(4) 指導にあたってア言語活動を充実させる視点から 調べてわかったことや疑問点をカードにまとめさせ 整理し 学習のまとめにつなげるようにする イ写真や文章だけでなく 映像資料も準備し 児童の興味 関心が高まるようにする ウ具体的な聞き取りが可能な場面では 家庭に協力をお願いして聞き取りをさせたり

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

Taro-社会科学習指導案「戦争と人

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

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第 6 学年社会科指導案 日時平成 24 年 10 月 17 日 ( 木 ) 児童男子 13 名女子 10 名計 23 名 指導者河野美恵 1 単元名平和で豊かな暮らしを目ざして 2 単元を展開するにあたって (1) 単元について本単元は, 新学習指導要領第 6 学年の内容 (1) のケ 日華事変,

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

Microsoft Word - 社会科

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社会科学習指導案

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

解答類型

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

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Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

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H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

<小学校 生活科>

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国語科学習指導案様式(案)

ICTを軸にした小中連携

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り


第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

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高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 1 単元名生涯を通じる健康 ( 現代保健体育 大修館書店 ) 期日平成 23 年 10 月 19 日 ( 水 ) 第 5 校時場所県立宇土高等学校 2 年 2 組教室指導者教諭横田大典 2 単元について (1) 単元観本単元は 生涯の各段階において健康にかか

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

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○数学科 2年 連立方程式

Taro-【HP用】指導案.jtd

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の

第(  )学年 国語科「         」年間指導計画

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

Microsoft Word ~33第3学年1組  社会科学習指導案1

1 自己存在感児童の生活体験や生活環境の実態 興味 関心を把握し 他教科との関連を踏まえて 様々な視点から取り組めるように課題提示の工夫を行う 2 共感的人間関係話し合いや発表会のときには 相手を大切にした聞き方と発表の仕方ができるように意識させ 支持的雰囲気の中で学び合わせる また 自分との違いや

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

Taro-5年研究のまとめ

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

H27 国語

第4章 道徳

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

2 研究の歩みから 本校では平成 4 年度より道徳教育の研究を学校経営の基盤にすえ, 継続的に研究を進めてきた しかし, 児童を取り巻く社会状況の変化や, 規範意識の低下, 生命を尊重する心情を育てる必要 性などから, 自己の生き方を見つめ, 他者との関わりを深めながらたくましく生きる児童を育てる

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

Microsoft Word - 提出論文 全0227docx.docx

自己紹介をしよう

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

理科学習指導案

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

(Microsoft Word - \217\254\212w\202U\224N\201i\216R\217\343\201j.doc)

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

第14章 キャリア教育

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

1 学期末実施の初見の説明文 ( サクラソウとトラマルハナバチ ) についてのワークテスト ( ぶんけい ) の正答率は 以下のとおりである 正答率設問本教材とのつながり誤答部分点正答 1トラマルハナバチのどんなところが サクラソウに合っていますか 二つ書きましょう 2サクラソウとトラマルハナバチは

Microsoft Word - imani ikiru kotoba sidoukeikaku.doc

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

第 3 学年社会科学習指導案 1 小単元名 わたしたちのまちのようす 平成 24 年 6 月 27 日 ( 水 ) 第 3 学年 2 組 3 3 名指導者 : 今橋美都 2 単元について本単元は学習指導要領の第 3 学年及び第 4 学年の内容 (1) アの内容に基づいている (1) 自分たちの住んで

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

Taro-4年 総合 指導案(最終)

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

う来なかった 翌々日の月曜日 あきらは じゅんに いいよ と返事をもらったのに どうしてこなかったのか と詰め寄った それに対して じゅんからは いいよ って 断ったじゃないか という返事が返ってきた という内容である ここでは 文字だけで思いを伝える難しさと 相手の立場をよく考えて情報を発信する大

給食の時間における食に関する指導事例 ( 小学校第 6 学年 ) 1 主題戦争中の食事を体験しよう 2 関連教科等 単元名社会科 長く続いた戦争と人々のくらし 3 献立名麦ごはん めざし みそ汁 たくわん 4 ねらい戦争中の食糧不足の食事を通して 食糧不足の時代と今の時代の食生活の違いが分かる <

(3) 指導について本単元のねらいは 体の発育 発達について その一般的な現象や思春期の体の変化などについて理解できるようにすること 体をより良く発育 発達させるための生活のしかたについて理解できるようにすること である そのねらいを達成するため 児童が学習に興味 関心をもち 意欲的に取り組むことが

社会科学習指導案 横浜市立いぶき野小学校 指導者 後藤覚洋 1 単元名暮らしの中の政治 2 日時平成 28 年 1 月 27 日 ( 水 ) 5 校時 3 学年 組第 6 学年 1 組 40 名 4 単元目標身近な地域で行われている施策や国や地方公共団体のはたらきとしくみについて調べ, 政治は, 国

第○学年 ○○科指導計画

(2) 各学年の目標 ア 知識 に関する目標 社会生活についての総合的な理解 第 3 学年 身近な地域や市区町村の地理的環境 地域の安全を守るための諸活動や地域 の産業と消費生活の様子 地域の様子の移り変わりについて 人々の生活と の関連を踏まえて理解する 第 4 学年 県の地理的環境の特色 地域の

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

第○学年 ○○科指導計画

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

第6学年2組 理科学習指導案

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

Transcription:

小学校 第 6 学年 社会科 実践名 情報の正確さを判断する方法を知る 小学校第 6 学年社会科学習指導案 日時 : 平成 23 年 10 月 日 () 場所 : 八代市立有佐小学校第 6 学年教室授業者 : 教諭近松茂治 1 単元名 戦争と人々のくらし 2 単元について (1) 単元のねらい学習指導要領第 6 学年の内容 (1) ケには 日華事変 我が国に関わる第二次世界大戦 日本国憲法の制定 オリンピックの開催について調べ 戦後我が国は民主的な国家として出発し 国民生活が向上し国際社会の中で重要な役割を果たしてきたことが分かる と示されている それを受けて 本単元は アジア 太平洋に広がった戦争について調べることを通し 我が国がどのようにして戦時体制に移行したかということや 戦争によって日本国民が大きな被害を受けただけでなく 我が国が中国をはじめとする諸国に大きな被害を与えたことを理解させることをねらいとしている 現在の我々は 日常的に戦争や紛争 テロなどの平和を脅かすニュースを様々なメディアを通して見聞きしており 児童もそのような世界情勢に関する情報に触れている しかし 実感をもって 平和 の意味を考える機会は少ないのが現実ではないかと思われる そしてまた 戦後 民主的な国家として出発していくこととなる背景となった事柄について具体的に調べ その歴史的意味を考えることは 現在の国際社会での日本の置かれた位置を見直す視点を与えることにもなり 平和で民主的な国家 社会の進展に一層努力していこうとする態度の育成にもつながるものであると考える (2) 系統について (9 月 ) 二つの戦争と日本 アジア (10 月 ) 本単元戦争と人々のくらし (11 月 ) 平和で豊かな暮らしをめざして (3) 児童の実態について ( 在籍数 33 名 ) 2 学期始めに実態調査予定

(4) 指導にあたってア言語活動を充実させる視点から 調べてわかったことや疑問点をカードにまとめさせ 整理し 学習のまとめにつなげるようにする イ写真や文章だけでなく 映像資料も準備し 児童の興味 関心が高まるようにする ウ具体的な聞き取りが可能な場面では 家庭に協力をお願いして聞き取りをさせたり 地域の方をゲストティーチャーとして活用する場面を設けたりする エ資料から調べて分かったことや考えたことを発表させる場面を設け 根拠や解釈を示しながら表現することができるようにする (5) 情報モラル教育の視点からア本単元は情報モラル教育のモデルカリキュラム 3 安全への知恵 e3-1 情報の正確さを判断する方法を知る との関連を重視して展開する イ戦争によって国民の生活がどう変化していったかを考えさせる際の資料の一つとして 誤った情報を掲載した戦争中の新聞記事を提示することで児童の関心が高まるようにする ウ戦時中の新聞は 大本営発表に基づいていたため事実と一致しないことが多く 情報統制の恐ろしさ 愚かさを児童に理解させるとともに 受け取った情報だけを信じて判断せず 別の方法で確かめることの大切さを気付かせるようにする (6) 人権教育の視点からそれぞれの考えの違いの中から お互いの考えを深めていくことができることをしっかりと伝え 学級の支持的な雰囲気を大切にしていく 3 単元の目標アジア 太平洋に広がって行われた戦争について調べ 戦争拡大の経緯や国民生活の様子 国内外の被害などについて理解を深めさせる 4 単元の評価規準社会的事象への関心 意欲 態度 社会的な思考 判断 表現 観察 資料活用の技能 社会的事象についての知識理解 1 戦争の経緯や国民生活の様子 国内外の被害について関心をもち 意欲的に調べ 考えようとしている 1 戦争の経緯や国民の様子 国内外の被害について学習問題や予想 学習計画を考え表現している 2 戦争の経緯や国民の様子 国内外の被害について調べたことを 比較したり関連づけたり総合したりして 歴史的事象の意味を考え表現している 1 写真や年表 その他の資料を活用して 戦争の経緯や国民の様子 国内外の被害を調べるために必要な情報を集め 読み取っている 1 戦争の経緯や国民の様子 国内外の被害についてわかっている

5 単元の指導計画 (7 時間 ) 時学習活動指導上の留意事項関思技知評価基準及び評価方法 1 2 3 本時 4 5 6 7 1 中国との戦争がはじまる日本と中国との戦争がどのように始まり 展開していったかを調べながら 国内外の動きや人々の暮らしの変化について学習課題を設定する 2 アジア 太平洋に広がる戦争中国との戦争が その後どのようにアジア 太平洋の各地へ広がっていったのか その経緯や背景 影響について調べ整理する 3 戦争と国民生活の変化戦争中の人々の暮らしの様子を調べ 戦争によって社会や暮らしがどのように変化したかについて 考えを深める 4 子ども達と戦争戦争中の子どもたちの暮らしの様子を調べ 子どもと戦争の関係について考えを深める 5 おそいかかる空襲空襲の広がりや それを今に伝える各地の遺跡を調べることを通して 戦争によって国民が受けた被害の大きさを理解する 6 沖縄 広島 長崎 そして敗戦沖縄戦や広島 長崎への原爆投下 敗戦にいたる経緯について調べ 戦争で人々が受けた被害の大きさを理解する 7 学習をまとめよう学習シートを使って学習内容を振り返り 書きためたカードを整理して 感想をまとめる 学習課題を設定する際は 自分の予想を書かせるようにし 単元全体の見通しをもたせるようにする カードに整理させる際は 調べたことと考えたことを区別してカードを記入させるようにする 情報統制下の新聞記事を提示し 児童が当時の人々の暮らしに関心をもつようにする 自分たちの日常生活と比較しながら 当時の子どもたちの気持ちを考えさせるようにする 聞き取りの可能な児童には 空襲の経験のある方に事前に聞き取りをさせ全体に紹介させる 戦争による被害を調べる際は アジアの国々に与えた被害も押さえる 学習シートを工夫し 単元の学習がまとめられるようにする 思考 判断 表現 1 戦争による国内外の動きや人々の暮らしの変化について 学習問題や予想を考え 表現している 技能 1( カード ) 資料を活用して 日中戦争の広がりについて情報を集めて読み取り カードに整理している 思考 判断 表現 2 情報統制の目的を 人々の暮らしが苦しくなっていったことと関連させて考え 説明している 思考 判断 表現 2 戦争が子どもたちの暮らしに与えた影響について考え わかりやすく説明している 知識 理解 1 ( カード ) 空襲によって国民が受けた被害の大きさについてカードに記入している 知識 理解 2 ( カード ) 沖縄戦や原爆の被害 敗戦にいたる経緯についてカードに記入している 関心 意欲 態度 1 ( 学習シート ) 学習したことをもとに 日本の戦争について考え 学習シートにまとめている

過程 6 本時の学習 ( 3/7 時間 ) (1) 本時の目標戦争が長引く中での国民の暮らしを調べ 国民の暮らしがどう変化していったかを考えることができる (2) 展開 時間 導入 5 学習活動 主な発問 指示 1 戦争中の新聞記事と事実を比較し 戦争中は情報統制がなされていたことを知る 予想される児童の反応指導上の留意点 評価備考 新聞に嘘の記事があるなんて聞いたことないな 大本営の 情報統制の目的はなんだったのだろう 当時の新聞は児童には読めない部分が多いので 解説を記入しておく 戦争中の新聞記事 展開 15 8 12 2 戦争中の国民のくらしについて調べ 発表する 戦争中の国民生活は どのように変化していったのだろう 3 めあてに対する自分の考えをまとめる 大本営の情報統制の目的は何だったのだろうか まとめ方や発表の仕方の例 大本営の情報統制の目的は だと思います わけは だからです 4 考えを交流する 班ごとに意見を交流し まとめましょう 言語活動 ( 設定の意図 ) 互いに意見を発表したり 聞いたりする活動により 児童の思考が深まるようにする 色々な物が足りなくなってきている 国民徴兵令で 国民は兵士にならなければならなくなった 戦争に協力させる制度が増えている 苦しい生活の中 国民を戦争に協力させるためには 情報統制が必要だったのではないかな 国民に負けていることを教えると 国民のやる気が無くなってしまうのではないかな 戦争に勝つためには 国民をコントロールする必要があったのではないだろうか そんな考え方もあるのだな お互いの考えに共通点はないかな どうしてそう考えたのか もっと理由を聞いてみたいな 徹底指導 ( ポイント ) 調べる視点を提示し どの視点から調べるのか 選ばせるようにする 生活必需品の供給 戦争に協力させる制度 当時つくられた標語 思考 判断 表現 2 B 基準 : 情報統制の目的を 人々の暮らしが苦しくなっ ていったことと関連させて考え 説明している A 基準 : 具体的な資料をもとに人々の暮らしが苦しくなっていることを根拠にして 情報統制の目的を説明している <B 基準に達しない児童への手立て > 敗戦が続くニュースを聞いたとき 人々はどう考えるかという視点を与える 能動型学習 ( ポイント ) 全体での交流の前に 少人数での意見交流をさせることにより 一人一人が主体的に参加できるようにする その後 班ごとに意見をまとめ全体に発表させる ホワイトボード 整理 5 5 本時の学習を振り返り まとめをする 今日の学習を振り返りましょう 新聞さえも戦争に利用するなんて 戦争って怖いな すべての情報が正しいとは限らないんだな 戦争中は 新聞やラジオでさえも戦争に利用されることを押さえ 現在に生きる私達も情報の正確さを判断する力が必要であることを伝える

7 モデルカリキュラムの位置づけ 情報モラル a3: 発信する情報や情報社会での行動に責任を持つ 道徳 各教科 特別活動他 道徳男女の友情と協力 言葉のおくりもの 2-(3) 信頼友情 互いに信頼しあって友情を深め 男女相互に理解し 協力する態度を養う b3: 情報に関する自分や他者の権利を尊重する 道徳共にいきる 町で出会った車いすの人 2-(2) 思いやり 親切 生涯を持った人がくらしやすい町をつくっていこうという心情を育てる 国語町のよさを伝えるパンフレットを作ろう ようこそ わたしたちの町へ 必要な材料を集め 効果的な構成や記述のしかたを考えて パンフレットを作る c3: 情報社会でのルール マナーを遵守できる 国語自分の考えを明確に伝えよう 平和 について考える 平和 をめぐる自分の意見が説得力をもつように具体例や資料を集め 意見を明確に伝えるために文章全体の構成の効果を考えることができる 道徳規律ある生活 修学旅行の夜 1-(3) 自由 規律 自由の大切さを理解し 自他の自由を尊重するとともに 規律ある行動をしようとする態度を養う d3: 情報社会の危険から身を守るとともに 不適切な情報に対応できる e3: 情報を正しく安全に利用することに努める f3: 安全や健康を害するような行動を抑制できる 社会戦争と人々のくらしアジア 太平洋に広がって行なわれた戦争について調べ 戦争拡大の経緯や国民生活の様子 国内外の被害などについて理解を深めさせる 体育病気の予防 病気の起こり方 病気は 病原体 体の抵抗力 生活行動 環境が関りあって起こることを理解する g2: 生活の中で必要となる情報セキュリティの基本を知る h : 情報セキュリティの確保のために 対策 対応がとれる i2: 情報社会の一員として 公共的な意識を持つ 道徳よりよい校風 先輩の心を受け継いで 4-(6) 愛校心 最上級生としての役割を自覚し 学校に愛着を持ち 進んで立派な校風を作ろうとする態度を養う