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目次 Ⅰ. 平成 27 年度新宿駅周辺防災対策協議会図上演習訓練 1. 目的 日時 場所 訓練想定... 2 (1) 地震の想定... 2 (2) 地震発生時の被害想定... 2 (3) 建物の状況 訓練方針 訓練手法.

目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への


(案)

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資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

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3 熊野地区 被災 共助 第 3 回ワークショップの議論をもとに わが地区における地震による時系列での と それへの 共助 をまとめました 1 建物倒壊 注 1 の は活動内容を示し は活動準備を示す 老朽木造住宅面的被害木造密集市街地激しい揺れブロック塀 電柱の倒壊建物倒壊家具の転倒ガラスの飛散生

2

第 1 章 危機管理とは 1 1 目的 2 分類 3 対象とする危機の内容 4 体制 5 対応 6 原因の分析と評価 7 見直しの観点 第 2 章 初動対応編 6 1 交通事故発生時の対応 2 事故 ( けが等 ) 発生時の対応 3 病気等 ( 学校において予防すべき感染症含む ) 発生時の対応 4

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者

大規模災害対策マニュアル

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02 Murayama Hospital News

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

1 首都直下地震対策の具体的な推進 ( 提案要求先内閣官房 内閣府 国土交通省 ) ( 都所管局総務局 政策企画局 ) (1) 首都直下地震等の災害から住民の生命と財産を守るとともに 首都機能への打撃を最小限にとどめるため 財政上の措置を実 施するなど 首都直下地震対策を具体的に推進すること (2)

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奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

5 安全 減災措置 建物建物は地震対策はなされていますか? 耐震補強 耐震 制震 免震設備状況 ( リスト ) 耐震 安全性診断 ( 発災前 ) 耐震 安全性診断を受けていますか? 施行証明書 実施状況 ( リスト ) 応急危険度判定 ( 発災後 ) 転倒 転落の防止措置 6 本部への被害状況の報告

【堀内分担研究添付資料2】医療機関(災害拠点病院以外)における災害対応のためのBCP作成指針

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BCP(事業継続計画)テンプレート

受付 母子受付 妊婦受付の設置 各書類と筆記用具 書類箱の準備 リーダー * 具体的な責任者名 あるいは役職を書くを確認する 受付と案内 (* 具体的な場所を書くに配置 ) の要員振り分け < 母子 妊婦到着時 > 母子は母子受付 妊婦は妊婦受付へ案内する 父親は体育館に入る * 家族の部屋を明記す

(第14回協議会100630)

大津市避難所運営マニュアル

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マニュアル本編 7 各所の動き ( 資料 A-4 参照 ) (1) 介護保険事業所 ( 二次避難施設 ) 1 地震発生後 被災状況を伝達票に記入する 2 原則として 5 時間以内に情報拠点に向かい 災害時伝達票入 ( 以下 伝達票入 ) に伝達票を格納する 3 その後 情報の更新 ( 被災によりサー

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

☆配布資料_熊本地震検証

05+説明資料

訓練時間に専用ブザー音が鳴るよう設定することもできます 以下を参考にして設 定してください 参考: 地震防災訓練アプリ (NTTドコモ) の使用方法 地震防災訓練アプリとは? 事前に本アプリに訓練の日時を設定すると 設定した日時にエリアメール ( 緊急地震速報 ) のブザー音が鳴ります 利用の流れ

帰宅困難者対策の考え方について 資料 帰宅困難者対策について首都直下地震等への備えを万全とするためには 行政 交通機関 民間企業等が連携した総合的な対応が不可欠である 特に 帰宅困難者等の発生による混乱を防止するためには むやみに移動を開始しない という基本原則を徹底する必要がある (

燕市 ICT 部門の業務継続計画 < 初動版 > ー概要版ー 燕市

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油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

2014年度_三木地区概要


病院機構災害医療センター ( 以下 災害医療センター という ) に DMAT 事務局を設置する 都道府県は 通常時に DMAT 運用計画の策定 医療機関等との協定の締結等を行い 災害時に 計画に基づき DMAT を運用し 活動に必要な支援 ( 情報収集 連絡 調整 人員又は物資の提供等 ) を行う

38 災害緊急時における聴覚障害者の情報伝達保障支援の状況分析 表2 生の協力のおかげで遂行することができた 避難訓練の年間実施回数 回 回 2回 3回 4回 5回以上 4 6 35 9 図 避難所担当者との連携 図2 避難訓練の年間実施回数 Ⅳ 調査研究の経過および結果 なかでも年2 3回実施して

2

手賀の杜自治会自主防災組織規約 第 1 条 ( 名称 ) この組織は 手賀の杜自治会自主防災組織 ( 以下 本組織 という ) と称する 第 2 条 ( 目的 ) 本組織は 手賀の杜自治会自治会規約第 1 条第 2 項に基づき 住民の隣保協同の精神に基づく自主的な防災活動を行うことにより 手賀の杜自

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(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習

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大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

第 69 回日本病院学会採択演題一覧 2019 年 4 月 19 日時点 演題登録番号発表形式演題番号セッション名セッション日セッション開始時間セッション終了時間会場番号会場名 口演 O36-6 地域医療 3 8 月 2 日 ( 金 ) 9:10 9:52 第 6 会場 107 会議室

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

会場 - 全国 9 都市で実施 地 開催 会場 北海道 8 7 ( ) 北海道庁別館 11 階第 4 研修室 8 8 ( ) 札幌市中央区北 3 条 7 丁 巨大災害に備えて 地域別総合防災研修 東北 ( ) ( ) 北陸 ( ) (

角田徹副会長日赤や各医療救護班が展開し活動しているために 東日本大震災の時のような現場での医療活動はほとんどなかった 今後は 地域医療への引き継ぎに際してのコーディネーター役 並びに現地医療機関の手が回らない分野の医療的補助 ( 巡回 往診 福祉避難所等 ) が主と思われる 今後の南阿蘇村の地域医療

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災害時に必要な物資の備蓄に関する行政評価・監視<中間報告>

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

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議のうえ統括防火管理者として選任し 防火管理上必要な業務の内容について説明をしたうえで 全体についての防火管理業務を行わせなければならない 3 前項の規定により 統括防火管理者を選任したときは 防火管理対象物における管理権原者の主要な者として を代表者として指定し 代表者名をもって届出を行うものとす

機関との連携及び協力の下に 必要な措置を講じなければならない 3 知事は 前二項に規定する帰宅困難者対策を実施するに当っては 高齢者 障害者 外国人等の災害時に援護を要する者に対して 特に配慮しなければならない ( 都民の責務 ) 第三条都民は 大規模災害の発生に備えて あらかじめ 家族その他の緊急

首都圏で大地震が起きると 建物 が 倒 れ ま す! 揺れで建物が倒れます 窓ガラスが割れ 道路に飛び散ります 火災があちこちで起きます 特に木造の建物が集まっている 火災 が 起 き ま す! 地域では 大規模な火災が起きる場合があります 道路 が 通れ な く な り ま す! 建物が倒れて道路

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報道発表資料(新宿駅屋内地図オープンデータ)

2. 運用の基本方針 DMATの活動は 通常時に都道府県と医療機関との間で締結された協定及び厚生労働省 文部科学省 独立行政法人国立病院機構等により策定された防災計画等に基づくものである DMATの派遣は被災地域の都道府県の派遣要請に基づくものである ただし 厚生労働省は当分の間 被災地域の都道府県

地震被害予測システムにより建物被災度を予測 また 携帯電話と地図を利用した 被害情報集約システム では GPS 機能と地理情報システムとの連係により 現在位置周辺にある同社施工済物件を検索し 物件や周辺の被害状況を文字 静止画 動画を添付して報告することができる これら被害情報を地理情報システムに集

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1 クリーン作戦プロジェクト ( 犯罪インフラの除去と環境美化 ) 地元商店街 町会 企業 警察 消防等関係行政機関 区が協働 連携して 環境美化対策及び安全 安心対策を進め 歌舞伎町のマイナスイメージ払拭に取り組んでいます 第 7 回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会 (H ) での意見

試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 29 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

第11回市民講座の準備について

スライド 1

5 防災行動マニュアルの作成 自主防災会の防災行動マニュアルを具体的に作成していきましょう 次に掲げる項目について検討し, 実施する項目の にチェックをしていきます また, 災害図上訓練で検討した結果, 課題となった事項や実施すべき事項などで, 記載されていない項目があれば追記していきましょう Ⅰ


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すぐ連絡! すぐ実施! 杉並消防署からのお知らせ 自衛消防訓練を実施しましょう 自衛消防訓練は 火災が発生した場合に消防隊が現場に到着するまで 自衛消防 活動により 迅速 的確に人命の保護と災害の拡大防止の措置をとれるようにする ことを目的としています 訓練の種別 自主的に訓練することが必要です!

3) 仲宿地区 被災 共助 ) 資料 2 第 3 回ワークショップの議論をもとに わが地区における地震による時系列での と それへの 共助 ) をまとめました 1 建物倒壊 注 1) の ) は活動内容を示し ) は活動準備を示す 木造密集市街地老朽木造住宅余震による被害激しい揺れブロック塀 電柱の

た ( 派遣員数 4 名 ) (2) 全国知事会は 大分県等と連携しながら 引き続き情報共有に努めるとともに 各都道府県に対し 知事会の対応状況等を連絡することとしている (3) 全国知事会は 被災市町村と支援県によるカウンターパート方式による支援を決定 (4) 熊本県への救護班の派遣について 36

Ⅰ: 本資料の活用について 都市再生安全確保計画 は 平成 24 年の都市再生特別措置法改正による制度創設以来 現在 ( 平成 28 年 3 月 ) までに 15 エリアにおいて作成されている しかしながら 現時点では作成に未着手の地域が相当数あり 計画作成の意義や作成の進め方について 十分浸透して

試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 30 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

レジリエンスの取り組みに 関わるディスカッション

時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 1 日目 3.1 地震に基因する標準災害シナリオ 9:00 (0:00) 地震発生 ( 震度 6 強 ) 特定事業所 施設等の緊急停止措置 災害拡大防止上必要な施設の手動停止操作 地震発生後 速や

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J-SOX 自己点検評価プロセスの構築

Ⅰ: 本資料の活用について 都市再生安全確保計画 は 平成 24 年の都市再生特別措置法改正による制度創設以来 現在 ( 平成 29 年 3 月末 ) までに 16 地域 18 計画作成されている しかしながら 現時点では作成に未着手の地域が相当数あり 計画作成の意義や作成の進め方について 十分浸透

本書の目的介護保険サービス事業所は, 高齢者の方が多く利用しており, 災害発生時には避難等の援助が必要となるため, 事業者は, 災害発生時に迅速かつ適切な行動をとれるように備えておく必要があります 本書は, 介護保険サービス事業所が災害対応マニュアルを作成する際に特に留意する点についてまとめています

我が家の家庭内 DIG 地震が発生した時の 我が家 を想像してみましょう 1 家族等の命 ( 最優先 ) 我が家の耐震性は? 家庭内で倒れてくる物はないか? 津波や山がけ崩れの危険性は? 災害イメージ ( 東京経済大学吉井教授の設問資料を変形 ) 自宅建物の倒壊 ( ぺしゃんこ 傾く ) 下敷き 死

Ⅰ. はじめに はじめに 調査プロジェクトの一環として 外部会場を利用した実査 ( 会場調査 CLT やグループインタビュー等 ) の実施時における 台風 地震 火災その他の災害に対する対応の指針として ここに JMRA 外部会場における調査時の緊急時対応ガイドライン を定める 当ガイドラインは 調

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災害拠点病院 災害拠点病院は 病院などの後方医療機関として 地域の医療機関を支援する機能を有する病院で 重症 重篤な傷病者を受入れるなど 災害時の医療救護活動において中心的な役割を担う病院として位置づけられています 厚生労働省の基準では 地域の災害拠点病院については 原則として 二次保健医療圏ごとに

平成 28 年 6 月定例会危機管理 大規模災害対策特別委員会における発言 杉島委員 1 人材の育成 活用についてお聞きしたい 防災士の活用について記載がないが 現在どのくらいの人数がいて どう活用しているのか 2 熊本地震の本県からの広域支援については計画に基づいて行われたと思うが どのような手順

第3編 災害応急対策

防災マニュアル 戸室 2 丁目自治会自主防災隊 自主防災隊組織図 任務と各役割 厚木市災害時要援護者支援制度実施要綱 要援護者支援体制について 戸室地区災害時における要援護者支援の活動プラン 要援護者への支援活動内容 災害時の要援護者支援に係る戸別訪問調査表 支援者連絡表 神奈川県立厚木高校避難所運

1. 実現を目指すサービスのイメージ 高齢者や障害者 ベビーカー利用者など 誰もがストレス無く自由に活動できるユニバーサル社会の構築のため あらゆる人々が自由にかつ自立的に移動できる環境の整備が必要 ICT を活用した歩行者移動支援サービスでは 個人の身体状況やニーズに応じて移動を支援する様々な情報

目 次 はじめに 1 第 1 章計画の概要 目的 対象範囲 計画の位置付け 施設管理者等及び協議会 ( 部会 ) の活動 3 第 2 章浸水の想定 6 第 3 章連絡体制および情報共有伝達 降雨時の対応 7 第 4 章避難誘導

目 次 ページ はじめに 1 地区防災計画制度について 1 防災計画の全体像 地区防災計画制度の全体イメージ 2 地区防災計画とは 2 3 本冊子 手引き の活用方法 2 手引きの構成 手引きの活用イメージ 地区防災計画 作成の手引き 1 制度の背景 3 (1) 作成の目的 (2) 自助 共助の重要

各省庁等における業務継続計画に係る取組状況調査 調査の目的 各省庁等における現在の業務継続計画に係る取組状況を把握し 東日本大震災等を受けた 今後の業務継続計画の改善策を検討するための資料とする 調査の対象 中央省庁業務継続連絡調整会議構成機関 オブザーバー機関 29 機関 構成員 :23 機関内閣

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資料 3 平成 28 年度新宿駅周辺防災対策協議会東口地域部会の活動について 平成 29 年 6 月 1 日東口地域部会特定非営利活動法人危機管理対策機構細坪信二 1 平成 28 年度地域部会 訓練等スケジュール 6/2( 木 ) 新宿駅周辺防災対策協議会総会東口 西口地域部会の報告今年の計画講演会 ( 都の帰宅困難者対策 ) 等 7/22( 金 ) 新宿駅周辺防災対策協議会東口地域部会 2016 10/27( 木 ) 訓練概要説明会及び図上演習訓練 11/10( 木 ) 新宿駅周辺防災対策協議会訓練 東口 西口同日開催 12/8( 木 ) 訓練検証会 2

東口地域図上演習訓練 1 目的 新宿ルール実践のための行動指針 に基づき 発災 残留 退避 滞在 帰宅 の 4 つのフェーズにおいて 事業者として対応するべきことや課題を確認するとともに 4 つのフェーズの全体をイメージする 2 日時平成 28 年 10 月 27 日 ( 木 ) 13:15~16:00 3 場所新宿区人材育成センター研修室 A ( 東京都税新宿都税事務所 ) 4 参加者数約 20 団体約 40 名 5 訓練想定事象日時 : 平成 28 年 10 月 27 日 ( 木 ) 13 時発災震度 : 都内で震度 6 強以上の地震が発生規模 : M7.3 震源地 : 東京湾北部地震 3 東口地域図上演習訓練 4

東口地域図上演習訓練 6 訓練内容ファシリテータより 訓練想定に基づき 発災 残留 退避 滞在 帰宅 の 4 つのフェーズを付与する 東口エリアで多くの被害及び負傷者が発生する中 帰宅困難者をどのように避難誘導したらよいか また 発災から 24 時間経過した中で負傷者対応と一時滞在施設のキャパシティを上回っている状況を踏まえて どのような状況になるのか等を より現実に近い形での図上演習訓練によりイメージする 発災から 72 時間経過した中で電車が一部再開する中で 刻々と変化する状況を確認するとともに 対応策 や 課題 を整理する 5 東口地域図上演習訓練 7 訓練手法 テーブルトップエクササイズ テーブルトップエクササイズは シミュレーションを取り入れるが 比較的ストレスが少ない環境の中で実施する 基本的にはワークショップ形式やブレーンストーミングなどで問題を洗い出すのが目的である 8 対応項目 東口現地本部 ( 区災対本部との情報共有 ) 負傷者対応 避難誘導 滞留者への情報提供 9 付与内容 建物被害の状況 お客様 負傷者の程度と人数 火災の有無と個所及び程度 避難場所 帰宅困難者一時滞在施設 6

東口地域図上演習訓練 10 レイアウト図 鉄道機関 医療機関歌舞伎町タウンマネーシ メント 商店街新宿大通商店街新宿駅前商店街歌舞伎町商店街商店街新宿東口商店街 大型商業株式会社三越伊勢丹株式会社ルミネ新宿サブナード株式会社東宝株式会社株式会社三越伊勢丹ホールディングス 新宿御苑 現地本部ボード 7 東口地域図上演習訓練 行動指針を踏まえ 対応 必要な情報 課題 を検討する様子 8

東口地域図上演習訓練 対応 必要な情報 検討結果の抜粋 型店舗 発災 残留 退避 滞在 帰宅 対応 必要な情報 対応 必要な情報 対応 必要な情報 対応 必要な情報 の安全の確保を呼びかける震度情報駅周辺の状況を把握する 事業所付近の滞留者を避難場所に移動す避難番所の確認 開設の交通機関 ( 代替交通機関 ) の再開 ( 運 ) 状鉄道の運 状況るよう促す確認況の共有 構成員 関係者に の安全の確保を呼びかける 負傷者有無 数 程度関係各拠点との通信連絡 段を確保する滞留者の受 依頼に基づき 受け れ検討 受 場所 受 数 備蓄品数量 利 可能な交通機関の乗り場等を案内する 案内 法の 元化 軽症者に応急 当てを う 施設が継続使 可能であれば屋内で待機する 継続使 不能の疑いがあれば屋外へ退避 滞留者を保護する 駅周辺の状況を整理 分析する 混乱防 落ち着かせる 物的被害 施設の安全確認を い 屋内の滞留者を屋内で保護する 備蓄品配布の準備 状況を踏まえた誘導の 援 建物の安全確認を う 物的被害 型ビジョンやデジタルサイネージ チラシ 案内表 等を いて き場のない滞留者を避難 継続使 不可能の疑いがあれば屋外へ避難させる 出 の統制 ( 制限 ) 時滞在施設の ち上げ準備を う 新宿区と連携して地域の状況にもとづき 滞留者の受 依頼 滞留者の 時滞在が可能か確認を い その 今いる場所の建物の安全が確保されなかった場 可否を東 の現地本部に連絡する 合 周辺の状況等を現地本部と共有する 主要な動線の確保のため 滞留者を道路等に留まらせず 避難場所等に誘導する 施設が安全でインフラが利 可能な場合には インフラ状態の確認 ( 復営業再開に向けて準備する旧状況の確認 ) 東 現地本部要員が参集を始める 速道路通 め環 7 施設警戒 ( 気 余事業所の周辺の滞留状況を現地本部と共有交通規制震 ) 東 現地本部の開設準備を う 鉄道全線不通 新宿区に現地本部の ち上げの連絡を う 駅 新宿通りの通 可否確認 時滞在施設の開設状況の把握 時滞在施設の ち上げ情報 傷病者搬送先等に関して現地本部と相談 駅周辺の状況を情報発信する 時滞在施設の開設状況を避難場所へ連絡 地域内の滞留状況の把握 新宿区と連携して 時滞在施設の混雑状況 を踏まえた情報提供 地域の医療救護所の対応状況の把握 地域の災害拠点病院等の状況把握 交通機関 ( 代替交通機関 ) の再開 ( 運 ) 状 況の共有 時滞在施設の閉鎖状況の把握 9 課題 検討結果の抜粋 1/2 東口地域図上演習訓練 大型店舗 テナントとの連携 連絡手段の確保 ( ツール ) 商店街 外国人観光客 障害者への対応 安全な場所の見直し 管理 重症者への対応 避難場所 最大受入れ者数の把握 一時滞在施設の状況確認や誘導の仕方 10

課題 検討結果の抜粋 2/2 東口地域図上演習訓練 鉄道 避難場所 一時滞在施設への誘導 部分的に運転再開した場合の情報提供 病院その他 医療スタッフの不足 交代要員の確保 収容可能人数以上の患者が詰めかけた場合の対応 非医療従事者における傷病者判定の 11 東口地域地震防災訓練 ( 実動訓練 ) 1 目的新宿ルール実践のための行動指針 に基づき 発災 残留 退避 滞在 帰宅 の 4 つのフェーズの中で 残留 退避 時の東口現地本部における情報共有及び 発災 時の負傷者対応についての対応能力の向上を目指す 2 日時平成 28 年 11 月 10 日 ( 木 ) 午後 1 時 ~4 時 3 場所新宿区役所第一分庁舎 1 階 ( 新宿区歌舞伎町 1-5-1) 東京都健康プラザハイジア ( 歌舞伎町 2-44-1) 4 参加者数 20 団体約 100 名 5 訓練想定都内で震度 6 強以上の地震が発生東京湾北部地震 M7.3 6 訓練内容 (1) 東口現地本部情報共有訓練 ( 訓練会場で実施 ) (2) 負傷者対応訓練 ( 訓練会場で実施 ) 12

(1) 東口現地本部情報共有訓練 1 訓練場所新宿区役所第一分庁舎 1 階 ( 新宿区歌舞伎町 1-5-1) 2 訓練内容現地本部が立ち上がり 協議会メンバーが現地本部へ情報を持ち寄り 必要事項をルールに基づいてボードに記載 必要な情報をシートに書き写して持ち帰るという 情報共有 情報伝達の一連の流れの確認を全員が行った また 街頭ビジョンでは 情報発信訓練を実施した 13 (1) 東口現地本部情報共有訓練 東口現地本部最初に参集した構成員の手順 14

(1) 東口現地本部情報共有訓練 東口現地本部 新宿区役所第一分庁舎 1 階のレイアウト 15 (1) 東口現地本部情報共有訓練 ボード 備品を設置 ボード 備品を設置 ボード 備品設置完了 ボード 備品設置完了 16

(1) 東口現地本部情報共有訓練 報告ボードに貼付 共有ボードに記入 新宿駅周辺地図に記入 帰宅支援共有ボードに記入 17 (1) 東口現地本部情報共有訓練 情報のやりとり ( 東口現地本部 新宿御苑 ) 情報を持ち帰る ( スマホによる撮影 ) 18

(1) 東口現地本部情報共有訓練 情報発信の様子 ( アルタビジョン ) 情報発信の様子 ( フラッグスビジョン ) 情報発信の様子 ( ユニカビジョン ) 19 (2) 負傷者対応訓練 1 訓練場所 (1) 新宿区役所第一分庁舎 1 階 ( 歌舞伎町 1-5-1) (2) 東京都健康プラザハイジア ( 歌舞伎町 2-44-1) 2 訓練内容 (1) 各事業所 ( 新宿区役所第一分庁舎 1 階に各事業所と仮想した場所を用意 ) アクションカードを用いて傷病者の選別 応急救護等への協力 車付き担架 ブルーシートで 赤 重傷者のみを応急救護所 ( ハイジア 1 階ホール ) まで搬送 事前のブルーシートのレクチャーに基づく (2) 応急救護所 ( ハイジア ) ハイジアで トリアージポスト 応急救護所設置 傷病者の到着後 医師会によるトリアージ 赤 は大久保病院へ アクションカードを用いて災害医療 ( 医師会 ) への協力 (3) 医療機関 ( ハイジア 1 階に大久保病院と仮想したスペースを用意 ) 大久保病院で 赤 重傷者に対する医療処置 アクションカードを用いて災害医療 ( 大久保病院 ) への協力 マークは 次のとおり 訓練実施主体を表す 協議会メンバー 医師会の医師 大久保病院の医師 看護師 20

(2) 負傷者対応訓練 搬送ルートと 負傷者対応訓練 のレイアウト 21 (2) 負傷者対応訓練 傷病者多数発生 傷病者の選別 担架による搬送方法の指導 ブルーシートによる搬送方法の指導 22

(2) 負傷者対応訓練 ブルーシートによる搬送 担架による搬送 車付担架による搬送 傷病者が応急救護所に到着 23 (2) 負傷者対応訓練 応急救護所にて医師会の先生によるトリアージを実施後 重症者のみ大久保病院へ搬送 大久保病院の医師 看護師による診断 処置 24

(2) 負傷者対応訓練 日本赤十字社の指導による軽症者への応急手当訓練 参加者による応急手当の実施 25 26