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第 3 種 法 規 第 1 回 A 問題 ( 配点は1 問題当たり6 点 ) 問 1 電気事業法では, 電気設備技術基準 は次に掲げるところ等によらなければならないこ とが定められている. 1. 事業用電気工作物は, 人体に危害を及ぼし, 又は ( ア ) に損傷を与えないようにすること. 2. 事業用電気工作物は, 他の電気的設備その他の物件の機能に ( イ ) な障害を与えないよ うにすること. 3. 事業用電気工作物の損壊により電気事業者の ( ウ ) に著しい支障を及ぼさないようにする こと. 上記の記述中の空白箇所 ( ア ),( イ ) 及び ( ウ ) に当てはまる語句として, 正しいものを組み合わ せたのは次のうちどれか. ( ア ) ( イ ) ( ウ ) (1) 他の工作物 電気的又は磁気的 電気の供給 (2) 物 件 磁気的又は機械的 設備の運用 (3) 他の工作物 電気的又は機械的 供給設備の機能 (4) 物 件 電気的又は磁気的 電気の供給 (5) 他の電気設備 磁気的又は機械的 供給設備の機能

問 2 次の文章は 電気関係報告規則 に基づく, 自家用電気工作物を設置する者の事故報告 に関する記述である. 感電又は破損事故若しくは電気工作物の誤操作若しくは電気工作物を ( ア ) ことにより人 が死傷した事故 ( 死亡又は病院若しくは診療所に治療のため ( イ ) 場合に限る.) が発生したとき の自家用電気工作物を設置する者の報告は, 事故の発生を知つた時から ( ウ ) 以内可能な限 り速やかに事故の発生の日時及び場所, 事故が発生した電気工作物並びに事故の概要につい て, 電話等の方法により行うとともに, 事故の発生を知つた日から起算して ( エ ) 日以内に所定 の報告書を当該自家用電気工作物の設置の場所を管轄する ( オ ) に提出して行わなければ ならない. 上記の記述中の空自箇所 ( ア ),( イ ),( ウ ),( エ ) 及び ( オ ) に記入する語句として, 正しいものを組 み合わせたのは次のうちどれか. ( ア ) ( イ ) ( ウ ) ( エ ) ( オ ) (1) 操作しない 通院した 24 時間 20 日 産業保安監督部長 (2) 操作しない 入院した 48 時間 30 日 産業保安監督部長 (3) 操作した 入院した 48 時間 30 日 労働基準監督所長 (4) 操作した 検診に行った 24 時間 20 日 産業保安監督部長 (5) 補修しない 通院した 48 時間 30 日 労働基準監督所長

問 3 次の文章は, 電気設備技術基準 に基づく電線の混触の防止に関する記述である. 電線路の電線, 電力保安通信線又は ( ア ) 等は, 他の電線又は ( イ ) と接近し, 若しく は交さする場合又は同一支持物に ( ウ ) する場合には, 他の電線又は ( イ ) を損傷する おそれがなく, かつ, ( エ ), 断線等によって生じる混触による感電又は火災のおそれがな いように施設しなければならない. 上記の記述中の空自箇所 ( ア ),( イ ),( ウ ) 及び ( エ ) に記入する語句として, 正しいものを組み合わ せたのは次のうちどれか. ( ア ) ( イ ) ( ウ ) ( エ ) (1) 電車線 弱電流電線等 施 設 接 触 (2) 架空地線 き電線 添 架 短 絡 (3) 架空地線 電話線 共 架 振 動 (4) き電線 弱電流電線等 施 設 接 触 (5) 電車線 き電線 添 架 振 動

問 4 次の文章は, 電気設備技術基準 及び 電気設備技術基準の解釈 に基づく, 電気使 用場所の配線に関する記述である. a. 配線には裸電線を使用してはならない. ただし, 施設場所の状況及び電圧に応じ, 使用 上十分な ( ア ) を有し, かつ 絶縁性が ( イ ) ことを考慮して, 配線が感電又は火災のお それがないように施設する場合は, この限りでない. b. 電気設備技術基準の解釈 では, 上記のただし書きの規定を受けて, がいし引き工事に より展開した場所に, 次の各号により施設する場合は, 裸電線を使用することを認めている. 1 ( ウ ) 用電線 2 電線の被覆絶縁物が ( エ ) する場所に施設する電線 3 取扱者以外の者が出入りできないように設備した場所に施設する電線 上記の記述中の空白箇所 ( ア ),( イ ),( ウ ) 及び ( エ ) に記入する語句として 正しいものを組み 合わせたのは次のうちどれか. ( ア ) ( イ ) ( ウ ) ( エ ) (1) 難燃性 低 い 避雷針 腐食 (2) 強 度 低 い 電気炉 劣化 (3) 難燃性 な い 電気炉 劣化 (4) 強 度 な い 電気炉 腐食 (5) 強 度 な い 避雷針 腐食

問 5 次の文書は, 電気設備技術基準 に基づく配線による他の配線等又は工作物への危険 の防止に関する記述である. 配線は, 他の配線, 弱電流電線等と接近し, 又は交さする場合は ( ア ) による感電又は ( イ ) のおそれがないように施設しなければならない. 配線は, 水道管, ガス管又はこれらに類するものと接近し, 又は交さする場合は, ( ウ ) に よりこれらの工作物を損傷するおそれがなく, かつ, ( エ ) 又は ( ウ ) によりこれらの工作物 を介して感電又は ( イ ) のおそれがないように施設しなければならない. 上記の記述中の空白箇所 ( ア ),( イ ),( ウ ) 及び ( エ ) に記入する語句として, 正しいものを組み合わ せたのは次のうちどれか. ( ア ) ( イ ) ( ウ ) ( エ ) (1) 誘 導 爆 発 混 触 漏 電 (2) 放 電 爆 発 混 触 誘 導 (3) 放 電 火 災 混 触 漏 電 (4) 混 触 爆 発 放 電 誘 導 (5) 混 触 火 災 放 電 漏 電

問 6 次の文章は, 電気設備技術基準 及び 電気設備技術基準の解釈 基づく高圧及び特別 高圧の電路の避雷器等の施設に関する記述である. 電気設備技術基準では, ( ア ) による電路に施設する電気設備の損壊を防止できるよう, 当該電路中次の各 号に掲げる箇所又はこれに近接する箇所には, 避雷器の施設その他の適切な措置を講じなければならない. ただ し, ( ア ) による当該電気設備の損壊のおそれがない場合は, この限りでない. 1. 発電所又は変電所若しくはこれに準ずる場所の ( イ ) 及び引出口 2. 架空電線路に接続する配電用変圧器であって, ( ウ ) の設置等の保安上の保護対策が施されているものの 高圧側及び特別高圧側 3. 高圧又は特別高圧の架空電線路から供給を受ける需要場所の ( エ ) としている. 電気設備技術基準の解釈では,3. について 高圧架空電線路から供給を受ける受電電力の容量が ( オ ) [kw] 以上の需要場所の ( エ ) に施設すること としている. 上記の記述中の空白箇所 ( ア ),( イ ),( ウ ),( エ ) 及び ( オ ) に記入する語句又は数値として, 正しい ものを組み合わせたのは次のうちどれか. ( ア ) ( イ ) ( ウ ) ( エ ) ( オ ) (1) 雷電流 引込口 過電流遮断器 架空電線引込口 300 (2) 雷電流 架空電線引込口 過負荷遮断器 引込口 500 (3) 雷電圧 引込口 過電流遮断器 架空電線引込口 150 (4) 雷電圧 架空電線引込口 過負荷遮断器 引込口 300 (5) 雷電圧 架空電線引込口 過電流遮断器 引込口 500

問 7 次の文章は, 電気設備技術基準 及び 電気設備技術基準の解釈 に基づくアークを生 ずる器具の施設に関する記述である. 電気設備技術基準では, 高圧又は特別高圧の開閉器, 遮断器, 避雷器その他これらに 類する器具であって, 動作時にアークを生ずるものは, 火災のおそれがないよう, 木製の壁 又は天井その他の可燃性の物から離して施設しなければならない. ただし, ( ア ) の物 で両者の間を隔離した場合は, この限りでない. としている. 電気設備技術基準の解釈では, 上記の 木製の壁又は天井その他の可燃性の物から離し て施設しなければならない. について, 高圧用のものにあっては ( イ ) m 以上, 特別 高圧用のものにあっては ( ウ ) m 以上( 使用電圧が35 kv 以下の特別高圧用の開閉 器等について, 動作時に生ずるアークの方向及び長さを火災が発生するおそれがないよう に制限した場合にあっては, ( エ ) m 以上) 離すこと. としている. 上記の記述中の空白箇所 ( ア ),( イ ),( ウ ) 及び ( エ ) に記入する語句又は数値として, 正しいものを 組み合わせたのは次のうちどれか. ( ア ) ( イ ) ( ウ ) ( エ ) ( ア ) ( イ ) ( ウ ) ( エ ) (1) 耐火性 0.5 1 0.5 (4) 不燃性 1 3 1.5 (2) 不燃性 0.5 2 1 (5) 難燃性 2 3 2 (3) 耐火性 1 2 1

問 8 次の文章は, 電気設備技術基準の解釈 に基づく接地工事に関する記述である. 不適切なものは次のうちどれか. (1) 特別高圧計器用変成器の2 次側電路にD 種接地工事を施した. (2) 一次電圧 6.6[kV], 二次電圧 210[V],Y- 結線の変圧器の低圧側の一端子にB 種接地工事を施した. (3) 高圧用の機械器具を人が触れるおそれがないように木柱の上に施設したので, その機械器具の金属製外箱にA 種接地工事を施すことを省略した. (4) 大地との問の電気抵抗値が2[Ω] 以下の値を保っている建物の鉄骨を接地極に使用して, 非接地式高圧電路に施設する機械器具の鉄台にA 種接地工事を施した. (5) D 種接地工事を施さなければならない低圧用の機械器具の金属製外箱と大地との間の電気抵抗値が100[Ω] 以下で,D 接地工事を施したものとみなされるので, 接地工事を施すことを省略した.

問 9 次の文章は, 電気設備技術基準の解釈 に基づく地中電線路に使用する地中箱に関す る記述である. (a) 地中箱は, 車両その他の重量物の圧力に耐える構造であること. (b) 爆発性又は ( ア ) のガスが侵入するおそれがある場所に設ける地中箱で, その大きさ 3 が ( イ ) [m ] 以上のものには, ( ウ ) その他ガスを放散させるための適当な装置を設け ること. (c) 地中箱のふたは, ( エ ) 以外の者が容易にあけることができないように施設すること. 上記の記述中の空白箇所 ( ア ),( イ ),( ウ ) 及び ( エ ) に記入する語句又は数値として, 正しいも のを組み合わせたのは次のうちどれか. ( ア ) ( イ ) ( ウ ) ( エ ) (1) 可燃性 1 循環装置管理者 (2) 燃焼性 1 通風装置取扱者 (3) 引火性 3 排気装置取扱者 (4) 燃焼性 3 循環装置管理者 (5) 可燃性 5 通風装置管理者

問 10 次の文章は, 高圧受電設備の絶縁協調の図り方に関する説明である.( 高圧受電設備 規程による.) 高圧受電設備における絶縁協調とは, 雷サージ ( ( ア ) ) に対し, 設備を構成する機器の 絶縁強度に見合った ( イ ) の避雷器を設置することにより絶縁破壊を防止することである. 絶縁設計の基本的考え方として, 絶縁設計の対象は, 常規電圧と常規電圧を超える過電圧 ( ( ウ ), 雷サージ等 ) に大別される. 常規電圧に対しては電路の絶縁が十分耐えること, 常規電圧と常規電圧を超える過電圧に対しては電路の絶縁レベルと雷サージの抑制効果と の協調により, ( エ ) が生じないようにすることを目的としている. 上記の記述中の空白箇所 ( ア ),( イ ),( ウ ) 及び ( エ ) に記入する語句として, 正しいものを組み合 わせたのは次のうちどれか. ( ア ) ( イ ) ( ウ ) ( エ ) (1) 誘導雷 放電電圧 誘導サージ 絶縁破壊事故 (2) 誘導雷 制限電圧 開閉サージ 絶縁破壊事故 (3) 誘導雷 定格電圧 誘導雷サージ 地絡事故 (4) 直撃雷 制限電圧 直撃雷サージ 地絡事故 (5) 直撃雷 放電電圧 電磁誘導サージ 放電事故

B 問題 ( 配点は問 11 及び問 12 の配点は 1 問題当たり (a)6 点 (b)7 点 計 13 点 問 13 は 問 11 1 問題当たり (a)7 点 (b)7 点 計 14 点 ) 公称電圧 22[kV] の電路に接続する変圧器巻線の絶縁耐力試験を 電気設備技術基準 の解釈 に基づき, 図のような機器配置によって行おうとする. この場合, 次の (a) 及び (b) に (2) 180 (3) 200 (5) ついて答えよ. (1) 170 190 (4) 210 (a) 電圧計 V 1 及び V2 の指示値 [V] の組み合わせとして, 正しいのはどれか. V1 の指示値 V2 の指示値 V1 の指示値 V2 の指示値 (1) 3,945 43.8 (4) 4,950 55.0 (2) 4,125 45.8 (5) 5,175 57.5 (3) 4,310 47.9 (b) 電流計 A2の値 [ma] として, 正しいのは次のうちどれか. ただし, 変圧器の一次側からみ た対地静電容量は0.02[μF] とする.

問 12 1 日の負荷持続曲線が下式で表される工場がある. この工場では自家発電設備から電力の供給を受け, 不足の電力を電力会社から受電し, 発電電力に余剰が生ずるときは電力系統に送電している. 自家発電設備の出力が10,000[kW] であった日における, 次の (a),(b) について答えよ. 負荷持続曲線 P=15000-400X ただし,P: 負荷電力 [kw],x: 時間 [h] (a) この工場の日負荷率 [%] として, 最も近いのは次のうちどれか. (1) 60 (2) 64 (3) 68 (4) 72 (5) 76 (b) この日の送電系統への送電電力量 [kwh] の値として, 最も近いのは次のうちどれか. (1) 25,000 (2) 25,500 (3) 26,000 (4) 26,500 (5) 27,000

問 13 定格容量 100 KV A, 鉄損 900 W 及び全負荷銅損 1.2 kw の変圧器がある. この変 圧器を 1 日のうち無負荷で 10 時間, 定格電流の 50[%]( 力率 1.0) で 6 時間, 定格電流 ( 力率 0.85) で 8 時間使用するときに, 次の (a) 及び (b) に答えよ. (a) この変圧器の 1 日の全損失電力量 [kw h] の値として, 正しいのは次のうちどれか. (1)80 (2)66 (3)55 (4)46 (5)33 (b) このときの全日効率 [%] の値として, 最も近いのは次のうちどれか. (1)60.5 (2)75.2 (3)80.5 (4)96.7 (5)99.3

第 3 種法規解答第 1 回 問 1 答 (4) 電気事業法第 39 条 技術基準の適合維持義務 1 号に基づき技術基準においては, 充電部の露出, 漏電等による感電防止, 漏電, せん絡, 短絡等による火災の防止, ダム決壊, 鉄塔倒壊, ボイラーの爆発, 他物の損傷防止, 放射性物質の漏えい等の防止を図るため, 各事業用電気工作物の材質, 構造, 防止装置等の基準が定められている. また, 事業用電気工作物に起因するばい煙等による公害についても, その防止を図るための基準が設けられている. 2 号に基づき, 技術基準においては, 事業用電気工作物に起因する他の電気的設備又は他の物件に対する誘導障害, 電波障害, 電食障害, 磁気観測障害等を防止するための基準が設けられている. 3 号は事業用電気工作物は, 一般的に電気事業者の電力系統と電気的に接続されているため, 事業用電気工作物の損壊事故が電気事業者の電力系統に波及し, 電気事業者の電気の供給に著しい支障が生じることを防止するため, 技術基準においては過電流, 地絡遮断器の設置等の電気工作物の損壊事故に伴う波及事故を防止するための基準を設けるべきことを定めている.

問 2 答 (2) 電気関係報告規則第 3 条第 2 項 自家用電気工作物を設置する者の電気事故報告 ( 主なもの ) 事故 速報 詳報 報告先 感電又は破損事故若しくは電気工作物の誤操作若 事故の発生 しくは電気工作物を操作しないことにより人が死傷し を知った時事故の発生 所轄産業 た事故 ( 死亡又は病院若しくは診療所に治療のため から48 時間を知った日保安監督 入院した場合に限る.) 以内可能なから起算し部長 電気火災事故 ( 工作物にあつては その半焼以上 限り速やかて30 日以内 の場合に限る.) に 一般電気事業者の一般電気事業の用に供する電 気工作物又は特定電気事業者の特定電気事業の用 事故の発生事故の発生 に供する電気工作物と電気的に接続されている電圧 を知った時を知った日 所轄産業 3,000V 以上の自家用電気工作物の破損事故又は自 から48 時間から起算し保安監督 家用電気工作物の誤操作若しくは自家用電気工作物 以内可能なて30 日以内 部長 を操作しないことにより一般電気事業者又は特定電気 限り速やか 事業者に供給支障を発生させた事故 ( 第三号に掲げるものを除く ) に

問 3 答 (1) 電技省令第 28 条 電線の混触の防止 電線路の電線, 電力保安通信線又は電車線等は, 他の電線又は弱電流電線等と接近し, 若しくは交さする場合又は同一支持物に施設する場合には, 他の電線又は弱電流電線等を損傷するおそれがなく, かつ, 接触, 断線等によって生じる混触による感電又は火災のおそれがないように施設しなければならない.

問 4 答 (4) a: 電技省令第 57 条 配線の使用電線 第 1 項 1. 配線の使用電線 ( 裸電線及び特別高圧で使用する接触電線を除く.) には, 感電又は火災のおそれがないよう, 施設場所の状況及び電圧に応じ, 使用上十分な強度及び絶縁性能を有するものでなければならない. 2. 配線には, 裸電線を使用してはならない. ただし, 施設場所の状況及び電圧に応じ, 使用上十分な強度を有し, かつ, 絶縁性がないことを考慮して, 配線が感電又は火災のおそれがないように施設する場合は, この限りでない. 3. 特別高圧の配線には, 接触電線を使用してはならない. b: 解釈第 163 条 裸電線の使用制限

問 5 答 (5) 電技省令第 62 条 配線による他の配線等又は工作物への危険の防止 1. 配線は, 他の配線, 弱電流電線等と接近し, 又は交さする場合は, 混触による感電又は火災のおそれがないように施設しなければならない. 2 配線は, 水道管, ガス管又はこれらに類するものと接近し, 又は交さする場合は, 放電によりこれらの工作物を損傷するおそれがなく, かつ, 漏電又は放電によりこれらの工作物を介して感電又は火災のおそれがないように施設しなければならない.

問 6 答 (5) 電技省令第 49 条 高圧及び特別高圧の電路の避雷器の施設 雷電圧による電路に施設する電気設備の損壊を防止できるよう, 当該電路中次の各号に掲げる箇所又はこれに近接する箇所には, 避雷器の施設その他の適切な措置を講じなければならない. ただし, 雷電圧による当該電気設備の損壊のおそれがない場合は, この限りでない. 一発電所又は変電所若しくはこれに準ずる場所の架空電線引込口及び引出口二架空電線路に接続する配電用変圧器であって, 過電流遮断器の設置等の保安上の保護対策が施されているものの高圧側及び特別高圧側三高圧又は特別高圧の架空電線路から供給を受ける需要場所の引込口 解釈第 41 条 避雷器の施設 高圧及び特別高圧の電路中の各号に掲げる箇所又はこれに近接する箇所には, 避雷器を施設すること. (1) 発電所又は変電所若しくはこれに準ずる場所の架空電線引込口及び引出口 (2) 架空電線路に接続する特別高圧配電用変圧器の高圧側及び特別高圧側 (3) 高圧架空電線路から供給を受ける受電電力の容量が500[kW] 以上の需要場所の引込口 (4) 特別高圧架空電線路から供給を受ける需要場所の引込口

問 7 答 (3) 電技省令第 9 条第 2 項, 電技解釈第 36 条電気設備技術基準第 9 条第 2 項で, 高圧又は特別高圧の開閉器, 遮断器, 避雷器その他これらに類する器具であって, 動作時にアークを生ずるものは, 火災のおそれがないよう, 木製の壁又は天井その他の可燃性の物から離して施設しなければならない. ただし, 耐火性の物で両者の間を隔離した場合は, この限りでない. と規定されているのを受けて, 電気設備技術基準の解釈第 36 条では, 高圧用又は特別高圧用の開閉器, 遮断器, 避雷器その他これらに類する器具 ( 以下 開閉器等 という ) であって, 動作時にアークを生ずるものは, 木製の壁又は天井その他の可燃性の物から, 高圧用のものにあっては1[m] 以上, 特別高圧用のものにあっては2[m] 以上 ( 使用電圧が35,000 Ⅴ 以下の特別高圧用の開閉器等について, 動作時に生ずるアークの方向及び長さを火災が発生するおそれがないように制限した場合にあっては,1[m] 以上 ) 離すこと. と規定している.

問 8 答 (1) (1) 電技解釈第 27 条 計器用変成器の2 次側電路の接地 D 種 A 種 (2) 電技解釈第 24 条 高圧又は特別高圧と低圧の混触による危険防止施設 (3) 電技解釈第 29 条 機械器具の鉄台及び外箱の接地 (4) 電技解釈第 27 条 水道管等の接地極 (5) 電技解釈第 21 条 D 種接地工事等の特例

問 9 答 (2) 電技解釈第 135 条 地中箱の施設 (a): 地中箱 ( マンホ-ル, ハンドホールなど ) は, 地中電線路の一部であるから, 管路式地中電線路と同様に, 車両その他の重量物の圧力に耐える強度を有していなければならない. 3 (b): 爆発性又は燃焼性のガスが侵入するおそれがある地中箱で, その大きさが1[m ] 以上のものは, 作業するときにガスの放散が遅いので通風装置その他ガスを放散させるための適当な装置を設けることを定めている. (c): 地中箱のふたを取扱者以外の者が容易にあけることができると危険であるので, ふたをあけるのに特殊な道具を必要とするようにするとか, ふたの重量を重くするなどして, 容易にあけることができないように施設することを定めている.

問 10 答 (2) 高圧受電設備規程 第 2 編第 2 章絶縁強調 1. 絶縁協調とは高圧受電設備における絶縁協調とは, 雷サージ ( 誘導雷 ) に対し, 設備を構成する機器の絶縁強度に見合った制限電圧の避雷器を設置することにより絶縁破壊を防止することである. 2. 雷サージ絶縁協調絶縁設計の対象は,(a) 常規電圧と (b) 常規電圧を超える過電圧 ( 開閉サージ, 雷サージ等 ) に大別される.(a) に対しては電路の絶縁が十分耐えること,(b) に対しては電路の絶縁レベルとサージの抑制効果との協調により, 絶縁破壊事故が生じないようにすることを目的としている.

問 11 答 (a)=(3) (b)=(2) (a) 6.6[kV] 側に加える電圧 V1は,6.6kV 側は並列で,22kV 側は直列であるから, 変圧比は V2の指示値は, 計器用変圧器 VTの変圧比 から, (b) A2の指示値は,0.02[μF] に50[Hz] の試験電圧 Vt が加わったときの充電電流であるから, -6 A2=2πfCVt=2 π 50 0.02 10 28750=0.0575π 0.180[A]=180[mA]

問 12 答 (a)=(3) (b)=(4) P=15000-400Xの負荷持続曲線は図のようになる. (a) 負荷の最大電力 Pmは,X=0のときで, P m=15000[kw] 負荷の最小電力 P0は,X=24のときで, P 0=15000-400 24=5400[kW] この日の平均電力は, 図の曲線から (b) 自家発電の出力が10000[kW] であるから, 負荷が10000[kW] 以下となった時間から電力系統へ逆送することが可能となる. 負荷が10000[kW] となる時刻は, 求める逆送電力量 Wは, 図の斜線部分の面積で表されるから,

問 13 答 (a)=(5) (b)=(4) (a) この変圧器の1 日の全損失電力量 W は, 2 W =0.9 24+0.5 1.2 6+1.2 8=33 kwh (b) この変圧器の1 日の出力電力量 W0は, W0=100 0.5 6+100 0.85 8=980 kw h 980 全日効率 ηd = 100 96.7[%] 980+33