近鉄四日市駅周辺における現状と課題 視点 1: 賑わい もてなし空間の創出と回遊性の向上 現状 近鉄四日市駅前広場は交通機能に特化しており 人が集えるような広場空間がない 駅前広場が四日市を印象付けるような美しい空間となっていない 駅利用以外はほとんどがふれあいモールを通して人が移動している 視点

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京浜急行電鉄株式会社 国道15号 品川駅西口駅前広場整備に係る事業協力者 企画提案書の概要 世界中の人々でにぎわい 道 駅 まちがシームレスに繋がる東京のゲート空間 駅前空間のあり方 道路 広場 駅機能が融合した駅前空間イメージ 別添1 道路上空を活用した 多主体連携 による一体的な空間づくりと運営

交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし

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. 前回の意見と対応について 第 4 回あり方検討会 での意見と対応に関する主なご意見と対応を下表に示す 交通シミュレーションについて路面電車乗り入れ計画案について 意見 指摘のあった 駅前交差点北側の横断歩道の角度がシミュレーションと現状で異なること 駅東交差点の横断歩道の有無に関する影響 三好野


品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)に係る都市計画について

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(第14回協議会100630)

1

8. 各都市公園と公有地の魅力化の考え方と市民活動 地域交流拠点の計画のイメージ 四日市市民公園 鵜の森公園 諏訪公園 庁舎東側芝生広場 14

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

区域の整備 開発及び保全に関する方針公共施設等の整備の方針 建築物等の整備の方針 1 道路の整備方針 (1) 地区周辺の交通円滑化に資する道路ネットワークの形成及び 東西の主要な道路軸の形成を図るため 地区幹線道路を拡幅整備する (2) 開発に伴い発生する交通を円滑に処理するとともに 新駅整備に伴う

中野駅地区整備構想(案)-2

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4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

() 土地の総面積 利用目的別面積 所有する土地の面積は 最小で 90 m 最大で,400m であり 00~400 m との回答が最も多い 駐車場としての利用では 月極駐車場が 309 台分 日貸駐車場では 5 台分となっている 所有する総面積 00m以下 m未満 m未満

Microsoft Word - 概要版.doc

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

Microsoft Word - HP用基本構想概要.doc

[2] 具体的事業の内容 (1) 法に定める特別の措置に関連する事業 該当なし (2)1 認定と連携した支援措置のうち 認定と連携した特例措置に関連する事業 事業名 内容及び実施時期 実施主体 中心市街地の活性化を実現するための位置付け及び必要性 支援措置の内容及び実施時期 その他 の事項 群馬の玄

(Kozuka Gothic Pro OpenType Regular Adobe Japan1 4)

本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

案の理由書 1 南大浜地区本地区は石垣島の南部に位置し 字大浜 字真栄里 字平得の3 字を含み 用途地域が指定されている市街地の東側に隣接する地区です 本地区は 農振農用地区域が除外されたことにより 農業的土地利用と都市的土地利用が混在し 道路 公園 下水道等の都市基盤整備が不十分なまま無秩序な開発

Ⅴ.( 仮称 ) 登大路バスターミナル整備計画 3-3. 平面図 (1) 地上部 1 階平面図 33

1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

Microsoft Word - 09池町通り.doc

寄居町中心市街地活性化基本計画


鹿角花輪駅前広場整備基本計画 平成 28 年 3 月 秋田県鹿角市

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東海市中心市街地活性化基本計画について 東海市では 東海市総合計画 や 東海市都市計画マスタープラン において 名鉄太田川駅周辺を本市の都市拠点と定め東海市の顔 玄関口としていくため 土地区画整理事業や連続立体交差事業 ( 鉄道の高架化 ) 市街地再開発事業を進めてきました こうした都市基盤整備事業

第 2 章横断面の構成 2-1 総則 道路の横断面の基本的な考え方 必要とされる交通機能や空間機能に応じて, 構成要素の組合せ と 総幅員 総幅員 双方の観点から検討 必要とされる道路の機能の設定 通行機能 交通機能アクセス機能 滞留機能 環境空間 防災空間 空間機能 収容空間 市街地形成 横断面構

4-2

目 次 1 小牧駅周辺のまちづくりに関する基本的考え方 1 2 小牧駅周辺の将来像 2 3 A 街区の位置づけ 5 4 A 街区 ライフ サポート オアシス の機能構成イメージ 6 5 交通結節点 広場の再整備 7 6 A 街区整備の進め方 8 7 結び 8

柏駅西口北地区まちづくり


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2 国立駅周辺施設の整備コンセプト ~まちづくりの理念 ~ 人 はまちづくりのかなめであり 人と人がつながっていくことでまちも元気になっていきます みんなでつくる国立駅周辺の空間が 暮らし ( 市民生活 ) や文化をはぐくみ 人びとの力 ( 賑わい 観光 子ども ) を生み出し 美しい景観を創造して

436_07-04.pdf

Microsoft Word - 16_資料編09_上位計画関連_

区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設の整備の方針 地区の立地特性を踏まえ 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため 土地利用の方針を以下に定める 1 国際化に対応した業務 商業 宿泊等の多様な機能に加え 氷川神社と連携した江戸文化や赤坂地域の魅力を伝える歴史

福知山市中心市街地活性化基本計画

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神宮外苑地区計画

資料 2 主要渋滞箇所 ( 案 ) の抽出方針について ( 一般道 ) 平成 24 年 8 月 9 日


ブランディング

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

Microsoft Word - 資料6_パークマネジメントプラン docx

Microsoft Word _MICE_Q&A(最終案)

総合計画及び国土利用計画アンケート調査結果 平成 20 年度 地域別構想 土地利用の方向性について 上位3つ ①無秩序な開発を抑制し 農地等は極力保全する ②主要な沿道等への店舗の立地を進め 利便性を高める ③身近な公園 生活道路 下水道などの生活環境基盤を整備する 住みよい 25.6% 22.9%

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目 次 1 基本方針 再開発を促進すべき地区等の整備又は開発の方針... 2 別表再開発促進地区の整備又は計画の概要... 3 都市再開発方針図 ( 総括図 )... 6 都市再開発方針附図

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

三原市中心市街地活性化基本計画《概要版》

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

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はじめに 深沢地域整備事業 ( 以下 本事業 という ) は 平成 22 年 9 月に策定した土地利用計画 ( 案 ) をもとにまちづくりを進めてきましたが 計画策定から既に5 年以上経過し社会情勢が大きく変化していることや より広く市民意見を反映して欲しいといった意見を踏まえ 土地利用計画 ( 案

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2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

中井町緑の基本計画(概要版)

Microsoft Word 【最終】基本構想(URDIチェック)→市確認

計画書

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

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目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

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Microsoft Word 【詳細版】.doc

PowerPoint プレゼンテーション

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(1) 誘導用途整備による割増 (V1) なごや集約連携型まちづくりプラン に定める誘導施設の整備を促進するため 表 1に定める誘導用途の整備を評価し 容積率の割増しを行う 誘導用途の必要性 規模及び寄与度などを勘案して 誘導用途の床面積 ( 容積率不算入部分を除く ) に相当する容積率の割増しを行


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Microsoft Word - H180119コンパクトシティ説明用_仙台市_.doc

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

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目次

国立駅周辺整備事業の現在 (2018 改訂版 ) 2018( 平成 30) 年 6 月 国立市

昨年9月、IOC総会において、東京が2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会の開催都市に決定し、日本中が歓喜の渦に包まれた

地区別 商店街空き店舗数 件 H H H21 0 H22 H2 5 H24 H25 古町地区 16 商店街 万代地区 1 商店街 駅前地区 2 商店街 資料 新潟市 商店街団体聞き取

第 5 回土地区画整理事業準備会会議要旨 日時 :2018 年 1 月 27 日 ( 土 )14:00~14:40 場所 : 和光大学ポプリホール鶴川 3 階多目的室出席者 :21 名 ( 地権者ほか ) 町田市 : 都市づくり部地区街づくり課職員 東京都都市づくり公社職員日本測地設計株式会社職員


弥富相生山線の道路事業廃止及び相生山緑地の計画に関する説明会 ( 世界の A I O I Y A M A プロジェクト説明会 ) 日時 : 平成 30 年 12 月 16 日 ( 日 ) 場所 : 天白区役所講堂 - 次 第 - 1 開会のあいさつ 2 資料説明 資料 1 世界の AIOIYAMA

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スライド 1

事業名 : 西口線周辺土地区画整理事業内容 : 土地区画整理事業施行面積 :2.6ha 平成 3 年度 本地区は 中心市街地の東西都市軸上に位置する商業 事務施設の集積が高く 人や車の流動の多い地区であり 歩行系空間の拡大と交通混雑の解消を図るために 引き続き土地区画整理事業により 公共施設の整備改

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市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

コンパクトシティ構想 2つの柱 ( 郊外の開発抑制 + 中心市街地の活性化 ) まちなか住み替え事業 や 家賃補助制度 を行っているが 借りたい人はいるが 貸したい人がいない という状況 コンパクトシティという構想だけでは 民間資本は動かない (= 補助金などのインセンティブが必要 ) 中心市街地活

大阪府営門真住宅まちづくり基本構想 平成 25 年 6 月 大阪府 門真市

第 1 章基本計画の策定 1 策定の趣旨 総合計画基本構想では 豊かな自然と歴史 文化につつまれ人と人がつながる市民創造都市高岡 をまちの将来像に掲げ 17 のめざすまちの姿を目標として設定しています 第 3 次基本計画は 基本構想で示した市の基本的な取り組みの方向性に基づき 中期的な視点に立って

05+説明資料

12-15.indd

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参考資料 近鉄四日市駅周辺等整備基本構想 ( 案 ) - 目次 - 近鉄四日市駅周辺における現状と課題 1 近鉄四日市駅周辺等整備基本構想の基本的な方向性 2 近鉄四日市駅周辺の機能配置モデル図 5 機能配置図と動線図 6 現状 データ集 7

近鉄四日市駅周辺における現状と課題 視点 1: 賑わい もてなし空間の創出と回遊性の向上 現状 近鉄四日市駅前広場は交通機能に特化しており 人が集えるような広場空間がない 駅前広場が四日市を印象付けるような美しい空間となっていない 駅利用以外はほとんどがふれあいモールを通して人が移動している 視点 2: まちづくりと連動した交通機能の配置 近鉄四日市駅 現状 それぞれの広場面積が狭いためバス タクシーのりばなどが分散している 中央通りの高架下には送り迎えの車が多い 近鉄パーキングを利用する車両とバスなどで混雑することがある 視点 3: 中央通りを活 した空間の魅 向上 現状 中央通りは楠の並木など良好な景観を有する 車道は片側 3 車線で交通量に対して余裕がある 近鉄 送迎需要が多い高架下 近鉄 西広場における交通モードの混在 近鉄 分散した駅前広場 交通機能 高齢化社会においてはタクシーのりばや送迎スペースを駅直近に配置する必要 バスのりばをもっとわかりやすくする必要 商店街の賑わいへの寄与などを考慮したバスのりばの配置検討が必要 信号交差点や乗り換えにおける垂直移動などのバリアを減らすことが必要 再掲 乗り継ぎ動線に屋根を設置するなど 快適性を向上させる必要 近鉄四日市駅から東側の眺望 近鉄 人が集える空間がない西広場 JR 駅舎 JR 有効活用されていない交通広場 近鉄四日市駅西口に人が集えるような空間が必要 近鉄四日市駅の東西の広場と歩行者動線を連続的な空間にすることが必要 信号交差点や乗り換えにおける垂直移動などのバリアを減らすことが必要 駅前整備にあわせて民間投資を促し 賑わいを創出する必要 JR 四日市駅 現状 駅前広場は 中央通りとの接続が複雑である 駅前広場は 広い面積を有しているが ハ ーキンク メーターなどの交通機能が有効活用されていない 駅前広場と中央通りの交差点を安全にわかりやすくする必要 駅前広場の広い空間を活かし 集中する近鉄四日市駅の交通機能を補完する役割を持たせる必要 人が集える広場空間の確保も必要 中央通りの楠並木 広い中央通りをバスのりばや歩行空間などとして 優先的に活用するための検討が必要 楠の並木空間を賑わい空間などとして有効活用 四日市に訪れた人が美しい景観や眺望を観られる場所を確保する必要 全体的に配慮すべき事項 1 都心居住の促進 2 都市機能施設との連携 ( 新たな拠点施設含む ) 3 中心市街地の活性化 4 交通結節機能強化 5 バリアフリー環境の整備 1

近鉄四日市駅周辺等整備基本方針の基本的な方向性 視点 1: 賑わい もてなし空間の創出と回遊性の向上 ふれあいモールの賑わいに加えて 中央通り側に広場空間を配置し 全体として駅周辺の回遊性の向上を図ります 顔 賑わいづくり 来訪者にとって分かりやすく回遊しやすい空間形成を目指すとともに 都心居住者にとっても魅力的な空間形成を目指します 視点 2: まちづくりと連動した交通機能の配置 交通機能強化 近鉄四日市駅前の 3 つの駅前広場空間と中央通り空間を活用し 機能の集約化や乗継利便性 快適性の向上 交通モードの分離等による交通結節機能の強化を図ります 回遊性の向上や中心市街地の活性化など まちづくりと連携した交通機能の配置を行います 視点 3: 中央通りを活用した空間の魅力向上 魅力化 楠の並木空間を活用し 魅力向上を図ります 車道空間を利用転換しながら 東西一体的な回遊性の向上を図ります 現在の状況 ( イメージ図 ) 将来の基本的な方向性 ( イメージ図 ) 港 港 鉄道駅 公共施設 鉄道駅商業施設 公共施設公園等 商業施設 公園等 交通結節機能強化 広場空間 交通機能 歩行者の回遊 歩行者の回遊 回遊性の向上 公共交通 一般交通 公共交通 一般交通 2 土地利用の活性化

広場空間 並木空間のイメ ジ 求められる広場空間 並 空間の役割 視点① 賑わい もてなし空間の創出と回遊性の向上 市の顔 玄関口として 駅周辺の 商店街や商業施設等 や 公 園 緑地 のエリアなど まちとの連絡 つながりを高める空間 視点② まちづくりと連動した交通機能の配置 駅前広場と中央通り空間を活用しながら 機能の集約化や乗継利 便性 快適性の向上 交通モードの分離等による交通結節機能の 強化を図り まち ひとと駅 各交通機関を連絡し 待ち合いなど滞留 できる空間 視点③ 中央通りを活 した空間の魅 向上 幅員 70mの広い空間や楠が並ぶ良好な景観 眺望を活用しなが ら 都市の景観形成の軸としての東西一体的な空間 緑のつながり を高める 楠の並木空間のイメージ まちの都市景観の軸としての一体的な空間 連続した緑道としての空間 駅前広場空間のイメージ まち 交通との連絡 待ち合い 交流できる広場空間 まちの都市景観の軸としての 一体的な空間 凡例 駅周辺の賑わいエリア 公園 緑のエリア 駅前広場空間のイメージ まち 交通との連絡 待ち合い 交流できる広場空間 まちの都市景観の軸としての 駅東西を連絡する一体的な空間 既存のイベントエリア 回遊性の向上 都市景観軸 3

環境空間 並木空間に関わる他都市事例 顔 玄関口としての広場空間事例 事例① 長崎駅前広場 長崎市 快適で特徴的な待ち合い もてなし空間を創出 緑を基調とした広場空間事例 事例⑤ 姫路駅 芝生広場 姫路市 事例③ 金沢駅前広場 金沢市 事例⑦ 岩見沢駅 岩見沢市 大屋根やシェルターにより象徴的で快適な歩行者空間を創出 広場面積 約 2,040 芝生 広場面積 約 3,000 大屋根下 広場面積 約 1,500 大屋根下 事例② 大分駅前広場 大分市 駅前にシンボルツリ ーを設置し緑を基調と した歩行者広場空間 を創出 駅前に芝生広場を 確保し 子どもたちも 快適に遊べる広場空 間 憩いの空間を創出 事例⑥ 日向駅 交流広場 日向市 事例④ 奈良駅前広場 奈良市 事例⑧ 新青森駅 青森市 駅前にシンボリックな広場空間を創出 広場面積 約 460 大屋根下 駅前に芝生広場を 整備し 家族や子ども が交流できる広場空 間を創出 行基像の噴水を設置 し 駅前待ち合い空間を 創出 広場面積 約 850 大屋根下 歩行者広場としての広場空間事例 事例⑨ 新潟駅前広場 新潟市 シンボルツリーにサークルベン チを設置し 駅前の待ち合い空間 を創出 広場面積 約 4,030 西口全体 緑道 並木空間事例 事例⑪ 定禅寺通り 仙台市 事例⑫ 御堂筋通り 大阪市 事例⑬ 北 3 条広場 札幌市 駅前のオープンな歩行者広場を創出し マルシェ等に活用 道路幅員 44m 道路延長 約 4,000m 道路幅員 47m 道路延長 約 700m 広場面積 約 1,350 歩行広場面積 事例⑩ 自由が丘駅 目黒区 左 JAZZフェスティバルの様子 下 オープンカフェの様子 広場面積 約 1,500 全体 左 ベンチ等のくつろぎ空間 左 側道を活用したオープンテラス 下 イベントの様子 交通広場に隣接し た歩行者広場を活用 し イベントを開催す るなど賑わいを創出 道路幅員 約 27m 道路延長 約 100m 下 出店等が並び賑わい創出 下 植栽のイルミネーション 側道を活用して オー プンテラス等を設置し 交流空間 賑わい空間を 創出 イルミネーション等 も定期的に開催 並木空間を活用し て 様々なイベントを 開催し 賑わい 憩い 交流の場を創出 4 主要拠点を結ぶ区間 に賑わい 憩う空間を創 出することにより 中心 エリアの新たな回遊拠 点として機能

じばさん三重三重近鉄四日市駅近鉄四日市駅博物館博物館 近鉄四日市駅周辺の機能配置モデル図 機能配置のコンセプト : 駅直近に が集える広場空間を配置するとともに 中央通りにバスを集約して配置し 駅周辺の賑わいの創出や回遊性の向上を図る 視点 1 : 賑わい もてなし空間の創出と回遊性の向上 視点 2 : まちづくりと連動した交通機能の配置 視点 3 : 中央通りを活 した空間の魅 向上 東西広場に広場空間を配置し まちとの連絡空間や駅前の待ち合い 憩いの空間 賑わい空間を創出するとともに 駅周辺の回遊性の向上を図ります 東西広場空間を結ぶ高架下通路を一体的に活用し 東西の回遊性を高めます ペデストリアンデッキは 屋根 エスカレータ エレベータの設置を基本として 快適でバリアフリ に対応したまちの移動 乗継動線を確保します ペデストリアンデッキを設置し 駅改札階とバスターミナルとを接続することで鉄道との乗継利便性を確保します バス バス乗車場を商店街前の中央通り北側車道部の1 箇所に集約配置し 分かりやすくするとともに 駅東側商店街前 市役所方面及び並木空間への回遊性の向上を図ります タクシー タクシー乗降場を西広場と東広場の駅東西の 2 箇所に配置し 駅及び街からの乗り継ぎ需要に対応します 一般車乗降場を西広場及び南広場に配置し 駅東西からの送迎需要に円一般車滑に対応します 楠の並木空間を歩行空間 バス待ち空間等として活用し 駅周辺の回遊性の向上を図ります 車道空間を並木空間の南側に集約配置し 東広場とバスターミナル 並木空間の一体性を高めます 西浦通り ~ 国道 1 号までの車道空間を片側 3 車線 2 車線とし 歩行空間やバス待ち空間等として利用転換を図ります 将来 : 機能配置モデル図 現状 諏訪公園 P 諏訪公園 ララスクエア ふれあいモール P じばさんララスクエア 市民公園 ふれあいモール 近鉄 P 南広場 バス タクシー一般車 タクシー バス 商店街 観光バス タクシー 一般車 広場空間 タクシー バスターミナル 並木空間 鵜の森公園 近鉄百貨店東広場 市民公園 近鉄 P 西広場 一般車 バス バス降車 デッキ : 屋根 エレベータ エスカレータの設置によるバリアフリーへの対応 近鉄百貨店東広場 商店街 南広場 歩行者動線 一般車 タクシー待機場 バス待機場 南広場 車両動線 鵜の森公園 新たな回遊や増加が期待される歩行者動線歩行者動線車両動線デッキ ( 駅直結 ) 5

y 機能配置図と動線図 視点① 賑わい もてなし空間の創出と回遊性の向上 顔 賑わいづくり ①広場空間 これまでの交通機能を主とした駅前から 人々の待ち合わせや 憩い の場となる空間を西広場 東広場に確保し 市の顔 玄関口として賑わ いのある駅前広場空間を創出し 駅周辺の回遊性を高めます ② 架下通路 東西の広場空間と一体的に利用することで 駅周辺の滞留機能の向上 や東西の回遊性を高めます ③歩 者 デッキ 駅からバス専用ターミナル 南広場へ快適に移動できるよう 屋根 エ スカレータ エレベータを備え バリアフリーに対応した歩行者用デッキ を設置します ⑪車道空間 ④駅周辺 分かりやすい案内表示 サイン計画 により まちの回遊性を高めます ①広場空間 デザインや設置施設等については今後検討 ② 架下通路 視点② まちづくりと連動した交通機能配置 交通機能強化 ⑤バス専 ターミナル これまで 3 箇所に分散していたバス乗降場を中央通り北側車道部に集 約し 初めて訪れた人にも分かりやすくするとともに 駅東側商店街前 市役所方面及び並木空間への回遊性を高めます また 駅とバス専 用ターミナルを結ぶ歩行者用デッキにより乗継を円滑にします ⑥観光バス 旅行者の需要に対応するため 博物館 市民公園前に観光バス乗降 場を配置します ⑦タクシー 駅 街からの乗車需要に対応するため 西広場 東広場の2箇所にタク シー乗降場を配置します ⑧送迎 両 駅東西からの送迎需要に対応するため 西広場 南広場の 2 箇所に安 全に送迎できる乗降場を配置 ハンディキャップスペースを含む します ⑦タクシー ③歩 者 デッキ ⑥観光バス ⑤バス専 ターミナル ⑧送迎 両 ⑨ 架下 ⑨ 架下 円滑な道路交通を確保するため 路肩への駐車を禁止します ⑩並 空間 デザインや設置施設等については今後検討 視点③ 中央通りを活 した空間の魅 向上 魅 化 ⑩並木空間 活用されていない楠の並木空間をバス待ち空間や歩行空間 賑わい 空間として有効活用するとともに まちの都市景観の軸としての一体的 な空間を形成します ⑪車道空間 現状の片側 3 車線を 2 車線として 歩行空間等とし利用転換するととも に 駅東側の車道を南側に集約し 東広場とバス専用ターミナル 並 木空間の一体性を高めるとともに 南北の横断を容易にします ④駅周辺 6