< 現行 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 1 日につき32 1 日につき 1 日につき < 見直し後 > 対象者医療区

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( 別記 ) 公益社団法人日本医師会会長公益社団法人日本歯科医師会会長公益社団法人日本薬剤師会会長一般社団法人日本病院会会長公益社団法人全日本病院協会会長公益社団法人日本精神科病院協会会長一般社団法人日本医療法人協会会長一般社団法人日本社会医療法人協議会会長公益社団法人全国自治体病院協議会会長一般社

日医発第 621 号 ( 保 110) 平成 29 年 9 月 22 日 都道府県医師会長殿 日本医師会長 横倉義武 入院時生活療養費等の見直しについて 現在 65 歳以上の者が保険医療機関の療養病床に入院したときに必要となる食費と居住費の一部について 入院時生活療養費が支給されており 食費 光熱水

( 保 241) 平成 30 年 11 月 29 日 都道府県医師会社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事松本吉郎 高齢者に係る高額療養費制度の見直し等について ( 再々周知 ) 平成 30 年 8 月 1 日から 70 歳以上の高齢者に係る高額療養費制度が見直されたことに伴い 診療報酬請求書等の記

Microsoft PowerPoint - (参考資料1)介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上

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あっせん文(国民健康保険における限度額適用・標準負担額減額認定証 の申請に係る被保険者の負担軽減)

【事務連絡】「高額療養費制度の見直しに関するQ&A」の送付について

平成 29 年 4 月から 保険料の軽減率が変わります 後期高齢者医療保険料は 1 被保険者全員に納めていただく定額部分 ( 均等割 ) と 2 所得に応じて納めていただく部分 ( 所得割 ) があります 平成 29 年 4 月から 保険料が下のように変わります 1 均等割の額が変わる方 元被扶養者

Microsoft Word - (修正後)◆1-1_記載要領通知(肝がん・肝硬変)通知.rtf

参考資料

( 地 Ⅲ25)( 保 19) 平成 27 年 5 月 7 日 都道府県医師会 担当理事殿 日本医師会常任理事 道永麻里 松本純一 難病の患者に対する医療等に関する法律における食事 ( 生活 ) 療養に係る 患者負担額の取扱いについて 難病の患者に対する医療等に関する法律 ( 平成 26 年法律第

01 鑑文

○国民健康保険税について

別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1


<4D F736F F F696E74202D F8E9197BF E97EE8A4B8B8995CA95BD8BCF8EFB93FC8A7A DCE DCE8AB38ED C

別添 保発 0204 第 2 号 平成 28 年 2 月 4 日 都道府県知事殿 厚生労働省保険局長 公印省略 健康保険法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について ( 通知 ) 持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律 ( 平成 27 年法律第 31 号 以下

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国保 70 歳未満 公費負担公費負担医療番号 受給者番号 公費負担者公費負担医療番号 受給者番号 した住所職業上の理由 男 女 明 大 3 昭 4 平 生 区ア 職務上 下船後 3 月以内 3 通勤災害 公費負担公費負担医療番号 受給者番号 公費負担者公費負担医療番号 受給者番号 男 女 明 大 3

( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

「診療報酬請求書等の記載要領等について」の一部改正について

(頭紙)公布通知

2018年8月改定対応(高額療養費制度の見直し)(第二版)

1

参考資料1・小慢の位置づけ・医療費の増加状況等

目 次 1 様式及び記載方法等について 1 2 算定事例 (1) 協会けんぽ等の被保険者の場合 6 (2) 国保組合の被保険者の場合 7 (3) 国保保険者と福祉医療費を請求する市町村が異なる場合 8 (4) 次の公費負担医療等を併用する場合 ( 国保 協会けんぽ等 国保組合 )9 ア公費 10(

2018年8月改定対応(高額療養費制度の見直し)

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

健保連業務支援 G 補足資料 高額療養費の制度改正事項 平成 29 年 8 月施行 1 の引き上げ ( 対象 :70 歳以上の者 ) 1 70 歳以上の外来におけるの引き上げ 70 歳以上の外来におけるが これまでの一般ので 12,000 円 現役並みので 44,400 円だったものが 一般ので 1

目 次 はじめに 抗がん剤治療は 患者さんの身体的 精神的な負担に加えて 医療費も大きな負担の一つとなっているのではないでしょうか 1. 制度とは 2. 制度を利用するには 1 限度額適用認定証を提示すると 窓口での支払いが自己負担限度額までとなります 2 の払い戻し 参考自己負担限度額を計算してみ

2015年1月改定対応(難病・小児慢性対応)

はじめに 日本の医療保険制度は 一人ひとりが何らかの公的医療保険に 加入し 互いの医療費を支えあう 国民皆保険 という考え方に基 づいています 患者さんが医療機関で支払う医療費の自己負担額はかかった医療費の一部で 残りは保険から支払われています しかし病気によっては 保険からの支払いがあったとしても

( 保 8) 平成 31 年 4 月 3 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本吉郎 出産育児一時金等の受取代理制度の届出について ( 平成 31 年度 ) 出産育児一時金等の受取代理制度の届出につきましては 平成 23 年 2 月 7 日付け日医発第 1009 号 ( 保

機関と調整する ) 次の 1 から 3 により算出し それを合計して支払いを行うことと なりますので 各保険医療機関においては 別紙様式により 当該保険医療機関等の 平成 23 年 5 月の入院 外来別の診療実日数を併せて届け出るものとなります 1 入院分平成 22 年 11 月 ~ 平成 23 年

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2015年1月改定対応(高額療養費算定基準額対応)

常務理事事務長係係 70 歳以上 ソニー健康保険組合理事長殿 1 被保険者証の記号 番号 健康保険限度額適用認定申請書 [ 兼食事療養標準負担額減額申請書 ( 被保険者が非課税の場合に限る )] 被保険者の氏名 押 被保険者本人が氏名を記入した場合は押不要 平成年月日 認 日中連絡の取れる電話番号

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後期高齢者支援金等賦課額 ( 後期高齢者支援金等分 ) 所得割一般被保険者に係る後期高齢者支援金等賦課総額の 100 分の50に相当する額を基礎控除後の総所得金額等の総額で除して得た数 ( 小数点以下第 4 位未満の端数は 切り上げ ) 被保険者均等割 世帯別平等割 賦課限度額 一般被保険者に係る後

はじめに この冊子では タルグレチンによる皮膚 T 細胞性リンパ腫の治療を受ける方に対して 高額療養費制度を活用した時の医療費 ( 自己負担限度額 ) がどのくらいかかるかを紹介しています 高額療養費制度では 年齢や所得によって自己負担限度額が異なります 自己負担限度額の計算例も示していますので ご

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

1. 高額療養費制度について 高額療養費制度とは 患者さんの高額な医療費負担を軽減するための制度です 医療機関や薬局で 診察や治療を受けたときや薬局でお薬を受け取ったときなどに 支払った医療費の自己負担額が一定の金額 ( 自己負担限度額 ) を超えた場合 加入している健康保険 に申請することで 超え

Microsoft Word - 介護保険最新情報vol.556表紙

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知っておきましょう!窓口負担の豆知識

スライド 1

事務連絡 平成 26 年 9 月 5 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 御中 厚生労働省保険局医療課 疑義解釈資料の送付について ( その 9) 診療報酬の算定

別紙2

都道府県医師会担当理事殿 年税第 47 号平成 29 年 0 月 0 日 公益社団法人日本医師会常任理事今村定臣 国税庁の確定申告における医療費控除の提出資料変更に係るチラシの設置について 今般 国税庁より 確定申告における医療費控除の提出資料変更について 別添の通り チラシの設置についての協力依頼

01 表紙

平成 27 年 1 月から難病医療費助成制度が変わりました! (H26 年 12 月末までに旧制度の医療費助成を受けている人は 3 年間の経過措置 を受けられます ) 分かり難い場合は協会又は自治体の窓口へお問い合わせください H27 年 1 月からの新制度 1. 難病医療費助成の対象は ALS 重

平成13年4月20日

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第 102 回社会保障審議会医療保険部会議事次第 平成 28 年 12 月 8 日 ( 木 ) 15 時 00 分 ~17 時 00 分場所 : グランドアーク半蔵門華の間 ( 議題 ) 1. 骨太 2016 経済 財政再生計画改革工程表の指摘事項等に係る議論の整理 ( 案 ) について 2. その

○ 01_通知(案)

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○ 01_通知(案)

高齢者医療制度に関する

Microsoft PowerPoint - (H27.1~)高額療養費制度を利用される皆さまへ

4月20日(水)衆・厚労委 古屋範子議員の議事録(抜粋)

起案

PowerPoint プレゼンテーション

(案)

⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

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「診療報酬請求書等の記載要領等について」等の一部改正について(厚生労働省保険局医療課長、歯科医療管理官:H )

高額療養費制度を利用される皆さまへ

4 各保険等を所管する行政庁 医療保険と介護保険を所管する行政機関は 厚生労働省 ( 中国四国厚生局岡山事務所 ) 及び県 ( 長寿社会課 ) ですが それぞれの所管は次のとおりとなっています 被用者保険厚生労働省 ( 中国四国厚生局岡山事務所 ) 岡山市北区下石井 岡

高額療養費制度を利用される皆さまへ

緊急に措置すべき事項

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「肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業について」の一部改正について(厚生労働省健康局長:H )

柔軟で弾力的な給付設計について

Taro 社福軽減(新旧)

議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

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2. 概算請求を行う場合の取扱いについて (1) 概算による請求を選択する保険医療機関等については やむを得ない事情がある場合を除き 別紙様式により 平成 23 年 4 月 13 日までに概算による請求を選択した旨及び 次の (2) による診療実日数等を各審査支払機関 ( 国民健康保険団体連合会及び

みんなではぐくむ介護保険

高額療養費制度とは 高額療養費の支給を受けるには 健康保険限度額適用認定証 記号 交付 番号 氏名 生 適用対象者 入院時の食事負担や差額ベッド代等は含みません 1 氏名 生 住所 発効 有効期限 適用区分 保 険 者 健 康 保 険 証 に記載されています に交付申請し 事前に 認 定 証 1 を

健疾発 1225 第 2 号 平成 26 年 12 月 26 日 [ 改正経過 ] 第 1 次改正平成 27 年 9 月 30 日健疾発 0930 第 1 号第 2 次改正平成 27 年 12 月 28 日健難発 1228 第 1 号第 3 次改正平成 29 年 9 月 29 日健難発 0929 第

診療報酬明細書の請求事例 ( 浜松市重度心身障害者 母子家庭等医療費助成制度と公費負担医療との併用請求 ) 平成 30 年 10 月診療分より 平成 30 年 10 月 静岡県国民健康保険団体連合会

Microsoft Word - (医療団体)280204【通知】健康保険法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について (2)

はじめに 私たちの暮らしの中で 病気やケガなどによって不意な出費が必要になるときがあります 特に がんに罹ると治療のために 長期にわたって高額な医療費を支払うケースが少なくありません そのため 患者さんやご家族の方は 身体的 精神的負担だけでなく 経済的にも悩んでしまうことがあると思います このよう

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国保連合会だより NO 平成 30 年 8 月 16 日静岡県国民健康保険団体連合会 静岡市葵区春日 2 丁目 4 番 34 号 TEL(054) jp/ 1 静岡県単独特定疾患治療研究事業の

平成 7 年 月難病法による特定医療に係る計算事例 ( 高齢受給者 ) 目次 事例 No 区分 軽減特例措置対象者 備考 高齢者一般入院 8 一般 54 ( 既認定者 ) 高齢者一般入院 8 一般 54 ( 既認定者 ) 3 高齢者一般入院 8 一般 54 ( 新規認定者 ) 4 高齢者一般入院 9

負担割合証の発行 : 認定者全員 (1 割負担の者も含む ) に交付 システムによる自動判定を行うため 本人の申請は不要 有効期間 8 月 1 日 ~ 翌年度の7 月 31 日 ( 毎年度発行 ) 様式 ( 予定 ) 審査支払での確認 : 国民健康保険団体連合会の審査支払においては保険者からの受給者

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課


= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

PowerPoint プレゼンテーション

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Transcription:

( 保 15) 平成 29 年 4 月 11 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 入院時生活療養費の見直しについて ( 情報提供 ) 現在 65 歳以上の者が保険医療機関の療養病床に入院したときに必要となるとの一部について 入院時生活療養費が支給されており 光熱水費相当額を負担することとされています そのうち ( 光熱水費相当額 ) につきましては 65 歳以上の医療療養病床に入院している医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) の患者に 1 日あたり 32の自己負担を求めているところであります この入院時の ( 光熱水費相当額 ) について 医療 介護を通じた居住に係る費用負担の公平化の観点から 経済 財政再生計画改革工程表 ( 平成 27 年 12 月 24 日経済財政諮問会議決定 ) において 入院時の光熱水費相当額に係る患者負担の見直しについて 関係審議会等において検討し 2016 年末までに結論 とされていることから 社会保障審議会医療保険部会において検討されました 医療保険部会での議論等を踏まえ 平成 29 年度の政府予算案が閣議決定され 入院時生活療養費が下記のとおり見直され 平成 29 年 10 月 1 日より施行されることとなります 今後 正式な告示 通知等が発出された際には 改めてご連絡申し上げることとなりますが 取り急ぎ 入院時生活療養費の見直し等の内容につきご連絡申し上げます つきましては 貴会会員への周知方ご高配賜りますようお願い申し上げます 記 1. 生活療養標準負担額のうちにかかる部分の見直し ( 添付資料 1 参照 ) 65 歳以上の医療療養病床に入院する患者のうち 1 医療区分 Ⅰ( 医療の必要性の低い者 ) については 平成 29 年 10 月からの標準負担額を 1 日 32から 37に 2 医療区分 Ⅱ Ⅲ( 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く )) については 平成 29 年 10 月からの標準負担額を 1 日 から 20に 平成 30 年 4 月から 37に引き上げることとなる ただし 3 指定難病患者のの標準負担額については 引き続き 1 日 とすること なお 後期高齢者医療制度の被保険者のみが対象であるが 老齢福祉年金受給者のの標準負担額についても 引き続き 1 日 とすること

< 現行 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 1 日につき32 1 日につき 1 日につき < 見直し後 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 ( 平成 29 年 10 月 1 日から )1 日につき37 ( 平成 29 年 10 月 1 日から )1 日につき20 ( 平成 30 年 4 月 1 日から )1 日につき37 1 日につき 1 健康保険法施行規則第 62 条の 3 第 4 号の規定に基づき厚生労働大臣が定める者 2 難病の患者に対する医療等に関する法律第 5 条第 1 項に規定する指定難病の患者 2. 生活療養標準負担額における境界層該当者の取扱いの見直し ( 添付資料 2 参照 ) 入院時生活療養費の標準負担額については 本来の所得区分に基づく負担であれば 生活保護を必要とするが より負担の低い基準を適用して負担を軽減すれば生活保護を必要としない状態になる者に対して 被保険者等から保険者に福祉事務所長が交付する証明書を提出することにより 低い基準を適用することとしている ( これを 境界層措置 という ) 平成 29 年 10 月からのの標準負担額の見直し ( 上記 1.) 後 指定難病患者及び老齢福祉年金受給者を除いて の標準負担額は1 日 37となり 現行の境界層措置を利用して最も負担の低い基準である低所得 Ⅰの区分を適用しても 1 日 37の負担が維持されることとなる そのため 現行の境界層措置を拡大し 平成 29 年 10 月から 65 歳以上の医療療養病床に入院する患者のうち 及びについて一食 10 1 日 に減額されたとすれば 生活保護を必要としない状態となる者 ( 以下 境界層該当者 という ) の及びについては 一食 10 1 日 とすること 併せて 保険医療機関等が境界層該当者であることを判断できるよう 限度額適用 標準負担額減額認定証の適用区分欄に 境界層該当 と記載する等の対応が行われる なお この場合における診療報酬の請求にあたっては 審査支払機関及び保険者において

医療機関から請求のあった者が境界層該当者であることが確認できるよう 診療報酬明細書 の 摘要 欄において 境界層該当 との記載をすることとなる 3. 生活療養標準負担額のうちにかかる部分の見直し ( 添付資料 3 参照 ) 65 歳以上の医療療養病床に入院する患者のうち 医療区分 Ⅱ Ⅲ( 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く )) の一般所得者のの標準負担額は 平成 30 年 4 月から一食 46となっているが 医療区分 Ⅰ( 医療の必要性の低い者 ) の一般所得者と同様に 生活療養 (Ⅰ) の場合は一食 46 生活療養 (Ⅱ) の場合は一食 42とすること : 管理栄養士又は栄養士による適切な栄養量及び適時 適温の食事の提供が行われている等の基準を満たす場合 < 添付資料 > 1) 入院時の ( 光熱水費相当額 ) の見直し 2)65 歳以上の医療療養病床の ( 光熱水費 ) の見直しに伴う対応について [ 境界層措置関係 ] 3)( 参考 )65 歳以上の医療療養病床に入院する患者の ( 生活療養標準負担額 ) の変化

入院時の ( 光熱水費相当額 ) の見直し 65 歳以上の医療療養病床に入院する患者のについて 介護保険施設や在宅との負担の公平化を図る観点から 光熱水費相当額の負担を求めることとする ただし 難病患者については ( 光熱水費相当額 ) の負担を求めない < 現行 > < 平成 29 年 10 月 ~> < 平成 30 年 4 月 ~> 65 歳以上医療療養病床 負担額 65 歳以上医療療養病床 負担額 65 歳以上医療療養病床 負担額 医療区分 Ⅰ (ⅡⅢ 以外の者 ) 医療区分 ⅡⅢ ( 医療の必要性の高い者 ) 32 医療区分 Ⅰ (ⅡⅢ 以外の者 ) 医療区分 ⅡⅢ ( 医療の必要性の高い者 ) 37 20 医療区分 Ⅰ (ⅡⅢ 以外の者 ) 医療区分 ⅡⅢ ( 医療の必要性の高い者 ) 37 難病患者 難病患者 難病患者 ( 注 ) 介護保険施設 ( 老健 療養 ) の多床室に入所する低所得者 ( 市町村民税非課税者 ) の負担額 ( 光熱水費相当額 ) は 直近の家計調査の結果を踏まえ 平成 27 年 4 月に 32から 37に引き上がっている

65 歳以上の医療療養病床の ( 光熱水費 ) の見直しに伴う対応について 今回の見直しでは 65 歳以上の医療療養病床に入院する者について として 1 日 37 ( 月 1.1 万円 ) の負担を求めることとしている ( 難病患者 老齢福祉年金受給者は 1 日 に据え置き ) 現行の境界層措置では の負担によって生活保護の対象となる者に対し 最も低い所得区分である低所得 Ⅰ の負担を適用しても は 1 日 37であり 減免されない 介護保険の場合 利用者負担第 1 段階まで減免されるため の負担額は 1 日 まで 今回の見直しに併せて 負担 (1 日 37 ) により生活保護の対象となる者で 老齢福祉年金受給者と同じ負担額 (1 日 ) を適用することで生活保護の対象外となる者には の負担を 1 日 に減免することとしたい ( 省令 告示改正 ) ( 参考 ) 境界層措置本来の所得区分に基づく負担であれば 生活保護の対象となるが 利用者負担等について本来よりも低い基準を適用して負担を軽減すれば 生活保護を必要としない状態になる者に対して 低い方の基準区分を適用し 負担を軽減する仕組み 65 歳以上の医療療養病床における 赤字は今回の見直し後 ( 参考 ) 介護保険施設 ( 老健 療養 多床室 ) における 減免不可 一般 46 / 食 1 低所得 Ⅱ ( 住民税非課税世帯 ) 低所得 Ⅰ ( 住民税非課税世帯かつ一定所得以下 ) 境界層該当者老齢福祉年金受給者 21 / 食 13 / 食 3 医療の必要性の低い者 32 32 32 医療の必要性の高い者 2 10 / 食 1 平成 30 年 4 月からの額 難病患者は 26 / 食 2 難病患者は 3 医療の必要性の高い者は 10 利用者負担第 4 段階 ( 一般 ) 利用者負担第 3 段階 ( 住民税非課税世帯 ) 利用者負担第 2 段階 ( 住民税非課税世帯かつ一定所得以下 ) 利用者負担第 1 段階 ( 生活保護 老齢福祉年金受給者 ) 4 4 施設との契約額 ( 基準費用額 46 / 食 ) 施設との契約額 ( 基準費用額 37 ) 21 / 食 37 13 / 食 37 10 / 食 4 の利用者負担第 1~3 段階には資産要件がある 1

別紙 ( 参考 )65 歳以上の医療療養病床に入院する患者の ( 生活療養標準負担額 ) の変化 赤字 下線は今回の改正 医療の必要性の低い者 (A) 医療の必要性の高い者 (B) 指定難病患者 (C) ( 一食 ) ( 一日 ) ( 一食 ) ( 一日 ) ( 一食 ) ( 一日 ) 29 年 10 月 ~ 36 一般所得 生活療養 (Ⅰ)46生活療養 (Ⅱ)42 32 29 年 10 月 ~37 30 年 4 月 ~ 46 生活療養 (Ⅰ)46生活療養 (Ⅱ)42 29 年 10 月 ~20 30 年 4 月 ~37 26 70 歳未満 70 歳以上 低所得低所得 Ⅱ 21 32 29 年 10 月 ~37 21 90 日超で 16 29 年 10 月 ~20 30 年 4 月 ~37 21 90 日超で 16 低所得 Ⅰ 13 32 29 年 10 月 ~37 10 29 年 10 月 ~20 30 年 4 月 ~37 10 老齢福祉年金受給者 ( 後期高齢者医療制度のみ ) 10 10 10 境界層該当者