書いたものを発表し合い 表現の仕方に着目して助言し合うこと 本単元では 経験したことや想像したことを基に俳句をつくり 互いに読み合う言語活動を行う 身近な情景や生活の中での出来事を捉え 俳句の特徴を生かした創作を行うことによって 言葉の調子やリズムに親しみ 凝縮した表現で捉える面白さや楽しさを味わわ

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作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

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(1)

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

○ ○ 科 学 習 指 導 案

H27 国語

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4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

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3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

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第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

第○学年○組 学習指導案

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

第1学年国語科学習指導案

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

国語科学習指導案

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

○ ○ 科 学 習 指 導 案

○ ○ 科 学 習 指 導 案

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今年度の校内研究について.HP

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

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上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

国語科学習指導案

解答類型

本単元における本質的な問い 芭蕉はどのような思いで おくのほそ道 を書いたのだろうか 永続的理解 芭蕉は俳句の芸術性を高めるため旅に出て, 推敲を重ねて虚構を交えることで文学的価値を高めようとした パフォーマンス課題 江戸時代前期, 松尾芭蕉の書いた俳諧紀行文 おくのほそ道 は, 多くの人に愛され,

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第 学年 組 図画工作科学習指導案

国語科学習指導案 平成 25 年 6 月 25 日 ( 火 ) 5 校時 第 3 学年 A 組 ( 男子 12 名, 女子 15 名計 27 名 ) 授業教室 3A 教室 指導者相田健太郎 (T1) 柿内香予 (T2) 1 単元の学習指導について (1) 単元名 近現代の短歌 俳句 読もう 詠もう短

○ ○ 科 学 習 指 導 案

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国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

第○学年 ○○科指導計画

【授業 1】

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ICTを軸にした小中連携

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

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3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

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きるか, 必要なものを取捨選択したり, 試したり見立てたり工夫したりしながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくる できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, 改良したり, 遊び方を工夫したりして, よいものにしようとする おもちゃフェスティバルを開き実際に遊び, みんなが楽しく

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

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中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

○年○組 □□科学習指導略案

<小学校 生活科>

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子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

第○学年○組 国語科学習指導案

指導観指導にあたっては 基本となる回転技に取り組み 自己の能力に適した技が安定してできるようにするとともに 発展技にも挑戦できるようにする その際には 友達の動きを見て技のポイントに気づき 伝えあったりしながら意識して練習できるようにする 運動は 柔軟性が要求される運動であり 体を痛めたりうまく回れ

自己紹介をしよう

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Taro-6学習指導案(事例①小学校

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

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指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

国語科学習指導案様式(案)

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

第1学年国語科学習指導案

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

○数学科 2年 連立方程式

第 3 学年メディア コミュニケーション科学習指導案 授業者池田恭浩 1. 日時平成 28 年 11 月 25 日 ( 金 ) 5 校時 (13:40~14:25) 2. 学年組第 3 学年 1 組 34 名 3. 場所 3 年 1 組教室 4. 単元名 短くまとめて伝えよう ~ 紙しばいを使って

3 研究課題と研究の手だて (1) 研究課題 音楽から感じ取ったことや表現したい思いを伝え合う活動の充実 研究主題 児童一人ひとりが生き生きと学ぶ授業の創造 ~ 主体的な言語活動の工夫 ~に基づき 児童一人ひとりが楽曲を聴いて 感じ取ったことや表現したい思いを伝え合うことにより 音楽に対する自分の思

作中の価値観や人生観がどのように異なっているか または同じところはどこかなどを考えさせる 枕草子 については主に季節感を捉えさせ 自分の季節感を記述し発表したり 互いに鑑賞し合ったりする学習活動としていく さらに 矛盾 では 漢文に慣れるとともに様々な故事成語について知識を深め 我が国の文化に根ざし

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

第1学年国語科学習指導案

るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

Microsoft Word - 原稿【市教委指摘訂正済】

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

Transcription:

第 5 学年国語科学習指導案 平成 27 年 9 月 11 日 ( 金 ) 第 5 校時 1 単元名 教材名言葉をよりすぐって俳句を作ろう 日常を十七音で 2 児童の実態と本単元の意図本校では 毎年 日めくりカレンダーの製作をしたり 俳句コンクールにも積極的に参加を呼びかけたりしているため 児童は低学年のころから標語や俳句づくりを通して 五七五の形式やリズムに親しんできている 5 年生になり 1 学期からは 共通のテーマで俳句を書いている 春 運動会 プール 田植え などがそれである また 季節の言葉 ( 春 ) を学習した際には 図書室の本の中から俳句を選び 筆で書き その句が気に入った理由を添えて発表した それらの学習の度に 季語 や 言葉 について指導してきた 俳句には季語が入るということは ほとんどの児童が理解している しかし 一度つくった俳句を推敲しようとしている児童は少ない そして 中にはまだ うれしい 楽しい きれいだな などといった気持ちを直接言い表す言葉を使っている児童もいる そこで 本単元の 俳句づくり を通し 言葉をみがき 言葉を楽しむ学習 を展開していきたい 言葉をみがく というのは 児童が言語表現を意識し 教師や友達との関わりの中で 言葉の意味や使い方などの新しい発見を繰り返していくことである そして 主体的な言葉の使い手となり 自分の表現に生かし 一層工夫して表現する 楽しさ を感じられる学習を展開したい 児童対象のアンケート結果は省略 本学級のほとんどの児童が 俳句の学習が好きなようである しかし 俳句について難しいと感じているところもある 本単元の学習は 俳句の決まりごとについて要求しすぎることなく 楽しむ気持ちを大事にしながら進めていきたい また 今までに 自分が選んだお気に入りの俳句を発表したことはあったが 自分たちがつくったものを 発表し合ったことはないので 子供たちの希望もあり 最後に句会を開きたいと考えている 第 5 学年及び第 6 学年の 書くこと の目標は次のとおりである 目的や意図に応じ 考えたことなどを文章全体の構成の効果を考えて文章に書く能力を身に付けさせるとともに 適切に書こうとする態度を育てる 以上のような 書くこと の力を付けるため 学習指導要領に示されている指導事項のうち 本単元に関わるものは以下のとおりである 経験したこと 想像したことなどを基に 詩や短歌 俳句をつくったり 物語や随筆などを書いたりすること 表現の効果などについて確かめたり工夫したりすること -1-

書いたものを発表し合い 表現の仕方に着目して助言し合うこと 本単元では 経験したことや想像したことを基に俳句をつくり 互いに読み合う言語活動を行う 身近な情景や生活の中での出来事を捉え 俳句の特徴を生かした創作を行うことによって 言葉の調子やリズムに親しみ 凝縮した表現で捉える面白さや楽しさを味わわせたい 創作することによって 俳句の特徴を一層理解し 俳句作品をはじめとする伝統的な言語文化に積極的に親しもうとする態度を養うことがねらいである 今回の学習では そのねらいを実現し 自分の思いが伝わることや俳句の中から友達の思いを読み取れる面白さや楽しさを味わわせるために 書いたものを発表し合い 表現の仕方に着目して助言し合うことを重点的に指導していく 俳句の理論や手順を詳細に検討するより前に 教科書に提示されているさまざまな俳句を楽しむところから入りたい そして 俳句創作に必要な表現技法を見つけ 心に響く言葉や工夫された表現に気付く力 を身に付けさせたい また 事前から行っている俳句の本の並行読書や俳句の音読から 俳句の美しいリズムや響きに親しみ さまざまな表現方法を見付けさせていく 学習した表現方法を使って 自分の思いを効果的に表した俳句を創作する力 と 書いたものを発表し合い 表現の仕方に着目して助言し合う力 を身に付けさせることをねらう ここでは 俳句の決まりごとを厳密に要求しすぎることなく 五七五のリズムで表現遊びをするような気持ちで作品をつくったり 交流し合ったりして 楽しむ気持ちを大事にしたい いわゆる 字余り や 字足らず も許されることを伝えると 児童には 俳句をつくることがさらに容易に感じられるだろう また 季語は一つの俳句に一つ入れるのがよいとされているが あまり厳しく扱わず 二つ以上入る 季重ね ( 季重なり ) にもおおらかに対応したい 俳句の種を見付けるためには 諸感覚を働かせることが大切である そこで 諸感覚を働かせ 感動を言葉にするために W チャート を活用したい 実際に校庭に出て 目 耳 鼻 口 手 心 の五つの視点から俳句の種を探し その後 友達と見付けたものを交流する 作品の交流では互いの作品のよさを認め合いながら 楽しく読み合う雰囲気を大事にし 表現の工夫についてさらに認識を深めさせたい そこで 鑑賞文の相互交流 という活動をしていこうと考えている お互いの俳句に鑑賞文を書き 次にその鑑賞文に対して 作者の感想を書くというものである 鑑賞文を読み合うことによって 言葉がみがかれ 感想を読み合うことによって 一層言葉の認識が深まっていく お互いのよさを認め合い言葉をみがき それを楽しむ学習ができるのではないかと考える 3 単元の目標 (1) 五七五のリズムに親しみながら 身近な情景や場面を捉え 俳句を創作しようとしている ( 関心 意欲 態度 ) (2) 言葉の選び方や順序について 確かめたり工夫したりすることができる また 作った俳句を発表し合い 表現の仕方に着目して助言し合うことができる ( 書くこと ) (3) 語感や言葉の使い方に対する感覚などについて関心をもちながら俳句を作ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 ) 4 単元の評価規準と学習活動に即した評価規準 ( ) の部分は A の状況 他は B の状況を示す -2-

単元の評価規準 学習活動に即した評価規準 ア国語への関心 意欲 態度 五七五のリズムに親しみながら 身近な情景や場面を捉え 俳句を ( 進んで ) 創作しようとしている 1 俳句創作に興味をもち ( 進んで ) 学習に参加しようとしている 2 自分や友達の俳句を自分なりに味わい 表現のよさや面白さを ( 自ら ) 感じ取っている ウ書く能力 言葉の選び方や順序について ( 自ら ) 確かめたり工夫したりしている また 作った俳句を発表し合い 表現の仕方に着目して ( 的確に ) 助言し合っている 1 経験したことや心に残った出来事などから 自分の思いを託すのにふさわしい情景や自分の心が揺さぶられた場面を選んで 俳句の題材を ( 意欲的に ) 設定している 2( 俳句創作のポイントをおさえて ) 俳句を書いている 3 友達の作品を読んで よいところを見付けたり ( 書き手の表現をよりよくする ) 助言をしたりしている 4 友達の俳句を読み ( 適切に ) 鑑賞文を書いている オ言語についての知識 理解 技能 語感や言葉の使い方に対する感覚などについて ( 十分に ) 関心をもちながら俳句をつくっている 1 古典について解説した文章を基に 昔の人のものの見方や感じ方を ( 十分 ) 理解している 2 言葉が時間の経過によって変化するものであることに気付き ( 言葉への関心を深めている ) 3 俳句をつくる際に 用いた言葉が適切であるかどうかを感じ取りながら ( 言葉を選んで ) 書いている 4 比喩やユーモア 省略 倒置 対句などの表現の工夫に気付き 自分の表現に ( 進んで ) 用いている 5 指導と評価の計画 ( 全 6 時間 ) 本時 5/6 時主な学習活動学習内容評価規準 評価方法 1 2 俳句を読み 俳句をつくることへの意欲をもつ 5-1 俳句集を作る計画を立てる 俳句の表現の工夫と創作のポイントを知る NHK お伝と伝じろう ~ 今日は句会 ~ を視聴する 校庭に出て 俳句の材料を集める 見付けた種をグループで交流する 単元の流れ 俳句表現の工夫と効果 リズムや言葉の組み合わせ 季節を感じられる 様子や気持ちが浮かぶ 表現や見方が面白い 共感できる 直接表現がない 諸感覚を働かせた俳句の種さがし 思考ツール W チャート の活用 グループでの交流 深め合い アの 1 オの 12 発表の様子や態度の観察 ワークシートの考察 ふり返りカードの考察 ウの 1 オの 3 学習の取り組みや態度の観察 ワークシートの考察 ふり返りカードの考察 -3-

3 4 5 ( 本時 ) 6 一番心が動いたことを俳句のリズムにのせて表現する できあがった俳句を友達と話し合い 推敲する 友達の俳句の鑑賞文を書く 鑑賞文の感想を書く 共通のテーマ 夏休み から俳句をつくるための種さがしをする 俳句づくりをする 前時につくった俳句を友達と助言し合って 推敲する 友達がつくった俳句の鑑賞文を書く 第 3 時と第 5 時につくった俳句で句会を行う 5-1 俳句集 をつくる 俳句づくり 俳句の推敲 ( グループ ) お互いの作品鑑賞 友達がつくった俳句の鑑賞文 ( 型に合わせて ) 鑑賞文に対する感想 夏休みをどう過ごしたかを報告 W チャート に書いてある視点を意識して話すこと W チャートに付け足しながらの深め合い 作者の思いがより伝わるように 表現技法や言葉を選ぶこと 作品の推敲 ( グループ ) お互いの作品鑑賞 ( 推敲したグループの友達以外の作品 ) 友達がつくった俳句の鑑賞文 ( 型に合わせて ) 鑑賞文に対する感想 自分が選んだ俳句の気に入ったところを伝えること 俳句の語調に親しみながら 作者の思いを感じること ウの 23 オの 4 学習の取り組みや態度の観察 ワークシートの考察 ふり返りカードの考察 ウの 12 オの 34 発表の様子や態度の観察 ワークシートの考察 ふり返りカードの考察 アの 2 ウの 4 学習の取り組みや態度の観察 ワークシートの考察 ふり返りカードの考察 アの 2 学習の取り組みや態度の観察 ふり返りカードの考察 6 研究主題とのかかわり研究主題 知 徳 体のバランスのとれた児童の育成 国語 体育 学級活動の取組を通して 確かな 読み 書き のできる児童の育成 ~ 読み 書き に意欲をもって学習に取り組めるような授業展開の工夫改善を通して ~ 研究の仮説国語科において 読んでわかることや書くことの楽しさを味わわせるための指導法を工夫し 支援や指導に活かすための評価を丁寧に行えば 確かな読み 書きのできる児童を育成できる -4-

本単元では わずか 17 音という制約がある俳句で 児童の言葉への関心を高め 言葉をみがき 言葉を楽しむ力を育成したい 手立て 1 導入で教科書だけでなく NHK の番組を視聴することで 児童の意欲を喚起する また 俳人による俳句作りのアドバイスも今後の学習に生かされる 手立て 2 わかりやすい授業展開となるように 学習計画を提示して 学習のめあてが明確になるようにする 手立て 3 よりよい言葉選びや順序について 確かめたり工夫したりできるように 3~4 人のグループ学習を行う 手立て 4 思考ツールを使うことにより 五感を磨いて ものごとを多面的に見ることができるようにする 手立て 5 鑑賞文の書き方 ( 型 ) を提示することにより だれもが負担なく 相手が喜ぶ鑑賞文を書けるようにする 手立て 6 俳句集をつくるというゴールを示し 目的意識をもたせながら学習を進めていく 7 本時の学習指導 (5/6) (1) 本時の目標 表現の仕方に着目して 自分や友達の俳句のよさや面白さを感じ取り 鑑賞文を書くことができる (2) 評価規準ア国語への関心 意欲 態度ウ書く能力 自分や友達の俳句を自分なりに味わい 表現のよさや面白さを ( 自ら ) 感じ取っている 友達の俳句を読み ( 適切に ) 鑑賞文を書いている (3) 展開前時の学習内容 夏休み をテーマにした俳句づくり 学習活動 学習内容 指導と評価の創意工夫 ペア グループ学習 1 前時までの学習をふり返る 前時の学習内容の想起 学習計画表を見て 前時までの学習をふり返る 時間 3 2 本時の学習課題を確認する 課題内容の理解 表現の仕方に着目して 友達がつくった俳句のよいところを伝え合おう 3 前時につくった俳句を友達と助言し合って 推敲する 交流の流れ 1 自分の俳句を 2 回読む 2 アピールポイント 作者の思い 助言がほしいところを話す 3 作品のよいところ 助言を 3~4 人のグループで推敲する 俳句創作のポイント がそのまま助言する際の観点になることを伝える ( 掲示しておく ) 15-5-

伝える よりよい言葉はないか 前時に書いた W チャートを見ながら 推敲する 4 推敲したものを短冊に清書する 俳句の清書 句会に向けて 無記名で行うように伝える 4 5 友達がつくった俳句の鑑賞文を書く 作品鑑賞 鑑賞文の型に合わせて書く 10 < 評価と指導の手だて > ( 学習活動に即した評価規準 ) アの 2 自分や友達の俳句を自分なりに味わい 表現のよさや面白さを ( 自ら ) 感じ取っている ウの 4 友達の俳句を読み ( 適切に ) 鑑賞文を書いている ( 評価方法 ) 学習の取り組みや態度の観察ワークシートへの記入考察 ( 評価と手だて ) A 友達のつくった俳句を情景や気持ち 季節感 言葉選びやリズム 順序等の表現の工夫に着目して鑑賞し 適切に鑑賞文を書いている B 友達のつくった俳句を読み 型に合わせて鑑賞文を書いている 友達の俳句のよさを見つけ 伝えられるように助言する 鑑賞文をもらった相手が喜ぶような視点で書くようにさせる C 鑑賞文が書けずに戸惑っている 俳句創作のポイント をふり返り 鑑賞の視点を確認する 鑑賞文の 型 を書いたプリント渡し 空欄に書き込めるようにする 6 鑑賞文を発表する 友達の作品のよさ 鑑賞文を書いた俳句を見ながら発表が聞けるように 電子黒板を使用する 作品のよさを知らされることが推敲に役立ち さらによい作品づくりにつながることを確認する 10 7 今日の学習のふり返りをする ふり返りカードの記入 本時のふり返りをさせる 次時の学習への意欲づけを図る 3 次時の学習内容 句会を行い 5-1 俳句集 をつくる -6-

8 板書計画 ( 型 ) 鑑賞文を書こう 俳句を清書しよう 交流の流れ 共感できる 直接表現がない 表現や見方がおも しろい 様子や気持ちが浮かぶ 季節を感じられ る リズ ムや言葉の組み合わせが いい 俳句創作のポイ ント 友達が作った俳句のよい ところ を伝え合おう 表現の仕方に着目して 言葉をより すぐっ て俳句を作ろう -7-