目次 1 現行の食品の産地表示 1 2 原料原産地表示対象品目拡大の推移 2 3 原料原産地表示のこれまでの検討経緯 3 4 本検討会開催の経緯 6 ( 参考 ) 食品表示一元化検討会報告書 ( 抜粋 ) 7 消費者基本計画 ( 抜粋 ) 食料 農業 農村基本計画 ( 抜粋 ) 8 総合的な TPP

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上ある場合は 現行ルールと同様 3カ国目以降を その他 と表示することができる 一方 冠表示には いちごジャム の いちご のように 商品を特徴付ける原料が商品名に含まれるものの他に ブルーベリーガム の ブルーベリー のように 風味を表しているもの さらには たいやき の 鯛 のように 商品名自体

目 次 Ⅰ 今回の一部改正の背景と改正前の原料原産地表示制度 1 1 改正の背景 1 2 改正前の原料原産地表示制度 1 Ⅱ 新たな原料原産地表示制度 1 1 食品表示基準別表第 15 追加品目と変更点 1 2 表示の対象と表示方法 2 3 新たな表示方法 3 (1) 又は表示 (2) 大括り表示

原料原産地表示制度の改正経緯 1 1 加工食品の原料原産地表示制度に関する検討会平成 28 年 1 月から同年 11 月までの全 10 回にわたり 農林水産省及び消費者庁の共催による 加工食品の原料原産地表示制度に関する検討会 ( 以下 検討会 という ) を開催 同年 11 月 29 日 検討会に

食品表示に関する制度 食品表示に関する主な法律とその目的 食品衛生法 : 飲食に起因する衛生上の危害発生を防止すること J A S 法 : 原材料や原産地など品質に関する適正な表示により消費者の選択に資すること健康増進法 : 栄養の改善その他の国民の健康の増進を図ること JAS 法 食品衛生法及び健

年最終版・食品表示マニュアル_改訂版4

- 1 - 食品表示基準の一部を改正する内閣府令案新旧対照条文〇食品表示基準(平成二十七年内閣府令第十号)(抄)(傍線の部分は改正部分)改正案現行第二章加工食品第二章加工食品第一節食品関連事業者に係る基準第一節食品関連事業者に係る基準第一款一般用加工食品第一款一般用加工食品(横断的義務表示)(横断的

- 2 - 改正後改正前(横断的義務表示)(横断的義務表示)第三条[略]第三条[同上]2前項に定めるもののほか 食品関連事業者が一般用加工食品のうち次2前項に定めるもののほか 食品関連事業者が一般用加工食品のうち次の表の上欄に掲げるものを販売する際(設備を設けて飲食させる場合をの表の上欄に掲げるもの

基本的な表示事項 JAS 法及び食品衛生法では 原則として 事前に容器に入れられ 又は包装された食品を対象として 表示事項を定めています スーパー等のバックヤードで製造 加工した商品を 同一店舗内で販売するなど 製造 加工したその場で直接消費者に販売する場合 JAS 法に基づく表示は不要です ただし

不安とは何か

類業組合等に関する法律 ( 昭和 28 年法律第 7 号 ) 第 86 条の6 第 1 項の規定に基づく酒類の表示の基準において原産地を表示することとされている原材料及び米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律 ( 平成 21 年法律第 26 号 ) 第 2 条第 3 項に規定す

( 権限の委任等 ) 第十五条内閣総理大臣は, この法律の規定による権限 ( 政令で定めるものを除く ) を消費者庁長官に委任する 2 及び3 略 4 この法律に規定する農林水産大臣の権限に属する事務の一部は, 政令で定めるところにより, 都道府県知事又は地方自治法 ( 昭和二十二年法律第六十七号

食品表示に関する制度 食品表示に関する主な法律とその目的 食品衛生法 : 飲食に起因する衛生上の危害発生を防止すること J A S 法 : 原材料や原産地など品質に関する適正な表示により消費者の選択に資すること健康増進法 : 栄養の改善その他の国民の健康の増進を図ること JAS 法 食品衛生法及び健

○食品表示マニュアル改版/前付け~3(6)

Microsoft PowerPoint - ①(資料1)食品表示講習会(品質事項)

生鮮食品と加工食品の区分に関する現行制度における説明例について

要条例の概要 条例の概要原材料配合割合原料原産地名相違点まとめ東京都消費生活条例 ( 以下 都条例 という ) では 消費生活の安定と向上を図るため 適切な表示を行わ せる権利が消費者にあることを明記し 消費者が商品を購入するに当たりその内容を容易に識別し かつ 適正 に使用するために 事業者が表示

08-03月くらし-3.3

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(6) 製造業者等の氏名又は名称及び住所 2 固形物に充てん液を加え缶又は瓶に密封したもの ( 固形量の管理が困難なものを除く ) にあっ ては 製造業者等がその缶又は瓶に表示すべき事項は 前項第 3 号に掲げる事項に代えて 固形量 及び内容総量とする ただし 内容総量については 固形量と内容総量が

基本的な表示事項

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改 正 平成 17 年 10 月 27 日農林水産省告示第 1616 号 改 正 平成 17 年 12 月 27 日農林水産省告示第 1999 号 改 正 平成 18 年 1 月 11 日農林水産省告示第 26 号 改 正 平成 18 年 2 月 17 日農林水産省告示第 169 号 改 正 平成

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HACCP 導入率 ( 参考 ) 平成 27 年度 29% ( コーデックス原則のみ ) 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 30% 40% 50% 60% 80% 推進に当たっては 以下を 中間アウトカム目標 として取り組んでいく 1 平成 31 年度までに業界団体による手

_第45回食品表示部会_資料4-3

第 4 回食品表示検定試験 ( 上級 ) 問 3 に関する講評 問 3 では 表示ラベルの間違いを指摘し 正確な表示を作成するために必要な知識を有 しているかを確認する 問 3-1 題材とした ヨーグルト は 乳製品 であり 乳等表示基準府令 の対象品目である また 乳製品に関する公正競争規約 が制

A.22 にんじんジュース及びにんじんミックスジュース A.23 水産物缶詰及び水産物瓶詰 A.24 果実飲料 A.25 農産物缶詰及び農産物瓶詰 ( たけのこ缶詰及びたけのこ瓶詰 ( 全形及び 2 つ割 りに限る ), たけのこ大型缶詰 ( 全形 ( 傷を除く ) 及び 2 つ割りに限 る ),

かこうしょくひn

1 食に関する志向 健康志向が調査開始以来最高 特に7 歳代の上昇顕著 消費者の健康志向は46.3% で 食に対する健康意識の高まりを示す結果となった 前回調査で反転上昇した食費を節約する経済性志向は 依然厳しい雇用環境等を背景に 今回調査でも39.3% と前回調査並みの高い水準となった 年代別にみ

業務用食品への表示について

者委員会委員長が10 件の前提条件と3 件の付帯意見を付した 異例とも思える形の答申になりました この答申を踏まえて 近く一部改正された食品表示基準等が告示されると仄聞しています 食品表示部会委員各位の真摯な議論にもかかわらず 答申書に 別紙 1の1.~10. の実施を前提として と明記されたことは

H24/08/00

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的な名称をもって表示する 二 ~ 三 2~3 添加物 内容量又は固形量 1 及び内容総量 特定商品の販売に係る計量に関する政令 ( 平成五年政令第二百四十九号 ) 第五条に掲げる特定商品については 計量法 ( 平成四年法律第五十一号 ) の規定により表示することとし それ以外の食品にあっては内容重量


Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 厚生労働省 ) 米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律 ( 米トレーサビリティ法 )( 農林水産省 ) 健康保持増進効果等について虚偽誇大広告等の禁止食品に対する医薬品的な効能効果の表示を禁止 食品としての安全

の差については確認できないが 一般的に定温で流通している弁当の管理方法等についてアンケートにより調査した その結果 大部分の事業者が管理温度の設定理由として JAS 規格と同様に食味等の品質の低下及び微生物の繁殖を抑えることを挙げ 許容差は JAS 規格と同様に ±2 としていた また 温度の測定方

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立石委員提出資料

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目次 表示の基本 1 表示方法 12 表示禁止事項 13 食品表示 Q&A 14 名称 16 と添加物 16 原料原産地名 ( 原産国名 ) 26 内容量 31 消費期限又は賞味期限 34 保存方法 35 製造者等 ( 表示責任者 ) 36 栄養成分の量及び熱量 38 その他 39 新しい食品表示基

原産地表示に関して 昨年 8 月に農林水産省 厚生労働省主導の 食品の表示に関する共同会議 において出されたパブリックコメント中 製造者や各種協会団体の意見に賛成で 現在農林水産省が以前より指針として出している原産地表示に関しての義務化の考え方 原産地に由来する原料の品質の差異が加工食品として品質に

食品表示基準における販売形態ごとの適用範囲について

3えび天ぷら いか唐揚げ等の衣にパン粉などを使用しないものについては 天ぷら 唐揚げ 等と表示することができる ただし 衣率の表示などの基準については えびフライ いかフライ に準じる 4 五目ご飯などの 五目 の用語は 具の含有率が 8% 以上 かつ使用した具の種類が 5 種類以上でなければならな

これまで表示義務がなかった業者間取引にも 表示が義務付けられました!! 平成 20 年 4 月 1 日 業者間取引される業務用生鮮食品並びに業務用加工食品を表示義務の対象とする ため 平成 20 年 1 月 31 日付けで生鮮食品品質表示基準及び加工食品品質表示基準 が改正され 平成 20 年 4

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論点 3 消費者にとって分かりやすい 遺伝子組換え 及び 遺伝子組換え不分別 表示の検討 1

未来投資会議構造改革徹底推進会合 地域経済 インフラ 会合 ( 農林水産業 ) 資料 1 卸売市場を含めた食品流通の構造改革について 平成 30 年 3 月 7 日 ( 水 ) 食料産業局

定食 1,100 円 875kcal アレルゲン ( えび 小麦 大豆 卵 ) 海老 ( 食塩 PH 調整剤 ) イカ 竹輪 ( 魚肉 植物たん白 でん粉 食塩 ぶどう糖 砂糖 食用油 豚脂 発酵調味液 醸造酢 加工でん粉 調味料 ( アミノ酸等 ) ソルビトール ph 調整剤 V.C 増粘多糖類

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Microsoft PowerPoint - 補足資料(セット版-2).ppt

Microsoft PowerPoint - 資料2.pptx

こと 社内規程において 不当表示等が発生した場合に係る連絡体制 具体的な回収等の方法 関係行政機関への報告の手順等を規定すること 3 表示等に関する情報の確認の例 (1) 企画 設計段階における確認等 企画 設計段階で特定の表示等を行うことを想定している場合には 当該表示等が実現可能か ( 例えば

Vol

平成 31 年 2 月 4 日 平成 31 年 2 月 5 日 平成 31 年 2 月 6 日 平成 31 年 2 月 7 日 平成 31 年 2 月 8 日 平成 31 年 2 月 9 日 平成 31 年 2 月 10 日 麻婆豆腐 さわらの照り焼き クリームシチュー すき焼き風煮 チリコンカンラ

冷凍食品表示 Q&A (2015 年度版 ) 〇について 問 1 答 1 原産国名 販売者 株式会社東京都 輸入元 株式会社神奈川県 原産国名 販売者 株式会社東京都 輸入者 株式会社神奈川県 一括表示枠内の輸入者と販売者の表示順輸入品を仕入れて販売する場合 一括表示の輸入者 販売者の表示方法はどう

H29食品表示法パンフレット案

資料2 紙類の判断の基準等の設定に係る検討経緯について

新たな原料原産地表示制度に関する Q&A 目次 Ⅰ 表示対象 ( 原原 -1) 原料原産地表示の対象となる加工食品はどのようなものですか ( 原原 -2) 原料原産地表示の対象となる原材料とはどのようなものですか ( 原原 -3) 酒類も原料原産地表示の対象になりますか 対象である場合 原料原産地表

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輸出許可一般的な輸出申告による輸出通関 搬出許可概 要 輸出通関における保税搬入原則の見直しが施行されました - お知らせ - 輸出通関における保税搬入原則の見直しについては 当該見直しを盛り込んだ関税改正法が平成 23 年 3 月 31 日に成立し 同年 10 月 1 日より施行されました これに

加工食品における表示基準の統合について(各論)

3 表示の適正化等に向けた重点的な取組について国及び都道府県等においては 食品表示の適正化を図るため 従来から食品表示法や景品表示法等に基づく各種通知やガイドライン等により 監視指導を実施してきたところです 今般 近年のいわゆる健康食品や業務用加工食品の不適正表示の実態等を踏まえ 夏期一斉取締りに当

2 表示の方法 容器包装を開かなくても見ることのできるよう 容器包装の見やすい箇所に一括して表示します プライスラベルに表示する場合 名称 等の事項名を省略しても分かりにくくならない場合は 事項名を省略できます ただし 消費期限または や 販売者 等の事項名は省略できません ( 例 ) どら焼 事項

2 なお 以下の法律の規定に基づき 重量割合上位 1 位の原材料の原産地が表示 ( 情報伝達 ) されている場合 当該原材料には食品表示基準の原料原産地表示の規定を適用しません 1 米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律 ( 米トレーサビリティ法 )( 平成 21 年法律第 2

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

Ⅲ 食品表示 2 適正な食品表示 食品を容器に入れたり 包装したりして売る場合 必ず書く必要のある項目は次の 6 つです 1 名称 2 原材料名 食品添加物 3 製造者 ( 販売者 輸入者 ) の氏名と所在地 18

ポテトもち 平成 25 年 6 月 ~ サンマルコ食品 ( エバラ食品工業 ) 乾燥マッシュポテト 還元水あめ 植物油脂 乳等を主要原料と する食品 加工でん粉

6 学校給食での地場産物活用に当たっての課題 学校給食における市町村産食材等の利用に関する調査 において 市町村に対し 学校給食で地場産物の活用を促進する上での課題について 市町村産食材と道産食材について それぞれ伺ったところ 次のような結果となりました 学校給食への地場産食材利用促進上の課題 関係

( 選定提案 ) は 利用者に貸与しようと福祉用具の種目の候補が決まった後で 具体的な提案品目 ( 商品名 ) を検討する際に用いる つまり ( 選定提案 ) に記載されるのは 候補となる福祉用具を利用者に対して提案 説明を行う内容である 平成 30 年度の制度改正では 提案する種目 ( 付属品含む

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食品表示の基礎(説明用スライド)

食品表示 Q&A Q1 Q2 Q3 Q4 Q5 Q6 Q7 Q8 1 名称 商品名を名称として表示してよいですか また 名称にカッコを付けて商品名を併記することはできますか 原材料に占める重量割合が数 % 程度の原材料について その原材料名がついた商品名を表示してもよいですか 2 原材料名と添加物

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例 1 基本の書き方原食品表示法及び鮮食品の表示加工食品の表示業務用の表示Q&A 原材料名 1 使用した原材料に占める重量の割合の高いものから順に その最も一般的な名称をもって表示してください 2 2 種類以上の原材料からなる複合原材料を使用する場合は その複合原材料名の後ろに括弧を付け 複合原材料

使用上の注意 このマニュアルは 食品事業者の皆様に向けて JAS 法を中心に表示事項を理解していただくことを目的に作成したものです このため 分かりやすさを優先しているため 一部事項について説明を省略している場合があります このマニュアルの表示例はあくまで例であり 事業者の皆様で使用された原材料等を

2. 今後の主な検討事項 1 高濃度 PCB 廃棄物に係る行政代執行費用に対する支援の必要性 高濃度 PCB 廃棄物の処分は 排出事業者責任の観点から その保管事業者が行 うことが原則 このため 都道府県市による行政代執行に要する費用についても 保管事業者が負担することが原則 しかしながら 高濃度

遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律の概要 目的国際的に協力して生物の多様性の確保を図るため 遺伝子組換え生物等の使用等の規制に関する措置を講ずることにより 生物多様性条約カルタヘナ議定書 ( 略称 ) 等の的確かつ円滑な実施を確保 主務大臣による基本的事項の公表 遺

2. 食料自給率の推移 食料自給率の推移 我が国の食料自給率 ( 総合食料自給率 ) は 長期的に低下傾向で推移してきましたが 近年は横ばい傾向で推移しています (%) (H5 ) 43 7

図 12 HACCP の導入状況 ( 販売金額規模別 ) < 食品販売金額規模別 > 5,000 万円未満 ,000 万円 ~1 億円未満 億円 ~3 億円未満

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第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料

いる 〇また 障害者の権利に関する条約 においては 障害に基づくあらゆる差別を禁止するものとされている 〇一方 成年被後見人等の権利に係る制限が設けられている制度 ( いわゆる欠格条項 ) については いわゆるノーマライゼーションやソーシャルインクルージョン ( 社会的包摂 ) を基本理念とする成年


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食品安全基本法第 21 条第 1 項に規定する基本的事項 平成 24 年 6 月 29 日閣議決定 食品安全基本法 ( 平成 15 年法律第 48 号 以下 法 という ) は 食品の安全性の確保についての基本理念として 国民の健康の保護が最も重要であるという基本的認識の下に 食品供給行程の各段階に

することを可能とするとともに 投資対象についても 株式以外の有価証券を対象に加えることとする ただし 指標連動型 ETF( 現物拠出 現物交換型 ETF 及び 金銭拠出 現物交換型 ETFのうち指標に連動するもの ) について 満たすべき要件を設けることとする 具体的には 1 現物拠出型 ETFにつ

67530食品表示パンフレット圧縮

唐津市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 2 9 年 11 月 8 日 唐津市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 といいます ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地

今後 原産地表示は JAS 法からは独立することになる 従って 原産地表示は 品質 に関連するというこれまでの考え方から逃れられることになる 原産地表示は 原料原産地表示は 表示しないことにより消費者を誤認させる 欺く 消費者の informed choice( 知らされた上での自己選択 ) のため

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平成 23 年 2 月分岐阜市学校給食献立配合詳細記載 - 月別配合表 - 年間使用物資配合表 - 豚由来物資 岐阜市立 p.1 小学校 北地区 1 日 ( 火 ) 2 日 ( 水 ) 3 日 ( 木 ) 4 日 ( 金 ) No.15 小学校 No.16 小学校 No.1 小学校 No.5 小学校

4 奨励品種決定調査 (1) 奨励品種決定調査の種類ア基本調査供試される品種につき 県内での普及に適するか否かについて 栽培試験その他の方法によりその特性の概略を明らかにする イ現地調査県内の自然的経済的条件を勘案して区分した地域 ( 以下 奨励品種適応地域 という ) ごとに 栽培試験を行うことに

目次 1. はじめに 1 2. 遺伝子組換え表示制度の基本的考え方 1 3. 遺伝子組換え表示制度をめぐる情勢 2 4. 今後の遺伝子組換え表示制度の方向性 7 5. おわりに 13 参考 遺伝子組換え表示制度に関する検討会検討経過 14 遺伝子組換え表示制度に関する検討会委員名簿 16

Transcription:

資料 2 加工食品の原料原産地表示制度をめぐる事情 平成 28 年 1 月 29 日消費者庁

目次 1 現行の食品の産地表示 1 2 原料原産地表示対象品目拡大の推移 2 3 原料原産地表示のこれまでの検討経緯 3 4 本検討会開催の経緯 6 ( 参考 ) 食品表示一元化検討会報告書 ( 抜粋 ) 7 消費者基本計画 ( 抜粋 ) 食料 農業 農村基本計画 ( 抜粋 ) 8 総合的な TPP 関連政策大綱 ( 抜粋 ) 9

1 現行の食品の産地表示 食品表示法に基づく食品表示基準により 消費者が購入する食品に表示を義務付け 生鮮食品には 原産地 を表示 加工食品については 国内製造品の一部には 原料原産地名 輸入品は 原産国名 を表示 外食については 産地表示を含め表示の義務付けがない 生鮮食品 ( 義務表示事項 ) 加工食品 ( 義務表示事項 ) 名称 原材料名 添加物 内容量 賞味期限 保存方法 製造業者名及び住所等上記に加えて 国内製造品の一部には 原料原産地名 輸入品には 原産国名等 名称 原産地等 原料原産地表示の義務があるもの 国内で製造したもの 原料原産地表示の義務がないもの 輸入品 名 称 味付けカルビ 原材料名 牛肉 ( 産 ) 醤油 砂糖 みりん にんにく調味料 ( アミノ酸等 ) 内 容 量 100g 賞味期限,, 保存方法 要冷蔵 10 以下に保存 製 造 者 株式会社 東京都千代田区 名 称 ぎょうざ 原材料名 野菜 ( キャベツ はくさい に ら 長ねぎ しょうが にんにく ) 豚肉 しょうゆ でん粉 砂糖 オイスターソース ごま油 食塩 香辛料 皮 ( 小麦粉 でん粉 大豆油 粉末状 植物性たん白 米粉 食塩 ) 調味料 ( アミノ酸等 ) 乳化剤 内 容 量 560g 名 称 ぎょうざ 原材料名 野菜 ( キャベツ はくさい に ら 長ねぎ しょうが にんにく ) 豚肉 しょうゆ でん粉 砂糖 オイスターソース ごま油 食塩 香辛料 皮 ( 小麦粉 でん粉 大豆油 粉末状 植物性たん白 米粉 食塩 ) 調味料 ( アミノ酸等 ) 乳化剤 内 容 量 560g 賞味期限 平成 年 月 日 賞味期限 平成 年 月 日 保存方法 直射日光 高温多湿をお避けください 保存方法 直射日光 高温多湿をお避けください 国内製造品にあっては 原産国名 国産 と表示する義務はない 製 造 者 株式会社 東京都千代田区 原産国名 輸 入 者 株式会社 東京都千代田区 1

2 原料原産地表示対象品目拡大の推移 これまで 22 食品群及び 4 品目に原料原産地表示が義務付けられている 個別品目の指定から 食品群の指定に変更 乾燥わかめ塩蔵わかめあじ さばの干物塩さば 農産物漬物野菜冷凍食品うなぎ蒲焼きかつお削り節 平成 13~15 年 20 食品群の加工食品が対象 原材料が品質を左右する加工食品を横断的にカバー 8 品目 20 食品群 +4 品目 20 食品群 +4 品目 22 食品群 +4 品目 平成 18 年 10 月 (16 年 9 月告示 ) 緑茶飲料 あげ落花生 20 食品群の加工食品が対象 引き続き個別に義務付け 平成 21 年 10 月 ~ (19 年 10 月告示 ) 黒糖及び黒糖加工品 こんぶ巻 22 食品群の加工食品が対象 平成 25 年 4 月 ~ (23 年 3 月告示 ) 22 食品群については 日本標準商品分類 ( 総務省 ) の分類を参考に制定 22 食品群 1. 乾燥きのこ類 乾燥野菜及び乾燥果実 2. 塩蔵したきのこ類 塩蔵野菜及び塩蔵果実 3. ゆで 又は蒸したきのこ類 野菜及び豆類並びにあん 4. 異種混合したカット野菜 異種混合したカット果実その他野菜 果実及びきのこ類を異種混合したもの 5. 緑茶及び緑茶飲料 6. もち 7. いりさや落花生 いり落花生 あげ落花生及びいり豆類 8. 黒糖及び黒糖加工品 9. こんにゃく 10. 調味した食肉 11. ゆで 又は蒸した食肉及び食用鳥卵 12. 表面をあぶった食肉 13. フライ種として衣を付けた食肉 14. 合挽肉その他異種混合した食肉 15. 素干魚介類 塩干魚介類 煮干魚介類及びこんぶ 干のり 焼きのりその他干した海藻類 16. 塩蔵魚介類及び塩蔵海藻類 17. 調味した魚介類及び海藻類 18. こんぶ巻 19. ゆで 又は蒸した魚介類及び海藻類 20. 表面をあぶった魚介類 21. フライ種として衣をつけた魚介類 22.4 又は 14 に掲げるもののほか 生鮮食品を異種混合したもの 2

3 原料原産地表示のこれまでの検討経緯 1 8 品目の表示義務化 平成 12 年 3 月 加工食品の原料原産地表示検討委員会 報告 原料原産地表示を行う品目の選定基準 1 流通 消費段階で商品の差別化がされているか 2 消費者に誤認を与えるような表示実態があるか 3 他の方法では消費者の誤認を防ぐことは困難か 4 原材料の原産地がある程度一定しているか 5 表示を事後的に確認する手法 体制は十分か 平成 12 年 12 月 ~ 平成 14 年 8 月 8 品目につき 順次表示を義務化 農産物漬物 乾燥わかめ 塩蔵わかめ 塩干魚類 ( あじ さば ) 塩蔵魚類 ( さば ) うなぎ加工品 かつお削りぶし 野菜冷凍食品 20 食品群の表示義務化 平成 15 年 2 月 ~7 月食品の表示に関する共同会議 ( 第 3 回 第 5 回 ~ 第 8 回 ) 原料原産地表示の対象品目選定の在り方及び表示方法について検討 水産庁 ( 水産物表示検討会 ) 冷凍食品業界 豆腐業界 漬物業界から意見聴取 平成 15 年 8 消費者委員会において更に議論月共同会議報告書 加工食品の原料原産地表示に関する今後の方向 公表 義務表示対象品目の選定については 以下の要件を満たす商品について 表示実行上の問題点等も考慮しながら 表示対象とすべきか否か検討すべき 1 原産地に由来する原料の品質の差異が 加工食品としての品質に大きく反映されると一般に認識されている品目のうち 2 製品の原材料に占める主原料である農畜水産物の重量の割合が50% 以上である商品 平成 15 年 11 月 ~ 平成 16 年 2 月農林水産省において 表示を義務付けるべき加工食品の 品目群リスト を公表し 全国 9 箇所で公開ヒアリングを実施 平成 16 年 2 月 ~4 月食品の表示に関する共同会議 ( 第 13 回 ~ 第 15 回 ) 品目群リスト に加除すべき品目 その他追加の要望のあった品目について検討 日本茶業界から意見聴取 平成 16 年 9 月 加工食品品質表示基準の一部改正 官報告示 3

3 原料原産地表示のこれまでの検討経緯 2 緑茶飲料 あげ落花生の追加 平成 17 年 7 月 ~ 平成 18 年 3 月食品の表示に関する共同会議 ( 第 24 回 ~ 第 28 回 ) 原料原産地表示の対象の見直しについて検討 平成 18 年 4 月共同会議報告書 加工食品の原料原産地表示のさらなる推進について 公表 具体的な対象品目の見直しを行うに当たっては 共同会議報告書 ( 平成 15 年 8 月 ) に記載された基本的な要件に基づき 製造及び流通の実態 消費者の関心 表示の定着状況等を踏まえて判断する 平成 18 年 6 月 ~7 月農林水産省において パブリック コメント手続きで追加要望があった品目のリストを提示し 公開ヒアリング ( 東京 ) 意見募集を実施 平成 18 年 9 月 ~ 平成 19 年 3 月食品の表示に関する共同会議 ( 第 30 回 ~ 第 32 回 ) パブリック コメント手続き等の結果を踏まえ 表示対象として追加する品目の候補 ( 緑茶飲料 あげ落花生 ) について検討 平成 19 年 10 月加工食品品質表示基準の一部改正 官報告示 黒糖及び黒糖加工品 こんぶ巻の追加 平成 20 年 7 月原料原産地表示の拡大に向けた表示の方法と品目の考え方について検討開始 平成 21 年 8 月消費者と食品事業者との情報共有による信頼関係の構築を目指して 食品の表示に関する共同会議報告書 を取りまとめ 平成 21 年 9 月から消費者庁へ移管 加工食品の原料原産地表示の対象品目を拡大する際の 3 つの課題 (1 頻繁な原材料産地の切り替えへの対応 2 物理的スペースの制約 3 原料原産地情報の分からない輸入中間加工品への対応 ) を提示し 新たな表示方法 (( ア ) 切替え産地を列挙する可能性表示 ( イ ) 国産 外国産 又は 輸入 といった大括り表示 ( ウ ) 輸入中間加工品の原産地表示 ) の導入を検討 義務対象品目選定の際の基本的な考え方について 要件 Ⅰ 及び要件 Ⅱ を基本的に維持すべきものと考える とした 平成 22 年 2 月 ~7 月 消費者庁ウェブページや意見交換会を通じて原料原産地表示に関する意見を募集 消費者等の要望の多かった 5 品目 ( 昆布巻 果実飲料 黒糖 鰹節 食用植物油 ) を中心に 流通実態調査を実施 平成 22 年 10 月準備の整った品目から品質表示基準改正案を添えて消費者委員会に諮問 平成 23 年 3 月加工食品品質表示基準の一部改正 官報告示 4

3 原料原産地表示のこれまでの検討経緯 3 消費者委員会での検討 食品表示一元化検討会での検討 平成 23 年 1 月 ~7 月消費者委員会原料原産地表示拡大の進め方に関する調査会 ( 全 6 回 ) 食品表示部会において 原料原産地表示の拡大をより進めるためには 義務対象品目を選定する際の基本的な考え方や候補品目の選定方法等について改めて議論する必要があるのでは との多数の意見があったことから 部会に調査会を設置 平成 23 年 7 月 原料原産地表示拡大の進め方に関する調査会報告書 今後の消費者庁における原料原産地表示拡大の検討に当たり 1 基本的な考え方 2 目的と進め方 3 義務対象品目の選定要件の考え方 4 新たな表示方法の実効性 5 対象品目の選定方法 6 食品表示一元化の中でさらに議論を深めるべき課題 について整理 平成 23 年 8 月 原料原産地表示拡大の進め方についての意見 消費者委員会は 消費者庁が上記報告書の内容を踏まえ 必要な検討を進めることを求める 特に 食品表示の根本的な意義について幅広い議論を行い 新たに制定される法体系の下で 原料原産地表示の対象品目や選定方法等を設定されることを期待する 平成 23 年 9 月 ~ 平成 24 年 2 月食品表示一元化検討会 ( 第 1 回 ~ 第 6 回 ) 食品表示の一元化に向けた検討の中で 原料原産地表示制度の在り方についても検討 平成 24 年 3 月食品表示一元化に向けた中間論点整理中間論点整理に関する意見交換会 検討会において議論された論点を整理 原料原産地表示の拡大についての主な考え方を示し 意見募集及び意見交換会を実施 平成 24 年 4 月 ~8 月食品表示一元化検討会 ( 第 7 回 ~ 第 12 回 ) 意見交換等の内容を踏まえ 新たな観点から原料原産地表示の義務付けの根拠とすることについて議論を進めたが 合意には至らなかった 平成 24 年 8 月 食品表示一元化検討会報告書 加工食品の原料原産地表示に関する検討会における議論の経緯 加工食品の原料原産地表示は 食品表示の一元化の機会に検討すべき項目とは別の事項として位置付けることが適当と整理 その在り方については 今後の検討課題として さらに 検討を行うことが適当である 5

4 本検討会開催の経緯 加工食品の原料原産地表示については 食品表示一元化検討会報告書 ( 平成 24 年 8 月 9 日公表 ) において 今後の検討課題として さらに 検討を行うことが適当とされたところ 消費者基本計画 ( 平成 27 年 3 月 24 日閣議決定 ) においては 実態を踏まえた検討を行うべき個別課題とされ また 食料 農業 農村基本計画 ( 平成 27 年 3 月 31 日閣議決定 ) では 加工食品の原料原産地表示について 実行可能性を確保しつつ拡大に向けて検討するとされたところ 総合的な TPP 関連政策大綱 ( 平成 27 年 11 月 25 日 TPP 総合対策本部決定 ) において 原料原産地表示について 実行可能性を確保しつつ 拡大に向けた検討を行うことが盛り込まれたところ 6

参考 食品表示一元化検討会報告書 食品表示一元化検討会報告書 ( 平成 24 年 8 月 9 日公表 ) より抜粋 5 終わりに ( 中略 ) また 新たな食品表示制度においては 本報告書で示された基本的考え方に従って検討することが適当であるが 次の事項については 現行の表示制度における枠組みの下での方針を維持しつつ その在り方については 今後の検討課題として さらに 検討を行うことが適当である (1) 加工食品の原料原産地表示 JAS 法に基づく加工食品の原料原産地表示は 次の品目横断的な 2 要件に照らして対象品目を選定するという方法により 現行では 22 食品群及び個別の 4 食品が義務付けの対象とされている 1 原産地に由来する原料の品質の差異が 加工食品として品質に大きく反映されると一般的に認識されている品目のうち 2 製品の原材料のうち 単一の農畜水産物の重量の割合が 50% 以上である商品本検討会では これまでの 品質の差異 の観点にとどまらず 新たな観点から原料原産地表示の義務付けの根拠とすることについて議論を進めたが 合意には至らなかった 当該事項については 食品表示の一元化の機会に検討すべき項目とは別の事項として位置付けることが適当である 7

参考 消費者基本計画 食料 農業 農村基本計画 消費者基本計画 ( 抜粋 ) ( 平成 27 年 3 月 24 日閣議決定 ) 第 4 章 5 年間で取り組むべき施策の内容 2 表示の充実と信頼の確保 (3) 食品表示による適正な情報提供及び関係法令の厳正な運用平成 25 年 6 月 従来の食品衛生法 ( 昭和 22 年法律第 233 号 ) 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律 ( 昭和 25 年法律第 175 号 ) 及び健康増進法 ( 平成 14 年法律第 103 号 ) に規定されていた食品の表示に関する規定を一元化する食品表示法が成立し 平成 27 年 4 月より施行することとしている 同法に基づく新たな食品表示制度について 消費者 事業者等への普及啓発を行い 円滑な施行とその定着を図るとともに インターネット販売等における食品表示 加工食品の原料原産地表示 食品添加物表示 遺伝子組換え表示の在り方などの個別課題について順次実態を踏まえた検討を行う 食料 農業 農村基本計画 ( 抜粋 ) ( 平成 27 年 3 月 31 日閣議決定 ) 第 3 食料 農業及び農村に関し総合的かつ計画的に講ずべき施策 1. 食料の安定供給の確保に関する施策 (1) 国際的な動向等に対応した食品の安全確保と消費者の信頼の確保 2 食品表示情報の充実や適切な表示等を通じた食品に対する消費者の信頼の確保食品表示に関する規定を一元化した 食品表示法 ( 平成 25 年法律第 70 号 ) の下 関係府省の連携を強化して立入検査等の執行業務を実施するとともに 産地判別等への科学的な分析手法の活用等により 効果的かつ効率的な監視を実施し 食品表示の適正化を担保する また 消費者が適切に食品を選択するための機会の確保や 消費者の需要に即した食品の生産の振興に資するよう 加工食品の原料原産地表示について 実行可能性を確保しつつ拡大に向けて検討する ( 以下略 ) ( 以下略 ) 8

参考 総合的な TPP 関連政策大綱 ( 消費者庁施策関係部分抜粋 ) ( 平成 27 年 11 月 25 日 TPP 総合対策本部決定 ) Ⅱ TPP 関連政策の目標 3 分野別施策展開 (2) 食の安全 安心 TPP 協定により 我が国の食品の安全 安心が脅かされることはないが 我が国への海外からの輸入食品の増加が見込まれることから 引き続き 国際基準や科学的な根拠を踏まえ リスクコミュニケーション推進も含めた必要な措置を適切に実施する Ⅳ 政策大綱実現に向けた主要施策 3 分野別施策展開 (2) 食の安全 安心 食品安全に関する情報提供等 ( 食品安全に関するリスクコミュニケーション 加工食品の原料原産地表示の拡大の検討 ) 原料原産地表示について 実行可能性を確保しつつ 拡大に向けた検討を行う (4) その他 ISDS をはじめとする国際紛争への対応強化 海外事業者とのトラブルに係る消費者支援 環境と貿易の両立を進める 9