資料 3 国土交通省の IT 投資状況について 平成 25 年 11 月 28 日国土交通省 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

Similar documents
スライド 1

資料4  道路運送車両法改正後(平成17年1月以降)の処理状況

対策なし 飛行情報管理処理システム一式の製造及び調整その1に係る設計 開発事業者選定 ( 最適化の実施内容 ) 飛行情報管理処理システム一式の製造及び調整その1に係る設計 開発事業者選定を行った ( 最適化の実施状況 ) 設計 開発事業者の選定平成 22 年 8 月 16 日公示 ( 一

1. 厚生労働省情報システム関係予算の推移 ( 単位 : 億円 ) 運用経費 整備経費 561 整備経費 373 整備経費 333 整備経費 275 整備経費 372 整備経費 整備経費 480 運用経費 1,718 運用経費 1,620 運用経費 1,459 運用経費 1,452 運用経費 1,4

PowerPoint プレゼンテーション

1. 国税総合管理 (KSK) システムの導入経緯 < 導入以前 > 経済成長に伴う事務量の増大や質的な複雑化に対応するため 事務の合理化 効率化のためにコンピュータの活用を推進 昭和 41 年 ~ 都市局 にバッチ処理を主体としたシステムを導入 順次拡大 ( 昭和 54 年完了 ) 東京国税局 大

「犯罪被害者等の安全・安心の確保」への取組状況及び今後の方針

1 検査の背景 我が国の防災の基本法として災害対策基本法 ( 昭和 36 年法律第 223 号 ) が制定されている 同法によれば 内閣府に中央防災会議を置くとされ 同会議は 災害予防 災害応急対策及び災害復旧の基本となる防災基本計画の作成 その実施の推進 防災に関する重要事項の審議をそれぞれ行うな

2012 年 ( 平成 24 年 ) 度 自動車登録検査業務電子情報処理システム (MOTAS) 業務 システム最適化実施状況報告書 1. 業務 システムの概要項目内容個別管理組織担当課室名国土交通省自動車局自動車情報課自動車登録管理室府省全体管理組織担当課室名国土交通省総合政策局行政情報化推進課対

1

OSS 対象手続の拡大 新車購入 新車新規登録 定期車検 継続検査 引っ越し等 変更登録 住所 氏名変更 記載事項変更 売買等 移転登録 中古車新規登録 使用の停止 一時抹消登録 廃車 永久抹消登録 解体 輸出 解体等届出 輸出関係手続等 複合申請 ( 移転一次抹消登録 移転永久抹消登録 変更一次抹

資料 5 自治体クラウド推進 業務改革について 平成 27 年 9 月 14 日

1, H H17 4.2H17

untitled

平成 29 年 4 月 12 日サイバーセキュリティタスクフォース IoT セキュリティ対策に関する提言 あらゆるものがインターネット等のネットワークに接続される IoT/AI 時代が到来し それらに対するサイバーセキュリティの確保は 安心安全な国民生活や 社会経済活動確保の観点から極めて重要な課題

H28秋_24地方税財源

4-(1)-ウ①

1. ネットワーク再編の背景 世界最先端 IT 国家創造宣言 ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 平成 26 年 6 月 24 日改定 )( 抜粋 ) 3. 公共サービスがワンストップで誰でもどこでもいつでも受けられる社会の実現 (2) 国 地方を通じた行政情報システムの改革 政府の IT

untitled

<4D F736F F D FC8E448FEE95F1837C815B835E838B C8F92E88B608F912E646F63>

<4D F736F F F696E74202D208D718BF38AC790A782C982C282A282C E096BE8E9197BF A2E >

項目記載事項必須 1.4 非機能性 更新業務仕様書の 3-4 非機能要件 を踏まえ 提案するシステムに関して 基本的な考え方や方針 アピールポイント等を簡潔かつ明瞭に記述すること 3-4 非機能要件 の (1) から (4) に区分し すべての項目について記述すること 1.5 他システム連携 更新業

2015 TRON Symposium セッション 組込み機器のための機能安全対応 TRON Safe Kernel TRON Safe Kernel の紹介 2015/12/10 株式会社日立超 LSIシステムズ製品ソリューション設計部トロンフォーラム TRON Safe Kernel WG 幹事

独立行政法人の組織の見直しについて

<4D F736F F F696E74202D208DE096B18FC893648E71905C90BF C982C282A282C428835A C5292E707074>

スライド 1


PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint - 【事前配布】論点(都道府県).pptx

( 考慮すべき視点 ) 内管について 都市ガスでは需要家の所有資産であるがガス事業者に技術基準適合維持義務を課しており 所有資産と保安責任区分とは一致していない LPガスでは 一般にガスメータの出口より先の消費設備までが需要家の資産であり 資産区分と保安責任区分が一致している 欧米ではガスメータを境

本事業の意義 実効性 ( 見直しの必要性 ) 医療情報データベース基盤整備事業 ( 平成 23 年度 ~ 10 協力医療機関 ) 日本再興戦略 ( 平成 25 年 6 月 14 日 ) 医療 介護情報の電子化の促進 医薬品の副作用データベースシステムについて データ収集の拠点となる病院の拡充や地域連

PowerPoint Presentation

全サービス提供時間の延長

< F2D E968BC681698E968CE3816A817A C8250>

< F2D97768E7C88EA967B89BB2E6A7464>

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

特別会計の改革について

基本的な考え方 羽田空港の機能強化は 首都圏だけでなく日本全体にとって不可欠であり 機能強化の必要性やその実現方策等について 関係自治体の協力も得ながら できる限り多くの方々に知って頂くように努める 基本的な考え方 1 羽田空港の機能強化の必要性やその実現方策等について できる限り多くの方々に知って

( 基準 ) ランク達成度合 評価 A 100% 達成 B 75% 以上 100% 未満 概ね達成 C 50% 以上 75% 未満 達成はしていないが進展あり D 25% 以上 50% 未満 一定の進展は見られるが不十分 E 25% 未満 進展していない 有効性 ( 具体的成果 ) 成果重視事業とし

1-1 SPC の経営理念 方針 本事業を長期にわたり運営していくにあたってのSPCの経営理念 方針について記載してください なお 以下の事項については必ず記載してください ( 統括マネジメント業務全体でA4 判 60 枚以内で記載してください なお 各業務における 4 業務の実施費用 の項について

運転者管理等のシステムの業務 システム最適化計画 2006 年 ( 平成 18 年 )3 月 20 日決定 2006 年 ( 平成 18 年 )12 月 11 日改定 2009 年 ( 平成 21 年 )3 月 30 日改定 2011 年 ( 平成 23 年 )8 月 30 日改定警察庁 第 1 業

<4D F736F F F696E74202D EF8B638E9197BF82CC B A6D92E894C5816A E >

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F D20979A97F082C882B55F81798CF6955C94C5817A90AD957B8BA492CA D827692B292428C7689E68F91202E646F6378>

Microsoft PowerPoint - 【資料2-4-1】大阪港0927.pptx

総合行政ネットワーク-9.indd

Microsoft PowerPoint - 本番説明資料(提出版)差し替え


統計改革 最終取りまとめ 以降の経緯 統計改革推進会議 最終取りまとめ (H29.5 月 ) 今後の統計改革の具体的方針を取りまとめ 官民データ活用推進本計画 (H29.5 月閣議決定 ) 官民データ活用推進戦略会議の下に EBPM 推進委員会の設置を決定 骨太方針 2017(H29.6 月閣議決定


目次 概要 S/4HANAの導入方式 NECがご提供するサービス S/4HANA 導入ロードマップ策定支援サービス

<4D F736F F F696E74202D E291AB8E9197BF A F82CC8A A390698DF42E707074>

(2) サービス指標の目標値に対する達成度の評価 共通サービス指標 稼働率稼働率については KSKは目標値 99.9% に対して実績値 % e-tax は目標値 99.5% に対して実績値 99.9% KSKのオープンは目標値 99.9% に対して実績値 99.9% となっており それぞ

Microsoft PowerPoint - 2_「ゾーン30」の推進状況について

働き方改革実現に向けた週休二日の取得に関する取組について 直轄工事における週休二日取得の取り組み 施工時期の平準化適正な工期設定 週休二日算定が可能な 工期設定支援システム の導入 工事着手準備期間 後片付け期間の見直し 余裕期間制度の活用週休二日を考慮した間接費の補正 < 週休二日対象工事 > 対

< F2D93AE904195A88C9F89758DC5934B89BB8C7689E B95B6>

活動指標及び 活動指標標準仕様書 導入手順書策定数 ( 改定を含む ) 活動見込 31 活動見込 2 活動指標及び 活動指標 RPA 補助事業の完了数 活動見込 31 活動見込 5 活動指標及び AI 実証地域の完了数 活動指標 活動見込 31 活動見

規制の事前評価の実施に関するガイドライン(素案)

大規模災害等に備えたバックアップや通信回線の考慮 庁舎内への保存等の構成について示すこと 1.5. 事業継続 事業者もしくは構成企業 製品製造元等の破綻等により サービスの継続が困難となった場合において それぞれのパターン毎に 具体的な対策を示すこと 事業者の破綻時には第三者へサービスの提供を引き継

速度規制の目的と現状 警察庁交通局 1

<4D F736F F D E312E31817A949F8AD98BF38D608B9F97708B4B92F B95B6816A>

Microsoft Word - 文書 1

1 日本再興戦略 2016 改革 2020 隊列走行の実現 隊列走行活用事業モデルの明確化ニーズの明確化 ( 実施場所 事業性等 ) 技術開発 実証 制度 事業環境検討プロジェクト工程表技高齢者等の移動手段の確保 ( ラストワンマイル自動走行 ) 事業モデルの明確化 ( 実施主体 場所 事業性等 )

これだけは知っておきたい地震保険

自動車環境基準の審査

う ) において定めた民間事業者が確保すべきサービスの質の達成状況に対する当機構 の評価は 以下のとおり 評価事項 測定指標 評価 業務の内容 対象公共サービスの内容に示す運用業務を適切に実施すること 月次報告による業務内容を確認したところ 運用業務は適切に実施されており サービスの質は確保されてい

セミナータイトル    ~サブタイトル~

<4D F736F F D20819B B C83588E9197BF A B89B9817A8DC58F492E646F63>

不動産登記制度 国民の権利の保全を図り, もって不動産に関する取引の安全と円滑に資するため, 不動産の表示及び不動産に関する権利を一定の公簿 ( 登記簿 ) に公示する制度である 不動産登記法 ( 平成 16 年法律第 123 号 ) 第 1 条この法律は, 不動産の表示及び不動産に関する権利を公示

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

untitled

総務省テレワーク推進計画 平成 27 年 6 月 5 日総務大臣決定 政府方針である 国家公務員テレワーク ロードマップ ( 平成 27 年 1 月 21 日 : 各府省情報化統括責任者 (CIO) 連絡会議決定 ) が定められ 2020 年度までを視野に入れた各府省等におけるテレワーク推進計画を策

目次 1 防衛装備品調達の概要 2 防衛省の品質管理体制 3 今後の取組 2

九州における 道の駅 に関する調査 - 災害時の避難者への対応を中心としてー ( 計画概要 ) 調査の背景等 道の駅 は 平成 16 年 10 月の新潟県中越地震 23 年 3 月の東日本大震災において 被災者の避難場所 被災情報等の発信や被災地救援のための様々な支援の拠点として活用されたことなどか

PowerPoint プレゼンテーション

国税関係システム全体のバックアップの在り方の検討 東日本大震災の発生状況を踏まえ 国税関係システム全体のバックアップの在り方について検討しており 今年度においては データ保全及びバックアップ体制について 現状を整理するとともに バックアップセンターについて 電力不足の影響及び震災被害が比較的小さいと

中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

第 2 回中部放射線医療技術学術大会 RIS 導入時の時の病院側作業に関して 2009 年 11 月 横河電機株式会社 医療ソリューション本部 1 横河電機株式会社医療ソリューション本部 2006Yokogawa Electric Corporation

継続検査 OSS に関して 国土交通省自動車局 自動車情報課 平成 28 年 9 月 9 日 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 1

ダムの運用改善の対応状況 資料 5-1 近畿地方整備局 平成 24 年度の取り組み 風屋ダム 池原ダム 電源開発 ( 株 ) は 学識者及び河川管理者からなる ダム操作に関する技術検討会 を設置し ダム運用の改善策を検討 平成 9 年に設定した目安水位 ( 自主運用 ) の低下を図り ダムの空き容量

技術レポート 1)QuiX 端末認証と HP IceWall SSO の連携 2)QuiX 端末認証と XenApp の連携 3)QuiX 端末認証 RADIUS オプションと APRESIA の連携 Ver 1.1 Copyright (C) 2012 Base Technology, Inc.

untitled

公共工事等における新技術活用システムについて 別添 公共工事等に関する優れた技術は 公共工事等の品質の確保に貢献し 良質な社会資本の整備を通じて 豊かな国民生活の実現及びその安全の確保 環境の保全 良好な環境の創出 自立的で個性豊かな地域社会の形成等に寄与するものであり 優れた技術を持続的に創出して

NICnet80

報道発表資料(新宿駅屋内地図オープンデータ)

Taro-町耐震改修助成要綱 j

(3) 設備復旧対策事例 ~ 基地局及びエントランス回線通信事業者各社で取り組んだ主な基地局あるいはネットワーク設備復旧対策としては 光ファイバー 衛星回線 無線 ( マイクロ ) 回線の活用による伝送路の復旧や 山頂などへの大ゾーン方式 ( 複数の基地局によるサービスエリアを1つの大きなゾーンとし

規制 制度改革に関する閣議決定事項に係るフォローアップ調査の結果 ( 抜粋 ) 規制 制度改革に係る追加方針 ( 抜粋 ) 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 番号 規制 制度改革に係る追加方針 ( 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 ) における決定内容 規制 制度改革事項 規制 制度

第三者による品質証明制度について 参考資料 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

スライド 1

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

社会保険未加入企業の減点措置の厳格化に係る運用 新基準による受付時期及び再審査に係る運用 ( 参考 ) 関係通達 事務連絡 版 重要 経営事項審査の審査基準の改正について平成 24 年 5 月 1 日改正 ( 同年 7 月 1 日施行 ) に係る関東地方整備局の運用等 1 国土交通省関

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

<4D F736F F F696E74202D20816D8EFC926D8E9197BF816E C90BF8ED28CFC82AF816A368C8E8E7B8D FC8F438A F8D5

農地中間管理機構 ( 仮称 ) の制度の骨格 ( 案 ) 資料 農地中間管理機構の指定都道府県のコントロールの下に適切に構造改革 生産コスト引下げを推進するため 都道府県段階に設置する 1 都道府県知事は 農地中間管理事業を公平かつ適正に行うことができる法人 ( 地方公共団体の第 3セク

スライド 1

個 情報の保護に関する法律及び 政 続における特定の個 を識別するための番号の利 等に関する法律の 部を改正する法律案 個 情報保護法 番号利 法 個 情報保護法の改正のポイント 1. 個 情報の定義の明確化 2. 適切な規律の下で個 情報等の有 性を確保 3. 個 情報の保護を強化 ( 名簿屋対策

< EBA817A906C8E D7390AD8E968BC6838C B B E94C5816A5F E786C73>

untitled

資料 5 論点 2 CMR に求められる善管注意義務等の範囲 論点 3 CM 賠償責任保険制度のあり方 論点 2 CMR に求められる善管注意義務等の範囲 建築事業をベースに CMR の各段階に応じた業務内容 目的ならびに善管注意義務のポイントを整理 CM 契約における債務不履行責任において 善管注

Transcription:

資料 3 国土交通省の IT 投資状況について 平成 25 年 11 月 28 日国土交通省 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

1. 国土交通省情報システム関係予算の推移 ( 単位 : 億円 ) 注 1. 整備経費 : 情報システム関係予算のうち 情報システムの企画 設計 開発等に係る一時経費を計上注 2. 運用等経費 : 情報システム関係予算のうち 情報システムの保守 運用に要する経常的な経費等を計上 1

2. 情報システム別予算構成比 (H25 年度 当初予算全体 ) その他 ( 運用等経費 1% 未満 ) 管制情報処理システム ( 単位 : 億円 ) システム名 平成 25 年度平成 25 年度整備経費運用等経費 管制情報処理システム 144 35 自動車登録検査業務電子情報処理システム (MOTAS) 4 34 自動車保有関係手続のワンストップサービス 0 15 気象資料等総合処理スーパーコンピュータシステム 0 12 気象資料総合処理システム 7 11 国土交通本省 LAN システム 1 6 海上保安業務システム 18 6 建設事業予算執行管理システム 0 5 海上保安庁行政情報システム 衛星データ処理の運用システム 地震津波監視システム 地方運輸局 LAN システム 官庁会計システム 気象庁行政情報システム アメダスデータ等統合処理システム 航空安全推進ネットワーク 電子入札システム 気象研究所スーパーコンピュータシステム 建設事業予算執行管理システム 海上保安業務システム 内側 : 整備経費 外側 : 運用等経費 気象資料総合処理システム 国土交通本省 LAN システム 自動車登録検査業務電子情報処理システム (MOTAS) 自動車保有関係手続のワンストップサービス 気象資料等総合処理スーパーコンピュータシステム 気象研究所スーパーコンピュータシステム 0 5 電子入札システム 0 5 航空安全推進ネットワーク 0 4 アメダスデータ等統合処理システム 1 3 気象庁行政情報システム 1 2 官庁会計システム 0 2 地方運輸局 LANシステム 0 2 地震津波監視システム 0 2 衛星データ処理システム 0 2 海上保安庁行政情報システム 0 2 その他 ( 運用等経費 1% 未満 ) 51 53 合計 227 206 2

3. 個別システムの刷新に向けた取組み状況 自動車登録検査業務電子情報処理システム

3. 自動車登録検査業務電子情報処理システムの刷新に向けた取組み状況 (1) 1. 業務 システムの概要自動車の登録検査業務については 道路運送車両法に基づき 自動車登録ファイルに登録を受けたものでなければ 運行の用に供してはならないこと ( 第 4 条 ) 自動車の所有権の得喪は 登録を受けなければ第三者に対応することができないこと ( 第 5 条 ) 国土交通大臣の行う検査を受け 有効な自動車検査証の交付を受けていなければ 運行の用に供してはならないこと ( 第 58 条 ) とされており 自動車の自動車登録ファイルへの登録は 国土交通大臣の管理する電子情報処理組織によって行うこと ( 第 6 条 ) となっている MOTAS で管理している保有車両数 :4,937 万台 ( 平成 24 年度末 ) 自動車検査証等出力装置 申請書入力装置 検査標章出力装置 情報出力 情報入力 通信処理装( 全国 93 箇所 ) 置運輸支局等 登録情報提供 自動車安全環境行政への活用 盗難情報の提供 ( 国土交通省 都道府県 ) 自動車登録登録情報提供ファイル犯罪の防止 犯罪の捜査への活用 ( 警察庁 ) 監視 操作統計処理 センター 自動車登録管理室 ( 本省 ) 自動車登録情報は 他の各種行政 制度を支える重要な基盤 輸出予定証明書情報により輸出許可 輸出の確認により輸出抹消登録 登録情報提供 不正輸出等の防止 ( 税関 ) 自動車税の徴税 ( 都道府県 ) 申請 車検証等の交付 MOTASが管理 運用する主な情報内容 所有者 使用者の個人情報( 名称 住所 履歴等 ) 自動車の諸元情報( 車両重量 長さ 幅 高さ等 ) 自動車の環境性能に関する情報( 燃費基準 排出ガス規制 騒音規制達成状況等 ) 徴税に関する情報( 自動車重量税納付額 ) 盗難情報 違反に関する情報 リコールに関する情報など M 4

3. 自動車登録検査業務電子情報処理システムの刷新に向けた取組み状況 (2) 2. 刷新の実施内容と取組の成果 平成 18 年 3 月に策定した 最適化計画 に基づき 特定ベンダーの固有仕様に基づく構造のシステムをオープン化 特定ベンダーが提供するデータ通信サービスを利用する形態から 一般競争入札を行いシステム開発 運用事業者を選定する形態へ移行 このような取り組みにより 刷新前に比べ 整備 運用費用とも削減を図ったところ ( 前システム H16.1~H23.12) ( 現行システム 24/1~) 整備 運用費合計 平均約 53 億円 / 年 平均約 42 億円 / 年 3. 今後の取組 1 国土強靭化の推進に関する関係府省庁連絡会議決定 ( 平成 25 年 8 月 8 日 ) において盛り込まれた 自動車登録検査業務電子情報処理システムの災害時対応力の強化 を踏まえ バックアップ機能の強化をはじめとするハード及びソフト両面にわたるシステムの強靭化に取り組むこととしている 2 自動車保有関係手続きのワンストップサービスの利用を拡大し 自動車登録関係手続きのさらなる利用者利便の向上を図ることとしている 5

3-2 自動車登録検査業務電子情報処理システムに関する予算の推移 ( 単位 : 億円 ) 計画 実績 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 合計 整備経費 10 27 21 13 0.8 の内数 1 の内数 72.8 運用経費 50 52 53 54 55 79 35 31 409 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 整備経費 0.5 12 20 13 0.1 45.6 運用経費 50 51 52 53 55 76 33 370 481.8 415.6 1 上記数値はシステムに関する予算額及び実績額の推移であり 最適化の効果を表したものではない 2 整備経費は 次期システムに係る工程管理 設計 開発 設置 据付にかかる経費 運用経費は サーバ等機器借料 ネットワーク通信利用料 運用 保守 現システムの改修に係る工程管理の経費 平成 24 年度及び平成 25 年度の計画額 ( 整備経費 ) として 次期システムに係る工程管理予算を システム全体の工程管理に係る予算額の内数で計上 6

3. 個別システムの刷新に向けた取組み状況 管制情報処理システム

3. 管制情報処理システムの刷新に向けた取組み状況 1. 業務 システムの概要当該システムは 航空交通管制部及び全国の空港に設置され 航空会社や国内外の各管制機関及び気象庁等から提供される飛行計画 気象 運航情報を適切に処理し 必要に応じ各システム及び関連機関へ配信するとともに 運航情報管理に必要なデータを作成し 航空管制官等に提供する 平成 15 年 3 月 1 日にシステム障害が発生した際 1,600 便以上の欠航及び遅延が発生し 国民の生活に大きな打撃を与えた このシステム障害の反省を踏まえ 平成 16 年度より 学識経験者等による 新システム技術検討会 を実施し提言を受けた 2. 刷新の実施内容 外部有識者からの提言 1 ソフトウェアの信頼性向上の実現 2 インタフェースとしてのデータベースの活用 ( 構成の単純化 ) による信頼性の向上及び拡張性 柔軟性の確保 3 ゲートからゲートまで航空管制に必要なデータの一元管理 4 コンポーネント ( ネットワーク機器など ) の共通化 及び標準化の推進 5 バックアップの充実 6 人間系に対応した安全性確保策の導入など 次期システムにおいて整備各提言を実現するために具体的手法をルール化 (a) データとプログラムの分離 1 (b) FODB( フライトオブジェクトデータベース ) を中核として各システムを連接 2 3 (c) 汎用的なオープンシステムの採用 ( ハードウェア 開発言語 ネットワークの仕組み等 ) 4 (d) 運用への影響度を考慮したバックアップを構築 5 (e) HMI( ヒューマンマシンインタフェース ) の共通化 6 二拠点間による相互補完 業務処理 A 業務処理 B 汎用的なハードウェアによりシステムを構築 西拠点 ( 福岡 ) バックアップ機能確保 東拠点 ( 埼玉 ) 業務処理 F 業務処理 E FODB 業務処理 D 業務処理 C DB PRG ローカル DB( 単独で必要なデータを管理 ) とプログラムを分離 汎用的な開発言語を活用 (C JAVA 等 ) 信頼性の向上 バックアップの充実 データを一元管理する FODB を中核とし プログラムとデータを分離 標準的な規格であるオープンシステムの活用 処理系単体での信頼性向上 8

3. 管制情報処理システムの刷新に向けた取組み状況 3. 刷新の取組の成果 当該システムの最適化工程の段階としては企画 設計 開発段階であり 今年度において最適化の効果は発現していない 昨年度の時点で 評価系システムの開発に全て着手したところであり 事業としてはほぼ計画通り順調に推移している 4. 今後の取組 当該システムは高い耐障害性の確保が必要不可欠であることから 世界最先端 IT 国家創造宣言 のなかの 世界最高水準の IT インフラ環境の確保 等に謳われている 強靱かつ冗長的な IT インフラの構築 実現を目指す (1) 基幹となる処理部分を埼玉と福岡にそれぞれ整備し 相互バックアップ体制を構築することにより地域分散を図る (2) 平時に稼働するシステムに障害が発生した場合 異なるソフトウェアで稼働する フォールバックシステム により 同様のバグなどによるサービス停止を回避する サービス停止時間 0 分 / 年 ( 刷新前 35 分 / 年 ) を実現する (3) 航空交通量の増大に対応するとともに 将来予想される国際的な要求にも対応可能となるよう 柔軟な設計により十分な拡張性を確保し 安全で経済的な航空インフラを実現する 9

3-2 管制情報処理システムに関する予算の推移 1600.0 1400.0 1200.0 計画 実績 1000.0 800.0 600.0 400.0 200.0 0.0 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 合計 ( 単位 : 億円 ) 計画 整備経費 1.6 22.2 75.1 144.6 124.4 113.9 61.3 21.7 35.5 24.8 8.3 8.2 7.1 7.5 7.5 6.9 670.6 1406.2 運用経費 0 0 0 0 0 0 26.8 35.2 51.1 80.8 101.6 102.6 102.1 95.1 81.2 59.1 735.6 実績 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 合計整備経費 1.6 20.8 19.8 89.3 131.5 運用経費 0 0 0 0 0 131.5 10

< 参考 > 管制情報処理システムの運用イメージ 洋上 運輸多目的衛星 A 空港 航空路 B 空港 航空機の位置情報 飛行情報 離陸 着陸 管制官へ提供 航空会社 レーダー (ASR) レーダー (ARSR/ORSR) レーダー (ASR) FDMS ARTS/ TRAD RDP ODP ARTS/ TRAD IECS 空港レーダー 航空交通管制部 / 航空交通管理センター 空港管制塔 FDMS: 飛行情報管理システム ARTS: ターミナルレーダー情報処理システム TRAD: 空港レーダー情報処理システム RDP : 航空路レーダー情報処理システム IECS: 航空路管制卓システム ODP : 洋上管制データ表示システム 航空機の飛行計画等情報を各システムへ配信 レーダーや衛星からの航空機の位置情報と飛行計画を合わせて管制官に提供 ( 表示 ) 11

X XX XX X XX XX X XX XX X XX X XX X XX XX X XX X XX X X XX X X X X X XX X XX X XX XX X XX XX X X X XX XX X XX XX X XX XX X XX X XX X XX XX X XX X XX X X XX X X X X X XX X XX X XX XX X XX XX X X < 参考 > 統合管制情報処理システムの整備方針 導入効果 現状 統合システム整備後 航空交通管制部 (4 官署 ) 航空路レーダー情報処理システム (RDP) 札幌 システム設置管制部 (2 官署 ) 航空路管制処理管制支援処理 バックアップ 飛行情報管理処理 航空路管制卓システム (IECS) 配信 バックアップ 管制部東京福岡西拠点相互バックアップ東拠点 航空路管制処理 ( 運用卓のみ ) 那覇 ターミナルレーダー情報処理システム設置空港 (14 官署 ) (ARTS/TRAD) システム設置空港 (5 官署 ) 空港管制処理 配信 その他空港 空港管制処理 ( 運用卓のみ ) 導入効果 航空需要増大への対応 ( 管制支援の高度化 ) 処理能力の向上 ( 管制官の負荷軽減 ) 継続性の向上 ( 危機管理機能の強化 ) 整備事業の経費削減 12

< 参考 > 管制情報処理業務 システム整備工程 現行システムから統合管制情報処理システムへの移行に係る整備は 以下の工程に基づき サービスを停止することなく段階的 かつ計画的に進めていくこととしている FYH21 FYH22 FYH23 FYH24 FYH25 FYH26 FYH27 FYH28 FYH29 FYH30 FYH31 1 管制支援処理 設計 開発 調整 設置 1 評価 運用開始 2 飛行情報管理処理 設計 開発 調整 設置 1 評価 運用開始 2 開発 調整 設置 1 評価 運用開始 3 空港管制処理 設計 開発 調整 設置 1 評価 運用開始 ( 全国展開 ) 4 航空路管制処理 設計 開発 調整 設置 1 評価 運用開始 ( 全国展開 ) 5 洋上管制処理 設計 開発 調整 設置 1 評価 運用開始 6 管制データ交換処理 設計 開発 調整 設置 1 評価 運用開始 1 航空局において管制運用上の観点から評価を行ったうえで各官署に設置し 運用を開始する 2 飛行情報管理処理の一部機能については平成 19 年度末に更新しており 耐用年数を考慮して 2 段階の整備工程としている 13

4. 今後の刷新に向けた取組 世界最先端 IT 国家創造宣言 に基づき 各システムの更改時期等に合わせて 重複する情報システムやネットワークの統廃合 政府共通プラットフォームへの移行等を推進する 国土交通省情報システムに関するロードマップの策定状況 <2012 年度 (H24) 情報システム数 ( 基準値 )> 区分 計 対象情報システム数 <2021 年度 (H33) までの計画内容 > 計 廃止 PF 移行単純廃止統合廃止存続 ( 全部移行 ) 新設統合吸収統合新規整備単純縮小縮小改善 PF 部分移行 290 299 90 18 72 85 124 5 9 2 21 14 4 69 2021 年度の数値には 現時点の検討において 廃止又は PF 移行の時期について未定としているシステムを含む 単独維持 また 安全で災害に強い社会の実現 国民の利便性向上に向け 国民の視点に立った改革を行うとともに システム自体の耐災害性を一層向上させる 今後 国土交通省 CIO が主宰する情報化政策委員会において改革の進捗状況をフォローアップし 必要に応じて各部局に対して指導を行うなど これらの改革を確実に実現していくこととする 14