Ⅰ 目的 定年を迎えた職員が定年後も再雇用され働き甲斐をもって生き生きと働き 法人に貢献し つつ自らの生活をも充実したものとされることを目的として 再雇用制度を具体的に構築し その運用や取扱いについて本実施要綱に定めることとする Ⅱ 再雇用職員職員コースの区分 再雇用職員コースの区分は以下の 3 種

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今回の改正によってこの規定が廃止され 労使協定の基準を設けることで対象者を選別することができなくなり 希望者全員を再雇用しなければならなくなりました ただし 今回の改正には 一定の期間の経過措置が設けられております つまり 平成 25 年 4 月 1 日以降であっても直ちに希望者全員を 歳まで再雇用

筑紫野市学童保育連絡協議会学童クラブ指導員就業規則

規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

( 超過勤務手当 休日給 ) 第 7 条超過勤務手当 休日給は 本条第 2 項に従い 就業規則第 19 条に定めるところにより法定勤務時間 (1 日実働 8 時間又は1 週実働 40 時間 ) を超えて労働すること 法定休日に労働すること 又は午後 10 時から午前 5 時までの深夜時間帯に労働する

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申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

無期契約職員就業規則

公益社団法人松戸市シルバー人材センター臨時職員就業規程 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 公益社団法人松戸市シルバー人材センター ( 以下 センター という ) の臨時に雇用する者 ( 以下 臨時職員 という ) の就業に関して必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この規程において

目次 問 1 労使合意による適用拡大とはどのようなものか 問 2 労使合意に必要となる働いている方々の 2 分の 1 以上の同意とは具体的にどのようなものか 問 3 事業主の合意は必要か 問 4 短時間労働者が 1 名でも社会保険の加入を希望した場合 合意に向けての労使の協議は必ず行う必要があるのか

< F2D E93C195CA8C5F96F F582CC8F418BC682C9>

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

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育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

題名

調査等 何らかの形でその者が雇用期間の更新を希望する旨を確認することに代えることができる ( 雇用期間の末日 ) 第 6 条第 4 条及び第 5 条の雇用期間の末日は 再雇用された者が満 65 歳に達する日以後における最初の3 月 31 日以前でなければならない 2 削除 3 削除 ( 人事異動通知

パートタイマー就業規則

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平均賃金を支払わなければならない この予告日数は平均賃金を支払った日数分短縮される ( 労基法 20 条 ) 3 試用期間中の労働者であっても 14 日を超えて雇用された場合は 上記 2の予告の手続きが必要である ( 労基法 21 条 ) 4 例外として 天災事変その他やむを得ない事由のために事業の

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

●11-1再雇用教職員の就業に関する規程31.4.1

第 1 章育児休業 第 1 条 ( 対象者 ) 生後 1 年未満 ( 第 5 条による育児休業の場合は 1 歳 6 ヶ月 ) の子と同居し養育する従業員であって 休業後も引き続き勤務する意思のある者は 育児のための休業をすることができる ただし 日々雇用者 期間雇用者 ( 申出時点において雇用期間が

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

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資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

制度名 No. 1 ( 働 1) フレックスタイム制度 対象者: 営業職の正社員 労働時間の清算期間: 毎月 1 日から末日までの1か月 1 日の所定労働時間は 8 時間 清算期間内の総労働時間: 1 日あたり8 時間として 清算期間中の労働日数を乗じて得られた時間数 ただし 清算期間内を平均し1

として採用するものとする 第 2 条の3 前条に定めるほか 職員就業規則第 11 条第 1 項により退職 ( 以下 定年退職という ) した者であって 退職後引き続き研究所以外の機関 ( 以下 再就職先 という ) において勤務する者 ( 定年退職後 任期付職員就業規則または契約職員就業規則の適用を

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4-1 育児関連 育児休業の対象者 ( 第 5 条 第 6 条第 1 項 ) 育児休業は 男女労働者とも事業主に申し出ることにより取得することができます 対象となる労働者から育児休業の申し出があったときには 事業主は これを拒むことはできません ただし 日々雇用される労働者 は対象から除外されます

深夜勤務の制限 5 妊産婦の時間外 休日 妊娠中の女性が 母体または胎児の健康保持のため 深夜勤務や時間外勤務等の制限を所属長に請求できます 病院助手専攻医臨床研修医 6 妊娠中の休息 妊娠中の女性は 勤務時間規程に規定する 職務に専念する義務の免除 を利用して 母体または胎児の健康保持のため 勤務

( 職場及び職種 ) 第 7 条再雇用する職場及び職種は原則としてそれまで在籍していた施設並びに職種とする 但し 業務上の必要がある時は 職場及び職種を変更することがある ( 役職解任 ) 第 8 条再雇用に際し 定年時に役職のある者については役職を解任しての再雇用とする 但し 法人が必要と認めた者

Microsoft Word - 22育児・介護休業等規程

第 11 条育児休業を終了して復帰する教職員の年次有給休暇については 理事長が別に定める ( 育児短時間勤務 ) 第 12 条小学校就学の始期に達するまでの子と同居し 当該子を養育する教職員が申し出た場合には 当該子がその始期に達するまで 当該教職員の所定勤務時間を 6 時間とすること ( 以下 育

【全文】就業規則(今井保育園H29.1.1)

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平成 28 年 9 月度実施実技試験 損保顧客資産相談業務 139

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Microsoft Word - H29 結果概要

定める額を職務加算として支給することができる ( 給与の支給日等 ) 第 4 条給与 ( 賞与を除く ) は 毎月 20 日 その月額を支給する ただし 支給日が一般任期付職員就業規則 ( 平成 18 年規程第 17 号 以下 一般任期付職員就業規則 という ) 第 7 条で準用する就業規則 ( 平

基発第 号

Microsoft Word - 別紙4.doc

Microsoft Word - 別紙4.doc

育児休業及び育児短時間勤務に関する規則

無期転換嘱託職員の報酬 退職等に関する規程平成 30 年 4 月 1 日制定 ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 別に定めるもののほか 公益社団法人全国市有物件災害共済会職員就業規則 ( 以下 規則 という ) 第 2 条第 2 号に定める嘱託職員のうち 労働契約法 ( 平成 19 年法律第 128

める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 初任給調整手当 ) 第 5 条育児短時間勤務をしている教職員の初任給調整手当の額は 給与規程第 13 条第 3

Microsoft Word - 雇用継続制度

第 4 条育児短時間勤務をしている職員の産業医手当の額は 給与規程第 12 条に定める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 扶養手当 ) 第 5 条育児

5. 退職一時金に係る就業規則のとりまとめ 退職一時金に係る就業規則の提供があった企業について 退職一時金制度の状況をとりまとめた なお 提供された就業規則を分析し 単純に集計したものであり 母集団に復元するなどの統計的な処理は行っていない 退職一時金の支給要件における勤続年数 退職一時金を支給する

短時間 有期雇用労働者及び派遣労働者に対する不合理な待遇の禁止等に関する指針 について ( 同一労働同一賃金ガイドライン ) 厚生労働省雇用環境 均等局有期 短時間労働課職業安定局需給調整事業課

( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 ( 事業所情報欄 ) 1 事業主名 ( - ) 2 事業所住所 3 電話番号 ( ) 5 雇用保険適用 - 事業所番号 4 事業所の 担当者 - 都道府県所掌管轄基幹番号枝番号 6 労働保険番号 - ( 代理人 社会保険労務士による提出代行者または事務代

Microsoft Word - 様式第1号 キャリアアップ計画書記入例(全国版)

2 賞与 3 手当 4 福利厚生 5 その他 第 4 派遣労働者 1 基本給 2 賞与 3 手当 4 福利厚生 5 その他 第 5 協定対象派遣労働者 1 賃金 2 福利厚生 3 その他 第 1 目的 この指針は 短時間労働者及び有期雇用労働者の雇用管理の改善等に関する法律 ( 平成 5 年法律 -

05-02_放課後児童支援員キャリアアップ処遇改善に係るQ&A( 時点)

社会福祉法人 宇和島市社会福祉協議会

Microsoft PowerPoint - ★291212訂正版【P.4~P.7】求人申込書記入例(更新)_ (更新)_

均衡待遇・正社員化推進奨励金 支給申請の手引き

2019-touren1-1

事業活動の縮小に伴い雇用調整を行った事業主の方への給付金

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 平成年月日 会社名 あなたから平成年月日に 育児 介護 休業の 申出 期間変更の申出 申出の撤回 がありました 育児 介護休業等に関する規則 ( 第 3 条 第 4 条 第 5 条 第 7 条 第 8 条及び第 9 条 ) に基づき その取扱いを下のとおり通

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4-1 育児関連 休業期間を有給にするか 無給にするかは 就業規則等の定めに従います また 雇用保険に加入している労働者には 国から給付金が支給されます (P106 参照 ) 産前産後休業期間中及び育児休業期間中は 労働者 使用者とも申請により社会保険料が免除になります 育児休業の対象者 ( 第 5

国立大学法人上越教育大学特任教員規程

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育児休業申出書式例

平成 31 年 4 月 1 日から平成 34 年 3 月 31 日まで 63 歳平成 34 年 4 月 1 日から平成 37 年 3 月 31 日まで 64 歳 4 定年について 労働者の性別を理由として差別的取扱いをしてはなりません ( 均等法第 6 条 ) ( 退職 ) 第 48 条前条に定める

CONTENTS

Microsoft Word - ④別紙4.doc

自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

はじめに この規程は クルーと株式会社クラッソーネ ( 以下 会社 といいます ) の信頼関係を保ちながら 良い就業環境を築いていくことを目的として 賃金を制定したものです 第 1 章基本となるきまり 第 2 章賃金の計算および支払 第 3 章基本給の更改 第 4 章諸手当 ( 改訂中 ) 第 5

社員給与規程

( 2 ) 現業職員原則としてフルタイム勤務での採用を行うこととする 第 5 採用時の職名原則として行政職は 主査 又は 主任技師 研究職は 主任研究員 として採用する ( ただし 研究職の採用は特別の場合に限る ) 行政職 研究職以外の職位については 行政職に係る職位の取り扱いに準じて取り扱うこと

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

目 次 第 1 条 目的及び内容 1 第 2 条 育児休業 2 第 3 条 パパ ママ育休プラス 2 第 4 条 1 歳 6 か月までの育児休業 2 第 5 条 育児休業の申出の手続等 3 第 6 条 パパ休暇の特例 3 第 7 条 介護休業 3 第 8 条 介護休業の申出の手続等 4 第 9 条

( 休憩時間 ) 第 3 条 任命権者は 1 日の勤務時間が 6 時間を超える場合においては 少な くとも45 分 8 時間を超える場合においては 少なくとも1 時間の休憩時間を それぞれ所定の勤務時間の途中に置かなければならない 2 前項の休憩時間は 職務の特殊性又は当該公署の特殊の必要がある場合

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は 従業員の育児 介護休業 子の看護休暇 介護休暇 育児のための所定外労働の免除 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短時間勤務等に関する取扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2

第六条 契約期間 雇用期間は原則として1 年以内とし 嘱託雇用契約書に定める 二. 前項の規定にかかわらず 本人が雇用契約を更新し継続して勤務することを望む場合に於いては 定年後の継続雇用に関する労使協定の定めるところにより 次の基準のいずれにも該当した従業員については満 65 歳に達するまでを限度

就業規則への記載はもうお済みですか

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内閣府令本文

参考資料

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 あなたが平成年月日にされた 育児 介護 休業の申出について 育児 介護休業等に関する規則 第 3 条 第 7 条 に基づき その取扱いを下のとおり通知します ( ただし 期間の変更の申出があった場合には下の事項の若干の変更があり得ます ) 1 休業の期間等

ときは 繰り上げて支給することができる 2 月の中途における採用又は給与額に異動を生じた場合は 発令の日から 退職又は死亡した場合はその日までその月の現日数により日割計算により給料を支給する 3 日給者については 当月末までを締め切り期間とし翌月 1 日に支給する 第 5 条次の各号に該当するときは

退職後の医療保険制度共済組合の年金制度退職後の健診/宿泊施設の利用済組合貸付金/私的年金退職手当/財形貯蓄/児童手当個人型確定拠出年金22 共イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けるこ

役 員 等 報 酬 規 程

賃金の支払い方法及び控除項目 第 6 条 1 賃金は これを全額 直接従業員に支払う 2 前項の規定にかかわらず 本人の同意を得た場合は本人が指定する銀行その他の金融機関の本人名義の口座へ振り込むことができる ただし 退職時等 会社が必要とする場合には直接通貨で支給する場合がある 3 次の各号に掲げ

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

8-1 雇用保険 雇用保険の適用基準 1 31 日以上引き続き雇用されることが見込まれること 31 日以上雇用が継続しないことが明確である場合を除き この要件に該当することとなります このため 例えば 次の場合には 雇用契約期間が31 日未満であっても 原則として 31 日以上の雇用が見込まれるもの

CL.J Q.\.eps

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目次 1. 被保険者資格の取得要件 ( 総論 ) 問 1 被用者保険の適用拡大の実施により 厚生年金保険 健康保険の被保険者資格の取得要件はどのようになるのか 問 2 施行日以降は 4 分の 3 基準をどのように判断するのか 問 2 の 2 就業規則や雇用契約書等で定められた所定労働時間又は所定労働

士業PDF

スライド 0

表 2 イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けることができます 支給要件 a 組合員期間が1 年以上あること b 組合員期間等が25 年以上あること (P.23の表 1 参照 ) c

◆◆10-1特定有期雇用教職員就業規程30.4.1(修正)

改正労働基準法

就業規則への記載はもうお済みですか

例 3 男性医師 1 歳 配偶者産前休暇産後休暇復帰 復帰 今までは 配偶者がを取得している場合 を取得できませんでしたが 取得できるようになりました 職員は 当該子が 3 歳に達する日まで 病院助手等は 当該子が 1 歳 6か月に達する日までを取得することができます 職場復帰後の特に大変な時期に協

定していました 平成 25 年 4 月 1 日施行の 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律 では, 継続雇用制度の対象者を限定できる仕組みの廃止について規定されていますが, 平成 25 年 4 月 1 日の改正法施行の際, 既にこの基準に基づく制度を設けている会社の選定基準につい

Transcription:

定年後再雇用制度実施要綱 平成 29 年 4 月版 社会福祉法人 会

Ⅰ 目的 定年を迎えた職員が定年後も再雇用され働き甲斐をもって生き生きと働き 法人に貢献し つつ自らの生活をも充実したものとされることを目的として 再雇用制度を具体的に構築し その運用や取扱いについて本実施要綱に定めることとする Ⅱ 再雇用職員職員コースの区分 再雇用職員コースの区分は以下の 3 種類とする 各コースの給与等の説明は Ⅳ~Ⅴ に 後述の通りとする 名称 A コース 役職継続コース B コース フルタイムコース C コース パートタイムコース 雇用形態 1 年以内の有期契約 ただし 更新限度は 5 年間を限度とする 各コースの要件 役職との関係 定年退職により役職は解任することを原則とするが 後継者が育っていない 取組中のプロジェクトがある等の場合 高度な専門性を有すると認められ過去の勤怠 勤務成績等の実績と法人への貢献度 健康状態からみて 定年時の役職を継続させることが適当と判断された職員 課長以上の定年時の役職を継続する ただし 原則として 1 年 ( 最長でも 2 年 ) を限度とする 上記期間経過後は B コースまたは C コースに転換する 定年退職時及び再雇用更新時に解雇 退職事由に該当せず さらに一定年齢以上では労使協定に定めた基準を等を満たし 過去の勤怠 勤務成績等の実績と法人への貢献度 健康状態からみて 一定の専門性を持ち勤務を継続させることが適当と判断された職員 定年退職時 役職者だった職員も 無役職となる 勤務時間 休憩 休日 定年前と同様の勤務 勤務時間または勤務日数を短縮した勤務を選択できる 1

Ⅲ 定年退職時のコース希望申出と面談 当法人は 定年退職時に希望者全員を再雇用するが 国の定める指針において 就業規則 に定める解雇 退職事由 ( 年齢に係るものを除く ) に該当する場合には継続雇用しないこと が認められているため これに該当する者は定年後再雇用の申出はできない 上記解雇及び退職事由に該当しない定年退職予定の職員に対して 法人は理事長 事務局長 再雇用者の所属する事業所の施設長 課長 ( いずれも再雇用予定者本人を除く ) で構成する審査会議を開き 過去の勤務状況等を勘案して Ⅱに定める3つの嘱託コースのどのコースを選択できるかについて定年退職 3ヶ月前を目途に審議 決定し 本人に通知する 選択可能コースの提示を受けた定年退職予定者は 再雇用を希望するかどうか コースの選択が必要な場合は希望するコース Cコースの場合は希望勤務時間等を所定の書面で申出を行う その後 その申出内容を審査会議で再度審査し定年後の嘱託コース及び労働条件等を決定する 審査会議の審査によって決定されたコース 労働条件等は 事務局長より本人に通知され 最終意思確認を行った後 定年退職 1 ヶ月前までを目途に嘱託契約を取り交わす ただし 契約締結を行った後 解雇等に該当した場合は再雇用を行わない場合がある ま た 契約締結後に各コース区分の要件を満たさなくなった場合は 再雇用職員コースの変更 を行うことがある 本人希望申出 3 ヶ月前 1 ヶ月前定年退職日 再雇用希望確認 その他 法人からの選択可能コースの提示 希望する コースを選択する必要がある場合は希望するコース 勤務時間等 コ 審査ス会 議労で働の条審件査のに決よ定り A コース B コース C コース 事務局長による本人の最終意思確認 契約締結 定年退職 再雇用職員 希望しない 2

Ⅳ 再雇用職員 A コース 1. 対象者 定年退職時に課長以上の役職に就いていた全ての者で 会社が選択可能と提示された者のみ申出ができる ただし Aコースとして勤務できるのは原則として1 年間とし 最長でも 2 年間を限度とする そのためこの期間後はBコースないしはCコースでの再雇用となる 2. 配置 業務内容 定年退職前の役職は継続し 原則として定年前の業務を行うこととなるが 後継者の育成と引き継ぎを主務とする ただし 役職等の変更があった場合は 業務内容の変更 転勤等による勤務地変更を行うことがある 3. 勤務時間等 勤務時間 休憩 休日は定年退職前と同じとする 従って 勤務時間等を短縮したい 場合は このコースは選択できない 年次有給休暇は 継続勤務したものとして勤続年数を計算し付与する 4. 評価 評価対象者とし 以下の要素で評価する なお 定年退職前に評価者であったものは 評価者から外れることとする また 評価者は誰となるかについては契約締結時に本 人に通知する 要素 内容 配点 目標達成度 担ってもらう業務についての年間目標を定めその達成度を評価する 原則として一人一目標とし 必達を期して行う 点 目標への取組姿勢目標への取組姿勢を評価する 点 意欲態度 日常業務の取組姿勢を評価する 点 5. 給与 常勤職員に適用されている給与表の適用はなく 再雇用職員初年度の給与は 欠勤控 除 遅刻早退控除のある月給制とし 基本給は定年退職後の役職に応じて以下の表の 3

通りとする 再雇用後の役職 基本給 最低保障額 施設長 6 等級 21 号俸 % 次長 定年退職時基本給 % 5 等級 23 号俸 % 課長 4 等級 17 号俸 % 6. 手当 手当は以下のもの以外は支給しない 役職手当 手当 時間外勤務手当宿直手当夜勤手当年末年始特別勤務手当早番 遅番手当 支給額統括施設長施設長 事務局長次長課長 円 / 月 円 / 月 円 / 月 円 / 月 常勤職員給与規程を準用する 7. 昇給 契約期間中の昇給は行わない ただし 契約更新した場合は 前契約期間の評価成績に基づき 審査会議で成績優秀と判断された職員は昇給することがある また 成績が芳しくないと判断された場合は 減額する場合がある 8. 賞与 賞与は支給しない 9. 退職金 再雇用職員の期間の退職金については 支給しない ただし 東京都社会福祉協議会 従事者共済については 審査会議で審査し 継続等の可否を判断する 10. その他 社会保険 ( 健康保険 厚生年金 ) 労働保険 ( 労災保険 雇用保険 ) は引き続き加入 する 4

Ⅴ 再雇用職員 B C コース 1. 対象者 審査会議で A コースないしは B コースが提示された者が申出できる 2. 配置 業務内容 定年退職時 役職者だった職員は無役職となる 業務内容は 本人の希望を勘案し 法人の要員配置 職務割当等を総合的に判断して 決定する なお 業務内容の変更 転勤等による勤務地の変更を行うことがある 3. 勤務時間等 B コースは勤務時間 休憩 休日は定年退職前と同じとする C コースは勤務時間または勤務日数を短縮した勤務 ( 短縮勤務 ) を希望できる ただ し 法人の要員配置 職務割当等を勘案した審査会議の決定によっては 希望通りの 勤務日 勤務時間とは異なる条件を提示することがある 年次有給休暇は 継続勤務したものとして勤続年数を計算し付与する ただし Cコースで所定勤務時間が週 30 時間未満となった場合は 労働基準法に定める比例付与対象者となり 付与する日数は常勤職員の時より少なくなることがある 評価 評価対象者とし 以下の要素で評価する なお 定年退職前に評価者であったものは 評価者から外れることとする また 評価者は誰となるかについては契約締結時に本 人に通知する 要素 内容 配点 目標達成度 担ってもらう業務についての年間目標を定めその達成度を評価する 原則として一人一目標とし 必達を期して行う 点 目標への取組姿勢目標への取組姿勢を評価する 点 意欲態度 日常業務の取組姿勢を評価する 点 5

4. 給与 1 B コース 常勤職員に適用されている給与表の適用はなく 再雇用職員初年度の給与は 欠勤控 除 遅刻早退控除のある月給制とし 基本給は定年退職後の役職に応じて以下の表の 通りとする 再雇用後の職種 基本給月額 最低保障額 全ての職種 定年退職時基本給 % 1 等級 25 号俸 2 C コース 再雇用後の職種基本給時給最低保障額定年退職時基本給 1 等級 25 号俸全ての職種 % 1 ヶ月平均所定労働時間 1 ヶ月平均所定労働時間 5. 手当 手当は以下のもの以外は支給しない 手当看護師手当時間外勤務手当宿直手当夜勤手当年末年始特別勤務手当早番 遅番手当処遇改善手当 支給額 常勤職員給与規程を準用する 6. 昇給 契約期間中の昇給は行わない ただし 契約更新した場合は 前契約期間の評価成績に基づき 審査会議で成績優秀と判断された職員は昇給することがある また 成績が芳しくないと判断された場合は 減額する場合がある 7. 賞与 賞与は支給しない 6

8. 退職金 再雇用職員の期間の退職金については 支給しない ただし 東京都社会福祉協議会 従事者共済については 審査会議で審査し 継続等の可否を判断する 9. その他 職員の 1 週間の勤務時間及び 1 ヶ月の勤務日数が正規職員の 3/4 以上勤務する場合は社会保険 ( 健康保険 厚生年金 ) は 引き続き加入する 下回る場合は資格喪失し 原則として地域の国民健康保険の被保険者となる ( 健康保険任意継続被保険者を選択することも可 ) また 60 歳以上の職員と配偶者等は国民年金に原則として加入しないが 60 歳未満の配 偶者等は国民年金に加入することとなる 労働保険 ( 労災保険 雇用保険 ) は 1 週間の勤務時間が 20 時間未満となる場合は 雇用保険のみ資格喪失する この場合 再雇用職員職員退職後の失業給付は失業して いないので受給できない 7

Ⅵ 契約更新 契約更新について 法人は更新 3 ヶ月前を目途に審査会議を開き 更新前 1 年間の勤務状 況等を勘案して どのコースを選択できるかを提示する 選択可能コースの提示を受けた定年退職予定者は 再雇用を希望するかどうか コースの選択が必要な場合は希望するコース Cコースの場合は希望勤務時間等を所定の書面で申出を行う その後 その申出内容を審査会議で再度審査し定年後の嘱託コース及び労働条件等を決定する 審査会議の審査によって決定されたコース 労働条件等は 事務局長により本人に通知され 最終意思確認を行った後 更新 3 ヶ月前までを目途に嘱託契約を取り交わす 更新にあたって 別のコースを希望する場合の取扱いについては 次項 Ⅶ コース転換 の取扱いによる 3 ヶ月前契約更新日 法人からの選択可能コースの提示 更新希望 希望する 本人希望申出 その他 コースを選択する必要がある場合は希望するコース 勤務時間等 コ 審査ス会 議労で働の条審件査のに決よ定り 更新可 更新不可 A コース B コース C コース 事務局長による本人の最終意思確認 契約締結 退職 再雇用職員 希望しない 8

Ⅶ コース転換 1. 申出時期等 申出時期は原則として契約更新時とするが 契約期間の途中であっても申出を行うこ とができる なお 申出回数の制限は特に設けない また 申出は コース転換を希望するコースとその理由 C コースの短時間勤務を希 望する場合は 希望する日数と時間及びその理由を明記した所定の書式を提出するこ とを要す 2. 転換申出可能ルート コース転換申出は次のコースに限り申出ができる 現在のコース Aコース Bコース Cコース 転換申出できるコース Bコース Cコース Cコース Bコース ただし 申出に対する審査の結果によっては希望通りのコース転換 勤務時間の短縮 ができない場合がある 3. 申出に対する審査等 コース転換の可否及び勤務時間短縮の是非について 法人は審査会議を開き 転換の 可否 可の場合は転換日 その他の労働条件を決定する その後施設長による本人に 提示され 最終意思確認の後 変更合意契約を締結しコース転換となる なお コース転換が認められなかった場合は 申出者は従前のコースのまま勤務を継 続しなければならない 4. 転換後の労働条件等 転換後の給与等の労働条件は Ⅳ~Ⅴ に定める基準に基づき審査会議で決定し 施設 長から提示する なお 転換後の最初の給与については以下の通りとする 9

転換前のコース 転換後のコース 転換後の最初の給与 Aコース Bコース Cコース Ⅳ~Ⅴの給与に記載されている定年時基 Bコース Cコース 本給は 転換前の昇給月額を加味した額に読み替えて算出する Cコース Bコース Ⅳ~Ⅴの給与に記載されている定年時基本給は 定年時基本給に転換前の時給昇給額を加味した月額に換算した額に読み替えて算出する また 評価について 契約期間の途中で転換した場合は 転換前に設定した目標は引 き継ぐこととし 達成レベルの設定については転換時に必要に応じて再度設定し直す なお 評価者を変更する必要がある場合は 変更合意契約締結時に本人に通知する 5. コース転換手続 コース転換が認められた場合は 従前の再雇用職員職員雇用契約の一部を変更する同 意書を取り交わすことにより行う 従って 雇用期間の変更は行わず 変更が行われ なかった労働条件等は従前のまま継続する 短時間勤務が認められた場合 社会保険 労働保険の取扱いは Ⅴ-9. その他に定め る通り法律の定めに従い資格喪失等を行うことがある 希望コース 転換希望申出 希望勤務日数 時間 B コース C コース 日数 時間他 審査会労議働に条よ件るの転提換示の可否と 転換可 転換不可 施設長による本人の最終意思確認 変更合意契約締結 転換後のコースで勤務 転換前のコースで勤務 10

Ⅷ 施行 今改正による取扱いは 平成 29 年 4 月 1 日以降 定年退職を迎える者からとする 以上 11