地域再生計画 1 地域再生計画の名称世界に誇る富山の 魅力 資源 向上 &PR 計画 2 地域再生計画の作成主体の名称富山県 3 地域再生計画の区域富山県の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地域の現状北陸新幹線の開業から1 年半が経とうとしているが 乗車人員は開業前の在来線特急と比べて約 3 倍という状況が続き 観光地等での入込客数の増加など 県内各地で様々な開業効果が顕著に現れている 県内の宿泊者数は大幅に増加しており 平成 27 年 8 月の延べ宿泊者数が前年比 28% の増加で 伸び率が全国 1 位となったのをはじめ 同年 4 月から 11 月までの延べ宿泊者数の累計は 前年比 18.7% の増加となっている 600 千人 500 千人 400 千人 H26 H27( 暦年 ) 延べ宿泊者数 300 千人 200 千人 H26 H27 100 千人 0 千人 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4-2 地域の課題本県の総人口は 平成 72 年に約 64.6 万人まで減少することが見込まれており 平成 27 年 10 月に策定した 富山県人口ビジョン において 出生率の上昇や社会移動の改善等により平成 72 年に約 80.6 万人を目指すこととしているが こうした人口減少社会において 地域の活力を維持していくためには 定住人口の維持拡大に努めるとともに 交流人口の拡大や来訪者の消費による経済波及により定住人口減少分 1
を補完することが必要である このため 北陸新幹線の開業等による来訪者の増加を一過性にせず リピーターの確保 さらには将来的な定住 班定住につなげる必要がある 4-3 計画の目標本県の総合戦略 とやま未来創生戦略 を実現するために 新幹線開業効果を一過性のものにせず しっかりと持続 深化させるためにも 観光振興や地域の魅力アップなどの取組みをさらに進めることにしている 本県には 立山黒部 世界で最も美しい富山湾 をはじめとする豊かな自然 多彩な歴史文化 そしてこれらが育んできた魅力あるまちがある さらに 今年 5 月に本県で開催された G7 富山環境大臣会合 でも高い評価を受けたように 国際環境協力など 環境 エネルギー先端県 づくりに向けた先駆的な取組みが続けられてきている 本計画は こうした世界に誇るべき本県の多彩な魅力と資源をさらにブラッシュアップするとともに それらを世界へと発信することで 人が集い 人で賑わう世界水準の県づくりを目指すものである 数値目標 事業 市町村や地域住民等環日本海地域の 環世界で選ばれ続けるの連携によるまちづ境 エネルギー先端観光地づくり事業くり支援事業県 づくり事業 KPI 観光消費額 宿泊者数 ( 宿泊旅年月県 市町村等の相談行統計調査におけ窓口を通した移住者る県内での宿泊者数数 ) 申請時 1,635 億円 462 人 (H28.3 末 ) 3,991 千人 H28.9 初年度 1,743 億円 520 人 4,310 千人 H29.3 2 年目 1,851 億円 580 人 4,654 千人 H30.3 3 年目 1,959 億円 640 人 5,200 千人 H31.3 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 5-2(3) に記載 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業まち ひと しごと創生寄附活用事業に関連する寄附を行った法人に対する特例 ( 内閣府 ): A2007 2
(1) 事業名 : 世界に誇る富山の 魅力 資源 向上 &PR 計画 世界で選ばれ続ける観光地づくり事業 市町村や地域住民等の連携によるまちづくり支援事業 環日本海地域の 環境 エネルギー先端県 づくり事業 (2) 事業区分 : 観光業の振興 (3) 事業の目的 内容 ( 目的 ) 北陸新幹線の開業から1 年半が経とうとしているが 乗車人員は開業前と比べて約 3 倍という状況が続き 観光地等での入込客数の増加など 県内各地で様々な開業効果が顕著に現れている 本県の総合戦略 とやま未来創生戦略 を実現するためには こうした新幹線開業効果を一過性のものにせず しっかりと持続 深化させることが重要である そのためにも 観光振興や地域の魅力アップや多様なライフスタイルを提供して定住 半定住等の環境づくりを進めることにしている 本県には 立山黒部 世界で最も美しい富山湾 をはじめとする豊かな自然 多彩な歴史文化 そしてこれらが育んできた魅力あるまちがある さらに 今年 5 月に本県で開催された G7 富山環境大臣会合 でも高い評価を受けたように 国際環境協力など環境先端県づくりに向けた先駆的な取組みが続けられてきている 本計画は こうした世界に誇るべき本県の多彩な魅力と資源をさらにブラッシュアップするとともに それらを世界へと発信することで 人が集い 人で賑わう世界水準の県づくりを目指すものである ( 事業の内容 ) ア世界で選ばれ続ける観光地づくり事業本県が世界に誇る観光資源 立山黒部 においては これまで国に先駆けて実施したマイカー規制をはじめ 全国初のバスの排出ガス規制の実施やライチョウの保護活動など 立山の自然環境の保全に先進的に取り組むとともに 立山黒部 の世界文化遺産を目指す取組みや新たな観光周遊ルート等の特別感のある体験ツアーの開発などにより 立山黒部 の魅力を国内外へ広く PR し 誘客につなげてきた 環境保全と観光開発を両立させながら 立山黒部 の高付加価値化 世界ブランド化をめざし 滞在環境の上質化や ラムサール条約湿地 ( 弥陀ヶ原 大日平 ) 満天の星空 ライチョウなどの自然観察を楽しむツアー等のコンテンツの開発などにより 立山黒部 ならではの楽しみ方や過ごし方を充実させ 観光の質を高める取組みを継続的に促進する 3
具体的には 平成 32 年の東京オリンピック パラリンピック開催や世界遺産登録を見据え 世界ブランド化に向け 世界で選ばれ続ける山岳観光地 としての地位を確立し国内 訪日旅行客を呼び込むための長期戦略を策定するため 現在の課題の洗い出しや 環境保全と経済開発の両立を目指した先進事例の調査 今後取り組むべきプロジェクトなどの調査分析について委託を実施する さらに 来訪者が また富山県に来たいと思っていただけるような 選ばれ続ける観光地 となるためには 観光庁による 宿泊旅行統計調査 旅行 観光消費動向調査 等の調査結果や ビッグデータや聞取り調査等による観光客の動態調査などの客観的データに基づいたマーケティングや観光戦略を着実に実践していく必要があり ( 公社 ) とやま観光推進機構を 本県の観光地域づくりの中核を担う組織 ( 日本版 DMO) として機能強化し マーケティングに基づく事業戦略の策定 観光素材の磨き上げ 商品化 プロモーションなど 官民が一体となって観光地域づくりを行う体制を整備する イ市町村や地域住民等の連携によるまちづくり支援事業市町村の総合戦略に基づき 自治会 地域団体 NPO 法人 まちづくり会社 大学など多様な主体が連携して実施する 自然や歴史 文化などの地域資源や新たに発掘した地域の魅力などを活かした個性的で活力あるまちづくりを推進するため 有識者によるまちの未来創造モデル事業検討委員会を開催し その助言をもとに 地域でまちづくり計画を策定する さらに まちづくり計画に基づいた取組み ( 例えば伝統的家屋の空き家を改修し 魅力ある集客施設 ( 工芸品の展示販売 カフェなど ) として整備するなど 人口減少対策としてのソフト事業やソフト事業と一体となって特に大きな効果が見込める施設整備等のハード事業など ) を支援する ウ環日本海地域の 環境 エネルギー先端県 づくり事業県内全域でのレジ袋の無料配布廃止 (H20.4) や立山におけるバスの排ガス規制 (H27.4) など 環境保全に関するこれまでの先駆的な取組みが高く評価され 本年 5 月に富山市において G7 富山環境大臣会合 が開催された 北陸新幹線が開業し 県内宿泊者数が大幅に増加するなど県内各地で開業効果が大きく現れている中 同会合を契機に 環境先端県 富山 を国内外に広く PR することにより 本県への来訪につなげることが肝要である そのため 県民総参加の環境保全活動をより一層推進し 県民や事業者の更なる環境保全への意識醸成を図り エコライフの実践拡大につなげるため 県民や事業者がエコドライブや美化活動への積極 4
的な参加など環境保全活動に取り組むことを 宣言 ( とやまエコ活動宣言 ) し 集まった宣言をホームページや印刷物などで広く紹介する また 県民や事業者の参加を得て 川の自然環境や人と水の関わり具合を調べる 川のすこやかさ調査 を実施し 水環境保全活動の充実や定着促進 活動に取り組む人材育成などに取り組む さらに 高校生が貝類を飼育し調査することにより 地球温暖化対策や海洋環境保全について学習する 生態系機能学習プログラム を支援する これらの取組みにより環日本海地域の 環境 エネルギー先端県 づくりを積極的に推進し 環境先端県 富山 の魅力をさらに充実させる 各年度の事業の内容世界で選ばれ続ける観光地づくり事業初年度 ) 立山黒部アルペンルートの早期全線開通への助成 黒部市観光事業活性化委員会が実施する観光地活性化のためのモデル的な取組みを支援 長期戦略を策定するため 調査分析委託を実施 2 年目 ) マーケティングに基づく事業戦略の策定 観光素材の磨き上げ 商品化 プロモーションなど とやま観光推進機構の体制を整備 3 年目 ) 滞在環境の上質化や自然観察を楽しむツアー等のコンテンツの開発などにより 立山黒部 ならではの楽しみ方や過ごし方を充実させ 観光の質を高める取組みを継続的に促進 市町村や地域住民等の連携によるまちづくり支援事業初年度 ) モデル地域を選定し 多様な主体が連携して実施する人口減少対策としてのソフト事業やソフト事業と一体となって特に大きな効果が見込める施設整備等のハード事業などに補助する 2 年目 ) 新たにモデル地域を選定し 多様な主体が連携して実施する人口減少対策としてのソフト事業やソフト事業と一体となって特に大きな効果が見込める施設整備等のハード事業などに補助して県内に広げる 3 年目 ) 新たにモデル地域を選定し 多様な主体が連携して実施する人口減少対策としてのソフト事業やソフト事業と一体となって特に大きな効果が見込める施設整備等のハード事業などに補助して県内に広げる 5
環日本海地域の 環境 エネルギー先端県 づくり事業初年度 ) 立山におけるバスの排ガス規制など環境保全に力を入れる本県の PR も含め 県民や事業者が日常の様々なエコ活動に取り組むことを宣言する とやまエコ活動宣言事業 の PR 物品を作成する 2 年目 ) 県民や事業者が日常の様々なエコ活動に取り組むことを宣言する とやまエコ活動宣言事業 の拡大 3 年目 ) とやまエコ活動宣言事業 の実施をはじめ 川の自然環境や人と水の関わり具合を調べる 川のすこやかさ調査 を実施するとともに 高校生が貝類を飼育し調査することにより 地球温暖化対策や海洋環境保全について学習する 生態系機能学習プログラム を支援する (4) 地方版総合戦略における位置付け とやま未来創生戦略 において 基本目標 2 産業振興 若者等の雇用創出 観光振興 県内への移住促進 の中で 選ばれ続ける観光地づくり を柱に 1 戦略的な観光地域づくり 2 広域観光の拠点化 3 富山らしい魅力創出 4 戦略的なプロモーション 5 国際観光の推進 6 コンベンションの誘致促進 地域の魅力創生 を柱に 1 世界文化遺産登録への取組み等を通した地域の魅力の発掘 再発見 2 自然や歴史 文化など地域の魅力向上やまちづくりへの支援 3 美しい自然や田園景観 歴史的 文化的まち並みなど地域の個性を活かした景観づくりを推進 4 四季折々の花と緑あふれる快適な地域づくり 基本目標 4 活力あるまち 健やかな暮らし 未来を担う人づくり の中で 豊かで快適な環境づくり を柱に 1 豊かな自然環境の保全 2 大気 水質等の生活環境や環日本海地域の環境保全 3 豊かな水源や水環境の保全 4 地域特性に応じた良質で快適な居住環境の整備と位置付けている 戦略では 数値目標として 観光消費額 ( 現状 (H26) 1,292 億円 目標 (H31)2,067 億円 ) 県 市町村等の相談窓口を通した移住者数 ( 現状 (H26)411 人 目標 (H31)700 人 ) などを定めており 本計画は この具体的な施策を実現するものである 6
(5) 事業の実施状況に関する客観的な指標 ( 重要業績評価指標 (KPI)) 事業 市町村や地域住民等環日本海地域の 環世界で選ばれ続けるの連携によるまちづ境 エネルギー先端観光地づくり事業くり支援事業県 づくり事業 KPI 観光消費額 宿泊者数 ( 宿泊旅年月県 市町村等の相談行統計調査におけ窓口を通した移住者る県内での宿泊者数数 ) 申請時 1,635 億円 462 人 (H28.3 末 ) 3,991 千人 H28.9 初年度 1,743 億円 520 人 4,310 千人 H29.3 2 年目 1,851 億円 580 人 4,654 千人 H30.3 3 年目 1,959 億円 640 人 5,200 千人 H31.3 (6) 事業費世界で選ばれ続ける観光地づくり事業区分市町村や地域住民等の連携によるまちづくり支援事業区分 ( 単位 : 千円 ) 年度 H28 H29 H30 計 事業費計 25,000 50,000 50,000 125,000 委託料 10,000 35,000 0 45,000 補助金 15,000 15,000 50,000 80,000 ( 単位 : 千円 ) 年度 H28 H29 H30 計 事業費計 45,600 45,600 53,100 144,300 報償費 200 200 420 820 旅費 200 200 360 760 諸費 10 10 23 43 需用費 59 59 10 126 役務費 40 40 0 80 使用料 91 91 112 294 補助金 45,000 45,000 52,175 142,175 7
環日本海地域の 環境 エネルギー先端県 づくり事業区分 ( 単位 : 千円 ) 年度 H28 H29 H30 計 事業費計 300 5,000 2,480 7,780 需用費 300 0 700 1,000 委託料 0 5,000 980 5,980 備品 0 0 300 300 補助金 0 0 500 500 (7) 申請時点での寄附の見込み年度 H28 H29 飲料食料飲料食料計法人名製造業建設業製造業品製造業品製造業見込み額 ( 千 5,000 100 100 5,000 100 10,300 円 ) (8) 事業の評価の方法 (PDCA サイクル ) ( 評価の方法 ) 本計画の KPI である観光消費額 県 市町村等の相談窓口を通した移住者数及び宿泊者数について 実績値を公表する また 産学官金労言及び外部有識者からなる とやま未来創造県民会議 により 事業の結果を検証し 改善点を踏まえて次年度の事業手法を改良することとする ( 評価の時期 内容 ) 毎年度 10 月 産学官金労言及び外部有識者からなる とやま未来創造県民会議 による効果検証を行い 翌年度以降の取組方針を決定する予定 ( 公表の方法 ) 目標の達成状況については 検証後速やかに富山県ホームページ上で公表する (9) 事業期間平成 28 年 4 月 ~ 平成 31 年 3 月 5-3 その他の事業該当なし 8
6 計画期間地域再生計画認定の日から平成 31 年 3 月 31 日まで 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況に係る評価の手法本計画の KPI である観光消費額 県 市町村等の相談窓口を通した移住者数及び宿泊者数について 実績値を公表する また 産学官金労言及び外部有識者からなる とやま未来創造県民会議 により 事業の結果を検証し 改善点を踏まえて次年度の事業手法を改良することとする 7-2 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容毎年度 10 月 産学官金労言及び外部有識者からなる とやま未来創造県民会議 による効果検証を行い 翌年度以降の取組方針を決定する予定 7-3 目標の達成状況に係る評価の公表の手法目標の達成状況については 検証後速やかに富山県ホームページ上で公表する 9