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6 腰椎用エクササイズパッケージ a. スポーツ選手の筋々膜性腰痛症 ワイパー運動 ワイパー運動 では 股関節の内外旋を繰り返すことにより 大腿骨頭の前後方向への可動範囲を拡大します 1. 基本姿勢から両下肢を伸展します 2. 踵を支店に 両股関節の内旋 外旋を繰り返します 3. 大腿骨頭の前後の移

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関節リウマチ関節症関節炎 ( 肘機能スコア参考 参照 ) カルテNo. I. 疼痛 (3 ) 患者名 : 男女 歳 疾患名 ( 右左 ) 3 25 合併症 : 軽度 2 術 名 : 中等度 高度 手術年月日 年 月 日 利き手 : 右左 II. 機能 (2 ) [A]+[B] 日常作に

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P26 3. 肩関節複合体の関節運動肩複合体の関節運動 P27 図 15 P28 4. 肩関節複合体の運動に関与する筋肩複合体の運動に関与する筋 P28 (2) 下制 3 行目 鎖骨下神経 鎖骨下筋神経 P28 下から 1 行目長筋神経長胸神経 P29 図 17 ( 誤 ) 2

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対象 :7 例 ( 性 6 例 女性 1 例 ) 年齢 : 平均 47.1 歳 (30~76 歳 ) 受傷機転 運転中の交通外傷 4 例 不自然な格好で転倒 2 例 車に轢かれた 1 例 全例後方脱臼 : 可及的早期に整復

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保発第 号

姿勢分析 姿勢分析 お名前 北原有希様 体重 45.0 kg 運動レベル 中 生年月日 1977 年 9 月 18 日 身長 cm オレンジ色の項目は 優先度の高い項目です 最適な状態にするための姿勢矯正プログラムが提供されます 頭が前に 18.3 出ています / 前に 2.9 cm 傾

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11 切 断 又 は 離 断 変 形 麻 痺 11 切 離 断 部 位 手 関 節 前 腕 肘 関 節 上 腕 肩 関 節 左 リスフラン 関 節 部 位 左 ショパール 関 節 足 関 節 下 腿 膝 関 節 大 腿 股 関 節 左 左 手 ( 足 ) 関 節 手 ( 足 ) 指 の 切 離 断


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ても 1 日 の 業 務 量 が 一 定 せず 例 えば 次 の(ア) 又 は(イ)に 該 当 するような 状 態 が 発 症 直 前 に3か 月 程 度 継 続 しているような 場 合 をいうものであるこ と (ア) 通 常 の1 日 の 業 務 量 のおおむね20% 以 上 業 務 量 が 増

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結果

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358 理学療法科学第 23 巻 3 号 I. はじめに今回は, 特にスポーツ外傷 障害の多い肩関節と膝関節について, 各疾患の診断を行ううえで重要な整形外科徒手検査法と徴候を中心に述べるので, 疾患については特に説明を加えないので, 成書を参照すること 1. 非外傷性肩関節不安定症 1 sulcu

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け い せ い しゃ け い 痙性 斜 頸ってどんな病 痙性斜頸 とは 首や肩の筋肉に勝手に力が入ってしま い 頭の向きや傾きなどの異常を生じる病気です 不自然な頭の位置 首が動かしづらいなどのほか とき には肩こりや頭痛のみが症状として現れることもあり ます 最初は 首や肩がつっぱる 首が曲がり前

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の内外幅は考慮されず 側面像での高さのみで分類されているため正確な評価ができない O Driscoll は CT 画像を用いて骨片の解剖学的な位置に基づいた新しい鉤状突起骨折の分類を提案した この中で鉤状突起骨折は 先端骨折 前内側関節骨折 基部骨折 の 3 型に分類され 先端骨折はさらに 2mm

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46 図 1 spinal manual therapy の分類 脊椎徒手治療法 spinal manual therapy は muscle, nerve, facet, disc technique に四大別するが 特に facet への手技が主体となる 内塗りは急性腰痛に適応 表 1 腰痛の保

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一身体障害認定基準 ( 総括的解説 ) 1 肢体不自由は機能の障害の程度をもって判定するものであるが その判定は 強制されて行われた一時的能力でしてはならない 例えば 肢体不自由者が無理をすれば1kmの距離は歩行できるが そのために症状が悪化したり 又は疲労 疼痛等のために翌日は休業しなければならな

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Microsoft Word - 通知 _2_.doc

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○○の中心で,○を叫ぶ

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ハンドヘルドダイナモメーターによる等尺性肩関節水平内転筋力測定の再現性 平野 正広 加藤 宗規 荒巻 英文 荒木 智子 勝木 員子 遠藤 元宏 兎澤 良輔 了德寺大学 健康科学部理学療法学科 要旨 ハンドヘルドダイナモメーターによる肩関節水平内転の等尺性筋力測定の再現性を検討することを目的 とした

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0. はじめに 当院でこれまで行ってきたメディカルチェックでは 野球選手のケガに対するアンケート調査も行 ってきました (P.4 表 1 参照 ) アンケート調査で 肘 ( ひじ ) の痛みを訴えていた選手は 高校生で 86.7% 小学生で 41.1% でした また 小学生に対しては 超音波 ( エ

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頸椎捻挫 むちうち損傷 と徒手理学療法 背臥位 623 座位 図 1 Distrction test それぞれ中間位 屈曲位 伸展位で行う ランス障害などがみられる 環椎横靱帯の損傷に伴う症状とし ては 足下を見るときしばしばめまいを生じる 下肢の麻痺 眼振 嚥下障害 舌の感覚障害 咽頭の違和感 頭痛 耳鳴り バランス障害などがみられる 6 9 11 上位頸椎の安定性のテスト 1 3 上位頸椎の安定性テスト Joint integrity test は 上部頸 椎の自動 他動運動テストと靱帯の安定性テストで構成されて いる そしてむち打ち損傷などで頸椎に外傷を被った患者や頸 椎の不安定性が疑われる患者やリウマチ性疾患 感染症の患者 に特に有用なテストである 特に前記の翼状靱帯や環椎横靱帯 の損傷に伴う症状を有している患者 問診や視診で異常がある と判断した場合には必須のテストである考える それ以外でも セラピストが 頸椎に問題がある患者の評価 治療中に頸椎の 図 2 Side-ending stress test 中間位 屈曲位 伸展位で行う 不安定性を疑われた場合 上位頸椎の安定性テストを行うべき である 以下に記述する上位頸椎の安定性テストのいくつかが 陽性で 上位頸椎の不安定性が確認された場合は 徒手療法は 3 Upper cervicl flexion test 上位頸椎屈曲テスト 患者は背臥位 軸椎の椎弓を固定し セラピストの肩と同側 禁忌である の手で患者の頭を前後から挟みつけて 上位頸椎だけを屈曲さ 1 主として蓋膜のためのテスト せる 正常では 動きはほとんど認められない 主として蓋膜のテストは 基本的には上位頸椎になんらかの 形で牽引を加える誘発テストである 正常であれば動きはほと 4 Ventrl horizontl trnsltion etween occiput-tls-xis 上位頸椎腹側並進運動テスト んど認められないか 認められたとしてもわずかである もし 患者は座位 セラピストは一方の手を患者の後頭骨下部 も 動きが 2 mm 以上認められるか 上位頸椎の不安定性の症状が う一方の手は前方から軸椎横突起に置き固定し 後頭骨を腹 誘発 再現される場合が陽性である 陽性であった場合 他の 頭 牽引 側へ動かす 正常では 動きはほとんど認められない テストと併せて評価する必要があるが 徒手療法の禁忌となる 2 主として翼状靱帯のためのテスト 可能性が高い 1 Distrction test 牽引テスト 患者は背臥位か座位 セラピストは患者の頭側 座位で行う 場合は患者の横 に立ち 一方の手で軸椎の棘突起と椎弓を固 翼状靱帯のテストは 上位頸椎に側屈 回旋ストレスをかけ て動きを確認するテストである 正常での動きはほとんど認め られないか わずかである 1 Side-ending stress test 側屈ストレステスト 定し もう一方の手を後頭骨の背側にあてがい優しく頭部を牽 患者は背臥位 セラピストは軸椎の椎弓から棘突起を一方の 引する 図 1 牽引は 中間位 屈曲位 伸展位の 3 肢位で行 手の母指と示指で固定し もう一方の手で頭部を把持し 後頭 う 正常ではほとんど動かないか 動いてもわずかである も 骨と環椎を側屈させる 図 2 反対側の翼状靱帯に問題なけ し動きが 1 2 mm 以上あれば 陽性である また牽引により れば 頭部の動きはない なおこのテストは 上部頸椎を屈曲 上位頸椎の不安定性の症状が再現される場合も 陽性である 位 中間位 伸展位でも行う もし この 3 つの肢位すべてで 2 Distrction in upper cervicl flexion 上位頸椎を屈曲位で 動きがみられるなら テストは陽性と考えられ 翼状靱帯の断 の牽引テスト Distrction test を発展させた方法で 上位頸椎を屈曲位に して 牽引を加える 正常では 動きはほとんど認められない 裂か後頭骨環椎関節の関節不安定性が示唆される 2 Rottion stress test 回旋テスト 患者は座位 セラピストは軸椎の椎弓から棘突起を一方の手

624 理学療法学 図 3 Rottion stress test 中間位 屈曲位 伸展位で行う 先行研究によると正 常可動域は 20 度から 35 度と分かれている 環 軸椎を後方へ動かす 図5 第 41 巻第 8 号 図 4 Lterl trnsltion stress test 後頭骨と環椎を固定し 軸椎を動かす 中間位 屈曲位 伸展位で行う 環 軸椎を前方へ動かす Posterior or Anterior stility test of the tlnto-occipitl joint 後頭骨に対して 環 軸椎を後方もしくは前方に動かす の母指と示指で固定し もう一方の手で頭部を把持し 後頭骨 が緊張する そして左手母指と示指の間を用いて軟部組織の と環椎を回旋させる 図 3 たわみを取り 軸椎を右方向に動かす 図 4 このテストは 前記の Lterl flexion stress test と併せて行 このテストは 翼状靱帯のすべての線維方向を評価するため うことが多く 陽性の場合に 上位頸椎の不安定性が翼状靱帯 に 頭部を中間位 屈曲位 伸展位でそれぞれ両側性に行う の緩みによるものなのか 環軸関節の不安定性によるものかを 動きが確認できなければ正常である もし頭部を中間位 屈曲 決定するために行うことが少なくない もし 20 30 度以上の 位 伸展位すべての肢位で異常な終末感覚が認められれば 翼 回旋がみられる場合 反対側の翼状靱帯の損傷が示唆される 状靱帯の伸張が示唆される また過度の回旋の動きが同側への過度の側屈を伴う場合は翼状 5 Posterior stility test of the tlnto-occipitl joint 環 軸 靱帯の損傷が示唆され 過度の回旋の動きが反対側の過度の側 屈を伴う場合は環軸関節性の不安定性が示唆される 3 Pssive interverterl movement occipito-tlnto-xil rottion 上位頸椎回旋テスト 患者は座位 セラピストは下方の手の示指と中指を軸椎の椎 弓に置き尾背側へ押すように固定する 上方の手は示指を乳様 突起 中指を環椎横突起に置き 回旋を加えるように頭腹側へ 関節の後方安定性テスト 患者は背臥位 セラピストは患者の頭側に立ち 両手掌全体 で患者の後頭骨を把持し 左右の示 中指を患者の環椎と軸椎 の横突起から棘突起に置き 後頭骨に対して環 軸椎を同時に 腹側へ動かす 図 5 正常では 動きはほとんど認められない 6 Anterior stility test of the tlnto-occipitl joint 環軸関 節の前方安定性テスト 動かす このテストは 軸椎に対する後頭骨 環椎の回旋の動 患者は背臥位 セラピストは患者の頭側に立ち 左右の母指 きの質と量を評価するためのテストであり 様々な回旋角度で を患者の環 軸椎の左右の横突起の前 側面に置き 両手掌全 行われ過可動性を評価する 体と残りの指で後頭骨を背側から固定する そして両母指で同 4 Lterl trnsltion stress test 側方並進運動テスト 時に環 軸椎を背側へ動かす 図 5 正常では 動きはほと 患者は背臥位 環椎に対して頭部だけを側屈する たとえば 左側屈の場合 セラピストは環椎を右手母指と示指の間を用い んど認められない 3 主として環椎横靱帯のためのテスト て右から他動的に固定し 環椎が左方へ移動した状態を維持す 環椎横靱帯のテストは 基本的に環軸関節に前後方向にスト る この位置で翼状靱帯の左環椎付着部分と右後頭骨付着部分 レスをかけて行われる 翼状靱帯のテストと同じく 正常での

6 7

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頸椎捻挫 むちうち損傷 と徒手理学療法 正中神経の伸張テスト 627 橈骨神経の伸張テスト 図9 c 尺骨神経の伸張テスト 神経伸張テスト 3 尺骨神経伸張テスト 患者は背臥位 セラピストは患者の検査側に立ち 肩甲帯を 下制 後退 肩関節を伸展 外旋 肘関節は屈曲 前腕を回外 もしくは回内 手関節を背屈 橈屈 手指は伸展し 頸椎を 反対側へ側屈 回旋させる 図 9c 3 神経根症状テスト 各髄節の椎間孔の狭窄などによって出現した神経根症状を検 査するテスト 牽引テストは緩和テストであるため 症状が緩 和されれば陽生である それ以外は誘発テストであるため し びれや疼痛などの症状が再現 増悪すれば陽性である 1 牽引テスト 患者は座位 セラピストは患者の背側に立ち 両手で患者の 牽引テスト 図 10 圧迫テスト 圧迫と牽引テスト 頭部を把持し頭部の重さを取り除く程度の優しい力で頭部を牽 引する 図 10 椎間孔による狭窄で神経根が圧迫されて疼痛などの症状が出 現していた場合は 牽引により椎間孔が広がるため症状が改善 する 疼痛などの症状が靱帯や筋のスパズムの場合は 症状は 増悪するかもしれない 2 圧迫テスト 患者は座位 セラピストは患者の背側に立ち 両手を患者の 頭頂部に置き 優しい力で頭頸部に圧迫を加える 図 10 椎間孔による狭窄で神経根が圧迫されて疼痛などの症状が出 現していた場合は 圧迫により椎間孔が狭まり疼痛などの症状 が再現する 疼痛などの症状が靱帯や筋のスパズムの場合は Spurling test 圧迫により症状が改善するかもしれない 3 Spurling Test 図 11 セグメント単位の Spurling test Spurling Test 下位頸椎の神経根を圧迫し 刺激症状を評価するテスト 患者は腰かけ座位 セラピストは患者の背側に位置し 患者 の頸椎をやや伸展 斜め後方に側屈する セラピストの両手を 頭頂部に置き 頸椎を下方に圧迫する 図 11 陽性の場合は 頸椎側屈側の疼痛や上肢への放散痛やしびれ 感がみられる 4 セグメント単位での Spurling test 患者は腰かけ座位 セラピストは患者の背側に位置し 患者 の頸椎をやや伸展 斜め後方に側屈する 片手を側屈と反対側 の頭頂部から側頭部に置き固定する 反対の手で 側屈側の頸 椎の椎弓をセグメント毎に腹内側に動かす 図 11 図 12 ドアベルテスト

628 理学療法学 眼球を上方視 図 13 第 41 巻第 8 号 眼球を上方視し ながら体幹を前 屈にしてもどす c 眼球を上方視しな がらベルトで抵抗 をかける 過可動性のある部位に対するスタビライゼーション 背側 陽性の場合は 動かしたセグメント直上の神経根症状 疼痛 や上肢への放散痛やしびれ感 がみられる 5 ドアベルテスト 患者は背臥位 セラピストは患者の頭側に立ち 頸椎横突起 の前結節と後結節の間からでてくる神経根に優しく圧迫を加え る 図 12 陽性の場合は 神経根を圧迫することで 疼痛や上肢への放 散痛やしびれ感などの神経症状が再現される 治 療 1 2 4 8 10 15 16 上位頸椎に不安定性が認められた場合は 基本的には徒手療 法は禁忌となる ただ 頸椎の深部筋に対するスタビライゼー ションは 不安定性を保護するためにも必要である また下位 眼球を下方視 眉間に抵抗をかけた状態で 下方視を行う 図 14 過可動性のある部位に対するスタビライゼーション 腹側 頸椎の不安定性により椎間孔が狭窄し 神経根が圧迫されて疼 痛やしびれなどの症状が出現している場合は 頸椎の牽引や神 部筋だけが収縮するように注意して行う 図 14 次に 患者 経のモビライゼーションを行う に 5 7 秒間下方視しているときに セラピストが一方の手で 1 スタビライゼーション 患者の頭を背側から把持し 腹側から眉間に抵抗をかける も 上位頸椎周囲の深部筋を中心にしたスタビライゼーション しくは 5 7 秒間下方視しながら自分の両母指で眉間に抵抗 は 眼球の動きと上位頸椎の動きが同調していることを利用し をかける 図 14 どちらも休憩を 5 秒入れて 10 回繰り返す て行われる 以下に最初に指導する方法をいくつか記載する 2 牽引 背側の筋のスタビライゼーションは まずは眼球だけで上方 牽引治療には 頸椎全体の牽引治療とセグメント単位の牽引 視を行ってもらう 頸椎は 動かさないように注意する 5 治療がある 椎間孔の狭窄により症状が出現している場合 椎 7 秒間上方視し 休憩を 5 秒入れて 10 回繰り返す 図 13 間孔を開大させて症状の改善を図る目的で行う 最初は 深部筋だけが収縮するように注意して行う うまくで 1 頸椎全体の牽引治療 きるようになれば 真横や斜め上 下にも動かすとよい 次に 患者は座位か背臥位 前術の牽引テストと同じ方法で 図 座位になり 眼球で上方視しながら頭部から体幹を真っ直ぐに 10 セラピストは患者の背側に立ち 両手で患者の頭部を把 したまま 股関節を屈曲しゆっくりともどす 図 13 1 回に 持し頭部の重さを取り除く程度の力で頭部を 30 秒以上牽引す つき 5 秒程度時間をかけて行うとよい 休憩を入れて 10 回 る 症状の改善が認められるなら 1 分程度行う 疼痛などの 繰り返す 頸部の背側にベルトやタオルで抵抗をかけて スタ 症状が強い場合は もっとも症状が軽い肢位で行い 症状の改 ビライゼーションを行うこともできる この場合も眼球で上方 善に合わせて中間位で行うようにする 視しながら 頸部の背側に回したベルトを両手で把持して抵抗 2 セグメント単位の牽引治療 をかけて 5 7 秒行う 図 13c 休憩を入れて 10 回繰り返す 患者は座位か背臥位 セラピストは一方の手で牽引を行うセ 腹側の筋のスタビライゼーションは まずは眼球だけで下方 グメントの尾側の椎体を固定し もう一方の手を頭側の椎体の 視を行ってもらう 頸椎は 動かさないように注意する 5 横突起から椎弓にあてがい 頭側にわずかな力で 30 秒以上牽 7 秒間下方視し 休憩を 5 秒入れて 10 回繰り返す 最初は 深 引する 症状の改善が認められるなら 1 分程度行う

頸椎捻挫 むちうち損傷 と徒手理学療法 図 15 図 16 629 牽引した状態での神経モビライゼーション 頸部の動きと同調した神経モビライゼーション 3 神経モビライゼーション 骨動脈テストを行うことで 少しでも信頼性を向上させる必要 1 牽引を加えての神経モビライゼーション があると考える 患者は座位か背臥位 正中神経レベルのモビライゼーション を行う場合は セラピストは患者の背側に立ち 両手で患者の 頭部を把持し牽引する 患者は その状態で患側上肢の肩関節 を伸展 外転 外旋 肘関節を伸展 前腕を回外 手関節を背 屈 手指伸展する 次に 患側上肢の肘関節を屈曲する 図 15 そしてこの動きをゆっくりと繰り返す 2 神経モビライゼーション 患者は座位か背臥位 正中神経レベルのモビライゼーション を行う場合は 患者は患側上肢の肩関節を伸展 外転 外旋 肘関節を伸展 前腕を回外 手関節を背屈 手指伸展し 頸椎 を患側に側屈 回旋 する 次に 患側上肢の肘関節を屈曲 すると同時に 頸椎を患側と反対に側屈 回旋 させる 図 15 この動きを繰り返す セラピストが動きを誘導する場合 は 一方の手で患者の患側手関節を把持し もう一方の手で患 者の頭部を把持し動きをコントロールする おわりに むち打ち損傷などによって 上位頸椎の不安定性の症状を訴 える患者は少なくないと思われる 上位頸椎に重篤な問題があ る場合には 徒手療法は禁忌であるため このような患者に対 しては まずは問診や視診を行う そして上位頸椎の不安定性 の症状を疑われた場合 必ず上位頸椎の安定性テストや椎骨動 脈テストを行い 安全性を確認した後で詳細な評価 治療を行 うべきである ただ上位頸椎の安定性テストは それぞれの靱 帯や椎骨動脈に応じたテストがあるものの 特異性や感受性に は差があるだけでなく 信頼性にも差があるように思われる したがって我々臨床家は 複数の上位頸椎の安定性テストや椎 文 献 1 Kltenorn FM, Evjenth O, et l.: Mnul Moiliztion of the Joints Volume II The Spine. OPTP. 2009. 2 Kruss JR, Evjenth O: Spinl Orthopedics L Mnul. OPTP. 2012. 3 Dvork J, Dvork V 最新徒手医学 痛みの診察法 江藤文夫 原田 孝 監訳 新興医学出版社 東京 1996 4 Cook CE: Orthopedic Mnul Therpy n Evidence-Bced Approch. PEARSON. 2012. 5 Petty NJ 神経筋骨格系の検査と評価 中山 孝 監訳 医歯薬 出版 東京 2010 6 Mgee DJ 運動器リハビリテーションの機能評価 I 陶山哲夫 監訳 エルゼビア ジャパン 東京 2006 7 Kpndji IA 関節の生理学 Ⅲ体幹 脊柱 荻島秀男 監訳 医歯薬出版 東京 1988 8 Kruss JR, Evjenth O, et l.: Trnsltoric Spinl Mnipultion. OPTP. 2006. 9 Lewit K 徒手医学のリハビリテーション 大川 泰 監訳 エ ンタプライズ 東京 2000 10 Grieve GP グリーブの脊柱モビリゼーション 斎藤昭彦 監訳 エンタプライズ 東京 2000 11 Shrp J, Purser DW: Spontneous Atlnto-Axil Disloction in Ankylosing Spondylitis nd Rheumtoid Arthritis. Ann rheum Dis. 1961; 20: 47 77. 12 Aspinll W: Clinicl testing for the crnioverterl hypermoility syndrome. J Orthop Sports Phys Ther. 1990; 12(2): 47 54. 13 Kerry R, Tylor AJ: Cervicl Arteril Dysfunction: Knowledge nd resoning for mnul physicl therpists. J Orthop Sports Phys Ther. 2009; 39(5): 378 387. 14 Hoppenfeld S 図解 四肢と脊椎の診かた 野島元雄 監訳 医 歯薬出版 東京 1984 15 Butler DS バトラー 神経系モビライゼーション 伊藤直榮 監 訳 共同医書 東京 2000 16 Shcklock M クリニカルニューロダイナミクス 神経筋骨格障 害の新しい評価 治療システム エンタプライズ 東京 2008