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本資料は 様々な世帯類型ごとに公的サービスによる受益と一定の負担の関係について その傾向を概括的に見るために 試行的に簡易に計算した結果である 例えば 下記の通り 負担 に含まれていない税等もある こうしたことから ここでの計算結果から得られる ネット受益 ( 受益 - 負担 ) の数値については

別紙2

このジニ係数は 所得等の格差を示すときに用いられる指標であり 所得等が完全に平等に分配されている場合に比べて どれだけ分配が偏っているかを数値で示す ジニ係数は 0~1の値をとり 0 に近づくほど格差が小さく 1に近づくほど格差が大きいことを表す したがって 年間収入のジニ係数が上昇しているというこ

女性が働きやすい制度等への見直しについて

01 公的年金の受給状況

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資料9

目次 第 1 章調査概要 調査の目的 調査の方法... 1 第 2 章分析内容 世帯主年齢階級別の世帯数割合 世帯主年齢階級別の等価可処分所得 世帯主年齢階級別の等価所得 拠出金の内訳 世帯主年齢階級別

消費税増税等の家計への影響試算(2018年10月版)

平成 30 年 5 月 21 日 ( 月 ) 平成 30 年第 6 回経済財政諮問会議資料 4-1( 加藤臨時議員提出資料 ) 資料 年を見据えた社会保障の将来見通し ( 議論の素材 ) 平成 30 年 5 月 28 日 厚生労働省

消費税増税等の家計への影響試算(2017年10月版)<訂正版>

(3) 可処分所得の計算 可処分所得とは 家計で自由に使える手取収入のことである 給与所得者 の可処分所得は 次の計算式から求められる 給与所得者の可処分所得は 年収 ( 勤務先の給料 賞与 ) から 社会保険料と所得税 住民税を差し引いた額である なお 生命保険や火災保険などの民間保険の保険料およ

3 世帯属性ごとのサンプルの分布 ( 両調査の比較 参考 3) 全国消費実態調査は 相対的に 40 歳未満の世帯や単身世帯が多いなどの特徴がある 国民生活基礎調査は 高齢者世帯や郡部 町村居住者が多いなどの特徴がある 4 相対的貧困世帯の特徴 ( 全世帯との比較 参考 4) 相対的貧困世帯の特徴とし

平成30年版高齢社会白書(概要版)(PDF版)


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図表 II-39 都市別 世帯主年齢階級別 固定資産税等額 所得税 社会保険料等額 消 費支出額 居住コスト 年間貯蓄額 ( 住宅ローン無し世帯 ) 単位 :% 東京都特別区 (n=68) 30 代以下 (n=100) 40 代

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1 / 5 発表日 :2019 年 6 月 18 日 ( 火 ) テーマ : 貯蓄額から見たシニアの平均生活可能年数 ~ 平均値や中央値で見れば 今のシニアは人生 100 年時代に十分な貯蓄を保有 ~ 第一生命経済研究所調査研究本部経済調査部首席エコノミスト永濱利廣 ( : )

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参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

図 3 世界の GDP 成長率の実績と見通し ( 出所 ) Capital in the 21st century by Thomas Piketty ホームページ 図 4 世界の資本所得比率の実績と見通し ( 出所 ) Capital in the 21st century by Thomas P

ポイント 〇等価尺度法を用いた日本の子育て費用の計測〇 1993 年 年までの期間から 2003 年 年までの期間にかけて,2 歳以下の子育て費用が大幅に上昇していることを発見〇就学前の子供を持つ世帯に対する手当てを優先的に拡充するべきであるという政策的含意 研究背景 日本に

米国の給付建て制度の終了と受給権保護の現状

1 概 況

消費税増税等の家計への影響試算

相対的貧困率等に関する調査分析結果について

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除額の変遷 1 昭和 49 年産業構造が転換し会社員が急速に増加 ( 働き方が変化 ) する中 (1) 実際の勤務関連経費が給与所得控除を上回っても 当時は特定支出控除 ( 昭和 63 年導入 ) がなく 会社員は実際の勤務関連経費がいくら高くても実額控除できなかった

介護休業制度の利用拡大に向けて

14 日本 ( 社人研推計 ) 日本 ( 国連推計 ) 韓国中国イタリアドイツ英国フランススウェーデン 米国 図 1. 1 主要国の高齢化率の推移と将来推計 ( 国立社会保障 人口問題研究所 資料による ) 高齢者を支える

2. 改正の趣旨 背景税制面では 配偶者のパート収入が103 万円を超えても世帯の手取りが逆転しないよう控除額を段階的に減少させる 配偶者特別控除 の導入により 103 万円の壁 は解消されている 他方 企業の配偶者手当の支給基準の援用や心理的な壁として 103 万円の壁 が作用し パート収入を10

いずれも 賃金上昇率により保険料負担額や年金給付額を65 歳時点の価格に換算し 年金給付総額を保険料負担総額で除した 給付負担倍率 の試算結果である なお 厚生年金保険料は労使折半であるが 以下では 全ての試算で負担額に事業主負担は含んでいない 図表 年財政検証の経済前提 将来の経済状

相対的貧困率の動向: 2006, 2009, 2012年

2. 男女別の無償労働の貨幣評価額無償労働の貨幣評価額を男女別にみると ( 図表 2-2) 2006 年時点の女性の構成比は OC 法では 80.5% RC-S 法では 83.7% RC-G 法では 84.7% となっている また 時系列では 女性の構成比が次第に低下してきていることが分かるが これ

2. 繰上げ受給と繰下げ受給 65 歳から支給される老齢厚生年金と老齢基礎年金は 本人の選択により6~64 歳に受給を開始する 繰上げ受給 と 66 歳以降に受給を開始する 繰下げ受給 が可能である 繰上げ受給 を選択した場合には 繰上げ1カ月につき年金額が.5% 減額される 例えば 支給 開始年齢

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

目 次 (1) 財政事情 1 (2) 一般会計税収 歳出総額及び公債発行額の推移 2 (3) 公債発行額 公債依存度の推移 3 (4) 公債残高の累増 4 (5) 国及び地方の長期債務残高 5 (6) 利払費と金利の推移 6 (7) 一般会計歳出の主要経費の推移 7 (8) 一般会計歳入の推移 8

平成 年 2 月 日総務省統計局 労働力調査 ( 詳細集計 ) 平成 24 年 10~12 月期平均 ( 速報 ) 結果の概要 1 Ⅰ 雇用者 ( 役員を除く ) 1 1 雇用形態 2 非正規の職員 従業員の内訳 Ⅱ 完全失業者 3 1 仕事につけない理由 2 失業期間 3 主な求職方法 4 前職の

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 第1節 国における子育て環境の現状と今後の課題         

平成25年 国民生活基礎調査【所得票】 結果表一覧(案)

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平成19年度税制改正.xls

1. 改革の方向性 女性の働き方に中立的な制度整備に当たっては 可処分所得の大幅な減少が生じないよう 負担を最小化 負担増減を円滑化するとともに こうした見直しが 負担増の生じる世帯 個人に ベネフィットとして戻ってくる制度改革とすることが不可欠 改革の進め方についての方針を明示し できるものから早

社会保障・税一体改革による家計への影響試算<改訂版>

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我が国中小企業の課題と対応策

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2. 改正の趣旨 背景の等控除は 給与所得控除とは異なり収入が増加しても控除額に上限はなく 年金以外の所得がいくら高くても年金のみで暮らす者と同じ額の控除が受けられるなど 高所得の年金所得者にとって手厚い仕組みとなっている また に係る税制について諸外国は 基本的に 拠出段階 給付段階のいずれかで課

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つのシナリオにおける社会保障給付費の超長期見通し ( マクロ ) (GDP 比 %) 年金 医療 介護の社会保障給付費合計 現行制度に即して社会保障給付の将来を推計 生産性 ( 実質賃金 ) 人口の規模や構成によって将来像 (1 人当たりや GDP 比 ) が違ってくる

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2017 年度税制改正大綱のポイント ~ 積立 NISA の導入 配偶者控除見直し ~ 大和総研金融調査部研究員是枝俊悟

20 金融資産目標残高 今後の金融商品の保有希望 元本割れを起こす可能性があるが 収益性の高いと見込まれる金融商品の保有 日常的な支払い ( 買い物代金等 ) の主な資金決済手段 日常的な支払い ( 買い物代金等 ) の主な資金決済手段 ( 続き )

人口 世帯に関する項目 (1) 人口増加率 0.07% 指標の説明 人口増加率 とは ある期間の始めの時点の人口総数に対する 期間中の人口増加数 ( 自然増減 + 社会増減 ) の割合で 人口の変化量を総合的に表す指標として用いられる 指標の算出根拠 基礎データの資料 人口増加率 = 期間中の人口増

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平成の30年間、家計の税・社会保険料はどう変わってきたか

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(1987) (1990) (1991) (1996) (1998) (1999) (2000) (2001) (2002) 3 ( ) ( ) hkyo

シニア層の健康志向に支えられるフィットネスクラブ

第17回税制調査会 資料1-3

2. 年金額改定の仕組み 年金額はその実質的な価値を維持するため 毎年度 物価や賃金の変動率に応じて改定される 具体的には 既に年金を受給している 既裁定者 は物価変動率に応じて改定され 年金を受給し始める 新規裁定者 は名目手取り賃金変動率に応じて改定される ( 図表 2 上 ) また 現在は 少

第3回税制調査会 総3-2

短時間労働者への厚生年金 国民年金の適用について 1 日又は 1 週間の所定労働時間 1 カ月の所定労働日数がそれぞれ当該事業所 において同種の業務に従事する通常の就労者のおおむね 4 分の 3 以上であるか 4 分の 3 以上である 4 分の 3 未満である 被用者年金制度の被保険者の 配偶者であ

共働き・子育て世帯の消費実態(1)-少子化でも世帯数は増加、収入減で消費抑制、貯蓄増と保険離れ

ったと判断します なお 一時的に認定基準月額以上の収入がある月があっても 認定基準年額を超えるまでの間は認定できます また 勤務した月の給与が翌月以降に支払われる場合でも 原則 勤務月の収入として取扱います 継続して認定できる事例 認定基準月額未満であるので 継続して認定できます 認定基準月額以上の

参考資料

政策課題分析シリーズ16(付注)

なお 夫の給与所得が高いほど 税制における配偶者控除の利用率も高くなる ( 注 4) 配偶者控除による税負担の軽減額は所得が高くなるにつれて大きくなり その恩恵に浴する人は高所得の人ほど多い つまり専業主婦世帯では夫の所得が高くなるほど配偶者控除や第 3 号被保険者制度による恩恵を その分 多く享受

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社会保障給付の規模 伸びと経済との関係 (2) 年金 平成 16 年年金制度改革において 少子化 高齢化の進展や平均寿命の伸び等に応じて給付水準を調整する マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びはの伸びとほぼ同程度に収まる ( ) マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びは 1.6

国民経済計算から見た日本経済の新動向

平成19年度分から

第12回税制調査会 総12-1(案とれ)

平成 31 年度社会保障関係予算のポイント 頁 新 ( 平成 31 年 1 月 18 日閣議決定 ) 旧 ( 平成 年 12 月 21 日閣議決定 ) 1 平成 31 年度社会保障関係費の姿 平成 31 年度社会保障関係費の姿 ( 注 ) 年度 31 年度増 減 329, ,914 +1

A History of Nursery Center Policy in Post-War Japan: Why the Child Welfare Law Was Revised in 1997

第2回税制調査会 総2-2

2. 特例水準解消後の年金額以下では 特例水準の段階的な解消による年金額の変化を確認する なお 特例水準の解消により実際に引き下げられる額については 法律で定められた計算方法により年金額を計算することに加え 端数処理等の理由により203 年 9 月の年金額に所定の減額率を乗じた額と完全に一致するもの

災害公営住宅について(ガイドブック)1-2p

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[ 特別控除の一覧 ] 控除の内容 特定扶養親族控除 ( 税法上の扶養親族で満 16 才以上 23 才未満の扶養親族 ) 老人扶養親族 配偶者控除 ( 税法上の扶養親族で満 70 才以上の扶養親族 ) 控除額 1 人につき 250,000 1 人につき 100,000 障がい者控除寡婦 ( 夫 )

年の家族 2-1 世帯モデル設定本章では 3 つの社会変化をもとに世帯モデルを以下のように設定する 1 専業主婦世帯 ( 標準モデル世帯 ) 平均的な男性賃金で 45 年間厚生年金に加入した夫と 45 年間専業主婦の夫婦 2 生涯単身男性世帯 平均的な男性賃金で 45 年間厚生年金に加

金のみの場合は年収 28 万円以上 1 年金収入以外の所得がある場合は合計所得金額 2 16 万円以上が対象となる ただし 合計所得金額が16 万円以上であっても 同一世帯の介護保険の第 1 号被保険者 (65 歳以上 ) の年金収入やその他の合計所得が単身世帯で28 万円 2 人以上世帯で346

季刊家計経済研究 2003 SPRING No 万円 1世帯当たり平均可処分所得金額は 187.4万円 世帯人員1人当たり平均所得金額は 図表-9 高齢者世帯の平均収入の伸びに対する稼働所得 及び公的年金 恩給等の寄与率 212.3万円である 平均世帯人員は3.23人 平 均有業人員

厚生年金 健康保険の強制適用となる者の推計 粗い推計 民間給与実態統計調査 ( 平成 22 年 ) 国税庁 5,479 万人 ( 年間平均 ) 厚生年金 健康保険の強制被保険者の可能性が高い者の総数は 5,479 万人 - 約 681 万人 - 約 120 万人 = 約 4,678 万人 従業員五人

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2018年度税制改正で所得税はどう変わるか

所得控除 雑損控除 医療費控除 社会保険料控除等 旧生命保険料控除 旧個人年金保険料控除 ( 実質損失額 - 総所得金額等の合計額 10%) 又は ( 災害関連支出の金額 -5 万円 ) のうち いずれか多い方の金額医療費の実質負担額 -(10 万円と総所得金額等の 5% のいずれか低い金額 ) 限

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事例検証 事例 1 37 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (2 歳 ) が遺される場合ガイドブック P10 計算例 1 P3 事例 2 42 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (7 歳 4 歳 ) が遺される場合 P4 事例 3 事例 3A 事例 3B 53 歳の会社員の夫

Transcription:

税 社会保障等を通じた 受益と負担について ( 配布資料 ) 平成 27 年 6 月 1 日内閣府

1 本分析の趣旨 経済再生と両立する 22 年度の財政健全化の達成に向けた具体的な計画については 現在我が国で生じている 経済 社会の変化や 現在の国民の受益と負担の構造を踏まえて議論していく必要がある 本分析は 上記の問題意識の下 税 社会保障等を通じた受益 負担構造の現状並びに約 2 年前との比較について検証したものである 分析手法の概要 留意点 世帯類型 年齢階層 収入階層 金融資産保有状況の別に 世帯毎の公的な受益 ( 年金等 医療 介護 教育 保育サービス ) と負担 ( 直接税 間接税 社会保険料 ) 及び受益から負担を引いた受益超過幅 ( ネット受益 ) を試算し 受益 負担の現状と約 2 年前と比較した変化を 金額及び総収入に対する比率 ( ネット受益率 / 負担率 ) によって評価 現実の制度を反映して推計しているが 主要な項目について簡易な方法で試算していることなどから 試算結果は幅を持ってみる必要がある 215 年については 最新の 29 年調査の個票データを使用し 215 年 1 月時点の税 社会保障制度等を簡易的に反映させて計算している このため 215 年の試算結果は リーマンショック直後の 29 年時点の世帯構成や収入 支出構造に基づいた仮定計算であることに留意する必要がある 214 年調査の公表後 これを用いて本試算を改訂する予定 具体的な計算の前提については 末尾の参考を参照

2 分析結果のポイント ミクロの視点 : 世帯類型別 年金給付のある高齢者や 教育サービスを受ける子供のいる世帯では 受益が大きい傾向 過去約 2 年間に 現役世代を中心に社会保険料負担が増加 6 代では年金支給開始年齢引上げもあって年金給付額が減少 4 代男性 配偶者有り ( 共働き ) 子供 2 人世帯をみると 過去約 2 年間に 中低所得者では社会保険料や消費税の負担率上昇幅が大きいが 医療 教育サービス等の受益率も上昇 セミマクロ ( 注 ) の視点 : 年齢階層別 現役世代はネット負担超 高齢者はネット受益超 過去約 2 年間に 若年は子供の数の減少による受益減もあって ネット負担が増加する一方 高齢者のネット受益は不変 ( 年金は支給開始年齢引上げで減少 他方 医療 介護サービスが増加 ) 収入階層別 ( 現役世代 ) 高所得者ほどネット負担率は高い 過去約 2 年間に 中低所得者でのネット負担率がやや上昇 ( 注 ) 過去との比較においては 世帯構成 ( 世帯規模縮小 少子化 ) や収入構造等 経済社会構造の変化による影響が含まれる 収入階層別 ( 高齢者 ) 総収入が1,2 万円以下の所得層でネット受益超 ただし 過去約 2 年間に ネット受益率はやや低下 金融資産状況別 高齢者は 現役世代に比べていずれの収入階層でも金融資産を多く保有している 金融資産保有残高が大きい方が 年金等の受益が多く受益超が大きい傾向 女性の活躍 子育て支援に関する視点 : 子供のいる世帯 妻の年齢が若く 幼少の子供がいる世帯では 共働き比率が低く 育児と就業を両立する上での困難が大きいことが窺われる 共働き世帯は 保育サービスへの需要が強い 片働き世帯と共働き世帯では ネット受益率に大きな差はない 過去約 2 年間 子供のいる世帯では 片働き 共働きともにネット受益率は横ばい 子供のいない世帯ではネット負担が増加

1. 様々な世帯類型別にみた受益 負担構造 年金給付のある高齢者や 教育サービスを受ける子どものいる世帯では 受益が大きい傾向 ( 万円 ) 4 世帯類型別の受益と負担 (215 年 ) ( 対総収入比 %) 1 3 2 1-1 -2-1.1-53.3 1.9 1.5-18. -135.8 1.2 9.1 対総収入比 ( 目盛右 ) -16.3-16.7 ネット受益 負担 -3 3 代男性 3 代男性 4 代男性 4 代男性 5 代男性 5 代男性 6 代男性 6 代女性世帯主の性別 子ども 3 代 男性 1 人 子ども 3 代 男性 2 人 4 共働き代 男性 4 共働き代 男性 子どもなし 5 代 男性 年齢 子ども 5 代 男性 1 人 子どもなし 6 代 男性 7 代 女性 単身 子どもなし有 子ども有 2 人配偶者の有無有有有有有無 ( 共働き ) ( 共働き ) 子供の数 1 人 2 人無 2 人無 1 人無無 -114.9-143. 51.4 196.2 78.6 174.6 8 6 4 2-2 -4-6 -8 受益 負担 総収入平均値 (527 万円 ) (552 万円 ) (756 万円 ) (778 万円 ) (76 万円 ) (856 万円 ) (382 万円 ) (222 万円 ) 年金等 医療サービス 介護サービス 教育サービス 保育サービス 所得税 住民税 消費税 年金保険料 健保保険料 ( 備考 ) 総収入は 給与収入のほか 年金収入 事業収入 不動産収入等を含む 年金等は 公的年金のほか 児童手当や生活保護を含む 3

2. 様々な世帯類型別にみた受益 負担構造の変化 過去約 2 年間の変化をみると ほとんどの世帯類型で収入が減少する中 1 全ての世帯類型で 収入減もあって所得税 住民税の負担が減少 消費税率の引上げ (3% 5%) による負担が増加 2 現役世代を中心に社会保険料の負担が増加 3 特に年金支給開始年齢引上げの影響が大きい 6 代では年金給付金額が大きく減少 4 子供のいる世帯に対する教育サービスや児童手当の受益が増加 といった特徴がみられる ( 万円 ) 8 6 4 2-2 -4-6 -8-1 世帯類型別のネット受益 負担の変化の内訳 (1994 年 215 年 ) ( 対総収入比 %) 3.4 ネット受益 負担 2.4 27.9 17.6 1.4 8.7-5.6-1.3 -.1 1.9 -.1-1. -1. -.9-1.8-7.8 対総収入比 ( 目盛右 ) 4 3 2 1-1 -2-3 -4-5 受益増加 負担増加 -12 世帯主の性別 3 代男性 3 代男性 4 代男性 4 代男性 5 代男性 5 代男性 6 代男性 6 代女性 3 代 男性 3 代 男性 4 代 男性 4 代 男性 5 代 男性 5 代 男性 6 代 男性 7 代 女性 年齢 子ども1 人 子ども2 人 共働き 共働き 子どもなし 子ども1 人 子どもなし 単身 子どもなし有 子ども有配偶者の有無有有 2 人有有有無 ( 共働き ) ( 共働き ) 子供の数 1 人 2 人無 2 人無 1 人無無 総収入平均値 (-45 万円 ) (-49 万円 ) (-57 万円 ) (-79 万円 ) (-113 万円 ) (-123 万円 ) (-129 万円 ) (+4 万円 ) 年金等 医療サービス 介護サービス 教育サービス 保育サービス 所得税 住民税 消費税 年金保険料 健保保険料 ( 備考 )1. 総収入は 給与収入のほか 年金収入 事業収入 不動産収入等を含む 年金等は 公的年金のほか 児童手当や生活保護を含む 2.6 代 男性 ( 配偶者有り 子供無し ) の年金等の減少には 年金支給開始年齢の引上げの影響等を含む -6 4

3. 共働き 子供 2 人世帯における収入階層別にみた受益 負担構造 4 代男性 配偶者有り ( 共働き ) 子供 2 人世帯について 収入階層別の受益 負担構造をみると 高所得者ほど税 社会保険料の負担が大きい 過去約 2 年間の変化をみると 中低所得者では社会保険料や消費税の負担率上昇幅が大きいが 医療 教育サービス等の受益率も上昇 ( 万円 ) 3 2 4 代男性 配偶者有り ( 共働き ) 子供 2 人世帯収入階層別の受益と負担 (215 年 ) 1.6 ( 対総収入比 %) 15 1 1 8 4 代男性 配偶者有り ( 共働き ) 子供 2 人世帯収入階層別のネット受益 負担の変化の内訳 (1994 年 215 年 ) ( 対総収入比 %) ネット受益 負担 ( 対総収入比 ) 1-1 -2-3 -4 64.8 ネット受益 負担 -3.1-3.2-132.2-9.9-321. -18.4 5-5 -1-15 -2 受益 負担 6 4 2-2 -4-6 2.2 1.1 1.8 -.3 受益増加 負担増加 -5-6 -25 対総収入比 ( 目盛右 ) -3 4~8 8~12 12~16 16~2 ( 世帯の総収入 万円 ) -1 年金等 医療サービス 介護サービス 教育サービス 保育サービス 所得税 住民税 消費税 年金保険料 健保保険料 -8 4~8 8~12 12~16 16~2 ( 世帯の総収入 万円 ) ( 備考 ) 総収入は 給与収入のほか 年金収入 事業収入 不動産収入等を含む 年金等は 公的年金のほか 児童手当や生活保護を含む 5

4. 年齢階層別にみた受益 負担構造 現役世代は税 社会保険料負担によりネット負担超となる一方 高齢者は年金給付を中心としてネット受益超 消費税は高齢者を含めて幅広く負担されているのに対し 所得税 住民税 社会保険料は現役世代の負担が重い 3 2 ( 万円 ) 年齢階層別の受益と負担 (215 年 ) ネット受益 負担 1 受益 -1 負担 -2-3 2~39 4~59 6~ ( 世帯主の年齢 歳 ) 年金等 医療サービス 介護サービス 教育サービス 保育サービス 消費税 所得税 住民税 年金保険料 健保保険料 ( 備考 ) 総収入は 給与収入のほか 年金収入 事業収入 不動産収入等を含む 年金等は 公的年金のほか 児童手当や生活保護を含む 6

5. 年齢階層別にみた受益 負担構造の変化 過去約 2 年間の変化をみると 子供数の減少による受益減もあって若年のネット負担が上昇 一方 高齢者のネット受益は不変 ( 年金は支給開始年齢引上げにより減少 ) 消費税率引上げは高齢者を含めて幅広く負担の増加につながっているのに対し 若年では社会保険料による負担が拡大し かつ現物給付 ( 医療等 ) の増加幅は小さい ( 万円 ) 25 2 年齢階層別のネット受益 負担の変化 (1994 年 215 年 ) 5 4 3 年齢階層別のネット受益 負担の変化の内訳 (1994 年 215 年 ) ( 万円 % ポイント ) ネット受益 負担 15 1 2 1 受益増加 5 1994 年 受益 -1-2 負担増加 -5-1 215 年 2~39 4~59 6~ ( 世帯主年齢 歳 ) -3 負担 -4-5 対総収入比 2~39 4~59 6~ ( 世帯主の年齢 歳 ) 年金等 医療サービス 介護サービス 教育サービス 保育サービス 消費税 所得税 住民税 年金保険料 健保保険料 ( 備考 )1. 総収入は 給与収入のほか 年金収入 事業収入 不動産収入等を含む 年金等は 公的年金のほか 児童手当や生活保護を含む 2.1994 年に実施された総額 5.5 兆円規模の所得税 住民税の特別減税の影響を除いている 3. 国民年金保険および国民健康保険における低所得者等に対する軽減措置を織り込んでいないことに留意が必要 4.6 歳以上においては 1994 年から 215 年にかけて 一世帯あたりの平均でみて 年金等の給付額が 2 万円減少しているが 総収入が 117 万円減少している 7

6. 収入階層別にみた受益 負担構造 ( 現役世代 ) 現役世代では 高所得者ほどネット負担率は高い ただし 税 社会保険料負担をみると 所得税 住民税が累進的である一方 社会保険料負担や消費税が逆進的であることから 総収入 2, 万円程度の世帯まで税 社会保険料全体の負担率はおおむね同程度 ( 対総収入比 %) 総収入金額別の受益 負担 (2~59 歳 215 年 ) 45 35 ネット受益 負担 25 15 受益 5-5 -15 負担 -25-35 -45 ~4 4~8 8~12 12~16 16~2 2~25 25~ 年金等 医療サービス 介護サービス 教育サービス 保育サービス 所得税 住民税 消費税 年金保険料 健保保険料 ( 世帯の総収入 万円 ) ( 備考 )1. 総収入は 給与収入のほか 年金収入 事業収入 不動産収入等を含む 年金等は 公的年金のほか 児童手当や生活保護を含む 2. 国民年金保険および国民健康保険における低所得者等に対する軽減措置を織り込んでいないことに留意が必要 8

7. 収入階層別にみた受益 負担構造の変化 ( 現役世代 ) 過去約 2 年間における変化をみると 大きく変わっていないが 中低所得者では 社会保険料や消費税の負担が増加し ネット負担率がやや上昇 ( 対総収入比 %) 2 総収入金額別のネット受益 負担の変化 (2~59 歳 ) (1994 年 215 年 ) 1 1994 年 受益 -1-2 215 年 負担 -3-4 ~4 4~8 8~12 12~16 16~2 2~25 25~ ( 世帯の総収入 万円 ) ( 備考 )1. 総収入は 給与収入のほか 年金収入 事業収入 不動産収入等を含む 年金等には 公的年金のほか 児童手当や生活保護を含む 2.1994 年に実施された総額 5.5 兆円規模の所得税 住民税の特別減税の影響を除いている 3. 国民年金保険および国民健康保険における低所得者等に対する軽減措置を織り込んでいないことに留意が必要 9

8. 収入階層別にみた受益 負担構造 ( 高齢者 ) 高齢者では 総収入が約 1,2 万円以下の所得層で ネット受益超 ( 対総収入比 %) 135 総収入金額別の受益 負担 (6 歳 ~ 215 年 ) 115 95 ネット受益 負担 75 55 35 15 受益 -5-25 負担 -45 ~4 4~8 8~12 12~16 16~2 2~25 25~ ( 世帯の総収入 万円 ) 年金等 医療サービス 介護サービス 教育サービス 保育サービス 所得税 住民税 消費税 年金保険料 健保保険料 ( 備考 )1. 総収入は 給与収入のほか 年金収入 事業収入 不動産収入等を含む 年金等は 公的年金のほか 児童手当や生活保護を含む 2. 国民年金保険および国民健康保険における低所得者等に対する軽減措置を織り込んでいないことに留意が必要 1

9. 収入階層別にみた受益 負担構造の変化 ( 高齢者 ) 過去約 2 年間の変化をみると 大きく変わっていないが 所得税 住民税の負担軽減が大きい総収入 1,6 万円以上の世帯を除き ネット受益率はやや低下 低所得者では 現物給付 ( 医療 介護サービス ) の増加も大きいが 所得が低いほど税 社会保険料負担の増加幅が大きい ( 対総収入比 %) 1 総収入金額別のネット受益 負担の変化 (6 歳 ~) (1994 年 215 年 ) 8 6 1994 年 4 2 215 年 受益 -2 負担 -4 ~4 4~8 8~12 12~16 16~2 2~25 25~ ( 世帯の総収入 万円 ) ( 備考 )1. 総収入は 給与収入のほか 年金収入 事業収入 不動産収入等を含む 年金等は 公的年金のほか 児童手当や生活保護を含む 2.1994 年に実施された総額 5.5 兆円規模の所得税 住民税の特別減税の影響を除いている 3. 国民年金保険および国民健康保険における低所得者等に対する軽減措置を織り込んでいないことに留意が必要 11

1. 金融資産保有状況 収入と金融資産の保有状況をみると 高所得者ほど多くの金融資産を保有する傾向にあるが 高齢者では いずれの収入階層においても現役世代よりも金融資産残高が大きい傾向 収入階層別にみた金融資産残高構成比 (2~59 歳 ) 24 年 (%) 1994 年 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 ~2 2~4 4~6 6~8 8~1 1~15 15~2 2~25 25~ ( 世帯の総収入 万円 ) 29 年 (%) 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 ~2 収入階層別にみた金融資産残高構成比 (6 歳 ~) 2~4 4~6 6~8 8~1 1~15 15~2 2~25 25~ ( 世帯の総収入 万円 ) -1 万円未満 万円未満 1 万円未満 2 万円未満 3 万円未満 5 万円未満 7 万円未満 1 万円未満 1 万円以上 ( 備考 )1. 総務省 全国消費実態調査 の個票データ等により作成 2. 総収入は 給与収入のほか 年金収入 事業収入 不動産収入等を含む 3. 保有金融資産は 金融資産 ( 貯蓄 ) から借入金等 ( 住宅ローンを除く ) を控除したネットベース 12

11. 金融資産保有状況と受益 負担構造 金融資産保有残高別にみると 現役世代ではネット負担超 他方 高齢者ではネット受益超で 資産残高が高い方が年金等の受益が大きく受益超が大きい傾向 金融資産残高別の受益と負担 (2~59 歳 215 年 ) 金融資産残高別の受益と負担 (6 歳 ~ 215 年 ) ( 万円 ) ( 対総収入比 %) ( 万円 ) ( 対総収入比 %) 3 6 4 1 対総収入比 ( 目盛右 ) ネット受益 負担ネット受益 負担 2 4 3 75 1 2 受益 2 5-1 -2-2 負担 -4 1 25 受益 -3-4 ~ 5 5~1 1~15 15~2 2~4 4~5 5~ -6-8 -1-2 ~ 5 5~1 1~15 対総収入比 ( 目盛右 ) 15~2 2~4 4~5 5~ -25 負担 -5 総収入平均値 ( 純資産残高 万円 ) (478 万円 ) (67 万円 ) (751 万円 ) (852 万円 ) (897 万円 )(1,66 万円 )(1,144 万円 ) 年金等 医療サービス 介護サービス 教育サービス 保育サービス 所得税 住民税 消費税 年金保険料 健保保険料 ( 純資産残高 万円 ) (275 万円 ) (345 万円 ) (365 万円 ) (46 万円 ) (432 万円 ) (58 万円 )(612 万円 ) ( 備考 )1. 総収入は 給与収入のほか 年金収入 事業収入 不動産収入等を含む 年金等は 公的年金のほか 児童手当や生活保護を含む 2. 国民年金保険および国民健康保険における低所得者等に対する軽減措置を織り込んでいないことに留意が必要 3. 保有資産は 金融資産 ( 貯蓄 ) から借入金等 ( 住宅ローンを除く ) を控除したネットベース 13

12. 世帯類型別 ( 子供の有無 配偶者の就業 ) にみた特徴 妻の年齢が 25~34 歳の世帯では 子供のいる世帯の共働き比率が目立って低く 育児と就業を両立する上での困難が大きいことが窺われる 幼少の子供がいる場合 共働き世帯での保育サービスの利用にかかる支出額は 片働き世帯の約 4 倍であり 保育サービスへの需要が強い (%) 9 共働き比率 (214 年 ) ( 万円 ) 3 保育サービス支出 (7 歳未満の子供がいる世帯 215 年 ) (%) 3.5 8 7 子供のいる世帯 子供のいない世帯 25 対総収入比 ( 目盛右 ) 3. 6 2 2.5 5 4 3 2 1 15 1 5 支出額 ( 自己負担分 ) 2. 1.5 1..5 25~34 35~44 45~54 55~64 片働き 共働き. ( 妻の年齢 歳 ) ( 備考 )1. 総収入は 給与収入のほか 年金収入 事業収入 不動産収入等を含む 年金等は 公的年金のほか 児童手当や生活保護を含む 2. 国民年金保険および国民健康保険における低所得者等に対する軽減措置を織り込んでいないことに留意が必要 3. 左図については 世帯主が 2~49 歳の世帯を集計 子供あり は未就業 未婚の子供がいる世帯 子供なし は夫婦のみの世帯 4. 左図については 総務省 労働力調査 により作成 共働きは 夫が就業者かつ妻が雇用者の世帯 片働きは 夫が就業者かつ妻が完全失業者または非労働力人口の世帯 5. 右図について 片働きは配偶者控除のある世帯 共働き世帯は配偶者控除のない世帯を集計 14

13. 世帯類型別 ( 子供の有無 配偶者の就業 ) の受益 負担構造とその変化 子供のいる世帯は いない世帯に比べ 現物給付 ( 教育 保育サービス ) の違いにより受益が大きい このうち 片働き 共働き別にみると ネット受益率に大きな差はない 過去約 2 年間の変化をみると 子供のいる世帯では 児童手当や現物給付 ( 教育 保育サービス ) の受益が増加しているものの 消費税 社会保険料の増加によりネット負担率は横ばい程度 片働き 共働き別にみても同様 子供のいない世帯ではネット負担が増加 3 世帯類型別の受益と負担 (215 年 ) ( 対総収入比 %) 1 世帯類型別のネット受益 負担の変化の内訳 (1994 年 215 年 ) ( 対総収入比 % ポイント ) 2 ネット受益 負担 8 6 ネット受益 負担 1 受益 4 2 受益増加 -1-2 負担 -2-4 -6 負担増加 -3 総収入平均値 片働き共働き片働き共働き 子供あり子供なし (68 万円 ) (855 万円 ) (567 万円 ) (821 万円 ) 年金等 医療サービス 介護サービス 教育サービス 保育サービス 所得税 住民税 消費税 年金保険料 健保保険料 -8 片働き共働き片働き共働き 子供あり 子供なし ( 備考 )1. 総収入は 給与収入のほか 年金収入 事業収入 不動産収入等を含む 2. 世帯主が 2~49 歳の世帯を集計 子供あり は未就業 未婚の子供がいる世帯 子供なし は夫婦のみの世帯 3.1994 年に実施された総額 5.5 兆円規模の所得税 住民税の特別減税の影響を除いている 4. 片働きは配偶者控除のある世帯 共働き世帯は配偶者控除のない世帯を集計 15

( 参考 ) 経済社会の構造変化 16

経済循環の変化 1 賃金等の総額が低下する中 現役世代が負担する社会保険料を主な財源とする年金給付等 ( 社会給付 ) が 家計の可処分所得を下支え 消費は安定的に推移 45 4 35 3 ( 兆円 ) 可処分所得 家計の可処分所得の推移社会給付財産所得賃金等 83 24 288 7 6 5 ( 兆円 ) 名目 GDP の推移 財貨 サービスの輸出民間総固定資本形成在庫品増加公的総固定資本形成民間最終消費支出政府最終消費支出 8 24 25 2 15 285 4 3 99 84 1 5-5 -1-15 直接税 社会負担 その他経常移転 ( 純 ) 1985 9 95 2 5 1-4 -74-26 13 2 1 財貨 サービスの輸入 ( 控除 ) -1 1985 9 95 2 5 1 13 297-96 -4 ( 年 ) ( 年度 ) ( 備考 )1. 内閣府 国民経済計算 により作成 2. 国民経済計算のデータについては 93SNA ベース 1993 年までは平成 12 暦年基準 1993 年以降は平成 17 暦年基準 3. 左図数字は各歴年末 右図数字は各年度末時点 左図は個人企業含む 4. 左図 賃金等 とは 雇用者報酬と営業余剰 混合所得の合計 可処分所得と最終消費支出の差は 貯蓄 と 年金基金年金準備金の変動 を合計したものに相当 17

経済循環の変化 2 家計の貯蓄率は高齢化が進む中で低下傾向にあり 消費を下支え 経済のストック化が進む中 金融資産は増加傾向 4 3 2 (%) 家計の貯蓄率の推移 世帯主 6 歳未満の勤労者世帯 3, 2,5 ( 兆円 ) 金融資産 家計の資産の推移 1 2, 676-1 -2-3 -4 世帯主 6 歳以上の勤労者世帯 世帯主 6 歳以上の無職世帯 全世帯 1,5 1, 5 土地 1,656-5 2 2 4 6 8 1 12 14 198 85 9 95 2 5 1 13 ( 年 ) ( 年 ) ( 備考 )1. 総務省 家計調査 内閣府 国民経済計算 により作成 2. 右図数字は各歴年末時点 個人企業を含む 3. 国民経済計算のデータについては 93SNA ベース 1993 年までは平成 12 暦年基準 1993 年以降は平成 17 暦年基準 18

潜在成長力 人口減少 少子高齢化が進む中 生産年齢人口は減少 民間主導の活力ある経済を維持するためには 投資 イノベーションや労働参加の促進が重要 1.8 1.6 ( 億人 ) 総人口 生産年齢人口の推移 見通し ( 中位推計 ) 3 (%) TFP 潜在成長率の寄与度分解 1.4 21 年 1.28 億人 政府目標 1 億人 2 資本 潜在成長率 1.2 1..8.6 1995 年.87 億人 総人口 1.4.2 生産年齢人口 (15~64 歳 ) -1 労働時間 就業者数. -2 1991-95 91-95 96-2 1-5 6-13 ( 年度 ) ( 年 ) ( 備考 ) 総務省 人口推計 労働力調査 国立社会保障 人口問題研究所 日本の将来推計人口 内閣府 国民経済計算 等により作成 19

若い世代をとりまく環境の変化 〇若い世代を取り巻く雇用 所得環境は厳しく 収入は減少 世帯別の収入分布の変化 ( 二人以上の世帯 / 平成 6 21 年 ) ( 世帯分布 ) 3% (3 歳未満 ) 3% (3~69 歳 ) 25% 平成 21 年 平成 6 年 25% 2% 2% 平成 21 年 平成 6 年 15% 15% 1% 1% 5% 5% % 2 未満 2 3 4 5 6 8 1 125 15 以上 % 2 未満 2 3 4 5 6 8 1 125 15 以上 ( 年間収入階層万円 ) ( 備考 ) 総務省 全国消費実態調査 により作成 2

働き方の変化 21 非正規雇用や夫婦共働き世帯が増加 6, 5, 4, ( 万人 ) 正規雇用者 正規 非正規雇用者の推移 非正規雇用者 非正規雇用者比率 ( 目盛右 ) (%) 4 37.4 35 3 1962 25 ( 万世帯 ) 1,2 1, 共働き世帯数の推移 共働き世帯 177 3, 2 2, 1, 15 3278 1 5 8 男性雇用者と無職の妻からなる世帯 72 1984 89 94 99 24 9 14 ( 年 ) 6 1984 89 94 99 24 9 14 ( 年 ) ( 備考 ) 総務省 労働力調査 ( 特別調査 ) 労働力調査 ( 詳細集計 ) により作成 21 年以前は 労働力調査 ( 特別調査 ) 22 年以降は 労働力調査 ( 詳細集計 ) を用いている なお 両統計では調査方法 調査月などが異なるため 時系列比較には注意が必要

22 ( 資料 ) 税 社会保障等を通じた 受益と負担について 計数表

様々な世帯類型別にみた受益 負担構造 世帯類型 3 代男性 子ども 1 人 3 代男性 子ども 2 人 4 代男性 共働き 子どもなし 4 代男性 共働き 子ども 2 人 1994 年 24 年 4 代男性 4 代男性 5 代男性 5 代男性 6 代男性 7 代女性 3 代男性 3 代男性 共働き 共働き 子どもなし 子ども1 人 子どもなし 単身 子ども1 人 子ども2 人 子どもなし 子ども2 人 5 代男性 子どもなし 5 代男性 子ども 1 人 6 代男性 子どもなし 金額 ( 万円 ) 総収入 572.4 6.8 812.8 857. 819.2 978.5 51. 217.7 543.8 557.5 836.8 813.9 753. 848.6 437.6 24. 年金等 3.2 1.7 4. 6.8 26. 17.2 278.8 161.8 2.2 3.3 2.1 3.3 9.7 8.8 243.8 18.8 医療サービス 4.1 47.7 34.5 38.2 52.5 52.5 79. 33.6 42.2 43.7 43.1 42.1 59.7 5.5 75.7 35.4 介護サービス...........3..3.3 2. 2. 教育サービス 14.3 72.. 112.7. 19.4.1. 18.5 77.3.2 137.1.1 25.8.. 保育サービス.6.6..6.....9 4.4. 2.8.... 住民税 -16.9-16.8-36.3-32.5-46.5-5.2-19.9-6.4-13.6-12.4-3.4-24. -36. -34.4-12. -2. 所得税 -26. -26.3-58.6-54.8-83.7-92.3-35.7-1.3-15.7-13.7-39.6-31.1-52.5-48.7-18.2-1.9 消費税 -8. -9. -9.9-12.4-11.6-13.1-1.1-5.2-12.4-13.4-15.1-18.3-17.4-19.6-16.5-9.2 年金保険料 -32.4-34. -42.6-45.7-39.6-51. -9.6 -.4-36.7-37.4-52.6-51.2-46. -59.3-9.9 -.3 健保保険料 -22.6-24. -28.7-31.5-29.7-36. -15.5-7.2-19.3-2. -27.8-27.7-25.3-29.5-15.7-7.5 ネット受益 -47.7 11.8-137.7-18.8-132.5-153.4 267. 165.9-33.9 31.7-119.7 33.1-17.5-16. 249.4 197.3 ネット受益 ( 現物含まず ) -12.8-18.4-172.2-17.3-185.1-225.4 188. 132.3-95.5-93.7-163.4-149. -167.6-182.7 171.7 159.8 総収入比 (%) 年金等.6.3.5.8 3.2 1.8 54.7 74.3.4.6.2.4 1.3 1. 55.7 88.6 医療サービス 7. 7.9 4.2 4.5 6.4 5.4 15.5 15.4 7.8 7.8 5.1 5.2 7.9 6. 17.3 17.4 介護サービス...............5 1. 教育サービス 2.5 12.. 13.1. 2... 3.4 13.9. 16.9. 3... 保育サービス.1.1..1.....2.8..3.... 住民税 -3. -2.8-4.5-3.8-5.7-5.1-3.9-3. -2.5-2.2-3.6-2.9-4.8-4.1-2.7-1. 所得税 -4.5-4.4-7.2-6.4-1.2-9.4-7. -4.7-2.9-2.5-4.7-3.8-7. -5.7-4.2-1. 消費税 -1.4-1.5-1.2-1.5-1.4-1.3-2. -2.4-2.3-2.4-1.8-2.2-2.3-2.3-3.8-4.5 年金保険料 -5.7-5.7-5.2-5.3-4.8-5.2-1.9 -.2-6.8-6.7-6.3-6.3-6.1-7. -2.3 -.1 健保保険料 -3.9-4. -3.5-3.7-3.6-3.7-3. -3.3-3.5-3.6-3.3-3.4-3.4-3.5-3.6-3.7 ネット受益 -8.3 2. -16.9-2.2-16.2-15.7 52.4 76.2-6.2 5.7-14.3 4.1-14.3-12.5 57. 96.7 ネット受益 ( 現物含まず ) -18. -18. -21.2-19.9-22.6-23. 36.9 6.8-17.6-16.8-19.5-18.3-22.3-21.5 39.2 78.4 215 年 1994 年 215 年 世帯類型 3 代男性 子ども 1 人 3 代男性 子ども 2 人 4 代男性 共働き 子どもなし 4 代男性 共働き 子ども 2 人 5 代男性 子どもなし 5 代男性 子ども 1 人 6 代男性 子どもなし 7 代女性 単身 3 代男性 子ども 1 人 3 代男性 子ども 2 人 4 代男性 共働き 子どもなし 4 代男性 共働き 子ども 2 人 5 代男性 子どもなし 5 代男性 子ども 1 人 6 代男性 子どもなし 金額 ( 万円 ) 総収入 527.1 552.3 755.6 777.6 76. 855.5 381.5 222.1-45.3-48.5-57.2-79.4-113.2-123. -128.6 4.3 年金等 11.8 19.5 5.3 14.1 15.6 9.1 195.8 171.7 8.7 17.8 1.3 7.4-1.4-8.1-83. 9.9 医療サービス 44. 52.1 54.5 58.8 67. 52.8 83.8 4.6 3.8 4.5 2. 2.6 14.5.3 4.8 7. 介護サービス.... 1. 1.6 1.7 2.1.... 1. 1.6 1.7 2.1 教育サービス 19.5 75.2.3 136.6. 32.2.. 5.2 3.2.3 23.9. 12.8 -.1. 保育サービス 1.4 3.9. 2.3.....8 3.3. 1.7.... 住民税 -23.5-25.5-38.5-38.3-37.8-42.7-14.1-8.2-6.6-8.7-2.2-5.8 8.6 7.5 5.8-1.7 所得税 -12.3-13.6-32.3-32.3-39.3-46.6-13. -6.2 13.7 12.7 26.3 22.6 44.4 45.7 22.7 4.1 消費税 -2.2-23. -23.7-28.9-26.9-29.6-25.8-14.9-12.2-14. -13.8-16.4-15.2-16.5-15.7-9.7 年金保険料 -44.4-46.5-6.4-61.2-55.8-73.1-12.7-1.4-12. -12.5-17.8-15.5-16.2-22. -3.1-1.1 健保保険料 -29.5-31.7-41. -42. -38.8-46.8-19.6-9.1-6.9-7.6-12.3-1.5-9.1-1.8-4.1-1.8 ネット受益 -53.3 1.5-135.8 9.1-114.9-143. 196.2 174.6-5.6-1.3 1.9 27.9 17.6 1.4-7.8 8.7 ネット受益 ( 現物含まず ) -118.2-12.7-19.7-188.6-183. -229.7 11.7 131.9-15.4-12.3-18.5-18.3 2.1-4.3-77.3 -.3 総収入比 (%) 年金等 2.2 3.5.7 1.8 2.2 1.1 51.3 77.3 1.7 3.3.2 1. -1. -.7-3.3 3. 医療サービス 8.3 9.4 7.2 7.6 9.5 6.2 22. 18.3 1.3 1.5 3. 3.1 3.1.8 6.5 2.8 介護サービス.....1.2.5.9.....1.2.5.9 教育サービス 3.7 13.6. 17.6. 3.8.. 1.2 1.6. 4.4. 1.8 -.. 保育サービス.3.7..3.....2.6..2.... 住民税 -4.5-4.6-5.1-4.9-5.4-5. -3.7-3.7-1.5-1.8 -.6-1.1.3.1.2 -.7 所得税 -2.3-2.5-4.3-4.2-5.6-5.4-3.4-2.8 2.2 1.9 2.9 2.2 4.7 4. 3.6 1.9 消費税 -3.8-4.2-3.1-3.7-3.8-3.5-6.8-6.7-2.4-2.7-1.9-2.3-2.4-2.1-4.8-4.3 年金保険料 -8.4-8.4-8. -7.9-7.9-8.5-3.3 -.6-2.8-2.8-2.7-2.5-3.1-3.3-1.4 -.5 健保保険料 -5.6-5.7-5.4-5.4-5.5-5.5-5.1-4.1-1.7-1.7-1.9-1.7-1.9-1.8-2.1 -.8 ネット受益 -1.1 1.9-18. 1.2-16.3-16.7 51.4 78.6-1.8 -.1-1. 3.4 -.1-1. -.9 2.4 ネット受益 ( 現物含まず ) -22.4-21.9-25.2-24.3-25.9-26.8 29. 59.4-4.5-3.8-4. -4.4-3.3-3.8-7.8-1.3 7 代女性 単身 7 代女性 単身 23

共働き 子供 2 人世帯における収入階層別にみた受益 負担構造 ~4 代男性 配偶者有 ( 共働き ) 子供 2 人世帯 ~ 24 世帯の総収入 ( 万円 ) 4~8 8~ 12 1994 年 215 年 1994 年 215 年 12~ 16~ 4~8 8~ 12~ 16~ 4~8 8~ 12~ 16 2 12 16 2 12 16 金額 ( 万円 ) 総収入 626.6 955. 1,342.3 1,737.5 61.1 938.6 1,338.8 1,742.6-16.5-16.4-3.5 5.2 年金等 3.3 3.2 3.9 3.9 15.1 12.6 12.8 11.8 11.7 9.4 8.9 7.9 医療サービス 34.6 36. 39.1 37.1 55.1 6.3 89.5 65.4 2.5 24.4 5.4 28.3 介護サービス.......1....1. 教育サービス 118.1 19.2 13.9 94.2 138.2 14.9 136.9 128.4 2.2 31.7 33. 34.2 保育サービス.5.3 1.3. 2.3 1.7 2.2 2.8 1.9 1.4.8 2.8 住民税 -14.5-35.2-62.3-15.6-25.6-47.8-76.7-114.6-11.2-12.6-14.4-9. 所得税 -2.8-52.5-98.2-185.8-11.3-37.8-81.2-182.1 9.5 14.8 17. 3.8 消費税 -1.5-13.6-16.6-19.9-25.5-32.2-42. -42.9-15. -18.6-25.4-23. 年金保険料 -34. -53. -77.8-81. -5.1-76.9-1.5-12.5-16.1-24. -22.7-21.5 健保保険料 -24.1-35.5-5.6-56.9-33.3-51. -73.2-87.3-9.2-15.5-22.6-3.4 ネット受益 52.6-41.1-157.2-314.1 64.8-3.1-132.2-321. 12.3 11. 25. -7. ネット受益 ( 現物含まず ) -1.6-186.6-31.5-445.4-13.9-233.1-36.8-517.6-3.3-46.5-59.3-72.2 総収入比 (%) 年金等.5.3.3.2 2.5 1.3 1..7 1.9 1..7.5 医療サービス 5.5 3.8 2.9 2.1 9. 6.4 6.7 3.8 3.5 2.7 3.8 1.6 介護サービス............ 教育サービス 18.8 11.4 7.7 5.4 22.7 15. 1.2 7.4 3.8 3.6 2.5 1.9 保育サービス.1..1..4.2.2.2.3.2.1.2 住民税 -2.3-3.7-4.6-6.1-4.2-5.1-5.7-6.6-1.9-1.4-1.1 -.5 所得税 -3.3-5.5-7.3-1.7-1.8-4. -6.1-1.4 1.5 1.5 1.2.2 消費税 -1.7-1.4-1.2-1.1-4.2-3.4-3.1-2.5-2.5-2. -1.9-1.3 年金保険料 -5.4-5.5-5.8-4.7-8.2-8.2-7.5-5.9-2.8-2.7-1.7-1.2 健保保険料 -3.8-3.7-3.8-3.3-5.5-5.4-5.5-5. -1.6-1.7-1.7-1.7 ネット受益 8.4-4.3-11.7-18.1 1.6-3.2-9.9-18.4 2.2 1.1 1.8 -.3 ネット受益 ( 現物含まず ) -16.1-19.5-22.5-25.6-21.4-24.8-27. -29.7-5.4-5.3-4.5-4.1 16~ 2

年齢階層別にみた受益 負担構造 25 1994 年 24 年 215 年 1994 年 214 年 世帯主の年齢 ( 歳 ) 2~39 4~59 6~ 2~39 4~59 6~ 2~39 4~59 6~ 2~39 4~59 6~ 金額 ( 万円 ) 総収入 548.2 859.1 58. 496.9 77.6 453.1 481.9 735.2 391.2-66.3-123.9-116.8 年金等 13.6 32.8 215. 7.1 28.8 224.5 13.9 29.7 195.1.3-3.1-19.8 医療サービス 33.6 43.2 59.2 3.7 45.1 62.9 34.3 54.8 67.1.7 11.6 7.9 介護サービス....2 3.4 5.8.3 2.7 5.8.3 2.7 5.8 教育サービス 42.8 63.5 7.6 31.5 59.8 4.2 32.9 6.4 3.4-1. -3.2-4.2 保育サービス 2.2.2.1 5.4.9.2 5.8 1..2 3.5.7.1 住民税 -15.5-35.4-17.9-11.6-25.8-11.2-21.3-34.6-13.8-5.7.8 4.1 所得税 -25.2-61.8-34. -15.1-36.6-18.9-12.3-33. -13.7 13. 28.8 2.2 消費税 -7.9-12.1-8.9-11.5-17.5-14.2-18.3-26.6-2.9-1.4-14.5-12.1 年金保険料 -3.6-44.5-12.8-33. -49.5-12.1-39.8-58.8-13.7-9.2-14.3 -.9 健保保険料 -21.1-31.3-17.7-17.4-26. -16.4-26.4-38.5-19.2-5.3-7.2-1.5 ネット受益 -8.1-45.4 19.6-13.6-17.2 224.8-3.9-43. 19.3-22.8 2.4 -.4 ネット受益 ( 現物含まず ) -86.8-152.3 123.7-81.5-126.5 151.7-14.1-161.7 113.8-17.3-9.4-1. 総収入比 (%) 年金等 2.5 3.8 42.3 1.4 3.7 49.5 2.9 4. 49.9.4.2 7.6 医療サービス 6.1 5. 11.6 6.2 5.9 13.9 7.1 7.4 17.2 1. 2.4 5.5 介護サービス.....4 1.3.1.4 1.5.1.4 1.5 教育サービス 7.8 7.4 1.5 6.3 7.8.9 6.8 8.2.9-1..8 -.6 保育サービス.4.. 1.1.1. 1.2.1..8.1. 住民税 -2.8-4.1-3.5-2.3-3.3-2.5-4.4-4.7-3.5-1.6 -.6. 所得税 -4.6-7.2-6.7-3. -4.7-4.2-2.5-4.5-3.5 2.1 2.7 3.2 消費税 -1.4-1.4-1.7-2.3-2.3-3.1-3.8-3.6-5.4-2.4-2.2-3.6 年金保険料 -5.6-5.2-2.5-6.7-6.4-2.7-8.3-8. -3.5-2.7-2.8-1. 健保保険料 -3.8-3.6-3.5-3.5-3.4-3.6-5.5-5.2-4.9-1.6-1.6-1.4 ネット受益 -1.5-5.3 37.5-2.7-2.2 49.6-6.4-5.8 48.6-4.9 -.6 11.1 ネット受益 ( 現物含まず ) -15.8-17.7 24.4-16.4-16.4 33.5-21.6-22. 29.1-5.8-4.3 4.7

収入階層別にみた受益 負担構造 (2~59 歳 ) 1994 年 24 年 世帯の総収入 ( 万円 ) ~4 4~8 8~ 12~ 16~ 2~ 25~ ~4 4~8 8~ 12~ 16~ 2~ 12 16 2 25 12 16 2 25 25~ 金額 ( 万円 ) 総収入 271.9 585.4 958.5 1,353.4 1,75.3 2,187.6 3,93.7 267.8 581.2 954.2 1,351.9 1,744.7 2,181.9 3,59.2 年金等 24. 16.3 31.3 47.2 58.4 54.9 89.2 16.8 14. 28.8 46.6 48.5 67.7 44.5 医療サービス 25.4 38.8 45.3 51.2 5. 52.2 85.5 27.3 38.8 48.9 56.9 63.4 62.6 45.8 介護サービス....... 1.3 1.7 3.2 3.4 6. 12.5 5.6 教育サービス 24.2 61. 69.3 6.8 49.2 44.7 51.6 24.8 52.9 65.4 61.1 49.6 52.8 6.9 保育サービス 1.2 1.1.8.4.1.3.4 2.6 3.1 2. 1.8.9 1. 1.1 住民税 -4.5-14.6-36.3-66.2-13. -16.9-415.9-3.5-12.9-32.9-56.8-87.6-136.6-318.7 所得税 -7.6-21.7-57. -113.3-191.9-329.6-1,19.9-5.2-16.2-4.5-8.7-138.5-253.7-74.3 消費税 -5.9-9.3-13.1-16.3-18.4-19.9-19.4-9.5-14.2-2. -24.7-27.6-29.3-3.9 年金保険料 -18.1-33.6-51.5-65.7-76.4-73.6-62.3-21.3-39.1-62. -8. -95.7-91. -79.1 健保保険料 -12.9-23. -35. -47.9-57.9-61.1-57.7-11.4-2.3-31.6-43.6-54.1-54.8-51.5 ネット受益 25.9 15. -46.1-149.9-289.9-493.1-1,438.4 22. 8. -38.8-116. -235. -368.8-1,62.7 ネット受益 ( 現物含まず ) -24.9-85.9-161.6-262.2-389.3-59.2-1,575.9-34. -88.5-158.2-239.2-355. -497.7-1,176.1 総収入比 (%) 年金等 8.8 2.8 3.3 3.5 3.3 2.5 2.3 6.3 2.4 3. 3.4 2.8 3.1 1.2 医療サービス 9.4 6.6 4.7 3.8 2.9 2.4 2.2 1.2 6.7 5.1 4.2 3.6 2.9 1.3 介護サービス........5.3.3.3.3.6.2 教育サービス 8.9 1.4 7.2 4.5 2.8 2. 1.3 9.2 9.1 6.9 4.5 2.8 2.4 1.7 保育サービス.4.2.1.... 1..5.2.1.1.. 住民税 -2.8-3.7-5.9-8.4-11. -15.1-28.4-1.9-2.8-4.2-6. -7.9-11.6-2.6 所得税 -2.8-3.7-5.9-8.4-11. -15.1-28.4-1.9-2.8-4.2-6. -7.9-11.6-2.6 消費税 -2.2-1.6-1.4-1.2-1.1 -.9 -.5-3.5-2.4-2.1-1.8-1.6-1.3 -.9 年金保険料 -6.7-5.7-5.4-4.9-4.4-3.4-1.6-7.9-6.7-6.5-5.9-5.5-4.2-2.2 健保保険料 -4.7-3.9-3.7-3.5-3.3-2.8-1.5-4.3-3.5-3.3-3.2-3.1-2.5-1.4 ネット受益 9.5 2.6-4.8-11.1-16.6-22.5-36.8 8.2 1.4-4.1-8.6-13.5-16.9-29.6 ネット受益 ( 現物含まず ) -9.2-14.7-16.9-19.4-22.2-27. -4.4-12.7-15.2-16.6-17.7-2.3-22.8-32.8 215 年 1994 年 215 年 世帯の総収入 ( 万円 ) ~4 4~8 8~ 12~ 16~ 2~ 25~ ~4 4~8 8~ 12~ 16~ 2~ 12 16 2 25 12 16 2 25 25~ 金額 ( 万円 ) 総収入 255.3 579.4 95.1 1,348.9 1,752.2 2,18.6 3,41.4-16.6-6.1-8.4-4.5 1.9-7.1-52.3 年金等 2.7 19.4 29.8 42.5 57.3 43.6 32.3-3.3 3.1-1.5-4.7-1.2-11.3-56.9 医療サービス 32. 45.3 59.8 84. 67.8 61. 61.2 6.6 6.5 14.5 32.8 17.7 8.8-24.3 介護サービス 1. 1.3 2.9 5. 5.7.8.2 1. 1.3 2.9 5. 5.7.8.2 教育サービス 27.2 55.3 65.8 64.7 49.5 63.4 47.4 3. -5.6-3.6 3.9.3 18.7-4.3 保育サービス 2.6 3.3 2.4 1.4 1.3 3.8.5 1.4 2.1 1.6 1. 1.2 3.5.2 住民税 -7.9-24.7-46.4-72.3-13.1-139.8-28.5-3.4-1. -1.1-6. -.1 21.1 135.4 所得税 -3.3-12.4-39.6-8.8-149.6-246.8-795.6 4.3 9.3 17.3 32.5 42.3 82.7 314.2 消費税 -14.3-22.7-31.2-39.1-42.7-47.8-5.6-8.4-13.4-18.1-22.9-24.2-27.9-31.2 年金保険料 -25. -48.4-76.9-99.4-111.8-117.7-89.2-6.9-14.8-25.4-33.7-35.4-44.1-26.9 健保保険料 -15.7-31.4-49.7-69.9-82.6-96.7-77.8-2.8-8.4-14.7-21.9-24.6-35.6-2.1 ネット受益 17.3-15. -83.2-163.9-38.2-476.2-1,152.1-8.5-3. -37.1-14. -18.3 16.9 286.3 ネット受益 ( 現物含まず ) -45.5-12.1-214. -318.9-432.5-65.2-1,261.3-2.5-34.2-52.4-56.7-43.2-15. 314.5 総収入比 (%) 年金等 8.1 3.4 3.1 3.2 3.3 2..9 -.7.6 -.1 -.3 -.1 -.5-1.3 医療サービス 12.5 7.8 6.3 6.2 3.9 2.8 1.8 3.2 1.2 1.6 2.4 1..4 -.4 介護サービス.4.2.3.4.3...4.2.3.4.3.. 教育サービス 1.7 9.5 6.9 4.8 2.8 2.9 1.4 1.8 -.9 -.3.3..9.1 保育サービス 1..6.2.1.1.2..6.4.2.1.1.2. 住民税 -3.1-4.3-4.9-5.4-5.9-6.4-8.2 -.3 -.6 1.1 3. 5.1 8.7 2.2 所得税 -1.3-2.1-4.2-6. -8.5-11.3-23.4 1.5 1.6 1.8 2.4 2.4 3.7 5. 消費税 -5.6-3.9-3.3-2.9-2.4-2.2-1.5-3.4-2.3-1.9-1.7-1.4-1.3-1. 年金保険料 -9.8-8.3-8.1-7.4-6.4-5.4-2.6-3.1-2.6-2.7-2.5-2. -2. -1. 健保保険料 -6.1-5.4-5.2-5.2-4.7-4.4-2.3-1.4-1.5-1.6-1.6-1.4-1.6 -.8 ネット受益 6.8-2.6-8.8-12.1-17.6-21.8-33.9-2.7-5.1-3.9-1.1-1..7 3. ネット受益 ( 現物含まず ) -17.8-2.7-22.5-23.6-24.7-27.8-37.1-8.6-6.1-5.7-4.3-2.4 -.8 3.3 26

収入階層別にみた受益 負担構造 (6 歳 ~) 1994 年 12~ 16 24 年 12~ 16 世帯の総収入 ( 万円 ) ~4 4~8 8~ 16~ 2~ 25~ ~4 4~8 8~ 16~ 2~ 12 2 25 12 2 25 25~ 金額 ( 万円 ) 総収入 229.8 562.5 966. 1,356. 1,774. 2,211.6 3,636.1 244.3 547.3 961.7 1,365.9 1,771. 2,239.7 4,52. 年金等 192.5 263.5 27.1 194.4 188.1 168.3 381.4 26.4 274.4 218.3 2. 171.7 163.6 194.7 医療サービス 47.6 61.8 95.4 88.7 68.7 72.4 133.2 55.3 72.1 8.3 78.3 88.1 91.8 16.3 介護サービス....... 5. 6.3 9.8 8.4 6.6 2.3 6. 教育サービス 1.7 8.6 23.5 27.6 29.4 33.8 27.4 1.3 5.8 14.4 2.9 18.3 18. 14.9 保育サービス..1.2.3.3..1..3.8.9.8 1.3.1 住民税 -2.5-14.2-34.6-69. -112.9-161.8-371.3-1.3-9.4-3.4-6.8-16.2-158.1-374.3 所得税 -2.7-2.6-61.2-127.5-227.1-344.3-987.9-1.1-12.3-44.7-12.2-188.6-314.1-893.6 消費税 -6.4-1.3-13.4-15.1-17.9-17.9-18.8-11.4-17.1-21.1-23.6-23.4-28.7-28.7 年金保険料 -3.1-14.9-34.2-47.9-56. -58.4-55.1-4.2-15.9-38.2-53.3-59.4-61.3-62.6 健保保険料 -11.2-18.4-31.5-42.2-5.8-54. -55.4-12.6-18.1-28.2-36.4-41.2-44.7-44.8 ネット受益 215.9 255.6 151.2 9.3-178.2-361.9-946.4 237.6 286.1 161.1 32.2-133.4-329.9-1,81.8 ネット受益 ( 現物含まず ) 166.6 185.1 32.1-17.3-276.7-468.1-1,17.2 176. 21.7 55.8-76.3-247.2-443.4-1,29.2 総収入比 (%) 年金等 83.8 46.8 21.4 14.3 1.6 7.6 1.5 84.5 5.1 22.7 14.6 9.7 7.3 4.8 医療サービス 2.7 11. 9.9 6.5 3.9 3.3 3.7 22.6 13.2 8.3 5.7 5. 4.1 2.6 介護サービス....... 2.1 1.2 1..6.4.1.1 教育サービス.7 1.5 2.4 2. 1.7 1.5.8.5 1.1 1.5 1.5 1..8.4 保育サービス..........1.1..1. 住民税 -1.1-2.5-3.6-5.1-6.4-7.3-1.2 -.5-1.7-3.2-4.5-6. -7.1-9.2 所得税 -1.2-3.7-6.3-9.4-12.8-15.6-27.2 -.4-2.2-4.6-7.5-1.6-14. -22.1 消費税 -2.8-1.8-1.4-1.1-1. -.8 -.5-4.7-3.1-2.2-1.7-1.3-1.3 -.7 年金保険料 -1.4-2.6-3.5-3.5-3.2-2.6-1.5-1.7-2.9-4. -3.9-3.4-2.7-1.5 健保保険料 -4.9-3.3-3.3-3.1-2.9-2.4-1.5-5.1-3.3-2.9-2.7-2.3-2. -1.1 ネット受益 215.9 255.6 151.2 9.3-178.2-361.9-946.4 97.3 52.3 16.8 2.4-7.5-14.7-26.7 ネット受益 ( 現物含まず ) 166.6 185.1 32.1-17.3-276.7-468.1-1,17.2 72. 36.9 5.8-5.6-14. -19.8-29.8 215 年 1994 年 215 年 世帯の総収入 ( 万円 ) ~4 4~8 8~ 12~ 16~ 2~ 25~ ~4 4~8 8~ 12~ 16~ 2~ 12 16 2 25 12 16 2 25 25~ 金額 ( 万円 ) 総収入 227.5 544.4 957.8 1,36.7 1,778.9 2,214.1 3,619.1-2.3-18.1-8.2 4.7 4.9 2.5-17. 年金等 182.9 238. 182.9 162.3 176. 182.6 197.4-9.6-25.5-24.2-32.1-12.1 14.2-184. 医療サービス 57.9 77.3 12. 121.3 156.4 118. 141.7 1.3 15.5 6.6 32.5 87.7 45.6 8.5 介護サービス 5. 7.4 7.2 12. 7.2 7. 9.6 5. 7.4 7.2 12. 7.2 7. 9.6 教育サービス 1.6 5.2 11.1 16.1 16.9 24.7 14.8 -.1-3.4-12.5-11.4-12.6-9.1-12.7 保育サービス.1.4.5.2.4..3..3.3 -..1..3 住民税 -4.5-19.8-45.4-73.3-17.7-147.1-287.7-2. -5.6-1.8-4.3 5.1 14.7 83.6 所得税 -1.8-11.7-46.2-94.6-18.7-297.6-833.6.9 9. 15. 32.9 46.4 46.8 154.3 消費税 -17.2-26.5-33. -37.7-41.9-47.4-41.1-1.8-16.1-19.5-22.6-23.9-29.5-22.3 年金保険料 -5.5-22. -47.6-69.9-8.9-77.4-67.2-2.4-7.2-13.4-22.1-24.9-19. -12.1 健保保険料 -14.3-23.4-38.8-55.1-68.8-7.8-64.4-3.2-5. -7.3-12.9-18. -16.9-9.1 ネット受益 24.1 224.9 92.6-18.7-123.1-38.1-93.2-11.8-3.7-58.6-28. 55.1 53.8 16.2 ネット受益 ( 現物含まず ) 139.6 134.5-28.1-168.3-34. -457.7-1,96.7-27. -5.5-6.2-61. -27.3 1.4 1.4 総収入比 (%) 年金等 8.4 43.7 19.1 11.9 9.9 8.2 5.5-3.4-3.1-2.3-2.4 -.7.6-5. 医療サービス 25.5 14.2 1.7 8.9 8.8 5.3 3.9 4.8 3.2.8 2.4 4.9 2.1.3 介護サービス 2.2 1.4.7.9.4.3.3 2.2 1.4.7.9.4.3.3 教育サービス.7 1. 1.2 1.2.9 1.1.4 -. -.6-1.3 -.8 -.7 -.4 -.3 保育サービス..1.1......1. -.... 住民税 -2. -3.6-4.7-5.4-6.1-6.6-8. -.9-1.1-1.2 -.3.3.7 2.3 所得税 -.8-2.1-4.8-7. -1.2-13.4-23..4 1.5 1.5 2.5 2.6 2.1 4.1 消費税 -7.6-4.9-3.4-2.8-2.4-2.1-1.1-4.8-3. -2.1-1.7-1.3-1.3 -.6 年金保険料 -2.4-4. -5. -5.1-4.5-3.5-1.9-1.1-1.4-1.4-1.6-1.4 -.9 -.3 健保保険料 -6.3-4.3-4.1-4. -3.9-3.2-1.8-1.4-1. -.8 -.9-1. -.8 -.3 ネット受益 89.7 41.3 9.7-1.4-6.9-13.9-25.7-126.2-214.2-141.6-1.7 171.3 348. 92.7 ネット受益 ( 現物含まず ) 61.4 24.7-2.9-12.4-17.1-2.7-3.3-15.2-16.3-35. 94.9 259.6 447.5 1,76.9 27

資産保有状況と受益 負担構造 28 純資産残高 ( 万円 ) ~5 5~ 1 1~ 15 215 年 2~59 歳 15~ 2 3~ 4 4~ 5 5~ ~5 5~ 1 1~ 15 6 歳 ~ 15~ 2 金額 ( 万円 ) 総収入 478.1 67. 751. 852.4 897.2 1,65.5 1,144.1 275.4 345.9 364.5 45.6 431.7 58.4 612.1 年金等 16.6 22.5 25.9 28.6 42.1 41.1 82.9 151.1 183.5 198.9 211.2 219.9 241.2 251.2 医療サービス 36.8 48.4 47.9 65.3 7.3 75.3 12.3 48.7 6. 62.6 67.8 78.5 91.3 1.9 介護サービス.7 2.1 1.8 2.9 3.1 3.4 11.6 3.3 6.8 6.3 6. 5.1 7.7 9.4 教育サービス 43.9 59.6 57.2 59.3 5. 43.1 39.3 3.5 4.5 2.4 2.8 3.3 3. 2.7 保育サービス 3.6 2.1 2.6 1.5 1.3.7.9.1.2.2.1.2.2.1 住民税 -19.7-3.5-35.8-42.2-45.1-59.7-64.7-7.4-1.1-11.6-13.7-15.7-2.7-29.2 所得税 -11.5-22.7-29.1-4.5-46.9-85.4-97.2-5.5-7.1-9.7-11.9-14.5-22.8-39.4 消費税 -18.7-24.3-26.9-29.5-31.4-36.5-37.4-14.5-18.4-2.1-22.4-24.7-27.9-31.2 年金保険料 -4.6-55.5-6.8-67.8-68.6-73.8-73.6-1.3-12.8-12.3-14.4-15.2-17.6-19.3 健保保険料 -26.3-36.3-39.9-45. -45.9-51.1-52.4-15.9-18.4-18.4-2.1-2.5-23.5-24.1 ネット受益 -15.2-34.5-57.1-67.5-71.2-142.9-88.4 153.2 188.1 198.4 25.3 216.3 23.7 221. ネット受益 ( 現物含まず ) -1.3-146.8-166.5-196.5-195.8-265.4-242.5 97.5 116.7 126.9 128.7 129.2 128.6 18. 総収入比 (%) 年金等 3.5 3.4 3.4 3.4 4.7 3.9 7.2 54.9 53.1 54.6 52.1 5.9 47.4 41. 医療サービス 7.7 7.2 6.4 7.7 7.8 7.1 8.9 17.7 17.3 17.2 16.7 18.2 17.9 16.5 介護サービス.2.3.2.3.3.3 1. 1.2 2. 1.7 1.5 1.2 1.5 1.5 教育サービス 9.2 8.9 7.6 7. 5.6 4. 3.4 1.3 1.3.6.7.8.6.4 保育サービス.8.3.3.2.1.1.1.1..1.... 住民税 -4.1-4.6-4.8-5. -5. -5.6-5.7-2.7-2.9-3.2-3.4-3.6-4.1-4.8 所得税 -2.4-3.4-3.9-4.8-5.2-8. -8.5-2. -2.1-2.7-2.9-3.4-4.5-6.4 消費税 -3.9-3.6-3.6-3.5-3.5-3.4-3.3-5.3-5.3-5.5-5.5-5.7-5.5-5.1 年金保険料 -8.5-8.3-8.1-8. -7.6-6.9-6.4-3.7-3.7-3.4-3.5-3.5-3.5-3.1 健保保険料 -5.5-5.4-5.3-5.3-5.1-4.8-4.6-5.8-5.3-5. -5. -4.8-4.6-3.9 ネット受益 -3.2-5.2-7.6-7.9-7.9-13.4-7.7 55.6 54.4 54.4 5.6 5.1 45.4 36.1 ネット受益 ( 現物含まず ) -21. -21.9-22.2-23.1-21.8-24.9-21.2 35.4 33.7 34.8 31.7 29.9 25.3 17.7 215 年 3~ 4 4~ 5 5~

世帯類型別 ( 子供の有無 配偶者の働き方 ) にみた受益 負担構造 29 世帯類型 配偶者控除あり 1994 年 24 年 215 年 1994 年 215 年 子供あり 子供なし 子供あり 子供なし 子供あり 子供なし 子供あり 子供なし 配偶者控除なし 配偶者控除あり 配偶者控除なし 配偶者控除あり 配偶者控除なし 配偶者控除あり 配偶者控除なし 配偶者控除あり 配偶者控除なし 配偶者控除あり 配偶者控除なし 配偶者控除あり 配偶者控除なし 配偶者控除あり 金額 ( 万円 ) 総収入 66.9 896.9 579.8 798.6 616.5 857.9 564.4 82.1 68.2 855.4 566.8 82.8-52.7-41.5-13.1 22.2 年金等 3.6 3.6 3.6 3.6 3.6 3.6 3.6 3.6 3.6 3.6 3.6 3.6.... 医療サービス 44. 41.3 38.4 32.4 42.7 43.4 41.5 38.9 52.4 54. 47.6 47.2 8.4 12.6 9.2 14.8 介護サービス......1.1......... 教育サービス 92.5 16.4.6.1 97.2 13.8.8.2 1.2 15.5.3.1 7.7 -.9 -.3 -.1 保育サービス 1.3 5... 4.8 14.7.. 5.3 14.5.. 4. 9.5.. 住民税 -21.4-35.9-2.6-31.1-16.2-25.2-17.5-23.9-28. -42.7-25.7-4.2-6.5-6.9-5.2-9.1 所得税 -34. -6.2-33.5-51.1-19.2-33.7-22. -31.7-19.8-32.6-18.9-27.3 14.3 27.6 14.7 23.8 消費税 -1.1-11.9-8.1-9. -15. -17.8-12.4-14.2-24.2-29. -19.9-24.5-14.2-17.1-11.8-15.5 年金保険料 -35.8-48.2-31.6-44.6-4.5-53.7-36.6-52.5-49.2-66.6-46.1-66.7-13.4-18.3-14.5-22.1 健保保険料 -25.9-33.3-21.7-29.4-22. -29.4-19.1-27.3-33.9-45.5-3.7-44.6-8. -12.2-9. -15.3 ネット受益 14. -31.5-71.6-129.2 35. 5.8-62.5-19.3 19.1-24.4-89.7-151.2 5.1 7. -18.1-21.9 ネット受益 ( 現物含まず ) -123.8-184.2-11.6-161.7-19.7-156.2-14.9-148.4-138.8-198.4-137.6-198.4-15. -14.2-27. -36.7 総収入比 (%) 年金等.5.6.8.4.5.4.5.2 2.7 2.1.7.6 2.1 1.5 -.2.2 医療サービス 6.7 4.6 6.6 4.1 6.9 5.1 7.4 4.8 8.6 6.3 8.4 5.8 2. 1.7 1.8 1.7 介護サービス................ 教育サービス 14. 11.9.1. 15.8 12.1.1. 16.5 12.3.1. 2.5.5 -. -. 保育サービス.2.6...8 1.7...9 1.7...7 1.1.. 住民税 -3.2-4. -3.5-3.9-2.6-2.9-3.1-3. -4.6-5. -4.5-4.9-1.4-1. -1. -1. 所得税 -5.2-6.7-5.8-6.4-3.1-3.9-3.9-4. -3.2-3.8-3.3-3.3 1.9 2.9 2.5 3.1 消費税 -1.5-1.3-1.4-1.1-2.4-2.1-2.2-1.8-4. -3.4-3.5-3. -2.5-2.1-2.1-1.9 年金保険料 -5.4-5.4-5.4-5.6-6.6-6.3-6.5-6.5-8.1-7.8-8.1-8.1-2.7-2.4-2.7-2.5 健保保険料 -3.9-3.7-3.8-3.7-3.6-3.4-3.4-3.4-5.6-5.3-5.4-5.4-1.7-1.6-1.7-1.8 ネット受益 2.1-3.5-12.4-16.2 5.7.7-11.1-13.6 3.1-2.9-15.8-18.4 1..7-3.5-2.2 ネット受益 ( 現物含まず ) -18.7-2.5-19.1-2.2-17.8-18.2-18.6-18.5-22.8-23.2-24.3-24.2-4.1-2.7-5.2-3.9 配偶者控除なし

( 参考 ) マイクロシミュレーションにおける計算方法 3 1. 世帯属性 総務省 全国消費実態調査 (5 年ごとに調査 ) の個票データ ( 約 57, 世帯 ) に基づく 2. 受益の計算 年金等 : 全国消費実態調査 における 公的年金 恩給 と その他の年間収入 ( 生活保護 雇用保険給付 児童手当等が含まれる ) の金額を利用 215 年度の数字は 年金支給開始年齢の引上げの影響や 児童手当の拡充を勘案した内閣府による試算値 医療サービス : 全国消費実態調査 における医療費支出額と 世帯構成から試算した自己負担率をもとに 給付額 ( 除く自己負担 ) を算出 介護サービス : 全国消費実態調査 における介護サービス支出額と 自己負担率をもとに 給付額 ( 除く自己負担 ) を算出 保育サービス : 年齢別の保育単価に年齢別の保育所入所者数を乗じ 自己負担を控除して算出 教育サービス : 学校の消費的支出から授業料等の自己負担分を控除した教育サービス額に 在学者数を乗じて算出 3. 負担の計算 所得税 住民税 : 世帯員の収入 家族属性に基づき試算 消費税 : 各世帯類型の平均消費支出額を算出し 消費税率を掛け合わせて算出 年金保険料 健康保険料 : 世帯員ごとに所属する年金 健保制度を判定し 各制度の保険料率を用いて算出 なお 介護保険料は 健康保険料に含まれる