平成 23 年度携帯電話の利用についての実態把握調査概要 1 児童生徒対象調査 1 携帯電話の所持 所持率は学年が進むにつれて高くなり 中学校 1 年生 2 人に1 人 (55.3%) 高校 1 年生で10 人に9 人の割合 (94.8%) になっている 小学校 6 年生から中学校 1 年生 (22.7 ポイント増 ) 中学校 3 年生から高校 1 年生 (28.1 ポイント増 ) と 校種が変わる段階の所持率の増加が著しい ( 参考 : 中学校 1 年生 中学校 3 年生 11.4%) また 男女別に見ると 全体として女子が男子より所持率が高い 所持率は学年が進むにつれて高くなり 中学校 1 年生で 5 割 高校 1 年生で 9 割となる 男女別では女子が男子より高い 2 携帯電話所持の時期 携帯電話を所持する時期について 小学校 1 年生時の所持率 を比較 男女別に見ると 女子が所持する時期が早い ( 現小学校 6 年生の小学校 1 年生時の所持率 :4.8% 同様に現小学校 4 年生 :7.3% 同様に現小学校 2 年生 :12.2%) 所持する時期は近年低年齢化し 特に女子が男子より早い 以降は 断りのない限り携帯電話所持者に対する割合を表す 3 携帯電話を持っていない理由 全学年において 女子は男子より 自分は欲しいが親が必要ない の回答率が高い 逆に男子の 4 割は 必要を感じない と回答している ( 男子 42.1% 女子 24.9%) 女子は 保護者の許可を得られないため所持していないとの回答が多い 男子は 自分が必要としていないためとの回答が多い 4 携帯電話を持った理由 小学校 2 年生では 親 ( 保護者 ) から勧められたから との理由が約半数を占める (48.4%) 中学校 1 年生では 友達が持っているから との理由が 小学校 6 年生に比べてほぼ倍となる (9.3% 21.9%) 中学校 1 年生以上では 選択肢にあてはまらない所持理由がいずれの学年でも 1 位となっている ( 支援学校を除く ) 小学校低学年では 保護者が勧めて持たせる傾向が顕著である 中学生以上では 友人が持っているからとの理由が小学生と比較して約 3 倍となる
5 携帯電話の利便性 小学校 4 年生以上の学年で 90% 以上が とてもそう思う まあまあそう思う と回答している あまり思わない 負担に思う( 小学校 2 年生 小学校 4 年生わからない ) との回答は 小学校 2 年生でもっとも多く (13.5%) 中学校以上では平均して 5% 以下となっている ( 支援学校を除く ) 小学校 4 年生以上では 9 割以上が 便利 と感じている 6 便利と思う理由 ( 対象 : 前問で とてもそう思う まあまあそう思う と回答した児童生徒 ) 急いでいるとき いつでもどこでも 連絡をとる手段として便利と感じているとの回答が 小学校 6 年生以降で 70% 前後を占める また 日常生活に便利な機能が使える との回答が いずれの学年でも 30% 前後を占める ( 全体平均 :33.2%) 気軽に家族や友人等とコミュニケーションがとれる との回答は 中学生がもっとも多い回答になっている ( 中学校 1 年生 26.6% 中学校 3 年生 30.3% 全体平均 23.1%) 知りたいことをすぐに調べることができる との回答は 中学校 3 年生で増加し (26.3%) 高校 3 年生でもっとも高くなる (48.2%) 緊急や普段の連絡に便利 と感じているが 7 割 中学校 3 年生以降では 知りたいことをすぐに調 べられる が増加 中学生では 友人等とのコミュニケーション を重視する傾向がある 7 よく使う機能 通話 の利用については 中学生から現象傾向 ( 小学校 6 年生 72.6% 中学校 1 年生 53.4% 高校 1 年生 46.4%) メール の利用については 小学校 6 年生より増加し (78.0%) 中学生が最も率が高い (91.2%) ネット サイト の利用については 中学校 3 年生で急激に増加し (35.7%) 高校 1 年生では さらに増加する (59.1%) よく使う機能は 学年の進行につれて 通話からメールに変化 中学校 3 年生以降は ネット サイ ト も急増 8 一日の携帯電話使用時間 3 時間以上 の回答は中学校 1 年生で7 人に1 人と大幅に増加 (13.5%) し 高校 1 年生では 3 人に1 人の割合 (34.2%) となっている 中学校 1 年生から徐々に高い率にあり 特に女子は高校 1 年生で急増している ( 中学校 3 年生 23.3% 高校 1 年生 44.6%) 使用時間 3 時間以上 が中学校 1 年生以降で増加し 高校 1 年生では 3 人に 1 人 特に女子でその傾向が顕著
9 一日のメールの回数 送信回数は 学年が進むにつれて増加している 51 回以上 と回答している児童生徒は 中学 校 1 年生で大きく増加している ( 小 6 1.5% 中 1 8.5%) 1 日のメール回数が多い生徒が中学校 1 年生から高校 1 年生にかけて増加 10 一日のメール送信人数 1 日のメール送信人数が 6 人 ~10 人 である児童生徒は 中学校 1 年生でもっとも多い (14.7%)( 支援学校を除く ) 1 日のメール送信相手の人数が 1 人 ~5 人 の割合が 全学年を通じてもっとも多い ( 全体平均 80.9%) 11 主なメール相手 小学校では 家族やしんせき が最も高い割合を占め ( 小学校 4 年生 79.9% 小学校 6 年生 78.8%) 中学校以上では 同じ学校の人 (88.8%) が最も高くなる また 高校では 同じ学校の人 が最も高いが 他の学校の人 の割合も増加する (51.5%) ネット サイトで知り合った人 については 中学校 3 年生で増加し (6.0%) 高校 1 年生でもっとも高い率になっている (10.4%) 主なメール相手は小学校 6 年生以降で 同じ学校の人 が最も多い ネット サイトで知り合った人 の割合は 中学生から高校生にかけて増加 12 ネットで知り合った相手と実際に会ったことがある人数 ネット サイトで知り合った人 とメールをやりとりする児童生徒のうち 実際にその人と会ったことのある児童生徒の割合は 中学校 3 年生以降急増する ( 中学校 3 年生で 59.3% 高校 3 年生では 77.4%) また 6 人以上に直接会ったことがある児童生徒は小学校 6 年生と高校 3 年生で 3 人に1 人となっている ( 小学校 6 年生 33.3% 高校 3 年生 34.8%) ネット サイトで知り合った人とメールをする人 のうち 実際に会ったことがあるのは 中学校 3 年生で 5 割超 高校 3 年生では 7 割超 13 メールをよく使う時 場所 学校の授業中 については 小学生及び中学生は極めて低い率になっている( 小学校 6 年生 0.2% 中学生 1.2%) が 高校生では増加している ( 高校生 9.1%) 同様に 学校の休憩時間 放課後の使用率も高校で大幅に増加している ( 中学生 2.3% 高校生 35.5%) 全体で約 5 割が 自宅 学校以外 となる
14 メールへの返信時間 3 分以内に返信する については 小学生が高い率を示しており 学年が進むにつれて減尐す る ( 小学生平均 15.9% 中学生 12.4% 高校生 7.8%) 友だちからのメールには 低学年ほど速く返信する傾向がある 15 よく見たり利用するサイト等 どれも見たことがない については 学年が進むにつれて徐々に減尐している ( 支援学校を除く ) ブログ 動画サイト については 中学校 3 年生で大幅に増加し 高校生で ブログ 49.9% 動画サイト 32.9% となる 男女別に見ると 男子は ネットゲーム 女子は ブログ の率が高く いずれもそれぞれ2 倍以上の差がある ( ネットゲーム : 男子 22.0% 女子 10.7% ブログ: 男子 17.5% 女子 37.9%) 調べ物 は学年が進むに連れて増加し 高校 3 年生で約 7 割となる ブログ の利用 閲覧は 中学校 3 年生で大幅に増加する 男子はネットゲーム 女子はブログの割合が多い 16 被害体験の有無 ある と回答している児童生徒は 携帯電話所持者のうち 小学校 6 年生で6 人に1 人 (17.4%) 中学校 1 年生が最も高い率になっている (31.8%) ある について男女別に見ると全学年で女子が男子より多く 中学校 1 年生でもっとも高い率になっている ( 中学生 39.2%) 被害体験ありの割合は中学生が最も高く 3 割となる 17 被害の発信手段 チェーンメール による被害は いずれの学年も多く 中学校 1 年生が最も高い率になっている (79.0%) 心当たりの無い使用料金の請求 公告などの迷惑メール による被害は中学校 3 年生から増加し 高校 3 年生がもっとも高い率になっている ( 請求 25.0% 公告 45.7%) 小学校 4 年生では 選択肢以外の被害内容がもっとも高くなっている (29.6%) 被害内容でもっとも多いのは チェーンメール 架空請求 迷惑メールの被害は 学年が進むにつれて高くなる 18 相談相手 小学生の相談相手で最も多いのは 保護者 ( 小学校 4 年生 57.7%) で 高校生は 友人 が高い率になっている ( 高校生 37.0%) 学校の先生 への相談については いずれの学年も尐ない ( 全体平均 :3.2%) 誰にも相談しなかった と回答している児童生徒の割合は 学年が進むにつれて増加し 特に
中学校 1 年生で大きく増加し (25.1%) 高校生では被害体験があると回答している生徒の 3 人に 1 人となっている ( 高校生 32.9%) 相談相手は 高校 1 年生で保護者から友人にシフトし 小学校 6 年生以降 誰にも相談しなかった は 高校 3 年生で 3 割を超える 学校の先生へ相談はいずれの学年でも尐ない 19 相談しなかった理由 自分で何とかできると思った が 中学校 3 年生以降最も多い ( 高校 3 年生で 21.6%) 男女別では 中学生以降は男子が 自分でなんとかできると思った との回答が徐々に増加している 選択肢以外の理由で相談しなかった割合は いずれの学年も1 位から2 位を占める 学年が進むにつれて 自分で何とかできる との理由で相談しない割合が高くなる 20 加害体験の有無 人の嫌がること ( 加害 ) をしたことがある児童生徒は 携帯電話所持者の 6.0% で 被害経験のある児童生徒数のおよそ4 分の1に相当する 加害体験がある と回答している児童生徒の割合は 小学校から中学校へ進む段階でほぼ倍になり 中学校全体と高校全体ではほぼ同比率である ( 小学校平均 3.2% 中学校平均 6.6% 高校平均 6.8%) 被害体験と比べると男女差は尐ない 加害体験のある割合は 小学校から中学校へ進む段階で大幅に増加する 21 加害の発信手段 加害体験があると回答している児童生徒のうち 掲示板やブログに悪口を書いた については 高校 3 年生で最も高い率になる (56.4%) メールで悪口などを送った については 小学校 4 年生から多く (65.0%) 小学校 6 年生が最も高い率になっている (70.6%) チェーンメールを送った については 小学校 6 年生で急増し (29.4%) 中学校 1 年生で最も高い率になる (56.4%) 加害の内訳は メールやチェーンメールが多い他 中学校 3 年生以降では 掲示板 ブログ による ものが急増 22 加害の理由 悪気はなかった (21.3%) 自分がされた仕返し (21.6%) が いずれの学年も多い 面白かったから については 中学校 3 年生から大きく増加し (23.7%) 高校 3 年生がもっとも高い率になっている (25.6%)
中学生以降 むしゃくしゃしていたから との理由が徐々に増加 ( 支援学校を除く ) 加害の理由としての 悪気はなかった 自分がされた仕返し が いずれの学年でも上位を占める 23 知人の被害を見たことの有無 知り合いの被害を見た ことのある児童生徒は 中学校 3 年生 (15.9%) では 中学校 1 年生 (4.7%) の約 3 倍に相当する 知人の被害を見たことのある児童生徒は 中学校 1 年生から中学校 3 年生で急増 24 知人の被害を見たときの対応 知り合いの被害を見た ことのある児童生徒のうち 保護者や先生など大人に知らせた児童生徒は 小学校 6 年生でもっとも多く (22.2%) 中学校以上では約 5% となる 何もしなかった 児童生徒は 全学年で4 割 ~5 割を占める 大人に知らせた 割合は 学年が進むにつれて減尐 何もしなかった 割合は 全体で約 5 割を占める 25 もし知人の被害を見たときの対応 1 本人に知らせる 2 保護者や先生など大人に知らせる と 何らかの手段で行動をとると回答している児童生徒は 小学校 6 年生が最も高い率で 5 人に3 人 (67.7%) となっており 中学校 3 年生で大きく減尐し 4 人に1 人 (25.7%) になっている 5 何もしない 6わからない と 行動をとらないと回答している児童生徒は 中学校 3 年生で急増し (38.5%) 高校 3 年生が最も高い率 (42.6%) になっている 本人や大人に知らせる等の行動を起こすとの回答は 学年が進むにつれて減尐 何もしない わからない との回答は 学年が進むにつれて増加 男女別では 顕著な差は見られない 26 削除依頼ができることの知識の有無 知っている と回答している児童生徒の割合は 学年が進むにつれて増加している ( 小学校 6 年生 :20.1% 中学生:32.3% 高校生:53.7%) 男女別では いずれの学年も女子の 知っている 率が高い ( 支援学校を除く ) 学年が進むにつれ 知っている 割合が増加 27 フィルタリングサービスについて 知っていて利用している と回答している児童生徒は 全体の 3 割である
知っていて利用していない と回答している児童生徒は 学年が進むにつれて増加し 特に高 校 1 年生 (40.4%) で著しく増加する 知らない と回答している児童生徒は 学年が進むにつれて減尐する フィルタリングサービスを知っていて利用していない割合は 高校 1 年生で著しく増加 28 フィルタリングサービスを知っていて利用しない理由 中学校 3 年生以上の学年では 音楽のダウンロードが不便 見たいホームページが見られない ブログやプロフが利用できない との理由が高い割合を占めている 小学校 6 年生から中学校 1 年生では 理由はない その他 ( 選択肢以外の理由 ) が 1 位 2 位を占めている 音楽のダウンロードが不便 ホームページが見られない 等の理由によりフィルタリングサービ スを利用しない児童生徒が多い 29 家庭での約束 携帯電話の使用に関する家庭での約束については 10 約束していない が小学校 6 年生以降増加し続け 高校 3 年生では2 人に1 人の割合となっている ( 中学校 3 年生 24.9% 高校 3 年生 48.9%)( 支援学校を除く ) 被害に巻き込まれない観点から 4 知らない人からのメールに返信しない との回答は 小学校 6 年生で最も高く (46.5%) 中学校 3 年生では半減し (19.2%) 高校生ではさらに減尐する( 高校 3 年生 :6.5%) 一方加害行為を行わない観点から 5 他の人が傷つくようなメールをしない についても同様の傾向が見られる ( 小学校 6 年生 :31.6% 中学校 3 年生 :12.8% 高校 3 年生 3.8%) 8 学校の規則を守る については 小学校 4 年生が最も多く (18.2%) 学年が進むごとに減尐し続ける ( 中学校 3 年生 :13.4% 高校 3 年生 :3.5%) 1 使用料金 は 小学校 6 年生以降で ほぼ 30% 前後の割合になっているが これに対して 2 使用時間帯 (7.9%) 及び 3 使用場所 (3.6%) の約束は尐ない 小学校 6 年生以降 家庭で 約束していない が増加し 高校 3 年生では約 5 割となる 30 料金の支払い 小中学生については 90% 以上の児童生徒が料金の支払いは 保護者 と回答している 高校生では 1 自分 で支払うと回答している生徒の割合が増える ( 高校生 21.7%) 料金の支払者は小中学生は ほとんどが保護者 高校生では約 2 割が自分で支払っている 31 使用料 小学校 6 年生は半数以上が 5 使用料は知らない と回答している (54.3%) いずれの学年においても 430,000 円以上 かかると1% 前後の児童生徒が回答している ( 中学生 1.0% 高校生 1.1%)
高校生では 約 1 割が 10,000 円 ~30,000 円 との回答 32 危険性の学習について いずれの学年でも 1 学校で教えてもらった との回答が最も多い (44.4%) 2 親 ( 保護者 ) から教えてもらった は学年が進むにつれて減尐している ( 小学校 6 年生 37.8% 高校 3 年生 11.3%) 全学年において 学校で危険性について教わる割合が最も高い 33 学校生活の相談について いずれの学年においても 1 直接会って相談 が最も高い率となっている (69.4%) また 5 人に1 人は 2 電話で相談 と回答している (22.0%) 男女別では 女子で メールで相談 の率が高い 全学年において 直接会って相談 が最も高い割合を占めている 34 一日の勉強時間 ( 対象 : 携帯所持者 ) 一日 31 時間 ~1 時間 30 分 勉強している児童生徒は小学生が最も多く 次いで中学生 高校 生の順である 全体で 0~30 分 が 3 割超であり 30 分 ~1 時間 の児童生徒と 2 時間以上 の児童生 徒が 同割合である 35 一日の勉強時間 ( 対象 : 携帯非所持者 ) 一日 1 時間以上勉強している児童生徒は小学生が最も多く 次いで中学生 高校生の順である 全体で 2 時間以上 の児童生徒は 0~30 分 の児童生徒の 2 倍である
2 保護者対象調査 小学校 6 年生の保護者は 小 6 保護者 中学校 3 年生の保護者は 中 3 保護者 と略して表す 1 携帯を持たせているか 小 6 保護者は 4 人に 1 人 中 3 保護者は 3 人に 2 人が 子どもに携帯電話を 持たせている と回答している 子どもに携帯電話を持たせている保護者は小学校 6 年生で 4 人に 1 人 中学校 3 年生で 3 人に 2 人 以降は 断りのない限り 子どもに携帯電話を持たせている保護者に対する割合を表す 2 所持させている理由 小 6 保護者は 携帯電話を持たせている理由として 1 位が 通常及び緊急の連絡手段のため で 93.4% 2 位が 防犯のため で 45.6% となっている 中 3 保護者は 1 位が小 6 保護者と同様に 通常及び緊急の連絡手段のため で 89.7% 2 位が 子どもの希望が強いから で 36.0% となっている 所持させている理由は 子どもの学年が進むにつれて 緊急時のため から 子どもの希望 にシ フトする 3 保護者から見たよく使っていると思う機能 小 6 保護者は よく使っている機能として最も多く選んでいるのが 2メール (81.3%) 次いで 1 通話 (78.8%) 4カメラ (56.0%) 6テレビ 7 音楽 (5.6%) の順になっている これは 小学校 6 年生児童がよく使う機能として選んでいる順位と合致する ( 小学校 6 年生児童 : メール 78.0% 通話 72.6% カメラ 38.9% テレビ 11.2% 音楽 8.3%) 中 3 保護者では 最も多いのが 2メール (95.1%) 次いで 通話 (45.4%) カメラ (32.9%) ネット サイト (26.1%) となっている 中学校 3 年生の回答と比較すると ネット サイト については 選択する順位に違いがある ( 中学校 3 年生生徒 : メール 91.7% 通話 49.6% ネット サイト 35.7% カメラ 21.8%) 学年が進むにつれ 保護者の思う 子どもがよく使う機能 と 児童生徒の よく使う機能 に相 違が増える 4 保護者から見た子どものメール相手 小学生と中学生ではメール相手が 家族 と 同じ学校の人 が入れ替わっていることを把握しているが 両学年ともに ネット サイトで知り合った人 については率に差がある ( 小 6 保護者 0.2% 小学校 6 年生児童 1.5% 中 3 保護者 2.5% 中学校 3 年生生徒 6.0%) 小学校 6 年生 中学校 3 年生とも メール相手が ネット サイトで知り合った人 の割合は保護者の予想より高い
5 保護者の把握している被害体験の有無 小 6 保護者で 子どもがいやな経験をしたことが 1ある との回答は 14.3% となっており 小学校 6 年生児童調査と比較すると 3.1 ポイント低い 逆に 中 3 保護者では ある との回答が 22.6% となっており 中学校 3 年生調査と比較すると 0.9 ポイント高い 被害体験を把握している保護者は小学校 6 年生で 14.3% 中学校 3 年生で 22.6% 6 児童生徒の被害の発信手段 ( 対象 : 被害体験が ある と回答した保護者 ) 小 6 保護者は 被害の発信手段として チェーンメール が 44.6% と最も多く 次いで メールでの悪口 で 37.8% となっており 小学校 6 年生児童調査と比較すると 同様の傾向になっている 中 3 保護者は 最も多いのが チェーンメール で 62.3% 次いで 迷惑メールが頻繁に届く で 33.6% 中学校 3 年生と比較すると同様の傾向になっている 児童生徒の受けた被害内容と 保護者の把握している被害内容の割合は 合致している 7 保護者の相談相手 ( 対象 : 被害体験が ある と回答した保護者 ) 1 自分の家族 知人等 への相談が いずれの学年 児童生徒の性別とも 約半数を占め 1 位である 6 誰にも相談しなかった が いずれの学年 性別とも 2 位でありほぼ 2 割を占めている 自分の家族 友人等 が約半数 誰にも相談しなかった は 約 4 分の 1 8 児童生徒に携帯電話を持たせていない理由 ( 対象 : 持たせていない と回答した保護者) 1 特に必要を感じない が 全学年 性別ともに約 8 割を占める 3トラブルに巻き込まれる心配がある 7 利用料金が負担になる が 全学年 性別ともに ほぼ同率で 2 位となっている 児童生徒に携帯電話を持たせる必要性を感じていない保護者が 8 割超 9 フィルタリングサービスについて ( 対象 : 全ての保護者 ) 小 6 保護者は 5 人に4 人 (87.5%) がフィルタリングサービスを 1 知っている と回答しており 小学校 6 年生児童調査と比較すると 保護者調査が 46.0 ポイント高い ( 小学校 6 年生 41.5%) 中 3 保護者は 同様に4 人に3 人 (89.7%) がフィルタリングサービスを 1 知っている と回答しており 中学校 3 年生調査と比較すると 保護者調査が 21.6 ポイント高い ( 中学生 68.1%) 約 8 割の保護者がフィルタリングサービスを知っている (2 割が知らない )
10 フィルタリングサービスの利用 小 6 保護者は フィルタリングサービスについて 1 利用している との回答が最も多く 66.4% となっている 中 3 保護者は 同様に 1 利用している との回答が最も多く 60.1% となっている 小 6 保護者 中 3 保護者とも 約 6 割がフィルタリングサービスを利用している 11 フィルタリングサービスを利用しない理由 ( 対象 : 前問でフィルタリングサービスを 利用していない と回答した保護者 ) 小 6 保護者は フィルタリングサービスを利用しない理由として 1 必要ないと保護者が判断した との回答が 43.7% と最も多く 次が 5 特に理由はない で 21.8% となっている 中 3 保護者は 同様に 1 必要ないと保護者が判断した との回答が 49.3% と最も多く 次が 5 特に理由はない で 18.3% となっている 小 6 保護者 中 3 保護者とも フィルタリングサービスを利用しない理由でもっとも多いものは 保護者が必要ないと判断した である 12 家庭での約束 家庭での携帯電話の使用に関するルールの約束について 小 6 保護者は 10 約束していない との回答が 3.7% で 小学校 6 年生児童調査と比較すると 19.5 ポイント低い 同様に 中 3 保護者は 10 約束していない との回答が 4.9% で 中学校 3 年生生徒調査と比較すると 20.0 ポイント低い 家庭での約束で 約束していない は児童生徒の意識と大きく離れている 13 青尐年健全育成条例の認識 ( 対象 : 全ての保護者 ) 大阪府青尐年健全育成条例におけるフィルタリングの記載を 1 知っている と回答した保護 者は 小学校 6 年生で 51.4% 中学校 3 年生で 48.4% になっている 青尐年健全育成条例を知っているのは 小学校 6 年生 中学校 3 年生とも約 5 割 14 危険性の学習について ( 対象 : 全ての保護者 ) 小 6 保護者では 6テレビや本 雑誌などで知った が半数を占めている 中 3 保護者では 2 学校からの配布資料で知った が半数となる 8 特に教えてもらったり学んだりしたことはない が 全学年 性別とも 20% 近くあり 3 公共の講座等に参加して学んだ が いずれの学年 性別とも約 2% であることから 危険性について主体的に学習しようとする保護者が尐ないことが伺える 危険性の学習について 全体で約 2 割の保護者が 学習したことはない との回答
3 学校対象調査 1 携帯所持の実態把握 児童生徒の携帯電話所持の実態 について 1 学校で把握している と回答している学校の割合は 支援学校が最も多く 60.0% 中学校で 36.6% となっている また 2 学校で把握していない との回答は高校が最も多く 76.6% 小学校で 71.7% となっている 児童生徒の携帯電話所持の状況について把握しているのは 支援学校がもっとも多く 6 割 次いで 中学校 小学校 高校の順である 2 実態把握の方法 ( 対象 : 前問で 学校で把握している と回答した学校 ) 把握方法としては 1 アンケートを実施する との回答が最も多く 特に中学校では 80.0% を 占める ( 支援学校を除く ) 学校で携帯電話の所持について把握する方法は 中学校では 8 割がアンケートを行っている 3 被害事案の有無 被害事案が あった との回答は 中学校が 71.3% と最も多く 高校 45.5% 支援学校 26.7% 小学校 17.3% の順になっている 中学校では 被害事案ありの回答が 7 割 4 被害事案の把握件数 ( 対象 : 前問で あった と回答した学校 ) 被害事案の件数について 11~5 件 との回答が 小学校が 93.0% ともっとも高く 次いで 高校が 90.0% 支援学校が 87.5% 中学校 88.8% の順となっている いずれの学校も 被害事案件数は 1~5 件 が最も多い 31 件以上 は 全体で 0.3% である 5 被害事案の内容 ( 対象 : 被害事案が あった と回答した学校 ) 中学校では 1 悪口やいやなことを掲示板やブログなどに書かれた との回答が 69.4% と最も多く 高校でも 74.3% となっている 小学校では 2 悪口などをいやなことをメールで送られた との回答が 57.0% と最も多く 支援学校でも 75.0% となっている 中学校 高校では 約 7 割が 掲示板やブログ によるもので 小学校 支援学校では約 5 割超が メールによるものである
6 児童生徒への指導の有無 実施している との回答は 中学校が 95.8% と最も多く 高校 88.4% 小学校 78.9% 支援学 校 70.0% の順になっている 児童生徒への指導は ほとんどの中学校で行われており 次いで高校 小学校 支援学校の順であ る 7 指導内容 ( 対象 : 指導を 実施している と回答した学校 ) いずれの学校でも 2 学年等で必要と判断した際に学年集会等で教職員が指導をしている との回答がもっとも多い 同様に いずれの学校でも 3 学級で必要と判断した際に 担任が指導をしている との回答が 2に次いで2 位となっている 全体で 学内で必要と判断した際に教職員等が指導をしている学校が半数を超える 外部からの講演会等の実施は 中学校で最も多く 4 割が実施している
4 クロス集計等分析結果概要 依存傾向と分類について 依存傾向と分類については 携帯電話への接触の多い児童生徒を 依存傾向 が高いとし 児童生徒用調査項目の設問 (6) 一日の携帯電話の使用時間 の長さ 設問(7) 一日のメールの送信回数 の多さ 設問 (8) メールへの返信時間 の短さの3つの観点を点数化して合算し 高位層 中位層 低位層 に分類し クロス集計をすることとした 依存傾向低位層 合計点 1~5 点 依存傾向中位層 合計点 6~10 点 依存傾向高位層 合計点 11~15 点 設問 (6) 一日の携帯電話の使用時間 1 点 : 0 分 ~5 分 2 点 : 5 分 ~30 分 3 点 : 30 分 ~1 時間 4 点 : 1 時間 ~3 時間 5 点 : 3 時間以上 設問 (7) 1 日のメールの送信回数 0 点 : 0 回 ~10 回 1 点 : 11 回 ~20 回 2 点 : 21 回 ~30 回 3 点 : 31 回 ~50 回 4 点 : 51 回 ~100 回 5 点 : 101 回以上 設問 (8) メールへの返信時間 0 点 : 時間は気にしない その日のうちに 1 点 : 1 時間 2 点 : 30 分 3 点 : 10 分 4 点 : 5 分 5 点 : 3 分 調査分析結果考察 児童生徒調査クロス集計 1 依存傾向に関して (1)~(6) 高い児童生徒ほど 学習時間が短い 高い児童生徒ほど 被害に遭いやすい 高い児童生徒ほど 加害を行いやすい 高い児童生徒ほど 掲示板 ブログをよく利用している 高い児童生徒ほど ネット サイトで知り合った人と よくメールをしている 高い児童生徒ほど フィルタリングを知っていて利用していない 依存傾向の高い児童生徒ほど 学習時間が短く 携帯電話の使用習慣が学習の阻害要因になっている可能性が高い 依存傾向の高い児童生徒ほど 掲示板 ブログをよく利用し ネット サイトで知り合った人と よくメールをしており このことは被害 加害を多く体験するという危険性の高さと関連がある 2 被害体験に関して (7)~(9) 被害体験のある児童生徒は 加害を行う割合が高い 被害体験のある児童生徒は 掲示板 ブログを使う割合が高い 被害体験のある児童生徒は ネット サイトで知り合った人と メールをする割合が高い 被害体験と加害体験は関連が深い 掲示板 ブログの利用や ネット サイトで知り合った人とのメールのやりとりは 被害体験との関連が深い 3 家庭での約束に関して (10)~(11) 学校の授業中によくメールをしている児童生徒は 携帯電話の使用に関して家庭で約束していない割合が高い ネット サイトで知り合った人とよくメールをしている児童生徒は 携帯電話の使用に関して家庭
で約束していない割合が高い 家庭において 携帯電話の使用に関するルールを 保護者と児童生徒が約束していることは 学校にお ける規制の課題及び被害 加害体験から児童生徒を守ることと関連が深い 保護者と児童生徒との認識の比較 (1)~(5) 保護者が認識しているより 児童生徒はネット サイトをよく利用している 保護者が認識しているより 児童生徒は携帯電話による被害に遭っている 保護者が認識しているより 児童生徒は掲示板 ブログによる悪口の被害に遭っている 保護者が認識しているより 児童生徒はネット サイトで知り合った人と よくメールをしている 使用料金 知らない人からのメールに返信しない 携帯電話についての学校の規則を守る について 保護者が認識しているより 児童生徒は約束していない ( 守っていない ) と認識している 保護者は 携帯電話の使用について子どもの実態を概ね把握しているが 掲示板 ブログの利用については 十分に把握できていない実態がわかる この傾向は 年齢が進むにつれて顕著になる (1) 依存傾向 と 一日の学習時間 との関連 一日の学習時間 については 所持者全体では 0~30 分 の割合が 35.5% と最も多い 学習時間 0~30 分 は 依存傾向 高位層 の 47.0% を占めているが 低位層 では 29.1% の割合しかない 学習時間 0~30 分 を 所持者全体の 一日の学習時間 の割合と比較すると 高位層 は 11.5 ポイント高く 低位層 は 6.4 ポイント低くなっている 依存傾向の高い児童生徒ほど 学習時間が短い (2) 依存傾向 と 被害体験 との関連 携帯電話による 被害体験 については 所持者全体の 27.3% が ある と答えている 被害経験が ある は 依存傾向 高位層 の 31.1% になり 低位層 では 22.2% になっている 被害経験が ある を 所持者全体の 被害体験あり の割合と比較すると 高位層 は 3.8 ポイント高く 低位層 は 5.1 ポイント低くなっている 依存傾向の高い児童生徒ほど 被害に遭いやすい (3) 依存傾向 と 加害体験 との関連 携帯電話による 加害体験 については 所持者全体の 8.3% が ある と答えている 加害体験が ある は 依存傾向 高位層 の 12.8% になり 低位層 では 4.5% になっている 加害体験が ある は 所持者全体の 加害体験あり の割合と比較すると 高位層 は 4.5 ポイント高く 低位層 は 3.8 ポイント低くなっている 依存傾向の高い児童生徒ほど 加害を行いやすい
(4) 依存傾向 と よく使う機能 との関連 携帯電話で よく使う機能 については 所持者全体では メール の割合が 79.3% と最も多く 依存傾向の高い層ほど割合が高くなっている 掲示板 ブログ の利用は 依存傾向 高位層 の 51.2% を占めているが 低位層 では 29.6% の割合しかない 掲示板 ブログ の利用を 所持者全体の よく使う機能 の割合と比較すると 高位層 は 14.7 ポイント高く 低位層 は 6.9 ポイント低くなっている 依存傾向の高い児童生徒ほど 掲示板 ブログをよく利用している (5) 依存傾向 と 主なメール相手 との関連 主なメール相手 については 所持者全体では 同じ学校の人 の割合が 79.4% と最も多いが 依存傾向による顕著な差はみられない 主なメール相手が ネット サイトで知り合った人 は 依存傾向 高位層 の 12.4% になり 低位層 は 4.0% になっている 主なメール相手が ネット サイトで知り合った人 を 所持者全体の 主なメール相手 の割合と比較すると 高位層 は 6.1 ポイント高く 低位層 は 2.3 ポイント低くなっている 依存傾向の高い児童生徒ほど ネット サイトで知り合った人と よくメールをしている (6) 依存傾向 と フィルタリングの利用 との関連 フィルタリングの利用 については 所持者全体では 知っていて利用していない (33.0%) と 知っていて利用している (32.8%) とは ほぼ同率となっている フィルタリングを 知っていて利用していない は 依存傾向 高位層 の 39.7% を占めているが 低位層 は 26.2% になっている フィルタリングを 知っていて利用していない は 所持者全体の フィルタリングの利用 の割合と比較すると 高位層 は 6.7 ポイント高く 低位層 は 6.8 ポイント低くなっている 依存傾向の高い児童生徒ほど フィルタリングを知っていて利用していない (7) 被害体験 と 加害体験 との関連 被害体験が ある もののうち 17.1% は加害体験も ある と答えており 被害体験が ない う ちで加害体験が ある と回答した割合 (2.9%) の約 6 倍となっている 被害体験のある児童生徒は 加害を行う割合が高い (8) 被害体験 と よく使う機能 との関連 掲示板 ブログ の利用は 被害体験が ある の 47.9% になり ない が 35.8% になっている 掲示板 ブログ の利用を 所持者全体の よく使う機能 の割合と比較すると 被害体験あり は 9.8 ポイント高く 被害体験なし は 2.3 ポイント低くなっている
被害体験のある児童生徒は 掲示板 ブログを使う割合が高い (9) 被害体験 と 主なメール相手 との関連 主なメール相手が ネット サイトで知り合った人 は 被害体験が ある の 10.7% ない の 4.8% となっている 主なメール相手が ネット サイトで知り合った人 を 所持者全体の 主なメール相手 の割合と比較すると 被害体験あり は 4.5 ポイント高く 被害体験なし は 1.4 ポイント低くなっている ネット サイトで知り合った人と よくメールをする児童生徒は 被害体験のある割合が高い (10) メールをよくする時 場所 と使用に関する 家庭での約束 との関連 携帯電話の使用に関する 家庭での約束 については 所持者全体では 使用料金 が 52.0% と最も高いが メールをよくする時 場所 による顕著な差はみられない メールをよくする時 場所 について 学校の授業中 と答えている中では 約束していない が 45.5% を占めているが 知らない人へのメールに返信しない は 4.7% となっている 学校の授業中によくメールをしている児童生徒は 携帯電話の使用に関して家庭で約束していない割合が高い (11) 使用に関する 家庭での約束 と 主なメール相手 との関連 主なメール相手 について ネット サイトで知り合った人 と答えている中では 約束して いない が 37.9% を占めており 知らない人へのメールに返信しない は 8.2% となっている ネット サイトで知り合った人とよくメールをしている児童生徒は 携帯電話の使用に関して家庭で約束していない割合が高い
5 児童生徒と保護者の比較 (1) 保護者が思っている子どもの よく使う機能 と児童生徒が回答する よく使う機能 との比較 子どもが携帯電話で よく使う機能 については 特に中学校 3 年生の ネット サイト については 保護者が 26.1% 答えているのに対して 生徒は 35.7% と 9.6 ポイント高くなっている 中学校 3 年生の 音楽のダウンロード については 保護者が 23.5% 答えているのに対して 生徒は 17.2% と 6.3 ポイント低くなっている 保護者が認識しているより 児童生徒はネット サイトをよく利用している 学年が進むにつれて その傾向は顕著である (2) 保護者が思っている子どもの 被害体験 と児童生徒が回答する 被害体験 との比較 携帯電話による児童生徒の 被害体験あり については どちらの学年も保護者が児童生徒の回答を下回っている 小学校 6 年生では 保護者が 14.3% に対して児童が 17.4% で 3.1 ポイント低い 中学校 3 年生では 保護者が 22.6% に対して 生徒が 31.8% と 9.2 ポイント低い 保護者が認識しているより 児童生徒は携帯電話による被害に遭っている (3) 保護者が思っている子どもの 被害の内容 と児童生徒が回答する 被害の内容 との比較 保護者が思っている子どもの 被害の内容 については 児童生徒の回答と同様に チェーンメール が最も多く 児童生徒の回答と顕著な差はみられない 自分の名前や画像を勝手に使われた については 小学校 6 年生保護者が 0% であるのに対し 児童が 1.9% である 中学校 3 年生生徒と保護者間では 2.7 倍もの差が開き 全体的に保護者の予想よりも被害が多いことを示している 掲示板やブログでの悪口 については 特に中学校 3 年生保護者が生徒の回答を大きく下回っており 保護者が 6.8% と回答しているのに対して 生徒は 14.5% と2 倍以上の差が開いている 保護者が認識しているより 児童生徒は掲示板 ブログによる悪口の被害に遭っている 学年が進むにつれて その傾向は顕著である (4) 保護者が思っている子どもの 主なメール相手 と児童生徒が回答する 主なメール相手 との比較 保護者が思っている子どもの 主なメール相手 については 小学校 6 年生保護者では 家族や親戚 が 91.7% であるのに対し小学校 6 年生児童が 78.8% と保護者が 12.9 ポイント高く 中学校 3 年生保護者では 78.0% であるのに対し 中学校 3 年生生徒では 46.6% と 31.4 ポイント高くなっている ネット サイトで知り合った人 については 小学校 6 年生保護者が 0.2% と小学校 6 年生児童が 1.5% に対して 1.3 ポイント低く 中学校 3 年生保護者では 2.5% と中学校 3 年生生徒 6.0% に比べて 3.5 ポイント低くなっている 保護者が認識しているより 児童生徒はネット サイトで知り合った人と よくメールをしている
(5) 保護者が回答する 家庭での約束 と児童生徒が回答する 家庭での約束 との比較 携帯電話の使用に関する 家庭での約束 については どちらの学年も児童生徒の回答が保護者の回答を大きく下回っており 約束していることの認識の度合いに相違が見られる 特に 知らない人からのメールに返信しない 携帯電話についての学校の規則を守る については 中学校 3 年生の保護者と生徒の回答に大きな差がみられ 保護者が 56.3% に対して 生徒が 19.2% と 37.1 ポイント低く 携帯電話についての学校の規則を守る については 保護者が 53.0% に対して 生徒が 13.4% と 39.6 ポイント下回っている 使用料金 使ってよい時間 使ってよい場所 知らない人からのメールに返信しない 携帯電話についての学校の規則を守る について 保護者が認識しているより 児童生徒は約束していない ( 守っていない ) と認識している 学年が進むにつれて その傾向は顕著である