Microsoft Word - MMD配合散IF201212改訂.doc

Similar documents
用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

記載データ一覧 品目名 製造販売業者 BE 品質再評価 1 マグミット錠 250mg 協和化学工業 2 酸化マグネシウム錠 250mg TX みらいファーマ 3 酸化マグネシウム錠 250mg モチダ 持田製薬販売 # 4 酸化マグネシウム錠 250mg マイラン マイラン製薬 # 5 酸化マグネシ

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F E834E838D838A E3132>

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

使用上の注意改訂のお知らせ スピーゲル

Z_O_IF_1409_06.indb

<4D F736F F D B A814089FC92F982CC82A8926D82E782B95F E31328C8E5F5F E646F63>

Microsoft Word - IF41new.DOC

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

MRS_T_IF_1509_08.indb

デベルザ錠20mg 適正使用のお願い

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

DRAFT#9 2011

スライド 1

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

Microsoft Word - IF20new.DOC

Microsoft Word - IF68new.DOC

Microsoft Word - sa_niflec_ doc

DRAFT#9 2011

減量・コース投与期間短縮の基準

スライド 1

Microsoft Word - IF85new.DOC

<4D F736F F D C C815B D F E338C8E94C C5816A>

IF 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者 ( 以下 MR と略す ) 等にインタビューし 当該医薬品の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォームを 昭和 63 年日本病院薬剤師

スイッチ OTC 医薬品の候補となる成分についての要望 に対する見解 1. 要望内容に関連する事項 組織名日本消化器病学会 要望番号 H28-11 H28-12 H28-16 成分名 ( 一般名 ) オメプラゾール ランソプラゾール ラベプラゾールオメプラゾール : 胸やけ ( 胃酸の逆流 ) 胃痛

Microsoft Word - オーソ_201302_Final.docx

ソリューゲンF注

スチックゼノールA_IF_ pdf

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

目次 1. 総合評価 1 2. 湿度に対する安定性 2 3. 温度に対する安定性 4 4. 光に対する安定性 6 5. 分割時の安定性 ( 湿度 ) 8 6. 分割時の安定性 ( 光 ) 粉砕時の安定性 12 総合評価分類 分類 分類基準全ての試験項目で変化を認めないいずれかの試験項目で

2003年9月改訂(新様式第1版)       

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

Epilepsy2015

IF 利用の手引きの概要 日本病院薬剤師会 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者 ( 以下 MR と略す ) 等にインタビューし 当該医薬品の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォームを 昭和 63 年日本病院薬剤師会 (

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

Microsoft Word - LIA RMP_概要ver2.docx

301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

2005年5月作成(改訂第3版)

開発の経緯 ゲムシタビン点滴静注用 200mg 1g サンド は 後発医薬品として開発を企画し 規格及び試験方法を設定 加速試験を行い 平成 22 年 1 月に製造販売承認を取得した ( 薬食発第 号 ( 平成 17 年 3 月 31 日 ) に基づき承認申請 ) 製品の特徴及び有用

Microsoft Word - IF<48> doc

IF 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者 ( 以下 MR と略す ) 等にインタビューし 当該医薬品の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォームを 昭和 63 年日本病院薬剤師

相互作用DB

すとき, モサプリドのピーク面積の相対標準偏差は 2.0% 以下である. * 表示量 溶出規格 規定時間 溶出率 10mg/g 45 分 70% 以上 * モサプリドクエン酸塩無水物として モサプリドクエン酸塩標準品 C 21 H 25 ClFN 3 O 3 C 6 H 8 O 7 :

<4D F736F F D2089BB8A7797C C B B835888E790AC8C7689E6>

IF 利用の手引きの概要 ー日本病院薬剤師会ー 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者 ( 以下,MR と略す ) 等にインタビューし, 当該医薬品の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォームを, 昭和 63 年日本病院薬剤師


審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類

審査報告 (1) 別紙 平成 29 年 4 月 3 日 本申請において 申請者が提出した資料及び医薬品医療機器総合機構における審査の概略等は 以下 のとおりである 申請品目 [ 販売名 ] ジャドニュ顆粒分包 90 mg 同顆粒分包 360 mg [ 一般名 ] デフェラシロクス [ 申請者 ] ノ

薬価基準収載医薬品コード レセプト電算処理システム用コード HOT コード一覧 薬価基準収載医薬品コード (YJ コード ) レセプト電算処理システム用コード HOT コード包装 ブロチゾラム錠 0.25mg ヨシトミ F1037

5 がん化学療法に附随する消化器症状への対応 下痢, 便秘および 重篤な消化管症状への対応 後藤歩, 小栗千里, 光永幸代, 市川靖史 小林規俊, 前田愼, 遠藤格

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

IF 利用の手引きの概要 日本病院薬剤師会 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載された情報を

会長 日本製薬団体連合会会長 日本一般用医薬品連合会会長 米国研究製薬 工業協会会長 欧州製薬団体連合会会長及び一般社団法人日本医薬品卸業連合 会会長あてに発出することとしているので申し添えます

医薬品の基礎研究から承認審査 市販後までの主なプロセス 基礎研究 非臨床試験 動物試験等 品質の評価安全性の評価有効性の評価 候補物質の合成方法等を確立 最適な剤型の設計 一定の品質を確保するための規格及び試験方法などの確立 有効期間等の設定 ( 長期安定性試験など ) 医薬品候補物質のスクリーニン

2004年7月作成(新様式第1版)

本書の読み方 使い方 ~ 各項目の基本構成 ~ * 本書は主に外来の日常診療で頻用される治療薬を取り上げています ❶ 特徴 01 HMG-CoA 代表的薬剤ピタバスタチン同種同効薬アトルバスタチン, ロスバスタチン HMG-CoA 還元酵素阻害薬は主に高 LDL コレステロール血症の治療目的で使 用

Microsoft Word - 茬çfl�宛玺0618第1å‘·_æŠ¥èŒ¬é•£å®łã†¦é•ıç�¥ï¼‹ã…¡ã…‹ã…łã…«ã…�ㅳ;.doc

IF 利用の手引きの概要 日本病院薬剤師会 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者 ( 以下 MR と略す ) 等にインタビューし 当該医薬品の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォームを 昭和 63 年日本病院薬剤師会 (

医療用医薬品 添付文書 の記載要領 ( 案 )( 局長通知 ) 別添 1 1 医療用医薬品添付文書の記載要領について ( 平成九年四月二五日付け薬発第六〇六号厚生省薬務局長通知 ) 2 医療用医薬品の使用上の注意記載要領について ( 平成九年四月二五日薬発第六〇七号厚生省薬務局長通知 ) 1 旧 添

大塚生食注 インタビューフォーム

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F C D815B838B43505F4F E31302E646F63>

目次 1. 総合評価 1 2. 湿度に対する安定性 2 3. 温度に対する安定性 4 4. 光に対する安定性 6 5. 分割時の安定性 9 6. 粉砕時の安定性 12 総合評価分類 分類 分類基準全ての試験項目で変化を認めないいずれかの試験項目で 規格内 の変化を認めるいずれかの試験項目で 規格外

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F B838F8FF E392E646F63>

<4D F736F F D F C C815B838B8FF F E368C8E5F89FC92F991E63794C52E646F63>

第169・218回関東支部-9indd.indd

(2) 健康成人の血漿中濃度 ( 反復経口投与 ) 9) 健康成人男子にスイニー 200mgを1 日 2 回 ( 朝夕食直前 ) 7 日間反復経口投与したとき 血漿中アナグリプチン濃度は投与 2 日目には定常状態に達した 投与 7 日目における C max 及びAUC 0-72hの累積係数はそれぞれ

2003

<4D F736F F D E815B838B89B E B B C8E8691BC2E646F63>

<4D F736F F D F B F934890C3928D D67836F F81754E CF93AE8E8E8CB12E444F43>


IF 利用の手引きの概要 日本病院薬剤師会 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者 ( 以下 MR と略す ) 等にインタビューし 当該医薬品の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォームを 昭和 63 年日本病院薬剤師会 (

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

ミカメタンクリームIF_ pdf


2003年9月改訂(新様式第1版)       

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

2012 年 3 月改訂 ( 改訂第 3 版 ) 日本標準商品分類番号 医薬品インタビューフォーム 日本病院薬剤師会の IF 記載要領 (1998 年 9 月 ) に準拠して作成 パンテチン製剤 パンテチン錠シオエ 100 Pantethine Tab. SIOE 100 剤 形フィル

Untitled

から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

Microsoft Word - IF<9> 行削除.doc

2003

Microsoft Word - 20%50% ブドウ糖IF 2010.2(第1版).doc

デルモリチン錠100 IF

<332E8FC189BB8AED8AAF977096F22E786C73>

IF 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載され

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

<4D F736F F D20819C D815B838C83588AE18C9F8DB897708E8E8CB18E D D29>

Transcription:

2012 年 12 月改訂 2010 年 1 月作成 日本標準商品分類番号 872339 ドラッグインフォメーション 健胃消化剤規制区分 : 普通薬 MMD 配合散 剤形 散剤 規格 含量 1 日分 (3.9g) につきでんぷん糊精化力として 900 ~1400 単位 定量するとき 表示量の 95~110% に対応する炭酸水素ナトリウムを含む 一般名 ビオヂアスターゼ 炭酸水素ナトリウム ゲンチアナ末合剤 製造承認年月日薬価基準収載年月日発売年月日 2009 年 4 月 28 日 2009 年 9 月 25 日 2009 年 9 月 25 日 開発 製造 輸入 発売 提携 販売会社名 担当者の連絡先電話番号 FAX 番号 吉田製薬株式会社 164-0011 東京都中野区中央 5-1-10 吉田製薬株式会社学術部 03-3381-2004 03-3381-7728

開発に関する項目 1. 開発の経緯ジアスターゼと炭酸水素ナトリウム ゲンチアナ末を配合した製剤は健胃消化剤としての基本処方であり 古くから院内製剤されていた しかし ジアスターゼの安定性の問題から用事調製されていたため 安定性の高い開発が求められていた 2. 製品の特徴ビオヂアスターゼ 1000 は安定性が高く 種々の薬剤と配合変化が少ない薬剤である ジアスターゼにかわりビオヂアスターゼ 1000 を配合することにより 安定で長期保存に耐えることのできる製剤である 1. 販売名 MMD 配合散 名 (1) 和名 MMD 配合散 称 (2) 洋名 MMD Powder に 2. 一般名関 (1) 和名 ( 命名法 ) ビオヂアスターゼ 炭酸水素ナトリウム ゲンチアナ末合剤す る 項 目 (2) 洋名 ( 命名法 ) Biodiastase and Sodium Bicarbanate and Gentian Powder 原薬に関する項目 起源 外観 性状 (1) ビオヂアスターゼ 1000 アスペルギルスに属する糸状菌から得られた酵素で でんぷん消化作用の他にたん白及び繊維を有する総合消化酵素である 性状 淡黄色 ~ 淡褐色の粉末でわずかに特異なにおいがある 水に溶けやすく エタノールにはほとんど溶けない 各消化作用の規格 (2) 炭酸水素ナトリウム NaHCO3(84.01) Monoasodium carbonate 性状 白色の結晶又は結晶性の粉末で においはなく 特異な塩味はある 水にやや溶けやすく エタノール (95) 又はジエチルエーテルにほとんど溶けない 湿った空気中で徐々に分解する ph: 本剤 1.0g を水 20mL に溶かした液の ph は 7.9~8.4 である (3) ゲンチアナ末性状 : 黄褐色を呈し 特異なにおいがあり 味は初め甘く 後は苦く残留性である

1) ビオヂアスターゼ 1000 資料をガラス容器に入れ密栓し 室温及び 40 で放置した時の各の活性率 原薬の安定性 でんぷん糖化力 開始時 6 ヶ月 12 24 36 室温 100% 99 98 96 91 40 100% 95 90 77 65 原薬に関する項目 でんぷん糊精力 室温 100% 98 95 94 90 40 100% 92 89 82 70 たん白 室温 100% 94 90 89 87 ph3.0 40 100% 90 84 71 60 たん白 室温 100% 95 91 90 88 ph6.0 40 100% 89 84 79 73 たん白 室温 100% 97 93 91 89 ph8.0 40 100% 88 83 79 72 繊維 室温 100% 92 90 86 83 ph3.0 40 100% 86 78 71 59 剤形 性状 製剤製剤の組成に関する製剤の安定性項目他剤との配合変化 2) 炭酸水素ナトリウム湿った空気中で徐々に分解する 散剤 淡黄色で特異なにおいがあり 味は苦い 本剤 1g 中ビオジアスターゼ1000 15.4mg 炭酸水素ナトリウム 700mg ゲンチアナ末 76.9mg 気密容器に入れ室温保存で 3 年間安定 酸性の薬剤とは互いに変化を起こす ヒヨスチアミン : 分解アスピリン ジギタリス製剤 抱水クロラール クエン酸ナトリウム : 湿潤還元鉄 サリチル酸ナトリウム タンニン酸 フェノバリン 硫酸鉄 : 変色 治療に関する項目 効能 効果 用法 用量 下記消化器症状の改善食欲不振 胃部不快感 胃もたれ 嘔気 嘔吐 通常成人 1 回 1.3g を 1 日 3 回経口投与する 尚 年齢 症状により適宜増減する

禁忌 ( 次の患者には投与しないこと 1. ナトリウム摂取制限を必要とする患者 ( 高ナトリウム血症 浮腫 妊娠高血圧症候群等 ) ナトリウム貯留増加により 症状が悪化するおそれがある 2. 本剤に対足過敏症の既往症歴のある患者 使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) (1) 重篤な消化管潰瘍のある患者 炭酸水素ナトリウムを配合しているため 症状が悪化する恐れがある (2) 腎障害のある患者 ナトリウム貯留による浮腫があらわれるおそれがある (3) 心不全の患者 高血圧症の患者 ナトリウム過剰により これらの症状が悪化するおそれがある (4) 肺機能障害のある患者 呼吸性アルカローシスになるおそれがある (5) 低クロル性アルカローシス等の電解質失調のある患者 症状が悪化するおそれがある 2. 相互作用 (1) 併用禁忌 ( 併用しないこと ) 薬剤名 臨床症状 措置方法 機序 危険因子 本剤はヘキサミンの効果を減 弱させることがある マンデル酸ヘキサミン ウロナミン腸溶錠 3. 副作用本剤は使用成績調査等に副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない ヘキサミンは酸性尿中でホルムアルデヒドとなり抗菌作用を発現するが 本剤は尿の p H を上昇させヘキサミンの効果を減弱させる 種類 \ 頻度過敏症 頻度不明発疹等 注 ) 症状があらわれた場合には 投与を中止すること (2) 併用注意本剤は制酸作用等を有しているので 他の薬剤の吸収 排泄にも影響を与えることがある 4. 高齢者への投与一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること 薬効薬理に関する項目 薬理作用 ビオヂアスターゼ 1000 はでんぷんを主とし 他にたん白及び繊維素を持つ複合消化酵素剤でジアスターゼよりが強い 炭酸水素ナトリウムは速効性の制酸剤で過度の胃酸を中和すると同時にビオヂアスターゼ 1000 を酸から保護する効果がある ゲンチアナ末はその苦味刺激により反射的に唾液 胃液の分泌を高め また胃の運動を亢進させる作用もある

MMD 散 1 日あたり でんぷん糊精化力 :900~1,400u/ 日制酸力 :290~360mL 薬効薬理に関する項目 薬理作用

非臨床試験に関する項目 薬理作用 ビオヂアスターゼ 1000 は経口投与において 中枢神経系 呼吸神経系 呼吸器 血圧 平滑筋 尿排泄量及び胃液分泌に対する薬理学的作用は認められない 毒性 1) ビオヂアスターゼ 1000 急性毒性 LD50: マウス 20g/kg 以上 ( 経口 ) ラット 20g/kg 以上 ( 経口 ) 亜急性毒性ラットに 800mg/kg,4,000mg/kg,20,000mg/kg を 30 日間経口投与し続けたところ 20,000mg/kg 投与群に体重増加の抑制が認められた以外 異常症状はなく死亡例はなかった 2) 炭酸水素ナトリウム急性毒性 LD50: ラット 4.3g/kg 以上 ( 経口 ) 取り扱い上の注意 本剤は生薬製剤であるため 産地や採取時期により多少色調が異なることがある 管理に関する項目 使用期限 貯法 包装 同効薬 製造承認年月日 薬価基準収載年月 厚生労働省薬価基準コート ラベルに記載 気密容器 500g 1.3g 2100 包 SM 散 AM 散 KM 散 2009 年 4 月 28 日 2009 年 9 月 25 日 2339263B1034 文献請求先 吉田製薬株式会社学術部 03-3381-7291