合 / 未配合 ( ブランク ) の石鹸系洗浄剤 ( 処方番号 :TRSG01) を調製する 各洗浄剤を 15 % 水溶液とし ポンプフォーマー容器に充填する ポンプフォーマー 5 プッシュ分 ( 約 1g) をシャーレにとり 上部をマイクロスコープ 50 倍で観察する 泡の持続性評価 ブランク 10 分後 Tremoist-TP 配合 No. 表示名称 / 原料名ブランク TRSG01 1 ヤシ脂肪酸 K ミリスチン酸 K(40%) 26.0 26.0 2 ココイルメチルタウリン Na(30%) 1.5 1.5 3 コカミド DEA 5.0 5.0 4 EDTA-2Na 0.1 0.1 5 濃グリセリン 10.0 10.0 6 コカミドプロピルベタイン (30%) 15.0 15.0 7 フェノキシエタノール 0.4 0.4 8 クエン酸 10% 液 2.2 2.2 9 Tremoist-TP (1% 液 ) - 1.0 10 精製水 39.8 38.8 合計.0.0 製造方法 1) No.1 No.8をNo.10に加え約 80 に加温し 溶解させる 2) 完全に溶解後 攪拌しながら40 まで冷却する 3) 一部のNo.10で希釈したNo.9を加えて均一にする < 試験方法 > Tremoist-TP 0.01% 配合 / 未配合の石鹸系洗浄剤 ( 処方番号 :TRSG01) を調製する 各洗浄剤を15 % 水溶液とし ポンプフォーマー容器に充填する ポンプフォーマー 7プッシュ分 ( 約 1.4g) をシャーレにとり ポンプフォーマーから出た泡の量及び 10 分放置後の泡の持続性を確認する
粘度 - 温度 粘度は温度変化により 大きな影響を受けません 温度の変化にも影響を受けにくく 安定な粘度を保ちます 00 温度粘度曲線 粘度 mpa s 0 10 20 30 40 50 60 温度 測定方法 コーンプレート粘度計を用いて Tremoist-TP 1% 水溶液の温度を 25 から 60 に変化させ 各温度にてせん断速度 [1/s] の粘度を測定した ph 安定性 アルカリ性 酸性で 定な粘度を保ちます ph4 12 で 50 1 ヶ月保存しても 粘度は調製時と変わらず安定です 00 ph による粘度の安定性 粘度 mpa s 0 10 調製時室温 1ヶ月 40 1ヶ月 50 1ヶ月 1 2 4 6 8 10 12 ph 測定方法 Tremoist-TP 0.5% 水溶液を ph2,4,6,.8,10,12 に調整し コーンプレート粘度計を用いて 25 にて せん断速度 [1/s] の粘度を測定した ph はクエン酸水溶液と水酸化カリウム水溶液にて調整した また 室温 40 50 で 1 ヶ月経時後でも 同条件で測定した
安定性 ( 耐塩 ) 耐塩性 実際の処方でも塩の影響がなく 粘度が 定です MgCl 2 粘度 mpa s 00 0 10 0 0.5 1 1.5 MgCl 2 % NaCl 00 粘度 mpa s 0 10 0 0.5 1 1.5 NaCl % 亜鉛 粘度 mpa s 00 0 10 0 0.1 0.2 フェノールスルホン酸亜鉛 % 測定方法 Tremoist-TP 1% 水溶液に MgCl 2 NaCl フェノールースルホン酸亜鉛を 0.1,0.2,0.5,1.0,1.5% 添加し コーンプレート粘度計を用いて 25 にてせん断速度 [1/s] の粘度を測定した * 記載しております処方はあくまで参考処方です 安定性 安全性 特許等の制約につきましては充分に調査の上ご検討下さい * 本書記載事項を弊社に無断で複写 転用することを禁じます 記載事項につき ご使用をお考えの際には 予め弊社にお問い合わせをお願い致します また 本書記載の内容は 予告なしに変更させて頂く場合があります * 本資料に記載した事項は 信頼できる実験事実に基づいて作成していますが 実際の実験結果を確実に保証するものではありません *Tremoist は 日本精化株式会社の登録商標です 本社 : 541-0051 大阪府大阪市中央区備後町 2 丁目 4 番 9 号東京支店 : 103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町 4 番 9 号 TEL (06)-6231-4781 TEL (03)-3664-7781 日本精化 HP