くらしを支える電気 (10 時間 ) 生活の中に当たり前にある 電気 学校や家庭の中にある 電化製品を調べよう 身の回りにある電化製品を調べるとともに 生活との関連を考えるようにする 学校の施設の中を調査する活動も考えられる 食事冷蔵庫 電子レンジ 生活照明 洗濯機 情報テレビ パソコン 家の中を調

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日本の戦後復興を支えた電気 (8 時間 ) 戦後の日本の姿立ち並ぶバラック小屋ユニセフ給食を食べる子供たち ギブミーチョコレート の写真終戦直後の日本はどんな様子だったの? 社会自立して食料不安定いない不足 終戦直後の日本の様子を示す写真を提示する 連合国に占領されている 親を失い孤児に 家もなくバ

■「札幌市の人たちの昔のくらし《(8時間)

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

我が国の工業生産と私たちのくらし ( 14 時間 ) 指導上のポイント 資料提示 おもな国の自動車生産台数の変化 を見せ 日本は世界一の自動車生産国であることを伝え 意欲をもたせる 日本の自動車生産を調べよう 環境 資源 日本の自動車工業を取り巻く問題点 どれくらい? どのように? 他の自動車は?

スライド 1 鳥取県小学校教育研究会社会部 第 31 回夏季研修会 第 4 学年部会 教材開発 ~ 我が国や地域の伝統 文化や営み等に触れ 我が国や地域に対する愛情を醸成する教材の開発 ~ 綿口和頼 鳥取市立用瀬小学校

Microsoft Word ~33第3学年1組  社会科学習指導案1

気にはどんな力があるのでしょうか という課題を考えさせていった その課題を解決するために, 身近な電化製品の分類を, 全員で行った ( 画像 1) 具体的には, エアコン, 炊飯器, 冷蔵庫, 電子レンジ, トースター, ホットカーペットは電気の力を熱に変えて使っていること, 掃除機, 扇風機, 洗

他の単元との連関 子どもが獲得する見方や考え方 教師の持つ指導ポイント 評価規準 小学 4 年生 もののあたたまり方 小学 6 年生 電気の利用 ~ エネルギーの工場と変身と銀行 ~ 中学 1 年生 光と音 ( 光のエネルギーを利用しよう ) 中学 2 年生 電流 ( 電気とそのエネルギー ) 電流

家庭の中で最も多くの電力を消費するのが電気冷蔵庫 (14.2%) で 家庭全体の電力消費量の約 7 分の 1 を占めています 続いて照明 (13.4%) テレビ (8.9%) エアコン (7.4%) といった順番になっており この 5 種類を合わせると全体の約 44% になります ( 図 ) この中

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

Microsoft Word - 社会科

内の他の国を見てみよう 他の国の発電の特徴は何だろうか ロシアでは火力発電が カナダでは水力発電が フランスでは原子力発電が多い それぞれの国の特徴を簡単に説明 いったいどうして日本では火力発電がさかんなのだろうか 水力発電の特徴は何だろうか 水力発電所はどこに位置しているだろうか ダムを作り 水を

Taro-5年研究のまとめ

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教師の持つ指導ポイント 評価規準 中国地方の送電線網の図を利用し, 発電所からの電力を消費地に届けていることを示す その際, 送電の途中では, 電線の抵抗のために電線が発熱して電気エネルギーが損失することを, 本単元の内容をもとに考察させる ( 自然事象への関心 意欲 態度 ) エネルギーは変換の際

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

3. 単元計画 (10 時間 ) 1 5 年生の学習を振り返ろう 散らばりの様子を表にすると 平均だけ 一番大きい数字は 平均で比べてみると ではわからなかった資料の特徴がいろ いろと見えてくるね 2 平均を使えば比べることができた ( 合計 ) ( 個数 )= 平均だった紙飛行機とばし大会に出ます

中学校における授業実践事例 1 第 3 学年社会科 消費生活と経済 1 学校名 職氏名萩市立田万川中学校教諭室谷雄二 2 生徒 3 学年 15 人 3 学習指導案 (1) 題材名消費生活と経済 (2) 題材の目標経済活動の意義について消費生活を中心に理解させるとともに 価格の働きに着目させて市場経済

4 単元の評価規準 社会的事象への 社会的な思考 判断 観察 資料活用の 社会的事象について 関心 意欲 態度 技能 表現 の知識 理解 報道の在り方につい表現の自由と個人報道について調べ報道の意義や働き, て関心をもち, テレビの人権尊重という 2 たことを基に, これその仕事に携わる人番組や新聞

3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

自己決定の場を設定する 自己存在感を持たせる 共感的な人間関係を育成する準備活動のどの場面で どの子どもを生かすのか 見通しを持って授業に臨む 導入の場面する 深める場面り返りの場面2 確かな学力の育成 複雑で変化の激しい現代社会に子どもたちが主体的に関わり よりよい社会を創造していくためには 一人

C A B A = B (conservation of heat) (thermal equilibrium) Advanced m A [g], c A [J/(g K)] T A [K] A m B [g], c B [J/(g K)] T B [K] B T E [K] T

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るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

Microsoft Word - 小・社会・祭田①.doc

第3学年 理科学習指導案

<小学校 生活科>

画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

スライド 1

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

参考資料1:日常生活CO2情報提供ツール(仮称)の表示例

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課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

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第5学年社会科学習指導案

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

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(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸


ICTを軸にした小中連携

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

4. 単元の実際 習得 (1) 三部構成のモデル文 ゲームなんてやめなさい を提示し 子どもの意識とのズレを生む 実践を行った4 年生のクラス 38 名全員が何らかのゲームをもっていることを確認し 子どもがゲームについて感じている楽しさを十分掘り起こす その上で はじめ なか おわり の形式で書かれ

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

リサイクルの効果って どう考えればいいの? プラスチック製容器包装を例に どんなリサイクル方法があるの? パレットの原料にする 化学製品の原料にする 発電の燃料にする パレット = フォークリフトなどで荷物を運ぶときの台 下敷き リサイクルするってどういうことなの? リサイクルする 途中から作る こ

平成15年度 家庭科 年間指導・評価計画


調査要領 1. 調査の目的 : 4 月からの電力の小売り全面自由化に対する会員事業所の意識及びその影響を把握し 今後の参考資料とする 2. 調査実施機関 : 甲府商工会議所 3. 調査実施時期 : 平成 28 年 3 月 24 日 ( 木 )~31 日 ( 木 ) 4. 調査対象 : 当所会員 30

第(  )学年 国語科「         」年間指導計画

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Taro-4年 総合 指導案(最終)

「標準的な研修プログラム《

(2) 授業者が学びの見通しを持つ ( 学習目標の明確化 ) 問題解決的な学習に取り組む際, どのような場面で, どのようにして, どのような力を子どもたちに付けるのか, 単元や授業における目標を明確にして学びを見通しておくことが大切です 目標が不明確であると, 作業や体験などの活動そのものに, 子

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

1 単元大豆大発見 2 単元設定の理由 第 2 学年 2 組技術 家庭科学習指導案 平成 28 年 10 月 28 日 ( 金 )10:00~10:50 被服室 指導者越野可奈子 生徒は, 前単元において栄養の学習を行い, 大豆はたんぱく質が豊富な食品であることを理解してい る 大豆について生徒に聞

次世代エネルギーシステムの提言 2011 年 9 月 16 日 株式会社日本総合研究所 創発戦略センター Copyright (C) 2011 The Japan Research Institute, Limited. All Rights Reserved.[tv1.0]

第 3 学年社会科学習指導案 1 小単元名 わたしたちのまちのようす 平成 24 年 6 月 27 日 ( 水 ) 第 3 学年 2 組 3 3 名指導者 : 今橋美都 2 単元について本単元は学習指導要領の第 3 学年及び第 4 学年の内容 (1) アの内容に基づいている (1) 自分たちの住んで

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

解答類型

数学の学び方のヒント

7 3. 単元の指導計画 (7 時間扱い ) 時 学習内容 授業のねらい 物質の溶解と水溶液の均一性 コーヒーシュガーが水に溶ける様子を観察し, 色の様子からコーヒーシュガーの拡散と水溶液の均一性を理解する ( 観 実 ) コーヒーシュガーと食塩の溶解 物質の溶解と水溶液の均一性 2 物質が目に見え

Taro-6年 理科 電気の利用.jtd

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関


6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

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2016 年 04 月 15 日 電力小売自由化 ZEH( ネット ゼロ エネルギー ハウス ) に対応 スマート HEMS サービスアプリ の機能を拡充 提供するサービスは進化してもサービス利用料金は無料 製品名 スマート HEMS サービスアプリ 希望小売価格 ( 税抜 ) 無料 ( 1) サー

別添 表 1 供給力確保に向けた緊急設置電源 ( その 1) 設置場所 定格出力 2 発電開始 2 運転開始 公表日 3 姉崎火力発電所 約 0.6 万 kw (0.14 万 kw 4 台 ) 平成 23 年 4 月 24 日平成 23 年 4 月 27 日 平成 23 年 4 月 15 日 袖ケ浦

社会科学習指導案

第 2 問問題のねらい青年期と自己の形成の課題について, アイデンティティや防衛機制に関する概念や理論等を活用して, 進路決定や日常生活の葛藤について考察する力を問うとともに, 日本及び世界の宗教や文化をとらえる上で大切な知識や考え方についての理解を問う ( 夏休みの課題として複数のテーマについて調

電力事情 BOP 実態調査レポート 調査実施日 :2012 年 12 月 調査対象 ヒヤリング : ダッカ電力供給会社 (DESCO) ダッカ農村電化庁 (REB) アンケート : ダッカ ( 都市と農村の中間地にあるサバール地域 ) の 26 名 ( 男性 6 名 女性 20 名 ) バングラデシ

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第 3 章隠岐の島町のエネルギー需要構造 1 エネルギーの消費量の状況 ここでは 隠岐の島町におけるエネルギー消費量を調査します なお 算出方法は資料編第 5 章に詳しく述べます (1) 調査対象 町内のエネルギー消費量は 電気 ガス 燃料油 ( ガソリン 軽油 灯油 重油 ) 新エ ネルギー (

スマートライフおすすめ BOOK P2_P 省エネ ネ エ 蓄 ネ 創エ! なるほど はじめに もう中学生! フ イ ラ ト ー マ ス が そ れが それ も くじ 地球温暖化と私たち 4 エネルギーと私たち 6 スマートライフ はじめよう スマートライフ 10 HEMS

第2回アジア科学技術フォーラム

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

3 4 年上年間指導計画例 1 わたしたちのまちは, どんなまち (P6~41 25 時間 ) 本単元の学習目標身近な地域の特色ある地形や土地利用の様子, 主な公共施設などの場所と働き, 交通の様子, 古くから残る建造物の位置と様子を, 観察, 調査したり, 白地図にまとめたりして調べ, 地域の様子


<小学校 生活科>

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資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

第 5 学年社会科学習指導案 日時 対象 授業者 平成 28 年 9 月 29 日 ( 木 ) 第 6 校時 第 5 学年 2 組 25 名 中野区立江古田小学校主任教諭笠原駿 都小社 5 年部会研究主題 よりよい社会について考えようとする子供の育成 ~ 国土や産業のすがたを追究し 社会の一員として

○数学科 2年 連立方程式

「節電対策パンフレット」(家庭向け)

1 学期末実施の初見の説明文 ( サクラソウとトラマルハナバチ ) についてのワークテスト ( ぶんけい ) の正答率は 以下のとおりである 正答率設問本教材とのつながり誤答部分点正答 1トラマルハナバチのどんなところが サクラソウに合っていますか 二つ書きましょう 2サクラソウとトラマルハナバチは

社会科学習指導案 横浜市立いぶき野小学校 指導者 後藤覚洋 1 単元名暮らしの中の政治 2 日時平成 28 年 1 月 27 日 ( 水 ) 5 校時 3 学年 組第 6 学年 1 組 40 名 4 単元目標身近な地域で行われている施策や国や地方公共団体のはたらきとしくみについて調べ, 政治は, 国

資料2 消費者教育について 教育委員会

介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

Transcription:

4 年社会科 くらしを支える電気 私たちの暮らしに欠かすことのできない電 気 生活や産業に欠かすことのできない電気 の安定供給のなぞに迫ります 1. 健康なくらしとまちづくり 本単元のねらいは 市民生活にとって必要な飲料水 ガス 電気の確保や廃棄物 ( ごみ 下水 ) の処理について見学したり調査したりして調べ これらの事業は計画的 協力的に進められ 地域の人々の健康な生活や良好な生活環境の維持と向上に役立っていることを考えるようにすることである ここでは 飲料水 ガス 電気の中から1つを教師が選択して取り上げるとともに 廃棄物の処理についても ごみか下水のいずれかを教師が選択して取り上げる 子どもの実態や地域の実態に合わせて学習に取り上げる教材を選択することになるが 本単元では自分たちの生活における具体的な事象を取り上げ その使い方や確保を調べるとともに 自分たちの生活と深いかかわりがあること 市民への安定供給のために事業が計画的 協力的に進められていることをとらえさせることが大切である 2. 私たちのくらしに欠かすことのできない 電気 水 電気 道路は私たちの生活を支える 三大インフラストラクチャー と呼ばれている どれも私たちの生活には欠かすことのできない 生活基盤を支える社会資本である その中でも 電気は 現代の情報化社会の中で 私たちの生活や産業と深く結び付き まさに必要丌可欠なものである 私たちの当たり前の日常生活は 実に様々な電化製品により支えられており またそうした電化製品のおかげで 便利で 快適で 健康な 生活を営むことができるのである 今や私たちの生活にとって当たり前となった電気を 改めてその存在意義を見つめ直すとともに その安定供給のかげにある 電気事業で社会を支える人々の知恵や汗 生き様を学ぶ 電気が当たり前にあることのありがたみに気付かせるとともに 限られた電気エネルギーを節約することの大切さに気付かせていきたいのである 3. 電気 を取り上げて 楽しく わかる授業を まず 自分たちの生活と電気とのつながりについて実感をもってとらえさせたい 自分たちの1 日の生活を振り返り 電気の使い道について体験的に調べることが大切である 例えば 冷蔵庫や炊飯ジャーなどから 食 との関係を発見させたり テレビやパソコンなどから 情報 との関係を発見させたり また照明や時計などから実生活との関係を浮き彫りにするなど 私たちの生活や産業にとって丌可欠であることをとらえさせたい 実際に学習を進める上では 電力会社の協力をいただき 電気の作られ方や送り方 停電を防ぐ工夫や努力についてお話をしてもらうことで 当たり前の裏側にある様々な営みについて気付かせていきたい さらには 限りあるエネルギーを節約しようとするなど 実生活へ生かすことにも発展させていきたいと考える

くらしを支える電気 (10 時間 ) 生活の中に当たり前にある 電気 学校や家庭の中にある 電化製品を調べよう 身の回りにある電化製品を調べるとともに 生活との関連を考えるようにする 学校の施設の中を調査する活動も考えられる 食事冷蔵庫 電子レンジ 生活照明 洗濯機 情報テレビ パソコン 家の中を調査する活動も考えられる 家の人にインタビューする際は どのような点で役立っているかを聞き取り調査する 学校や家庭の中には たくさんの電化製品があるよ 電化製品 例 ) 冷蔵庫 生活とのつながり 食品を保存することができ る 新鮮さを保つ 札幌市では 1 日にどのくらい 電気を使っているのかな? 資料 ) 札幌市の 1 日あたりの電気の使用量の 推移を示すグラフ 札幌市の 1 日あたりの電気の使用量のグラフ 札幌市では なぜこんなに 電気の使用量が増えてきたのかな? まちの 人口の 生活の 広がり 増加 変化 家庭や地域でのインタビュー活動 札幌市の人口が増加したり まちが広がっ たりしたからじゃないかな 生活もずいぶ んと変わってきたようだよ こんなにたくさんの電気を電力会社 の人はどうやってつくっているの? 水力 火力 地熱 原子力 発電 発電 発電 発電 電源別発電量について資料をもとに調べる 日本の原子力発電の現状についてふれる 出典 ) 北電 HP 参考 札幌市政概要 ( 札幌市市民まちづくり局企画部統計課 ) 札幌市役所 HP http://www.city.sapporo.jp/city/ ウェブシティさっぽろ http://web.city.sapporo.jp/ 電力会社が 安全性の確保に努めながら電気をつくっていることを資料をもとに調べる 発電所を実際に見学する活動も考えられる 参考北海道電力株式会社広報部 HP http://www.hepco.co.jp 参考 資料 エネルギー環境教育施設見学ガイドマップ

電力会社の人たちはどうやって 電気を送っているの? 送電線 変電所 配電線 を通り を通り を通り 参考北海道電力株式会社広報部 HP http://www.hepco.co.jp 身の回りにある電柱を調べる活動も考えられる 地下にある送電線を調べる活動も考えられる 今つくられたものが 様々な電力設備を 通って それぞれの場所に運ばれている 電気が自分たちの所に届くまでを 絵地図に表そう 電気が自分の所に届くまでの道のりを 絵地図にまとめる活動に取り組む 燃料は外国から 発電所で発電 安全に送電 外国から輸入された資源でつくられた 電気が 安全に自分たちのところに! 電力会社の人たちは なぜ 24 時間体制で仕事をするの? 市民の 緊急時 社会の 安全 対応 安定 もし本当に停電になったときは? 電力会社の人たちは 電気を使う人のため 24 時間がんばり続けているんだ 電気の燃料が外国から輸入されていることをとらえる 火力 原子力 水力発電により 安定供給が図られていることをとらえる 環境面や安全面に配慮して電気の供給が行われていることをとらえる 電力会社で働く人たちの仕事が計画的 協力的に進められていることに気付かせる 緊急時や停電時の対応や他機関との連携についてとらえさせる 実際に電力会社の人からお話をいただく活動も考えられる これからのエネルギーや資源問題について調べ 節電について考えよう! 太陽光発電資源の問題揚水発電資源の埋蔵量地熱発電節電への意識限られた資源を有効に使うため新たな対策が 自分たちも節電に協力を 現在研究されている新たな発電技術や 我が国のエネルギー政策について調べる エネルギー資源の埋蔵量など 資源の問題について調べる 事業所や市役所 地域 学校 家庭などにおける 節電の取り組み を具体的に取り上げるとともに 自分からかかわろうという態度をもたせる 限られた資源を有効に使うことを考え 節電に協力しようという意識をもたせる

授業例 授業のねらい電力会社で働く人たちが 緊急時の対応のため 24 時間体制で働いていることに気付くとともに そうした営みによって 自分たちの毎日の生活が支えられていることがわかる 前時まで 発電のしくみや送電のしくみについて調べ 様々な電気設備が整備 されていることにより 自分たちの生活が支えられていることに気 付いている 1 電力会社の中にある指令センターの写真 電気はコンピュータが 24 時間体制で管理 常に万全 のはずなのに 2 働く人は交代制で 24 時間体制をとっている 電力会社の人たちは なぜ 24 時間体制で働くの? 指令センターの写真を提示し コンピュータにより 24 時間体制で管理されていることをとらえさせる にもかかわらず 24 時間体制で人間が働いている事実から問いを生む 市民の安全 万が一に備える すぐ現場へ すぐ伝える 素早く 他機関にも 連絡を 緊急時の対応 < 迅速性 > 安全 安心の 維持のため もし災害が発生して電気がストップしたら? 他機関と の 連携 社会の安定 すぐ修理して 停電時間を少なく 緊急に備える 素早く 現場へ行き 復旧を 電力会社の人たちは 電気を使う人のため 24 時間 常にがんばり続けているんだ 子どもの見方や考え方を迅速性を中核にしながら 市民の安全 と 社会の安定 の視点からとらえる 緊急時を想定し, 電気が止まってしまった場合を考える ゲストティーチャーとして電力会社で働く人をお招きして 話をしていただくことも考えられる

発展的な学習のアイディア 消費電力調べ (2 時間 ) 身の回りにある電化製品の表示をもとに 消費電力を調べる それぞれ調べたことをもとに グラフや表などにわかりやすくまとめる 各グループで学校の中で調査活動に取り組んでもよい 各家庭の電化製品を調べてまとめるなどの活動が考えられる 消費電力の多い順に並べるなど ランキングで表示すると分かりやすい 体験 電気のない生活 (2 時間 ) 学校から帰ってから 家庭で電気を使わない生活を体験してみる 照明 ろうそくの火で テレビやゲーム 見ない しない 洗濯や食器洗い 自分の手で 電気のある生活とない生活の違いをわかりやすくまとめる 各家庭に対して体験学習への協力依頼のプリントを事前に配布しておく 電気がない場合は どんなことに困るのかを考えてみる 電気を節約して むだのない生活を (2 時間 ) 学校や家庭の中で 電気をムダに使っていると思われることを話し合う 国や道 市役所 ( 行政 ) や事業所が呼びかけ地域の人々が協力していることを取り上げて 節電 について話し合う ( ポスターなどを活用 ) ムダに使っている時間から計算し 費用を考えてみるのもよい 自分たちだけの取り組みだけでなく 行政や事業所が呼びかけ それとともに地域の人々が協力して取り組んでいることを取り上げる 学校や家庭で 自分がすぐにできそう なこ とに取り組み その成果をまとめる それぞれが取り組んでいることを発表する場を 設定してもよい