資料 -2 国道 24 号烏丸通 歩行者 自転車通行安全協議会 国道 24 号烏丸通の概要 平成 30 年 3 月 国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所

Similar documents
1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

堺市新金岡地区の自転車通行環境整備のアンケート 交通量調査結果について 堺市新金岡地区において 歩行者 自転車利用者が安心して通行できる安全なまちづく り を目指し 自転車通行環境の整備を行いました 自転車通行環境モデル地区において 平成 22 年 ~ 平成 23 年に自転車道 歩道の視覚 分離の整

目次 1 1. 奈良市中心部の道路交通環境 1) 広域的な自転車利用ネットワーク P2 2) 幹線道路の交通状況 ( 交通量 ) P3 3) 幹線道路の交通状況 ( 混雑状況 ) P4 2. 自転車事故の分析結果 1) 道路種別別 ( 国道 県道 市道 ) 自転車事故発生状況 P5 2) 自動車交通

Microsoft Word - H180119コンパクトシティ説明用_仙台市_.doc

第 2 章横断面の構成 2-1 総則 道路の横断面の基本的な考え方 必要とされる交通機能や空間機能に応じて, 構成要素の組合せ と 総幅員 総幅員 双方の観点から検討 必要とされる道路の機能の設定 通行機能 交通機能アクセス機能 滞留機能 環境空間 防災空間 空間機能 収容空間 市街地形成 横断面構

<4D F736F F D208EA9935D8ED4C8AFC4DCB0B88C7689E62E646F63>

スライド 1

1-1 交通死亡事故全体の推移 10 年前と比較し の死者は 40.7% 65 歳以上の死者は 24.0% それぞれ減少 死者に占める 65 歳以上の割合は 24 年以降増加 27 年中死者の半数以上 (54.6%) を 65 歳以上が占める 10 年前と比較し 人口当たり死者数は 65 歳以上のい

Microsoft PowerPoint - ○ITARDA H29年1~12月( )

昨年9月、IOC総会において、東京が2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会の開催都市に決定し、日本中が歓喜の渦に包まれた

Microsoft PowerPoint - ○ITARDA H30年1~9月( )JTA改

<4D F736F F F696E74202D F91E F188CF88F589EF5F8E9197BF342D C C88EA9935D8ED492CA8D738BF38AD482CC8A6D95DB82C982C282A282C4816A5F >

Microsoft PowerPoint 飯沼交差点 接続道路に関する説明会(説明会用)

速度規制の目的と現状 警察庁交通局 1

< F8BE091F28EA9935D8ED492CA8D738BF38AD490AE94F5834B C FC92E888C4816A2E786477>

Microsoft PowerPoint - 2_「ゾーン30」の推進状況について

8. ピンポイント渋滞対策について 資料 8

<4D F736F F D208ED089EF8EC08CB195F18D908F A C5816A81698DC58F4994C5816A2E646F63>

アンケート内容 2

1 見出し1

130322_GL(素案).xdw

Microsoft PowerPoint - 【最終案】まちなか道路空間手引き_概要版

<4D F736F F F696E74202D F91E63289F189D48C4992AC8CF08DB7935F88C091538C9F93A289EF8E9197BF >

1 見出し1

1 見出し1

Microsoft Word 交通渋滞(有明アーバン)_181017

1 見出し1

<4D F736F F D F8EA9935D8ED491968D738BF38AD482CC90AE94F595FB906A2E646F63>

平成 26 年度公共事業事後評価調書 1. 事業説明シート (1) ( 区分 ) 国補 県単 事業名道路事業 [ 国道橋りょう改築事業 ( 国補 )] 事業箇所南巨摩郡身延町波高島 ~ 下山地区名国道 300 号 ( 波高島バイパス ) 事業主体山梨県 (1) 事業着手年度 H12 年度 (2) 事

<4D F736F F F696E74202D208F E7382C982A882AF82E98CF68BA48CF092CA90AD8DF482CC8EE C982C282A282C42E B8CDD8AB7838

H 児童・生徒の交通事故

1

(第14回協議会100630)

【論文】

目 次 1 交通事故の発生状況 1 2 死傷者の状況 (1) 齢層別の状況 3 (2) 状態別の状況 5 (3) 齢層別 状態別の状況 7 (4) 損傷部位別の状況 12 (5) 昼夜別の状況 14 3 交通事故の状況 (1) 齢層別の状況 17 (2) 法令違反別の状況 19 (3) 飲酒別の状況

Microsoft Word - 03_パブコメ意見対応一覧表

< F8BE091F28EA9935D8ED492CA8D738BF38AD490AE94F5834B C FC92E888C4816A2E786477>

<4D F736F F D2093C896D88CA794C5834B CF6955C A2E646F6378>

4-2

北海道警察本部交通企画課 平成 31 年 2 月

資料 2 主要渋滞箇所 ( 案 ) の抽出方針について ( 一般道 ) 平成 24 年 8 月 9 日

交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし


2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

< E A >

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

調査 計画 設計部門 :No.15 インバウンドの道路利用調査について 斉藤秀樹 1 1 近畿地方整備局京都国道事務所管理第二課 ( 京都市下京区西洞院通塩小路下る 南不動堂町 808) 我が国において観光産業分野は成長分野として位置付けられ 国土交通省観光庁を中心としたビジットジ

<375F8E9197BF F CC8CBB8FF32E786477>


図 2 国道 246 号の自転車ナビライン整備区間 写真 1 バス専用通行帯内に設置された自転車ナビライン 2 点目は 現在発表されている整備計画 ( 図 1) を見ると 整備区間が都内のあちらこちらにちらばっており しかも細切れ状態でネットワークになっていない点です さらに各所の距離も1 2 km

<967B95D295AA8A84312D32>

<4D F736F F D BC792B792CA E093B98D5C91A28AEE8F80816A967B95B62E646F63>

untitled

1

1 吾妻町 平成18年3月27日に東村と合併し東吾妻町になりました 2 六合村 平成22年3月28日に中之条町に編入しました 5.2-2

<4D F736F F F696E74202D E E096BE8E9197BF B998488AC28BAB89DB2E B8CDD8AB B83685D>

Microsoft Word - 資料4 パブコメ意見表紙

Microsoft Word 【詳細版】.doc

<4D F736F F D20819A A89A28F428A658D9182CC918D8D C893738E738CF092CA8C7689E682C982A882AF82E981758EA9935D8ED C

<8D8297EE8ED282CC837A815B B E A2E786C7378>

弥富相生山線の道路事業廃止及び相生山緑地の計画に関する説明会 ( 世界の A I O I Y A M A プロジェクト説明会 ) 日時 : 平成 30 年 12 月 16 日 ( 日 ) 場所 : 天白区役所講堂 - 次 第 - 1 開会のあいさつ 2 資料説明 資料 1 世界の AIOIYAMA

< F905593AE5F8D62957B95E290B3955D89BF8F912E786477>

1 踏切事故 とは国土交通省鉄道局の資料( 鉄軌道輸送の安全にかかわる情報 の 用語の説明 ) によれば 踏切障害に伴う列車衝突事故 列車脱線事故及び列車火災事故並びに踏切障害事故 をいいます 2 3 出典 : 国土交通省鉄道局 鉄軌道輸送の安全にかかわる情報

の整備を推進し 自転車本来の走行性能の発揮を求める自転車利用者には歩道以外の場所を通行するよう促すとともに 車道を通行することが危険な場合等当該利用者が歩道を通行することがやむを得ない場合には 歩行者優先というルールの遵守を徹底させることが必要である また 制動装置不良自転車運転を始めとする悪質 危

Microsoft PowerPoint - 05_資料4-1_宇都宮市の自転車施策について【宇都宮市作成】_150203表紙番号修正

01評価調書(大柳仁豊野線)V6(路肩1.5mVer).pptx

目次 はじめに 1 1 全国 北海道 帯広市の交通事故発生件数 死者数 負傷者数の推移 1 2 月別交通事故発生状況 (H22-H26 合計 ) 2 3 時間別交通事故発生状況 (H22-H26 合計 ) 3 4 曜日別交通事故発生状況 (H22-H26 合計 ) 3 5 事故類型別交通事故発生状況

幅員構成に関する規定 2 幅員構成 幅員については 車道 歩道等 をはじめとして その他に 軌道 緑化 に関する規定があり これらの組み合わせにより道路の断面構成が決定される 車道については 計画交通量 道路の区分から決定される 車線数 車線幅員 中央帯 路肩 の規定のほか 必要に応じて設置できる

市道三溝線の位置付け 佐賀駅周辺整備構想 (H29.3) では 佐賀駅と拠点エリア ( 総合運動場周辺 城内 中心市街地周辺 ) とを結ぶ 南北軸の強化 を課題として提示 市道三溝線は 北側の拠点エリアに向けた 街の玄関口 であり 重要な動線 であると整理 街づくりの視点 ( 佐賀駅周辺整備構想 )

<4D F736F F D D38CA98FC689EF88C88D7E88EA959489C1954D816A88D38CA995E58F5782CC88D38CA982C991CE82B782E98D6C82A695FB2E646F6378>

Taro-交通安全KYT資料.docx

<4D F736F F D205B8A6D92E894C55D8E528C6093B9838A836A B B8D488E96928B96E B18ED490FC8B4B90A72E646F6378>

<4D F736F F D2081A68DC58F4994C C8E862B8EBF8B5E899E939A8F DC82C682DF816A8BC7838C834E8F4390B394C52E646F63>

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint _幹事会説明PPT(概要・事業概要書)【資料2】

untitled

<967B95D295AA8A84352D36>

通行禁止道路 について 道路標識又は道路標示によるもの 対象にするもの 車両通行止め道路 根拠規定道路標識 道路標示 ( 例 ) 道路交通法第 8 条第 1 項 自転車及び歩行者用道路 標識 302 同法第 8 条第 1 項 標識 325 の 3 歩行者用道路 同法第 8 条第 1 項 標識 325

21m 車両の検証項目 ダブル連結トラック実験 高速道路 3 交通流への影響 4 道路構造への影響 合流部 : 本線 合流部 : ランプ 追越時 車線変更部 検証項目 分析視点 データ等 1 省人化 同一量輸送時のドライバー数 乗務記録表 環境負荷 同一量輸送時のCO2 排出量 2 走行 カーブ (

<4D F736F F D FAD82B58F4390B3816A C8FBC8E73817A985F95B62E646F63>

生活道路対策

untitled

<4D F736F F D EA9935D8ED491968D738AC28BAB82CC90AE94F582C982C282A282C482CC8BD98B7D92F18CBE81698A6D92E894C5816A205F315F2E646F6378>

8略都市スライド東北(郡山市)全部 [互換モード]

<4D F736F F D20905F8CCB8E73836F838A A815B93B AE94F5837D836A B FC92E894C5816A202E646F6378>

本町二・四・五・六丁目地区の地区計画に関する意見交換会

札幌市横断歩道橋横断歩道橋の撤去撤去に関するに関する考え考え方 札幌市が現在管理している横断歩道橋は48 橋あり そのほとんどは昭和 40 年代に建設されています 横断歩道橋は歩行者と車両を分離する構造となっていて 交通安全上重要な役割を果たしてきましたが 近年 周辺環境の変化等の理由により利用者が

平成 27 年度 輸送の安全教育計画 安全ミーティング外部講習会適性診断安全委員会社長面談 4 月 月 6 月 月 8 月 月 10 月 月 12 月 月 2 月 月 教育内容 1

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

(2) 現況の交通規制現況では 多方面から道後温泉本館方面に流入する主要道路には 大型貨物進入禁止や大型バスの一方通行の交通規制が設けられている 西側から県道六軒家石手線を経由するルートは 大型バスは進入できないようになっており 一部分は 大型バスが南向きの一方通行規制になっていて西方面にしか行けな

p1

Microsoft PowerPoint - 10_0北海道自転車条例(P)_180316(セット)(表紙)

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF C C7689E695D2816A B93C782DD8EE682E890EA97705D>

単道調査第 号国道208号

単道調査第 号国道208号

問 2 自転車を乗っているときに事故を起こした場合 どのような責任を負います か? 自転車だから大丈夫 事故を起こしたとしても大事にはならない そんな軽はずみな気持ちが 死傷者を出す重大な事故につながります 道路交通法上 自転車も車両の一種( 軽車両 ) です 法律違反をして事故を起こすと 自転車利

untitled

Microsoft Word - 【河原町】基本構想.doc

平成29年度 地域指定型 実験箇所(今回選定)

140327子ども用ヘルメット調査リリース(最終稿).pptx

Transcription:

資料 -2 国道 24 号烏丸通 歩行者 自転車通行安全協議会 国道 24 号烏丸通の概要 平成 30 年 3 月 国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所

目次 1. 国道 24 号烏丸通の現況 2. 歩行者 自転車関連事故の発生状況 3. 現況 問題点把握のための交通量調査の実施 4. 地区の交通安全の問題を踏まえた検討方針 5. 歩行者 自転車通行安全協議会 の立ち上げ 1

本願寺東本願寺西鴨川国道 24 号烏丸通 ( 烏丸五条 ~ 烏丸七条 ) 1. 国道 24 号烏丸通の現況 現地の状況 烏丸通は 京都駅と五条駅を結ぶ幹線道路であり 歩行者 自転車 自動車の各交通量が多く 路線バスの運行頻度も高い また 東本願寺等が立地し 観光客の通行も多く見られる 車道では 片側 2 車線および停車帯を有している 烏丸五条 1 上り ( 七条 五条 ) 下り ( 五条 七条 ) 1 1 五条駅 24 対烏丸花屋町 上り 烏丸七条 象区間京都駅 下り 24 現況横断図 ( 烏丸五条 ~ 烏丸花屋町 ) 上り ( 七条 五条 ) 下り ( 五条 七条 ) 現況横断図 ( 烏丸花屋町 ~ 烏丸七条 ) 付近 付近 2

2. 歩行者 自転車関連事故の発生状況 事故の発生状況 歩行者関連又は自転車関連の事故は 過去 5 年間で計 11 件発生している 自転車関連事故は 信号交差点のほか 細街路との交差点で生じている 付近 ( 付加車線のため 車道における自転車の通行スペースが狭い ) 自動車対自転車の追越追抜き時の追突 双方の安全不確認の違反 烏丸花屋町交差点 烏丸六条交差点内 交差点内に駐停車する自動車に 直進自転車が追突 双方の安全不確認の違反 細街路との交差点内 自動車対自転車の出会い頭衝突 自動車 : 安全不確認 自転車 : 動静不注視の違反 歩行者 自転車の事故状況 ( 出典 : ピンマップ ( 平成 23-27 年 )) 内 横断歩道を通行する自転車と左折自動車の衝突 自動車の横断自転車妨害の違反 ( 自転車は違反なし ) 3

3. 現況 問題点把握のための交通量調査の実施 対象区間の現況および問題点を確認するため 各種計測を実施 平日調査 : H29.7.6( 木 ) 7:00~19:00(12h 調査 ) 休日調査 : H29.7.2( 日 ) 7:00~19:00(12h 調査 ) 実施項目 調査の目的 交通量の計測 歩行者 自転車利用者 自動車の利用台数の把握 路上駐停車台数の計測 現況停車帯の利用実態の把握 路上駐輪台数の計測 駐輪台数の把握 通行への支障状況の把握 バス停利用者数の計測 バス乗降客の利用実態の把握 ビデオ調査 ( 危険事象の状況確認 ) 歩行者 自転車利用者の錯綜が予想される箇所にて 危険事象の把握 4

(1) 交通量の計測 歩行者 自転車利用者の交通量がともに多い ( 平日 :5,208 人 /12h,1,721 台 /12h) 歩行者 自転車利用者ともに 上り側 ( 東本願寺側 ) に多い傾向が見られる 自動車交通量も多い ( 約 15,000 台 /12h) ( 自動車 ) 烏丸花屋町交差点 烏丸 2 丁目 ( 歩行者, 自転車, 自動車 ) 上り ( 西側 ) 下り ( 東側 ) 上り ( 西側 ) 下り ( 東側 ) 歩行者交通量 ( 調査日 : 平日 H25.12.3( 火 ), 休日 H29.7.2( 日 )) 上り ( 西側 ) 下り ( 東側 ) 上り ( 西側 ) 下り ( 東側 ) 自転車交通量 ( 調査日 : 平日 H25.12.3( 火 ), 休日 H29.7.2( 日 )) ( 自動車 ) 上り七条 五条 下り五条 七条 上り七条 五条 下り五条 七条 上り七条 五条 下り五条 七条 交通量調査位置 自動車交通量 ( 調査日 :H29.7.6( 木 )) 5

(2) 路上駐停車台数の計測 対象区間の道路両側には停車帯があり 特に 烏丸花屋町交差点以南 ( 上り 下り ) および 烏丸六条交差点北側 ( 上り ) において 路上駐停車が多い 車道を通行する自転車は 路上駐停車を追い越す必要がある 烏丸六条交差点 烏丸花屋町交差点 凡例 1h 台未満 1h 台 ~ 6h 台 6h 台 ~12h 台 12h 台 ~24h 台 24h 台以上 路上駐停車延べ時間 (h 台 ) ( 調査日 :H29.7.6( 木 ),12h 調査 ) 6

(3) 路上駐輪台数の計測 対象区間は 自転車等撤去強化区域 のため 路上の駐輪台数は多くない状況であり 通行の著しい支障は生じていない 東本願寺前の緑地内や 沿道店舗の前に 一時的な駐輪が見られる 烏丸花屋町交差点 凡例 0 台 1 台 ~ 2 台 3 台 ~ 4 台 5 台 ~ 6 台 7 台 ~ 8 台 9 台 ~ 11 台 路上駐輪台数 ( 毎正時台 ) ( 調査日 :H29.7.6( 木 ),12h 調査 ) 7

(4) バス停利用者数の計測 烏丸五条バス停 ( 下り ) は 主に降車利用され 継続的に 5~10 名程度の利用がある 烏丸七条バス停 ( 上り ) は 主に乗車利用され 継続的に 5~10 名程度の利用がある バス乗降時の歩行者 自転車利用者の錯綜状況について ビデオ調査を実施 烏丸五条バス停 ( 下り ) 25 20 15 乗車人数 ( 人 / 便 ) 降車人数 ( 人 / 便 ) 10 5 烏丸花屋町交差点 0 7:00 9:00 11:00 13:00 15:00 17:00 19:00 烏丸五条バス停 ( 下り ) 利用者数 ( 調査日 :H29.7.6( 火 )) 25 20 乗車人数 ( 人 / 便 ) 降車人数 ( 人 / 便 ) 15 10 烏丸七条バス停 ( 上り ) バス停利用者数の調査位置 ( 調査日 :H29.7.6( 木 )) 5 0 7:00 9:00 11:00 13:00 15:00 17:00 19:00 烏丸七条バス停 ( 上り ) 利用者数 ( 調査日 :H29.7.6( 火 )) 8

(5) ビデオ調査 ( 危険事象の状況確認 ) バス乗降の滞留がある場合や 歩行者の往来がある場合 自転車が接触を回避する事象や 塞がれて停止する事象が確認される 烏丸五条バス停 ( 下り ) 烏丸五条バス停 ( 上り ) 地下鉄出入り口付近 バス待ち客および歩行者との接触の危険 逆走する自転車が停車しようとするバスと接触の危険 烏丸花屋町交差点 自転車がバス待ち客を避けようとし 逆側から走行する自転車と接触の危険 自転車が歩行者の脇を早いスピードで通過 烏丸七条バス停 ( 上り ) ビデオ調査位置 ( 調査日 :H29.7.6( 木 )) バス待ち客および歩行者との接触の危険 バス待ち客および歩行者との接触の危険 9

4. 地区の交通安全の問題を踏まえた検討方針 国道 24 号烏丸通の歩行者 自転車利用者の交通安全の問題 歩行者や自転車利用者 バス乗降客の接触 錯綜の恐れ 路上駐停車により 自転車利用者と自動車の接触 錯綜の恐れ 交差点 ( 幹線道路交差点 細街路との交差点 ) における 自動車 歩行者 自転車の接触 錯綜の恐れ 交差点の付加車線のため 車道における自転車の通行スペースが狭い ハード整備 歩行者および自転車利用者の安全性の向上 歩行者 自転車利用者の通行空間の分離 ( 明示 ) バス停部における 乗降者と自転車利用者の分離 ソフト整備 道路利用者の安全意識の向上 安全で正しい自転車交通ルールの啓発 10

5. 歩行者 自転車通行安全協議会 の立ち上げ 国道 24 号烏丸通は 日常的な通行や商業 業務の利用 また観光客の利用が多い特性があり 地域の課題やニーズに合致した通行空間整備や 整備に合わせた自転車交通ルールの遵守等のために 道路管理者や関係する行政機関だけでなく 地域住民等の地元関係者とコミュニケーションを取りながら 合意形成を図る そのため 合意形成の場として 国道 24 号烏丸通歩行者 自転車通行安全協議会 を設置し 利用環境整備のあり方を検討のうえ 計画を立案する 国道 24 号烏丸通歩行者 自転車通行安全協議会 目的 国道 24 号烏丸通における関係機関や地域住民等との意見交換により 歩行者及び自転車利用者の安心 安全な通行空間整備の対策推奨案の決定を行う 学区別自転車通行意識向上会議 (WS) 目的 地域の円滑な合意形成のため 整備目的の理解と自転車交通に関する意識の底上げを図る また 安心 安全な通行空間として 歩行者と自転車の通行空間の分離や自転車の一方通行化等のメリットを周知する 学区 尚徳 稚松 皆山の 3 学区 メンバー 主に沿道地域住民 社会実験 目的 自転車交通の意識向上 整備形態の検証 11

5. 歩行者 自転車通行安全協議会 の立ち上げ スケジュール ( 案 ) 協議会開催時期検討内容 ( 案 ) 第 1 回 第 2 回 H30.3.26 H30.6 月頃 近年の自転車施策の流れ 烏丸通の概要( 現況と問題 ) 利用者アンケート調査の実施予定 自転車意識向上会議(WS) の開催予定 利用者アンケート調査結果報告 社会実験素案の提示 第 3 回 H30.9 月頃 関係機関協議 WS を踏まえた対策案の中間報告 社会実験案の提示 課題の共有及び課題に対する対策案の提示 第 4 回 H31.2 月頃 社会実験結果の報告 結果を踏まえた対策案の提示 第 5 回 H31.3 月頃 対策推奨案の決定 項目 協議会の開催 平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度以降 10~12 1~3 4~6 7~9 10~12 1~3 第 1 回第 2 回第 3 回現地社会実験第 4 回 (11 月 1 ヶ月程度 ) 第 5 回 地域住民 道路利用者の意見 第 1 回 WS ( 交通ルール等 ) 第 2 回 WS 第 3 回 WS ( 合同現地点検等 )( 社会実験計画説明等 ) 第 4 回 WS ( 社会実験の実走等 ) 整備形態 ( 推奨案 ) の公表 整備効果検証 公表 アンケート調査 アンケート調査 12