第6 北海道国民健康保険調整交付金

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Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 国保は構造的な問題を抱えており 被保険者の保険料負担軽減のために法定外繰入金を繰入れているといった状況は 全国的な状況であることから 国は全国で約 3,400 億円の公費を拡充し 国保の財政基盤の強化

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平成 24 年度国民健康保険税税率改定案 1 医療保険分 ( 基礎課税額 ) 現行 改定 増減 伸率 所得割額 4.30 % 4.63 % % 資産割額 % 9.80 % % 税率等 均等割額 17,100 円 18,000 円 900 円 5.3%

資料2-1(国保条例)

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

(案)

春日井市国民健康保険運営協議会資料 1 国民健康保険事業の状況について 平成 29 年 7 月 27 日開催

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国民健康保険税率等の諮問 について 国立市健康福祉部健康増進課国民健康保険係 国立市富士見台 : ( 代表 ) 内線

Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 保険料減免制度について 府の統一基準に一致させることで急激な保険料増加となる世帯が生じることから 段階的に低所得者減免制度を解消していく 保険料の減免制度については 平成 30 年度からは災害 収入減

国民健康保険料の減額・減免等

平成 31 年度国民健康保険税率等 及び多子世帯に対する国民健康保 険税の減免について ( 答申 ) 平成 31 年 1 月 31 日 武蔵村山市国民健康保険運営協議会

特別調整交付金のうち 非自発的失業財政負担増特別交付金 ( 以下 失業特別交付 金 という ) は 国民健康保険の調整交付金の交付額の算定に関する省令 ( 昭和 38 年 厚生省令第 10 号 ) 第 6 条第 12 号に規定する その他特別な事情がある場合に別に定める 額 とされているものであり

Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 平成 28 年度決算時点において 本市に解消すべき法定外繰入金及び赤字はない Ⅱ (3) 赤字解消の年次計画 ( 総括表国定義 ) 以下の法定外繰入にかかる項目は別紙の内訳を自動集計します 法定外繰入

平成 28 年 1 月 13 日 ( 水 ) 第 6 回立川市国民健康保険運営協議会 資料 3 平成 28 年度国民健康保険料率等の改定について ( 係数発出及び制度改正等に伴う変更後 )

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スライド 1

Microsoft PowerPoint - 【がっちゃんこ版(分科会)】全国課長会議資料

⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

国民健康保険加入者の皆さんへ 皆さんの保険税は国保をささえる大切な財源です 平成 30 年度 国民健康保険 ( 国保 ) は 病気やけがに備えて加入者の皆さんが 国民健康保険税 ( 国保税 ) を納め 医療費の支払いにあてる保険制度です 医療費の支払いは 病院などで支払う一部負担金のほか 国などから

国保年金課主査小檜山智晶 < 議 事 > 議事に入る 出席委員は 14 名であり 過半数に達しているため ここに協議会が 成立していることを報告する 会議録署名委員については慣例により の指名推 薦としたい 各委員 異議なし 渡部暢子委員 山崎雄一郎委員を指名する それでは 諮問案件 会津若松市国民

保険料は個人ごとに 後期高齢者医療制度では 被保険者一人ひとりに保険料を負担していただくことになります 新たに 75 歳になられた方 (65 歳以上 75 歳未満で一定以上の障害があり 認定を受けた方を含む ) は 以前に加入していた国民健康保険や被用者保険を脱退して この制度に移行することになりま

(1)制度創設時の考え方


国民健康保険税納税通知書の見方について 1/9 1 ページ目 宛名 どなたの 何年度分の 保険税か確認できます 記載された年度の国民健康保険税についての通知です 国民健康保険税は 世帯主の方が納税義務者となります このため 世帯主が国民健康保険に加入していない場合においても 世帯の中に国民健康保険に

平成 29 年 11 月 1 日 ( 水 ) 第 3 回立川市国民健康保険運営協議会 資料 1 国民健康保険の保険料

P1の裏

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事務連絡平成 23 年 6 月 1 日 都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 都道府県総務主管部 ( 局 ) 市区町村主管課 御中 厚生労働省保険局国民健康保険課総務省自治税務局市町村税課 東日本大震災により被災した被保険者に係る国民健康保険料 ( 税 ) の減免に対する財

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9 試験研究費の額に係る法人税額の特別控除額 2 10 還付法人税額等の控除額 3 11 退職年金等積立金に係る法人税額 4 12 課税標準となる法人税額又は個別帰属法人税額及びその法人税割額 の5の欄 ) リース特別控除取戻税額( 別表 1(2) の5の欄又は別表 1(3)

別添 一部負担金減免の実施に係る減免額の特別調整交付金による補填に関する Q&A ( 平成 23 年 2 月 ) Q1 平成 22 年 9 月 13 日付け事務連絡 一部負担金減免 保険者徴収に関する Q&A について 別添 一部負担金減免 保険者徴収に関する Q&A ( 以下 Q&A と いう )

2 た金額の百分の三十に相当する金額によるものとする )の合算額がた金額の百分の三十に相当する金額によるものとする )の合算額が地方税法第三百十四条の二第二項に規定する金額にその世帯に属する地方税法第三百十四条の二第二項に規定する金額にその世帯に属する被保険者の数と特定同一世帯所属者の数の合計数に五

第9号様式(第10条、第19条、第20条関係)

保険年金管理課資料編

国民健康保険で受けられる給付 保険の給付 1 3 区分 療養の給付 2 3 負担割合 1 2 療養費として払い戻されるもの 高額療養費の支給 高額療養費の自己負担限度額 70 歳未満の方 区分 所得要件 自己負担限度額 ( 月額 )

(頭紙)公布通知

国民健康保険特別会計 国民健康保険は 病気やケガにそなえて加入者が日ごろから所得等に応じて保険料を出し合い そ こから医療費を支出しようという相互扶助の制度です 加入者 ( 被保険者 ) 診察する 一部負担金を支払う 保険料を納める 保険証を交付する 負担金を交付する 国 都道府県 市町村 ( 一般

自分にあった健康保険を見つけよう! それぞれの健康保険の特徴を踏まえ 自分にあった健康保険を選ぶようにしましょう! 今までの収入 扶養家族の有無によって どの健康保険に加入するとメリットがあるか 参考にしてください 健康保険の被保険者資格を喪失 再就職しない 再就職する 就職先の健康保険に加入できな

平成 29 年 4 月から 保険料の軽減率が変わります 後期高齢者医療保険料は 1 被保険者全員に納めていただく定額部分 ( 均等割 ) と 2 所得に応じて納めていただく部分 ( 所得割 ) があります 平成 29 年 4 月から 保険料が下のように変わります 1 均等割の額が変わる方 元被扶養者


12 保険料減免申請書の受理及び減免額の決定に関する事務 保険料納付困難者の救済方法として保険料を減額決定する ,184 なし 13 保険料収納環境推進に関する事務 国民健康保険事業に要する費用に充てる保険料の収納率の向上を図るために行う ,834 11,259 一部委

資料№1

平成23年度税制改正の主要項目

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Microsoft PowerPoint - 7.【資料3】国民健康保険料(税)の賦課(課税)限度額について

4月20日(水)衆・厚労委 古屋範子議員の議事録(抜粋)

MR通信H22年1月号

平成 30 年 4 月からの制度改正で 市区町村は都道府県と一緒に 国民健康保険を運営していきます Q なぜ制度改正をするの? 国保は会社勤めの方々が加入している保険と比べて 1 国保加入者の平均年齢が高い また 医療費も高額になりやすい 2 国保加入者は非正規労働者や定年退職者が多く 保険税の負担

当該年度の四月一日から同年度の十二月三十一日までの当該会員市町村の前期高齢被保険者に係る拠出対象額 当該年度の当該会員市町村の前期高齢被保険者に係るアに掲げる額並びに後期高齢者支援金及び病床転換支援金の納付に要した費用の額との合計額の十二分の九 Ⅱ 当該年度の前年度の前期高 齢者交付金の額 ( 三ヶ

4. 保険給付 給付に必要な費用を全額市町村に対して支払 市町村が行った保険給付の点検 保険給付の決定 個々の事情に応じた窓口負担減免等の実施 5. 保健事業 市町村に対し 必要な助言 支援 被保険者の特性に応じたきめ細 かい保健事業を実施 ( データヘルス事業等 ) 3. 都道府県単位化による主な

第 20 号様式の記載について 1 この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します (2) この申告書は 堺市長に 1 通 ( 提出用及び入力用 ) を提

高齢者医療制度に関する

女性部ボランティアの日程について

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

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01 鑑文

STEP2 前年の収入等を入力 給与収入 給与収入がある方は 給与所得の源泉徴収票の 支払金額 欄に記載している金額を入力します 給与収入がない方は入力不要です 源泉徴収票が複数枚ある方は それぞれの 支払金額 を合算して入力します ただし 源泉徴収票の摘要欄に 前職給与, 円 等の記載がある方 (

2018年8月改定対応(高額療養費制度の見直し)

( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上

11 市町村民税の申告書 空欄は 次のように記載します (1) 法人税の中間申告書に係る申告の場合は 中問 (2) 法人税の確定申告書 ( 退職年金等積立金に係るものを除きます ) 又は連結確定申告書に係る申告の場合は 確定 (3) (1) 又は (2) に係る修正申告の場合は 修正中間 又は 修正

納税義務者は世帯主です 国民健康保険税は世帯主に課税されます 世帯主自身が他の健康保険に加入していても 世帯内に国民健康保険加入者がいれば 納税義務者は世帯主になります ( 根拠法令 : 地方税法第 703 条の 4 上郡町国民健康保険税条例第 1 条 ) そのため 国民健康保険税に関する通知などは

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目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

健保連業務支援 G 補足資料 高額療養費の制度改正事項 平成 29 年 8 月施行 1 の引き上げ ( 対象 :70 歳以上の者 ) 1 70 歳以上の外来におけるの引き上げ 70 歳以上の外来におけるが これまでの一般ので 12,000 円 現役並みので 44,400 円だったものが 一般ので 1


◎国保税税率改正検討経過

平成20年2月

あっせん文(国民健康保険における限度額適用・標準負担額減額認定証 の申請に係る被保険者の負担軽減)

1. 制度趣旨関連 問 1 なぜ 制度の見直しが必要なのですか? 国保制度は 年齢構成が高く医療費水準が高い 所得水準が低く保険料負担が重い 小規模な運営主体 ( 市町村 ) が多く財政が不安定になりやすい などといった構造的な課題を抱えています また 市町村ごとに運営されているため 被保険者の医療

国民健康保険、後期高齢者医療及び介護保険に係る保険料の還付の促進及び還付加算金の取扱いの改善(あっせん)

Q1 法人事業税の負担変動の軽減措置とは どのような制度ですか? A. 平成 27 年度税制改正により導入された 外形標準課税の拡大 ( 所得割の税率引き下げ及び付加価値割 資本割の税率引き上げ ) によって生じる税負担の変動の影響を緩和する措置で 付加価値額が一定以下の法人を対象に税負担の増加につ

●1予算について(基本方針)

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厚生年金 健康保険の強制適用となる者の推計 粗い推計 民間給与実態統計調査 ( 平成 22 年 ) 国税庁 5,479 万人 ( 年間平均 ) 厚生年金 健康保険の強制被保険者の可能性が高い者の総数は 5,479 万人 - 約 681 万人 - 約 120 万人 = 約 4,678 万人 従業員五人

後期高齢者支援金等賦課額 ( 後期高齢者支援金等分 ) 所得割一般被保険者に係る後期高齢者支援金等賦課総額の 100 分の50に相当する額を基礎控除後の総所得金額等の総額で除して得た数 ( 小数点以下第 4 位未満の端数は 切り上げ ) 被保険者均等割 世帯別平等割 賦課限度額 一般被保険者に係る後

老人医療給付費等の国庫負担(補助)について

き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

4 現時点での財政展望 H30 財政調整基金額 (A): 483,963 千円 H30 H31 H32 H33 納付金 :1 786, , , ,858 市町村向け公費 :2 236, , , ,000 保健事業等 :3 46,

第11 源泉徴収票及び支払調書の提出

Microsoft Word - 介護保険最新情報vol.556表紙

ユニバーサルサービス ( 基礎的電気通信役務 ) 制度に係る修正合算番号単価及び修正番号単価の公表について 一般社団法人電気通信事業者協会 ( 会長 : 田中孝司 ) は 4 月 15 日開催の支援業務諮問委員会 ( 委員長 : 齊藤忠夫東大名誉教授 ) の答申を受けて 本日 ユニバーサルサービスに

1 繰越控除適用事業年度の申告書提出の時点で判定して 連続して 提出していることが要件である その時点で提出されていない事業年度があれば事後的に提出しても要件は満たさない 2 確定申告書を提出 とは白色申告でも可 4. 欠損金の繰越控除期間に誤りはないか青色欠損金の繰越期間は 最近でも図表 1 のよ

一般会計繰入金保険基盤安定軽減世帯の軽減された国保料及び軽減された被保険者数に比例した支援金を積算した額を算定 財政安定化支援事業全国の総額が定まっているため 2008 年度と同額と仮定 その他 2008 年度と同額と仮定 その他の収入 2008 年度から 2025 年度の保険給付費の伸び率と同様と

第20号様式記載要領


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( 例 2) 特定被災区域にある住家と区域外にある住家を行き来して生活しており 特定被災区域の家が被災したが 住民票は区域外にある場合 公共料金の支払等により生活実態が確認されれば対象として差し支えない ( 例 3) 学生で特定被災区域外に居住している ( 区域外に住民票 ) が 特例により 特定被

作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘

Microsoft Word - 参考資料目次.doc

準用する政令第 6 条の 25 第 1 号に定める金額 11 市町村民税の 申告書 空欄は 次のように記載します (1) 法人税の中間申告書に係る申告の場合は 中間 (2) 法人税の確定申告書 ( 退職年金等積立金に係るものを除きます ) 又は連結確定申告書に係る申告の場合は 確定 (3) (1)

平成19年度税制改正.xls

4 保険料の状況 (1) 保険料の設定及び徴収第 1 号被保険者の介護保険料基準額は 区介護保険事業計画の3 年間の計画期間ごとに必要な介護サービス給付費の見込み額等を基に 高齢者人口の見込み数値等により算出する仕組みになっている この基準額を基に所得状況に応じた ( 段階ごとに ) 保険料を設定し

Microsoft Word - zeisyou9記載の手引.doc

< 現行 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 1 日につき32 1 日につき 1 日につき < 見直し後 > 対象者医療区

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被保険者 制度の対象者 兵庫県内にお住まいの いつから 75歳の 誕生日当日 75歳以上の方 65歳以上75歳未満の一定の 障害がある方で 申請により 広域連合の認定を受けた方 申請の撤回は将来に向かって可能 広域連合の 認定を受けた日 制度加入前日に会社の健康保険などに加入していた方は それまで加

Transcription:

資料 2 平成 29 年度国民健康保険国庫支出金等事務研修会 保険基盤安定負担金 北海道保健福祉部健康安全局国保医療課

保険基盤安定負担金について 1. 概要国民健康保険は 構造的に保険料 ( 税 ) 負担能力の低い低所得者層の加入割合が高く 他の被保険者の保険料 ( 税 ) 負担が相対的に重いものとなっている そこで 低所得者層に対する保険料 ( 税 ) 軽減相当額について 公費で補填する制度として保険基盤安定制度が創設されました この制度は 市町村が行う国民健康保険の被保険者の保険料 ( 税 ) 負担の緩和のため 保険料 ( 税 ) の軽減相当額を基準として政令に基づき算定する金額を一般会計から国民健康保険特別会計へ繰り入れることとされており その繰入額の一部を公費で補填しています また 平成 15 年度からは 保険料 ( 税 ) 軽減の対象となった一般被保険者数に応じ 平均保険料 ( 税 ) の一定割合を公費で補填することで 低所得者を多く抱える市町村を支援する保険者支援制度が創設され 平成 27 年度以降恒久化されたほか 市町村国保への更なる財政支援を行うため 以下のとおり算定方法が改正されました < 保険者支援分の算定方法の改正点 > 1 支援率 (7 5 2 割軽減分のみ記載 ) 7 割軽減 ( 改正前 )100 分の12 (H27 以降 )100 分の15 5 割軽減 ( 改正前 )100 分の6 (H27 以降 )100 分の14 2 割軽減 ( 新設 ) 100 分の13 2 一人当たり の数値を算出するために使用する被保険者数 ( 改正前 ) 前年度の平均被保険者数 ( 改正後 ) 当該年度の賦課期日における被保険者数 3 算定基準に使用する保険料 ( 税 ) に係る金額 前年度の一般被保険者に係る保険料 ( 税 ) 収納額 ( 1) 当年度の一般被保険者に係る保険料 ( 税 ) 算定額 ( 2) 1 収納額 = 算定額 ( 2)- 法定軽減額 - 未納額 2 一般被保険者に係る保険料 ( 税 ) 算定額 全被保険者分 賦課限度超過額控除前 退職被保険者分 賦課限度超過額控除前 = 及び軽減前均等割額 - 及び軽減前均等割額 + 平等割額 - 賦課限度超過額 + 平等割額 - 賦課限度超過額 + 所得割額 + 所得割額 + 資産割額 + 資産割額 - 1 -

基盤安定負担金の概念図 保険料 ( 税 ) 額 保険者支援分 公費補填 保険料 ( 税 ) 軽減対象となった一般被保険者数に応じ保険料額の一定割合を補填 応能分 当該市町村の平均保険料 ( 税 ) の 1/2 以内 7(6) 割 5(4) 割 2 割 応益分 保険料 ( 税 ) 軽減分 公費補填 保険料 ( 税 ) の軽減対象となった被保険者の保険料軽減分を公費で補填 所得 2. 国庫負担等の対象となる繰入額下記の (1) (2) を基準に政令に基づき算定した額 (1) 保険者支援分当年度一人当たり平均保険料 ( 税 ) 算定額に軽減世帯に属する一般被保険者数を乗じた額 (2) 保険料軽減分基準となる保険料 ( 税 ) の軽減相当額 ( 保険者が定める低所得者に対する 7(6) 割 5(4) 割 2 割軽減に要する額 ) 3. 繰入額に対する負担割合 保険者支援分 : 国 1/2 北海道 1/4 市町村 1/4 保険料軽減分 : 北海道 3/4 市町村 1/4 4. 算定方法 (1) 保険者支援分 当年度一人当たり平均 保険料 ( 税 ) 算定額 軽減世帯に属する 一般被保険者数 一定割合 7(6) 割軽減 5(4) 割軽減 2 割軽減 15% 14% 13% (2) 保険料軽減分 国民健康保険法施行令第 29 条の 7 第 5 項若しくは地方税法第 703 条の 5 に基づき 低所得者に対して軽減する保険料 ( 税 ) 額 - 2 -

5. 軽減額等の確定の時期毎年度 10 月 20 日までに賦課期日現在において 軽減世帯であることが明らかとなった世帯に係る保険料 ( 税 ) の軽減総額 保険基盤安定負担金は一般会計に交付されるが 年度内に国保特別会計に繰り入れて運用することになる 6. 負担金の交付申請に用いる軽減対象者数等の把握負担金申請に用いる軽減対象者数等については 国が示す繰入金額算出基礎票記載要領による他 道では 各市町村の軽減区分毎の軽減対象者数等の把握のため 低所得者軽減対象世帯数等調査票 ( 以下 調査票 ) の作成をお願いしています ( 参考 1 調査票 ) この調査票は 賦課期日から本算定日までの引き続く軽減世帯数等を元に 資格の得喪や所得の更正等による賦課期日時点の軽減対象世帯数等の増減を整理し 最終的に賦課期日時点の軽減対象者数等を把握するものです 7. 調査票の記載についての主な留意事項 退職被保険者等の欄は 退職被保険者等分の世帯数の各欄は退職被保険者のみで構成されている世帯数を入力すること とされており 混合世帯については 世帯は一般世帯として整理しますが 被保険者数についてはそれぞれ一般被保険者 退職被保険者に区分することになります 軽減世帯数等には 賦課期日後 4 月中に資格を喪失した世帯等 ( 月割課税の対象 とならない場合 ) についても 含めて計上します 調査票の記載方法及び国様式 ( 算出基礎票 ) との関連については 参考 1~3 を 参照してください その他 様式作成における全般的事項については 平成 29 年度基盤安定負担金 の交付申請書等の確認手順等について ( 平成 29 年 9 月 4 日付け国保制度グ ループ主幹事務連絡 ) を参照してください - 3 -

〇低所得者軽減対象世帯数等調査票 ( 参考 1) 道様式 1 基盤安定負担金低所得者軽減対象世帯数等調査票 ( 基礎賦課分 後期高齢者支援金等賦課分 ) 保険者番号 保険者名 全被保険者分 退職被保険者分 世帯数及び 低所得者軽減対象世帯数及び被保険者数 世帯数及び 低所得者軽減対象世帯数及び被保険者数 区 分 被保険者数 7 割軽減 5 割軽減被保険者数 7 割軽減 5 割軽減 2 割軽減軽減合計 ( 総数 ) (6 割軽減 ) (4 割軽減 ) ( 総数 ) (6 割軽減 ) (4 割軽減 ) 2 割軽減軽減合計 A B C D E F G H I J Ⅰ 確定賦課までに把握している状況 1 4 月 1 日から確定賦課まで引き続く世帯 この世帯内に 4 月 1 日から確定賦課まで引き続き属する被保険者数 0 人 0 人 この世帯内に 4 月 1 日に属するが確定賦課までに資格を喪失した被保険者数 0 人 0 人 2 4 月 1 日現在の世帯のうち確定賦課までに消失したもの この世帯内に 4 月 1 日に属する被保険者数 0 人 0 人 3 小計 (4 月 1 日現在の世帯 ) 1+2 この世帯内に 4 月 1 日に属する被保険者数 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 Ⅱ 確定賦課後 10 月 20 日までの間に把握した 所得の異動状況 1 Ⅰ3 のうち非自発的失業軽減に該当し 4 月 1 日以前に遡及して軽減区分を変更した世帯の増減 この世帯内に 4 月 1 日に属する被保険者数の増減 0 人 0 人 2 Ⅰ3 のうち所得の更正決定 ( 増額 ) により 4 月 1 日以前に遡及して軽減区分を変更した世帯の増減 この世帯内に 4 月 1 日に属する被保険者数の増減 0 人 0 人 3 Ⅰ3 のうち所得の更正決定 ( 減額 ) により 4 月 1 日以前に遡及して軽減区分を変更した世帯の増減 この世帯内に 4 月 1 日に属する被保険者数の増減 0 人 0 人 4 小計 1+2+3 この世帯内に 4 月 1 日に属する被保険者数の増減 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 Ⅲ 確定賦課後 10 月 20 日までの間に把握した 被保険者の異動状況 1 Ⅰ3 の世帯内に 4 月 1 日以前に遡及して属する被保険者となった者があり 軽減区分を変更した世帯 この世帯に 4 月 1 日に遡及して属する被保険者となった者の数 0 人 0 人 2 Ⅰ3 の世帯内に 4 月 1 日以前に遡及して資格を消失した者があり 軽減区分を変更した世帯 この世帯に 4 月 1 日に遡及して資格を消失した者の数 0 人 0 人 3 小計 1+2 この世帯に 4 月 1 日に遡及して異動があった被保険者数の増減 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 Ⅳ 確定賦課後 10 月 20 日までの間に把握した 世帯の異動状況 1 4 月 1 日以前に遡及して加入した世帯 この世帯内に 4 月 1 日に遡及して資格を取得した被保険者数 0 人 0 人 2 4 月 1 日以前に遡及して喪失した世帯 この世帯内で 4 月 1 日に遡及して資格を喪失した被保険者数 0 人 0 人 3 小計 1-2 この世帯に 4 月 1 日以前に遡及して異動があった被保険者数の増減 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 Ⅴ 合計 (10 月 20 日時点で把握している状況 ) 4 月 1 日現在世帯 4 月 1 日現在被保険者数 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 - 4 -

〇低所得者軽減対象世帯数等調査票の記載方法 ( 参考 2) Ⅰ 確定賦課までに把握している状況 総数 7 割軽減 5 割軽減 2 割軽減軽減合計 4/1 確定 A D E F G 員 被保険者 この世帯内に4 月 1 日から確定賦課まで引き続き属する被保険者数 2 人 2 人 2 人 2 人分の所得 5 割軽減基準満たすとする この世帯内に4 月 1 日に属するが確定賦課までに資格を喪失した被保険者数 0 人 この間に 4 月 1 日に遡及して所得の変更 ( 更正決定のほか非自発的失業軽減による変更も含む ) があった場合は 変更後の額で区分判定する この間に 4 月 2 日以後に遡及して非自発的失業軽減があった場合は 区分の再判定は行わないため影響を及ぼさない 員 被保険者 この世帯内に4 月 1 日から確定賦課まで引き続き属する被保険者数 1 人 1 人 1 人 2 人分の所得 7 割軽減基準満たすとする この世帯内に4 月 1 日に属するが確定賦課までに資格を喪失した被保険者数 1 人 1 人 1 人 主 被保険者 2 4 月 1 日現在の世帯のうち確定賦課までに消失 (1 世帯 ) (1 世帯 ) (1 世帯 ) 員 被保険者 この世帯内に4 月 1 日に属する被保険者数 2 人 2 人 2 人 2 人分の所得 7 割軽減基準満たすとする 3 小計 (4 月 1 日現在の世帯 ) 1+2 (3 世帯 ) (2 世帯 ) (1 世帯 ) (3 世帯 ) この世帯内に 4 月 1 日に属する被保険者数 6 人 4 人 2 人 6 人 Ⅱ 確定賦課後 10 月 20 日までの間に把握した 所得の異動状況 総数 7 割軽減 5 割軽減 2 割軽減軽減合計 4/1 確定 A D E F G 員 被保険者 ( 非自発的失業 ) この世帯内に4 月 1 日から確定賦課まで引き続き属する被保険者数 2 人 2 人 2 人 確定賦課時点では5 割軽減だったが この世帯内に4 月 1 日に属するが確定賦課までに資格を喪失した被保険者数 0 人 10 月 20 日までの間に7 割軽減となることが判明 1 Ⅰ3のうち非自発的失業軽減に該当し4 月 1 日 (1 世帯 ) -(1 世帯 ) ( 世帯 ) この世帯内に4 月 1 日に属する被保険者数 2 人 -2 人 0 人 員 被保険者 この世帯内に4 月 1 日から確定賦課まで引き続き属する被保険者数 1 人 1 人 1 人 確定賦課時点では2 割軽減だったが この世帯内に4 月 1 日に属するが確定賦課までに資格を喪失した被保険者数 1 人 1 人 1 人 10 月 20 日までの間に軽減対象外となること 2 Ⅰ3のうち所得の更正決定 ( 増額 ) により4 月 1 -(1 世帯 ) -(1 世帯 ) が判明 この世帯内に4 月 1 日に属する被保険者数 -2 人 -2 人 4 小計 1+2+3 (1 世帯 ) -(1 世帯 ) -(1 世帯 ) -(1 世帯 ) この世帯内に 4 月 1 日に属する被保険者数 2 人 -2 人 -2 人 -2 人 Ⅲ 確定賦課後 10 月 20 日までの間に把握した 被保険者の異動状況 当初 総数 7 割軽減 5 割軽減 2 割軽減軽減合計 4/1 確定 A D E F G 1 人分の所得 5 割軽減基準満たすとする この世帯内に4 月 1 日から確定賦課まで引き続き属する被保険者数 1 人 1 人 1 人 この世帯内に4 月 1 日に属するが確定賦課までに資格を喪失した被保険者数 0 人 10 月 20 日までの間に 世帯員がいたことが判明 1 Ⅰ3の世帯内に 4 月 1 日以前に遡及して属す -(1 世帯 ) (1 世帯 ) ( 世帯 ) 員 被保険者 この世帯に4 月 1 日に遡及して属する被保険者となった者の数 1 人 -1 人 2 人 1 人 2 人分の所得 2 割軽減基準満たすとする Ⅳ 確定賦課後 10 月 20 日までの間に把握した 世帯の異動状況 当初 総数 7 割軽減 5 割軽減 2 割軽減軽減合計 4/1 確定 A D E F G 員 被保険者 この世帯内に4 月 1 日から確定賦課まで引き続き属する被保険者数 1 人 1 人 1 人 2 人分の所得 7 割軽減基準満たすとする この世帯内に4 月 1 日に属するが確定賦課までに資格を喪失した被保険者数 1 人 1 人 1 人 2 4 月 1 日以前に遡及して喪失した世帯 (1 世帯 ) (1 世帯 ) (1 世帯 ) 10 月 20 日までの間に 4 月 1 日以前喪失が判明 この世帯内で4 月 1 日に遡及して資格を喪失した被保険者数 2 人 2 人 2 人 - 5 -

〇低所得者軽減対象世帯数等調査と申請様式 ( 算出基礎票 ) との突合 ( 参考 3) 道様式 低所得者軽減対象世帯数等調査票 ( 医療 後期分 ) 合計欄抜粋 基盤安定負担金低所得者軽減対象世帯数等調査票 ( 基礎賦課分 後期高齢者支援金等賦課分 ) 保険者番号 保険者名 全被保険者分 退職被保険者分 世帯数及び 低所得者軽減対象世帯数及び被保険者数 世帯数及び 低所得者軽減対象世帯数及び被保険者数 区 分 被保険者数 7 割軽減 5 割軽減被保険者数 7 割軽減 5 割軽減 2 割軽減軽減合計 ( 総数 ) (6 割軽減 ) (4 割軽減 ) ( 総数 ) (6 割軽減 ) (4 割軽減 ) 2 割軽減軽減合計 A B C D E F G H I J Ⅴ 合計 (10 月 20 日時点で把握している状況 ) 4 月 1 日現在世帯 4 月 1 日現在被保険者数 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 国様式 様式第 2-1 号基盤安定負担金繰入金額算出基礎票 ( 医療分 ) 抜粋 被保険者の別 全被保分 退職分 ( 再掲 ) 世帯数 世帯 世帯 賦課期日における世帯数及び被保険者数 左のうち保険料 ( 税 ) 軽減対象者数 被保険者数 世 帯 数 被保険者数 7 割 (6 5 割 ) 5 割 (4 3 割 ) 2 割 計 7 割 (6 5 割 ) 5 割 (4 3 割 ) 2 割 計 人特定 ( 継続 ) 世帯以外 特 定 世 帯 特 定 継 続 世 帯 人特定 ( 継続 ) 世帯以外 特 定 世 帯 特 定 継 続 世 帯 各欄については 全被保険者分 退職分とそれぞれに対応しています 軽減世帯数については 算出基礎票の特定 ( 継続 ) 世帯以外 特定世帯 特定継続世帯 の合算額と合致する - 6 -