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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

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市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

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参考資料 ( 美祢都市計画区域 ) 目次 1. 区域区分の二次検討 25 23

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

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また, 区域外の道路部分については, 区域内の道路の整備後に, 交通量等の利用状況をみて, 検討していきます 4 常磐自動車道の側道沿いの一方通行の道路について, 一方通行の制限を解除できないのか また, この道路の交通量についても調査を実施した上で, 区域外の道路の整備をしなければならないのではな

和泉市の宅地開発における制度

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計画書

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

生産緑地制度の概要 市街化区域内の農地で 良好な生活環境の確保に相当の効用があり 公共施設等の敷地に供する用地として適している 500 m2以上 *1 の農地を都市計画に定め 建築行為や宅地の造成を許可制により規制し 都市農地の計画的な保全を図る 市街化区域農地は宅地並み課税がされるのに対し 生産緑

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

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1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

4. 見直し検討委員会における検討方法について見直しについては 都市機能上の必要性 経済性 実現可能性を見直しの視点とし 各路線の検証を行いました 具体的には 都市計画マスタープランなどの上位計画に掲げられた都市の将来像を踏まえ 都市全体の道路ネットワークを対象とした検討を行い その必要性や効果を明

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3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の


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3-3 新旧対照表(条例の審査基準).rtf

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

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阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

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3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 このガイドラインに示す事項以外に 開発許可の要件を満たすことが 2. このガイドラインに示す事

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立川市絶対高さを定める高度地区指定に関する検討方針 平成 26 年 5 月 立川市 0

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名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

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1.UR 都市機構における再開発共同事業者エントリー制度の概要 1 参考資料 1

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本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

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制度概要 市街化調整区域内の既存集落では 市街化区域の市街地に比べて人口減少や少子高齢化が 進行しており 地域活力の低下や地域コミュニティの衰退が懸念されています そのため 既存集落における地域活力や地域コミュニティの維持 活性化を図るため 市長が区域と予定建築物の用途を指定して 内で自己用住宅等の


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第 3 号様式 ( 第 3 条関係 ) 不燃化推進特定整備地区整備プログラム 品川区 豊町 丁目 二葉 3 4 丁目及び西大井 6 丁目地区 平成 25 年 11 月第 1 回変更認定平成 27 年 10 月第 2 回変更認定平成 29 年 3 月 品川区

Ⅰ 用途地域指定の基本方針 1 用途地域別 市街地像 と指定の基本方針 1 2 境界の設定 4 3 用途地域見直しの時期 5 4 その他の地域地区や地区計画の活用 6 Ⅱ 用途地域の指定基準 第一種低層住居専用地域 7 第二種低層住居専用地域 9 第一種中高層住居専用地域 11 第二種中高層住居専用

本町二・四・五・六丁目地区の地区計画に関する意見交換会

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目 次 1 背景 目的 1 2 計画の位置付け 2 (1) 計画の位置付け 2 3 現状の問題と課題 3 (1) 現状の問題 3 (2) 課題 3 4 市街化調整区域における土地利用方針 5 (1) ゾーンにおける土地利用方針 6 (2) 各ゾーンのイメージ 10 5 土地利用現況図 11 6 土地

1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

用途地域の指定のない地域の建築形態規制\(素案\)

3 検討プロセス 3-1 県計画案を策定するねらい 沖縄 21 世紀ビジョン基本計画を着実に実施していくための総合的な交通体系のビジョンを示した 沖縄県総合交通体系基本計画 において 県土の均衡ある発展を支える利便性の高い公共交通ネットワークの構築が位置づけられている 同計画を踏まえ 県では 南北骨

郊外への市街地の拡大により, 鉄道やバス等公共交通のサービスが十分受けられない地域が拡大し, その結果, 車に依存せざるを得ないまちになってきています このため, これからの人口減少時代の到来や急速な少子高齢化の進展などを踏まえ, 新たな郊外開発を抑制し, 公共交通が利用しやすい, まとまりのある市

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(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

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田川市都市計画道路検証 住民説明会 都市計画道路の検証状況 ( 定量評価結果報告 ) について 日時 場所中学校区 日時 場所 猪位金 8 月 23 日 ( 月 ) 19:00~ 猪位金中学校図書館 弓削田 8 月 24 日 ( 火 ) 19:00~ 弓削田中学校図書館 鎮西 8 月 25 日 ( 水 ) 19:00~ 鎮西中学校図書館 田川 8 月 26 日 ( 木 ) 19:00~ 田川中学校図書館 後藤寺 8 月 27 日 ( 金 ) 19:00~ 後藤寺中学校和室 伊田 8 月 30 日 ( 月 ) 19:00~ 伊田中学校図書館 金川 8 月 31 日 ( 火 ) 19:00~ 金川中学校図書館 中央 9 月 1 日 ( 水 ) 19:00~ 中央中学校図書館 田川市建設経済部都市計画課

住民説明会資料 田川市都市計画道路検証 都市計画道路検証の概要 都市計画道路の目的 都市計画道路の検証にあたっての市の考え方 ①都市計画道路の位置づけ ①見直しの基本的考え方 都市計画道路は 都市計画法に基づいて計画される道路で 都市計画やまちづくりの根幹をなす ものです 計画に当たっては交通需要の予測や道路ネットワークとしての機能 景観や防災など道 路空間としての機能などに配慮しながら 市域全体のバランスを考慮して 道路となる位置 幅員 などが定められ 順次整備が進められます 都市計画道路には 現況道路の拡幅整備を目的とするものや莫大な事業費を伴うものがあり 時 代の変化に応じた柔軟な道路計画への見直しを行うことが基本となっています 広幅員計画道路の見直しの例 出典 大分県都市計画道路整備 見直し方針 ②計画道路を都市計画決定する目的 計画道路は 都市計画法に基づく都市計画決定を行うことによって その計画区域内で行われる 建築等に関して制限を加えることが可能となることから 道路整備を円滑に行うことを目的として 都市計画決定が行われてきました 都市計画道路検証の背景 必要性 ①都市計画道路検証の背景 人口減少 高齢化 経済成長の低迷 公共投資の縮小 交通量増加の頭打ち 市街化拡大の収束 まちづくりの方向性が変化 平成 18 年の都市計画運用指針の変更によって 国が都市計画施設 道路 公園等 や市街地開発 事業等の長期未着手都市計画施設の見直しを推進 各都道府県が一斉に都市計画道路の見直しガイドラインを作成 各市町村で都市計画道路の検証を実施 ②未着手都市計画道路の問題点 事業実施の時期が不明確であるため 地権者の生活設計が立てられない 都市計画法第 53 条により建築が制限され 地権者が土地を有効に利用できない また この制限が理由とされ土地の売買等がうまく行かない事例もあります 社会構造の変化等 を踏まえると 道路の必要性も変化しています 莫大な事業費を伴う計画道路の見直しの例 出典 大分県都市計画道路整備 見直し方針 ③都市計画道路検証の必要性 現在の都市計画道路は 昭和 40 50 年代の経済成長期に計画決定された道路が多く 現在の社 会情勢ではすべて整備するには更に 50 年以上を要する または 50 年経っても整備できない可能 性もあります 道路整備は 都市計画決定を行わないで道路を整備すること 道路事業 補助金の割合も同じ等 も可能なので 以下のような考え方にはなりません 都市計画道路の見直しを行うこと 道路を整備しない 現在の都市計画道路による規制によって 土地の高度利用や流動化が進みにくい状況にあるため 本市にとって重要な路線かどうかを検証した上で 見直しが必要な路線の選定を行い 必要に応じ て都市計画道路の規制を解除していくことが必要となっています その後 時間が経過して 道路整備の必要が生じた場合には 改めて都市計画決定を行うことも 考えられます 1

住民説明会資料 田川市都市計画道路検証 都市計画道路検証の概要 ②都市計画道路検証の方法 都市計画道路の検証にあたっては 未整備の路線について路線の評価を行い 最終的 には路線の 存続 変更 廃止 の方向性を示した後に見直しを行っていきます 路 線の評価については ア 定量的な評価 点数化するもの と イ 定性的な評価 点 数化できないもの の2つの手法により行います 都市計画道路の整備状況図 ③都市計画道路検証の公平性 透明性の確保 都市計画道路の検証にあたっては 一定の基準による評価 情報の公開等を行いなが ら進めることにより できる限り公平性 透明性の確保に努めたいと考えております 対応方針 路線の定量評価基準作成 定量評価基準の公表 意見募集 定量評価基準に基づく定量評価 検証の概要 定量評価結果の説明 住民説明会 定性評価による検証 検証結果の取りまとめ 都市計画の変更手続き 検証結果の報告 住民説明会 都市計画の縦覧 都市計画道路の整備状況 本市の都市計画道路の整備率は 53 1 となっています そのうち長期未着手 の都市計画道路は11路線ありますが 1 路線の延長が3kmを超える路線も存在し ます そのため 国道や県道 都市計画道路同士の交差部分で区間を分割し 39 区間毎 に評価を行いました 2

路線の定量評価の方法 都市計画道路の評価方法としては 下図に示すとおり 縦軸として 路線の必要性に関する評価 と横軸として 事業の困難性に関する評価 を加点方式によって得点づけを行い 相対的に評価を行っています 路線の必要性に関する評価 大 小小 ランク A 計画促進に向けた検討 都市施設の必要性が高く 事業化に向けた困難性は低い範囲 整備促進を前提として 実現化方策を検討する ランク C 計画の見直し検討が必要 都市施設の必要性が低く 事業化に向けた困難性も低い範囲 計画内容の見直しにより地域への貢献度向上の検討を行う 基準値 ランク B 計画の見直し検討が必要 都市施設の必要性が高く 事業化に向けた困難性も高い範囲 計画内容の見直しにより事業の効率化を検討する 評価項目の設定と重み付け ランク D 廃止を含めた見直し検討が必要 都市施設の必要性が低く 事業化に向けた困難性が高い範囲 計画廃止を含めて 根本的な見直しを検討する 事業の困難性に関する評価 基準値 都市計画道路評価は 都市計画道路の持つ機能や事業の継続性等に関する事項として 右表の 路線の必要性 16 項目 事業の困難性 12 項目を評価項目として設定しています 評価は 対象路線の区間毎に評価項目に該当するか否かのチェックを行い 該当する場合に得点を付加するものとし その得点数で区間の必要性と困難性の評価を行っています 路線の必要性 の重み付けについては 都市計画マスタープランと アンケート調査結果により抽出された重要項目に着目して 評価を行っています 事業の困難性 の重み付けについては 本市において該当しない指標を取り除き 必要な項目だけを抽出しています 大 路線の必要性に関する評価項目 ステップ 必要性 交通処理機能 市街地形成機能 空間機能 その他 大項目 アクセス機能 トラフィック機能 評価項目 No 小項目 具体的な判断基準 評価 or 配分割合 重要度計算 配分割合 1 都市間の交流 連携 主要地方道以上の道路とアクセスする道路である 6.25 1.5 = 9.4 2 主要拠点とのアクセス 鉄道や公共施設 公園等の拠点へのアクセス道路である 6.25 1.5 = 9.4 3 地域の活性化を支援 中心市街地へのアクセス道路及び観光ルートである 6.25 1.5 = 9.4 4 将来計画の位置づけ 将来の都市計画マスタープラン等で位置づけがある 6.25 1.0 = 6.3 5 交通容量の確保 市内の将来交通容量 ( 高 :10 割 中 :5 割 低 :0 割 ) 3 区分 6.25 1.0 = 6.3 6 交通混雑の緩和 平行路線の混雑度が1.0 以上である 6.25 1.0 = 6.3 7 安全な交通を確保 通学路またはバス路線である 6.25 1.5 = 9.4 8 代替機能 周辺に代替機能を持った道路が無い 6.25 均等配分 4.65 9 商業 業務地区の高度化 区間の50% が商業用途地域である 6.25 均等配分 4.65 10 健全な市街地形成 住居連たん地区 団地開発計画等の住宅開発がある 6.25 均等配分 4.65 11 防災機能 計画幅員が15m 以上で災害時の緊急輸送道路となる 6.25 1.0 = 6.3 12 消防活動困難地区の解消 困難地区をカバーすることが可能である 6.25 均等配分 4.65 13 地下埋設物等の収納 地下埋設物を有する道路 将来的に共同溝等の設置の可能性がある 6.25 均等配分 4.65 14 事業化の目処 道路設計や説明会等を開くなど事業推進の取組みがある 6.25 均等配分 4.65 15 整備要望の有無 住民や団体からの整備要望がある 6.25 均等配分 4.65 16 関連事業の有無 再開発計画等の関連事業がある 6.25 均等配分 4.65 都市計画マスタープランとアンケート調査結果の両方で抽出された項目都市計画マスタープランから抽出された項目アンケート調査結果から抽出された項目 事業の困難性に関する評価項目 困難性 自然条件 構造条件 社会環境条件 財政環境条件 事業費 評価項目 ( 基準値 ) ( 地域特性 ) 100 100 ( 基準値 ) ( 地域特性 ) 評価ステップ大項目 No 小項目具体的な判断基準配分割合配分割合 or 1 災害危険箇所の存在地滑り防止区域 急傾斜地指定等の指定区域があるか 6.25 8.33 希少種の存在 6.25 項目削除 地域の景観保全資源等の存在 6.25 項目削除 水源地等の存在 6.25 項目削除 2 鉄道交差箇所鉄道との交差箇所があるか 6.25 8.33 3 路線の立体交差箇所の存在道路等との立体交差箇所があるか 6.25 8.33 4 河川 湖水等の存在 ( 橋梁 ) 河川 農業用水路 湖水等があるか ( 橋梁が必要か ) 6.25 8.33 5 その他地形条件の存在大規模な法面や擁壁等があるか ( 必要か ) 6.25 8.33 法規制条件の存在 6.25 項目削除 6 重要文化施設 歴史資産の存在国や県指定の重要文化施設 歴史資産 包蔵地があるか 6.25 8.33 7 公共公益施設の存在学校や病院等への影響 ( 建物 :10 割 敷地 :5 割 なし :0 割 ) 3 区分 6.25 8.33 8 地域住民の意向アンケートにおける現状の道路環境への満足度が高い地域か 6.25 8.33 9 用地補償費区間の m あたり補償費 ( 高 :10 割 中 :5 割 低 :0 割 ) 3 区分 6.25 8.33 10 工事費区間の m あたり工事費 ( 高 :10 割 中 :5 割 低 :0 割 ) 3 区分 6.25 8.33 11 補償対象物件数 ( 戸建住宅等 ) 対象建物棟数 ( 多 :10 割 中 :5 割 少 :0 割 ) 3 区分 6.25 8.33 12 補償対象物件数 ( 共同住宅 工場等 ) 対象建物棟数 ( 多 :10 割 中 :5 割 少 :0 割 ) 3 区分 6.25 8.33 合計 100 100 3

定量評価の結果 各評価項目による区間別評価で行った評価結果を点数化して 相対グラフ内に各区間の点数を表示したものが以下の図となります 路線 3.4.2 3.4.3 3.4.4 3.4.5 3.4.6 3.4.7 3.4.8 3.4.9 3.4.11 区間名 重み付けあり重み付けなし判定必要性困難性必要性困難性 A B C D 3.4.21 59.35 33.33 53.13 25.01 B B 3.4.22 23.45 16.67 18.75 12.51 C C 3.4.34 43.80 37.50 37.50 28.14 B B 3.4.35 46.95 16.67 40.63 12.51 A A 3.4.43 47.00 8.34 43.75 6.26 A A 3.4.44 20.35 29.17 18.75 21.89 D D 3.4.45 31.30 70.81 31.25 53.13 D D 3.4.46 65.80 37.50 56.25 28.14 B B 3.4.47 50.10 41.66 43.75 31.26 B B 3.4.48 40.65 8.34 34.38 6.26 A A 3.4.51 29.75 49.99 25.00 37.51 D D 3.4.52 43.80 16.67 37.50 12.51 A A 3.4.53 58.00 33.33 46.88 25.01 B B 3.4.64 46.85 25.01 46.88 18.77 B B 3.4.65 57.80 58.31 59.38 43.75 B B 3.4.66 37.55 29.16 34.38 21.88 B B 3.4.67 40.70 37.50 37.50 28.14 B B 3.4.68 51.75 33.33 43.75 25.01 B B 3.4.71 72.10 12.50 62.50 9.38 A A 3.4.72 81.40 16.67 75.00 12.51 A A 3.4.73 76.75 41.66 68.75 31.26 B B 3.4.74 56.40 33.33 50.00 25.01 B B 3.4.81 57.85 16.67 50.00 12.51 A A 3.4.82 54.75 37.49 50.00 28.13 B B 3.4.83 50.10 54.16 43.75 40.64 B B 3.4.84 45.45 70.81 37.50 53.13 B B 3.4.91 50.00 16.67 50.00 12.51 A A 3.4.96 28.25 8.33 21.88 6.25 C C 3.4.97 9.40 8.33 6.25 6.25 C C 3.4.98 32.75 70.81 31.25 46.88 D D 3.4.99 23.35 8.33 25.00 6.25 C C 3.4.111 9.30 70.81 12.50 21.88 D D 3.4.112 12.45 16.66 15.63 12.50 C C 3.4.113 31.25 41.66 28.13 31.26 D D 3.4.12 3.4.122 34.40 16.66 31.25 12.50 C C 3.4.131 7.80 25.00 9.38 18.76 D D 3.4.13 3.4.133 26.60 41.66 21.88 31.26 D D 3.4.134 28.10 45.83 25.00 34.39 D D 3.4.135 23.35 29.16 25.00 21.88 D D 8 15 6 10 事業の必要性 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 ( ランク A) ( ランク C) 3.4.43 3.4.48 3.4.96 3.4.99 3.4.97 3.4.71 3.4.72 3.4.81 3.4.91 3.4.35 3.4.52 3.4.122 3.4.22 3.4.112 都市計画道路の区間別評価 (23.41) 3.4.64 3.4.131 3.4.66 3.4.135 3.4.44 3.4.46 3.4.21 3.4.53 3.4.74 3.4.82 3.4.68 3.4.34 3.4.67 3.4.73 3.4.47 3.4.113 3.4.51 3.4.134 3.4.133 0 10 20 30 40 50 60 70 事業の困難性 3.4.83 3.4.65 ( ランク B) 3.4.84 (37.18) 3.4.98 3.4.45 3.4.111 ( ランク D) 平均値 37.18 23.41 4

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今後の進め方 1. 定性評価による検証 定性評価は 定量評価で導かれた評価結果に対して 都市政策上の必要性や道路機能の重要性 事業の緊急性など 定量的には把握することができない路線の重要性を検証するものです 定性評価の検証方法は 以下の内容で行います 1 将来都市像における重要性 田川市が目標とする将来都市像を実現するためには 都市計画道路の整備が重要な役割を果たすことから 上位計画に位置づけられた将来市街地や将来道路網との整合を図っておく必要があります 田川市における都市計画の上位計画となるのは 都市計画マスタープラン全体構想 ( 策定中 ) であることから 全体構想における土地利用方針や都市施設整備方針の考え方を基に 定量評価では反映できない定性的な評価を行います 2 路線としての重要性 定量評価では 都市計画道路や国県道などとの交差部分で路線を区分し 区間ごとに評価を行っていますが 都市計画道路は基点から終点までを円滑に繋ぐ役割を有しているため 一つの路線として道路機能を確保できるかどうかについて評価を行います 3 事業の緊急性 道路の一部が既に整備済もしくは整備中の路線や 面整備によって周辺市街地と一体的に整備を図る必要がある路線については 事業の緊急性が高い路線として評価を行います 2. 存続 変更 廃止の方向性の検討 定量評価及び定性評価の結果を踏まえ 各路線の整備の方向性をパターン分類します 6