株式会社アイ エム ジェイ 東京都目黒区青葉台 3-6-28 代表取締役社長櫻井徹 ガラケーユーザーの利用実態調査 ガラケー向けのメルマガではモバイル端末保有者全体の 9% しか狙えない 株式会社アイ エム ジェイ 本社 : 東京都目黒区代表取締役社長 : 櫻井徹以下 IMJ は ガラケーユーザー の利用実態調査 を実施いたしました 調査期間は 2013 年 3 月 26 日 ~3 月 28 日 有効回答数は 1,559 名から得られました 調査の狙い 近年のモバイル端末市場では 多くの新しいスマートフォン端末の発表や スマートフォン向けの新サービスが 続々と登場し スマートフォンへの利用移行が進んでいると言われている一方で ガラケー を利用し続ける人 も一定数存在し ガラケーユーザー向けのサービス提供も継続して行われています IMJ では ガラケーを継続して利用している人に対して 現在の利用実態と今後の利用意向がどのように変化する かを把握するための調査を実施し 前編 後編の 2 回に分けて発表いたします モバイル端末の保有予測として 2013 年 4 月 18 日に前編 モバイル端末の保有動向に関する調査 http://www.imjp.co.jp/press/release/20130418_000951.html を発表いたしました 今回の発表 後編 では ガラケーを継続して利用する人の利用実態の把握を目的として 予備調査で得たガラケー利用意向の回答に沿って ガラケーユーザーを ガラケー継続層 ガラケー卒業層 スマホ予備軍 の 2 つに分類し その動向を分析しています 本レポートにおいては スマートフォンを除く従来型携帯電話 のことを ガラケー と統一して記載いたします 調査のトピック 1. ガラケー継続層と卒業層では月額支払総額とパケット定額の契約率に大きな差 2. ガラケー向けのメルマガ登録者はモバイル端末 ガラケー & スマホ 保有者全体の 9% に 3. ガラケー継続の理由 月額支払総額が上がるのが嫌 が 6 割 4. ガラケー卒業層のスマホ移行の障壁も価格面 1
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調査結果詳細 調査概要 調査方法 : インターネットリサーチ 調査地域 : 全国 調査対象 : 15~59 歳の男女 調査会社が保有する調査パネル 有効回答数 : ガラケー継続層 962 サンプル ガラケー卒業層 597 サンプル 調査日時 : 2013 年 3 月 26 日 ~3 月 28 日 対象者条件 : 現在ガラケーを保有している人 予備調査の回答に応じて割付 割付条件 : 予備調査における性年代別の構成比に合わせて割付 予備調査は年代別のインターネット利用率を 平成 25 年 2 月総務省全国男女推計人口 を元に算出し 割付を行い調査実施 ガラケー継続層 とは ガラケーユーザーのうち 予備調査による今後の利用意向で ガラケーに機種変更 特別な事情がない限り買い替えない と回答した人を指す ガラケー卒業層 スマホ予備軍 とは ガラケーユーザーのうち 予備調査の今後の利用意向で スマートフォンへの機種変更 と回答した人を指す 回答者属性 < ガラケー継続層 > 性年代 n=962 居住地域 n=962 40 代女性 16.3% 50 代女性 13.5% 10 代男性 2.8% 20 代男性 8.3% 30 代男性 11.7% 四国地方九州地方 1.9% 7.4% 中国地方 5.1% 北海道 6.2% 東北地方 5.5% 近畿地方 20.3% 30 代女性 13.1% 20 代女性 6.9% 10 代女性 2.8% 50 代男性 11.4% 40 代男性 13.1% 中部地方 11.2% 関東地方 42.4% 職業 n=962 5% 1 15% 公務員経営者 役員会社員 事務系 会社員 技術系 会社員 その他 自営業自由業専業主婦 主夫 パート アルバイト学生その他 5. 0.8% 14.2% 10.9% 6.7% 6.8% 3.6% 19. 13.2% 7.7% 12.1% 3
< ガラケー卒業層 > スマホ予備軍 性年代 n=597 居住地域 n=597 40 代女性 12.1% 50 代女性 11.1% 10 代男性 5. 20 代男性 9.5% 30 代男性 12.6% 四国地方九州地方 1.2% 7.4% 中国地方 6.4% 北海道 5.7% 東北地方 3. 30 代女性 10.7% 近畿地方 21.6% 20 代女性 7.7% 10 代女性 4.9% 50 代男性 12.4% 40 代男性 14.1% 中部地方 15.6% 関東地方 39.2% 職業 n=597 5% 1 15% 公務員経営者 役員会社員 事務系 会社員 技術系 会社員 その他 自営業自由業専業主婦 主夫 パート アルバイト学生その他 5.2% 1.7% 8. 6.2% 3.2% 7. 15.2% 11.9% 14.7% 13.6% 13.2% 4
ガラケー継続層と卒業層は月額支払総額とパケット定額の契約率に大きな差 ガラケー継続層 ガラケー卒業層それぞれのパケット定額サービスを契約している割合は ガラケー継続層が 57.7% ガラケー卒業層は 70.2% で ガラケー継続層の約半数はパケット定額サービスを契約しておらず ガラケーを使ってのインターネット接続は積極的に行われていないことが示唆されます ガラケーの月額支払料金総額は ガラケー継続層では 64.5% が 4,000 円以下 ガラケー卒業層は 47.9% が 4,000 円以下で どちらの層でも最も多い価格帯は 2,000~4,000 円でした また 直近 1 年間でガラケーを使ってインターネットショッピングやデジタルコンテンツ 有料サイト 待ち受け画面など に支払った金額を尋ねたところ ガラケー継続層では 8 割が 1 年間で 0 円と ガラケーを使った購買行動はほとんど行われていないこともわかりました ガラケー継続層 ガラケー卒業層 それぞれのデジタル機器の保有状況は タブレット端末 モバイル Wi-Fi ルーター パソコンにおいて保有率の差は 3% 以内とほぼ変わらず デジタル機器に対する興味 関心は変わらないと推察されます 図 1 パケット定額サービス契約の有無 単一回答 ガラケー継続層 n=962 ガラケー卒業層 n=597 契約している 契約していない 契約している 契約していない 29.8% 42.3% 57.7% 70.2% 図 2 ガラケーの月額支払料金総額 単一回答 2,000 円未満 2,000 円 ~4,000 円未満 4,000 円 ~6,000 円未満 6,000 円 ~8,000 円未満 8,000 円 ~10,000 円未満 10,000 円以上 6 8 10 ガラケー継続層 n=962 31.2% 33.3% 15.6% 13. 4.6% 2.4% ガラケー卒業層 n=597 18.3% 29.6% 18.6% 22.4% 7.2% 3.8% 5
ガラケー卒業層 n=597 ガラケー継続層 n=962 2013.04.25 図 3 直近 1 年でガラケーを使って支払った金額 単一回答 0 円 1~5000 円未満 5000 円 ~1 万円未満 1~3 万円未満 3~5 万円未満 5~10 万円未満 10 万円以上 1 3 5 6 7 8 9 10 インターネットショッピング 82.2% 5. 3.7% 1.6% 4.3% 1.9% 1.3% 有料コンテンツ 79.5% 16. 2.6% 0.2% 1.6% 0.1% インターネットショッピング 66.3% 7.5% 7. 7.4% 6. 2.8% 2.8% 有料コンテンツ 68.3% 20.9% 5.7% 1. 3.2% 0.3% 図 4 デジタル機器の保有率 複数回答 ガラケー継続層 n=962 ガラケー卒業層 n=597 6 8 10 スマートフォン タブレット端末 モバイル Wi-Fi ルーター 12.7% 14.9% 11.9% 14.4% 10.5% 12.4% パソコン 79.1% 78.2% 6
ガラケー向けのメルマガ登録者はモバイル端末保有者全体の 9% に ガラケー保有者のうち ガラケーを使ってメールマガジンの登録 受信を行っている割合は現在 32.6% ですが ガラケー継続層におけるメルマガの登録 受信率は 28.6% で 2 年後以降には このガラケー継続層のみがガラケーでメルマガを登録 受信するため 2 年後以降のガラケー保有率と合わせると モバイル端末 ガラケー & スマホ 全体に占める割合は 9.7% まで減少すると予測されます 図 5 ガラケー保有率 4 月 18 日リリースの調査データ参照 現在 2 年後以降 ガラケー卒業層を除く ガラケー保有率 51.8% 34. 図 6 ガラケー保有者のうち ガラケーを使ってメルマガ登録 受信している割合 現在 n=14,739 2 年後以降 n=10,528 ガラケー卒業層を除く メルマガの登録 受信をしている メルマガの登録 受信をしていない メルマガの登録 受信をしている メルマガの登録 受信をしていない 67.4% ガラケー保有者 32.6% 71.4% ガラケー保有者 28.6% 図 7 モバイル端末 ガラケー & スマホ 保有者全体を 10 とした時 ガラケーを使ってメルマガ登録 受信して いる割合 図 5 図 6 により算出 10 8 6 ガラケーでメルマガの登録 受信 16.9% 現在 9.7% 2 年後以降 7
8 2013.04.25 ガラケー継続の理由 月額支払総額が上がるのが嫌 が 6 割 ガラケーを継続して利用する と回答している ガラケー継続層 に対して スマートフォンへ買い替えない理由を尋ねたところ 月々の支払総額が上がる かもしれない のが嫌 と回答する人の割合が 60.4% で最も高く 次いで パソコンで十分 と回答する人の割合が 57.3% でした また ガラケーを使っていて満足している点も 月々の支払総額が安い と回答する人の割合が 52.3% と 価格面から現在のガラケーで十分満足している様子が伺えます 図 8 スマートフォンではなく 今後もガラケーを使い続ける理由 複数回答 n=962 月々の支払総額が上がる かもしれない のが嫌パソコンで十分必要な機能は今の携帯電話で十分端末料金が高い自宅でインターネット閲覧ができるので必要ない使い方を一から覚え直すのは面倒使いこなせる自信がない使いにくいからボタンで文字入力できるからスマートフォンは通話がしにくいからタブレット端末を使ってインターネット接続をするからスマートフォンは電波が入りにくいから会社でスマートフォンが支給されているから 既に使えるスマートフォンがあるから その他 60.4% 57.3% 51.7% 50.9% 45.1% 21. 17.3% 13.5% 12.4% 12. 7.5% 2.6% 1.8% 7.6% 6 8 図 9 現在のガラケーで満足している点 複数回答 n=962 月々の支払総額が安い 2 つ折りの形状ボタンがあって押しやすい通話しやすい形状必要最小限の機能持ちやすい形状携帯端末自体の適度な大きさ片手で操作できる画面の大きさがちょうどいいパケット通信量が少ない電波が入りやすいガラケー専用サイトを閲覧できるアプリを利用できるその他 52.3% 36.4% 34.2% 34.1% 33.5% 32.4% 31.5% 27. 17.9% 14.7% 13.4% 7.9% 3.5% 4.8% 6 8
9 2013.04.25 ガラケー卒業層のスマホ移行の障壁も価格面 ガラケーからスマートフォンへの買い替えを検討している と回答した ガラケー卒業層 に対して 買い替えたい理由を尋ねたところ 新しい機種はスマートフォンがほとんどだから という理由が 36.5% で最も高いことがわかりました また 使いたいと感じた理由としては 便利そうだから と回答した人の割合が 49.1% でした 対して スマートフォンに買い替えたいと思っていても 現在もガラケーを使っている理由としては 新たに購入する端末料金が高い 37.5% 月額の料金が高い 35.8% と回答する人の割合が高く スマートフォンが新しいものや便利なものという意識を持ちつつも 価格が買い替えの高い障壁となっていることが推察できます スマートフォンへ買い替え 移行する際 増額しても支障のない月額支払総額は 半数以上が現在と同額 ~1,000 円未満の増額と回答しており 現在支払っている料金から大きな増額を望んでいない様子も伺えます 図 10 スマートフォンへの買い替え 移行を検討している理由 複数回答 n=597 新しい機種はスマートフォンがほとんどだから P C 向けの W e b サイトが見られない 見にくい から現在使っている機種が古いからみんながスマートフォンに買い替えているから携帯電話への不満は特にないが なんとなく画面が小さいから P C との連携がしにくいから利用できるアプリが限られているから携帯電話 スマートフォン以外 に古いイメージがあるから友人などとのコミュニケーションが取りにくいからボタンが押しにくいから電波が入りにくいから通話しにくいからその他 36.5% 29.3% 24.3% 20.6% 18.3% 15.9% 15.6% 12.1% 10.1% 8.4% 4.9% 3.2% 2.3% 5.2% 1 3 5
10 2013.04.25 図 11 スマートフォンを使いたい理由 複数回答 n=597 便利そうだから P C 向けの W e b サイトを 容易に 見たいから画面が大きく 見やすそうだからアプリが使えるからみんなが持っているからモバイル端末でインターネットがしたいから P C と連携しやすいから話題性があるからタッチパネルだから最新機種だから S N S が使いやすそうだからかっこいいからインターフェイスが優れているから周囲に薦められてメーカーが好きだからその他 49.1% 33.2% 29. 25.1% 21.4% 20.8% 19.4% 16.2% 14.1% 9.5% 9.5% 6.4% 9.2% 4.7% 3.7% 3.2% 6 図 12 現在のガラケーを使い続けている理由 複数回答 n=597 新たに購入する端末料金が高い月額の料金 基本料金 通話料 パケット料 が高い今すぐスマートフォンに変える必要性は感じない購入時の契約期間が終了していないため欲しいと思う機種がない携帯電話会社を変更したくない 欲しい端末が使っている携帯電話会社から販売されない その他 37.5% 35.8% 32. 20.8% 20.1% 8.5% 2.7% 6
図 13 スマートフォンへ買い替え 移行する際 増額しても支障のない月額支払総額 単一回答 n=597 7,000 円未満 2.3% 6,000 円未満 3.2% 5,000 円未満 5. 4,000 円未満 6.2% 8,000 円未満 1.3% 8,000 円以上 0.3% 同額 26.1% 3,000 円未満 12.4% 2,000 円未満 17.6% 1,000 円未満 18.8% 500 円未満 6.7% 株式会社アイ エム ジェイについて http://www.imjp.co.jp/ インターネット領域に軸足をおき Web 及びモバイルインテグレーション事業における豊富な知見 実績を強みに スマートフォンを含むマルチデバイス対応 更には戦略策定 集客 分析 Web データ解析 効果検証等 まで様々なソリューションをワンストップで提供することで 顧客のデジタルマーケティング活動における ROI 投資対効果 最適化を実現いたします 文中に記載されている会社名 商品名は各社の商標または 登録商標です 掲載されている情報は発表日現在の情報です 検索日と異なる可能性がございますのであらかじめご了承ください 画面写真データ等ご用意いたしております お気軽にお問い合わせください 本件に関する 調査に関する株式会社アイ エム ジェイ R&D 室 Research Unit 担当 : 川野 TEL:03-6415-4311 報道機関からの株式会社アイ エム ジェイブランド コミュニケーション室広報グループ TEL:03-6415-4257 E-mail:irpr@imjp.co.jp 11